JPH09257515A - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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Publication number
JPH09257515A
JPH09257515A JP6312796A JP6312796A JPH09257515A JP H09257515 A JPH09257515 A JP H09257515A JP 6312796 A JP6312796 A JP 6312796A JP 6312796 A JP6312796 A JP 6312796A JP H09257515 A JPH09257515 A JP H09257515A
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JP
Japan
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amplifier
sensor
integrated circuit
mold resin
substrate
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Application number
JP6312796A
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English (en)
Inventor
Shogo Taguchi
省吾 田口
Jiro Morinaga
次郎 森永
Sadaaki Hara
定昭 原
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モールド樹脂の熱変形によるセンサアンプの
配線回路の断線などを防止する。 【解決手段】 プリント基板6Aから立設されたハイブ
リッドIC6Bからなるセンサアンプ6と、ハイブリッ
ドIC6Bを内周へ向けた状態でセンサアンプ6を収装
するアンプボックス32と、アンプボックス32内に充
填されたモールド樹脂9と、アンプボックス32の内周
に面したプリント基板6Aを覆うように形成されて高圧
縮性かつ低圧縮反力の部材で構成された緩衝部材7と、
この緩衝部材7に形成されてハイブリッドIC6Bを挿
通する貫通孔を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧シリンダのピ
ストンロッドなどアクチュエータのストローク位置を高
精度で検出する装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】流体圧シリンダのピストンロッドなどの
ストローク位置を幅広い範囲で、かつ高精度で検出する
ために、ピストンロッド表面の軸方向に一定のピッチ間
隔で強磁性部と弱磁性部を配設した磁性スケールを構成
し、シリンダ側に取り付けた磁気センサの検出信号がピ
ストンロッドの変位によって正弦波形で変化することを
利用して、分解能の高い位置検出を行うものが知られて
おり、本願出願人も特開平4−136713号公報や特
願平5−113144号公報などに高精度の測定が行え
るものを提案している。
【0003】これらの装置は、図22〜図24に示すよ
うに、流体圧シリンダ10には強磁性体で構成されたピ
ストンロッド1の表面に所定のピッチPで弱磁性体の磁
性スケール2が形成され、ピストンロッド1の伸縮によ
って磁性スケール2の1ピッチについて一周期となる正
弦波で変化する信号を出力する磁気センサ3を、流体圧
シリンダ10側のセンサハウジング30に固設し、セン
サアンプ6で増幅・演算した磁気センサ3の出力信号か
らピストンロッド1のストローク位置を演算するととも
に、ホストシステム5へこの演算結果を送出するマイク
ロコンピュータ装置4から構成される。
【0004】センサハウジング30は、磁気センサ3を
支持したセンサホルダ31とセンサアンプ6を収装する
アンプボックス32から構成され、センサホルダ31は
センサベアリング8を介してピストンロッド1と摺接す
るとともに、バネ36によって常時ピストンロッド1へ
向けて付勢され、センサベアリング8によって磁気セン
サ3と磁性スケール2を形成したピストンロッド1の表
面との間に所定の間隙を形成する。
【0005】磁気センサ3は、ピストンロッド1の変位
に伴う磁界の変化を検出して、センサアンプ6で電気的
に処理した信号をマイクロコンピュータ装置4へ送出す
る。なお、磁気センサ3は磁性スケール2のピッチPに
適合するように配設された2組の磁気抵抗素子をブリッ
ジ接続し、互いに90度の位相差を持つ信号を出力す
る。
【0006】ここで、センサアンプ6は、図24、図2
5に示すように、円板状のプリント基板6Aと、このプ
リント基板6に立設されたハイブリッドIC6Bから構
成され、このセンサアンプ6は、図24の上方に向けて
開口したアンプボックス32の内周32Aに収装される
もので、センサアンプ6はハイブリッドIC6Bを図中
下方に向けて内周32Aへ突出させるような状態で、プ
リント基板6Aの周縁をアンプボックス32に形成した
段部32Bに支持される。
【0007】そして、プリント基板6Aの上方にはカラ
ー37、Oリング38、キャップ38が配設されて、キ
ャップ38をボルト50で締結することにより、プリン
ト基板6Aは段部32Bとカラー37の周縁との間に挟
持されて固定される。
【0008】予めハイブリッドIC6Bを組み付けたプ
リント基板6Aには、磁気センサ3からのリード線35
及びマイクロコンピュータ装置4と接続するためのケー
ブル40のリード線40’が半田付けにより結合され
る。
【0009】このセンサアンプ6の組み付けは、図26
〜図28に示すように、まず、プリント基板6Aの所定
の位置に開口したランド穴60に、これらリード線3
5、40’の先端を挿通するとともに半田付けによって
結合した後、プリント基板6Aをアンプボックス32の
内周32Aへ挿入してから、カラー37、Oリング38
を順次内周32Aへ挿入し、アンプボックス32の端面
にキャップ39をボルト50で締結し、上記したよう
に、カラー37とアンプボックス32の内周32Aに形
成した段部32Bとの間でプリント基板6Aを挟持す
る。
【0010】そして、プリント基板6Aに立設されたハ
イブリッドIC6Bは、アンプボックス32の内周32
Aに充填されたシリコンあるいはエポキシ等の樹脂を主
体とするモールド樹脂9で周囲を覆われて固定されて、
センサアンプ6の耐振性を確保している。
【0011】このモールド樹脂9の充填は、図28に示
すように、磁気センサ3側を上方に向けた状態でセンサ
ハウジング30を支持し、アンプボックス32の図中上
方に開口した樹脂注入口33から、樹脂充填器具等によ
ってアンプボックス32の内周32Aへモールド樹脂9
を所定量注入する。モールド樹脂9の注入量は図29に
示すように、磁気センサ3を図中下方に向けた状態で、
プリント基板6Aの下面からハイブリッドIC6Bの全
体が覆われるように設定され、例えば、図示のようにモ
ールド樹脂9の下面である自由面9Aが、ハイブリッド
IC6Bの先端より下方に位置するように設定され、プ
リント基板6Aと接するモールド樹脂9の面を境界面9
Bとすると、アンプボックス32の内周32Aの空間
は、境界面9Bから自由面9Aの間でモールド樹脂9に
よって隙間なく充填されている。
【0012】こうして、アンプボックス32の内周32
AにはハイブリッドIC6B及びプリント基板6Aの下
面を覆うモールド樹脂9が充填されて、モールド樹脂9
とハイブリッドIC6B、プリント基板6A及び内周3
2Aは所定の強度で接着され、プリント基板6A及びハ
イブリッドIC6Bの耐振性を確保している。
【0013】このモールド樹脂9の注入作業の終了後に
は、図24に示すように、樹脂注入口33に盲プラグ3
4が挿入されてセンサハウジング30の内部は密封され
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の位置検出装置では、アンプボックス32やセンサホ
ルダ31からなるセンサハウジング30を、金属で形成
して強度を確保する必要があるが、周囲の温度が常温
(20℃)から100℃等の高温に変化するような使用
環境では、モールド樹脂9とアンプボックス32の熱膨
張量の差によって、図30に示すように、モールド樹脂
9は外周をアンプボックス32の内周32Aで拘束され
るため、自由面9Aと境界面9Bが図中上下方向に熱膨
張するが、このとき、境界面9Bの熱変形によってプリ
ント基板6Aも図中上方へ押圧されて変形するため、過
大な変形や変形の繰り返しによって、プリント基板6A
に形成された銅箔等の配線回路が切断されたり、プリン
ト基板6AとハイブリッドIC6Bの結合が分断され
て、センサアンプ6が使用不能となる場合があり、ま
た、自由面9Aの下方への変形によって、ハイブリッド
IC6Bとモールド樹脂9の境界面にはせん断力が加わ
るため、ハイブリッドIC6Bの表面のコーティングや
部品が剥離して断線などが発生して、センサアンプ6が
使用不能となる場合もあった。
【0015】そこで本発明は、モールド樹脂の熱変形に
よるセンサアンプの配線回路の断線などを防止して、温
度変化に拘わらず安定して動作可能な位置検出装置を提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、移動方向
に所定のピッチで強磁性部と弱磁性部を配設した磁性ス
ケールと、磁性スケールのピッチに対応した信号を出力
する磁気センサと、この磁気センサの出力を電気的に処
理するため、基板から立設された集積回路からなるセン
サアンプと、前記集積回路を内周へ向けた状態でセンサ
アンプを収装するアンプボックスと、前記アンプボック
ス内に充填されたモールド樹脂とを備えた位置検出装置
において、前記アンプボックスの内周に面した基板を覆
うように形成されて、高圧縮性かつ低圧縮反力の部材で
構成された緩衝部材と、この緩衝部材に形成されて前記
集積回路を挿通する第1の貫通孔または第1の切り込み
を備える。
【0017】また、第2の発明は、移動方向に所定のピ
ッチで強磁性部と弱磁性部を配設した磁性スケールと、
磁性スケールのピッチに対応した信号を出力する磁気セ
ンサと、この磁気センサの出力を電気的に処理するた
め、基板から立設された集積回路からなるセンサアンプ
と、前記集積回路を内周へ向けた状態でセンサアンプを
収装するアンプボックスと、前記アンプボックス内に充
填されたモールド樹脂とを備えた位置検出装置におい
て、前記アンプボックス内周には前記集積回路を取り囲
むように、高圧縮性かつ低圧縮反力の部材で構成された
緩衝部材が配設され、前記モールド樹脂の外周はこの緩
衝部材を介してアンプボックス内周と接する。
【0018】また、第3の発明は、移動方向に所定のピ
ッチで強磁性部と弱磁性部を配設した磁性スケールと、
磁性スケールのピッチに対応した信号を出力する磁気セ
ンサと、この磁気センサの出力を電気的に処理するた
め、基板から立設された集積回路からなるセンサアンプ
と、前記集積回路を内周へ向けた状態でセンサアンプを
収装するアンプボックスと、前記アンプボックス内に充
填されたモールド樹脂とを備えた位置検出装置におい
て、前記集積回路を覆うように、高圧縮性かつ低圧縮反
力の部材で構成された緩衝部材が配設され、前記モール
ド樹脂の内周はこの緩衝部材を介して集積回路と接す
る。
【0019】また、第4の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記緩衝部材は、基板と当接する。
【0020】また、第5の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記緩衝部材は、基板との間に微小な間隙を形成
する。
【0021】また、第6の発明は、前記第1ないし第3
の発明のいずれかひとつににおいて、前記緩衝部材は、
発泡NBRゴムで構成される。
【0022】また、第7の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記緩衝部材は、センサアンプへの配線部材を挿
通する第2の貫通孔または第2の切り込みを備える。
【0023】また、第8の発明は、前記第5の発明にお
いて、前記緩衝部材に形成された第1及び第2の切り込
みは、連続的に形成されるとともに、これら切り込みの
一端は緩衝部材の外周まで延設される。
【0024】
【作用】第1の発明は、磁性スケールが変位すると、磁
気センサは所定のピッチに応じた信号を出力し、センサ
アンプはこの出力を演算あるいは増幅等の電気的処理を
行う。センサアンプは基板から立設された集積回路をア
ンプボックスの内周へ向けて収装されるが、このアンプ
ボックス内周には、立設された集積回路を支持して耐振
性を確保するためにモールド樹脂が充填され、この基板
の内周側を覆うように緩衝部材が配設され、立設された
集積回路は第1の貫通孔または切り込みからアンプボッ
クス内周へ突出しており、充填されたモールド樹脂はア
ンプボックス内周と緩衝部材及び緩衝部材から突出した
集積回路と接着することで、立設された集積回路を支持
し、アンプボックスの周囲の温度が上昇して、アンプボ
ックスとモールド樹脂の熱膨張量の差によって、モール
ド樹脂が基板側へ変形しても、緩衝部材が圧縮されるだ
けで基板にはほとんど圧縮反力を加えることはなく、モ
ールド樹脂の熱膨張に起因する基板の断線や基板と集積
回路の分断を防止することができる。
【0025】また、第2の発明は、充填されたモールド
樹脂はアンプボックス内周に設けた緩衝部材と基板及び
基板から突出した集積回路と接着することで、立設され
た集積回路を支持し、アンプボックスの周囲の温度が上
昇して、アンプボックスとモールド樹脂の熱膨張量の差
によって、モールド樹脂が熱膨張を起こすと、モールド
樹脂とアンプボックス内周との間に配設された高圧縮
性、低圧縮反力の緩衝部材が変形し、モールド樹脂は外
周に向けて変形するため、基板や集積回路に与える変形
を非常に小さなものとすることができ、モールド樹脂の
熱膨張に起因する基板や集積回路の断線や基板と集積回
路の分断を防止することができる。
【0026】また、第3の発明は、充填されたモールド
樹脂は集積回路を覆うように配設された緩衝部材を介し
てアンプボックス内周と基板を接着することで、立設さ
れた集積回路を支持し、アンプボックスの周囲の温度が
上昇して、アンプボックスとモールド樹脂の熱膨張量の
差によって、モールド樹脂が熱膨張を起こすと、集積回
路を覆うように配設された高圧縮性、低圧縮反力の緩衝
部材が変形し、モールド樹脂は内周に向けて変形するた
め、基板や集積回路に与える変形を非常に小さなものと
することができ、モールド樹脂の熱膨張に起因する基板
や集積回路の断線や基板と集積回路の分断を防止するこ
とができる。
【0027】また、第4の発明は、緩衝部材が基板と当
接するため、熱膨張によってモールド樹脂が基板側へ変
形しても、緩衝部材が圧縮されるだけで基板にはほとん
ど圧縮反力を加えることがなく、モールド樹脂の熱膨張
に起因する基板の断線や基板と集積回路の分断を防止す
ることができる。
【0028】また、第5の発明は、緩衝部材は基板との
間に微小な間隙を形成するため、この間隙にもモールド
樹脂が充填されるが、間隙が微小であるため直接基板に
加わるモールド樹脂の変形は極めて少なく、その他のモ
ールド樹脂の変形は緩衝部材が圧縮されることで吸収さ
れ、アンプボックスの内周に面した基板の実装部品や配
線などの都合により、緩衝部材を基板に当接できない場
合でもモールド樹脂の熱膨張に起因する基板の断線や基
板と集積回路の分断を抑制することができる。
【0029】また、第6の発明は、緩衝部材を、発泡N
BRゴムで構成したため、高圧縮性かつ低圧縮反力を実
現してモールド樹脂の変形を円滑に吸収しながら基板や
集積回路へ与える反力を極めて小さなものに抑制でき、
基板及び集積回路の変形を防止する。
【0030】また、第7の発明は、緩衝部材は、センサ
アンプへの配線部材を挿通する第2の貫通孔または第2
の切り込みを備えたため、基板の配置または形状に応じ
た配線を施すことができる。
【0031】また、第8の発明は、緩衝部材には、集積
回路を挿通する第1の切り込みと、配線を挿通する第2
の切り込みが形成され、これら切り込みは、連続的に形
成されて一端は緩衝部材の外周まで延設されるため、切
り込みを境に緩衝部材を展開することができ、基板へ配
線を結合した後でも緩衝部材を巻き付けるように取り付
けることができ、組み立て作業を簡易にすることができ
る。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明を往復直線運動する流体圧
シリンダ1のストローク位置を検出する位置検出装置に
適用した場合の一実施形態を図1〜図4に示す。
【0033】図1〜図4は、前記従来例の図22〜図2
5と同様にして、流体圧シリンダ10のピストンロッド
1に形成された磁性スケール2の変位を検出する磁気セ
ンサ3を収装したセンサハウジング30及びセンサアン
プ6を示し、前記従来例と同一のものに同一の図番を付
して重複説明を省略する。
【0034】センサアンプ6を構成するプリント基板6
A、ハイブリッドIC6Bは前記従来例と同様にアンプ
ボックス32の内周32Aに収装され、シリコンあるい
はエポキシ等のモールド樹脂9が充填されて、センサア
ンプ6の耐振性を確保する。
【0035】そして、ほぼ円形の板状部材で構成された
プリント基板6Aの下面には、図3に示すように、同じ
く円板状に形成されてアンプボックス32の内周32A
に面したプリント基板6Aを覆う緩衝部材7が配設され
る。
【0036】この緩衝部材7は、圧縮反力が小さく、か
つ圧縮率の大きいスポンジ状の部材で形成されており、
例えば、発泡NBRゴム等で形成される。そして、この
緩衝部材7の厚さは、前記従来例に示したように、モー
ルド樹脂9の熱膨張に伴う変形を吸収可能な肉厚に設定
される。
【0037】また、緩衝部材7には、磁気センサ3及び
ケーブル40とプリント基板6Aを接続するリード線3
5、40’を挿通するための貫通孔71(第2貫通孔)
が、図25に示したプリント基板6Aのランド穴60と
対向する位置に形成され、また、プリント基板6Aに立
設されたハイブリッドIC6Bを挿通するための貫通孔
70(第1貫通孔)が、所定の位置、例えば、直径方向
に形成される。
【0038】このような、センサアンプ6の組み立て
は、図2に示すように、まず、リード線35、40’を
緩衝部材7の貫通孔71に挿通した後、前記従来例と同
様に、予めハイブリッドIC6Bを組み付けたプリント
基板6Aのランド穴60に、これらリード線35、4
0’の先端を挿通するとともに半田付けによって結合す
る。
【0039】この後、緩衝部材7の貫通孔70へハイブ
リッドIC6Bを挿通させるとともに、図1のように緩
衝部材7の上面をプリント基板6Aの下面に当接させ
る。
【0040】そして、前記従来例と同様に、プリントプ
リント基板6Aをアンプボックス32の内周32Aへ挿
入してから、カラー37、Oリング38を順次内周32
Aへ挿入し、アンプボックス32の端面にキャップ39
をボルト50で締結して、カラー37の周縁とアンプボ
ックス32の内周32Aに形成した段部32Bとの間で
プリント基板6Aの周縁を挟持して、センサアンプ6を
固定する。
【0041】そして、センサアンプ6の耐振性を確保す
るため、前記従来例と同じくセンサアンプ6を収装した
アンプボックス32の内周32Aには、シリコンあるい
はエポキシ等の樹脂を主体とするモールド樹脂9が充填
される。
【0042】図1、図4に示すように、内周32Aに面
したプリント基板6Aを覆う緩衝部材7の下面からハイ
ブリッドIC6Bの全体を覆うようにモールド樹脂9は
充填され、緩衝部材7の下面と接する面がモールド樹脂
9の境界面9Bとなり、モールド樹脂9の下面である自
由面9Aは、前記従来例と同じく、ハイブリッドIC6
Bの先端より図中下方に位置するように充填されてい
る。
【0043】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0044】センサアンプ6は、プリント基板6Aの周
縁をカラー37で挟持されることによりアンプボックス
32に固定され、さらに、プリント基板6Aに立設され
たハイブリッドIC6Bは、緩衝部材7を貫通して内周
32Aに突出した部分をモールド樹脂9で覆われて固定
され、耐振性を確保しながらセンサハウジング30内に
固定される。
【0045】いま、位置検出装置の使用環境が、常温か
ら高温(例えば100℃程度)まで変化した場合、周囲
温度の上昇に呼応してアンプボックス32及びモールド
樹脂9の熱膨張が発生し、アンプボックス32が金属で
構成される場合には、熱膨張量の差から、図5に示すよ
うに、モールド樹脂9の熱変形が発生する。
【0046】モールド樹脂9は側方をアンプボックス3
2の内周32Aで拘束されるため、図中上下方向へ膨張
する。
【0047】図中下方の自由面9Aは同じく図中下方へ
向かって膨張する一方、図中上方の境界面9Bは、プリ
ント基板6Aへ向けて膨張する。
【0048】このとき、プリント基板6Aの下面には、
圧縮反力が小さく、かつ圧縮率の大きいスポンジ状の緩
衝部材7が配設されるため、境界面9Bの膨張に応じて
緩衝部材7は圧縮されるが、プリント基板6Aに加わる
圧縮反力は、緩衝部材7の特性により非常に小さなもの
となり、前記従来例のようなプリント基板6Aの変形を
抑制することが可能となって、過大な変形あるいは繰り
返し変形によるプリント基板6Aの断線やハイブリッド
IC6Bの分断を防止することが可能となって、温度変
化に拘わらず安定した動作を確保して、位置検出装置の
信頼性を向上することができ、また、位置検出装置の適
用環境を拡大することができるのである。
【0049】図6は第2の実施形態を示し、前記第1実
施形態の緩衝部材7に設けた貫通孔70、71を切り込
み70A、71Aに変更したもので、その他は前記第1
実施形態と同一である。
【0050】前記第1実施形態では、緩衝部材7にリー
ド線35、40’を挿通する貫通孔71を、一つ一つの
リード線に対応して形成するとともに、ハイブリッドI
C6Bを挿通する貫通孔70を形成したのに対し、これ
ら貫通孔70、71を切り込み70A、71Aへ変更す
ることで、リード線35、40’の挿通作業を容易にし
て、組み立て性を向上させることが可能となる。
【0051】図7、図8は第3の実施形態を示し、前記
第2実施形態の緩衝部材7に設けた切り込み70A、7
1Aを接続したものである。
【0052】プリント基板6Aのランド穴60に対向す
る位置にはリード線35、40’を挿通するための切り
込み72が、これらランド穴60を結ぶように連続的に
形成され、さらに、切り込み72の一端は緩衝部材7の
外周まで形成される。
【0053】そして、切り込み72の他端はハイブリッ
ドIC6Bを挿通する切り込み73に接続され、緩衝部
材7はこれら一連の切り込み72、73に沿って図7
(A)〜(D)に示すように、周縁部7Aと半円部7
B、7Cに展開することができる。
【0054】したがって、緩衝部材7の組み付けは図8
に示すように、リード線35、40’をプリント基板6
Aへ結合した後でもよく、また、展開した緩衝部材7を
リード線35、40’及びハイブリッドIC6Bへ巻き
付けるだけで組み付けを行うことができ、上記実施形態
に比してさらに組み立て性を向上させることができるの
である。
【0055】図9〜図11は第4の実施形態を示し、前
記第1実施形態の緩衝部材7を一対の半円状としたもの
で、その他は前記第1実施形態と同様である。
【0056】半円状の緩衝部材7D、7Dは、プリント
基板6Aへリード線35、40’が結合された後に装着
されるもので、プリント基板6Aの実装部品やリード線
35、40’の取り回し等の関係などにより、プリント
基板6Aの下面と緩衝部材7Dとの間には微小な間隙が
形成される。
【0057】したがって、この間隙には、図10のよう
に、モールド樹脂9’が充填されてしまうが,この間隙
の体積は微小であるため、プリント基板6Aに加わる変
形も小さなもので済み、過大な変形や変形の繰り返しに
よるプリント基板6Aの断線やハイブリッドIC6Bと
の分断を防止することができる。また、この場合、リー
ド線35、40’は緩衝部材7Dを貫通しないため、図
10のように緩衝部材7DとハイブリッドIC6Bとの
間や、図11のように緩衝部材7Dの外周と内周32A
との間にリード線35、40’を挿通させてもよい。
【0058】図12〜図15は第5の実施形態を示し、
前記第1実施形態の緩衝部材7をアンプボックス32の
内周32Aに配設する筒状の緩衝部材7Eとしたもの
で、その他は前記第1実施形態と同様である。
【0059】筒状の緩衝部材7Eは、プリント基板6A
の下面からアンプボックス32の内周32Aに接して、
ハイブリッドIC6Bを取り囲むように配設されて、緩
衝部材7Eの下端はハイブリッドIC6Bの下端よりも
磁気センサ3側の所定の位置まで延設される。
【0060】内周32Aに充填されたモールド樹脂9
は、図14のように、前記従来例と同様に境界面9Bで
直接プリント基板6Aと接し、アンプボックス32の内
周32Aとの間に高圧縮性、低圧縮反力の緩衝部材7E
の内周とモールド樹脂9の外周は境界面9Cを介して接
している。
【0061】図15のように、熱膨張によるモールド樹
脂9の変形は、高圧縮性、低圧縮反力の緩衝部材7Eを
圧縮して境界面9Cが外周へ、すなわち、内周32A側
(図中左右方向)へ向かい、前記従来例のようなプリン
ト基板6Aとの境界面9B側及び自由面9A側への図中
上下方向の変形を防止し、プリント基板6Aの変形によ
る断線などを防ぐとともに、ハイブリッドIC6Bの表
面とモールド樹脂9との境界面に発生するせん断力を極
めて小さなものとすることが可能となって、ハイブリッ
ドIC6Bのコーティングや部品の剥離を防止すること
ができる。
【0062】この場合では、モールド樹脂9は緩衝部材
7Eと接する境界面9Cが径方向に変形するため、前記
従来例のようにハイブリッドIC6Bに沿った図中上下
方向の変形を極めて小さなものとすることができ、プリ
ント基板6Aに立設さたハイブリッドIC6Bとモール
ド樹脂9の境界面に作用するせん断力を抑制して、ハイ
ブリッドIC6B表面のコーティングや部品の剥離を防
止することが可能となるのである。
【0063】また、緩衝部材7Eは筒状に限らず、図1
6に示すようにシート状の緩衝部材7E’として、プリ
ント基板6Aの下面から内周32Aに配設するものであ
ってもよく、この場合では、センサアンプ6とリード線
35、40’の結合後であっても容易に組み付けを行う
ことができ、組み立て作業の自由度を拡大することがで
きる。
【0064】図17〜図21は第6の実施形態を示し、
前記第5実施形態の緩衝部材7Eを、プリント基板6A
の下面から突出したハイブリッドIC6Bの外周を取り
囲む袋状の緩衝部材7Fとしたもので、その他は前記第
5実施形態と同様である。
【0065】筒状の緩衝部材7Fは、プリント基板6A
の下面から突出したハイブリッドIC6Bの外周を取り
囲む袋状に形成され、センサアンプ6の組み立て工程で
ハイブリッドIC6Bに取り付けられる。
【0066】アンプボックス32の内周32Aに充填さ
れたモールド樹脂9は、図19のように、前記従来例と
同様に境界面9Bで直接プリント基板6Aと、内周32
Aと外周で接するが、ハイブリッドIC6B側の内周に
は緩衝部材7Fとの境界面9Dを介して接している。
【0067】図20のように、熱膨張によるモールド樹
脂9の変形は、高圧縮性、低圧縮反力の緩衝部材7Fを
圧縮して境界面9Dが内周へ向かい、前記従来例のよう
なプリント基板6Aとの境界面9B側及び自由面9A側
への図中上下方向の変形を防止し、プリント基板6Aの
変形による断線などを防ぐことができ、るのである。
【0068】この場合では、モールド樹脂9はハイブリ
ッドIC6Bを覆う緩衝部材7Fと接する境界面9Dが
内周側の径方向に変形するため、前記従来例のようにハ
イブリッドIC6Bに沿った図中上下方向の変形を極め
て小さなものとすることができ、プリント基板6Aに立
設さたハイブリッドIC6Bとモールド樹脂9の境界面
にせん断力が作用するのを防止して、ハイブリッドIC
6B表面のコーティングや部品の剥離を防止することが
可能となるのである。
【0069】また、緩衝部材7Fを、図21に示すよう
にシート状の緩衝部材7F’として、ハイブリッドIC
6Bの外周を取り囲むものであってもよく、この場合で
は、センサアンプ6とリード線35、40’の結合後で
あっても緩衝部材7F’を容易に組み付けることがで
き、組み立て作業の自由度を拡大することができる。
【0070】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、アン
プボックスの周囲の温度が上昇して、アンプボックスと
モールド樹脂の熱膨張量の差によって、モールド樹脂が
基板側へ変形しても、緩衝部材が圧縮されるだけで基板
にはほとんど圧縮反力を加えることがないため、前記従
来例のようなモールド樹脂の熱膨張に起因する基板の断
線や基板と集積回路の分断を防止することが可能となっ
て、位置検出装置の信頼性を向上させるとともに、位置
検出装置の適用範囲を拡大することができる。
【0071】また、第2の発明は、充填されたモールド
樹脂はアンプボックス内周に設けた緩衝部材と基板及び
基板から突出した集積回路と接着することで、立設され
た集積回路を支持し、アンプボックスの周囲の温度が上
昇して、アンプボックスとモールド樹脂の熱膨張量の差
によって、モールド樹脂が熱膨張を起こすと、モールド
樹脂とアンプボックス内周との間に配設された高圧縮
性、低圧縮反力の緩衝部材が変形し、モールド樹脂は外
周に向けて変形するため、基板や集積回路に与える変形
を非常に小さなものとすることができ、モールド樹脂の
熱膨張に起因する基板や集積回路の断線や基板と集積回
路の分断を防止することができ、前記従来例のようなモ
ールド樹脂の熱膨張に起因する集積回路表面の剥離によ
る断線を抑制することが可能となって、位置検出装置の
信頼性を向上させるとともに、位置検出装置の適用範囲
を拡大することができる。
【0072】また、第3の発明は、充填されたモールド
樹脂は集積回路を覆うように配設された緩衝部材を介し
てアンプボックス内周と基板を接着することで、立設さ
れた集積回路を支持し、アンプボックスの周囲の温度が
上昇して、アンプボックスとモールド樹脂の熱膨張量の
差によって、モールド樹脂が熱膨張を起こすと、集積回
路を覆うように配設された高圧縮性、低圧縮反力の緩衝
部材が変形し、モールド樹脂は内周に向けて変形するた
め、基板に与える変形を非常に小さなものとして、基板
や集積回路の断線や基板と集積回路の分断を防止するこ
とが可能となり、かつ、集積回路の表面とモールド樹脂
の境界面には前記従来例のようなモールド樹脂の熱膨張
に起因するせん断力が作用することがなくなって、集積
回路表面のコーティングや部品の剥離を防止でき、位置
検出装置の信頼性を向上させるとともに、位置検出装置
の適用範囲を拡大することができる。
【0073】また、第4の発明は、緩衝部材が基板と当
接するため、熱膨張によってモールド樹脂が基板側へ変
形しても、緩衝部材が圧縮されるだけで基板にはほとん
ど圧縮反力を加えることがなく、モールド樹脂の熱膨張
に起因する基板の断線や基板と集積回路の分断を防止す
ることができ、位置検出装置の信頼性を向上させるとと
もに、位置検出装置の適用範囲を拡大することができ
る。
【0074】また、第5の発明は、緩衝部材は基板との
間に微小な間隙を形成するため、この微小間隙にもモー
ルド樹脂が充填されるが、間隙が微小であるため直接基
板に加わるモールド樹脂の変形は極めて少なく、その他
のモールド樹脂の変形は緩衝部材が圧縮されることで吸
収され、アンプボックスの内周に面した基板の実装部品
や配線などの都合により、緩衝部材を基板に当接できな
い場合でもモールド樹脂の熱膨張に起因する基板の断線
や基板と集積回路の分断を抑制することができる。
【0075】また、第6の発明は、緩衝部材を、発泡N
BRゴムで構成したため、高圧縮性かつ低圧縮反力を実
現してモールド樹脂の熱変形を円滑に吸収して、基板や
集積回路に与える反力を極めて小さなものとすることが
できる。
【0076】また、第7の発明は、緩衝部材は、センサ
アンプへの配線部材を挿通する第2の貫通孔または第2
の切り込みを備えたため、基板の配置または形状に応じ
た配線を施すことができる。
【0077】また、第8の発明は、緩衝部材には、集積
回路を挿通する第1の切り込みと、配線を挿通する第2
の切り込みが形成され、これら切り込みは、連続的に形
成されて一端は緩衝部材の外周まで延設されるため、切
り込みを境に緩衝部材を展開することができ、基板へ配
線を結合した後でも緩衝部材を巻き付けるように取り付
けることができ、組み立て作業を簡易にして生産性の向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すセンサハウジングの
断面図である。
【図2】同じくセンサアンプの分解斜視図である。
【図3】緩衝部材の正面図。
【図4】モールド樹脂を充填したアンプボックスの要部
断面図。
【図5】モールド樹脂の膨張と緩衝部材の変形の様子を
示すアンプボックスの要部断面図。
【図6】第2の実施形態を示す緩衝部材の正面図。
【図7】第3の実施形態を示す緩衝部材の正面図で、
(A)は切り込みを入れた直後の様子を示し、(B)は
周縁部を展開する様子を、(C)は分割線に沿って展開
する様子を、(D)は2分割した状態を示す。
【図8】緩衝部材の取り付けの様子を示すセンサアンプ
の分解斜視図。
【図9】第4の実施形態を示し、緩衝部材の取り付けの
様子を示すセンサアンプの分解斜視図。
【図10】同じくアンプボックスの要部断面図。
【図11】リード線の他の取り回しを示すアンプボック
スの要部断面図。
【図12】第5の実施形態を示すセンサハウジングの断
面図である。
【図13】同じくセンサアンプの分解斜視図である。
【図14】同じくモールド樹脂を充填したアンプボック
スの要部断面図。
【図15】同じくモールド樹脂の膨張と緩衝部材の変形
の様子を示すアンプボックスの要部断面図。
【図16】第6の実施形態を示すセンサアンプの分解斜
視図である。
【図17】第7の実施形態を示すセンサハウジングの断
面図である。
【図18】同じくセンサアンプの分解斜視図である。
【図19】同じくモールド樹脂を充填したアンプボック
スの要部断面図。
【図20】同じくモールド樹脂の膨張と緩衝部材の変形
の様子を示すアンプボックスの要部断面図。
【図21】第8の実施形態を示すセンサアンプの分解斜
視図である。
【図22】従来例を示す位置検出装置の構成図である。
【図23】同じく磁気センサと磁性スケールの関係を示
す斜視図である。
【図24】同じくセンサハウジングの断面図。
【図25】同じくセンサアンプを示し、(A)は正面
図、(B)は平面図、(C)は側面図を示す。
【図26】同じくセンサアンプ組み立ての様子を示す分
解斜視図。
【図27】同じくセンサアンプの収装の様子を示す斜視
図。
【図28】同じくセンサハウジングへのモールド樹脂の
充填の様子を示す要部断面図。
【図29】モールド樹脂の充填が完了したアンプボック
スの断面図である。
【図30】モールド樹脂の変形の様子を示すアンプボッ
クスの断面図である。
【符号の説明】
1 ピストンロッド 2 磁性スケール 3 磁気センサ 4 マイクロコンピュータ装置 5 ホストシステム 6 センサアンプ 6A プリント基板 6B ハイブリッドIC 7 緩衝部材 7D、7E、7F 緩衝部材 8 センサベアリング 9 モールド樹脂 10 流体圧シリンダ 30 センサハウジング 31 センサホルダ 32 アンプボックス 32A 内周 32B 段部 33 樹脂注入口 34 盲プラグ 35 センサリード線 36 バネ 37 カラー 38 Oリング 39 キャップ 40 ケーブル 50 ボルト 60 ランド穴 70A、71A 切り込み 70、71 貫通孔 72 切り込み

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動方向に所定のピッチで強磁性部と弱
    磁性部を配設した磁性スケールと、磁性スケールのピッ
    チに対応した信号を出力する磁気センサと、この磁気セ
    ンサの出力を電気的に処理するため、基板から立設され
    た集積回路からなるセンサアンプと、前記集積回路を内
    周へ向けた状態でセンサアンプを収装するアンプボック
    スと、前記アンプボックス内に充填されたモールド樹脂
    とを備えた位置検出装置において、前記アンプボックス
    の内周に面した基板を覆うように形成されて、高圧縮性
    かつ低圧縮反力の部材で構成された緩衝部材と、この緩
    衝部材に形成されて前記集積回路を挿通する第1の貫通
    孔または第1の切り込みを備えたことを特徴とする位置
    検出装置。
  2. 【請求項2】 移動方向に所定のピッチで強磁性部と弱
    磁性部を配設した磁性スケールと、磁性スケールのピッ
    チに対応した信号を出力する磁気センサと、この磁気セ
    ンサの出力を電気的に処理するため、基板から立設され
    た集積回路からなるセンサアンプと、前記集積回路を内
    周へ向けた状態でセンサアンプを収装するアンプボック
    スと、前記アンプボックス内に充填されたモールド樹脂
    とを備えた位置検出装置において、前記アンプボックス
    内周には前記集積回路を取り囲むように、高圧縮性かつ
    低圧縮反力の部材で構成された緩衝部材が配設され、前
    記モールド樹脂の外周はこの緩衝部材を介してアンプボ
    ックス内周と接することを特徴とする位置検出装置。
  3. 【請求項3】 移動方向に所定のピッチで強磁性部と弱
    磁性部を配設した磁性スケールと、磁性スケールのピッ
    チに対応した信号を出力する磁気センサと、この磁気セ
    ンサの出力を電気的に処理するため、基板から立設され
    た集積回路からなるセンサアンプと、前記集積回路を内
    周へ向けた状態でセンサアンプを収装するアンプボック
    スと、前記アンプボックス内に充填されたモールド樹脂
    とを備えた位置検出装置において、前記集積回路を覆う
    ように、高圧縮性かつ低圧縮反力の部材で構成された緩
    衝部材が配設され、前記モールド樹脂の内周はこの緩衝
    部材を介して集積回路と接することを特徴とする位置検
    出装置。
  4. 【請求項4】 前記緩衝部材は、基板と当接することを
    特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。
  5. 【請求項5】 前記緩衝部材は、基板との間に微小な間
    隙を形成することを特徴とする請求項1に記載の位置検
    出装置。
  6. 【請求項6】 前記緩衝部材は、発泡NBRゴムで構成
    されたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいず
    れかひとつに記載の位置検出装置。
  7. 【請求項7】 前記緩衝部材は、センサアンプへの配線
    部材を挿通する第2の貫通孔または第2の切り込みを備
    えたことを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。
  8. 【請求項8】 前記緩衝部材に形成された第1及び第2
    の切り込みは、連続的に形成されるとともに、これら切
    り込みの一端は緩衝部材の外周まで延設されたことを特
    徴とする請求項7に記載の位置検出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010127756A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Yaskawa Electric Corp 真空用エンコーダセンサおよびそれを備えた真空用モータ
JP2015014478A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 カヤバ工業株式会社 変位センサ
JP2015014481A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 カヤバ工業株式会社 変位センサ
CN111342879A (zh) * 2020-03-09 2020-06-26 张爱桥 一种用于5g通信信号的手机信号放大器

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