JPH09257352A - 蓄冷式冷風装置 - Google Patents

蓄冷式冷風装置

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Publication number
JPH09257352A
JPH09257352A JP6969096A JP6969096A JPH09257352A JP H09257352 A JPH09257352 A JP H09257352A JP 6969096 A JP6969096 A JP 6969096A JP 6969096 A JP6969096 A JP 6969096A JP H09257352 A JPH09257352 A JP H09257352A
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JP
Japan
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air
regenerator
housing
cold
material pack
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JP6969096A
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English (en)
Inventor
Shoichi Yamaguchi
彰一 山口
Kazutsugu Hayashi
和嗣 林
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄冷材パックの表面に生じた結露水を蓄冷式
冷風装置の周囲に漏らさず、蓄冷材パックの交換時期を
知ることができ、且つ熱交換率の高い蓄冷式冷風装置を
提供する。 【解決手段】 正面板1a及び背面板1d及び側面板1
f,1gを有する箱体であって、空気を吸い込む空気吸
込口1bと空気を送風する送風口1cとを有するハウジ
ング1と、ハウジング内部を空気吸込空間A1と送風空
間A2とに仕切る風路板5と、ハウジング内部の空気を
送風口から外部に送風する送風部6と、風路板とハウジ
ングの背面板との間に形成される収納空間A3に収納さ
れ、ハウジング内を通過する空気を冷却する蓄冷材パッ
ク9とを有して構成される蓄冷式冷風装置であって、前
記ハウジングに正面板及び背面板及び側面板と一体に断
面略コ字状に形成された底面1eを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄冷材を用いた蓄
冷式冷風装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の蓄冷式冷風装置を図20〜図22
を用いて説明する。図20は、蓄冷式冷風装置の一部破
断した正面図である。図21は、蓄冷式冷風装置の側面
の断面図である。図22は、蓄冷式冷風装置の背面図で
ある。
【0003】図20において、1はハウジング、2は蓄
冷材パック、3は基台、4はスイッチを示し、また図2
1において、5は風路板、6は送風部を示す。
【0004】ハウジング1は、下面を開放した箱体であ
り、正面板1aに開口部である空気吸込口1bが設けら
れ、空気吸込口1bの上方に送風口1cが設けられてい
る。また、ハウジング1の背面板1dには、図22に示
すように、蓄冷材パック2をハウジング内に収納するた
めの開閉自在の挿入扉1hが設けられている。
【0005】蓄冷材パック2は、家庭用冷蔵庫の冷凍庫
等で冷却することにより摂氏−18度程度に冷却され室
温において数時間該冷気を保つ蓄冷材2aが充填された
樹脂製の箱体である。
【0006】基台3は、ハウジング1の底部に設けられ
てハウジング1の底部を閉塞するものであり、基台3の
下面3aが床等と接する面となる。
【0007】風路板5は、正面板1aの内面であって上
下方向は空気吸込口1bと送風口1cとの間の位置から
基台3に対して略平行に延設された板体5aと、該風路
板5aの先端部から略垂直に下方に延設された風路板5
bとから構成されている。風路板5a,5bの幅方向
(図21の紙面に対して垂直方向)の長さは、図20に
示すハウジング1の側面板1f,1g間の幅と一致して
おり、従って、図21に示すように、風路板5a,5b
はハウジング1内部の空間を空気吸込空間A1と送風空
間A2とに仕切る。そして、空気吸込空間A1と送風空
間A2とは、風路板5bの下端部5cと基台3との間に
形成される通気口7によって連通する。
【0008】また、風路板5bとハウジングの背面板1
dとの間に収納空間A3が形成され、該収納空間A3に
蓄冷材パック2が収納される。図20に示すように、蓄
冷材パック2はハウジング1の幅方向に複数個並べて収
納される。
【0009】送風部6は、クロスフローファン等であっ
て、スイッチ4がオン状態にされると回動動作を行っ
て、矢印Y1の方向に空気を送り出すものである。
【0010】以上のようにして構成された蓄冷式冷風装
置は次のように動作する。まず、冷凍庫等で冷却された
蓄冷材パック2を、背面板1dの挿入扉1hをから収納
空間A3に収納すると、収納空間A3及びその近傍の空
気が蓄冷材パック2の表面と接して冷却される(以下、
空気が温度の低い物体と接して冷却されることを熱交換
と記す)。
【0011】スイッチ4がオン状態にされると、送風部
6が矢印Y1方向に空気を送り出すので、蓄冷式冷風装
置外部の空気が空気吸込口1bから吸い込まれて(矢印
Y2)、通気口7を通じて収納空間A3に至り(矢印Y
3)、収納空間A3の空気が送風部6に送り出されて、
送風口1cから蓄冷式冷風装置外部に送風されるという
空気の流れが形成される。
【0012】よって、蓄冷式冷風装置は、冷却源として
蓄冷材パック2を用いているので、圧縮機を設ける必要
が無く、小型化できるので持ち運びが容易であって、ス
イッチ4をオン状態にすると瞬時に冷風を送り出すこと
ができるので立ち上がり特性もよいという特徴を有す
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
図20〜図22に示すような蓄冷式冷風装置にあって
は、蓄冷材パック2の表面に発生する結露水は基台3の
上面部分に溜まるが、該結露水Wが基台3とハウジング
1との境界部Bから蓄冷式冷風装置外部に漏れ出して周
囲を濡らすという問題点があった。また、結露水が基台
3の上面部分に溜まっているときに、蓄冷式冷風装置が
転倒すると、空気吸込口1bから結露水が流れ出して周
囲を濡らすという問題点があった。
【0014】一方、蓄冷式冷風装置の動作中の空気は矢
印Y3の経路を通過するため、蓄冷材パック2の下部は
空気の流れとあまり接しない部分2bが生じ、その分だ
け熱交換率(単位時間あたりに空気が冷却される割合を
いう。)が低くなるという問題点があった。
【0015】更に、蓄冷材パック2はハウジング1内部
に収納されており外部から状態を確認することができな
いため蓄冷材パック2の交換時期が分からないという問
題点もあった。
【0016】本発明は、上記問題点を改善するために成
されたもので、その目的とするところは、蓄冷材パック
の表面に生じた結露水を蓄冷式冷風装置の周囲に漏らさ
ず、蓄冷材パックの交換時期を知ることができ、且つ熱
交換率の高い蓄冷式冷風装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために、請求項1記載の発明にあっては、正面板
及び背面板及び側面板を有する箱体であって、空気を吸
い込む空気吸込口と空気を送風する送風口とを有するハ
ウジングと、ハウジング内部を空気吸込空間と送風空間
とに仕切る風路板と、ハウジング内部の空気を送風口か
ら外部に送風する送風部と、風路板とハウジングの背面
板との間に形成される収納空間に収納され、ハウジング
内を通過する空気を冷却する蓄冷材パックとを有して構
成される蓄冷式冷風装置であって、前記ハウジングは、
正面板及び背面板及び側面板と一体に断面略コ字状に形
成された底面を有することを特徴とするものである。
【0018】請求項2記載の発明にあっては、前記蓄冷
材パックは、側面に条部及び凹部を有していることを特
徴とするものである。
【0019】請求項3記載の発明にあっては、前記条部
の幅は前記凹部の幅より広いことを特徴とするものであ
る。
【0020】請求項4記載の発明にあっては、透明部材
で構成され、外部から蓄冷式冷風装置内部の蓄冷材パッ
クを目視する窓部をハウジングに設けたことを特徴とす
るものである。
【0021】請求項5記載の発明にあっては、蓄冷材パ
ックを載置する網状体である載置網と、載置網をハウジ
ングの前記底面から所定距離で支持する脚部とから構成
される受け台を有することを特徴とするものである。
【0022】請求項6記載の発明にあっては、前記空気
吸込口と送風口とを近接して設けたことを特徴とするも
のである。
【0023】請求項7記載の発明にあっては、前記ハウ
ジング内側面に断熱材を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0024】請求項8記載の発明にあっては、前記蓄冷
材パックからの冷熱を受け取って、ハウジング内を通過
する空気を冷却する補助熱交換器を、前記ハウジング内
の空気の流路に設けたことを特徴とするものである。
【0025】請求項9記載の発明にあっては、開口部を
有し、端部がハウジングの正面板及び背面板及び側面板
と密着する仮底面を、前記ハウジングの底面の上方に設
けたことを特徴とするものである。
【0026】請求項10記載の発明にあっては、前記開
口部は仮底面の略中央部に設けたことを特徴とするもの
である。
【0027】請求項11記載の発明にあっては、前記仮
底面は、端部から開口部位置にかけて開口部位置が端部
より下方となるように傾斜していることを特徴とするも
のである。
【0028】請求項12記載の発明にあっては、前記収
納空間をハウジングの幅方向に第一の収納空間と第二の
収納空間とに分割する分割板と、第一の収納空間と第二
の収納空間とのいずれか一方を選択的に送風空間と連通
させ他方を送風空間から隔離する切替板とを有すること
を特徴とするものである。
【0029】請求項13記載の発明にあっては、蓄冷材
パックの表面温度を計測する計測部と、計測部の計測す
る温度が所定温度以上になれば点灯する点灯部とを有す
ることを特徴とするものである。
【0030】請求項14記載の発明にあっては、前記蓄
冷材パックの両側面に係合部を突設し、該係合部と係合
する係合棒を収納空間の幅方向に設けたことを特徴とす
るものである。
【0031】請求項15記載の発明にあっては、前記蓄
冷材パックに振動を付与する振動部を設けたことを特徴
とするものである。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明にかかる蓄冷式冷風装置の
第一実施の形態を図1〜図5に基づいて、第二実施の形
態を図6、図7に基づいて、第三実施の形態を図8に基
づいて、第四実施の形態を図9に基づいて、第五実施の
形態を図10、図11に基づいて、第六実施の形態を図
12、図13に基づいて、第七実施の形態を図14に基
づいて、第八実施の形態を図15、図16に基づいて、
第九実施の形態を図17、図18に基づいて、第十実施
の形態を図19に基づいて説明する。
【0033】〔第一実施の形態〕図1は蓄冷式冷風装置
の一部破断した正面図である。図2は蓄冷式冷風装置の
側面の断面図である。図3は蓄冷材パックの説明図であ
り、図3(a)は蓄冷材パック9の正面図、図3(b)
は蓄冷材パック9の断面図である。図4は蓄冷材パック
9の断面図である。図5は蓄冷式冷風装置の背面図であ
る。なお、図1、図2、図5においては前述の従来の技
術で説明したところの蓄冷式冷風装置と同等の箇所には
同じ符号を付してあるので、同等の箇所の詳細な説明は
省略する。
【0034】図1に示す本実施の形態の蓄冷式冷風装置
が、前述の従来の技術で説明したところの蓄冷式冷風装
置と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0035】即ち、第一にハウジング1に底面1eを設
けて、底面1eを正面板1a、背面板1d、側面板1
f,1gと一体に断面略コ字状に形成した構成である。
【0036】第二に、図3に示すように、蓄冷材パック
9の正面9a及び背面9b(即ち、蓄冷材パック9を蓄
冷材パック収納部A3に収納したときに、ハウジング1
の底面1eに対して略垂直となる側面であって、互いに
対向する二組の側面のうちの面積の大きい面の組)に、
ハウジング1の底面1eに対して略垂直となるように縦
方向の全長に渡り、複数の条部9cと凹部9dとを設け
た構成である。
【0037】第三に、図5に示すように、外部から蓄冷
式冷風装置の内部が見える透明部材からなる窓部8を、
背面板1dに設けた構成である。
【0038】従って、蓄冷材パック9の表面に発生した
結露水は滴下して、ハウジング1の底面1eに溜まり、
底面1eと正面板1a、背面板1d、側面板1f,1g
とは一体に成形されているので、滞留する結露水Wが蓄
冷式冷風装置外部に漏れ出ることはなく、蓄冷式冷風装
置の周囲を濡らすこともない。
【0039】また、蓄冷材パック9の正面9a及び背面
9bに複数の条部9cと凹部9dとを設けたので、蓄冷
材パック9の表面積が増加し、蓄冷材パック9間を図2
に示す矢印Y3の経路で通過する空気は、より多く蓄冷
材パック9の表面と接することができ、熱交換率が向上
する。また、凹部9dにも空気が流れるので空気の流路
面積が増加して、空気の流量が増加し、送風口1cから
送風する空気の流量を増加させることができる。また、
図4に示すように、条部9cの幅H1を凹部9dの幅H
2より大きくすることにより、蓄冷材パック9内に充填
する蓄冷材の量をさほど減少させることなく、蓄冷材パ
ック9の表面積を増加させることができる。
【0040】そして、窓部8を背面板1dに設けたの
で、該窓部8から蓄冷式冷風装置の内部に収納されてい
る蓄冷材パック9の状態を確認することができ、蓄冷材
パック9の表面の結露状態から蓄冷材パック9の交換時
期を知ることができる。
【0041】〔第二実施の形態〕図6は蓄冷式冷風装置
の側面の断面図である。図7は受け台の斜視図である。
なお、図6においては前述の第一実施の形態で説明した
ところの蓄冷式冷風装置と同等の箇所には同じ符号を付
してあるので、同等の箇所の詳細な説明は省略する。
【0042】図6に示す本実施の形態の蓄冷式冷風装置
が、前述の第一実施の形態で説明したところの蓄冷式冷
風装置と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0043】即ち、ハウジング1の底面1e上であっ
て、風路板5bと背面板1dとの間に、蓄冷材パック9
を載置するための受け台10を設け、蓄冷材パック9を
該受け台10に載置して収納する構成である。
【0044】受け台10は、図7に示すように、底面1
e及び背面板1dに対して略垂直に設けられた板体であ
る複数の脚部10aと、該脚部10aの上端に底面1e
と平行に設けられた網状体である載置網10bとから構
成されている。
【0045】従って、図6に示すように、載置網10b
を介して略真下から蓄冷材パック9表面に空気が流入す
るので、通気性が向上し、発明が解決しようとする課題
で説明したことろの空気の流れとあまり接しない部分は
生じにくくなり、よって蓄冷材パック9表面全体で熱交
換できるので、熱交換率が向上する。
【0046】また、蓄冷材パック9の表面に生じた結露
水は、蓄冷材パック9の表面を伝って流れ落ち、更に載
置網10bを通過して底面1eに滴下するので、蓄冷材
パック9が滞留した結露水Wと接することなく、よって
空気の流路面積が減少しない。
【0047】なお、本第二実施の形態では、前記受け台
の材質を特定していないが、例えば前記受け台10をア
ルミニウム等の熱良導体で構成し、補助的に熱交換を行
う補助熱交換器としてもよい。このようにした場合、熱
交換率が更に向上する。
【0048】また、前記受け台10をハニカム等の多孔
質材で構成してもよく、この場合には、受け台10が結
露水を再気化するので、気化の際に流路の空気の熱を奪
い、よって熱交換率を向上させることができる。
【0049】〔第三実施の形態〕図8は蓄冷式冷風装置
の側面の断面図である。なお、図8においては前述の第
一実施の形態で説明したところの蓄冷式冷風装置と同等
の箇所には同じ符号を付してあるので、同等の箇所の詳
細な説明は省略する。
【0050】図8に示す本実施の形態の蓄冷式冷風装置
が、前述の第一実施の形態で説明したところの蓄冷式冷
風装置と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0051】即ち、空気吸込口1bと送風口1cとを近
接して設けた構成である。従って、スイッチ4がオン状
態にされると、送風部6が矢印Y1方向に空気を送り出
すので、蓄冷式冷風装置外部の空気が空気吸込口1bか
ら吸い込まれて(矢印Y2)、通気口7を通じて収納空
間A3に至り(矢印Y3)、収納空間A3の空気が送風
部6に送り出されて、送風口1cから蓄冷式冷風装置外
部に送風されるという空気の流れが形成される。その際
に、空気吸込口1bと送風口1cとが近接して設けられ
ているので、矢印Y4に示すように、送風口1cから送
風された空気の一部が再度空気吸込口1bから吸い込ま
れるという空気の流れが発生し、該再度吸い込まれた空
気も再度熱交換されるので、空気吸込口1bから吸い込
まれる空気の温度は全体的に低下し、送風される空気も
より温度の低いものとなる。
【0052】〔第四実施の形態〕図9は蓄冷式冷風装置
の側面の断面図である。なお、図9においては前述の第
一実施の形態で説明したところの蓄冷式冷風装置と同等
の箇所には同じ符号を付してあるので、同等の箇所の詳
細な説明は省略する。
【0053】図9に示す本実施の形態の蓄冷式冷風装置
が、前述の第一実施の形態で説明したところの蓄冷式冷
風装置と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0054】即ち、ハウジング1の正面板1a、背面板
1d、側面板1f,1gの内側面の下部及び蓄冷材パッ
ク9当接部分に板状のウレタンフォーム等の断熱材11
を設けた構成である。
【0055】従って、蓄冷材パック9からハウジング1
を介して蓄冷式冷風装置外部に漏れ出る冷熱を減少させ
ることができ、蓄冷式冷風装置はより長時間冷風を供給
することができる。
【0056】また、蓄冷式冷風装置が動作を停止したと
きに、ハウジング1の下部に滞留する冷却された空気か
らの熱漏洩も減少させることができるので、再度動作を
開始したときの、初期送風温度をより低くすることがで
きる。
【0057】〔第五実施の形態〕図10は蓄冷式冷風装
置の側面の断面図である。図11は蓄冷式冷風装置を上
面から見た場合のC−C断面図である。なお、図10、
図11においては前述の第一実施の形態で説明したとこ
ろの蓄冷式冷風装置と同等の箇所には同じ符号を付して
あるので、同等の箇所の詳細な説明は省略する。
【0058】図10、図11に示す本実施の形態の蓄冷
式冷風装置が、前述の第一実施の形態で説明したところ
の蓄冷式冷風装置と異なり特徴となるのは次の構成であ
る。
【0059】即ち、風路板5bを蓄冷材パック9と当接
するようにして設け、風路板5bが蓄冷材パック9と対
面する面の裏面に、補助熱交換器12を設けた構成であ
る。
【0060】補助熱交換器12は、アルミニウム等の熱
良導体で構成されており、図11に示すように、複数の
板体12aが空気の流路と平行に設けられたフィン部1
2bを有する。
【0061】従って、図10において、矢印Y2の経路
で流れる空気は、該補助熱交換器12のフィン部12b
の板体2aの表面近傍を通過することになり、蓄冷材パ
ック9から風路板5bを介して補助熱交換器12に伝え
られた冷熱が、フィン部12bにおいて熱交換されるの
で、蓄冷式冷風装置の熱交換率が向上する。
【0062】〔第六実施の形態〕図12は蓄冷式冷風装
置の側面の断面図である。図13は蓄冷式冷風装置が転
倒した場合の側面の断面図である。なお、図12、図1
3においては前述の第一実施の形態で説明したところの
蓄冷式冷風装置と同等の箇所には同じ符号を付してある
ので、同等の箇所の詳細な説明は省略する。
【0063】図12、図13に示す本実施の形態の蓄冷
式冷風装置が、前述の第一実施の形態で説明したところ
の蓄冷式冷風装置と異なり特徴となるのは次の構成であ
る。
【0064】即ち、蓄冷材パック9を底面1eから離し
て収納し、該底面1eの所定距離だけ上部に仮底面13
を設けた構成である。
【0065】仮底面13は、板体であって、端部が正面
板1a、背面板1d、側面板1f,1gと密接してお
り、仮底面13と、正面板1a、背面板1d、側面板1
f,1gと、底面1eとにより結露水滞留空間A4を形
成する。仮底面13は、各端部から中央部にかけてやや
傾斜しており、中央部には開口部13aが設けられてい
る。そして、結露水滞留空間A4と、前記空気吸込空間
A1、送風空間A2及び収納空間A3とは、該開口部1
3aによって連通する。
【0066】以上のようにして、仮底面13を設けたの
で、蓄冷材パック9に生じる結露水Wは、仮底面13に
滴下し、仮底面13の傾斜によって中央部の開口部13
aに導かれて、更に結露水滞留空間A4に滴下し、該結
露水滞留空間A4に滞留する。そして、露水滞留空間A
4と、前記空気吸込空間A1、送風空間A2及び収納空
間A3とは、該開口部13aによって連通するのみであ
るから、図13に示すように、蓄冷式冷風装置が転倒し
た場合であっても、滞留する結露水が露水滞留空間A4
の容積の略半分以下の体積であれば、露水滞留空間A4
に滞留する結露水Wは開口部13aからこぼれ出ること
はない。
【0067】〔第七実施の形態〕図14は蓄冷式冷風装
置の一部破断した正面図である。なお、図14において
は前述の第一実施の形態で説明したところの蓄冷式冷風
装置と同等の箇所には同じ符号を付してあるので、同等
の箇所の詳細な説明は省略する。
【0068】図14に示す本実施の形態の蓄冷式冷風装
置が、前述の第一実施の形態で説明したところの蓄冷式
冷風装置と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0069】即ち、収納空間A3をハウジング1の幅方
向に2分割し、第一の収納空間A5及び第二の収納空間
A6とする分割板14と、分割板14の上端に回動自在
に取り付けられた板体であって、第一の収納空間A5と
第二の収納空間A6とのいずれか一方を選択して送風空
間A2と連通させ、当接板16と当接することにより他
方を送風空間A2と隔離する切替板15とを設けた構成
である。
【0070】従って、まず最初に切替板15を操作し
て、第一の収納空間A5を送風空間A2と連通させ、第
二の収納空間A6を送風空間A2と隔離して蓄冷式冷風
装置を動作させ、第一の収納空間A5の蓄冷材パック9
が室温に近づいてきたならば、切替板15を操作して反
対側に回動させ、第一の収納空間A5を送風空間A2と
隔離して、第二の収納空間A6を送風空間A2と連通さ
せることにより、蓄冷材パック9の交換によって途切れ
ることなく冷たい空気を送風することができる。そし
て、第二の収納空間A6の蓄冷材パック9により熱交換
を行っている間に、第一の収納空間A5の蓄冷材パック
9を取り替えることにより、長時間連続して冷たい空気
を送風することができる。
【0071】〔第八実施の形態〕図15は蓄冷式冷風装
置の正面図である。図16は蓄冷式冷風装置の側面の断
面図である。なお、図15、図16においては前述の第
一実施の形態で説明したところの蓄冷式冷風装置と同等
の箇所には同じ符号を付してあるので、同等の箇所の詳
細な説明は省略する。
【0072】図15、図16に示す本実施の形態の蓄冷
式冷風装置が、前述の第一実施の形態で説明したところ
の蓄冷式冷風装置と異なり特徴となるのは次の構成であ
る。
【0073】即ち、蓄冷材パック9と接触して蓄冷材パ
ック9の温度を計測する計測部17aと、計測部17a
の計測する温度が所定温度(蓄冷式冷風装置が冷風を送
風できなくなる温度)以上になれば点灯する点灯部17
bとを設けた構成である。
【0074】計測部17aは、サーミスタ素子等で構成
されており、風路板5bに設けられている。
【0075】点灯部17bは、赤色LED等で構成され
ており、正面板1aに設けられている。
【0076】従って、計測部17aが蓄冷材パック9の
温度を計測しており、蓄冷材パック9が所定温度以上に
なれば、点灯部17bが点灯するので、使用者は蓄冷材
パック9の交換時期を該点灯によって知ることができ
る。
【0077】〔第九実施の形態〕図17は蓄冷式冷風装
置の側面の断面図である。図18は、蓄冷材パック及び
係合棒の斜視図である。なお、図17、図18において
は前述の第一実施の形態で説明したところの蓄冷式冷風
装置と同等の箇所には同じ符号を付してあるので、同等
の箇所の詳細な説明は省略する。
【0078】図17、図18に示す本実施の形態の蓄冷
式冷風装置が、前述の第一実施の形態で説明したところ
の蓄冷式冷風装置と異なり特徴となるのは次の構成であ
る。
【0079】即ち、蓄冷材パック9の両側面に下端が開
放された取っ手状の係合部18を突設し、収納空間A3
の幅方向に係合棒19を設け、係合部18を係合棒19
に係合することにより蓄冷材パック9を収納空間A3に
収納する構成である。
【0080】従って、各蓄冷材パック9は、図18に示
すように、係合部18が係合棒19に保持され、図17
に示すように、蓄冷材パック9の底面部を底面1eから
離すことができ、通気性が向上するので、発明が解決し
ようとする課題で説明したことろの空気の流れとあまり
接しない部分2bは生じにくくなり、よって蓄冷材パッ
ク9表面全体で熱交換できるので、熱交換率が向上す
る。
【0081】また、蓄冷材パック9の表面に生じた結露
水は、蓄冷材パック9の表面を伝って流れ落ち、底面1
eに滴下するので、蓄冷材パック9が滞留した結露水W
と接することなく、よって空気の流路面積が減少しな
い。
【0082】また、蓄冷材パック9を収納する際に、使
用者は係合部18を手で持って収納作業を行うことがで
きるので、蓄冷材パック9を持つ際にさほど手が冷たく
ならない。
【0083】なお、各蓄冷材パック9の収納方法は、ハ
ウジング1の上部が開口して上方から差し込むようにし
て係合部18を係合棒19に係合させるか、あるいは、
挿入扉1hか開いて係合棒19が背面に引き出され、該
引き出された係合棒19に蓄冷材パック9の係合部18
を係合させた後に、係合棒19を戻して収納するように
してもよい。
【0084】〔第十実施の形態〕図19は蓄冷式冷風装
置の側面の断面図である。なお、図19においては前述
の第二実施の形態で説明したところの蓄冷式冷風装置と
同等の箇所には同じ符号を付してあるので、同等の箇所
の詳細な説明は省略する。
【0085】図19に示す本実施の形態の蓄冷式冷風装
置が、前述の第二実施の形態で説明したところの蓄冷式
冷風装置と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0086】即ち、振動部20を各蓄冷材パック9と接
するようにして複数設けた構成である。振動部20は、
モータ等から構成されており、スイッチ4がオン状態に
なると振動を開始し、オフ状態になると振動を停止す
る。
【0087】従って、振動部20が振動すると、振動部
20と接する各蓄冷材パック9は、該振動が付与される
ことにより、蓄冷材パック9自身も振動して、蓄冷材パ
ック9表面に生じた結露水Wをふるい落とす。更に、蓄
冷材パック9が振動することにより蓄冷材パック9の表
面付近を流れる空気と蓄冷材パック9との相対的な位置
関係が変動するので、相対的に風速が増加して、より熱
交換率を向上させることができる。
【0088】
【発明の効果】本発明の蓄冷式冷風装置は上述のように
構成してあるから、請求項1記載の発明にあっては、ハ
ウジングの底面は正面板及び背面板及び側面板と一体に
断面略コ字状に形成されているので、底面に滞留する結
露水が漏れ出ることはなく、蓄冷式冷風装置の周囲を濡
らすこともない蓄冷式冷風装置を提供できるという効果
を奏する。
【0089】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の発明の効果に加えて、蓄冷材パックは、側面に条
部及び凹部を有しているので、蓄冷材パックの表面積が
増加し、蓄冷材パック間を通過する空気は、より多く蓄
冷材パック9の表面と接することができ熱交換率が向上
し、また、凹部にも空気が流れるので空気の流路面積が
増加して、空気の流量が増加し、送風口から送風する空
気の流量を増加させることができる蓄冷式冷風装置を提
供できるという効果を奏する。
【0090】請求項3記載の発明にあっては、請求項2
記載の発明の効果に加えて、条部の幅は凹部の幅より広
いので、蓄冷材パック内に充填する蓄冷材の量をさほど
減少させることなく、蓄冷材パックの表面積を増加させ
ることができる蓄冷式冷風装置を提供できるという効果
を奏する。
【0091】請求項4記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項3記載の発明の効果に加えて、窓部により外
部から蓄冷式冷風装置内部の蓄冷材パックを目視するこ
とができるので、蓄冷材パック9の表面の結露状態から
蓄冷材パック9の交換時期を知ることができる蓄冷式冷
風装置を提供できるという効果を奏する。
【0092】請求項5記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項4記載の発明の効果に加えて、載置網に蓄冷
材パックが載置され、脚部が載置網をハウジングの底面
から所定距離で支持するので、載置網を介して真下から
蓄冷材パック表面に空気が流入するので、通気性が向上
し、空気の流れとあまり接しない部分は生じにくくな
り、よって蓄冷材パック表面全体で熱交換できるので、
熱交換率の高い蓄冷式冷風装置を提供できるという効果
を奏する。
【0093】請求項6記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項5記載の発明の効果に加えて、空気吸込口と
送風口とを近接して設けたので、送風口から送風された
空気の一部が再度空気吸込口から吸い込まれるという空
気の流れが発生し、該再度吸い込まれた空気は再度熱交
換されるので、空気吸込口から吸い込まれる空気の温度
は全体的に低下し、よってより温度の低い空気を送風で
きる蓄冷式冷風装置を提供できるという効果を奏する。
【0094】請求項7記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項6記載の発明の効果に加えて、ハウジング内
側面に断熱材を設けたので、蓄冷材パックからハウジン
グを介して蓄冷式冷風装置外部に漏れ出る熱を減少させ
ることができ、蓄冷式冷風装置はより長時間冷風を供給
することができ、また、蓄冷式冷風装置が動作を停止し
たときに、ハウジングの下部に滞留する空気からの熱漏
洩も減少させることができるので、再度動作を開始した
ときの、初期送風温度をより低くすることのできる蓄冷
式冷風装置を提供できるという効果を奏する。
【0095】請求項8記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項7記載の発明の効果に加えて、補助熱交換器
は蓄冷材パックからの冷熱を受け取って、ハウジング内
を通過する空気を冷却するので、熱交換率の高い蓄冷式
冷風装置を提供できるという効果を奏する。
【0096】請求項9記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項8記載の発明の効果に加えて、開口部を有
し、端部がハウジングの正面板及び背面板及び側面板と
密着する仮底面をハウジングの底面の上方に設けたの
で、仮底面と、正面板、背面板、側面板、底面とにより
結露水滞留空間を形成し、該結露水滞留空間に結露水が
滞留するので、蓄冷式冷風装置が転倒した場合であって
も、滞留する結露水が露水滞留空間からこぼれにくい蓄
冷式冷風装置を提供できるという効果を奏する。
【0097】請求項10記載の発明にあっては、請求項
9記載の発明の効果に加えて、開口部は仮底面の略中央
部に設けたので、滞留する結露水が露水滞留空間の容積
の略半分以下の体積であれば、露水滞留空間に滞留する
結露水は開口部からこぼれ出ることのない蓄冷式冷風装
置を提供できるという効果を奏する。
【0098】請求項11記載の発明にあっては、請求項
9又は請求項10記載の発明の効果に加えて、仮底面
は、端部から開口部位置にかけて開口部位置が端部より
下方となるように傾斜しているので、蓄冷材パックから
滴下した結露水が開口部位置に集水され、結露水を素早
く露水滞留空間に導くことのできる蓄冷式冷風装置を提
供できるという効果を奏する。
【0099】請求項12記載の発明にあっては、請求項
1乃至請求項11記載の発明の効果に加えて、分割板が
収納空間をハウジングの幅方向に第一の収納空間と第二
の収納空間とに分割し、切替板が第一の収納空間と第二
の収納空間とのいずれか一方を選択的に送風空間と連通
させ他方を送風空間から隔離するので、一方の収納空間
の蓄冷材パックの温度が上昇したならば他方の収納空間
と送風空間とを連通させ、その間に前記一方の収納空間
の蓄冷材パックを取り替えることができ、蓄冷材パック
の交換によって途切れることなく冷たい空気を送風する
ことのできる蓄冷式冷風装置を提供できるという効果を
奏する。
【0100】請求項13記載の発明にあっては、請求項
1乃至請求項12記載の発明の効果に加えて、計測部は
蓄冷材パックの表面温度を計測し、点灯部は計測部の計
測する温度が所定温度以上になれば点灯するので、使用
者は蓄冷材パックの交換時期を知ることができる蓄冷式
冷風装置を提供できるという効果を奏する。
【0101】請求項14記載の発明にあっては、請求項
1乃至請求項13記載の発明の効果に加えて、各蓄冷材
パックは、係合部が係合棒に保持されるので蓄冷材パッ
クの底面部を底面から離すことができ、通気性が向上し
て熱交換率が高くなり、また、使用者は係合部を手で持
って蓄冷材パックの収納作業を行うことができるので、
さほど手が冷たくならずに蓄冷材パックを持つことがで
きる蓄冷式冷風装置を提供できるという効果を奏する。
【0102】請求項15記載の発明にあっては、請求項
1乃至請求項14記載の発明の効果に加えて、振動部は
蓄冷材パックに振動を付与するので、振動部が振動する
と、各蓄冷材パックも振動して、蓄冷材パック表面に生
じた結露水をふるい落とし、蓄冷材パックが振動するこ
とにより蓄冷材パックの表面付近を流れる空気と蓄冷材
パックとの相対的な位置関係が変動するので、相対的に
風速が増加して、熱交換率の高い蓄冷式冷風装置を提供
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施の形態の蓄冷式冷風装置の一
部破断した正面図である。
【図2】蓄冷式冷風装置の側面の断面図である。
【図3】蓄冷材パックの説明図である。
【図4】蓄冷材パックの断面図である。
【図5】蓄冷式冷風装置の背面図である。
【図6】本発明の第二実施の形態の蓄冷式冷風装置の側
面の断面図である。
【図7】受け台の斜視図である。
【図8】本発明の第三実施の形態の蓄冷式冷風装置の側
面の断面図である。
【図9】本発明の第四実施の形態の蓄冷式冷風装置の側
面の断面図である。
【図10】本発明の第五実施の形態の蓄冷式冷風装置の
側面の断面図である。
【図11】蓄冷式冷風装置を上面から見た場合の断面図
である。
【図12】本発明の第六実施の形態の蓄冷式冷風装置の
側面の断面図である。
【図13】蓄冷式冷風装置が転倒した場合の側面の断面
図である。
【図14】本発明の第七実施の形態の蓄冷式冷風装置の
一部破断した正面図である。
【図15】本発明の第八実施の形態の蓄冷式冷風装置の
正面図である。
【図16】蓄冷式冷風装置の側面の断面図である。
【図17】本発明の第九実施の形態の蓄冷式冷風装置の
側面の断面図である。
【図18】蓄冷材パック及び係合棒の斜視図である
【図19】本発明の第十実施の形態の蓄冷式冷風装置の
側面の断面図である。
【図20】従来の蓄冷式冷風装置の一部破断した正面図
である。
【図21】蓄冷式冷風装置の側面の断面図である。
【図22】蓄冷式冷風装置の背面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a 正面板 1b 空気吸込口 1c 送風口 1d 背面板 1f 側面板 1g 側面板 1e 底面 5 風路板 6 送風部 8 窓部 9 蓄冷材パック 9c 条部 9d 凹部 10 受け台 10b 載置網 10a 脚部 11 断熱材 12 補助熱交換器 13a 開口部 13 仮底面 14 分割板 15 切替板 17a 計測部 17b 点灯部 18 係合部 19 係合棒 20 振動部 A1 空気吸込空間 A2 送風空間 A3 収納空間

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面板及び背面板及び側面板を有する箱
    体であって、空気を吸い込む空気吸込口と空気を送風す
    る送風口とを有するハウジングと、ハウジング内部を空
    気吸込空間と送風空間とに仕切る風路板と、ハウジング
    内部の空気を送風口から外部に送風する送風部と、風路
    板とハウジングの背面板との間に形成される収納空間に
    収納され、ハウジング内を通過する空気を冷却する蓄冷
    材パックとを有して構成される蓄冷式冷風装置であっ
    て、前記ハウジングは、正面板及び背面板及び側面板と
    一体に断面略コ字状に形成された底面を有することを特
    徴とする蓄冷式冷風装置。
  2. 【請求項2】 前記蓄冷材パックは、側面に条部及び凹
    部を有していることを特徴とする請求項1記載の蓄冷式
    冷風装置。
  3. 【請求項3】 前記条部の幅は前記凹部の幅より広いこ
    とを特徴とする請求項2記載の蓄冷式冷風装置。
  4. 【請求項4】 透明部材で構成され、外部から蓄冷式冷
    風装置内部の蓄冷材パックを目視する窓部をハウジング
    に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の
    蓄冷式冷風装置。
  5. 【請求項5】 蓄冷材パックを載置する網状体である載
    置網と、載置網をハウジングの前記底面から所定距離で
    支持する脚部とから構成される受け台を有することを特
    徴とする請求項1乃至請求項4記載の蓄冷式冷風装置。
  6. 【請求項6】 前記空気吸込口と送風口とを近接して設
    けたことを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の蓄冷
    式冷風装置。
  7. 【請求項7】 前記ハウジング内側面に断熱材を設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6記載の蓄冷式冷
    風装置。
  8. 【請求項8】 前記蓄冷材パックからの冷熱を受け取っ
    て、ハウジング内を通過する空気を冷却する補助熱交換
    器を、前記ハウジング内の空気の流路に設けたことを特
    徴とする請求項1乃至請求項7記載の蓄冷式冷風装置。
  9. 【請求項9】 開口部を有し、端部がハウジングの正面
    板及び背面板及び側面板と密着する仮底面を、前記ハウ
    ジングの底面の上方に設けたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項8記載の蓄冷式冷風装置。
  10. 【請求項10】 前記開口部は仮底面の略中央部に設け
    たことを特徴とする請求項9記載の蓄冷式冷風装置。
  11. 【請求項11】 前記仮底面は、端部から開口部位置に
    かけて開口部位置が端部より下方となるように傾斜して
    いることを特徴とする請求項9又は請求項10記載の蓄
    冷式冷風装置。
  12. 【請求項12】 前記収納空間をハウジングの幅方向に
    第一の収納空間と第二の収納空間とに分割する分割板
    と、第一の収納空間と第二の収納空間とのいずれか一方
    を選択的に送風空間と連通させ他方を送風空間から隔離
    する切替板とを有することを特徴とする請求項1乃至請
    求項11記載の蓄冷式冷風装置。
  13. 【請求項13】 蓄冷材パックの表面温度を計測する計
    測部と、計測部の計測する温度が所定温度以上になれば
    点灯する点灯部とを有することを特徴とする請求項1乃
    至請求項12記載の蓄冷式冷風装置。
  14. 【請求項14】 前記蓄冷材パックの両側面に係合部を
    突設し、該係合部と係合する係合棒を収納空間の幅方向
    に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項13記載
    の蓄冷式冷風装置。
  15. 【請求項15】 前記蓄冷材パックに振動を付与する振
    動部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項14
    記載の蓄冷式冷風装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6621707B2 (en) 1998-08-11 2003-09-16 Fujitsu Limited Liquid-cooled electronic apparatus
JP2013177995A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Takasago Thermal Eng Co Ltd 冷房装置
JP2017105378A (ja) * 2015-12-11 2017-06-15 有限会社アイ・デイ 簡易冷風機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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