JPH09258604A - 電子写真用感光体 - Google Patents

電子写真用感光体

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JPH09258604A
JPH09258604A JP8090067A JP9006796A JPH09258604A JP H09258604 A JPH09258604 A JP H09258604A JP 8090067 A JP8090067 A JP 8090067A JP 9006796 A JP9006796 A JP 9006796A JP H09258604 A JPH09258604 A JP H09258604A
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Takahiro Bito
貴広 尾藤
Shoichi Fujita
庄一 藤田
Koichi Takenouchi
幸一 竹ノ内
Teruhiko Noguchi
輝彦 野口
Yukihisa Imaue
幸壽 今植
Tatsuya Ito
達也 伊藤
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電性合成樹脂を用いた感光体の強度の向上
を図ること。 【解決手段】 支持体の内周面には射出成形の抜き勾配
が形成されており、この支持体の内径が小さい方の端
部、すなわち厚い方の端部に、歯車を備える被駆動部材
を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、複写機およびレー
ザプリンタなどの電子写真装置において用いられる静電
潜像を表面に形成する電子写真用感光体、その感光体を
備える電子写真用感光装置および電子写真装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、複写機、レーザプリンタなど
の電子写真プロセスにおいて使用される電子写真感光体
は、導電性の素管表面上に有機材料などの感光層を形成
させて成るものである。この導電性素管は、たとえばア
ルミニウムのパイプを適切な長さに切断したあと、パイ
プの表面を研磨するなどして電子写真感光体として利用
できる状態に加工している。
【0003】上記従来の電子写真感光体の素管では、材
料となるアルミニウムが高価であり、切断、研磨などの
加工に時間を要し、さらにこの感光体は寿命部品である
がために金属部品の回収、再利用には分別処理などに手
間が掛かっている。
【0004】この問題を解決する他の先行技術は、特開
平7−152194がある。この先行技術では、合成樹
脂を用いて素管であるドラムを成形する。成形品のコス
トを大きく左右するのは、使用樹脂の量である。特に感
光体として使用する樹脂ドラムにおいては、高価な樹脂
が使用されている。よって、できるだけ薄い肉厚のドラ
ムを作る必要性があるが、薄い肉厚のドラムでは、衝
撃、強度において弱くなる。また樹脂製ドラムを使用す
ることにより、現状のアルミニウムに比べドラム素管と
フランジの嵌合部の接着性が弱くなる傾向がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、安価
であり、回収再利用の問題を解決し、材料の使用量をで
きるだけ少なくし、しかも強度を向上した電子写真用感
光体を提供し、またその感光体を用いた感光装置および
電子写真装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、外径が軸線方
向に一様でありかつ内径が軸線方向にほぼ連続的に小さ
くなるように変化して傾斜した円筒状の合成樹脂製支持
体の内径が小さい方の端部に、軸線まわりに回転駆動さ
れる被駆動部材を固定し、支持体の外周面に感光層を形
成したことを特徴とする電子写真用感光体である。また
本発明は、支持体の前記端部には、軸線に対して傾斜し
た内周面よりも半径方向内方に突出した突出部が形成さ
れ、被駆動部材は、前記端部に内嵌されかつ軸線方向に
延びて突出部に係止する係止溝が形成される嵌合部を有
することを特徴とする。また本発明は、支持体の前記端
部には、軸線方向に延びる複数の切欠きが、周方向に間
隔をあけて形成され、被駆動部材は、軸線方向に延びて
切欠きに係止する係止突部と、前記端部に内嵌される嵌
合部とを有することを特徴とする。また本発明は、嵌合
部には、同軸の支持孔が形成され、支持孔には、支持軸
が挿通され、支持体の軸線方向内方寄りで、支持体の前
記端部の内周面と嵌合部とが接触する第1最端位置と、
支持孔の内周面と支持軸とが接触する第2最端位置と
は、軸線方向に沿うほぼ同一位置にあることを特徴とす
る。また本発明は、支持体の前記端部のみの内周面は、
軸線にほぼ平行に形成され、この端部に嵌合部を内嵌し
たことを特徴とする。また本発明は、嵌合部の外周面
は、支持体の軸線方向内方になるにつれて小径となるよ
うに傾斜して形成されることを特徴とする。また本発明
は、外径が軸線方向に一様でありかつ内径が軸線方向に
ほぼ連続的に小さくなるように変化して傾斜した円筒状
の合成樹脂製支持体の内径が大きい方の端部に内嵌する
嵌合部には、同軸の支持孔が形成され、支持孔には、支
持軸が挿通され、支持体の軸線方向内方寄りで、支持体
の前記端部の内周面と嵌合部とが接触する第1最端位置
と、支持孔の内周面と支持軸とが接触する第2最端位置
とは、軸線方向に沿うほぼ同一位置にあることを特徴と
する電子写真用感光体である。また本発明は、前記端部
の外周面に、感光層の外径とほぼ同一の外径を有する補
強層が形成されることを特徴とする。また本発明は、支
持体の前記端部には、軸線に直角な断面が円形である外
周面から凹んでかつ軸線方向に延びる複数の係止溝が周
方向に間隔をあけて形成され、被駆動部材は、軸線方向
に突出して各係止溝にそれぞれ係止する突出部を有する
ことを特徴とする。また本発明は、外径が軸線方向に一
様でありかつ内径が軸線方向にほぼ連続的に小さくなる
ように変化して傾斜した円筒状の合成樹脂製支持体の内
径が小さい方の端部を、軸線まわりに回転駆動される被
駆動部材の端面に形成した軸線方向に凹んだ溝に、嵌合
したことを特徴とする電子写真用感光体である。また本
発明は、(a)感光体であって、外径が軸線方向に一様
でありかつ内径が軸線方向にほぼ連続的に小さくなるよ
うに変化して傾斜した円筒状の合成樹脂製支持体の内径
が小さい方の端部に、軸線まわりに回転駆動される被駆
動部材を固定し、支持体の外周面に感光層を形成し、被
駆動部材は、支持体から軸線方向外方に突出した歯車を
有する感光体と、(b)前記歯車に噛み合い回転駆動す
る駆動歯車を有する駆動手段とを含むことを特徴とする
電子写真用感光装置である。また本発明は、感光装置に
備えられる感光体に静電潜像を形成し、この静電潜像を
現像装置の現像剤によって顕像化し、顕像化された画像
を記録紙に転写し定着する電子写真装置において、感光
装置は、感光体と駆動手段とを有し、感光体は、外径が
軸線方向に一様でありかつ内径が軸線方向にほぼ連続的
に小さくなるように変化して傾斜した円筒状の合成樹脂
製支持体の内径が小さい方の端部に、軸線まわりに回転
駆動される被駆動部材を固定し、支持体の外周面に感光
層を形成し、前記端部の外周面に、補強層が形成され、
感光層と補強層との外径は、ほぼ等しく、駆動手段は、
被駆動部材を支持体の軸線まわりに回転駆動し、現像装
置は、感光体に対向して配置される現像ローラを囲んで
現像剤を収納するケーシングに、現像ローラよりも感光
体の回転方向上流側で感光層と補強層とに接触する現像
剤飛散防止用シートが取付けられる構成を有することを
特徴とする電子写真装置である。
【0007】請求項1の本発明に従えば、感光層が外周
面に形成される円筒状の支持体の内周面は、軸線方向に
ほぼ連続的に小さくなるように変化して射出成形のため
のいわゆる抜き勾配をそのまま利用してもよく、内径が
小さい方の端部、すなわち支持体の外径と内径との差で
ある厚みが大きい方の端部を、被駆動側とすることによ
って、合成樹脂材料の使用量をできるだけ増やすことな
く、機械的強度を向上することができるようになる。被
駆動部材は、支持体と一体的に射出成形される構成であ
ってもよく、このような構成もまた、本発明の精神に含
まれる。支持体の外径は、軸線方向に一様であり、すな
わちその外周面は、直円筒状であり、この外周面に感光
層が形成され、電子写真感光装置およびそれを備える電
子写真装置において、感光層に静電潜像が形成される。
この感光層は、被駆動部材が固定される支持体の前記端
部以外の画像形成領域にだけ感光層が設けられ、したが
って射出成形時に支持体に形成されるおそれがある型抜
き時に発生するひけなどの悪影響によって、感光層に形
成される静電画像の品質が低下するおそれがない。
【0008】請求項2の本発明に従えば、後述の図4〜
図8の実施の形態に示されるように、突出部は、支持体
の外径と内径との差が大きい方の端部において、軸線に
対して傾斜したたとえば抜き勾配であってもよい傾斜を
有する内周面から半径方向内方にさらに突出して形成さ
れる。この突出部に、被駆動部材の嵌合部に形成されて
いる係止溝が係止する。したがって合成樹脂の使用量を
できるだけ増やすことなく、強度を向上することができ
るとともに、さらに支持体の前記端部と被駆動部材の嵌
合部とを接着剤によって接着する際における接着力の向
上を図ることができるという効果もある。
【0009】請求項3の本発明に従えば、図9〜図15
に示されるように、支持体の前記端部に、軸線方向に延
びる複数の切欠きが形成され、被駆動部材の係止突部が
前記切欠きに係止し、この被駆動部材は前記端部に挿入
されて嵌め込まれる嵌合部を有し、こうして支持体と被
駆動部材とを強固に固定することができる。
【0010】本発明に従えば、支持体の前記端部に形成
される突出部および切欠き、したがって被駆動部材の係
止溝および係止突起は、周方向に等間隔に形成され、ま
たは支持体の軸線を含む平面に関して対称に形成される
ことによって、支持体および被駆動部材に作用する駆動
時の負荷を周方向に均等に分散することができ、これに
よって支持体が駆動力によって破損することなく、強度
の向上を図ることができるようになる。
【0011】請求項4の本発明に従えば、後述の図16
および図17のように、支持体の軸線に垂直な荷重が作
用しても、支持体が破損することを防いで支持体と被駆
動部材との固定された状態における感光体の強度を向上
することができる。感光体が最も破損しやすい荷重方向
は、支持体の軸線方向に対して直角方向であり、本発明
によれば、上述のように強度を向上することができる。
この請求項4の本発明に従えば、第1最端位置と支持軸
の第2最端位置とは軸線方向に沿うほぼ同一位置にある
ので、支持体の軸線に対して直角方向に作用する荷重に
対して、強度が向上されることになる。
【0012】本発明に従えば、円筒状の支持体の前記端
部のみには、その内周面が軸線にほぼ平行に形成され、
換言すると、この端部付近は直円筒状に形成されてお
り、この端部に被駆動部材の嵌合部を嵌め込んで内嵌し
たので、支持体の前記端部の内周面と被駆動部材の嵌合
部の外周面とを、強固に固定することができ、またこの
嵌合状態で支持体の前記端部に半径方向外方に大きな力
が作用することはなく、支持体の破損を防ぐことができ
る。
【0013】本発明に従えば、図18のように被駆動部
材の支持体内周面に嵌め込まれる嵌合部の外周面が、そ
の嵌合部の軸線方向外方になるにつれて、換言すると、
支持体の軸線方向内方になるにつれて、小径となるよう
に傾斜して形成される。したがって嵌合部の外周面は円
錐台状に形成される。これによって嵌合部を支持体の前
記端部に嵌合する際に、支持体にクラックおよびひび割
れなどが生じることがなく、支持体の破損を防止するこ
とができるとともに、支持体の前記端部の内周面と嵌合
部の外周面との間に介在される接着剤によって両者を確
実に接着して固定することができる。
【0014】本発明に従えば、前述の請求項4の発明と
同様に、図19および図20のように第1最端位置と第
2最端位置とを支持体の軸線方向に沿うほぼ同一位置に
定めることによって、支持体の軸線方向に直角に作用す
る荷重に対する強度を向上することができるので、被駆
動部材は、支持体の内径が大きい方の端部、すなわち支
持体の外径と内径との差が小さい方の端部に、被駆動部
材の嵌合部を嵌め込んで内嵌することもまた、可能とな
る。したがって支持体の設計上の自由度を向上すること
ができ、また感光体の生産上での自由度を向上すること
ができるようになる。
【0015】本発明に従えば、図1、図12、図20お
よび図21に示されるように、支持体の被駆動部材の嵌
合部が内嵌される端部の外周面には、補強層を形成し
て、強度の向上を図ることができる。補強層は、たとえ
ばマイラテープと呼ばれているポリエチレンテレフタレ
ートなどの合成樹脂製テープが巻回されて固定されても
よく、または導電性被覆層によって形成されてもよい。
導電性被覆層によれば、導電性を有する支持体と、導電
性を有する被駆動部材との電気的接続を良好にすること
も可能となる。
【0016】補強層は、感光体の画像形成領域以外の軸
線方向にずれた位置に形成され、静電潜像の形成に悪影
響を及ぼすことはない。
【0017】補強層の外径を、感光層の外径とほぼ同一
とし、これによって現像装置における現像ローラよりも
感光体の回転方向上流側で現像剤が漏洩して飛散するこ
とを防止するためのたとえば弾力性を有する可撓性合成
樹脂製フィルムなどから成るシートに、感光層と補強層
とが接触することができ、現像剤の電子写真装置内での
飛散を防止することができる。補強層と感光層とは、支
持体の軸線方向に隣接し、相互の隙間を生じることな
く、形成され、前記シートの接触による現像剤の飛散を
確実に防止することができるようになる。
【0018】本発明に従えば、図22〜図24に示され
るように、支持体の前記端部の外周面に凹んだ係止溝を
形成して、被駆動部材の突出部を支持体の半径方向外方
で嵌め込んで係止する。この構成によってもまた、合成
樹脂材料の使用量をできるだけ増やすことなく、支持体
と被駆動部材との接着剤による接着面積を増大して接着
強度を向上することができるとともに、被駆動部材から
支持体に伝達される回転駆動力またはトルクを増大させ
ることができるようになる。
【0019】請求項5の本発明に従えば、図25〜図2
7のように、支持体を被駆動部材の端面に形成された軸
線方向に凹んだ溝に嵌め込んで固定することによって、
支持体の前記端部の外周面と内周面とが被駆動部材の対
向する各内周面によって支持されることになり、したが
って支持体の強度を低下することなく、支持体と被駆動
部材とを固定することができ、また支持体の前記端部と
被駆動部材との接着面積が増加することによって、接着
剤を用いたときの接着強度を向上することができる。
【0020】さらに本発明に従えば、支持体の前記端部
を被駆動部材の溝に嵌め込むように構成したので、感光
体の軸線方向に沿う全長をできるだけ短くして、コンパ
クト化が可能になる。
【0021】請求項6の本発明の電子写真用感光装置に
よれば、被駆動部材は支持体の前記端部から軸線方向外
方に突出した外歯歯車または内歯歯車を有し、この歯車
に駆動手段の駆動歯車を噛み合わせることによって、感
光体をその軸線まわりに回転駆動することができる。
【0022】本発明の電子写真装置によれば、感光層と
その軸線方向に隣接する補強層との外径は、ほぼ等しい
ので、現像装置の現像剤飛散防止用シートによって、現
像剤が電子写真装置内部で飛散することを確実に防ぐこ
とができるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
電子写真用感光体1の断面図である。この電子写真用感
光体1は、複写機または後述のレーザプリンタなどの電
子写真装置において静電潜像を形成するために用いられ
る。感光体1は、基本的には、導電性合成樹脂製支持体
2と、その軸線16の方向の一方の端部に固定される被
駆動部材3と、他方の端部に固定される支持部材4とを
含む。支持体2は円筒状であり、その外径は軸線方向に
一様であり、内径は軸線方向にほぼ連続的に図1の右方
になるにつれて小さくなるように変化して傾斜する。支
持体2の外周面には、感光層5が形成され、感光層5に
軸線方向に隣接して補強層6,7が形成される。支持部
材4は、支持体2の端部12に嵌合する嵌合部13と、
外向きフランジ14とを有する。
【0024】図2は、感光体1の分解した各構成要素
2,3,4を示す図である。支持体2の内周面8は、射
出成形のための抜き勾配を有し、またはその抜き勾配よ
りももっと大きい勾配で支持体2の軸線に対して傾斜し
ている。支持体2の内径が小さい方の端部(図1および
図2の右方の端部)9には、被駆動部材3の嵌合部10
が嵌め込まれて固定される。被駆動部材3の嵌合部10
に連なって歯車11が形成される。歯車11は、この実
施例ではたとえば外歯歯車であるけれども、内歯歯車で
あってもよい。被駆動部材3が固定される支持体2の端
部9の厚みa1は、もう1つの端部12の厚みa2に比
べて大きい(a1>a2)。
【0025】図3を参照して、支持体2の傾斜した内周
面8に連なる端部9の内周面15は、支持体2の軸線に
ほぼ平行に形成されており、したがって端部9では支持
体2は直円筒状に形成される。嵌合部10もまた直円筒
状に形成される。こうして嵌合部10の外周面と端部9
の内周面15との間に接着剤が介在されて支持体2と被
駆動部材3とが固定される。
【0026】支持体2のもう1つの端部12において
も、支持部材4の嵌合部13が嵌め込まれて、接着剤に
よって固定される。嵌合部13の外周面は、支持体2の
傾斜した内周面8に沿う僅かな傾斜を有し、接着剤によ
って固定されてもよいけれども、本発明の実施の他の形
態では、端部12の内周面が支持体2の軸線に平行に形
成され、直円筒状の嵌合部13が嵌め込まれるように構
成されてもよい。
【0027】支持体2の内周面8は、上述のように抜き
勾配を有しているので、射出成形時に、成形用型から成
形品である支持体2を抜き出しやすい。被駆動部材3は
支持体2の外周面と内周面8との差の大きい厚い方の端
部9に固定されるので、支持体2のための合成樹脂の使
用量を増やすことなく、機械的強度の向上を図ることが
でき、これによって支持体2の端部9におけるクラッ
ク、ひび割れ、破壊などを防ぐことができる。
【0028】支持体2の全長は、たとえば270〜28
0mmであり、外径30mmφ、端部9付近の内径27
mmφ、もう1つの端部12の内径28mmφであって
もよい。抜き勾配は、片側0.15〜0.25度であっ
てもよい。
【0029】支持体2は、合成樹脂、導電性物質、光吸
収物質、および光散乱物質の混合物より構成されてい
る。用いる合成樹脂としては、たとえばポリアセタール
樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ABS樹脂、ノリル、ナイロン、ポ
リカーボネイト、ポリプチレンテレフタレート、ポリエ
チレンフルオライド等の樹脂およびそれらの混合物が挙
げられるが、成形可能な物質であればよくこれに限定さ
れることはない。
【0030】導電性物質としては、たとえばサーマルブ
ラック、アセチレンブラック、ファーネスブラック、ラ
ンプブラック、黒鉛、グラファイト、等のカーボンブラ
ックのほか、酸化スズ、酸化アンチモン、金、銀、銅、
アルミニウム等の金属およびその化合物、酸化亜鉛、二
酸化チタン、酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、硫酸
バリウム、雲母、チタン酸カリウム、アルミニウムボレ
イト、シリコンカーバイト等の無機化合物に、導電性物
質をドーピングしたものが挙げられる。導電性物質のほ
かレーザ光の干渉縞防止を目的として、光吸収物質、光
散乱物質等を樹脂の中に含有してもよい。
【0031】光吸収物質としては、上に述べた種々のカ
ーボンの他にフタロシアニン等の色素が挙げられるが、
これに限定されるものではない。光散乱物質としては、
各種の金属粉が挙げられる。導電性物質と光吸収物質、
光散乱物質は、同じであっても別々であってもよい。た
とえば、各種カーボンは、良好な導電性物質であるとと
もに、良好な光吸収物質でもあり、樹脂への分散性もよ
く、コストも安価である。
【0032】本発明では、合成樹脂中に導電性物質その
他を含む構成としたが、これらの物質は含まれていなく
てもよい。たとえば合成樹脂のみで支持体2を形成した
後に、アルミニウムをこの表面に蒸着して導電層を形成
する方法を用いてもよい。この場合であれば、樹脂と導
電性物質との混合(分散)等の工程を省略することがで
きる。また、蒸着のほかに合成樹脂のみで支持体2を形
成した後に導電層を塗布により形成する方法もある。
【0033】これらの物質のほかに、たとえば、ガラス
ビーズ、酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、
シリカ、タルク、硫化亜鉛、クレー等の無機顔料あるい
は、有機顔料を充填剤として加えてもよい。合成樹脂1
00重量部に対して他の前記各物質は、5〜300重量
部であることが望ましい。これらの合成樹脂、導電性物
質、光吸収物質、光散乱物質などを、合成樹脂の溶融温
度以上に加熱し、混練することにより、合成樹脂中に微
粒子を均一に分散する。これを金型に注入することによ
り、支持体2が好ましくは射出成形される。成形は、金
型による一体成形の他に、押出し成形によりドラム状の
支持体を形成する方法があるが、この場合には、感光層
5を形成した後に、被駆動部材3を圧着、接着等の方法
で組み立てる必要があり、先に述べた支持体2を一体成
形した方が、この必要がなく、好ましい。
【0034】また、金形の感光層5の形成部分の表面
は、予め、サンドブラスト等によって荒らされている方
が、感光層5と支持体2の外周面との接着性、光散乱性
を向上させることができるので好ましい。金形表面の凹
凸は成形された支持体表面が1μm以下になるように粗
面化されるのが好ましい。1μmよりも大きくなると、
電荷発生層の形成時にムラ等の発生があり好ましくな
い。以上のように作成した支持体の感光層形成部に感光
層5を形成する。
【0035】支持体2の合成樹脂としてはまた、架橋タ
イプのポリフェニレンサルファイド樹脂を主成分とし、
これに体積抵抗率10-1Ω・cm以下の高導電性カーボ
ンブラックを配合して体積抵抗率が104Ω・cm以下
にし、カーボンブラックの平均粒径が20nm〜50n
mであり、好ましくは、架橋タイプのポリフェニレンサ
ルファイド樹脂の量が少なくとも40重量%以上であ
り、支持体の表面が波長180nm〜255nmの紫外
線で照射処理をされて構成される。これによって、支持
体2は、軽量でかつ好適な導電性を有し、耐薬品性およ
び耐熱性に優れていて薄肉、長尺の形状でも寸法精度を
良好に保つことができ、大気中でも酸化など変質を起こ
さず、安定した品質を維持できる。
【0036】被駆動部材3および支持部材4もまた、支
持体2と同様な材料から成ってもよく、または被駆動部
材3は導電性材料であるたとえばアルミニウムなどの金
属材料から成ってもよい。
【0037】支持体2と被駆動部材3および支持部材4
を接着するための接着剤は、たとえばエポキシ系合成樹
脂またはポリウレタン樹脂などの1液系または2液系の
接着剤であってもよく、たとえば商品名ポリシックポリ
ボンド(アメリカ 3M社製接着剤)などとして商業的
に入手可能である。接着剤は、導電性であってもよい。
【0038】感光層5は、たとえば有機材料であっても
よい。感光層5の厚みは、たとえば10〜30μm、好
ましくは約20μmであってもよい。この感光層5は、
電子写真装置における画像形成領域W1において形成さ
れる。この感光層5に支持体2の軸線方向に隣接した領
域W2,W3では、端部9,12で補強層6,7が形成
される。補強層6,7の厚みは感光層5とほぼ同一であ
り、したがって感光層5の外径と、補強層6,7の外径
とは、ほぼ等しい。これによって後述のように現像剤飛
散防止用シートが感光層5および補強層6,7に接触す
ることが確実となり、現像装置から現像剤が外部に飛散
して漏れることを防ぐことができ、また画像品質を向上
することができる。
【0039】補強層6,7は、たとえばポリエチレンテ
レフタレートなどの合成樹脂製フィルムであって、たと
えばマイラテープとして入手可能である。このようなテ
ープを支持体2の端部9,12の外周面に1層または複
数層、巻回して形成する。したがって支持体2の画像形
成とは関係のない非画像領域に、補強層6,7が形成さ
れるので、被駆動部材3の嵌合部10の嵌合時に支持体
2の端部9に作用する応力によって支持体2がクラック
を生じたり、割れを生じたり、また破損を生じることが
防がれ、強度が向上される。
【0040】支持体2を構成する合成樹脂は、一般的
に、脆い性質を有し、したがって感光体1の軸線に垂直
な荷重に対する強度が低いという問題を有しているけれ
ども、補強層6を上述のように形成することによって、
強度の向上を図り、問題を解消することができる。この
とは補強層7に関しても同様である。
【0041】本発明の実施の他の形態では、補強層6は
導電性被覆層から成る。導電性被覆層の材料としては、
支持体2を構成する合成樹脂材料と接着性の良好なポリ
カーボネイト、ナイロン、アクリル樹脂などの合成樹脂
を溶剤に溶かし、導電性材料であるカーボンブラック、
サーマルブラックおよびアセチレンブラックなどの粒子
を分散して塗布し、こうして形成した導電性被覆層を補
強層6として用いる。これによって強度が向上され、し
かもそれだけでなく、支持体2の端部9と被駆動部材3
との電気的接続が確実になるという優れた効果もまた、
達成される。
【0042】図4は、本発明の実施の他の形態の分解し
た状態を示す断面図である。この構成は、前述の実施の
形態に類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。
注目すべきはこの実施の一形態では、支持体2の端部9
には値軸線に対して傾斜した内周面8よりもさらに半径
方向内方に突出した突出部15が形成される。
【0043】図5は、図4の切断面線V−Vから見た断
面図である。突出部15は、支持体2の軸線16を通る
対称面に関して面対称に、周方向に等間隔をあけて形成
される。
【0044】被駆動部材3の嵌合部10には、図6に示
されるように前記突出部15に係止する係止溝17が支
持体2の軸線方向(図4の左右方向、図6の紙面に垂直
方向)に延びて形成される。この嵌合部10には突出部
18もまた形成され、この突出部18は支持体2の端部
9の内周面8に、突出部15相互間に形成された係止溝
19に嵌まり込んで係止される。
【0045】図7は、本発明の実施の他の形態の支持体
2の断面図である。この図7は、前述の図5に対応す
る。支持体2には、内周面8から半径方向内方に突出し
た突出部20が形成され、これらの突出部20相互間に
は、円弧状の係止溝21が形成される。
【0046】図8は、図7に示される支持体2の端部9
に内嵌される被駆動部材3の正面図である。突出部20
が嵌まり込んで係止する係止溝22が嵌合部10に形成
され、また溝21に係止する突出部23が形成される。
その他の構成は、前述の図4〜図6の実施の形態と同様
である。
【0047】図4〜図8に示される実施の各形態によれ
ば、支持体2を構成する合成樹脂の使用量を最小限と
し、低コストで、しかも機械的強度が向上された感光体
1を製造することができるようになる。また接着面積を
大きくすることができるので、接着剤による接着強度を
向上することができる。
【0048】図9は、本発明の実施の他の形態の側面図
である。この構成は、前述の実施の各形態に類似し、対
応する部分には同一の参照符を付す。支持体2の端部9
には、軸線方向に延びる複数の切欠き24が形成され
る。
【0049】図10は支持体2の端部9を示す正面図で
ある。切欠き24は周方向に複数(この実施の一形態で
は4)が周方向に等間隔をあけて形成される。被駆動部
材3の嵌合部10は、端部9に嵌め込まれて内嵌され
る。この嵌合部10の外周面上に、係止突部25が形成
される。
【0050】図11は、被駆動部材3の正面図である。
係止突部25は、切欠き24に個別的に対応しており、
図12に示されるようにして支持体2に被駆動部材3の
嵌合部10が内嵌して切欠き24に係止突部25が嵌ま
り込んで係止する。
【0051】図13は、図9〜図12に示される本発明
の実施の形態における支持体2の端部9に被駆動部材3
の嵌合部10が内嵌して固定された状態を示す断面図で
ある。この構造によれば、接着剤による接着面積を増大
して強度の向上を図ることができる。また切欠き24と
係止突部25とを周方向に複数設けることによって、支
持体2が受ける力を周方向に分散することができ、強度
の向上を図ることができる。さらに端部9における被駆
動部材3との周方向のずれなどを防いで、支持体2と被
駆動部材3とを強固に嵌合して固定することができる。
【0052】図14は本発明の実施の他の形態における
支持体2の端部9を示す側面図であり、図15は支持体
2の端部9の正面図である。この実施の形態は、前述の
図9〜図13の実施の形態に類似するけれども、注目す
べきは切欠き24は、前述の図9〜図13の実施の形態
に比べてさらに多数個(たとえばこの実施の形態では合
計6)形成される。こうして支持体2と被駆動部材3と
の固定した状態における強度の向上を、さらに図ること
ができるとともに、安定回転および接着剤剥がれの改善
が可能となる。被駆動部材3から支持体2に伝達される
トルクは、接着剤だけでなく、切欠き24と係止突部2
5とによって伝達されるので、上述のように接着剤剥が
れが防がれて、支持体2を安定に回転することができ
る。
【0053】図16は、本発明の実施の一形態の被駆動
部材3の簡略化した断面図である。被駆動部材3には、
嵌合部10と被駆動部11とにわたって同軸の支持孔2
6が形成される。支持孔26には、直円柱状の支持軸2
7が挿通される。支持体2の軸線方向内方寄りで、支持
体2の端部9の内周面と、嵌合部10の外周面とが接触
する第1最端位置28は、支持孔26の内周面と支持軸
27の外周面とが接触する第2最端位置29とは、軸線
16に沿う同一位置にあり、軸線16に垂直な直線30
上にあり、図16(1)の上下で同一位置である。図1
6(1)のように支持体2に被駆動部材3が固定された
状態は、図17(1)に示されている。支持体2の端部
9付近に荷重Fが作用したときにおいても、第1および
第2最端位置28,29は軸線16に沿う同一位置であ
るので、支持体2の端部9が破損せず、強度が向上され
ることになる。
【0054】これに比べて参考のために述べる図16
(2)のように、被駆動部材3の嵌合部10aの支持孔
26が、支持体2側(図16(2)の右方)で大径とな
った構成としたときには、第1最端位置28に比べて、
支持孔26の内周面と支持軸27の外周面とが接触する
第2最端位置29aは、支持体2の軸線16に沿って異
なる位置となる。したがって軸線16に垂直な荷重Fが
端部9付近に作用したとき、図17(2)に示されるよ
うに、支持体2の端部9付近でその端部9が破損してし
まいやすく、強度が低下する。第1および第2最端位置
28,29aは、図16(2)の参照符30aで示され
るように、軸線16とは垂直ではないので、嵌合部10
aは力Fによって支持体2の端部9にひねりの力を作用
し、端部9が破損してしまうおそれが大きい。本発明に
従えば、図16(1)および図17(1)に示されるよ
うに、第1および第2最端位置28,29を結ぶ直線が
軸線16に垂直であるので、その軸線16に垂直に作用
する力Fに対する強度を向上し、支持体2の端部9が破
損することを防ぐ。
【0055】図18は、本発明の実施の他の形態の一部
の断面図である。この実施の一形態は、被駆動部材3の
嵌合部10の外周面31は、支持体2の軸線方向内方
(図18において端部9から右方)になるにつれて小径
となるように円錐台状に傾斜して形成される。したがっ
て支持体2の厚みが大きい端部9の内周面8に、嵌合部
10が円滑に嵌め込まれて内嵌され、したがって端部9
にクラックおよびひび割れなどの破損を発生するおそれ
がなくなる。もしも仮に、被駆動部材3の嵌合部10が
直円柱状であれば、支持体2の端部9に内嵌する際に、
その嵌合作業時に、端部9に無理な力が作用してクラッ
クまたはひびれ割れなどの破損を発生するおそれが大き
い。本発明はこの問題を解決する。
【0056】図19は、本発明の実施の他の形態の分解
した状態を示す断面図である。この実施の形態では、支
持体2の厚みが小さく、したがって内径が大きい端部1
2に、被駆動部材3の嵌合部10が、図20に示される
ようにして嵌合され、接着剤によって固定される。前述
の図16および図17に関連して述べたように、第1お
よび第2最端位置28,29は、軸線16に沿ってほぼ
同一位置であるので、軸線16に垂直な荷重Fが作用し
た状態における強度の向上を図り、支持体2の端部12
の破損を防ぐ。このような構成もまた、本発明の精神に
含まれる。図19および図20におけるその他の構成
は、図16(1)および図17(1)に示される実施の
形態と同様である。
【0057】図21は、本発明の実施のさらに他の形態
の分解した状態を示す側面図である。この構成は、前述
の図9〜図13に示される本発明の実施の形態に類似
し、対応する部分には同一の参照符を付す。注目すべき
は、支持体2の端部9では、感光層5に隣接して被覆層
6が、非画像領域W2に形成される。この補強層6によ
って、支持体2の端部9のクラックおよびひび割れを防
いで強度の向上を図ることができる。
【0058】図22は、本発明の実施の他の形態の一部
の断面図である。支持体2の端部9には、支持体2の軸
線16に直角な断面が円形である外周面32から凹んだ
係止溝33が形成される。
【0059】図23は、図22に示される支持体2の端
部9の右方から見た正面図である。係止溝33は、周方
向に等間隔をあけて複数(この実施の形態では4)形成
され、また他の実施の形態では軸線16を含む対称面に
関して対称に形成される。係止溝33は、軸線16に沿
って端部9において延びる。
【0060】図24は、図22の切断面線IV−IVか
ら見た断面図である。被駆動部材3には、軸線16の方
向に突出して各係止溝33にそれぞれ係止する突出部3
4が形成される。突出部34は、係止溝33に支持体2
の端部9において、半径方向外方から嵌合して係止す
る。この構成によれば、支持体2を構成する合成樹脂の
使用量をできるだけ少なくして、しかも被駆動部材3と
の接着剤による接着強度を向上することができるととも
に、端部9に無理な力が作用せず、強度の向上を図るこ
とができる。
【0061】図25は本発明の実施のさらに他の形態の
一部を切欠いた断面図であり、図26は被駆動部材3付
近の拡大断面図である。この構成は、前述の実施の形態
に類似し、対応する部分には同一の参照符を付す。注目
すべきはこの実施の形態では、支持体2の端部9が被駆
動部材3に形成された環状溝36に嵌合して固定される
ことである。
【0062】図27は、図25および図26に示される
実施の形態における端部9の周方向展開図であるる。支
持体2の端部9には、軸線方向に突出した突起37と切
欠き38とが周方向に隣接して交互に形成される。突起
37は溝36の底に形成された駆動凹所39と駆動突起
40とにそれぞれ嵌まり込む。こうして支持体2の外周
面と内周面が被駆動部材3の溝36の半径方向に対向す
る内周面に接触して支持され、接着剤によって強固に固
定されることができる。
【0063】さらに図25〜図27の実施の形態では、
支持体2の端部9に突起39と切欠き38とが形成さ
れ、溝36の底で駆動凹所39と駆動突起40とに嵌ま
り込んで係止されることになるので、被駆動部材3から
のトルクが支持体2の端部9に確実に伝達されることが
できる。本発明の実施の他の形態では、端部9の突起3
9と切欠き38とは形成されず、これに応じて溝36に
おける駆動凹所39と駆動突起40とが形成されていな
くてもよい。
【0064】図28は、本発明の実施の一形態のレーザ
プリンタの全体の構成を簡略化して示す図である。半導
体レーザ源41から出力されるレーザ光は、原稿読取装
置またはコンピュータからの記録すべき情報信号に基づ
いて変調される。このレーザビームは、回転多面体42
によって操作され、結像レンズ43によって反射鏡44
を経て参照符1で示される本発明の感光体上の感光層5
上に結像され、これによって感光層5には静電潜像が形
成される。結像レンズ43は、f・θ特性である光の量
fと光の屈折角度θに依存する特性を有する。
【0065】感光体1は、矢符57で示される方向に回
転駆動される。主帯電器46によって感光層5の表面に
均一に帯電された後、感光体1の回転軸線16とほぼ平
行な方向に走査するレーザビームによって露光される。
したがって感光体1の表面に静電潜像が形成され、この
静電潜像は現像装置47において現像剤によって顕像化
される。この顕像化されたトナー像は、給紙カセット4
8から給紙ローラ49およびレジストローラ50によっ
てタイミングを定めて供給される記録紙上に、転写用帯
電器51によって転写される。記録紙は、剥離帯電器5
2によって感光体1の表面から剥離され、搬送ベルト5
3によって定着装置54に搬送される。定着装置54
は、記録紙上のトナー像を熱などによって定着し、定着
された記録紙は、排紙トレイ55上に排出される。感光
体1の表面の転写後における残存した現像剤は、クリー
ナ56によって感光体1の感光層5の表面から回収さ
れ、清浄化される。
【0066】図29は、図28に示される感光体1付近
の簡略化した図である。クリーナ56によって清浄化さ
れた感光体1の表面の残留電位は、除電ランプ58によ
って除電される。
【0067】図30は、図28および図29に示される
レーザプリンタの一部をさらに具体的に示す断面図であ
る。主帯電器46によって、感光層5の表面の帯電が行
われる。現像装置47において感光体45に対向して配
置される現像ローラ61を囲んで現像剤を収納するケー
シング62には、現像ローラ61よりも感光体45の回
転方向57上流側で感光層5と補強層6,7とに接触す
る現像剤飛散防止用シート63が取付けられる。
【0068】図31は、現像装置47の分解斜視図であ
る。ケーシング62は、上ケーシング部分62aと下ケ
ーシング部分62bとから成り、この上ケーシング部分
62aにおいて、シート63が取付けられる。シート6
3は、弾力性を有し、かつ可撓性を有するゴムまたは合
成樹脂などの材料から成る。補強層6,7が形成されて
いる支持体2の端部9,12では、可撓性を有する合成
樹脂またはゴムなどの材料から成るスエード部材64が
設けられ、ケーシング62の感光体45に臨む開口65
における支持体2の軸線方向の両端部を塞ぐ。
【0069】図32は、図28〜図31に示される実施
の一形態における感光体45付近の正面図である。現像
装置47のケーシング62に形成された開口部65は、
シート63と両側部のスエード部材64とによって閉じ
られる。したがってケーシング62内における現像剤が
本件レーザプリンタ内部で飛散することが防がれ、周囲
の汚損が防がれる。
【0070】
【発明の効果】請求項1の本発明の電子写真用感光体に
よれば、合成樹脂製支持体の内周面には、射出成形のた
めの抜き勾配などの傾斜した内周面が形成されており、
外径と内径との差が大きい厚い方の支持体の端部に、被
駆動部材を固定して軸線まわりに回転駆動することによ
って、合成樹脂材料の使用量をできるだけ増やすことな
く、したがって安価に、しかも機械的強度の向上を図る
ことができ、駆動力による支持体のクラックおよびひび
割れなどの発生を防ぐことができるようになる。
【0071】請求項2の本発明によれば、支持体の軸線
に対して傾斜した内周面よりも半径方向に突出した突出
部に、被駆動部材の嵌合部に形成された係止溝が係止さ
れるので、使用される合成樹脂材料の使用量を増やすこ
となく、強度の向上を図ることができるとともに、接着
剤を用いたときにおける接着強度の向上を図り、大きな
駆動力で感光体を駆動することができるようになる。
【0072】請求項3の本発明によれば、支持体の前記
端部には、軸線方向に延びる複数の切欠きが周方向に間
隔をあけて、たとえば等間隔をあけて、または支持体の
軸線を含む対称面に関して面対称に形成された切欠き
に、被駆動部材の係止突部が係止し、被駆動部材の嵌合
部は支持体の端部に嵌り込んで内嵌される構成であるの
で、支持体の受ける力を周方向にほぼ均等に分散するこ
とができ、これによって支持体の強度の向上を図ること
ができ、また被駆動部材を共用化して複数種類の構成の
異なる支持体に共用化することができ、さらに支持体の
前記端部と被駆動部材との嵌合を、ずれを生じることな
く、確実に嵌合して固定することができるようになる。
【0073】請求項4の本発明によれば、感光体が最も
破損しやすい軸線方向に直角の荷重方向に対する強度を
向上することができ、これによって支持体のクラックお
よびひび割れなどの破損が生じることはなく、安価で大
きい強度を有する長寿命の電子写真用感光体を実現する
ことができるようになる。
【0074】本発明によれば、支持体の前記端部付近だ
けは、その内周面が軸線にほぼ平行に形成され、すなわ
ちこの内周面は直円筒状に形成されており、したがって
被駆動部材の嵌合部を挿入して嵌め込んで接着剤で固定
することが容易に確実になる。
【0075】本発明によれば、被駆動部材の嵌合部の外
周面は、ほぼ円錐台状に形成され、すなわち支持体の軸
線方向内方になるにつれて小径に形成されているので、
支持体の前記端部と被駆動部材の嵌合部との嵌合時に、
支持体の端部に半径方向外方の無理な力が作用すること
はなく、支持体と被駆動部材とを確実に嵌合させて、接
着剤を用いるなどして確実に固定することが可能にな
る。
【0076】本発明によれば、前記第1最端位置と前記
第2最端位置とを支持体の軸線方向に沿うほぼ同一位置
に設定することによって軸線に直角方向の力に対する強
度を向上することができるので、被駆動部材を支持体の
軸線方向の厚みが大きい前記端部または厚みの薄い端部
のいずれにも取付けることが可能になり、これによって
支持体の強度を向上することができるとともに安価に実
現することができるのはもちろん、支持体の設計上の自
由度の向上を図ることができ、本件感光体の生産上の自
由度の向上を図ることができる。
【0077】本発明によれば、支持体の外周面に形成し
た感光層の外径とほぼ同一の外径を有して補強層を形成
することによって、支持体の被駆動部材が固定される端
部の強度を向上することができる。一般的にいえば、支
持体を構成する導電性を有する合成樹脂は脆く、強度が
低いけれども、この補強層によって、支持体の被駆動部
材との固定が行われる端部の強度を向上することがで
き、クラックおよびひび割れなどの発生を防ぐことがで
きる。
【0078】しかも本発明によれば、感光層と補強層と
の外径はほぼ同一であり、したがって感光装置および電
子写真装置におていて、現像装置内の現像剤が飛散する
ことを防止するためのシートを感光層と補強層とにわた
って接触させることができ、現像剤が電子写真装置内部
で飛散して周囲が汚損するおそれはない。
【0079】補強層は、合成樹脂材料から成るマイラテ
ープが巻回されて形成されてもよいけれども、導電性被
覆層によって実現されてもよく、このような導電性被覆
層を用いることによって、導電性合成樹脂材料から成る
支持体とが、導電性を有する被駆動部材との電気的接続
が確実となり、たとえば接地することが容易に可能にな
り、接地のためのアース板などの電気的部材を設ける必
要がなく、構成の簡略化を図ることができるという効果
もある。
【0080】本発明によれば、支持体の前記端部におけ
る円形外周面に凹んだ複数の係止溝を周方向にたとえば
等しい間隔をあけて形成し、この係止溝に被駆動部材の
突出部を半径方向外方で係止することによって、支持体
を形成する合成樹脂材料の使用量を増加することなく、
支持体の端部と被駆動部材との接着面積を増加して、そ
の接着強度を向上することができ、これによって本件電
子写真用感光体の強度を向上することができるようにな
る。
【0081】請求項5の本発明によれば、支持体の厚い
方の前記端部を、被駆動部材の端面に形成された溝に嵌
合して固定することによって、支持体の前記端部の外周
面と内周面とが被駆動部材の溝の対向する内周面に接触
して接触面積を向上することができ、したがって接着剤
を用いたときの接着面積を増加して接着強度を向上し、
本件感光体の強度を向上することができる。支持体の前
記端部に凸部と凹部とを形成し、被駆動部材の溝の底に
形成された駆動凹部と駆動凸部とに相互に係止すること
によって、さらに強度の向上を図ることができる。しか
も支持体の前記端部が被駆動部材の溝に嵌め込まれる構
成であるので、本件感光体の軸線方向の長さを短くして
コンパクト化が可能になる。
【0082】請求項6の本発明の電子写真用感光装置に
よれば、被駆動部材の外歯または内歯の歯車を、駆動手
段の駆動歯車に噛み合わせて駆動するようにし、したが
って既存の電子写真装置において本発明を容易に実施す
ることができるという効果もある。
【0083】本発明の電子写真装置によれば、上述のよ
うに感光層と補強層との外径がほぼ等しく、これらの感
光層と補強層とに現像剤飛散防止用シートが接触するよ
うにしたので、現像装置の現像剤が電子写真装置の内部
で飛散して周囲が汚損されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の電子写真用感光体1の
断面図である。
【図2】感光体1の分解した各構成要素2,3,4を示
す図である。
【図3】図1および図2に示される本発明の実施の一形
態における被駆動部材3および支持部材4付近の拡大し
た断面図である。
【図4】本発明の実施の他の形態の分解した状態を示す
断面図である。
【図5】図4の切断面線V−Vから見た断面図である。
【図6】図4に示される本発明の実施の一形態の被駆動
部材3を左方から見た正面図である。
【図7】本発明の実施の他の形態の支持体2の断面図で
ある。
【図8】図7に示される支持体2の端部9に内嵌される
被駆動部材3の正面図である。
【図9】本発明の実施の他の形態の一部を分解した状態
を示す側面図である。
【図10】支持体2の端部9を示す正面図である。
【図11】被駆動部材3の正面図である。
【図12】図9〜図11に示される本発明の実施の形態
の側面図である。
【図13】支持体2の端部9に被駆動部材3の嵌合部1
0が内嵌して固定された状態を示す断面図である。
【図14】本発明の実施の他の形態における支持体2の
端部9を示す側面図である。
【図15】支持体2の端部9を示す正面図である。
【図16】本発明の実施の一形態の被駆動部材3付近の
断面を示すとともに、参考のための構成を示す断面図で
ある。
【図17】本発明の実施の一形態の荷重Fによる強度を
測定するときの状態を示す断面図である。
【図18】本発明の実施の他の形態の一部の断面図であ
る。
【図19】本発明の実施の他の形態の分解した状態を示
す断面図である。
【図20】図19に示される本発明の実施の形態の被駆
動部材3付近の構成を示す断面図である。
【図21】本発明の実施のさらに他の形態の分解した状
態を示す側面図である。
【図22】本発明の実施の他の形態の一部の断面図であ
る。
【図23】図22に示される支持体2の端部9の右方か
ら見た正面図である。
【図24】図22の切断面線IV−IVから見た断面図
である。
【図25】本発明の実施のさらに他の形態の一部を切欠
いた断面図である。
【図26】図25の実施の形態における被駆動部材3付
近の拡大断面図である。
【図27】図25および図26に示される実施の形態に
おける端部9の周方向展開図である。
【図28】本発明の実施の一形態のレーザプリンタの全
体の構成を示す簡略化した図である。
【図29】図28に示される感光体1付近の簡略化した
図である。
【図30】図28および図29に示されるレーザプリン
タの一部をさらに具体的に示す断面図である。
【図31】現像装置47の分解斜視図である。
【図32】図28〜図31に示される実施の形態におけ
る感光体1付近の正面図である。
【符号の説明】
1 電子写真用感光体 2 導電性合成樹脂製支持体 3 被駆動部材 4 支持部材 5 感光層 6,7 補強層 8 内周面 9 内径が小さい方の端部 10 嵌合部 11 被駆動部 13 嵌合部 14 外向きフランジ 15 突出部 16 軸線 17 係止溝 18,20,23 突出部 19,21,22 係止溝 24 切欠き 25 係止突部 26 支持孔 27 支持軸 28 第1最端位置 29 第2最端位置 32 外周面 33 係止溝 34 突出部 36 環状溝 37,39 突起 38 切欠き 39 駆動凹所 40 駆動突起 41 半導体レーザ源 42 回転多面体 43 結像レンズ 46 主帯電器 47 現像装置 51 転写用帯電器 54 定着装置 61 現像ローラ 62 ケーシング 63 現像剤飛散防止用シート 64 スエード部材 65 開口
フロントページの続き (72)発明者 野口 輝彦 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 今植 幸壽 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 伊藤 達也 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外径が軸線方向に一様でありかつ内径が
    軸線方向にほぼ連続的に小さくなるように変化して傾斜
    した円筒状の合成樹脂製支持体の内径が小さい方の端部
    に、軸線まわりに回転駆動される被駆動部材を固定し、
    支持体の外周面に感光層を形成したことを特徴とする電
    子写真用感光体。
  2. 【請求項2】 支持体の前記端部には、軸線に対して傾
    斜した内周面よりも半径方向内方に突出した突出部が形
    成され、 被駆動部材は、前記端部に内嵌されかつ軸線方向に延び
    て突出部に係止する係止溝が形成される嵌合部を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の電子写真用感光体。
  3. 【請求項3】 支持体の前記端部には、軸線方向に延び
    る複数の切欠きが、周方向に間隔をあけて形成され、 被駆動部材は、 軸線方向に延びて切欠きに係止する係止突部と、 前記端部に内嵌される嵌合部とを有することを特徴とす
    る請求項1記載の電子写真用感光体。
  4. 【請求項4】 嵌合部には、同軸の支持孔が形成され、 支持孔には、支持軸が挿通され、支持体の軸線方向内方
    寄りで、支持体の前記端部の内周面と嵌合部とが接触す
    る第1最端位置と、支持孔の内周面と支持軸とが接触す
    る第2最端位置とは、軸線方向に沿うほぼ同一位置にあ
    ることを特徴とする請求項2または3記載の電子写真用
    感光体。
  5. 【請求項5】 外径が軸線方向に一様でありかつ内径が
    軸線方向にほぼ連続的に小さくなるように変化して傾斜
    した円筒状の合成樹脂製支持体の内径が小さい方の端部
    を、軸線まわりに回転駆動される被駆動部材の端面に形
    成した軸線方向に凹んだ溝に、嵌合したことを特徴とす
    る電子写真用感光体。
  6. 【請求項6】 (a)感光体であって、外径が軸線方向
    に一様でありかつ内径が軸線方向にほぼ連続的に小さく
    なるように変化して傾斜した円筒状の合成樹脂製支持体
    の内径が小さい方の端部に、軸線まわりに回転駆動され
    る被駆動部材を固定し、支持体の外周面に感光層を形成
    し、被駆動部材は、支持体から軸線方向外方に突出した
    歯車を有する感光体と、 (b)前記歯車に噛み合い回転駆動する駆動歯車を有す
    る駆動手段とを含むことを特徴とする電子写真用感光装
    置。
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