JPH09258811A - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JPH09258811A
JPH09258811A JP6651096A JP6651096A JPH09258811A JP H09258811 A JPH09258811 A JP H09258811A JP 6651096 A JP6651096 A JP 6651096A JP 6651096 A JP6651096 A JP 6651096A JP H09258811 A JPH09258811 A JP H09258811A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工上の異常が検出された際、検出された加
工部位を除いた加工部位については、機械を停止するこ
となく加工を継続させ機械の稼働率を向上させる運転制
御方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 加工部位を示す加工部位情報を含んだ加
工プログラムに従って運転制御する数値制御装置におい
て、加工部位情報に基づき現在作業中の加工部位を認識
する加工部位認識記憶手段20と、作業の異常を検出す
る異常検出部15と、作業異常が検出された加工部位を
異常発生加工部位として登録する異常発生加工部位登録
記憶手段40と、作業異常が検出されたときに、実行中
の加工部位の作業を中断し、次の加工部位の作業の実行
へ移行し、また、実行すべき加工部位が異常発生加工部
位である場合には、当該加工部位をスキップし、次の加
工部位の作業の実行へ移行する作業制御手段30で構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の加工工程か
らなる加工プログラムに従って工作機械の運転を制御す
る数値制御装置に関し、特に制御指令の生成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加工プログラムに従って運転制御
する数値制御装置における運転においては、複数の加工
部位を順次加工するため、加工部位毎の動作を順次組み
合わせて全ての加工を終了するようにした加工プログラ
ムを作成し、加工プログラムに従って運転制御するよう
にしている。一方、加工の無人化を促進するため、加工
を監視し異常を検出するための異常監視装置と併用し不
慮の加工上のトラブルを防止するようにしたものが出て
いる。例えば、加工工具を回転制御する主軸頭を移動制
御あるいは被加工物を主軸頭に対して移動制御する数値
制御工作機械においては、加工工具と主軸頭を電気的に
絶縁し、加工工具以外の部材がワークあるいはワークを
固定指示する治具等との接触により電気的に導通する電
気回路によって導通状態を検出し、加工工具以外の工具
の干渉を検出する衝突検出装置が公知である。また、加
工工具または被加工物を回転制御する主軸モータの負荷
あるいは、加工工具と被加工物の間を相対的に移動制御
する軸制御モータの負荷をモニタリングし、所定の負荷
を超える異常負荷を検出し、衝突あるいは工具のチッピ
ング等による加工不良を監視するような異常監視装置も
公知である。このような工作機械においては、加工プロ
グラムに従って運転制御するとともに異常監視装置によ
り加工の異常を監視し、異常が検出されるとアラーム等
を発生させて当該加工を自動的に停止させるようにして
いた。図9は、従来技術におけるブロック図を示しその
動作について説明する。
【0003】プログラム解析部2は、加工プログラム1
を解析し、解析結果を関数発生制御部4へ送出する。関
数発生制御部4では、前記解析結果に基づいて所定の関
数を発生させ、軸駆動部5を介して数値制御工作機械6
を駆動制御する。一方異常検出部15は、軸駆動部5か
らの軸駆動用モータトルクあるいは数値制御工作機械6
に設置される後述するような干渉チェック回路からの干
渉信号を監視し、異常なモータトルクあるい干渉チェッ
ク信号の入力により機械の異常が検出される。異常検出
部15で機械の異常が検出されるとアラーム制御部16
は、アラームを発生させて、関数発生制御部4における
関数の発生を停止することにより機械を停止するように
している。図10は、干渉チェック回路を有した数値制
御工作機械の一例を示すもので、導電体であるベッド1
01、テーブル102、コラム103、トップビーム1
04、クロスレール105、主軸頭106により構成さ
れる門型構造のマシニングセンターである。テーブル1
02には、いずれも導電体である固定治具107により
固定された加工物108が積載されている。主軸頭10
6には、加工工具110が電気絶縁材109を介して固
定され加工物109と加工工具110が接しても主軸頭
と絶縁されている。また主軸頭106には、リングセン
サ111が取り付けられている。加工中に、工具以外の
部分(例えば主軸頭106)が加工ワークを固定する治
具と接触(干渉)した場合、導通により生じる電気回路
の電流をリングセンサーを介してリングセンサー検出部
112で検出し、干渉信号ERを出力するようにして機
械の異常を検出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術によ
れば、加工プログラムに従って運転制御するとともに異
常監視装置により加工の異常を監視し、異常が検出され
るとアラーム等を発生させて当該加工を自動的に停止さ
せるようにしているため、異常が検出された時点で機械
加工を停止させてしまうことになる。従って、オペレー
タが異常を認識し異常を回避して再加工を行なえば機械
停止時間も少なくなる。しかし夜間の無人加工運転にお
いては、オペレータが不在であるため異常が検出された
後は、異常を回避することができないため機械が停止し
たままとなり機械稼働率を著しく低下させる要因となっ
ている。しかし、実際の加工においては、異常が検出さ
れた加工部位以外のその他の加工部位については、引続
き加工を行なうことが可能な場合が多い。本発明は、上
述のような事情から成されたものであり、本発明の目的
は、加工上の異常が検出された際、当該検出された加工
部位を除いた加工部位については、機械を停止すること
なく加工を継続させ機械の稼働率を向上させる運転制御
方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明にかかる数値制御装置は、ひとつの作業ご
との制御内容を示す複数の単一作業プログラムが連なる
加工プログラムに従って工作機械の運転を制御する数値
制御装置であって、前記単一作業プログラムは、その作
業の対象となるワークピース上の加工部位を示す加工部
位情報を含み、前記加工プログラムを格納するプログラ
ム記憶手段と、実行中の単一作業プログラムの加工部位
情報に基づき現在作業中の加工部位を認識し、記憶する
加工部位認識記憶手段と、作業の異常を検出する異常検
出手段と、前記異常検出手段により作業異常が検出され
たときに、前記加工部位認識記憶手段に記憶された加工
部位を、異常発生加工部位として登録し、記憶する異常
発生加工部位登録記憶手段と、前記異常検出手段により
作業異常が検出されたときに、実行中の作業を中断し次
に続く単一作業プログラムを順次実行に移し、また、加
工部位認識記憶手段により認識された実行すべき単一作
業プログラムの加工部位が前記異常発生加工部位である
場合には、当該単一作業プログラムをスキップし、次に
続くプログラムの実行する制御を行う作業制御手段と、
を有している。以上の構成によれば、加工異常が発生し
た場合、当該異常が発生した加工部位の以降の加工を行
わず、他の加工部位に対しては通常の加工を行う。他の
加工部位は、前記加工異常によって以降の作業ができな
くなることはなく、これの影響を受けずに以降の加工が
行われる。したがって、自動運転を行っている場合な
ど、工作機械の停止する時間を短縮することができ、工
作機械の稼働効率を向上させることができる。さらに、
前記異常発生加工部位登録記憶手段に記憶された異常発
生加工部位を表示する表示手段を有するものとすること
ができ、異常発生した加工部位を確認することができ
る。さらに、前記異常発生加工部位登録記憶手段に記憶
された異常発生加工部位を通信回線を介して外部に送出
する外部出力手段を有するものとすることができ、離れ
た場所で異常監視をすることができる。
【0006】さらに、前記単一作業プログラムは、その
作業の対象となるワークピース上の加工部位を示す加工
部位情報を含み、前記加工プログラムを格納するプログ
ラム記憶手段と、実行中の単一作業プログラムの加工部
位情報に基づき現在作業中の加工部位を認識し、記憶す
る加工部位認識記憶手段と、外部から加工部位を指定す
る加工部位指定手段と、前記指定された加工部位と、前
記加工部位認識記憶手段により認識された実行すべき単
一作業プログラムの加工部位が、前記加工部位指定手段
により指定された加工部位と一致する場合には、当該単
一作業プログラムをスキップし、次に続くプログラムの
実行する制御を行う作業制御手段と、を有するものとす
ることができる。この構成によれば、外部から作業を行
わない加工部位を指定することができ、複数のワークピ
ースに対して同様に、一部加工作業を行わないようにし
て連続して作業を行わせることができる。さらに、ひと
つの作業ごとの制御内容を示す複数の単一作業プログラ
ムが連なる加工プログラムに従って工作機械の運転を制
御する数値制御装置であって、前記単一作業プログラム
は、その作業の対象となるワークピース上の加工部位を
示す加工部位情報を含み、前記加工プログラムを格納す
るプログラム記憶手段と、実行中の単一作業プログラム
の加工部位情報に基づき現在作業中の加工部位を認識
し、記憶する加工部位認識記憶手段と、外部から加工部
位を指定する加工部位指定手段と、前記指定された加工
部位と、前記加工部位認識記憶手段により認識された実
行すべき単一作業プログラムの加工部位が、前記加工部
位指定手段により指定された加工部位と一致しない場合
には、当該単一作業プログラムをスキップし、次に続く
プログラムの実行する制御を行う作業制御手段とを有す
るものとすることができる。この構成によれば、外部か
ら作業を行わない加工部位を指定することができ、複数
のワークピースに対して同様に、一部加工作業を行わな
いようにして連続して作業を行わせることができる。さ
らに、前述のいずれかの数値制御装置において、前記加
工プログラムには、スキップの対象としない加工部位を
記載することもできる。この構成によれば、単一作業プ
ログラムがスキップされた際において、工具を退避位置
へ戻す動作の指令をスキップの対象としない加工部位と
することにより、次に実行すべき単一作業プログラムへ
の移行動作において加工物との干渉を防ぐようにした
り、加工プログラムの終了時に必要な終了コード等をス
キップの対象から除外することにより誤った操作によっ
てスキップされないようにすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明にかかる好適な実施
の形態(以下、実施形態と記す)を示すブロック図であ
り、図9に示す従来技術と対比して記述され、同一のも
のについては同一符号が付けてありその説明は省略す
る。加工プログラム記憶部1には複数の加工作業が連続
して指示される加工プログラムが記憶されている。加工
プログラムはある部位のある作業ごとにまとまった状態
で記憶され、この部位作業ごとのプログラムを単一作業
プログラムと呼ぶ。よって、この単一作業プログラムは
「ワークピース端面の中心にφ5の穴あけ」といった工
作機械の単一の作業動作を示すものである。プログラム
解析部2は、加工プログラム1を解析し、後述する加工
部位指定指令が指令されていると加工部位認識部8を介
して現在の加工部位を加工部位記憶部9に記憶する。し
たがって、加工部位認識部8と加工部位記憶部9は加工
部位認識記憶手段20として機能する。工程スキップ制
御部3は、スキップ加工部位指示部10の指示された加
工部位(FR3’)と現在の加工部位(FR1)が一致
する場合は、プログラム解析部2の解析結果に基づくそ
の加工部位の指令動作をスキップし、加工部位が一致し
なければ、プログラム解析部2の解析結果に基づいて、
その加工部位の指令動作を関数発生制御部4へ送出し、
関数発生制御部4で所定の関数を発生させ、軸駆動部5
を介して数値制御工作機械6を駆動制御する。一方異常
検出部15は、軸駆動部5からの軸駆動用モータトルク
あるいは数値制御工作機械6に設置される干渉チェック
回路からの干渉信号を監視し、異常なモータトルクある
い干渉チェック信号の入力によって機械の異常を検出す
る。異常検出部15で機械の異常が検出されると異常発
生加工部位登録部12は、加工部位記憶部9に記憶され
た現在の加工部位(FR1)を異常発生加工部位とし
て、異常発生加工部位記憶部11に記憶する(FR
3)。よって、異常発生加工部位登録部12及び異常発
生加工部位記憶部11は、異常発生加工部位登録記憶手
段40として機能する。スキップ加工部位指示部10で
は、異常発生加工部位記憶部11に記憶された異常発生
加工部位(FR3)を工程スキップ制御部3へ出力し、
異常検出された加工部位のみ、その後の加工はスキップ
するようにする。よって、工程スキップ制御部3とスキ
ップ加工部位指示部10は作業制御手段30として機能
する。また、外部から加工部位を指定する加工部位指示
入力がされるとI/O入力部7を介してスキップ加工部
位指示部10へ送られ(FR2)、スキップ加工部位指
示部10では、異常発生加工部位と同様に指定された加
工部位(FR2)を工程スキップ制御部3へ出力し、指
定された加工部位のみその後の加工はスキップするよう
にする。また、異常発生加工部位記憶部11に記憶され
た異常発生加工部位(FR3)は、表示制御部13を介
してCRTに表示することにより、異常検出により工程
がスキップされ、スキップされなかった加工部位の全て
の加工が完了した時、オペレータに異常検出により工程
がスキップされた加工部位を容易に認識できるようにす
る。図8にCRTに表示した例を示している。加工部位
No.1のスキップ状態が1を示しており、加工工程の
内、No.1が付けられた加工部位の加工工程がスキッ
プされたことが分かる。
【0008】次に本発明の動作を示す図2、図3のフロ
ーチャート、本発明に使用される加工プログラムの例を
示す図4の加工プログラムリスト、図4の加工プログラ
ムに基づく加工部位の状態を示す図5のタイムチャー
ト、図4の加工プログラムに基づいて加工部位を記憶す
るための加工部位記憶データの状態を示す図6のビット
フラグ内部データ、外部から加工部指示入力により指示
された加工部位のスキップ指示データを示す図7を用い
て、その動作の詳細を説明する。図4は、本発明に使用
される加工プログラムの例であり、その実行動作を説明
する。シーケンスN100は、まだ加工部位が指定され
ていないため工程スキップの非対象ブロックとして処理
され、シーケンスN101において、加工部位を指示す
る加工部位指定指令(M201 PP=1)が指令さ
れ、加工部位1の工程が始まることを示している。工程
スキップの対象としない加工部位を指令する工程スキッ
プ非対象部位指定指令(M200)がされる直前のシー
ケンスN199まで加工部位1の工程と認識して動作を
実行してゆく。同様に加工部位2の加工動作を実行し、
シーケンスN302で、再び加工部位1の加工を実行す
ることを示している。これは、例えばシーケンスN10
1から始まる加工部位1の工程は粗加工、シーケンスN
302から始まる加工部位1の工程は仕上げ加工のよう
に、同じ加工部位を再加工するような場合に相当し、シ
ーケンスN101から始まる加工部位1の工程が完了し
ていないとシーケンスN302から始まる加工部位1の
工程を継続できないことを示している。シーケンスN2
02で始まる加工部位2の加工はシーケンスN101の
加工部位1の加工完了に関わらず継続加工が可能な加工
部位である。図5(a)のタイムチャートは、図4の加
工プログラムに従って加工を実行した場合の加工部位の
状態をタイムチャートで示しており、加工部位の認識の
無い時間は、工程スキップの対象としない加工部位の動
作時間を示している。図5(b)のタイムチャートは、
加工部位1を加工中に異常信号を検出した場合を示し、
シーケンスN101から始まる加工部位1の工程の途中
で異常信号を検出すると加工部位1の加工を中断し、既
知の割り込みプラグラム機能を用いて工具の退避等の動
作行なった後、残りの加工部位1の動作はスキップされ
(図中にハッチングで示す)、加工部位2の加工のみが
実行されて加工プログラムの動作を終了することを示し
ている。次に図2のフローチャートを用いて本発明の動
作について説明する。あらかじめオペレータにより設定
指示される加工部位指示入力(フラグレジスタFR2)
により、スキップ加工部位を指示するフラグレジスタF
R3の初期値として設定するとともに、現在の加工部位
を示すフラグレジスタFR1をゼロに初期設定する(ス
テップS1)。加工プログラムのブロック指令を読み込
みプログラムエンドを判定(ステップS2、3)し、工
程スキップ非対象部位指定指令(M200)が指令され
た場合は、現在の加工部位を示すフラグレジスタFR1
をゼロクリアし、現在の加工部位を工程スキップ非対象
部位とする(ステップS4、7)。加工部位指定指令
(M201 PP=*)が指令されるとPPの指定に従
い、現在の加工部位をフラグレジスタFR1に設定する
(ステップS5、6)。なお、フラグレジスタFR1の
設定に加工部位指定指令PPとの論理和をとるようにし
ているのは、現在の加工部位指定を複数の加工部位とな
るよう設定できるようにしているためである。現在の加
工部位を示すフラグレジスタFR1とスキップ加工部位
を示すフラグレジスタFR3との論理積により該当する
加工部位(論理積がゼロでない)の場合には、当該ブロ
ックをスキップしてステップS2へ戻り、該当しない加
工部位(論理積がゼロ)の場合には、関数発生実行処理
へ進む(ステップS8)。関数発生実行処理を実行して
いる間に異常検出を監視し異常が発生しなければ関数発
生の終了を待ってステップS2へ戻る(ステップS9、
10、11)。異常が発生した時は、ステップS12へ
進み、現在実行中の関数発生処理の強制停止処理を行な
った後、異常が発生した現在実行中の加工部位(FR
1)を異常発生加工部位としてフラグレジスタFR3に
記憶する(ステップS12、13)。次に公知の割り込
みプログラム機能を用いて割り込み動作を用いて退避動
作を行ない、割り込み復帰後ステップS2へ戻る(ステ
ップS14、15)。上述した動作をプログラムエンド
となるまで繰り返す。なお、今回の説明では公知の割り
込みプログラム機能を用いて説明しているが特にこの機
能が要求されるものではなく、各加工部位の間の工程ス
キップ非対象部位にあらかじめ退避動作プログラムを指
令しておくようにし割り込みプログラム機能を用いなく
てもよい。図3のフローチャートは、オペレータにより
設定指示される加工部位指示入力の動作を示し、I/O
入力部7を介して工程スキップ設定が行なわれると、工
程スキップ入力をフラグレジスタFR4にセットする
(ステップS101、102)。図示しないあらかじめ
オペレータにより指定部位加工モードが設定された場合
は、指定された加工部位以外を工程スキップとするため
フラグレジスタFR4を反転セットし、指定部位加工モ
ードが設定されていない場合はフラグレジスタFR4を
そのままフラグレジスタFR2にセットする(ステップ
S103、104、105)。オペレータにより設定指
示される工程スキップクリアが行なわれるとフラグレジ
スタFR2をゼロクリアして処理を終了する。図6のビ
ットフラグ内部データは、図4の加工プログラムに基づ
いて加工部位を記憶するための加工部位記憶データの状
態を示しており、加工部位番号とビット番号を対応させ
てビットフラグ形式で記憶しており、右記に示すシーケ
ンス番号の実行により加工部位記憶データ(フラグレジ
スタFR1)の変化を示している。また図7のビットフ
ラグ内部データは、外部から加工部位指示入力により指
示される加工部位のスキップ指示データをI/O入力部
7を介してフラグレジスタFR4に加工部位番号とビッ
ト番号を対応させてセットされ、加工部位指示入力に一
致する加工部位を工程スキップする場合はフラグレジス
タFR4のデータをそのままフラグレジスタFR2へ転
送し、加工部位指示入力に一致しない加工部位を工程ス
キップする場合はフラグレジスタFR4のデータを反転
してフラグレジスタFR2へ転送するようにして、スキ
ップ指示を行なう加工部位を指示するフラグレジスタF
R4、2のデータの状態を示している。なお、本発明で
は異常検出により工程がスキップされた加工部位をCR
Tに表示するように構成したが、異常発生加工部位記憶
部11に記憶された異常発生加工部位を図視しない通信
手段を用いて外部に出力するようにすることもできる。
【0009】
【発明の効果】加工プログラムに従って運転制御する
際、加工上の異常を検出すると異常を検出した加工部位
を除いた加工部位については、自動的に継続加工が可能
となるようにしたから夜間等の無人運転時においても加
工が可能な部分については、加工を継続することができ
るため機械稼働率を著しく向上することができる。ま
た、異常を検出した加工部位については数値制御装置の
画面に表示するようにしたから、加工完了後オペレータ
によって、異常が発生した加工部位を容易に認識でき
る。さらに、外部から加工部位を指定することによっ
て、該当する加工部位の加工のみを加工できるようにし
たから加工完了後オペレータによって、異常を検出した
加工部位のみの再加工を行なうことができるので異常を
検出した加工部位の再加工を容易に行なうことができ
る。さらに、外部から加工部位を指定することによっ
て、該当する加工部位以外の加工のみを加工できるよう
にしたから類似した加工物の不要な加工部位のみを削除
した加工を行なうことができるため類似した加工物の加
工プログラムを変更することなく加工することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】 本発明の動作を示すフローチャートである。
【図3】 加工部位指示入力の動作を示すフローチャー
トである。
【図4】 本発明に使用される加工プログラムの例を示
す図である。
【図5】 加工部位の状態を示すタイムチャートであ
る。
【図6】 フラグレジスタFR1のビットフラグ内部デ
ータの状態を示す図である。
【図7】 フラグレジスタFR2、4のビットフラグ内
部データの状態を示す図である。
【図8】 工程スキップ状態をCRTに表示した例を示
す図である。
【図9】 従来技術におけるブロック図である。
【図10】 数値制御工作機械の干渉チェック回路の例
を示す図である。
【符号の説明】
1 加工プログラム記憶部、2 プログラム解折部、6
数値制御工作機械、15 異常検出部、20 加工部
位認識記憶部、30 作業制御手段、40 異常発生部
位登録記憶手段。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ひとつの作業ごとの制御内容を示す複数
    の単一作業プログラムが連なる加工プログラムに従って
    工作機械の運転を制御する数値制御装置であって、 前記単一作業プログラムは、その作業の対象となるワー
    クピース上の加工部位を示す加工部位情報を含み、 前記加工プログラムを格納するプログラム記憶手段と、 実行中の単一作業プログラムの加工部位情報に基づき現
    在作業中の加工部位を認識し、記憶する加工部位認識記
    憶手段と、 作業の異常を検出する異常検出手段と、 前記異常検出手段により作業異常が検出されたときに、
    前記加工部位認識記憶手段に記憶された加工部位を、異
    常発生加工部位として登録し、記憶する異常発生加工部
    位登録記憶手段と、 前記異常検出手段により作業異常が検出されたときに、
    実行中の作業を中断し次に続く単一作業プログラムを順
    次実行に移し、また、加工部位認識記憶手段により認識
    された実行すべき単一作業プログラムの加工部位が前記
    異常発生加工部位である場合には、当該単一作業プログ
    ラムをスキップし、次に続くプログラムの実行する制御
    を行う作業制御手段と、を有する数値制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の数値制御装置におい
    て、前記異常発生加工部位登録記憶手段に記憶された異
    常発生加工部位を表示する表示手段を有する、数値制御
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の数値制御装置におい
    て、前記異常発生加工部位登録記憶手段に記憶された異
    常発生加工部位を通信回線を介して外部に送出する外部
    出力手段を有する、数値制御装置。
  4. 【請求項4】 ひとつの作業ごとの制御内容を示す複数
    の単一作業プログラムが連なる加工プログラムに従って
    工作機械の運転を制御する数値制御装置であって、 前記単一作業プログラムは、その作業の対象となるワー
    クピース上の加工部位を示す加工部位情報を含み、 前記加工プログラムを格納するプログラム記憶手段と、 実行中の単一作業プログラムの加工部位情報に基づき現
    在作業中の加工部位を認識し、記憶する加工部位認識記
    憶手段と、 外部から加工部位を指定する加工部位指定手段と、 前記指定された加工部位と、前記加工部位認識記憶手段
    により認識された実行すべき単一作業プログラムの加工
    部位が、前記加工部位指定手段により指定された加工部
    位と一致する場合には、当該単一作業プログラムをスキ
    ップし、次に続くプログラムの実行する制御を行う作業
    制御手段と、を有する数値制御装置。
  5. 【請求項5】 ひとつの作業ごとの制御内容を示す複数
    の単一作業プログラムが連なる加工プログラムに従って
    工作機械の運転を制御する数値制御装置であって、 前記単一作業プログラムは、その作業の対象となるワー
    クピース上の加工部位を示す加工部位情報を含み、 前記加工プログラムを格納するプログラム記憶手段と、 実行中の単一作業プログラムの加工部位情報に基づき現
    在作業中の加工部位を認識し、記憶する加工部位認識記
    憶手段と、 外部から加工部位を指定する加工部位指定手段と、 前記指定された加工部位と、前記加工部位認識記憶手段
    により認識された実行すべき単一作業プログラムの加工
    部位が、前記加工部位指定手段により指定された加工部
    位と一致しない場合には、当該単一作業プログラムをス
    キップし、次に続くプログラムの実行する制御を行う作
    業制御手段と、を有する数値制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかに記載の数
    値制御装置において、前記加工プログラムには、スキッ
    プの対象としない加工部位が記載されている数値制御装
    置。
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