JPH09258426A - パターン形成方法 - Google Patents

パターン形成方法

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JPH09258426A
JPH09258426A JP6113796A JP6113796A JPH09258426A JP H09258426 A JPH09258426 A JP H09258426A JP 6113796 A JP6113796 A JP 6113796A JP 6113796 A JP6113796 A JP 6113796A JP H09258426 A JPH09258426 A JP H09258426A
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pattern
light
resist
transparent substrate
forming
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JP6113796A
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Iwao Tokawa
巌 東川
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Toshiba Corp
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】微細なパターンを精度良く形成すること。 【解決手段】透明基板1上に微細パターンを有する遮光
膜3を形成し、次に透明基板1上に遮光膜3の一部に自
己整合したレジストパターン4aを形成し、次にこのレ
ジストパターン4aをマスクに用いて透明基板1の表面
をエッチングし、次にこのようにして作成された位相シ
フトマスクを用いて微細パターンを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明基板にパター
ンを形成するパターン形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フォトマスクや液晶表示素子などにおい
ては、透明基板上に微細パターンを高精度に形成する技
術が求められている。さらに、近年は、位相情報を導入
したマスクを用いて、より情報量の多いパターン形成が
試みられている。この種のパターン形成においては、選
択されたパターン開孔部に位相情報を付加する加工を行
なうなど、特定の開孔部を選択的に加工する技術が不可
欠である。
【0003】特定の開孔部を選択的に加工するために
は、その特定の開孔部が露出するレジストパターンを形
成し、このレジストパターンをマスクにエッチングする
方法が採用されている。しかし、特定の開孔部のみが露
出するレジストパターンの形成は困難である。
【0004】そこで、例えば、特願昭52−4857
3、特願昭55−136483、特願昭61−3083
3、特願平2−167188などに示されているレベン
ソン型位相シフトマスクの製造工程においては以下のよ
うな手法が採用されている。
【0005】まず、図4(a)に示すように、透明基板
71上に複数の微細な開孔部を有する遮光膜72を形成
する。次に同図(a)に示すように、全面にフォトレジ
スト73を塗布した後、遮光膜72の特定の開孔部上の
フォトレジストに光74を照射して、フォトレジスト7
3を露光する。
【0006】このとき、寸法および位置合わせ精度余裕
が必要になるため、開孔部よりも光74のほうを広くす
るので、開孔部周辺上のフォトレジスト73も露光され
る。図中、75は露光された部分を示している。
【0007】次に図4(b)に示すように、上記フォト
レジスト73を現像してフォトレジストパターン73a
を形成した後、図4(c)に示すように、フォトレジス
トパターン73aおよび遮光膜72をマスクとして、透
明基板71の表面をエッチングする。
【0008】最後に、フォトレジストパターン73aを
剥離して、レベンソン型位相シフトマスクが完成する。
図5は、他のレベンソン型位相シフトマスクの形成方法
を示す工程断面図である。
【0009】まず、図5(a)に示すように、透明基板
71上に複数の微細な開孔部を有する遮光膜72を形成
した後、全面に位相シフト膜76を形成する。次に同図
(a)に示すように、全面にフォトレジスト73を塗布
した後、遮光膜72の特定の開孔部上のフォトレジスト
73に光74を照射して、フォトレジスト73を露光す
る。
【0010】このとき、開孔部よりも光のほうが広いの
で、図4の場合と同様に、開孔部周辺上のフォトレジス
ト73も露光される。次に図5(b)に示すように、上
記フォトレジスト73を現像してフォトレジストパター
ン73aを形成した後、図5(c)に示すように、フォ
トレジストパターン73aをマスクとして、位相シフト
膜74をエッチングする。
【0011】最後に、フォトレジストパターン73を剥
離して、レベンソン型位相シフトマスクが完成する。以
上述べた2つの方法では、開孔部のみが露出したレジス
トパターン73は形成してはいないが、これら方法によ
り得られた位相シフトマスクを用いることにより、微細
パターンの形成が可能となる。
【0012】しかしながら、これら位相シフトマスクを
用いた微細パターンの形成方法には以下のような問題が
ある。まず、図4(c)、図5(c)のエッチング工程
で、遮光膜72の露出面がエッチング種に晒されるの
で、図4(c)、図5(c)の拡大図に示すように、遮
光膜72の露出面がエッチングされたり、形状が劣化す
る。
【0013】これにより、遮光膜72の光学特性、特に
反射率が劣化し、微細パターンを精度良く形成できなく
なる。また、遮光膜72の開孔部に対するフォトレジス
トパターン73aの位置が重ね合わさ露光精度に依存す
るため、開孔部に対して対称性に欠けるフォトレジスト
パターン73aが形成される。
【0014】これにより、遮光膜72の開孔部にエッチ
ング種が不均一に供給され、図4(c)の拡大図に示す
ように、透明基板71のエッチング形状(溝形状)は対
称性を失い、微細パターンを精度良く形成できなくな
る。
【0015】これらの問題を解決するために、遮光膜7
2と反対側の透明基板71側から光を照射して、遮光膜
72の特定の開孔部およびその周辺上のフォトレジスト
73を露光することにより、パターン形成を行なうこと
が知られている。
【0016】しかし、この場合、透明基板71の厚みが
大きく、また、透明基板71の膜厚の一様性も不十分で
あるため、十分な位置合わせ、解像性を有する露光を行
なうことは極めて困難である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来の微
細パターンの作成に用いる位相シフトマスクの形成方法
においては、フォトレジストパターンをマスクに透明基
板をエッチングする際に、遮光膜の表面がエッチングさ
れ、形状が劣化したり、遮光膜の光学特性が劣化するの
で、微細パターンを精度良く形成できないという問題が
あった。
【0018】また、遮光膜の開孔部に対するフォトレジ
ストパターンの位置が重ね合わさ露光精度に依存するた
め、開孔部に対して対称性に欠けるフォトレジストパタ
ーンが形成され、透明基板のエッチング形状が対称性を
失い、微細パターンを精度良く形成できないという問題
があった。
【0019】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、微細なパターンを従来
よりも精度良く形成できるパターン形成方法を提供する
ことにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
[概要]上記目的を達成するために、本発明に係るパタ
ーン形成方法(請求項1)は、透明基板上に遮光パター
ンを形成する工程と、前記透明基板上に前記遮光パター
ンの一部に自己整合したレジストパターンを形成する工
程と、前記レジストパターンをマスクに用いて前記透明
基板を加工して、パターンを形成する工程とを有するこ
とを特徴とする。
【0021】また、本発明に係る他のパターン形成方法
(請求項2)は、透明基板上に遮光パターンを形成する
工程と、前記透明基板上に前記遮光パターンを覆うレジ
スト膜を形成する工程と、前記透明基板の前記レジスト
膜および遮光パターン側から、前記遮光パターンが形成
された領域の一部領域に光、X線または荷電粒子を照射
して、前記レジスト膜を露光するとともに、前記遮光パ
ターン膜が形成された領域の全領域あるいは一部領域に
前記レジスト膜の遮光パターンの開孔部を介して前記透
明基板側から露光処理する工程と、前記レジストを現像
して、前記2つの露光が重複した部分の前記レジストを
選択的に除去し、前記透明基板上の前記遮光パターンの
一部に自己整合したレジストパターンを形成する工程
と、前記レジストパターンをマスクに用いて前記透明基
板を加工して、パターンを形成する工程とを有すること
を特徴とする。
【0022】上記パターン形成方法と同様な効果が得ら
れるパターン形成方法としては、透明基板上に遮光パタ
ーンを形成する工程と、前記透明基板上に前記遮光パタ
ーン膜を覆うレジスト膜を形成する工程と、前記透明基
板の前記レジスト膜および遮光パターン側から、前記遮
光パターンが形成された領域の一部領域に光、X線また
は荷電粒子を照射して、前記レジスト膜の上層を選択的
にパターン状に露光するとともに、前記遮光パターン膜
が形成された領域の全領域あるいは一部領域に前記レジ
スト膜の遮光パターンの開孔部を介して前記透明基板側
から、前記レジスト膜の透明基板側を選択的に露光処理
する工程と、前記レジストを現像して、前記2つの露光
が重複した前記遮光パターンの開孔領域の前記レジスト
を選択的に除去し、前記透明基板上に前記遮光パターン
の一部に自己整合したレジストパターンを形成する工程
と、前記レジストパターンをマスクに用いて前記透明基
板を加工して、パターンを形成する工程とを有する方法
があげられる。
【0023】なお、本発明を露光用のマスクに適用する
場合には、上記レジストパターンをマスクに透明基板を
エッチングして彫り込み、最接近する開孔と位相差の情
報を有する構成を実現して、位相シフトマスクを作成す
ることが好ましい。
【0024】[作用]本発明によれば、遮光パターンに
自己整合的にレジストパターンが形成されるため、レジ
ストパターンをマスクにエッチングする際に、遮光パタ
ーンがエッチングされることはない。したがって、遮光
パターンの光学特性の劣化を防止できるので、微細パタ
ーンを従来よりも精度良く形成できるようになる。
【0025】また、レジストパターンが自己整合的に形
成されることにより、レジストパターンの位置合わさは
高精度になるので、遮光パターンの開孔部に対して対称
性の高いレジストパターンを形成できる。したがって、
開孔部にエッチング種が均一に供給され、基板表面が所
定通りの形状に加工されるので、微細パターンを従来よ
りも精度良く、対称性に優れた立体構造に形成できるよ
うになる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態(実施形態)を説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係るレベンソン型位相シフトマスクの形成方法を示す工
程断面図である。
【0027】まず、図1(a)に示すように、石英から
なる透明基板1上に例えばクロムおよびクロム酸化物か
らなる薄膜を加工し、複数の微細な開孔部2(微細パタ
ーン)を有する遮光膜3を形成する。
【0028】次に同図(a)に示すように、全面に厚さ
0.5μmのi線レジスト4を塗布した後、このi線レ
ジスト4に所定のベーキング処理を行なう。次に図1
(b)に示すように、レーザ描画装置を用いて、遮光膜
3が形成された透明基板1側から、遮光膜3の選択した
開孔部およびその周辺5上のi線レジスト4にレーザ光
6を選択的に照射して、露光量35mJ/cm2 の条件
でi線レジスト4を露光する。 i線レジスト4のう
ち、図中、縦線で示された領域は、レーザ光6の照射領
域を示している。
【0029】次に同図1(b)に示すように、遮光膜3
と反対側の透明基板1側からi線7を全面照射して、つ
まり、全ての開孔部2上のi線レジスト4にi線7を照
射して露光量40mJ/cm2 の条件でi線レジスト4
を露光する。
【0030】i線レジスト4のうち、図中、横線で示さ
れた領域は、i線7の照射領域を示している。そして、
横線と縦線が交わっている領域が2つの露光の重複部分
を示している。
【0031】なお、ここでの全面照射は、透明基板1の
裏面全体である必要はなく、少なくとも選択した開孔部
を含んだ領域全面であれば良い。次いで現像前ベーキン
グを105℃で10分間を行なった後、透明基板1を室
温まで冷却する。
【0032】次に図1(c)に示すように、現像液を用
いて、45秒のパドル現像処理を行なって、レジストパ
ターン4aを形成する。このレジストパターン4aは、
遮光膜3が形成された透明基板1側からの露光と、遮光
膜3と反対側の透明基板1側からの露光との重複した部
分のi線レジスト4が選択的に除去され、選択した開孔
部に自己整合した開孔部を有するパターンである。
【0033】これは、遮光膜3と反対側の透明基板1側
からの露光量40mJ/cm2 の露光単独、または遮光
膜3が形成された透明基板1側からの露光量35mJ/
cm2 の露光単独では、i線レジスト4の現像は始まら
ず、上記2つの露光が重複した部分のi線レジスト4の
みが現像されからである。
【0034】したがって、遮光膜3の上面はレジストパ
ターン4aにより被覆された状態となり、また、レジス
トパターン4aは遮光膜3の開孔部2に対して対称性の
高いパターンとなる。
【0035】次に図1(d)に示すように、RIE装置
を用いて、レジストパターン4aをマスクとして、透明
基板1の表面を異方性エッチングして溝を形成する。具
体的には、エッチングガスとしてCF4 とH2の混合ガ
スを使用し、投入電力150W、エッチング時間495
秒の条件で行なって、透明基板1の表面を245nmエ
ッチングする。
【0036】このとき、遮光膜3の上面はレジストパタ
ーン4aにより被覆され保護されているので、エッチン
グされない。また、レジストパターン4aは遮光膜3の
開孔部に対して対称性が高いので、開孔部にエッチング
種が均一に供給され、基板表面を所定通りの形状にエッ
チングできるようになる。
【0037】最後に、レジストパターン3を剥離して、
レベンソン型位相シフトマスクが完成する。このように
して作成された位相シフトマスクを用いて、KrFエキ
シマステッパーで転写されたパターンを調べたところ、
解像度が向上し、従来得られなかった露光領域内の均一
性も向上していた。
【0038】このような結果が得られた理由は、遮光膜
3の上面がレジストパターン4aにより保護されエッチ
ングされなかったので、遮光膜3の反射率等の光学特性
の劣化を防止できたからである。
【0039】他の理由は、遮光膜3の開孔部にエッチン
グ種が均一に供給され、基板表面を所定通りの形状にエ
ッチングできたからである。以上述べたように、本実施
形態によれば、遮光膜3の光学特性の劣化を防止でき、
また、遮光膜3の開孔部にエッチング種を均一に供給で
きるので、従来よりも高品質の位相シフトマスクを形成
でき、この高品質の位相シフトマスクを用いることで、
微細パターンを従来よりも精度良く形成できるようにな
る。 (第2の実施形態)図2は、本発明の第2の実施形態に
係るレベンソン型位相シフトマスクの形成方法を示す工
程断面図である。
【0040】まず、図2(a)に示すように、石英から
なる透明基板11上に例えばクロムおよびクロム酸化物
からなる薄膜を通常法により加工し、複数の微細な開孔
部12(微細パターン)を有する遮光膜13を形成す
る。
【0041】ここまでの工程は第1の実施形態と同じで
ある。この後、同図(a)に示すように、全面に例えば
厚さ0.5μmの塗料添加レジスト14を塗布する。次
に図2(b)に示すように、塗料添加レジスト14に対
して露光光侵入深さが小さい短波長光として、キセノン
水銀ランプから発せられる光のうち波長300nm以下
の光15を選び、この光15を遮光膜13と反対側の透
明基板11側から照射して、露光量35mJ/cm2
条件で塗料添加レジスト14を露光する。
【0042】塗料添加レジスト14のうち、図中、横線
で示された領域は、光15の照射領域を示している。次
に同図(b)に示すように、遮光膜13が形成された透
明基板11側から、遮光膜13の選択した開孔部12お
よびその周辺上の塗料添加レジスト14に、塗料添加レ
ジスト14に対して露光光侵入深さが小さい光16を選
択的に照射して、露光量35mJ/cm2 の条件で塗料
添加レジスト14を露光する。
【0043】塗料添加レジスト14のうち、図中、縦線
で示された領域は、光16の照射領域を示している。そ
して、縦線と横線が交わっている部分は2つの露光の重
複部分を示している。
【0044】次に図2(c)に示すように、上記塗料添
加レジスト14を現像して、レジストパターン14aを
形成する。このレジストパターン14aは、遮光膜13
が形成された透明基板11側からの露光と、遮光膜13
と反対側の透明基板11側からの露光との重複した部分
の塗料添加レジスト14が選択的に除去され、選択した
開孔部に自己整合した開孔部を有するパターンである。
【0045】これは、レジストに塗料が添加され、露光
量が小さく制御されていた結果、塗料添加レジスト14
と反対側の透明基板11側からの露光単独、または塗料
添加レジスト13が形成された透明基板11側からの露
光単独では、露光量が不十分で、現像液による溶解が進
まないからである。
【0046】次に図2(d)に示すように、RIE装置
を用いて、レジストパターン14aをマスクとして、透
明基板11の表面を異方性エッチングして溝を形成す
る。具体的には、エッチングガスとしてCF4 とH2
混合ガスを使用し、投入電力150W、エッチング時間
495秒の条件で行なって、位相差が180度となる溝
を透明基板11の表面に形成する。
【0047】最後に、レジストパターン14aを剥離し
て、レベンソン型位相シフトマスクが完成する。本実施
形態のレベンソン型位相シフトマスクの形成方法でも先
の実施形態と同様の作用効果が得られる。
【0048】さらに、本実施形態の場合、露光光侵入深
さが小さい光16を使用しているので、図2(c)に示
すように、選択した開孔部12の下部側壁部分の塗料添
加レジスト14bは露光されていない。
【0049】したがって、選択した開孔部12の下部側
壁部分の塗料添加レジスト14bは全く現像されないの
で、この塗料添加レジスト14b下の遮光膜13が露出
することを確実に防止できるようになる。
【0050】また、本実施形態のレベンソン型位相シフ
トマスクを用いて微細パターンを形成方法することでも
先の実施形態と同様な効果が得られる。ただし、本実施
形態のレベンソン型位相シフトマスクは、選択した開孔
部12の下部側壁部分の塗料添加レジスト14b下の遮
光膜13の露出を確実に防止できるので、より微細なパ
ターンの形成が可能となる。 (第3の実施形態)図3は、本発明の第3の実施形態に
係る偏光基板の形成方法を示す工程断面図である。この
偏光基板は透明基板上に2種類の偏光板がパターン形成
されたものである。
【0051】まず、図3(a)に示すように、透明基板
21上に遮光膜22を形成する。この遮光膜22には複
数の微細な開孔部23が配列形成されている。次に同図
(a)に示すように、遮光膜22上に偏光板24を形成
した後、この偏光板24上にレジスト25を塗布する。
【0052】次に図3(b)に示すように、偏光板24
が形成された透明基板21側から光26を所定の開孔部
23上のレジスト25に照射し、偏光板24と反対側の
透明基板21側から光27を全面照射した後、レジスト
25を現像して、レジストパターン25aを自己整合的
に形成する。
【0053】このレジストパターン25aの作成工程で
は、第1の実施形態、第2の実施形態のどちらの手法を
用いても良い。次に図3(c)に示すように、レジスト
パターン25aをマスクとして、偏光板24をエッチン
グして、偏光板24をパターン加工する。なお、偏光板
24のパターン形状は仕様に応じて適宜決定する。
【0054】この後、パターン加工した偏光板24を絶
縁膜等の保護膜により覆って、他の種類の偏光板のパタ
ーン加工を偏光板24の場合と同様に行なった後、レジ
ストパターン24a、上記保護膜を除去して偏光基板が
完成する。
【0055】なお、本実施形態では2種類の偏光板を用
いる場合にはついて説明したが、3種類の偏光板を用い
る場合には、既にパターン加工した偏光板を保護膜で覆
って次の偏光板のパターン加工するという手順を繰り返
せば良い。
【0056】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではない。例えば、上記実施形態では、位相シ
フトマスク、偏光基板を作成する場合について説明した
が、本発明は微細パターンの作成を要する他のものにも
適用できる。
【0057】例えば、色フィルタ板にも適用できる。こ
の場合の形成方法は、偏光基板の形成方法において、偏
光板を色フィルタに置き換えたものとなる。本実施形態
では、パターン膜として遮光膜を用いた場合について説
明したが、本発明はパターン膜として半透明膜を用いた
場合にも適用できる。その他、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で、種々変形して実施できる。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、遮
光パターンの一部に自己整合したレジストパターンを形
成し、このレジストパターンをエッチングマスクに用い
ることにより、微細なパターンを精度良く形成できるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るレベンソン型位
相シフトマスクの形成方法を示す工程断面図
【図2】本発明の第2の実施形態に係るレベンソン型位
相シフトマスクの形成方法を示す工程断面図
【図3】本発明の第3の実施形態に係る偏光基板の形成
方法を示す工程断面図
【図4】従来の位相シフトマスクの形成方法を示す工程
断面図
【図5】従来の他の位相シフトマスクの形成方法を示す
工程断面図
【符号の説明】
1…透明基板 2…開孔部 3…遮光膜 4…i線レジスト 4a…レジストパターン 6…レーザ光 7…i線 11…透明基板 12…開孔部 13…遮光膜 14…塗料添加レジスト 14a…レジストパターン 15,16…光 21…透明基板 22…遮光膜 23…開孔部 24…偏向板 25…レジスト 25a…レジストパターン 26,27…光

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明基板上に遮光パターンを形成する工程
    と、 前記透明基板上に前記遮光パターンの一部に自己整合し
    たレジストパターンを形成する工程と、 前記レジストパターンをマスクに用いて前記透明基板を
    加工して、パターンを形成する工程とを有することを特
    徴とするパターン形成方法。
  2. 【請求項2】透明基板上に遮光パターンを形成する工程
    と、 前記透明基板上に前記遮光パターンを覆うレジスト膜を
    形成する工程と、 前記透明基板の前記レジスト膜および遮光パターン側か
    ら、前記遮光パターンが形成された領域の一部領域に
    光、X線または荷電粒子を照射して、前記レジスト膜を
    露光するとともに、前記遮光パターン膜が形成された領
    域の全領域あるいは一部領域に前記レジスト膜の遮光パ
    ターンの開孔部を介して前記透明基板側から露光処理す
    る工程と、 前記レジストを現像して、前記2つの露光が重複した部
    分の前記レジストを選択的に除去し、前記透明基板上の
    前記遮光パターンの一部に自己整合したレジストパター
    ンを形成する工程と、 前記レジストパターンをマスクに用いて前記透明基板を
    加工して、パターンを形成する工程とを有することを特
    徴とするパターン形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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