JPH10254517A - 数値制御装置の異常検出方法 - Google Patents
数値制御装置の異常検出方法Info
- Publication number
- JPH10254517A JPH10254517A JP5170797A JP5170797A JPH10254517A JP H10254517 A JPH10254517 A JP H10254517A JP 5170797 A JP5170797 A JP 5170797A JP 5170797 A JP5170797 A JP 5170797A JP H10254517 A JPH10254517 A JP H10254517A
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- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
- Numerical Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 次ブロックの前処理が現ブロックの移動終了
までに完了しない現象が発生した場合においても、その
ために瞬時的な送り速度”0”の起こるブロックを特定
することを可能とし、また、加工ワークの全数チェック
をする必要をなくす。 【解決手段】 加工プログラムの現ブロックの実行中に
次ブロックの前処理を行なう数値制御装置において、現
ブロックの実行中に次ブロックの前処理が完了している
か否かを判定し、前記判定が行なわれたブロックのプロ
グラムナンバー、シーケンスナンバー、ワークナンバー
等の情報を記憶し、前記判定の結果をもとに異常を検出
する数値制御装置の異常検出方法。
までに完了しない現象が発生した場合においても、その
ために瞬時的な送り速度”0”の起こるブロックを特定
することを可能とし、また、加工ワークの全数チェック
をする必要をなくす。 【解決手段】 加工プログラムの現ブロックの実行中に
次ブロックの前処理を行なう数値制御装置において、現
ブロックの実行中に次ブロックの前処理が完了している
か否かを判定し、前記判定が行なわれたブロックのプロ
グラムナンバー、シーケンスナンバー、ワークナンバー
等の情報を記憶し、前記判定の結果をもとに異常を検出
する数値制御装置の異常検出方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工プログラムの
解析処理を行なう数値制御装置における異常検出方法に
関する。
解析処理を行なう数値制御装置における異常検出方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加工プログラムによって指令され
た移動距離、送り速度に基づいて工具等を移動制御する
数値制御装置において、加工プログラムの実行処理を高
速化するため、加工プログラムのブロック間での待ち時
間を少なくして移動指令を送出することができるよう
に、現ブロックの実行期間中において次ブロックの前処
理を行なうものがある。
た移動距離、送り速度に基づいて工具等を移動制御する
数値制御装置において、加工プログラムの実行処理を高
速化するため、加工プログラムのブロック間での待ち時
間を少なくして移動指令を送出することができるよう
に、現ブロックの実行期間中において次ブロックの前処
理を行なうものがある。
【0003】この従来技術では、図2に示すように、プ
ログラム中に移動距離(時間)が短いブロックが存在
した場合、次ブロックの前処理が現ブロックの移動
終了までに完了しない場合がある。図2において、
、、、は加工プログラムの移動ブロックの順序
を表している。
ログラム中に移動距離(時間)が短いブロックが存在
した場合、次ブロックの前処理が現ブロックの移動
終了までに完了しない場合がある。図2において、
、、、は加工プログラムの移動ブロックの順序
を表している。
【0004】図3は、図2の移動ブロックの順序に、移
動における加工時間と送り速度の関係を表した図であ
る。同図に見られるように、プログラム中に移動距離が
短いブロックが存在し、次ブロックの前処理が現ブ
ロックの移動終了までに完了しない場合、サーボ制御
部へブロックの移動指令が送出できないため、ブロッ
クの移動終了時にサーボモータの送り速度がブロック
との間で瞬時的に”0”となり、加工中であればワ
ークに傷が付くことがある。
動における加工時間と送り速度の関係を表した図であ
る。同図に見られるように、プログラム中に移動距離が
短いブロックが存在し、次ブロックの前処理が現ブ
ロックの移動終了までに完了しない場合、サーボ制御
部へブロックの移動指令が送出できないため、ブロッ
クの移動終了時にサーボモータの送り速度がブロック
との間で瞬時的に”0”となり、加工中であればワ
ークに傷が付くことがある。
【0005】その結果、次ブロックの前処理が現ブロッ
クの移動終了までに完了しない現象がかなり低い頻度で
発生した場合、いつ発生するのか特定できないために、
加工ワーク全数に対し、傷などの異常の有無を確認しな
ければならず、その労力と時間がかかるという問題があ
った。
クの移動終了までに完了しない現象がかなり低い頻度で
発生した場合、いつ発生するのか特定できないために、
加工ワーク全数に対し、傷などの異常の有無を確認しな
ければならず、その労力と時間がかかるという問題があ
った。
【0006】また、従来技術では、現ブロックでの実行
期間中に次ブロックの前処理が完了しない場合を異常と
して検出することが行なわれていなかった。
期間中に次ブロックの前処理が完了しない場合を異常と
して検出することが行なわれていなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点に鑑み、より一層の高速化が要求され、前記
問題が生じる数値制御装置において、次ブロックの前処
理が現ブロックの移動終了までに完了しない現象が発生
した場合においても、そのために瞬時的な送り速度”
0”の起こるブロックを特定することを可能とし、ま
た、加工ワークの全数チェックをする必要をなくすこと
を目的とする。
術の問題点に鑑み、より一層の高速化が要求され、前記
問題が生じる数値制御装置において、次ブロックの前処
理が現ブロックの移動終了までに完了しない現象が発生
した場合においても、そのために瞬時的な送り速度”
0”の起こるブロックを特定することを可能とし、ま
た、加工ワークの全数チェックをする必要をなくすこと
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、加工プログラムの現ブロックの実行中に次
ブロックの前処理を行なう数値制御装置において、現ブ
ロックの実行中に次ブロックの前処理が完了しているか
否かを判定し、前記判定が行なわれたブロックのプログ
ラムナンバー、シーケンスナンバー、ワークナンバー等
の情報を記憶し、前記判定の結果をもとに異常を検出す
ることを特徴とする数値制御装置の異常検出方法にあ
る。
決するため、加工プログラムの現ブロックの実行中に次
ブロックの前処理を行なう数値制御装置において、現ブ
ロックの実行中に次ブロックの前処理が完了しているか
否かを判定し、前記判定が行なわれたブロックのプログ
ラムナンバー、シーケンスナンバー、ワークナンバー等
の情報を記憶し、前記判定の結果をもとに異常を検出す
ることを特徴とする数値制御装置の異常検出方法にあ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について図面を参
照して説明する。
照して説明する。
【0010】図1は本発明の実施の形態を示すブロック
図である。図1において、1は加工プログラム解析処理
部、2はサーボ制御部、3は異常検出部、4は記憶部、
5はサーボモータ、6は画面表示手段などである。
図である。図1において、1は加工プログラム解析処理
部、2はサーボ制御部、3は異常検出部、4は記憶部、
5はサーボモータ、6は画面表示手段などである。
【0011】つぎに、実施例の動作について説明する。
【0012】解析処理部1は、Gコードなどの加工プロ
グラムを解析処理し、サーボ制御部2への移動指令出力
Aを作成し送出する。サーボ制御部2は、解析処理部1
より受け取った移動指令出力Aをもとにサーボモータ5
による位置、速度などの制御を行なう。
グラムを解析処理し、サーボ制御部2への移動指令出力
Aを作成し送出する。サーボ制御部2は、解析処理部1
より受け取った移動指令出力Aをもとにサーボモータ5
による位置、速度などの制御を行なう。
【0013】異常検出部3は、解析処理部1から前処理
ブロックナンバと実行中ブロックナンバの情報を受取
り、サーボ制御部2への移動指令出力Aを監視する。こ
のとき、前処理ブロックナンバ=実行中ブロックナンバ
の条件が成立したとき、現ブロックの実行中に次ブロッ
クの解析処理が完了せず、移動指令出力Aが作成できな
いために異常として検出する。異常検出部3は、独立に
構成しないで、解析処理部1またはサーボ制御部2に含
ませて構成しても良い。
ブロックナンバと実行中ブロックナンバの情報を受取
り、サーボ制御部2への移動指令出力Aを監視する。こ
のとき、前処理ブロックナンバ=実行中ブロックナンバ
の条件が成立したとき、現ブロックの実行中に次ブロッ
クの解析処理が完了せず、移動指令出力Aが作成できな
いために異常として検出する。異常検出部3は、独立に
構成しないで、解析処理部1またはサーボ制御部2に含
ませて構成しても良い。
【0014】記憶部4は、異常検出部3により異常が検
出された場合、解析処理部1から異常検出されたブロッ
クのプログラムナンバー、シーケンスナンバー、ワーク
ナンバー等の情報を記憶する。また、記憶部4として
は、通常のICメモリの他、磁気記憶媒体などでも良
く、記憶された内容は数値制御装置の画面表示手段やプ
リンタ等に出力することができ、事前に情報を得ること
で段取り時間の短縮に寄与することができる。
出された場合、解析処理部1から異常検出されたブロッ
クのプログラムナンバー、シーケンスナンバー、ワーク
ナンバー等の情報を記憶する。また、記憶部4として
は、通常のICメモリの他、磁気記憶媒体などでも良
く、記憶された内容は数値制御装置の画面表示手段やプ
リンタ等に出力することができ、事前に情報を得ること
で段取り時間の短縮に寄与することができる。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、加
工プログラムの現ブロックの実行中に次ブロックの前処
理を行なう数値制御装置において、現ブロックの実行中
に次ブロックの前処理完了、未完了を判定し、判定結果
をもとに異常検出を行なうので、移動距離の短いブロッ
クが存在した場合の瞬時的な送り速度”0”の起こるブ
ロックを特定することが可能となり、加工ワークを全数
チェックをする労力と時間が必要でなくなるという効果
がある。
工プログラムの現ブロックの実行中に次ブロックの前処
理を行なう数値制御装置において、現ブロックの実行中
に次ブロックの前処理完了、未完了を判定し、判定結果
をもとに異常検出を行なうので、移動距離の短いブロッ
クが存在した場合の瞬時的な送り速度”0”の起こるブ
ロックを特定することが可能となり、加工ワークを全数
チェックをする労力と時間が必要でなくなるという効果
がある。
【0016】また、本発明によれば、事前にブロックの
解析処理に異常を生じる箇所を特定できることから、段
取り時間の短縮に効果をあげることができる。
解析処理に異常を生じる箇所を特定できることから、段
取り時間の短縮に効果をあげることができる。
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図
【図2】移動距離の短いブロックがある場合の各ブロッ
クの移動例を示す図
クの移動例を示す図
【図3】移動距離の短いブロックがある場合の各ブロッ
クの送り速度の変化図
クの送り速度の変化図
1 加工プログラム解析処理部 2 サーボ制御部 3 異常検出部 4 記憶部 5 サーボモータ 6 画面表示手段
Claims (1)
- 【請求項1】 加工プログラムの現ブロックの実行中に
次ブロックの前処理を行なう数値制御装置において、現
ブロックの実行中に次ブロックの前処理が完了している
か否かを判定し、前記判定が行なわれたブロックのプロ
グラムナンバー、シーケンスナンバー、ワークナンバー
等の情報を記憶し、前記判定の結果をもとに異常を検出
することを特徴とする数値制御装置の異常検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5170797A JPH10254517A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 数値制御装置の異常検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5170797A JPH10254517A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 数値制御装置の異常検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10254517A true JPH10254517A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=12894378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5170797A Pending JPH10254517A (ja) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | 数値制御装置の異常検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10254517A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020071728A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | ファナック株式会社 | 数値制御装置 |
JP2020071726A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | ファナック株式会社 | 数値制御装置 |
JP2020071696A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | ファナック株式会社 | 数値制御装置 |
JP2020071695A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | ファナック株式会社 | 数値制御装置 |
JP2020071697A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | ファナック株式会社 | 数値制御システム |
JP2020071727A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | ファナック株式会社 | 数値制御装置 |
-
1997
- 1997-03-06 JP JP5170797A patent/JPH10254517A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020071728A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | ファナック株式会社 | 数値制御装置 |
JP2020071726A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | ファナック株式会社 | 数値制御装置 |
JP2020071696A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | ファナック株式会社 | 数値制御装置 |
JP2020071695A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | ファナック株式会社 | 数値制御装置 |
JP2020071697A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | ファナック株式会社 | 数値制御システム |
JP2020071727A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | ファナック株式会社 | 数値制御装置 |
US11003161B2 (en) | 2018-10-31 | 2021-05-11 | Fanuc Corporation | Numerical controller |
US11340587B2 (en) | 2018-10-31 | 2022-05-24 | Fanuc Corporation | Numerical controller |
US11402824B2 (en) | 2018-10-31 | 2022-08-02 | Fanuc Corporation | Numerical controller |
US11402822B2 (en) | 2018-10-31 | 2022-08-02 | Fanuc Corporation | Numerical controller |
US11415964B2 (en) | 2018-10-31 | 2022-08-16 | Fanuc Corporation | Numerical control system with distributed look-ahead processing of multiple numerical controllers |
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