JPH09257181A - 鞍形分岐管に於ける鞍形ベース体の製造方法 - Google Patents

鞍形分岐管に於ける鞍形ベース体の製造方法

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JPH09257181A
JPH09257181A JP8093297A JP9329796A JPH09257181A JP H09257181 A JPH09257181 A JP H09257181A JP 8093297 A JP8093297 A JP 8093297A JP 9329796 A JP9329796 A JP 9329796A JP H09257181 A JPH09257181 A JP H09257181A
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shaped
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Yoshihiro Fukuhara
原 祥 皓 福
Masaru Kumagai
谷 勝 熊
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TOA KOKYU KEISHU VALVE
TOA KOUKIYUU KEISHIYU VALVE SEIZO KK
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II F TECHNO KK
TOA KOKYU KEISHU VALVE
TOA KOUKIYUU KEISHIYU VALVE SEIZO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型で高価な射出成形機を使用することを省
略して簡単な装置により容易に製作できるようにし、こ
れにより設備費の軽減と製品コストの低減化を図ること
のできる新規な鞍形ベース体の製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 分離可能な上部金型11と下部金型12
との間に、成形すべき鞍形ベース体のキャビティを形成
してこれら上下金型の間に、摂氏120度〜140度で
予備加熱した合成樹脂板材13を装着して、金型に組み
込んだヒーターで金型を所定の温度で加熱しながら合成
樹脂板材を上下金型でプレス成形することにより、ドー
ム状で鞍形の形態をなし、上下に貫通する貫通穴5aを
有する筒部5bを中央部に備えている鞍形ベース体5を
製造することを特徴とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大口径合成樹脂管
の鞍形分岐管に使用される鞍形ベース体の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に大口径の上下水道用合成樹脂管
(通称、直径が75mm以上のものを大口径といい、大き
いものにあっては下水管で直径2000mmもしくはそれ
以上のものがある)に於ける分岐管は、管本体の周面に
鞍形ベース体を取付け、この鞍形ベース体の中央部に貫
通突出させた筒体の孔に連通するように管本体に分岐孔
をあけて、鞍形ベース体の筒体に接続すべき管やバルブ
等の接続口を連結するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような大口径の分
岐管は管本体の口径に比例して重量や体積が大きくな
り、従ってこれに使用される前記鞍形ベース体を個々に
射出成形機で成形するとすれば大型で高価な装置を必要
として製品コストが高くつく、といった問題点がある。
【0004】そこで本発明は、大型で高価な射出成形機
を使用することを省略して簡単な装置により容易に製作
できるようにし、これにより設備費の軽減と製品コスト
の低減化を図ることのできる新規な鞍形ベース体の製造
方法を提供することを主たる目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本
発明の製造方法にあっては、分離可能な上部金型と下部
金型との間に、成形すべき鞍形ベース体のキャビティを
形成してこれら上下金型の間に、摂氏120度〜140
度で予備加熱した合成樹脂板材を装着して、金型に組み
込んだヒーターで金型を所定の温度で加熱しながら合成
樹脂板材を上下金型でプレス成形することにより、ドー
ム状で鞍形の形態をなし、上下に貫通する貫通穴を有す
る筒部を中央部に備えている鞍形ベース体を製造するこ
とを特徴とした。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の詳細を図に示した実
施例に基づいて説明する。図中、図1は本発明の方法に
よって得られた鞍形ベース体を使用して形成された大口
径分岐管の一例を示すものであって、この実施例では一
端部分を少し大径とし、該大径部分に接続すべき合成樹
脂管2を受け入れる受口3を備えた大口径の合成樹脂製
管主体1の周面に鞍形ベース体5が取り付けられてい
る。この鞍形ベース体5は管主体1の外周円弧面に沿っ
た内面を有するドーム状の形態をなし、中央部に管主体
の分岐孔4に連なる貫通穴5aを備えた筒体5bが設け
られている。該分岐孔4は鞍形ベース体5を取り付けた
後、ドリル等で穿設される。
【0007】この鞍形ベース体5の内面に発熱体6が装
着されている。この発熱体6は、ニッケル等の導線の周
囲にガラス繊維網組等による絶縁層を介して合成樹脂被
膜が被覆された発熱線で形成され、両端部が鞍形ベース
体5の表面又は端面から引き出されて接続端子6aとし
て構成されており、この発熱体4に電気を通すことによ
ってコントローラ(図示せず)によって設定された温度
まで発熱して、鞍形ベース体5と管主体1との接合部が
融着して両者が接合されている。また鞍形ベース体5の
内面にはリング状のパッキン7が装着されていて、高度
なシール性が確保されている。
【0008】更に本実施例では、鞍形ベース体5の筒部
5bの内面にも前記した発熱体6と同様な発熱体8が装
着されていて、筒部5に差し込まれた合成樹脂製管9が
前記同様な手段により融着結合されている。尚この筒部
5に接続される部材は前記した合成樹脂管9に限らず、
図2に示すような接続用の金属フランジ10aを備えた
管体10であってもよく、その他、配管系で使用される
バルブや、メーター、消火栓等の各種機器の接続口であ
ってもよい。また接続口には外ネジ、内ネジ、管状の抜
け止め突起等を加工したものがある。
【0009】尚、上記実施図面では管主体1の受口3の
内面にも、前記発熱体と同様な発熱体18が装着されて
いて、受口3に差し込まれた大口径合成樹脂製管2が前
記同様な手段により融着結合できるようになっている。
【0010】而して図3〜図8は本発明に係る鞍形ベー
ス体の製造方法を示すものであって、分離可能な上部金
型11と下部金型12との間に、成形すべき鞍形ベース
体5の成形空間、即ちキャビティを形成してこれら上下
金型の間に、摂氏120度〜140度で予備加熱した合
成樹脂板材13を装填する(図4参照)。合成樹脂板材
13の加熱は、例えば槽に入れて加熱したグリセリン油
に浸漬させることにより容易に行うことができる。尚、
前記合成樹脂板材13は、所定寸法に切断された合成樹
脂パイプ材を軸方向に沿って半割りにしたドーム状板材
を使用するようにしてもよい。
【0011】上下金型11、12間に軟化した合成樹脂
板材13を装着したあと、図4に示すように金型に組み
込んだヒーター14で上下金型を所定の温度で加熱しな
がら合成樹脂板材13を上下金型でプレス成形して図6
の成型品を成形し、このあと図7に示すように余分な端
縁部分を切除する。これにより、ドーム状で鞍形の形態
をなし、上下に貫通する貫通穴5aを有する筒部5bを
中央部に備えた鞍形ベース体5を製造するものである。
このあと図8に示すように発熱体6、8やパッキン7を
所定箇所に装着して図1で示した合成樹脂管1に取り付
けて使用されるものである。
【0012】尚、分岐管の用途に応じて、充分な荷重に
耐えられる構造のものが要求される場合は、図9並びに
図10に示すように、鞍形ベース体5と同様な形態を有
する鞍形形状の金属補強板15を別途プレス加工してお
き、これを前記合成樹脂製鞍形ベース体5の下面に合わ
せて熱を加えながら上下金型16、17で圧着して金属
インサート成形する。これにより強度に優れた鞍形ベー
ス体を得ることができる。この場合、金属補強板15の
外縁が合成樹脂製鞍形ベース体5の外縁より小さくし
て、金属補強板に触れない位置で鞍形ベース体5の内面
に前記した発熱体6を設けるようにする。尚、金属補強
板15の筒状内面部分には接続される部材と螺合するネ
ジを形成するようにしてもよい。
【0013】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこれら実施例に特定されるものでなく、その構
成要件を備え、かつ、本発明にいう目的を達成し、以下
にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施す
ることができることは勿論である。
【0014】
【発明の効果】本発明は上記の如く構成されたものであ
るから、大型で高価な射出成形機を必要とせず、簡単な
割型や加熱装置により加工成形することができ、これに
より作業が容易となると共に、設備費の軽減と製品コス
トの低減化を図ることのできるといった顕著な効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法による鞍形ベース体を使用した分岐
管の一例を示す断面図。
【図2】本発明方法による鞍形ベース体を使用した分岐
管の他の例を示す断面図。
【図3】本発明方法の一実施例を示す斜視図。
【図4】上記方法の第1過程を示す断面図。
【図5】上記方法の第2過程を示す断面図。
【図6】上記方法の第3過程を示す断面図。
【図7】上記方法の第4過程を示す断面図。
【図8】上記方法によって製造された鞍形ベース体に発
熱体とパッキンと装填した状態を示す断面図。
【図9】本発明方法の他の実施例を示す斜視図。
【図10】上記製造方法によって得られた鞍形ベース体
の断面図。
【符号の説明】
5 鞍形ベース体 5a 貫通孔 5b 筒体 11 上部金型 12 下部金型 13 合成樹脂板材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分離可能な上部金型と下部金型との間
    に、成形すべき鞍形ベース体のキャビティを形成してこ
    れら上下金型の間に、予備加熱した合成樹脂板材を装着
    して、金型に組み込んだヒーターで金型を所定の温度で
    加熱しながら合成樹脂板材を上下金型でプレス成形する
    ことにより、ドーム状で鞍形の形態をなし、上下に貫通
    する貫通穴を有する筒部を中央部に備えている鞍形ベー
    ス体を製造することを特徴とする、鞍形分岐管に於ける
    鞍形ベース体の製造方法。
JP8093297A 1996-03-22 1996-03-22 鞍形分岐管に於ける鞍形ベース体の製造方法 Expired - Fee Related JP2929080B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006307968A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Mitsui Chemicals Inc 分岐継手

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6087033A (ja) * 1983-10-20 1985-05-16 Toshiba Mach Co Ltd 金型予備加熱方法
JP3065090U (ja) * 1999-06-22 2000-01-28 建準電機工業股▲分▼有限公司 電動機のロ―タ―の定位構造

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