JPH09257190A - ボイラチューブの表面処理方法 - Google Patents

ボイラチューブの表面処理方法

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Publication number
JPH09257190A
JPH09257190A JP6989896A JP6989896A JPH09257190A JP H09257190 A JPH09257190 A JP H09257190A JP 6989896 A JP6989896 A JP 6989896A JP 6989896 A JP6989896 A JP 6989896A JP H09257190 A JPH09257190 A JP H09257190A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boiler tube
treatment
aluminizing
diffusing
layer
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6989896A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotoshi Matsumoto
拓俊 松本
Yasuyuki Takeda
恭之 武田
Fumio Nishi
文雄 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09257190A publication Critical patent/JPH09257190A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L58/00Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation
    • F16L58/02Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation by means of internal or external coatings
    • F16L58/04Coatings characterised by the materials used
    • F16L58/08Coatings characterised by the materials used by metal

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロテクターの取付け工程を不要とし、か
つ、充分な硬質の表層を有しエロージョンを防ぐことが
できるボイラチューブの表面処理方法を提供する。 【解決手段】 アルミニウムめっき処理されたボイラチ
ューブの焼鈍処理とアルミナイジング拡散浸透処理を同
時に行ない、ボイラチューブの応力を除去すると共に、
その表層に硬質の皮膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボイラチューブの表
面処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に、従来のボイラチューブのプロテ
クターを示す。ボイラチューブ1は場所により燃焼灰に
よってエロージョンを受けるため、その対策として、ボ
イラチューブ1にプロテクター2を取付ける。従来は表
面処理を施したプロテクター2をバンド3により固定
し、ボイラチューブ1に取付けている。なお、曲げ加工
が必要なボイラチューブ1は、曲げ加工を行った後焼鈍
処理し、表面処理したプロテクター2をボイラチューブ
1に取付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来のボイラチ
ューブのプロテクターは、下記のような問題点を有して
いる。 (1)プロテクターの取付け作業に多くの時間を有す
る。 (2)チューブとプロテクターの加工及び熱処理(表面
処理)工程が別であり、非能率的である。
【0004】本発明は、以上の問題点を解決することが
できるボイラチューブの表面処理方法を提供しようとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面にアルミ
ニウム層をコーティングしたボイラチューブの加工後に
同ボイラチューブの焼鈍処理とアルミナイジング拡散浸
透処理とを同時に行うことを特徴とするボイラチューブ
の表面処理方法に係る。
【0006】本発明では、以上のようにボイラチューブ
の表面にアルミニウムめっき処理等によってアルミニウ
ム層をコーティングした上、曲げ加工等のチューブの加
工が行われる。このボイラチューブ加工後に、焼鈍処理
とアルミニウムめっきの拡散浸透処理が同時に行われ、
ボイラチューブの応力が除去されると共にボイラチュー
ブの表層に硬質の皮膜が形成される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を、図1及
び図2によって説明する。図1は本発明による作業工程
を示す。本実施の形態では、ボイラチューブは溶融めっ
き法によりアルミニウムめっきされる。その後、曲げ加
工が行われ、曲げ加工後の焼鈍処理と同時にアルミナイ
ジング拡散浸透処理が行われる。ここで、アルミナイジ
ング拡散浸透処理とは、表面にコーティングしたアルミ
ニウム層を種々の温度と時間で処理を行うことで、アル
ミニウム層を母材に拡散浸透させる処理である。
【0008】ボイラチューブのエロージョンは硬質粒子
により材料表面が磨耗することにより生じるため、これ
を防止するためには、ボイラチューブの表層に硬質の皮
膜を形成させることが要求される。
【0009】そこで、アルミナイジング拡散層の硬度を
調べるため、725℃で5分間溶融アルミニウムめっき
処理を行った後、大気中で900℃で30分のアルミナ
イジング拡散浸透処理を行ったときの皮膜及び母材(S
US304)の硬さ計測結果を、図2に示す。図2に示
すように、大気中で900℃で30分のアルミナイジン
グの拡散浸透処理によってボイラチューブの表皮膜層と
母材との間にアルミニウムの拡散層が存在し、この拡散
層は母材に比べ約2倍の硬さを有すことが判明した。な
お、アルゴン中で拡散浸透処理したものは参考として示
す。この結果から、大気中900℃30分のアルミナイ
ジング拡散浸透条件で硬質の皮膜が形成されることが確
認された。なお、一般的に拡散層の厚さは時間の経過と
ともに長くなる傾向にある。
【0010】オーステナイト系ステンレス鋼の応力除去
焼鈍は850〜900℃で2〜4時間行うため、本実施
の形態においては、アルミナイジング拡散浸透処理とボ
イラチューブ曲げ加工後の応力除去焼鈍とが同時に行う
ことができ、かつ、アルミナイジング拡散浸透処理した
ボイラチューブの表層に硬質の皮膜を形成することがで
きる。
【0011】
【発明の効果】本発明によって、ボイラチューブの加工
と充分な硬質の表層を形成するボイラチューブのアルミ
ナイジング拡散浸透処理とを同時に行うことができるた
めに、製造工程が簡略化され、かつ、従来のプロテクタ
ーの取付け工程が不要となった。またボイラチューブ加
工後にボイラチューブの焼鈍処理とアルミナイジング拡
散浸透処理とを同時に行うため製造コストを低下させる
ことができる。また更に、バンドによって取付けられた
ボイラチューブのプロテクターを用いていないので、プ
ロテクターの脱落の危険性がなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の作業工程の説明図であ
る。
【図2】ボイラチューブ表層のアルミナイジング拡散層
の硬さを示すグラフである。
【図3】従来のボイラチューブのプロテクターの構造図
である。
【符号の説明】
1 ボイラチューブ 2 プロテクター 3 バンド 4 溶接

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にアルミニウム層をコーティングし
    たボイラチューブの加工後に同ボイラチューブの焼鈍処
    理とアルミナイジング拡散浸透処理とを同時に行うこと
    を特徴とするボイラチューブの表面処理方法。
JP6989896A 1996-03-26 1996-03-26 ボイラチューブの表面処理方法 Withdrawn JPH09257190A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110120977A1 (en) * 2009-11-25 2011-05-26 Lai George Y Alloy, Overlay, and Methods Thereof

Cited By (2)

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US20110120977A1 (en) * 2009-11-25 2011-05-26 Lai George Y Alloy, Overlay, and Methods Thereof
US9808877B2 (en) * 2009-11-25 2017-11-07 Azz Wsi Llc Alloy, overlay, and methods thereof

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