JPH09257967A - 料金算出メータ用時刻修正装置 - Google Patents

料金算出メータ用時刻修正装置

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JPH09257967A
JPH09257967A JP6477296A JP6477296A JPH09257967A JP H09257967 A JPH09257967 A JP H09257967A JP 6477296 A JP6477296 A JP 6477296A JP 6477296 A JP6477296 A JP 6477296A JP H09257967 A JPH09257967 A JP H09257967A
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time
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signal
vehicle
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JP6477296A
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Inventor
Katsumitsu Horiuchi
克充 堀内
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 料金算出メータが参照する時計手段の現在時
刻を正確に修正する。 【解決手段】 車両の料金算出メータ7が現在時刻に応
じた料金制を選択する際に参照する、車両の時計手段7
1Aの計時する現在時刻の修正を、全地球測位システム
の衛星が送信する現在時刻を含んだ無線による測位信号
を受信する車両の集会箇所の固定信号受信手段31と、
固定信号受信手段31が受信した測位信号中の現在時刻
を基に基準時刻を生成する基準時刻生成手段32Aと、
基準時刻生成手段32Aが生成した基準時刻を含む基準
時刻信号を、集会箇所に出入りする車両に向けて無線に
より送信する基準時刻送信手段32Bと、基準時刻送信
手段32Bが送信した基準時刻信号を受信する車両の移
動信号受信手段51と、時計手段71Aが計時する現在
時刻を、移動信号受信手段51が受信した基準時刻信号
中の基準時刻に修正する現在時刻修正手段71Bとを備
える修正装置で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タクシー業者や運
転代行業者が車両に搭載する料金算出用のメータに内蔵
された時計手段が管理する現在時刻を修正する装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、タクシーに乗車した際の乗車料
金は、タクシー車両に搭載されたタクシーメータにおい
て、走行センサから入力される走行パルスにより割り出
した営業走行距離と、料金算出用の料金制とを基にして
算出される。ところで、上述した乗車料金は、例えば午
後11時から午前5時までの深夜早朝の時間帯と、それ
以外の通常の時間帯とでは異なり、具体的には、例えば
深夜早朝の時間帯には、乗車料金が通常の時間帯の3割
増となる料金制が適用される。そして、前記通常時間帯
の料金制と深夜早朝時間帯の料金制との切り換えは、元
々は、時間帯の移り変わりを確認した乗務員がタリフス
イッチの操作により行っていたが、このごろは、タクシ
ーメータに内蔵された時計装置が計時している現在時刻
を基に、タリフスイッチを操作することなくタクシーメ
ータが自動的に行うようになってきている。
【0003】従って、タクシーメータの時計装置が計時
する現在時刻は、乗客とタクシー業者が双方共に金銭的
な不利益を被らないで済むように、非常に正確であるこ
とが好ましく、そのため、本出願人は過去に、タクシー
メータ内の時計装置が計時する現在時刻を正確な時刻に
修正する時刻修正装置を、実公平7−4636号公報に
おいて提案している。
【0004】上述した実公平7−4636号公報の時刻
修正装置では、タクシーメータの時計装置の現在時刻修
正を次のようにして行う。まず、タクシー会社の事務所
等に設置される基準時計装置において、例えば、電話や
ラジオの時報に合わせて時、分、秒の各スイッチを操作
して、基準時計装置が保持する基準時刻を正確な現在時
刻に合わせ、それから24時間が経過してインジケータ
が点灯するまでの間に、乗務員が携帯する時刻転送装置
を基準時計装置に近づけて、基準時計装置の転送スイッ
チを操作し、前記基準時刻を時刻転送装置に転送して、
時刻転送装置内での現在時刻の計時を開始させる。次
に、時刻転送装置をタクシーメータに近づけて、時刻転
送装置の転送スイッチを操作し、時刻転送装置内で計時
されている現在時刻をタクシーメータに転送して、タク
シーメータ内の時計装置が計時している現在時刻を修正
する。
【0005】尚、上述のようにしてタクシーメータの時
計装置の現在時刻が修正されると、それから24時間が
経過した後に、タクシーメータにおいてインジケータが
点灯し、時計装置の現在時刻の修正が促される。また、
前記基準時計装置のインジケータの点灯も、タクシーメ
ータのそれと同様に、基準時計装置の基準時刻の修正を
促すためのものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の時刻修正装置では、基準時計装置から時刻転送
装置へ、及び、時刻転送装置からタクシーメータの時計
装置へ時刻を転送する都度、基準時計装置や時刻転送装
置の転送スイッチを操作しなければならず、乗務員等に
よるマニュアル操作が必要となって面倒であるという不
具合があった。また、従来の時刻修正装置では、基準時
計装置の基準時刻を正確な現在時刻に保つために、タク
シー会社の事務所等において、インジケータの点灯に応
じて基準時計装置の時、分、秒の各スイッチを操作し、
基準時計装置の基準時刻を時報に合わせる必要があり、
その操作や手間も面倒であるという不具合があった。
【0007】そして、以上に説明した現在時刻の修正の
問題は、運転代行業者の併走用車両に搭載した料金メー
タが運転代行料金を算出するのに当たり、料金算出に適
用する料金制を現在時刻に応じて選択する際に参照す
る、併走用車両に搭載された時計装置についても同様に
発生し得ることである。
【0008】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、本発明の目的は、タクシー車両や運転代行業者の併
走用車両に搭載された料金算出メータが、料金算出用の
複数の料金制から現在時刻に応じた料金制を選択するた
めに参照する、上述の各車両に設けられた時計手段が計
時する現在時刻を、手間をかけずに簡単に正確な時刻に
修正することができる料金算出メータ用時刻修正装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に記載した本発明の料金算出メータ用時刻修
正装置は、図1の基本構成図に示すように、車両に設け
られた時計手段71Aにより計時され、前記車両に設け
られた料金算出メータ7が、時間帯毎に異なる複数の料
金算出用の料金制から現在時刻に応じた料金制を選択す
る際に参照する現在時刻を修正する料金算出メータ用時
刻修正装置であって、前記車両の集会箇所に配設され、
全地球測位システムの衛星が送信する現在時刻を含んだ
無線による測位信号を受信する固定信号受信手段31
と、前記集会箇所に配設され、前記固定信号受信手段3
1が受信した前記測位信号中の前記現在時刻を基に基準
時刻を生成する基準時刻生成手段32Aと、前記集会箇
所に配設され、前記基準時刻生成手段32Aが生成した
前記基準時刻を含む基準時刻信号を、前記集会箇所に出
入りする前記車両に向けて無線により送信する基準時刻
送信手段32Bと、前記車両に配設され、前記基準時刻
送信手段32Bが送信した前記基準時刻信号を受信する
移動信号受信手段51と、前記車両に配設され、前記時
計手段71Aが計時する前記現在時刻を、前記移動信号
受信手段51が受信した前記基準時刻信号中の前記基準
時刻に修正する現在時刻修正手段71Bとを備えること
を特徴とする。
【0010】また、請求項2に記載した本発明の料金算
出メータ用時刻修正装置は、前記基準時刻生成手段32
Aが、前記基準時刻を計時する基準時計手段32Cと、
該基準時計手段32Cが計時する前記基準時刻を、前記
送信信号中の前記現在時刻に修正する基準時刻修正手段
32Dとを有しており、前記基準時刻送信手段32Bの
送信する前記基準時刻信号が、前記基準時計手段32C
の計時する前記基準時刻を含んでいるものとした。
【0011】さらに、請求項3に記載した本発明の料金
算出メータ用時刻修正装置は、前記固定信号受信手段3
1が前記測位信号を所定周期毎に受信し、前記基準時刻
生成手段32Aによる前記基準時刻の生成が、前記固定
信号受信手段31が前記測位信号を受信する毎に行われ
るものとした。
【0012】また、請求項4に記載した本発明の料金算
出メータ用時刻修正装置は、前記固定信号受信手段31
が、前記基準時刻生成手段32Aの生成した前記基準時
刻が所定時刻となる毎に前記測位信号を受信し、前記基
準時刻生成手段32Aによる前記基準時刻の生成が、前
記固定信号受信手段31が前記測位信号を受信する毎に
行われるものとした。
【0013】さらに、請求項5に記載した本発明の料金
算出メータ用時刻修正装置は、前記基準時刻信号が、前
記集会箇所に配設される前記固定信号受信手段31、前
記基準時刻生成手段32A、並びに、前記基準時刻送信
手段32Bのうち少なくとも1つへの電源の供給開始に
伴い前記測位信号を受信し、前記基準時刻生成手段32
Aによる前記基準時刻の生成が、前記固定信号受信手段
31が前記測位信号を受信する毎に行われるものとし
た。
【0014】請求項1に記載した本発明の料金算出メー
タ用時刻修正装置によれば、車両の集会箇所の固定信号
受信手段31が全地球測位システムの衛星から測位信号
を受信すると、車両の集会箇所の基準時刻生成手段32
Aがその測位信号中に含まれる現在時刻を基に生成した
基準時刻を含む基準時刻信号を、車両の集会箇所の基準
時刻送信手段32Bが車両に向けて送信し、その基準時
刻信号を車両の移動信号受信手段51が受信すると、車
両の時計手段71Aの計時する現在時刻が、車両の現在
時刻修正手段71Bにより、基準時刻信号中に含まれる
基準時刻に修正される。
【0015】従って、車両の移動信号受信手段51が集
会箇所において基準時刻送信手段32Bからの基準時刻
信号を受信するだけで、車両の集会箇所側と車両側との
双方において、スイッチ類の操作を行うことなく、時計
手段71Aが計時する現在時刻を、基準時刻生成手段3
2Aが全地球測位システムの衛星からの測位信号中の現
在時刻に合わせて生成した正確な基準時刻に修正するこ
とが可能となる。
【0016】また、請求項2に記載した本発明の料金算
出メータ用時刻修正装置によれば、固定信号受信手段3
1が全地球測位システムの衛星から測位信号を受信する
毎に、基準時刻生成手段32Aの基準時刻修正手段32
Dによって測位信号中の現在時刻に修正される基準時刻
を、基準時刻生成手段32Aの基準時計手段32Cが計
時する。このため、固定信号受信手段31が測位信号を
受信した時点から、車両の移動信号受信手段51が基準
時刻送信手段32Bからの基準時刻信号を受信するまで
の時間が長くなっても、固定信号受信手段31が測位信
号を受信した時点の現在時刻でなく、移動信号受信手段
51が基準時刻送信手段32Bからの基準時刻信号を受
信した時点の正確な時刻に、時計手段71Aが計時する
現在時刻を修正することが可能となる。
【0017】さらに、請求項3に記載した本発明の料金
算出メータ用時刻修正装置によれば、固定信号受信手段
31が全地球測位システムの衛星からの測位信号の受信
を所定周期毎に行うことで、また、請求項4に記載した
本発明の料金算出メータ用時刻修正装置によれば、固定
信号受信手段31が全地球測位システムの衛星からの測
位信号の受信を所定時刻毎に行うことで、基準時刻生成
手段32Aが生成する基準時刻の精度を向上させ、ひい
ては、この基準時刻に合わせて修正される時計手段71
Aの現在時刻の精度を向上させることが可能となる。
【0018】さらに、請求項5に記載した本発明の料金
算出メータ用時刻修正装置によれば、車両の集会箇所に
配設される各手段31,32A,32Bの一部、或は、
全部への電源供給が開始される時点、即ち、料金算出メ
ータ用時刻修正装置の構成要素のうち車両の集会箇所側
に設けられる要素が電源供給により起動した時点で、基
準時刻生成手段32Aが生成する基準時刻を、全地球測
位システムの衛星から受信する測位信号中の現在時刻に
合わせた正確な時刻に初期設定することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明による料金算出メー
タ用時刻修正装置の実施形態を図面を参照して説明す
る。
【0020】図2は本発明の一実施形態に係る料金算出
メータ用時刻修正装置の概略構成を一部ブロックにて模
式的に示す説明図で、図2中引用符号1で示す本実施形
態の料金算出メータ用時刻修正装置(以下、時刻修正装
置と略記する)は、不図示のタクシー車両のダッシュボ
ードに組み込まれるタクシー料金算出用のタクシーメー
タ7に内蔵された、乗車料金算出用の後述のマイクロコ
ンピュータ(以下、マイコンと略記する)71(図11
参照)が計時する現在時刻を、正確な時刻に修正するも
のである。そして、前記時刻修正装置1は、例えばタク
シー会社の営業所の事務所等、前記タクシー車両が集会
する場所に配設される固定局ユニット3と、前記タクシ
ー車両の例えばダッシュボード上に固設される移動局ユ
ニット5と、前記タクシーメータ7のマイコン71とで
構成されている。
【0021】前記固定局ユニット3は、GPS受信装置
31と、マイコン32と、水晶発振器等からなり、マイ
コン32が後述する基準時刻を計時する際の基となる基
準クロックをマイコン32に供給する基準クロック発振
器33と、赤外線送信器34と、赤色LEDからなり動
作状態に応じて点灯するインジケータ35と、電源装置
36を備えている。
【0022】前記GPS受信装置31(信号受信手段に
相当)は、地球の上空を所定の軌道に乗って周回する複
数のGPS衛星(図示せず)からの測位信号、つまり、
GPS信号をアンテナ31a経由で受信しデコードする
ものである。そして、このGPS受信装置31が3つ以
上のGPS衛星からのGPS信号を同時に受信すること
で得られるデコード信号中には、図3(a)に示す年、
月、日及び時、分、秒のデータと、図3(b)に示す緯
度(北緯=N,南緯=S)度、分、秒(小数点第1位ま
で)のデータと、図3(c)に示す経度(東経=E,西
経=W)度、分、秒(小数点第1位まで)のデータと、
図3(d)に示すパリティビット(偶数=E=1,奇数
=O=0)と、先頭、最終の両ビット(いずれも図示せ
ず)が含まれている。尚、デコード信号のデータが前回
のデコード信号のデータ内容から変わっていない場合
は、緯度のデータの北緯、南緯を示すアルファベットが
小文字となる。
【0023】前記マイコン32は、図4にブロック図で
示すように、CPU(Central Processing Unit 、中央
処理装置)32aと、このCPU32aに接続されたR
AM(Random Access Memory)32b及びROM(Read
-Only Memory)32cで構成されている。
【0024】そして、前記GPS受信装置31とマイコ
ン32は、前記電源装置36を構成する12V電源部3
6aにより12ボルトの直流電圧に変圧され、さらに、
5V電源部36bにより5ボルトの直流電圧に降圧され
た商用電源からの電力の供給を受けて作動する。
【0025】前記CPU32aには、前記RAM32b
及びROM32cと基準クロック発振器33が接続され
ていると共に、前記赤外線送信器34及びインジケータ
35のドライバ34a,35aがそれぞれ接続され、ま
た、インタフェース31bを介してGPS受信装置31
が接続されている。
【0026】前記RAM32bには、図5にメモリエリ
アマップで示すように、各種データ記憶用のデータエリ
ア及び各種処理作業に用いるワークエリアが設けられて
おり、このうちワークエリアには、基準時刻計時、基準
時刻未修正フラグ、インジケータ点滅中フラグ、リミッ
トタイマ、インジケータタイマ、送信間隔タイマ、並び
に、連続受信回数カウンタの各エリア等が設けられてい
る。
【0027】尚、RAM32bの記憶内容は、電源装置
36を介した商用電源からの電力供給が途切れても、不
図示のバックアップバッテリにより保持されるように構
成されている。前記ROM32cには、CPU32aが
各種処理を行うのに必要な制御プログラムが格納されて
いる。
【0028】次に、前記ROM32cに格納された制御
プログラムに従いCPU32aが行う処理について、図
6乃至図9のフローチャートを参照して説明する。
【0029】固定局ユニット3の不図示の電源スイッチ
の投入により、電源装置36からの電力が供給されてマ
イコン32が起動し、プログラムがスタートすると、C
PU32aは、図6にメインルーチンのフローチャート
で示すように、初期設定を行う(ステップS1)。
【0030】このステップS1の初期設定では、RAM
32bの基準時刻計時エリアの基準時刻がPM12
(時):00(分):00(秒)に設定されると共に、
基準時刻未修正フラグエリアのフラグF1とインジケー
タ点滅中フラグエリアのフラグF3が「0」にそれぞれ
設定される。また、前記初期設定では、RAM32bの
リミットタイマエリアのタイマ値T1、インジケータタ
イマエリアのタイマ値T3、並びに、送信間隔タイマエ
リアのタイマ値T5がそれぞれゼロリセットされると共
に、連続受信回数カウンタエリアのカウンタ値Cがゼロ
リセットされる。
【0031】ステップS1の初期設定が済んだならば、
基準クロック発振器33からの基準クロックを基に、R
AM32bの基準時刻計時エリアにおける基準時刻の計
時を開始する(ステップS3)。尚、このステップS3
で開始される基準時刻の計時は、AM(午前)とPM
(午後)に分けて、それぞれ0:00:01〜12:0
0:00までの12時間制で行われる。
【0032】そして、ステップS3における基準時刻の
計時を開始した後には、基準時刻設定処理を行う(ステ
ップS5)。このステップS5の基準時刻設定処理で
は、図7にサブルーチンのフローチャートで示すよう
に、まず、GPS受信装置31が3つ以上のGPS衛星
からのGPS信号を同時に受信しデコードしたか否かを
確認し(ステップS5a)、受信しデコードした場合は
(ステップS5aでY)、後述するステップS5cに進
み、受信していない場合は(ステップS5aでN)、R
AM32bのリミットタイマエリアのタイマ値T1が2
(秒)に達したか否かを確認する(ステップS5b)。
タイマ値T1が2(秒)に達していない場合は(ステッ
プS5bでN)、ステップS5aにリターンし、タイマ
値T1が2(秒)に達した場合は(ステップS5bで
Y)、後述するステップS5dに進む。
【0033】また、ステップS5aにおいてGPS受信
装置31が3つ以上のGPS衛星からのGPS信号を同
時に受信しデコードした場合(Y)に進むステップS5
cでは、デコードしたGPS信号のデータ内容が正常で
あるか否かを確認する。このデコードしたGPS信号の
データ内容の正常か否かの判定は、次の3つの条件を全
て満たしたか否かで決定される。第1は、3つ以上同時
に受信したGPS信号をデコードした信号のデータ内容
が先頭ビットから最終ビットまで全てあること、第2
は、デコード信号のパリティビットによるパリティチェ
ックがOKであること、第3は、デコード信号中の緯度
のデータが北緯のものであること、この3つが、デコー
ドしたGPS信号のデータ内容を正常とする判定基準と
なる。
【0034】そして、上述した条件を満たすか否かによ
る判定の結果、デコードしたGPS信号のデータ内容が
正常であると判定された場合は(ステップS5cで
Y)、後述するステップS5fに進み、デコードしたG
PS信号のデータ内容が正常でないと判定された場合は
(ステップS5cでN)、ステップS5dに進む。
【0035】ステップS5bにおいてリミットタイマエ
リアのタイマ値T1が2(秒)に達した場合(Y)と、
ステップS5cにおいてデコードしたGPS信号のデー
タ内容が正常でないと判定された場合(N)に進むステ
ップS5dでは、RAM32bの連続受信回数カウンタ
エリアのカウンタ値Cをゼロリセットし、続いて、リミ
ットタイマエリアのタイマ値T1をゼロリセットした後
(ステップS5e)、ステップS5aにリターンする。
【0036】また、ステップS5cにおいて、デコード
したGPS信号のデータ内容が正常であると判定された
場合(Y)に進むステップS5fでは、連続受信回数カ
ウンタエリアのカウンタ値Cが「0」であるか否かを確
認し、カウンタ値Cが「0」でない場合は(ステップS
5fでN)、後述するステップS5kに進む。一方、連
続受信回数カウンタエリアのカウンタ値Cが「0」であ
る場合は(ステップS5fでY)、リミットタイマエリ
アのタイマ値T1をゼロリセットし(ステップS5
g)、リミットタイマエリアによるタイムカウントを開
始させ(ステップS5h)、さらに、連続受信回数カウ
ンタエリアのカウンタ値Cを「1」に設定した後(ステ
ップS5j)、ステップS5aにリターンする。
【0037】さらに、ステップS5fにおいて連続受信
回数カウンタエリアのカウンタ値Cが「0」でない場合
(N)に進むステップS5kでは、連続受信回数カウン
タエリアのカウンタ値Cを「1」インクリメントし、次
に、このカウンタ値Cが「3」であるか否かを確認する
(ステップS5m)。
【0038】そして、カウンタ値Cが「3」でない場合
は(ステップS5mでN)、ステップS5aにリターン
し、カウンタ値Cが「3」である場合は(ステップS5
mでY)、カウンタ値Cをゼロリセットし(ステップS
5n)、リミットタイマエリアによるタイムカウントを
終了させると共に(ステップS5p)、ステップS5k
でカウンタ値Cが「2」から「3」にインクリメントさ
れる直前のステップS5cで正常と判定された、ステッ
プS5aにおけるデコードしたGPS信号のデータ内容
中から、時、分、秒のデータを抽出して、その抽出した
時、分、秒を基準時刻として生成し(ステップS5
r)、基準時刻計時エリアの基準時刻を、ステップS5
rで生成した基準時刻に設定する(ステップS5p)。
尚、ステップS5rのデコードしたGPS信号のデータ
内容中から抽出したデータからの基準時刻の生成は、抽
出される時、分、秒が世界標準時(UTC)であること
から、これと日本標準時(JST)との差である「9」
を「時」の値に加え、その値が24以上なった場合は、
24を引いた値を「時」の値として行う。
【0039】さらに、その後、ドライバ35aを介して
インジケータ35を点灯させ(ステップS5t)、基準
時刻計時エリアの基準時刻を示すパターンで赤外線送信
器34を発光駆動させるための基準時刻信号をドライバ
34aに送出して(ステップS5v)、ステップS5w
に進む。
【0040】前記基準時刻信号は、図10(a)に示す
ように、1ビットのスタートビットと、2ビットのスト
ップビットと、その間の8ビットのデータの計11ビッ
トのデータ長を有しており、そのデータフォーマット
は、図10(b)に示すように、先頭のセパレータであ
る「FF」×4バイトと、データのスタートを示す「A
A」と、時間の10の位、1の位、分の10の位、1の
位、秒の10の位、1の位と、「BCC」(ブロックチ
ェックキャラクタ)である。尚、本実施形態では、基準
時刻信号は負論理であり、BCCは、その直前までのO
Nビットを合計して16進数変換し、それを反転させた
後「1」を加えることで算出される。従って、BCCチ
ェックは、上述した計算の結果と「BCC」の内容とが
一致するか否かを確認することによって行われる。
【0041】そして、ステップS5wでは、インジケー
タ35を消灯させ、その後、メインルーチンに戻ってス
テップS7に進む。
【0042】ステップS5の基準時刻設定処理を終えた
後に進むステップS7では、図6に示すように、RAM
32bの送信間隔タイマエリアにおけるタイムカウント
を開始させ、続いて、RAM32bのインジケータ点滅
中フラグエリアのフラグF3が「0」であるか否かを確
認する(ステップS9)。インジケータ点滅中フラグエ
リアのフラグF3が「0」である場合は(ステップS9
でY)、後述するステップS19に進み、フラグF3が
「0」でない場合は(ステップS9でN)、RAM32
bのインジケータタイマエリアのタイマ値T3が7
(秒)に達したか否かを確認する(ステップS11)。
【0043】インジケータタイマエリアのタイマ値T3
が7(秒)に達していない場合は(ステップS11で
N)、ステップS19に進み、タイマ値T3が7(秒)
に達した場合は(ステップS11でY)、インジケータ
35を消灯させ、インジケータタイマエリアによるタイ
ムカウントを終了させ(ステップS15)、さらに、イ
ンジケータ点滅中フラグエリアのフラグF3を「0」に
設定した後(ステップS17)、ステップS19に進
む。
【0044】ステップS19では、基準時刻計時エリア
の基準時刻がPM12:00:00であるか否かを確認
し、基準時刻がPM12:00:00である場合は(ス
テップS19でY)、後述するステップS27に進み、
PM12:00:00でない場合は(ステップS19で
N)、送信間隔タイマエリアのタイマ値T5が0.1
(秒)に達したか否かを確認する(ステップS21)。
送信間隔タイマエリアのタイマ値T5が0.1(秒)に
達していない場合は(ステップS21でN)、後述する
ステップS25に進み、タイマ値T5が0.1(秒)に
達した場合は(ステップS21でY)、基準時刻送出処
理を行った後(ステップS23)、ステップS25に進
む。
【0045】このステップS23の基準時刻送出処理で
は、図8にサブルーチンのフローチャートで示すよう
に、ドライバ35aを介してインジケータ35を点灯さ
せ(ステップS23a)、基準時刻計時エリアの基準時
刻を示すパターンで赤外線送信器34を発光駆動させる
ための基準時刻信号をドライバ34aに送出して(ステ
ップS23b)、インジケータ点滅中フラグエリアのフ
ラグF3が「0」であるか否かを確認する(ステップS
23c)。インジケータ点滅中フラグエリアのフラグF
3が「0」である場合は(ステップS23cでY)、イ
ンジケータ35を消灯させた後(ステップS23d)、
後述するステップS23fに進み、フラグF3が「0」
でない場合は(ステップS23cでN)、ドライバ35
aを介してインジケータ35を点滅させた後(ステップ
S23e)、ステップS23fに進む。ステップS23
fでは、送信間隔タイマエリアのタイマ値T5をゼロリ
セットし、その後、メインルーチンに戻ってステップS
25に進む。
【0046】ステップS23の基準時刻送出処理を終え
た後に進むステップS25では、図6に示すように、R
AM32bの基準時刻未修正フラグエリアのフラグF1
が「0」であるか否かを確認し、フラグF1が「0」で
ある場合は(ステップS25でY)、後述するステップ
S33に進み、フラグF1が「0」でない場合は(ステ
ップS25でN)、後述するステップS31に進む。
【0047】また、ステップS19で基準時刻計時エリ
アの基準時刻がPM12:00:00である場合(Y)
に進むステップS27では、基準時刻未修正フラグエリ
アのフラグF1が「0」であるか否かを確認し、フラグ
F1が「0」でない場合は(ステップS27でN)、ス
テップS31に進み、フラグF1が「0」である場合は
(ステップS27でY)、フラグF1を「1」に設定し
た後(ステップS29)、ステップS31に進む。ステ
ップS25及びステップS27で基準時刻未修正フラグ
エリアのフラグF1が「0」でない場合(N)と、ステ
ップS27でフラグF1が「0」であり(Y)、その
後、ステップS29においてフラグF1を「1」に設定
した後に進むステップS31では、基準時刻修正処理を
行う。
【0048】このステップS31の基準時刻修正処理で
は、図9にサブルーチンのフローチャートで示すよう
に、まず、GPS受信装置31が3つ以上のGPS衛星
からのGPS信号を同時に受信しデコードしたか否かを
確認し(ステップS31a)、受信しデコードした場合
は(ステップS31aでY)、後述するステップS31
cに進み、受信していない場合は(ステップS31aで
N)、RAM32bのリミットタイマエリアのタイマ値
T1が2(秒)に達したか否かを確認する(ステップS
31b)。タイマ値T1が2(秒)に達していない場合
は(ステップS31bでN)、メインルーチンに戻って
ステップS33に進み、タイマ値T1が2(秒)に達し
た場合は(ステップS31bでY)、後述するステップ
S31dに進む。
【0049】また、ステップS31aにおいてGPS受
信装置31が3つ以上のGPS衛星からのGPS信号を
同時に受信しデコードした場合(Y)に進むステップS
5cでは、ステップS5cと同様に、デコードしたGP
S信号のデータ内容が正常であるか否かを確認する。そ
して、デコードしたGPS信号のデータ内容が正常であ
ると判定された場合は(ステップS31cでY)、後述
するステップS31fに進み、デコードしたGPS信号
のデータ内容が正常でないと判定された場合は(ステッ
プS31cでN)、ステップS31dに進む。
【0050】ステップS31bにおいてリミットタイマ
エリアのタイマ値T1が2(秒)に達した場合(Y)
と、ステップS31cにおいてデコードしたGPS信号
のデータ内容が正常でないと判定された場合(N)に進
むステップS31dでは、RAM32bの連続受信回数
カウンタエリアのカウンタ値Cをゼロリセットし、続い
て、リミットタイマエリアのタイマ値T1をゼロリセッ
トした後(ステップS31e)、メインルーチンに戻っ
てステップS33に進む。
【0051】また、ステップS31cにおいて、デコー
ドしたGPS信号のデータ内容が正常であると判定され
た場合(Y)に進むステップS31fでは、連続受信回
数カウンタエリアのカウンタ値Cが「0」であるか否か
を確認し、カウンタ値Cが「0」でない場合は(ステッ
プS31fでN)、後述するステップS31kに進む。
一方、連続受信回数カウンタエリアのカウンタ値Cが
「0」である場合は(ステップS31fでY)、リミッ
トタイマエリアのタイマ値T1をゼロリセットし(ステ
ップS31g)、リミットタイマエリアによるタイムカ
ウントを開始させ(ステップS31h)、さらに、連続
受信回数カウンタエリアのカウンタ値Cを「1」に設定
した後(ステップS31j)、メインルーチンに戻って
ステップS33に進む。
【0052】さらに、ステップS31fにおいて連続受
信回数カウンタエリアのカウンタ値Cが「0」でない場
合(N)に進むステップS31kでは、連続受信回数カ
ウンタエリアのカウンタ値Cを「1」インクリメント
し、次に、このカウンタ値Cが「3」であるか否かを確
認する(ステップS31m)。
【0053】そして、カウンタ値Cが「3」でない場合
は(ステップS31mでN)、メインルーチンに戻って
ステップS33に進み、カウンタ値Cが「3」である場
合は(ステップS31mでY)、カウンタ値Cをゼロリ
セットし(ステップS31n)、リミットタイマエリア
によるタイムカウントを終了させると共に(ステップS
31p)、ステップS31kでカウンタ値Cが「2」か
ら「3」にインクリメントされる直前のステップS31
cで正常と判定された、ステップS31aにおけるデコ
ードしたGPS信号のデータ内容中から、時、分、秒の
データを抽出して、その抽出した時、分、秒を基準時刻
として生成し(ステップS31r)、基準時刻計時エリ
アの基準時刻を、ステップS31rで生成した基準時刻
に修正する(ステップS31p)。尚、ステップS31
rのデコードしたGPS信号のデータ内容中から抽出し
たデータからの基準時刻の生成は、ステップS5rの基
準時刻の生成と同様にして行う。
【0054】さらに、その後、基準時刻未修正フラグエ
リアのフラグF1を「0」に設定し(ステップS31
t)、インジケータタイマエリアのタイマ値T3をゼロ
リセットすると共に、インジケータタイマエリアにおけ
るタイムカウントを開始させ(ステップS31w)、ド
ライバ35aを介してインジケータ35を点滅させて
(ステップS31x)、インジケータ点滅中フラグエリ
アのフラグF3を「1」に設定した後(ステップS31
y)、メインルーチンに戻ってステップS33に進む。
【0055】そして、ステップS25において基準時刻
未修正フラグエリアのフラグF1が「0」である場合
(Y)と、ステップS31の基準時刻修正処理が済んだ
後に進むステップS33では、固定局ユニット3の不図
示の電源スイッチの投入がONであるか否かを確認し、
ONである場合は(ステップS33でY)、ステップS
9にリターンし、ONでない場合は(ステップS33で
N)、一連の制御を終了する。
【0056】以上の説明からも明らかなように、本実施
形態では、請求項中の基準時刻生成手段32Aが、図7
のフローチャートにおけるステップS5rと、図9のフ
ローチャートにおけるステップS31rで構成され、基
準時刻送信手段32Bが、図7中のステップS5vと、
図8のフローチャートにおけるステップS23bと、赤
外線送信器34で構成されており、基準時計手段32C
が、図6のフローチャートにおけるステップS3と、R
AM32bの基準時刻計時エリアで構成され、基準時刻
修正手段32Dが、図9中のステップS31sで構成さ
れている。
【0057】前記移動局ユニット5は、図2に示すよう
に、赤外線受信器51とインタフェース52を備えてい
る。前記赤外線受信器51(移動信号受信手段に相当)
は、従来公知の光電変換素子により、赤外光を受光する
ことでその受光量に応じた大きさの起電力を発生するよ
うに構成されており、この赤外線受信器51は、前記タ
クシーメータ7と共に、タクシー車両に搭載されている
バッテリ(図示せず)から供給される電力により作動す
る。
【0058】前記タクシーメータ7(料金算出メータに
相当)は、図11に正面図で示すように、その前面72
に、タクシー車両の状態、例えば空車、賃走等を示す情
報を入力するタリフボタン73と、内部の前記マイコン
71が算出する乗車料金を表示する料金表示部74と、
前記マイコン71内で計時される現在時刻の修正を促す
赤色LED等からなるインジケータ75等を有してい
る。また、タクシーメータ7は、その内部に、前記マイ
コン71と、現在時刻修正動作の成否を報知するブザー
76と、マイコン71が現在時刻を計時する際の基とな
る基準クロックをマイコン71に供給する基準クロック
発振器77等を有しており、前記料金表示部74に表示
される乗車料金は、前記タリフボタン73の操作に応
じ、タクシー車両に設けられた走行センサ9(図12参
照)からの走行パルスと前記現在時刻とを基にマイコン
71が算出する。
【0059】前記マイコン71は、図12にブロック図
で示すように、CPU71aと、このCPU71aに接
続されたRAM71b及びROM71cで構成されてい
る。
【0060】前記CPU71aには、前記RAM71b
及びROM71cと、前記走行センサ9と、前記タリフ
ボタン73と、基準クロック発振器77がそれぞれ接続
されていると共に、前記インタフェース52を介して赤
外線受信器51が接続されており、また、ドライバ74
a,75a,76aを介して前記料金表示部74、イン
ジケータ75、並びに、現在時刻修正動作の成否を報知
するブザー76が接続されている。
【0061】前記RAM71bには、図13にメモリエ
リアマップで示すように、各種データ記憶用のデータエ
リア及び各種処理作業に用いるワークエリアが設けられ
ており、このうちワークエリアには、現在時刻計時、2
4時間経過フラグ、及び、経過時間タイマの各エリア等
が設けられている。
【0062】次に、前記ROM71cに格納された制御
プログラムに従いCPU71aが行う処理を、特に、C
PU71aにより計時される現在時刻の修正のための処
理を中心に、図14乃至図16のフローチャートを参照
して説明する。
【0063】タクシーメータ7に不図示のバッテリから
の電力が供給されてマイコン71が起動し、プログラム
がスタートすると、CPU71aは、図14にメインル
ーチンのフローチャートで示すように、初期設定を行う
(ステップS51)。
【0064】このステップS51の初期設定では、RA
M71bの現在時刻計時エリアの現在時刻がPM12
(時):00(分):00(秒)に設定され、24時間
経過フラグエリアのフラグF11が「0」に設定される
と共に、経過時間タイマエリアのタイマ値T11がゼロ
リセットされる。
【0065】ステップS51の初期設定が済んだなら
ば、基準クロック発振器77からの基準クロックを基
に、RAM71bの基準時刻計時エリアにおける現在時
刻の計時を開始する(ステップS53)。尚、このステ
ップS53で開始される現在時刻の計時は、前記基準時
刻と同じく、AM(午前)とPM(午後)に分けて、そ
れぞれ0:00:01〜12:00:00までの12時
間制で行われる。
【0066】そして、ステップS53における基準時刻
の計時を開始した後には、ドライバ75aを介してイン
ジケータ75を点灯させ(ステップS55)、次に、現
在時刻設定処理を行う(ステップS57)。このステッ
プS57の現在時刻設定処理では、図15にサブルーチ
ンのフローチャートで示すように、まず、基準時刻信号
を受信したか否かを確認し(ステップS57a)、受信
していない場合は(ステップS57aでN)、受信する
までステップS57aをリピートし、受信した場合は
(ステップS57aでY)、受信した基準時刻信号のB
CCチェックを行って、その結果がOKであるか否かを
確認する(ステップS57b)。
【0067】BCCチェックの結果がOKでない場合は
(ステップS57bでN)、ブザー76を異常報知用の
パターンで鳴動させるための異常ブザー信号をドライバ
76aに出力した後(ステップS57c)、ステップS
57aにリターンし、BCCチェックの結果がOKであ
る場合は(ステップS57bでY)、RAM71bの現
在時刻計時エリアの現在時刻として、ステップS57b
でBCCチェックがOKであった基準時刻信号中の基準
時刻を設定する(ステップS57d)。そして、ブザー
76を正常報知用のパターンで鳴動させるための正常ブ
ザー信号をドライバ76aに出力し(ステップS57
e)、RAM71bの経過時間タイマエリアにおけるタ
イムカウントを開始させ(ステップS57f)、インジ
ケータ75を消灯させた後(ステップS57g)、メイ
ンルーチンに戻ってステップS59に進む。
【0068】ステップS57の現在時刻設定処理を終え
た後に進むステップS59では、図14に示すように、
タリフボタン73の操作があったか否かを確認し、操作
があった場合は(ステップS59でY)、その操作内容
に応じた料金算出処理等のタリフ処理を行った後(ステ
ップS61)、ステップS59にリターンし、操作がな
い場合は(ステップS59でN)、基準時刻信号を受信
したか否かを確認する(ステップS63)。そして、基
準時刻信号を受信していない場合は(ステップS63で
N)、後述するステップS67に進み、受信した場合は
(ステップS63でY)、現在時刻修正処理を行った後
(ステップS65)、ステップS67に進む。
【0069】このステップS65の現在時刻修正処理で
は、図16にサブルーチンのフローチャートで示すよう
に、まず、受信した基準時刻信号のBCCチェックを行
って、その結果がOKであるか否かを確認し(ステップ
S65a)、結果がOKでない場合は(ステップS65
aでN)、ブザー76を異常報知用のパターンで鳴動さ
せるための異常ブザー信号をドライバ76aに出力した
後(ステップS65b)、メインルーチンに戻ってステ
ップS67に進む。
【0070】また、BCCチェックの結果がOKである
場合は(ステップS65aでY)、RAM71bの現在
時刻計時エリアの現在時刻を、ステップS65aでBC
CチェックがOKであった基準時刻信号中の基準時刻に
修正する(ステップS65c)。そして、ブザー76を
正常報知用のパターンで鳴動させるための正常ブザー信
号をドライバ76aに出力し(ステップS65d)、イ
ンジケータ75を消灯させ(ステップS65e)、RA
M71bの24時間経過フラグエリアのフラグF11を
「0」に設定し(ステップS65f)、経過時間タイマ
エリアのタイマ値T11をゼロリセットした後(ステッ
プS65g)、メインルーチンに戻ってステップS67
に進む。
【0071】以上の説明からも明らかなように、本実施
形態では、請求項中の時計手段71Aが、図14のフロ
ーチャートにおけるステップS53と、RAM32bの
現在時刻計時エリアで構成され、現在時刻修正手段71
Bが、図16のフローチャートにおけるステップS65
cで構成されている。
【0072】次に、上述した構成による本実施形態の時
刻修正装置1の動作(作用)について説明する。
【0073】まず、タクシー会社の営業所の事務所等に
おいて、固定局ユニット3の電源スイッチが投入される
と、マイコン32による基準時刻の計時が、PM12:
00:00から開始されると共に、GPS受信装置31
によりGPS衛星からのGPS信号の受信動作が行われ
る。
【0074】そして、3つ以上のGPS衛星から同時に
GPS信号を受信し、その結果正常なデータ内容のデコ
ード信号を得ることが、2秒以内に3回連続して発生し
ないと、インジケータ37が、本実施形態の場合1秒間
隔で4回点滅し(通算7秒間)、3回連続して正常なG
PS信号が受信されるまでGPS信号の受信動作が繰り
返される。また、3つ以上のGPS衛星から同時にGP
S信号を受信し、その結果正常なデータ内容のデコード
信号を得ることが、2秒以内に3回連続して発生する
と、マイコン32で計時され始めた基準時刻が、3回目
に受信したGPS信号中に含まれる現在時刻に初期設定
され、これに伴って、インジケータ37が所定時間点灯
する。
【0075】このようにしてマイコン32の基準時刻が
初期設定された後は、基準時刻を含む基準時刻信号が、
本実施形態の場合100ms周期で、赤外線送信器34
から赤外線の無線で送出される。また、基準時刻の初期
設定以後は、基準時刻が毎日PM12:00:00にな
る毎に、固定局ユニット3の電源スイッチが投入された
時と同じく、GPS衛星からのGPS信号の受信動作が
行われる。
【0076】尚、基準時刻がPM12:00:00にな
る毎のGPS信号の受信動作において、3つ以上のGP
S衛星から同時にGPS信号を受信し、その結果正常な
データ内容のデコード信号を得ることが、2秒以内に3
回連続して発生しないと、インジケータ37の点滅が行
われると共に、2秒以内に3回連続して正常なデータ内
容のデコード信号が得られるまで、GPS信号の受信動
作が繰り返される。そして、3つ以上のGPS衛星から
のGPS信号の同時受信に伴って、2秒以内に3回連続
して正常なデータ内容のデコード信号が得られると、マ
イコン32で計時されている基準時刻が、3回目にデコ
ードしたGPS信号中に含まれる現在時刻に修正され、
インジケータ37が所定時間点灯する。
【0077】一方、タクシー車両側では、移動局ユニッ
ト5とタクシーメータ7がバッテリに接続されてタクシ
ーメータ7のマイコン71が起動すると、マイコン71
による現在時刻の計時が、PM12:00:00から開
始されると共に、インジケータ75が点灯する。そし
て、現在時刻の計時の開始後、タクシー車両が、タクシ
ー会社の営業所の事務所に出入りして固定局ユニット3
の赤外線送信器34からの基準時刻信号が届く範囲を通
過し、この基準時刻信号を赤外線受信器51が受信する
と、その受信した基準時刻信号のBCCチェックが行わ
れ、その結果がOKであると、マイコン71が計時し始
めた現在時刻が、基準時刻信号中の基準時刻に初期設定
され、インジケータ75が所定時間消灯すると共に、ブ
ザー76が正常パターンで鳴動する。
【0078】尚、受信した基準時刻信号のBCCチェッ
クの結果がOKでないと、マイコン71の現在時刻の初
期設定は行われず、ブザーが異常パターンで鳴動してこ
れを報知する。そして、この現在時刻の初期設定が行わ
れるまでの間は、インジケータ75が点灯したままとな
って、その状態でタリフボタン73を操作しても、料金
算出等のタリフ処理は行われない。また、マイコン71
の現在時刻が初期設定された後は、赤外線送信器34か
らの基準時刻信号を赤外線受信器51が受信する毎に、
受信した基準時刻信号のBCCチェックが行われ、その
結果がOKであると、マイコン71の現在時刻が、受信
した基準時刻信号中の基準時刻に修正されると共に、ブ
ザーが正常パターンで鳴動し、BCCチェックの結果が
OKでないと、マイコン71の現在時刻の修正は行われ
ず、ブザーが異常パターンで鳴動する。
【0079】さらに、マイコン71の現在時刻が初期設
定された後、或は、マイコン71の現在時刻が修正され
た後、24時間が経過するまでの間に、赤外線送信器3
4からの基準時刻信号の受信に伴う現在時刻の修正が行
われないと、タクシーメータ7のインジケータ75が点
灯し、タクシー会社の営業所の事務所に戻って、マイコ
ン71の現在時刻を修正するための赤外線送信器34か
らの基準時刻信号の受信を行うことが促される。そし
て、上述した現在時刻の修正が行われると、その時点か
ら上述した24時間の経過時間の計時が開始され、現在
時刻の修正がインジケータ75の点灯中、即ち、マイコ
ン71の現在時刻が初期設定されてから24時間が経過
した後、或は、マイコン71の現在時刻が修正されてか
ら24時間が経過した後に行われると、現在時刻が修正
された時点でインジケータ75が消灯する。
【0080】このように本実施形態の時刻修正装置1に
よれば、タクシー車両が出入りするタクシー会社の営業
所の事務所等に配置される固定局ユニット3のマイコン
32により計時される基準時間が毎日PM12:00:
00になる毎に、また、マイコン32を電源スイッチの
投入により起動させた時点で、GPS受信装置31によ
り受信、デコードしたGPS衛星からのGPS信号中に
含まれる現在時刻に修正すると共に、マイコン32の基
準時刻を含む基準時刻信号を、固定局ユニット3の赤外
線送信器34から赤外線により送信し、このタクシー会
社の営業所に出入りするタクシー車両の赤外線受信器5
1が基準時刻信号を受信する毎に、タクシーメータ7の
マイコン71が計時する現在時刻を、受信した基準時刻
信号中に含まれる基準時刻に修正する構成とした。
【0081】このため、タクシー車両の乗務員や営業所
の職員等がマニュアル操作を全く行うことなく、タクシ
ー車両が営業所に出入りするだけで、タクシーメータ7
のマイコン71が計時する現在時刻を、営業所の固定局
ユニット3のマイコン32により計時されている、GP
S衛星から受信したGPS信号のデコード信号により得
られる現在時刻に合わせた正確な基準時刻に合わせて、
自動的に修正することができる。
【0082】従って、タクシーメータ7のタリフボタン
73の操作によりマイコン71がタリフ処理を行って料
金を算出する際に、時間帯により異なる料金制のうちど
れを適用するかを決定するのに参照する現在時刻の精度
を、面倒な操作なしに向上させて、正しい料金制の適用
とそれに伴う正しい料金の算出を実現させることができ
る。
【0083】尚、本実施形態では、固定局ユニット3と
移動局ユニット5の間の基準時刻信号の伝達を赤外線に
より行う構成としたが、例えば、特定小電力無線等、他
の無線信号により行う構成としてもよく、また、固定局
ユニット3とタクシーメータ7にそれぞれ設けたインジ
ケータ37,75のうち一方又は両方と、タクシーメー
タ7のブザー76は、省略してもよい。
【0084】さらに、本実施形態では、固定局ユニット
3のマイコン32が計時する基準時刻の初期設定を、G
PS衛星から受信したGPS信号のデコード信号中の現
在時刻に設定することで行い、同様に、タクシーメータ
7のマイコン71が計時する現在時刻の初期設定を、固
定局ユニット3のマイコン32が計時する基準時刻に設
定することで行う構成としたが、これらマイコン32,
71の基準時刻や現在時刻の初期設定のうち一方又は両
方は、例えば、固定局ユニット3やタクシーメータ7に
接続した専用の設定用端末のキー操作等によるマニュア
ルの設定で行うように構成してもよい。
【0085】そして、そのように構成した場合、マイコ
ン32,71により基準時刻や現在時刻を初期設定する
ための構成は省略可能であり、また、マイコン71によ
り現在時刻の初期設定を行うための構成を省略した場
合、タリフボタン73の操作に伴うタリフ処理の実行を
できなくするための構成は、他の手段による現在時刻の
初期設定後に解除されるように構成することとなる。し
かし、タリフボタン73の操作に伴うタリフ処理の実行
をできなくするための構成は、人的にタリフボタン73
の操作を行わないようにするという運用基準の設定によ
り省略することも可能である。
【0086】また、本実施形態では、毎日PM12:0
0:00になる毎に、固定局ユニット3のGPS受信装
置31によりGPS衛星からのGPS信号を受信して、
そのデコード信号中の現在時刻にマイコン32の基準時
刻を修正する構成としたが、定期的なマイコン32の基
準時刻の修正は、毎日の定時毎に行うのではなく、一定
の時間周期毎に行うように構成してもよく、或は、タク
シー車両が営業所に出入りする毎に、不定期的に行うよ
うに構成してもよい。さらに、GPS信号のデコード信
号が正常であるか否かの判定基準は、他の内容に変えて
もよく、同様に、固定局ユニット5の赤外線受信器51
が受信した基準時刻信号が正常であるか否かの判定は、
本実施形態で用いたBCCチェックでなく、他の方法で
行うように構成してもよい。
【0087】そして、GPS信号を受信するGPS受信
装置31がタクシー車両のような移動体ではなく位置が
変わらない営業所に設けられることから、GPS信号の
受信状態がそれ程変化することがないものとして、GP
S信号のデコード信号の正常判定を省略し、GPS信号
を1回受信した時点で、そのGPS信号のデコード信号
中の現在時刻にマイコン32の基準時刻を修正、或は、
設定する構成としてもよい。同様に、固定局ユニット3
からの基準時刻信号をタクシー車両が受信する箇所が、
営業所に出入りする箇所であることから、基準時刻信号
を受信したら、その内容には異常が必ずないものとし
て、基準時刻信号を受信した時点で、その基準時刻信号
中の基準時刻にマイコン71の現在時刻を修正、或は、
設定する構成としてもよい。
【0088】また、本実施形態では、タクシーメータ7
の内部のマイコン71が計時する現在時刻の修正を行う
時刻修正装置1を例に取って説明したが、本発明は、タ
クシーメータ7が料金算出の際に参照する現在時刻を計
時する時計手段を対象とする現在時刻の修正を行うもの
であれば、時計手段がタクシーメータ7の内部にあろう
と外部にあろうと関係なく適当可能であることは勿論の
ことである。さらに、本実施形態では、タクシー車両に
搭載されるタクシーメータ7が参照する現在時刻の修正
を行う時刻修正装置1を例に取って説明したが、本発明
は、運転代行業者の併走用車両に搭載した料金メータが
運転代行料金を算出するのに当たり、料金算出に適用す
る料金制を現在時刻に応じて選択する際に参照する、併
走用車両に搭載された時計装置の計時する現在時刻を修
正する装置としても同様に適用できることは言うまでも
ない。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明の料金算出メータ用時刻修正装置によれば、車両
に設けられた時計手段により計時され、前記車両に設け
られた料金算出メータが、時間帯毎に異なる複数の料金
算出用の料金制から現在時刻に応じた料金制を選択する
際に参照する現在時刻を修正する料金算出メータ用時刻
修正装置であって、前記車両の集会箇所に配設され、全
地球測位システムの衛星が送信する現在時刻を含んだ無
線による測位信号を受信する固定信号受信手段と、前記
集会箇所に配設され、前記固定信号受信手段が受信した
前記測位信号中の前記現在時刻を基に基準時刻を生成す
る基準時刻生成手段と、前記集会箇所に配設され、前記
基準時刻生成手段が生成した前記基準時刻を含む基準時
刻信号を、前記集会箇所に出入りする前記車両に向けて
無線により送信する基準時刻送信手段と、前記車両に配
設され、前記基準時刻送信手段が送信した前記基準時刻
信号を受信する移動信号受信手段と、前記車両に配設さ
れ、前記時計手段が計時する前記現在時刻を、前記移動
信号受信手段が受信した前記基準時刻信号中の前記基準
時刻に修正する現在時刻修正手段とを備える構成とし
た。
【0090】このため、車両の集会箇所の固定信号受信
手段が全地球測位システムの衛星から測位信号を受信す
ると、車両の集会箇所の基準時刻生成手段がその測位信
号中に含まれる現在時刻を基に生成した基準時刻を含む
基準時刻信号を、車両の集会箇所の基準時刻送信手段が
車両に向けて送信し、その基準時刻信号を車両の移動信
号受信手段が受信すると、車両の時計手段の計時する現
在時刻が、車両の現在時刻修正手段により、基準時刻信
号中に含まれる基準時刻に修正される。
【0091】従って、車両の移動信号受信手段が集会箇
所において基準時刻送信手段からの基準時刻信号を受信
するだけで、車両の集会箇所側と車両側との双方におい
て、スイッチ類の操作を行うことなく、時計手段が計時
する現在時刻を、基準時刻生成手段が全地球測位システ
ムの衛星からの測位信号中の現在時刻に合わせて生成し
た正確な基準時刻に修正することができる。
【0092】また、請求項2に記載した本発明の料金算
出メータ用時刻修正装置によれば、前記基準時刻生成手
段が、前記基準時刻を計時する基準時計手段と、該基準
時計手段が計時する前記基準時刻を、前記送信信号中の
前記現在時刻に修正する基準時刻修正手段とを有してお
り、前記基準時刻送信手段の送信する前記基準時刻信号
が、前記基準時計手段の計時する前記基準時刻を含んで
いる構成とした。
【0093】このため、固定信号受信手段が全地球測位
システムの衛星から測位信号を受信する毎に、基準時刻
生成手段の基準時刻修正手段によって測位信号中の現在
時刻に修正される基準時刻を、基準時刻生成手段の基準
時計手段が計時する。従って、固定信号受信手段が測位
信号を受信した時点から、車両の移動信号受信手段が基
準時刻送信手段からの基準時刻信号を受信するまでの時
間が長くなっても、固定信号受信手段が測位信号を受信
した時点の現在時刻でなく、移動信号受信手段が基準時
刻送信手段からの基準時刻信号を受信した時点の正確な
時刻に、時計手段が計時する現在時刻を修正することが
できる。
【0094】さらに、請求項3に記載した本発明の料金
算出メータ用時刻修正装置によれば、前記固定信号受信
手段が前記測位信号を所定周期毎に受信し、前記基準時
刻生成手段による前記基準時刻の生成が、前記固定信号
受信手段が前記測位信号を受信する毎に行われる構成と
した。
【0095】また、請求項4に記載した本発明の料金算
出メータ用時刻修正装置によれば、前記固定信号受信手
段が、前記基準時刻生成手段の生成した前記基準時刻が
所定時刻となる毎に前記測位信号を受信し、前記基準時
刻生成手段による前記基準時刻の生成が、前記固定信号
受信手段が前記測位信号を受信する毎に行われる構成と
した。
【0096】このため、固定信号受信手段が全地球測位
システムの衛星からの測位信号の受信を所定周期毎に行
うことで、或は、固定信号受信手段が全地球測位システ
ムの衛星からの測位信号の受信を所定時刻毎に行うこと
で、基準時刻生成手段が生成する基準時刻の精度を向上
させ、ひいては、この基準時刻に合わせて修正される時
計手段の現在時刻の精度を向上させることができる。
【0097】さらに、請求項5に記載した本発明の料金
算出メータ用時刻修正装置によれば、前記基準時刻信号
が、前記集会箇所に配設される前記固定信号受信手段、
前記基準時刻生成手段、並びに、前記基準時刻送信手段
のうち少なくとも1つへの電源の供給開始に伴い前記測
位信号を受信し、前記基準時刻生成手段による前記基準
時刻の生成が、前記固定信号受信手段が前記測位信号を
受信する毎に行われる構成とした。
【0098】このため、車両の集会箇所に配設される各
手段の一部、或は、全部への電源供給が開始される時
点、即ち、料金算出メータ用時刻修正装置の構成要素の
うち車両の集会箇所側に設けられる要素が電源供給によ
り起動した時点で、基準時刻生成手段が生成する基準時
刻を、全地球測位システムの衛星から受信する測位信号
中の現在時刻に合わせた正確な時刻に初期設定すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による料金算出メータ用時刻修正装置の
基本構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る料金算出メータ用時
刻修正装置の概略構成を一部ブロックにて模式的に示す
説明図である。
【図3】図2のGPS受信装置が受信しデコードしたG
PS衛星からの測位信号のデータ内容の説明図で、図3
(a)は年月日及び時刻のデータ内容、図3(b)は緯
度のデータ内容、図3(c)は経度のデータ内容、図3
(d)はパリティビットの内容をそれぞれ示す。
【図4】図2のマイクロコンピュータの電気的な概略構
成を示すブロック図である。
【図5】図4に示すRAMのメモリエリアマップであ
る。
【図6】図4のROMに格納された制御プログラムに従
いCPUが行う処理を示すメインルーチンのフローチャ
ートである。
【図7】図6の基準時刻設定処理の内容を示すサブルー
チンのフローチャートである。
【図8】図6の基準時刻送出処理の内容を示すサブルー
チンのフローチャートである。
【図9】図6の基準時刻修正処理の内容を示すサブルー
チンのフローチャートである。
【図10】図6のCPUが出力する基準時刻信号の内容
の説明図で、図10(a)は信号のビット構成、図10
(b)はデータフォーマットをそれぞれ示す。
【図11】図2に示すタクシーメータの正面図である。
【図12】図11のマイクロコンピュータの電気的な概
略構成を示すブロック図である。
【図13】図12のに示すRAMのメモリエリアマップ
である。
【図14】図12のROMに格納された制御プログラム
に従いCPUが行う処理のうち、特に、CPUにより計
時される現在時刻の修正のための処理を示すメインルー
チンのフローチャートである。
【図15】図14の現在時刻設定処理の内容を示すサブ
ルーチンのフローチャートである。
【図16】図14の現在時刻修正処理の内容を示すサブ
ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
31 固定信号受信手段 32,71 マイクロコンピュータ 32a,71a CPU 32b,71b RAM 32c,71c ROM 32A 基準時刻生成手段 32B 基準時刻送信手段 32C 基準時計手段 32D 基準時刻修正手段 51 移動信号受信手段 7 料金算出メータ 71A 時計手段 71B 現在時刻修正手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設けられた時計手段により計時さ
    れ、前記車両に設けられた料金算出メータが、時間帯毎
    に異なる複数の料金算出用の料金制から現在時刻に応じ
    た料金制を選択する際に参照する現在時刻を修正する料
    金算出メータ用時刻修正装置であって、 前記車両の集会箇所に配設され、全地球測位システムの
    衛星が送信する現在時刻を含んだ無線による測位信号を
    受信する固定信号受信手段と、 前記集会箇所に配設され、前記固定信号受信手段が受信
    した前記測位信号中の前記現在時刻を基に基準時刻を生
    成する基準時刻生成手段と、 前記集会箇所に配設され、前記基準時刻生成手段が生成
    した前記基準時刻を含む基準時刻信号を、前記集会箇所
    に出入りする前記車両に向けて無線により送信する基準
    時刻送信手段と、 前記車両に配設され、前記基準時刻送信手段が送信した
    前記基準時刻信号を受信する移動信号受信手段と、 前記車両に配設され、前記時計手段が計時する前記現在
    時刻を、前記移動信号受信手段が受信した前記基準時刻
    信号中の前記基準時刻に修正する現在時刻修正手段と、 を備えることを特徴とする料金算出メータ用時刻修正装
    置。
  2. 【請求項2】 前記基準時刻生成手段は、前記基準時刻
    を計時する基準時計手段と、該基準時計手段が計時する
    前記基準時刻を、前記送信信号中の前記現在時刻に修正
    する基準時刻修正手段とを有しており、前記基準時刻送
    信手段が送信する前記基準時刻信号は、前記基準時計手
    段が計時する前記基準時刻を含んでいる請求項1記載の
    料金算出メータ用時刻修正装置。
  3. 【請求項3】 前記固定信号受信手段は前記測位信号を
    所定周期毎に受信し、前記基準時刻生成手段による前記
    基準時刻の生成は、前記固定信号受信手段が前記測位信
    号を受信する毎に行われる請求項1又は2記載の料金算
    出メータ用時刻修正装置。
  4. 【請求項4】 前記固定信号受信手段は、前記基準時刻
    生成手段の生成した前記基準時刻が所定時刻となる毎に
    前記測位信号を受信し、前記基準時刻生成手段による前
    記基準時刻の生成は、前記固定信号受信手段が前記測位
    信号を受信する毎に行われる請求項1、2又は3記載の
    料金算出メータ用時刻修正装置。
  5. 【請求項5】 前記基準時刻信号は、前記集会箇所に配
    設される前記固定信号受信手段、前記基準時刻生成手
    段、並びに、前記基準時刻送信手段のうち少なくとも1
    つへの電源の供給開始に伴い前記測位信号を受信し、前
    記基準時刻生成手段による前記基準時刻の生成は、前記
    固定信号受信手段が前記測位信号を受信する毎に行われ
    る請求項1、2、3又は4記載の料金算出メータ用時刻
    修正装置。
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