JPH09257968A

JPH09257968A - 自動時計設定装置

Info

Publication number: JPH09257968A
Application number: JP6856296A
Authority: JP
Inventors: Toshiaki Kawasaki; 俊明川崎
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1996-03-25
Filing date: 1996-03-25
Publication date: 1997-10-03

Abstract

(57)【要約】【課題】ＶＴＲ等の時計を有するＡＶ機器において使
用者が自ら時計を設定することなく時刻設定を可能と
し、また、使用者が誤った時刻を設定した場合でも自動
的に時計の修正を行う。【解決手段】放送波を受信する受信機と、当該受信機
により受信された信号から時報信号を検出する時報検出
部と、時刻設定可能なタイマー手段とを有し、時報検出
部が時報信号を検出した後、５時間後に時報検出部が時
報信号を検出したときにタイマーの時刻を１２：００に
設定し、時報検出部が時報信号を検出した後、７時間後
に時報検出部が時報信号を検出したときにタイマーの時
刻を１９：００に設定し、時報検出部が時報信号を検出
した後、１２時間後に時報検出部が時報信号を検出した
ときにタイマーの時刻を７：００に設定する。また、タ
イマー手段の時刻が所定の時刻において、時報を検出し
ない場合に、上記動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、テレビまたはラジ
オ放送で放送される時報信号を検出することにより時計
を自動的に修正または設定する技術に関する。

【０００２】

【従来の技術】ＶＴＲやＴＶ，ラジオ等のＡＶ機器に
は、時計を内蔵したものが多く有り、これらの時計の時
刻を設定するには、使用者が手動で設定を行っている。

【０００３】そして、設定後、時計は月差３０秒程度の
誤差を生じるが、これを修正する機能として「ジャスト
クロック」といわれているものがある。

【０００４】この機能は、例えばＮＨＫ教育等の予め設
定された時報放送チャンネルを時報放送時刻（７時，１
２時，１９時）を示す時計の時刻値に対して所定時間前
から受信しておき、時報の音声パターンを時報検出回路
が認識することにより時刻合わせを行うというものであ
る。

【０００５】しかしながら、上述のように、時計の時刻
を設定するには、使用者が手動で行わなければならず、
上記の所定時間内に時報が検出されない場合や、使用者
が誤った時刻を設定した場合には、この修正機能は働か
ないという欠点があった。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたものであり、ＶＴＲ等の時計を有するＡ
Ｖ機器において使用者が自ら時計を設定することなく時
刻設定を可能とし、また、使用者が誤った時刻を設定し
た場合でも自動的に時計の修正を行うことを技術的課題
とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】時報放送時刻は７時，１
２時，１９時の３回ある場合、時報の時間間隔は、７時
から１２時の５時間と、１２時から１９時の７時間と、
１９時から翌日の７時までの１２時間の３種類であり、
時報から時報までの間隔はこのいずれかにあてはまる。

【０００８】したがって、時報から時報までの時間間隔
を把握し、時報の有無を検出することで時刻設定が可能
となる。

【０００９】これにより、本発明は、上記課題を解決す
るために、放送波を受信する受信機と、当該受信機によ
り受信された信号から時報信号を検出する時報検出部
と、時刻設定可能なタイマー手段とを有し、上記時報検
出部が時報信号を検出した後、５時間後に上記時報検出
部が時報信号を検出したときに上記タイマーの時刻を１
２：００に設定し、上記時報検出部が時報信号を検出し
た後、７時間後に上記時報検出部が時報信号を検出した
ときに上記タイマーの時刻を１９：００に設定し、上記
時報検出部が時報信号を検出した後、１２時間後に上記
時報検出部が時報信号を検出したときに上記タイマーの
時刻を７：００に設定する。

【００１０】また、上記タイマー手段の時刻が所定の時
刻において、上記時報検出部が時報を検出しない場合
に、上記動作を行うことを特徴とする。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、図１〜図３を用い、本発明
の自動時計設定装置の一実施の形態を説明する。

【００１２】図１は、本発明にかかる自動時計設定装置
のブロック構成図である。

【００１３】ここでは、タイマー／選局用のマイコンを
搭載したＶＴＲについての実施例について説明する。

【００１４】図中、（１）はタイマー／選局用のマイコ
ンであり、図２に示すフローチャートに従った制御がな
される。

【００１５】また、このマイコン（１）は次の各動作を
行う機能ブロックから構成される。

【００１６】（２）は動作条件確認部であり、時報チャ
ンネルの選局が可能な状態であるか否かの判別を行う。

【００１７】（３）は選局部であり、時報チャンネルの
選局の指示を行う。

【００１８】（４）はチューナーであり、時報チャンネ
ルを選局する。

【００１９】（５）は波形整形回路であり、チューナー
（４）で受信した音声信号を矩形波に波形整形を行う。

【００２０】（６）は時報検出部であり、波形整形回路
（５）で整形された信号から特定の周波数（４４０ＫＨ
ｚおよび８８０ＫＨｚ）の信号を検出し、これをもとに
時報であるか否かを識別して時報検出を行う。

【００２１】この検出方法については、例えば実開昭６
１−７０７９５号公報等に詳述されており、周知の技術
であるので説明は省略する。

【００２２】（７）は時計部であり、内蔵したタイマー
カウンタ（８）の時刻設定およびインクリメント制御を
行う。

【００２３】（９）は時計表示部であり、タイマーカウ
ンタ（８）の値を表示する。

【００２４】而して、ＶＴＲが起動されると、マイコン
（１）は図２のプログラムの制御を開始し、図２の制御
フローに従った動作が為される。

【００２５】以下、図２のフローチャートに従って、本
発明の自動時計設定装置の動作の説明を行う。

【００２６】プログラムが開始されると、まず、ステッ
プ１で、ＶＴＲが時報チャンネルの受信が可能か否かを
検出する。

【００２７】すなわち、ＶＴＲが使用されているか否か
を判別する。

【００２８】ここで、時報チャンネルの受信が可能な状
態であると判断された場合は、ステップ２で、時報チャ
ンネルの選局を行う。

【００２９】この時報チャンネルは、例えば、ＮＨＫの
放送チャンネルを時報チャンネルとして予め設定してお
く。

【００３０】ステップ１で時報チャンネルの受信が可能
でないと判断された場合は、繰り返しステップ１の動作
を行い、受信可能になるまで待機する。

【００３１】ステップ２で選局が終わると、ステップ３
で波形整形回路（５）の出力信号を繰り返し検出し、時
報周波数である４４０ＫＨｚおよび８８０ＫＨｚの周波
数の信号であるか否かを調べることで時報の検出を行
う。

【００３２】ここで、時報が検出されると、ステップ４
において、タイマーカウンタ（８）をリセットして０
０：００の設定を行う。

【００３３】その後、ステップ５でタイマーカウンタ
（８）の値を５：００になるまで監視する。

【００３４】タイマーカウンタの値が５：００になる
と、ステップ６で時報の検出を行う。

【００３５】ここで、時報が検出されれば、ステップ７
でタイマーカウンタ（８）の値を１２：００に設定し、
処理を終了する。

【００３６】また、時報が検出されない場合は、ステッ
プ８でタイマーカウンタ（８）の値を７：００になるま
で監視する。

【００３７】タイマーカウンタの値が７：００になる
と、ステップ８で時報の検出を行う。

【００３８】ここで、時報が検出されれば、ステップ１
０でタイマーカウンタ（８）の値を１９：００に設定
し、処理を終了する。

【００３９】時報が検出されない場合は、さらに、ステ
ップ９でタイマーカウンタの値を監視し、タイマーカウ
ンタ（８）が１２：００になると、ステップ１２で時報
の検出を行う。ここで、時報が検出されれば、ステッ
プ１３でタイマーカウンタ（８）の値を７：００に設定
し、処理を終了する。

【００４０】なお、本プログラムは、ＶＴＲの起動時に
開始を行っているが、時計部（７）のタイマーカウンタ
（８）が所定の時刻（例えば７：００）に時報が検出さ
れない場合にプログラムを開始させてもよい。

【００４１】この場合は、誤った時刻を設定した場合に
も、時刻合わせが可能となる。

【００４２】また、本実施例では、タイマーカウンタ
（８）の値を監視して時報の検出を行っているが、タイ
マー割り込みによる処理を行っても実現できることはい
うまでもない。

【００４３】さらに、本実施例では、時報時刻に合わせ
て時報検出を行っているが、ステップ４での設定値を変
えることで、時報検出を数秒前から行うことが可能とな
る。

【００４４】この場合は、４４０ＫＨｚと８８０ＨＫｚ
の周波数の組み合わせから時報であるか否かを判別する
ことで、誤検出を無くすことができる。

【００４５】

【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、放送によ
る時報時刻から時報時刻までの時間間隔を把握し、時報
の有無を検出することで時刻設定を行うことにより、使
用者が自ら時計を設定することなく時刻設定が可能とな
る。

【００４６】また、所定の時刻に、時報を検出しない場
合に動作を行うことによって、使用者が誤った時刻を設
定した場合でも自動的に時計の修正を行うことができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の自動時計設定装置のブロック構成図。

【図２】本発明の自動時計設定装置の制御フローチャー
ト。

【符号の説明】

１．タイマー／選局マイコン２．動作条件確認部３．選局部４．チューナー５．波形整形回路６．時報検出部７．時計部８．タイマーカウンタ９．時計表示部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】所定の放送波を受信する受信機と、当該受信機により受信された信号から時報信号を検出す
る時報検出部と、時刻設定可能なタイマー手段と、を有し、上記時報検出部が時報信号を検出した後、所定時間後に
上記時報検出部が時報信号を検出したときに上記タイマ
ーの時刻を設定することを特徴とする自動時計設定装
置。
【請求項２】所定の放送波を受信する受信機と、当該受信機により受信された信号から時報信号を検出す
る時報検出部と、時刻設定可能なタイマー手段と、を有し、上記時報検出部が時報信号を検出した後、第１の所定時
間後に上記時報検出部が時報信号を検出したときに上記
タイマーの時刻を第１の時刻に設定し、上記時報検出部が時報信号を検出した後、第２の所定時
間後に上記時報検出部が時報信号を検出したときに上記
タイマーの時刻を第２の時刻に設定することを特徴とす
る自動時計設定装置。
【請求項３】所定の放送波を受信する受信機と、当該受信機により受信された信号から時報信号を検出す
る時報検出部と、時刻設定可能なタイマー手段と、を有し、上記時報検出部が時報信号を検出した後、第１の所定時
間後に上記時報検出部が時報信号を検出したときに上記
タイマーの時刻を第１の時刻に設定し、上記時報検出部が時報信号を検出した後、第２の所定時
間後に上記時報検出部が時報信号を検出したときに上記
タイマーの時刻を第２の時刻に設定し、上記時報検出部が時報信号を検出した後、第３の所定時
間後に上記時報検出部が時報信号を検出したときに上記
タイマーの時刻を第３の時刻に設定することを特徴とす
る自動時計設定装置。
【請求項４】上記第１の所定時間は５時間であり、上記
第１の時刻は１２時とし、上記第２の所定時間は７時間であり、上記第２の時刻は
１９時とし、上記第３の所定時間は１２時間であり、上記第３の時刻
は７時とすることを特徴とする請求項３記載の自動時計
設定装置。
【請求項５】上記タイマー手段の時刻が所定の時刻にお
いて、上記時報検出部が時報を検出しない場合に、動作
することを特徴とする請求項１ないし４記載の自動時計
設定装置。