JPH09258007A - マイクロレンズアレイの製造方法及びマイクロレンズアレイを備えた光記録媒体の製造方法 - Google Patents
マイクロレンズアレイの製造方法及びマイクロレンズアレイを備えた光記録媒体の製造方法Info
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- JPH09258007A JPH09258007A JP8093303A JP9330396A JPH09258007A JP H09258007 A JPH09258007 A JP H09258007A JP 8093303 A JP8093303 A JP 8093303A JP 9330396 A JP9330396 A JP 9330396A JP H09258007 A JPH09258007 A JP H09258007A
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- Japan
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- microlens array
- film
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- lens
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 マイクロレンズアレイの各レンズ素子の開口
部を高精度に形成する。 【解決手段】 レンズ素子３１ａを格子状に配列したマ
イクロレンズアレイを有するマイクロレンズアレイ体３
１を形成する工程と、前記マイクロレンズアレイ体３１
のマイクロレンズアレイと反対側の平坦面に前記マイク
ロレンズアレイの各レンズ素子の中心部に格子状のマス
ク３４を成膜する第１の成膜工程と、前記平坦面に前記
成膜されたマスク３４を覆うよう低反射率の金属３５を
成膜する第２の成膜工程と、前記第２の成膜工程によっ
て形成された膜３５をリフトオフ法によって前記マイク
ロレンズアレイの各レンズ素子の中心部に格子状の開口
部３１ｂを形成する工程とよりなるマイクロレンズアレ
イの製造方法。
部を高精度に形成する。 【解決手段】 レンズ素子３１ａを格子状に配列したマ
イクロレンズアレイを有するマイクロレンズアレイ体３
１を形成する工程と、前記マイクロレンズアレイ体３１
のマイクロレンズアレイと反対側の平坦面に前記マイク
ロレンズアレイの各レンズ素子の中心部に格子状のマス
ク３４を成膜する第１の成膜工程と、前記平坦面に前記
成膜されたマスク３４を覆うよう低反射率の金属３５を
成膜する第２の成膜工程と、前記第２の成膜工程によっ
て形成された膜３５をリフトオフ法によって前記マイク
ロレンズアレイの各レンズ素子の中心部に格子状の開口
部３１ｂを形成する工程とよりなるマイクロレンズアレ
イの製造方法。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロレンズア
レイを備えた光記録媒体の製造方法に関するものであ
る。
レイを備えた光記録媒体の製造方法に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】エンジニアリング・プラスチックの成形
品はＯＡ機器等に広く使用されてきている。
品はＯＡ機器等に広く使用されてきている。
【０００３】例えばプロジェクションテレビ等の映像投
射スクリーンとしては、フレネルレンズとレンチキュラ
ーレンズとを組み合わせたものなど種々の形態のスクリ
ーンが提案されている。例えば３次元フイルム（３次元
画像記録フイルム）、光カード等の光学的記録媒体、あ
るいはＣＣＤ（電荷結合素子）及びアクティブマトリッ
クス方式の液晶ディスプレイ等は、高精細度になるに伴
って光源から出射される光を画素の開口部に以何に多く
集光させるかが課題となる。例えば上記３次元フイルム
（１４インチ×１７インチ）等に形成される複眼レンズ
（フライレンズアレイ）のようなマイクロレンズアレイ
は、直径が２mm以下のレンズ素子が縦横格子状に200,00
0 〜350,000 個必要とされる。
射スクリーンとしては、フレネルレンズとレンチキュラ
ーレンズとを組み合わせたものなど種々の形態のスクリ
ーンが提案されている。例えば３次元フイルム（３次元
画像記録フイルム）、光カード等の光学的記録媒体、あ
るいはＣＣＤ（電荷結合素子）及びアクティブマトリッ
クス方式の液晶ディスプレイ等は、高精細度になるに伴
って光源から出射される光を画素の開口部に以何に多く
集光させるかが課題となる。例えば上記３次元フイルム
（１４インチ×１７インチ）等に形成される複眼レンズ
（フライレンズアレイ）のようなマイクロレンズアレイ
は、直径が２mm以下のレンズ素子が縦横格子状に200,00
0 〜350,000 個必要とされる。
【０００４】この種の板状のマイクロレンズアレイの製
造に際しては、その金型としてはスクリーン印刷法、切
削法及び圧子法等によって製作されたものを用いるもの
が一般的である。
造に際しては、その金型としてはスクリーン印刷法、切
削法及び圧子法等によって製作されたものを用いるもの
が一般的である。
【０００５】上記した一つの製造方法としての圧子法に
よるマイクロレンズアレイの製造方法を図５にて説明す
る。
よるマイクロレンズアレイの製造方法を図５にて説明す
る。
【０００６】図５（Ａ）に示すように、マイクロレンズ
アレイを形成するための半径0.7mm、の多数のレンズ面
２を所定のピッチＰにて格子状に隣接配列した金型１
と、直径２００μｍの圧子ピンにて深さ0.1mm の圧根
４，４を上記ピッチＰと同様に格子状に多数形成した絞
り金型３とをセンタリング（２０μｍオーダ）した状態
で上下型合せして、両者間に加熱した光学的な樹脂板５
を配置して加圧することにより、レンズアレイ６を成形
し、圧根４によって図５（Ｂ）のように脚部７ｂの両側
に絞り部７ａが形成されたレンズアレイ６の絞り部７ａ
側に黒インク８を塗布・乾燥した後、絞り部７ａ，７ａ
内に黒インク８が残留するように精密研磨して｛図５
（Ｃ）｝、所望のレンズアレイを形成する。そして、露
出した脚部７ｂ及び絞り部７ａ側に光学的特性を有する
スペーサ９及び記録層となる銀塩フイルム１０を順次形
成することにより、図５（Ｄ）に示すようなマイクロレ
ンズアレイを備えた光記録媒体を形成するものである。
アレイを形成するための半径0.7mm、の多数のレンズ面
２を所定のピッチＰにて格子状に隣接配列した金型１
と、直径２００μｍの圧子ピンにて深さ0.1mm の圧根
４，４を上記ピッチＰと同様に格子状に多数形成した絞
り金型３とをセンタリング（２０μｍオーダ）した状態
で上下型合せして、両者間に加熱した光学的な樹脂板５
を配置して加圧することにより、レンズアレイ６を成形
し、圧根４によって図５（Ｂ）のように脚部７ｂの両側
に絞り部７ａが形成されたレンズアレイ６の絞り部７ａ
側に黒インク８を塗布・乾燥した後、絞り部７ａ，７ａ
内に黒インク８が残留するように精密研磨して｛図５
（Ｃ）｝、所望のレンズアレイを形成する。そして、露
出した脚部７ｂ及び絞り部７ａ側に光学的特性を有する
スペーサ９及び記録層となる銀塩フイルム１０を順次形
成することにより、図５（Ｄ）に示すようなマイクロレ
ンズアレイを備えた光記録媒体を形成するものである。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した方
法によるとマイクロレンズアレイの製造工程上、各レン
ズ素子に投射される光を均一に集光させるためには、マ
イクロレンズアレイを形成する金型１と、絞り金型３と
を相互に高精度にピッチ合わせをする必要があり、この
型合わせ作業は非常に困難なものである。
法によるとマイクロレンズアレイの製造工程上、各レン
ズ素子に投射される光を均一に集光させるためには、マ
イクロレンズアレイを形成する金型１と、絞り金型３と
を相互に高精度にピッチ合わせをする必要があり、この
型合わせ作業は非常に困難なものである。
【０００８】また、絞り部７ａ，７ａに光を遮断るため
の黒インク８が残留するように精密研磨する作業は、仕
上げ面の面精度（平均表面粗さ１μｍ）を確保する上で
はどうしてもて手作業による研磨に依存しなければなら
ず、この作業は相当の熟練を用するため、これまた製造
効率が悪い。
の黒インク８が残留するように精密研磨する作業は、仕
上げ面の面精度（平均表面粗さ１μｍ）を確保する上で
はどうしてもて手作業による研磨に依存しなければなら
ず、この作業は相当の熟練を用するため、これまた製造
効率が悪い。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、請求項１にあっては、レンズ素
子を格子状に配列したマイクロレンズアレイを有するマ
イクロレンズアレイ体を形成する工程と、前記マイクロ
レンズアレイ体のマイクロレンズアレイと反対側の平坦
面に前記マイクロレンズアレイの各レンズ素子の中心部
に格子状のマスクを成膜する第１の成膜工程と、前記平
坦面に前記成膜されたマスクを覆うよう低反射率の金属
を成膜する第２の成膜工程と、前記第２の成膜工程によ
って形成された膜をリフトオフ法によって前記マイクロ
レンズアレイの各レンズ素子の中心部に格子状の開口部
を形成する工程とよりなるマイクロレンズアレイの製造
方法を提供する。
てなされたものであり、請求項１にあっては、レンズ素
子を格子状に配列したマイクロレンズアレイを有するマ
イクロレンズアレイ体を形成する工程と、前記マイクロ
レンズアレイ体のマイクロレンズアレイと反対側の平坦
面に前記マイクロレンズアレイの各レンズ素子の中心部
に格子状のマスクを成膜する第１の成膜工程と、前記平
坦面に前記成膜されたマスクを覆うよう低反射率の金属
を成膜する第２の成膜工程と、前記第２の成膜工程によ
って形成された膜をリフトオフ法によって前記マイクロ
レンズアレイの各レンズ素子の中心部に格子状の開口部
を形成する工程とよりなるマイクロレンズアレイの製造
方法を提供する。
【００１０】そして、前記請求項１に記載によって製造
されたマイクロレンズアレイの開口部側にＵＶ接着剤を
塗布する工程と、前記ＵＶ接着剤上に光学的材料のスペ
ーサを積層する工程と、前記スペーサ上に接着剤を介し
て記録フィルムを積層する工程とよりなるマイクロレン
ズアレイを備えた光記録媒体の製造方法をそれぞれ提供
するものである。
されたマイクロレンズアレイの開口部側にＵＶ接着剤を
塗布する工程と、前記ＵＶ接着剤上に光学的材料のスペ
ーサを積層する工程と、前記スペーサ上に接着剤を介し
て記録フィルムを積層する工程とよりなるマイクロレン
ズアレイを備えた光記録媒体の製造方法をそれぞれ提供
するものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係わるマイクロレ
ンズアレイの製造方法の一実施例を図１乃至図２を参照
して詳細に説明する。
ンズアレイの製造方法の一実施例を図１乃至図２を参照
して詳細に説明する。
【００１２】説明に先だって、本発明方法によって製造
されるマイクロレンズアレイの用途の一例について簡単
に説明する。
されるマイクロレンズアレイの用途の一例について簡単
に説明する。
【００１３】マスクロレンズアレイは上記したように３
次元フイルム、光カード等の光学的記録媒体、あるいは
ＣＣＤ（電荷結合素子）及びアクティブマトリックス方
式の液晶ディスプレイ等に使用されるが、ここでは光カ
ードに付けた例について説明する。
次元フイルム、光カード等の光学的記録媒体、あるいは
ＣＣＤ（電荷結合素子）及びアクティブマトリックス方
式の液晶ディスプレイ等に使用されるが、ここでは光カ
ードに付けた例について説明する。
【００１４】図３はマイクロレンズアレイを含んで構成
される光カード２０の一部拡大斜視図であり、板状レン
ズとして、微小の球径のレンズ素子２１ａを格子状多数
配列した透明なマイクロレンズアレイ体２１の下に、所
定の閾値以上の光の照射によって記録が行われるような
記録材料の２次元的な広がりによって形成される記録層
２２として、銀塩パターン層（クラフト層）２３とその
下側のゼラチン層２４との２層構造としてある。そし
て、記録層２２の下には基材２５及び保護層２６が順次
形成されている。
される光カード２０の一部拡大斜視図であり、板状レン
ズとして、微小の球径のレンズ素子２１ａを格子状多数
配列した透明なマイクロレンズアレイ体２１の下に、所
定の閾値以上の光の照射によって記録が行われるような
記録材料の２次元的な広がりによって形成される記録層
２２として、銀塩パターン層（クラフト層）２３とその
下側のゼラチン層２４との２層構造としてある。そし
て、記録層２２の下には基材２５及び保護層２６が順次
形成されている。
【００１５】情報信号記録に際して、このレンズ素子ア
レイを図示せぬＸ−Ｙテーブルに載置し、図４に示すよ
うに、光源Ｌよりシリンドリカルレンズ２７を介して所
定の閾値以上の光の照射によって、その光の熱エネルギ
によって光カード２０のマイクロレンズアレイ２１の一
の素子（凸レンズ）の焦点面に対応する銀粒子を含む有
機コロイド状（ゼラチン）の銀塩パターン層２３の銀粒
子を下層のゼラチン層２４に溶け込ませて信号ピットを
形成させつつ、テーブルを各レンズ素子に対応させて順
次移動することにより、光の方向がＬ1 ，Ｌ2 ，Ｌ3 の
ように変化し、記録再生領域中における異なる交点Ｓα
1,Ｓα2,Ｓα3 が生じて情報信号と対応する記録が行わ
れるものである。
レイを図示せぬＸ−Ｙテーブルに載置し、図４に示すよ
うに、光源Ｌよりシリンドリカルレンズ２７を介して所
定の閾値以上の光の照射によって、その光の熱エネルギ
によって光カード２０のマイクロレンズアレイ２１の一
の素子（凸レンズ）の焦点面に対応する銀粒子を含む有
機コロイド状（ゼラチン）の銀塩パターン層２３の銀粒
子を下層のゼラチン層２４に溶け込ませて信号ピットを
形成させつつ、テーブルを各レンズ素子に対応させて順
次移動することにより、光の方向がＬ1 ，Ｌ2 ，Ｌ3 の
ように変化し、記録再生領域中における異なる交点Ｓα
1,Ｓα2,Ｓα3 が生じて情報信号と対応する記録が行わ
れるものである。
【００１６】また、マイクロレンズアレイをディスプレ
イ等に使用する場合には、ポリエステル等のベースフイ
ルム上にレンズ素子アレイを接着固定し、背面より情報
信号を投射して再生画像を表示するものであり、この場
合にもレンズ素子アレイはポリスチレン、アクリル樹脂
及びポリカーボネート等の光学的特性の優れた樹脂が適
切であり、特にアクリル樹脂は光学的にも好ましいもの
である。
イ等に使用する場合には、ポリエステル等のベースフイ
ルム上にレンズ素子アレイを接着固定し、背面より情報
信号を投射して再生画像を表示するものであり、この場
合にもレンズ素子アレイはポリスチレン、アクリル樹脂
及びポリカーボネート等の光学的特性の優れた樹脂が適
切であり、特にアクリル樹脂は光学的にも好ましいもの
である。
【００１７】ここで、本発明のマイクロレンズアレイの
製造方法を説明する。図１（Ａ）に示すように、従来と
同様にして例えば半径0.7mm の多数のレンズ素子３０ａ
を所定のピッチＰにて格子状に隣接配列した金型３０を
用いて、所定の厚みの板状のＰＭＭＡ（アクリル樹脂）
またはＰＥＴ樹脂を加熱した状態で加圧成形してレンズ
面３０ａを転写して、図１（Ｂ）のようなレンズ素子３
１ａを格子状に備えたマイクロレンズアレイ体３１を形
成する。
製造方法を説明する。図１（Ａ）に示すように、従来と
同様にして例えば半径0.7mm の多数のレンズ素子３０ａ
を所定のピッチＰにて格子状に隣接配列した金型３０を
用いて、所定の厚みの板状のＰＭＭＡ（アクリル樹脂）
またはＰＥＴ樹脂を加熱した状態で加圧成形してレンズ
面３０ａを転写して、図１（Ｂ）のようなレンズ素子３
１ａを格子状に備えたマイクロレンズアレイ体３１を形
成する。
【００１８】そして、レンズ面と反対側にレンズに投射
される光を集光させるために、レンズの中心を開口させ
た開口部（直径２００μｍ）３２ａを備えたメタルマス
ク３３を用い、スパッタリング装置によってアルミニウ
ムの薄膜３４を１００ｎｍ〜２００ｎｍの厚み成膜する
ことにより、直径２００μｍの格子状のパターンを形成
する｛図１（Ｄ）｝。
される光を集光させるために、レンズの中心を開口させ
た開口部（直径２００μｍ）３２ａを備えたメタルマス
ク３３を用い、スパッタリング装置によってアルミニウ
ムの薄膜３４を１００ｎｍ〜２００ｎｍの厚み成膜する
ことにより、直径２００μｍの格子状のパターンを形成
する｛図１（Ｄ）｝。
【００１９】このパターンを形成の際、マイクロレンズ
アレイ体３１の各レンズ素子３１ａの中心とメタルマス
ク３２の開口部３２ａの中心とを精度良くセンタリング
（一致）させることが重要な要となる。そのためには、
図１（Ｃ）に示すように、マイクロレンズアレイ体３１
側より矢印で示す光を照射する一方、メタルマスク３２
側にフォトディテクタ３３を配置し、フォトディテクタ
３３をメタルマスク３２側にて走査しつつその出力電流
を検出し、戻り光が最大となるところでメタルマスク３
２の開口部３２ａの中心とレンズ素子３１ａの中心を精
度良く位置合わせ（センタリング）することができ、そ
の状態で両者を簡単に固定することにより、作業性が良
好となる。
アレイ体３１の各レンズ素子３１ａの中心とメタルマス
ク３２の開口部３２ａの中心とを精度良くセンタリング
（一致）させることが重要な要となる。そのためには、
図１（Ｃ）に示すように、マイクロレンズアレイ体３１
側より矢印で示す光を照射する一方、メタルマスク３２
側にフォトディテクタ３３を配置し、フォトディテクタ
３３をメタルマスク３２側にて走査しつつその出力電流
を検出し、戻り光が最大となるところでメタルマスク３
２の開口部３２ａの中心とレンズ素子３１ａの中心を精
度良く位置合わせ（センタリング）することができ、そ
の状態で両者を簡単に固定することにより、作業性が良
好となる。
【００２０】その後、アルミニウムの薄膜３４が成膜さ
れたマイクロレンズアレイ体３１のアルミマスクパター
ン上に図１（Ｅ）に示すように、クロム（Ｃｒ）３５を
１００ｎｍ〜２００ｎｍの厚みで成膜する。そして、苛
性ソーダ等の強アルカリ液でアルミニウム３４をエッチ
ングし、リフトオフ法によりクロム（Ｃｒ）３５を黒い
格子状に配列した平坦な絞り部３５ａ，３５ａを残留さ
せることにより図１（Ｆ）に示すようにレンズ素子の中
心と一致した中心を有する開口部３１ｂを備えたマイク
ロレンズアレイを形成する。
れたマイクロレンズアレイ体３１のアルミマスクパター
ン上に図１（Ｅ）に示すように、クロム（Ｃｒ）３５を
１００ｎｍ〜２００ｎｍの厚みで成膜する。そして、苛
性ソーダ等の強アルカリ液でアルミニウム３４をエッチ
ングし、リフトオフ法によりクロム（Ｃｒ）３５を黒い
格子状に配列した平坦な絞り部３５ａ，３５ａを残留さ
せることにより図１（Ｆ）に示すようにレンズ素子の中
心と一致した中心を有する開口部３１ｂを備えたマイク
ロレンズアレイを形成する。
【００２１】そこで、３次元フイルム（３次元画像記録
フイルム）のような光学的記録媒体を製造するために
は、図２に示すように格子状に配列して絞り部３５ａ，
３５ａ側にＵＶ接着剤３６を塗布し、アクリルからなる
スペーサ３７及び上記した記録層であるフイルム３８を
順次接着して最終的な記録媒体を得ることができる。従
って、絞り部３５ａは平坦であるため、光学的な材料で
あるアクリルのスペーサ３７とマイクロレンズアレイ体
３１と接着力が強くなり、製品の信頼性が向上すると共
に接着面に気泡が入ることがなく、製品の歩留まりが向
上する。
フイルム）のような光学的記録媒体を製造するために
は、図２に示すように格子状に配列して絞り部３５ａ，
３５ａ側にＵＶ接着剤３６を塗布し、アクリルからなる
スペーサ３７及び上記した記録層であるフイルム３８を
順次接着して最終的な記録媒体を得ることができる。従
って、絞り部３５ａは平坦であるため、光学的な材料で
あるアクリルのスペーサ３７とマイクロレンズアレイ体
３１と接着力が強くなり、製品の信頼性が向上すると共
に接着面に気泡が入ることがなく、製品の歩留まりが向
上する。
【図１】本発明のマイクロレンズアレイの製造方法の一
実施例を示す工程図である。
実施例を示す工程図である。
【図２】マイクロレンズアレイを用いた記録媒体の断面
図である。
図である。
【図３】マイクロレンズアレイを用いた光カードの拡大
斜視図である。
斜視図である。
【図４】図３の光カードに情報を記録する態様を示す説
明図である。
明図である。
【図５】従来方法におけるマイクロレンズアレイの製造
方法である。
方法である。
３０…金型、３１…マイクロレンズアレイ体、３２…メ
タルマスク、３３…フォトディテクタ、３４…アルミニ
ウムの薄膜、３５…クロムの薄膜、３５ａ…絞り部、３
６…接着剤、３７…スペーサ、３８…フイルム。
タルマスク、３３…フォトディテクタ、３４…アルミニ
ウムの薄膜、３５…クロムの薄膜、３５ａ…絞り部、３
６…接着剤、３７…スペーサ、３８…フイルム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 和洋 神奈川県横浜市神奈川区守屋町３丁目12番 地 日本ビクター株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】レンズ素子を格子状に配列したマイクロレ
ンズアレイを有するマイクロレンズアレイ体を形成する
工程と、前記マイクロレンズアレイ体のマイクロレンズ
アレイと反対側の平坦面に前記マイクロレンズアレイの
各レンズ素子の中心部に格子状のマスクを成膜する第１
の成膜工程と、前記平坦面に前記成膜されたマスクを覆
うよう低反射率の金属を成膜する第２の成膜工程と、前
記第２の成膜工程によって形成された膜をリフトオフ法
によって前記マイクロレンズアレイの各レンズ素子の中
心部に格子状の開口部を形成する工程とよりなるマイク
ロレンズアレイの製造方法。 - 【請求項２】前記請求項１に記載によって製造されたさ
れたマイクロレンズアレイの開口部側にＵＶ接着剤を塗
布する工程と、前記ＵＶ接着剤上に光学的材料のスペー
サを積層する工程と、前記スペーサ上に接着剤を介して
記録フィルムを積層する工程とよりなるマイクロレンズ
アレイを備えた光記録媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8093303A JPH09258007A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | マイクロレンズアレイの製造方法及びマイクロレンズアレイを備えた光記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8093303A JPH09258007A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | マイクロレンズアレイの製造方法及びマイクロレンズアレイを備えた光記録媒体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09258007A true JPH09258007A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=14078581
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8093303A Pending JPH09258007A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | マイクロレンズアレイの製造方法及びマイクロレンズアレイを備えた光記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09258007A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100459397B1 (ko) * | 2002-02-01 | 2004-12-03 | 엘지전자 주식회사 | 광 기록 및 재생 장치의 솔리드 이머션 렌즈 및 그 제작방법 |
| WO2004111706A3 (en) * | 2003-06-03 | 2005-03-03 | Bright View Technologies Inc | Micro-lens array with precisely aligned aperture mask and methods of producing same |
| WO2006011087A1 (en) * | 2004-07-21 | 2006-02-02 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Information carrier, system and apparatus for reading such an information carrier |
| CN108749391A (zh) * | 2014-07-17 | 2018-11-06 | 光学物理有限责任公司 | 用于制造聚合物安全文件例如银行票据的改善的聚合物片材 |
-
1996
- 1996-03-22 JP JP8093303A patent/JPH09258007A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6967779B2 (en) | 1998-04-15 | 2005-11-22 | Bright View Technologies, Inc. | Micro-lens array with precisely aligned aperture mask and methods of producing same |
| KR100459397B1 (ko) * | 2002-02-01 | 2004-12-03 | 엘지전자 주식회사 | 광 기록 및 재생 장치의 솔리드 이머션 렌즈 및 그 제작방법 |
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| CN108749391A (zh) * | 2014-07-17 | 2018-11-06 | 光学物理有限责任公司 | 用于制造聚合物安全文件例如银行票据的改善的聚合物片材 |
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