JPH09255999A - 硬表面用液体洗浄剤組成物 - Google Patents

硬表面用液体洗浄剤組成物

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JPH09255999A
JPH09255999A JP7010396A JP7010396A JPH09255999A JP H09255999 A JPH09255999 A JP H09255999A JP 7010396 A JP7010396 A JP 7010396A JP 7010396 A JP7010396 A JP 7010396A JP H09255999 A JPH09255999 A JP H09255999A
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liquid detergent
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JP7010396A
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Tei Iihara
禎 飯原
Hideo Amano
英男 天野
Masao Nishida
誠男 西田
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた泡性能、洗浄性能、マイルド性などを
有するとともに、硬表面の仕上り性が良好で、ウォータ
ースポットが発生することがなく、しかも長期間にわた
り良好な分散安定性を示す硬表面用液体洗浄剤組成物を
提供する。 【解決手段】 洗浄活性成分とともに、(a)水不溶性
無機粉体0.01〜30重量%及び(b)訶子の果実及
び樹皮、ボダイジュの花及び葉の中から選ばれた植物の
抽出物少なくとも1種を含有し、かつ、前記(a)成分
に対する(b)成分の固形分換算の、重量比を0.00
1〜10の範囲にしたことを特徴とする硬表面用液体洗
浄剤組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な硬表面用液体
洗浄剤組成物、さらに詳しくいえば、優れた泡性能、洗
浄性能、マイルド性を有するとともに、硬表面の仕上り
性及び長期間の分散安定性の良好な硬表面用液体洗浄剤
組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の食器、調理具や住居用に用
いられているガラス、陶器などの硬表面を洗浄するため
の洗浄剤においては、アニオン性界面活性剤、ノニオン
性界面活性剤、両性界面活性剤などを適宜組み合わせて
配合させ、十分な泡性能及び洗浄性能及び皮膚に対する
マイルドを有するものに調製して市販されている。
【0003】しかしながら、近年、消費者の洗浄剤に対
する要求性能として、従来の泡性能、洗浄性能、マイル
ド性の他に、硬表面の仕上りが性取り上げられるように
なってきた。この仕上り性の中には、例えば、油の付い
た陶器皿を洗剤を含ませたスポンジで洗い、すすいだ後
そのまま乾燥させた場合、硬表面に残存する疎水性の洗
剤や油、あるいはその金属塩の付着などにより、水はじ
きが起こり表面の仕上りがそこなわれたり、また、ガラ
ス食器の洗浄において、疎水性物質が付着した場合、す
すぎ処理のみでは容易に落ちず、乾燥後に、ところどこ
ろに斑点状の曇り(ウォータースポット)を生じ、透明
感がそこなわれるのを防止する性能などがある。
【0004】このような要求性能を満たすために、従
来、洗浄剤に研磨性粒子を配合することが検討されてき
たが、研磨性粒子を配合すると長期間にわたって保存し
ているうちに、これが分離してくる傾向がある。このよ
うな保存安定性を改良するために、例えばある種の界面
活性剤配合系においては、硫酸マグネシウムのような分
散安定性向上剤を配合することが提案されているが(特
開昭57−16098号公報)、現在主流となっている
マイルドな硬表面用洗浄剤については、このような分散
安定化の方法では不十分であり、十分な効果が得られて
いない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、優れた泡性能、洗浄性能、マイルド性な
どを有するとともに、硬表面の仕上り性が良好であっ
て、ウォータースポットを生じさせることがなく、しか
も長期間にわたり良好な分散安定性を示す硬表面用液体
洗浄剤組成物を提供することを目的としてなされたもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、優れた硬
表面の仕上り性を有し、かつ長期間にわたり良好な保存
安定性を示す硬表面用液体洗浄剤組成物を開発するため
に鋭意研究を重ねた結果、洗浄活性成分とともに、水不
溶性無機粉体と特定の植物の抽出物とをそれぞれ所定の
割合で含有させることにより、前記目的を達成しうるこ
とを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至
った。
【0007】すなわち、本発明は、洗浄活性成分ととも
に、(a)水不溶性無機粉体0.01〜30重量%及び
(b)訶子の果実及び樹皮、ボダイジュの花及び葉の中
から選ばれた植物の抽出物少なくとも1種を含有し、か
つ前記(a)成分に対する(b)成分の固形分換算の重
量比を0.001〜10の範囲にしたことを特徴とする
硬表面用液体洗浄剤組成物を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明組成物においては、洗浄活
性成分とともに、(a)成分として、水不溶性無機粉体
を含有することが必要である。この水不溶性無機粉体と
しては、例えば沈降性シリカ、シリカゲル、アルミノシ
リケート、ジルコノシリケートなどのシリカ系化合物、
第二リン酸カルシウム・二水和物及び無水物、ピロリン
酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、
アルミナ、炭酸マグネシウム、第三リン酸マグネシウ
ム、不溶性メタリン酸ナトリウム、不溶性メタリン酸カ
リウム、酸化チタン、ゼオライト、ケイ酸アルミニウ
ム、ケイ酸ジルコニウム、方解石、石英、ケイソウ土、
パーライト、長石、ケイ石、軽石、ヘマタイト、シリカ
バルーン、シラスバルーン、ガラスバルーンなどの無機
化合物、あるいはモンモリロナイト、ノントロナイト、
サポノイト、ヘクトライト、バーミキュライト、アタパ
ルジャイト、セピオライト、バイデライト、ソーコナイ
ト、スチブンサイトなどのスメクタイト、カオリナイ
ト、雲母、タルクなどの粘土鉱物などが挙げられる。こ
れらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて
用いてもよいが、特に、沈降性シリカ、炭酸カルシウム
又はスメクタイトを単独で用いるのが好ましい。
【0009】この(a)成分の水不溶性無機粉体は、分
散安定性及び硬表面の仕上り性などの点から、平均粒子
径が0.1〜200μmの範囲にあるものが好ましい。
その含有量は0.01〜30重量%の範囲で選ぶことが
必要であり、含有量が0.01重量%未満では硬表面の
仕上がり性が十分ではなく、ウォータースポットなどが
生じるおそれがあるし、30重量%を超えると組成物の
安定性が低下する。硬表面の仕上り性及び組成物の安定
性のバランスなどの面から、この(a)成分の水不溶性
無機粉体の好ましい含有量は0.05〜20重量%の範
囲、特に0.1〜10重量%の範囲である。
【0010】本発明組成物においては、さらに(b)成
分として、訶子の果実及び樹皮、ボダイジュの花及び葉
の中から選ばれた植物の抽出物少なくとも1種を含有す
ることが必要である。この訶子としてはシクンシ科(C
ambretaceae)のテルミナリア・ケブラ(T
erminalia chebula)及びその同族の
植物のテルミナリア・カタッパ(T.catapp
a),テルミナリア・アルジュナ(T.arjun
a)、テルミナリア・ベレニカ(T.belenic
a),テルミナリア・トメントサ(T.tomento
sa)などが用いられる。
【0011】前記植物の抽出物は、植物成分の抽出に慣
用されている方法によって得ることができる。例えば、
まず、所要の植物の組織体を十分に乾燥したのち、細
断、粉砕などの前処理を施す。この場合、抽出が容易で
ある点から、粉末状にするのが有利である。次に、この
前処理物を溶媒抽出する。この際、溶媒としては、水の
ほか、各種の有機溶剤やそれらと水の混合物、例えばメ
タノールやエタノールなどの低級アルコール、これと水
との混合物、プロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、クロロホルム、酢酸エチル、アセトン、ベンゼン及
びこれらの混合物などが用いられる。
【0012】この抽出溶媒の使用量は、該前処理物10
0gに対し、500〜10,000ml程度である。ま
た、この抽出処理は通常室温で行われるが、所望なら
ば、30〜100℃程度に加温して行ってもよい。この
溶媒抽出を効果的に行うために、溶媒中で単に静置状態
を保つだけでなく、溶媒が内部まで十分に浸透するよう
に適当にかきまぜるのが有利である。
【0013】抽出処理終了後、ろ過、遠心分離、デカン
テイションなどの公知の手段を用いて固液分離する。本
発明においては、このようにして得られた抽出液をその
まま用いてもよいし、濃縮物や蒸発乾固残さとして用い
てもよい。
【0014】本発明組成物においては、この(b)成分
の抽出物は単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わ
せて用いてもよい。その含有量は、前記(a)成分の水
不溶性無機粉体に対し、固形分換算で、重量比0.00
1〜10になるように選ぶことが必要である。この含有
量が0.001未満では分散安定性が不十分で、長期間
にわたって、組成物の安定性を維持するのが困難である
し、10を超えるとこの(b)成分自体の沈殿を生じ
る。組成物の安定性などの面から、この(b)成分は、
前記(a)成分に対し、固形分換算で、重量比0.00
2〜5の範囲、特に0.005〜2の範囲になるように
含有させるのが好ましい。
【0015】本発明組成物において用いられる洗浄活性
成分については特に制限はなく、従来硬表面用液体洗浄
剤組成物に慣用されている洗浄活性成分の中から任意に
選択して用いることができるが、特にアニオン性界面活
性剤を用いるのが好ましい。
【0016】このアニオン性界面活性剤の代表的なもの
としては以下に示すものがある。 (1)一般式 R1OSO31 (I) (式中のR1は炭素数10〜18のアルキル基又はアル
ケニル基、M1はアルカリ金属、一価に相当する数のア
ルカリ土類金属、アンモニウム基又はアルカノール置換
アンモニウム基である)で表わされるアルキル又はアル
ケニル硫酸エステル塩、例えばラウリル硫酸ナトリウム
塩、(2)一般式 R2(OCH2OCH2nOSO32 (II) (式中のR2は炭素数10〜18のアルキル基又はアル
ケニル基、M2はアルカリ金属、一価に相当する数のア
ルカリ土類金属、アンモニウム基又はアルカノール置換
アンモニウム基、nは0.5〜8の数である)で表わさ
れるポリオキシエチレンアルキル又はアルケニル硫酸エ
ステル塩、例えばC12アルキルエーテル硫酸エステルナ
トリウム塩(n=3)、(3)一般式
【化1】 (式中のR3は炭素数8〜20のアルキル基、M3はアル
カリ金属、一価に相当する数のアルカリ土類金属、アン
モニウム基又はアルカノール置換アンモニウム基であ
る)で表わされるアルキルベンゼンスルホン酸塩、例え
ばC10〜C18アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
塩、(4)一般式 R4SO34 (IV) (式中のR4は炭素数10〜18のアルキル基、M4はア
ルカリ金属、一価に相当する数のアルカリ土類金属、ア
ンモニウム基又はアルカノール置換アンモニウム基であ
る)で表わされるアルカンスルホン酸塩、例えばC10
13アルカンスルホン酸ナトリウム塩、(5)一般式 R5O(CH2CH2O)mCH2COOM5 (V) (式中のR5は炭素数10〜18のアルキル基又はアル
ケニル基、M5はアルカリ金属、一価に相当する数のア
ルカリ土類金属、アンモニウム基又はアルカノール置換
アンモニウム基、mは1〜6の数である)で表わされる
アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、例えば
12〜C13アルキルエーテルカルボン酸ナトリウム塩
(m=4)、(6)一般式
【化2】 (式中のR6は炭素数4〜16のアルキル又はアルケニ
ル基、R7は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基、
6は水素原子、アルカリ金属、一価に相当する数のア
ルカリ土類金属、アンモニウム基又はアルカノール置換
アンモニウム基、kは3〜25の数である)で表わされ
るα‐スルホ脂肪酸誘導体、例えばメトキシヘキサエチ
レングリコール‐α‐スルホラウリン酸エステルナトリ
ウム塩、(7)一般式
【化3】 (式中のR8は炭素数8〜16のアルキル基又はアルケ
ニル基、M7はアルカリ金属、一価に相当する数のアル
カリ土類金属、アンモニウム基又はアルカノール置換ア
ンモニウム基、pは1又は2である)で表わされるアシ
ルアミノ酸塩、例えばN‐ラウロイル‐N‐メチル‐β
‐アラニンナトリウム。そのほかN‐アシルグルタメー
トのようなアシルアミノ酸塩、C14‐α‐オレフィンス
ルホン酸ナトリウムのようなC10〜C18のα‐オレフィ
ンスルホン酸塩(アルカリ金属塩、アルカリ土類金属
塩、アンモニウム塩、アルカノール置換アンモニウム
塩)、C12〜C14‐α‐スルホ脂肪酸メチルエステルナ
トリウム塩のようなC8〜C18‐α‐スルホ脂肪酸アル
キルエステル塩(アルカリ金属塩、アルカリ土類金属
塩、アンモニウム塩、アルカノール置換アンモニウム
塩)、C12スルホコハク酸ナトリウムのようなC8〜C
18のスルホコハク酸塩(アルカリ金属塩、アルカリ土類
金属塩、アンモニウム塩、アルカノール置換アンモニウ
ム塩)、C12アルキルリン酸ナトリウム塩のようなC8
〜C18のアルキルリン酸エステル塩(アルカリ金属塩、
アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルカノール置
換アンモニウム塩)なども用いることができる。さら
に、C10〜C22の天然脂肪酸セッケンも用いることがで
きる。この天然脂肪酸セッケンは、例えばヤシ油、パー
ム油、牛脂、豚脂などの油脂をけん化して得られた脂肪
酸を中和して得られるアルカリ金属塩、アルカリ土類金
属塩、アンモニウム塩、アルカノール置換アンモニウム
塩などであり、中でもカリウム塩及びナトリウム塩が好
適である。脂肪酸は、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸のいず
れであってもよい。
【0017】本発明においては、これらのアニオン性界
面活性剤を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わ
せて用いてもよい。また、このアニオン性界面活性剤の
性能をより向上させるために、例えばC8〜C16のアル
キルアミンオキシド、アルキルアミドアミンオキシド、
アルキルヒドロキシアミンオキシドなどの半極性界面活
性剤、C8〜C16のアルキルベタイン、アルキルアミド
プロピルベタインなどの両性界面活性剤、C8〜C14
トリアルキルアンモニウムクロリドなどのカチオン性界
面活性剤やノニオン性界面活性剤を併用することもでき
る。
【0018】上記半極性界面活性剤の代表的なものとし
ては、ラウリルジメチルアミンオキシド、セチルジメチ
ルアミンオキシド、パルミチルジメチルアミンオキシ
ド、ラウリン酸アミドジメチルアミンオキシドなどが挙
げられる。
【0019】また、アルキルベタイン(N‐アルキルジ
メチルグリシン)の代表的なものとしては、デシルベタ
イン、セチルベタイン、ステアリルベタイン、ココベタ
インなどが挙げられ、アミドベタインの代表的なものと
しては、ココアミドプロピルベタイン(N‐3‐ヤシ油
アシルアミノプロピル‐N,N‐ジメチル‐2‐アミノ
酢酸塩)、ラウリルアミドプロピルベタイン、ラウリル
アミドメチルベタイン、ミリスチルアミドメチルベタイ
ン、パルミチルアミドメチルベタイン、ステアリルアミ
ドメチルベタインなどが挙げられる。
【0020】ノニオン性界面活性剤としては、一般式 R9O(A1O)a10 (VIII) (式中のR9は炭素数8〜18のアルキル基又はアルケ
ニル基、R10は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル
基、aは3〜25の数、A1Oは炭素数2〜4のオキシ
アルキレン基である)で表わされるポリオキシアルキレ
ンエーテル、例えばC12ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル(a=9)、一般式 R11−CH2COO−(A2O)b −CH3 (IX) (式中のR11は炭素数8〜18のアルキル基又はアルケ
ニル基、bは3〜25の数、A2Oは炭素数2〜4のオ
キシアルキレン基である)で表わされるポリオキシアル
キレンエーテル脂肪酸エステル、例えばメトキシヘキサ
エチレングリコールラウリン酸エステル、一般式
【化4】 (式中のR12は炭素数8〜18のアルキル基、Xは水素
原子又はヒドロキシエチル基である)で表わされるアル
カノールアミド、例えばラウリン酸ジエタノールアミド
が挙げられるし、またC8〜C16のポリオキシエチレン
ソルビタンエステル(エチレンオキシド付加モル数1〜
10)、C8〜C16のソルビタンエステル、C8〜C16
ソルビトールエステル、C6〜C16のショ糖脂肪酸エス
テル、C6〜C16のメチルグルコシドエステル、C6〜C
16のメチルマンノシドエステル、C6〜C16のエチルグ
ルコシドエステル、C6〜C16のN‐メチルグルカミ
ド、C6〜C16の環状N‐メチルグルカミド、C6〜C16
のアルキルグルコシド、C6〜C16のアルキルポリグル
コシド、C6〜C16のアルキルグリセリルエーテルなど
を挙げることができる。これらのノニオン性界面活性剤
は単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用い
てもよい。
【0021】本発明の硬表面用液体洗浄剤組成物には、
所望により、さらに、通常の液体洗浄剤に用いられてい
る各種添加剤、例えばエタノールなどの低級アルコール
(シトラス変性、オレンジ変性等の変性品を含む)、プ
ロピレングリコール、グリセリン、ソルビトールなどの
多価アルコール、トルエンスルホン酸塩、キシレンスル
ホン酸塩、ポリエチレングリコールなどのハイドロトロ
ープ剤、金属イオン封鎖剤、抗菌剤、色素、香料、乳白
剤、増粘剤などを添加することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の硬表面用液体洗浄剤組成物は、
優れた泡性能、洗浄性能、マイルド性などを有するとと
もに、硬表面の仕上り性も良好で、特にウォータースポ
ットを生じさせることがなく、しかも長期間にわたって
良好な分散安定性を示すなどの特徴を有している。
【0023】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定さ
れるものではない。なお、洗浄剤組成物の起泡力、ウォ
ータースポット及び分散安定性は以下の方法で評価し
た。
【0024】(1)起泡力 洗浄剤組成物0.15重量%を含む水溶液を調製し、そ
の3リットルを直径30cm、深さ12cmのバットに
入れ、液温25℃において、空気を含んだスポンジを液
中で圧縮する操作を10回繰り返して泡立てたのち、1
枚当り0.5gのバターを塗布した皿の表面を10回、
裏面を5回ずつスポンジでこすり洗いし、泡高が3mm
になるまでに洗える皿の枚数を求め、起泡力を評価し
た。
【0025】(2)ウォータースポット 洗浄剤組成物0.05重量%を含む水溶液を調製し、そ
の3リットルを直径30cm、深さ12cmのバットに
入れ、液温25℃において、空気を含んだスポンジを液
中で圧縮する操作を10回繰り返して泡立てたのち、1
枚当りバター0.5gを塗布したガラス皿の表面を10
回、裏面を5回ずつスポンジでこすり洗いし、流水です
すぎ、乾燥させたのち、ウォータースポットの出現程度
を目視観察し、次の基準に従って5段階評価した。 5:ウォータースポットが全くない。 4:1cm2当り2個以下のウォータースポットが認め
られる。 3:1cm2当り3〜6個のウォータースポットが認め
られる。 2:1cm2当り7〜10個のウォータースポットが認
められる。 1:1cm2当り11個以上のウォータースポットが認
められる。
【0026】(3)分散安定性 20ccの目盛り付き試験管に、洗浄剤組成物20cc
を採取し、40℃で1か月間放置したのち、分離状態を
目視観察し、次の基準に従って、5段階評価した。 5:分離が全くない。 4:わずかに濁りが認められる。 3:上方に層分離が認められる。 2:かなりの層分離が認められる。 1:大きく2層に分離する。
【0027】また、洗浄剤組成物に使用した香料は、下
記の組成を有するものである。 香料成分 重量% アルデヒドC−7 0.5 アルデヒドC−8 0.5 アルデヒドC−9 0.5 アルデヒドC−10 0.5 アルデヒドC−11 0.5 アルデヒドC−12MNA 0.5 γ‐ウンデカンラクトン 1.0 エチルメチルフェニルグリシデート 1.0 p‐メチル‐β‐エチニルグリシデート 1.0 α‐n‐アミルシンナムアルデヒド 2.5 アネトール 1.0 アニスアルデヒド 1.0 アニスアルコール 1.0 p‐tert‐ブチルシクロヘキシルアセテート 2.5 l‐ボルニルアセテート 1.0 セドリルアセテート 1.0 1,8‐シネオール 1.0 シトラール 2.5 シトロネラール 0.5 シトロネロール 2.5 シトロネリルアセテート 2.5 シンナムアルデヒド 1.0 クマリン 1.0 シクラメンアルデヒド 2.5 ダマスコン 0.5 ジメチルアントラニレート 0.5 ジペンテン 0.5 ジフェニルオキシド 0.5 エチルアセテート 0.5 エチルアントラニレート 0.5 エチルバニリン 0.5 エチレンブラシレート 2.5 オイゲノール 1.0 ビシクロジヒドロホモファルネシルオキシド 2.5 ガラクソライド 2.5 ゲラニオール 2.5 ゲラニルアセテート 2.5 ヘディオン 2.5 ヘリオナール 1.0 ヘリオトロピン 1.0 イオノン 2.5 α‐n‐ヘキシルシンナムアルデヒド 2.5 cis‐3‐ヘキサノール 0.5 ヒアシンスアルデヒド 0.5 ヒドロトロパアルデヒド 0.5 イソ・イー・スーパー 1.0 イソオイゲノール 1.0 リリアール 2.5 リモネン 2.5 リナロール 2.5 リナロールオキシド 0.5 リナリルアセテート 2.5 リラール 2.5 l‐メントール 0.5 メチルアントラニレート 1.0 メチルイオノン 2.5 メチルメチルアントラニレート 0.5 ムスクT 2.5 ミラックアルデヒド 0.5 ネロール 0.5 フェニルエチルアセテート 2.5 β‐フェニルエチルアルコール 2.5 ボルニルメトキシシクロヘキサノール 2.5 ローズフェノン 0.5 スチラリルアセテート 0.5 α‐ターピネオール 2.5 ターピネオールアセテート 2.5 テトラヒドロリナロール 1.0 テトラヒドロムゴール 1.0 トナリド 1.0 バニリン 0.5 ベルトフィックス 2.5 合 計 100.0
【0028】実施例1〜3 訶子の果実を十分に乾燥後粉砕したのち、粉砕物100
gを30重量%濃度のエタノール水溶液2000mlで
抽出処理した。次いで、抽出残さをろ去したのち、抽出
液を減圧下に加熱して固形分34gを得た。
【0029】このようにして得た訶子抽出物(エタノー
ル抽出)を用い、表1に示す組成の洗浄剤組成物を調製
し、起泡力、ウォータースポット及び分離安定性を評価
した。結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】実施例4〜6 訶子の果実を十分に乾燥後粉砕したのち、粉砕物100
gを200mlで抽出処理した。次いで、抽出残さをろ
去したのち、抽出液を減圧下に加熱して固形分30gを
得た。このようにして得た訶子抽出物(水抽出)を用
い、表2に示す組成の洗浄剤組成物を調製し、起泡力、
ウォータースポット及び分散安定性を評価した。結果を
表2に示す。
【0032】
【表2】
【0033】実施例7〜9 ボダイジュの花及び葉を十分に乾燥後粉砕した後、粉砕
物100gを30%エタノール水溶液2000mlで抽
出処理した。次いで、抽出残さをろ去したのち、抽出物
を減圧下に加熱して固形物23gを得た。このようにし
て得たボダイジュ抽出物を用い、表3に示す組成の洗浄
剤組成物を調製し、気泡力、ウォータースポット及び分
散安定性を評価した。結果を表3に示す。
【0034】
【表3】
【0035】比較例1,2 (b)成分を使用せずに、表4に示す組成の洗浄剤組成
物を調製し、起泡力、ウォータースポット及び分散安定
性を評価した。結果を表4に示す。
【0036】
【表4】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄活性成分とともに、(a)水不溶性
    無機粉体0.01〜30重量%及び(b)訶子の果実及
    び樹皮、ボダイジュの花及び葉の中から選ばれた植物の
    抽出物少なくとも1種を含有し、かつ前記(a)成分に
    対する(b)成分の固形分換算の重量比を0.001〜
    10の範囲にしたことを特徴とする硬表面用液体洗浄剤
    組成物。
  2. 【請求項2】 (a)成分の水不溶性無機粉体が沈降性
    シリカ、炭酸カルシウム及びスメクタイトの中から選ば
    れた少なくとも1種である請求項1記載の硬表面用液体
    洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 洗浄活性成分が、少なくともアニオン性
    界面活性剤を含有するものである請求項1又は2記載の
    硬表面用液体洗浄剤組成物。
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