JPH09255712A - オレフィン重合触媒 - Google Patents

オレフィン重合触媒

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JPH09255712A
JPH09255712A JP7033296A JP7033296A JPH09255712A JP H09255712 A JPH09255712 A JP H09255712A JP 7033296 A JP7033296 A JP 7033296A JP 7033296 A JP7033296 A JP 7033296A JP H09255712 A JPH09255712 A JP H09255712A
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JP
Japan
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pyridinophane
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groups
transition metal
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Withdrawn
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JP7033296A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Yorisue
友裕 頼末
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単位触媒重量当たり優れた重合体収率で、分
岐構造を有し分子量分布の狭いオレフィン重合体もしく
は分岐構造を有し分子量分布および組成分布の狭いオレ
フィン共重合体を製造する触媒を提供する。 【解決手段】 下記一般式(I)で表される、周期表1
0族から選ばれる遷移金属元素の化合物であるオレフィ
ン重合触媒。 LMX2 (I) (ここで、Lは下記化1に示される一般式(II)で表
される環状配位子を示し、Mは周期表10族から選ばれ
る遷移金属元素を示し、Xは水素原子または周期表14
〜17族元素によってMと結合する基から選ばれる1価
の基を示す。) 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オレフィン重合触
媒に関する。詳細には、分岐構造を有し分子量分布の狭
いオレフィン重合体、もしくは分岐構造を有し分子量分
布および組成分布の狭いオレフィン共重合体を、単位触
媒重量当たり優れた重合体収率で製造する触媒に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より周期表10族遷移金属元素の化
合物中でもNi化合物はオレフィンの低重合に関して有
用な触媒であることが知られている(例えば、THE
ORGANIC CHEMISTRY OF NICK
EL 第II巻 第1章(1975))。
【0003】これに対し、これまで周期表10族遷移金
属元素の化合物に含まれる配位子を制御することによ
り、オレフィンの高重合体を得ようとする種々の試みが
なされて来た。例えばホスフィノエノラート、カルボキ
シルホスフィン、フェノキシホスフィン等をNiに配位
させた化合物を用いて重合を行う方法(J.Mol.C
at.,41 p.123(1987)、Angew.
Chem.,Int.Ed.Engl.,26 p.6
3(1987)、Organometallics,2
p.594(1983)、特開平3−131608号
公報、特開平3−131611号公報等)、アミノビス
(イミノ)ホスホランをNiに配位させた化合物を用い
て重合を行う方法(Angew.Chem.,Int.
Ed.Engl.,20 p.116(1981)、同
24 p.1001(1985)、特開昭61−228
003号公報、特開平3−115311号公報、特開平
3−206607号公報、特開平3−261809号公
報、特開平3−277610号公報、EP038495
/90等)、ジアザブタジエンをNiもしくはPdに配
位させた化合物と、メチルアルミノキサン、もしくは非
配位性アニオンを有するイオンペアー型化合物を用いて
重合を行う方法(J.Am.Chem.Soc.,11
7 p.6414(1995)、同118 p.267
(1996))が挙げられる。
【0004】しかしながら,これらのいずれの方法にお
いても、得られるオレフィン重合体の分子量は未だ低い
という欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、単位触媒重
量当たり優れた重合体収率で、分岐構造を有し分子量分
布の狭いオレフィン重合体、もしくは分岐構造を有し分
子量分布および組成分布の狭いオレフィン共重合体を製
造する触媒を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意検討した結果、下記一般式(I)で
表される、周期表10族遷移金属元素の化合物をオレフ
ィン重合触媒に用いることが有効であることを見出し、
本発明を完成した。すなわち、本発明は、下記一般式
(I)で表される、周期表10族から選ばれる遷移金属
元素(Mで示す。)の化合物であることを特徴とするオ
レフィン重合触媒。
【0007】LMX2 (I) (ここで、Lは下記化2の一般式(II)で表される環
状配位子を示し、Mは周期表10族から選ばれる遷移金
属元素を示し、Xは水素原子もしくは周期表14〜17
族元素によってMと結合する基から選ばれる1価の基を
示す。)
【0008】
【化2】
【0009】(ここで、A1 ,A2 は含窒素複素環式化
合物を示し、Y1 ,Y2 は炭化水素基もしくは周期表1
4〜16族元素を含む基から選ばれる、A1 とA2 を共
有結合によって連結する基を示す。) 以下、本発明を詳しく説明する。一般式(I)において
Lとして用いられるのは一般式(II)で表される2個
の窒素原子でMに配位する環状配位子である。
【0010】一般式(II)においてA1 ,A2 として
用いられるのは含窒素複素環式化合物である。例えばピ
リジン、1〜3個の範囲の置換基を有するピリジン、ピ
リミジン、1〜2個の範囲の置換基を有するピリミジ
ン、ピラジン、1〜2個の範囲の置換基を有するピラジ
ン、トリアジン、1個の置換基を有するトリアジン等を
挙げることができる。ここでの置換基の具体例として
は、例えばメチル基,エチル基,プロピル基,ブチル
基,シクロヘキシル基,フェニル基,ベンジル基,トリ
ル基等のC1〜C20の炭化水素基、アミノ基、ジメチル
アミノ基,ジエチルアミノ基,ジフェニルアミノ基等の
1〜C20の炭化水素基置換アミノ基、ヒドロキシ基、
メトキシ基,エトキシ基,ブトキシ基等のC1〜C20
アルコキシ基、フェノキシ基,トリルオキシ基等のC6
〜C20のアルキルアリールオキシ基、ベンジルオキシ基
等のC7〜C20のアリールアルキルオキシ基、ホルミル
基、メチルカルボニル基,エチルカルボニル基,フェニ
ルカルボニル基等のC1〜C20の炭化水素基置換カルボ
ニル基、ホルミナト基、アセテート基,プロピオネート
基,ベンゾエート基等のC1〜C20のカルボキシラト
基、カルボキシル基、カルボキシメチル基,カルボキシ
エチル基,カルボキシフェニル基等のC1〜C20の炭化
水素基置換カルボキシル基、チオヒドロキシル基、チオ
メトキシ基,チオエトキシ基,チオブトキシ基等のC1
〜C20のチオアルコキシ基、チオフェニルオキシ基,チ
オトリルオキシ基等のC6〜C20のチオアルキルアリー
ルオキシ基、チオベンジルオキシ基等のC7〜C20のチ
オアリールアルキルオキシ基、フッ素,塩素,臭素,ヨ
ウ素のハロゲン原子等を挙げることができる。更にこれ
らの置換基は複数存在する場合、共有結合を介して互い
に連結されて環を形成していてもよい。またA1 とA2
は互いに同一であっても異なっていてもよい。
【0011】Y1 、Y2 として用いることができるの
は、炭化水素基、もしくは周期表14〜16族元素を含
む基から選ばれる、それぞれその両末端原子が、A1
びA2の、窒素原子に隣接する炭素原子と共有結合をも
つことにより、A1 とA2 を互いに連結する基である。
具体的には、例えば炭化水素基としてメチレン基,エチ
レン基,トリメチレン基,テトラメチレン基等のC1
6 の直鎖アルキレン基、1−メチルエチレン基, 1,
2−ジメチルエチレン基, ジフェニルエチレン基, 2−
メチルトリメチレン基等のC1〜C20の炭化水素基置換
のC1 〜C6 の直鎖アルキレン基、シクロペンタレン
基,シクロヘキシレン基等のC3 〜C8 の環状アルキレ
ン基、メチルシクロペンタレン基,メチルシクロヘキシ
レン基,ジメチルシクロヘキシレン基等のC1 〜C20
炭化水素基置換のC3 〜C8 の環状アルキレン基、エチ
リデン基等のC2 〜C6 の直鎖アルケニレン基、ジメチ
ルエチリデン基,ジフェニルエチリデン基等のC1 〜C
20の炭化水素基置換のC2 〜C 6 の直鎖アルケニレン
基、ブタジエニレン基等のC4 〜C8 の直鎖アルカジエ
ニレン基、メチルブタジエニレン基,ジメチルブタジエ
ニレン基等のC1 〜C20の炭化水素基置換のC4 〜C8
の直鎖アルカジエニレン基、フェニレン基,ナフチレン
基等のC6 〜C20のアリーレン基、メチルフェニレン
基, メチルナフチレン基等のC1 〜C20の炭化水素基置
換のC6 〜C20のアリーレン基等を挙げることができ
る。
【0012】また、周期表14〜16族元素を含む基
は、下記一般式(III)もしくは(IV)で表される
基である。 −Z1 −B− (III) −Z1 −B−Z2 − (IV) (ここで、Z1 、Z2 は炭化水素基を示し、Bは周期表
14〜16族から選ばれる元素によって結合する2価の
基を示す。) Z1 、Z2 として用いられる炭化水素基としては、例え
ばメチレン基,エチレン基,トリメチレン基,テトラメ
チレン基等のC1 〜C6 の直鎖アルキレン基、1−メチ
ルエチレン基, 1,2−ジメチルエチレン基, ジフェニ
ルエチレン基,2−メチルトリメチレン基等のC1 〜C
20の炭化水素基置換のC1 〜C6 の直鎖アルキレン基、
シクロペンタレン基,シクロヘキシレン基等のC3 〜C
8 の環状アルキレン基、メチルシクロペンタレン基, メ
チルシクロヘキシレン基,ジメチルシクロヘキシレン基
等のC1 〜C20の炭化水素基置換のC3 〜C8 の環状ア
ルキレン基、エチリデン基等のC2 〜C6 の直鎖アルケ
ニレン基、ジメチルエチリデン基, ジフェニルエチリデ
ン基等のC1 〜C20の炭化水素基置換のC2 〜C6の直
鎖アルケニレン基、ブタジエニレン基等のC4 〜C8
直鎖アルカジエニレン基、メチルブタジエニレン基,ジ
メチルブタジエニレン基等のC1 〜C20の炭化水素基置
換のC4 〜C8 の直鎖アルカジエニレン基、フェニレン
基, ナフチレン基等のC6 〜C20のアリーレン基、メチ
ルフェニレン基, メチルナフチレン基等のC1 〜C20
炭化水素基置換のC6 〜C20のアリーレン基等を挙げる
ことができる。Z1 とZ2 は互いに同一であっても、異
なっていてもよい。
【0013】Bとして用いられる、周期表14〜16族
から選ばれる元素によって結合する2価の基としては、
例えばケイ素原子によって結合する基として、シリレン
基、ジメチルシリレン基,ジフェニルシリレン基等のC
1 〜C20の炭化水素基置換のシリレン基等を、ゲルマニ
ウム原子によって結合する基として、ゲルミレン基、ジ
メチルゲルミレン基, ジフェニルゲルミレン基等のC1
〜C20の炭化水素基置換のゲルミレン基等を、窒素原子
によって結合する基として、ニトレン基、メチルニトレ
ン基, エチルニトレン基等のC1 〜C20の炭化水素基置
換のニトレン基等を、酸素原子によって結合する基とし
てオキシレン基等を、硫黄原子によって結合する基とし
てスルフィレン基等を、セレン原子によって結合する基
としてセレニレン基等を挙げることができる。これらの
1 とY2 は互いに同一であっても、異なっていてもよ
い。
【0014】本発明においてLとして用いることができ
る環状配位子について具体名を示すと、[2,2]
(2,6)ピリジノファン、[2,2](2,6)4−
メチルピリジノファン、[2,2](2,6)4−フェ
ニルピリジノファン、[2,2](2,6)ピラジノフ
ァン、1,8−ジメチル[2,2](2,6)ピリジノ
ファン、1,2,8,9−テトラメチル[2,2]
(2,6)ピリジノファン、[2,2](2,6)ピリ
ジノファン−1,8−ジエン、1,8−ジメチル[2,
2](2,6)ピリジノファン−1,8−ジエン、1,
2,8,9−テトラメチル[2,2](2,6)ピリジ
ノファン−1,8−ジエン、[2,2](2,6)4−
メチルピリジノファン−1,8−ジエン、[2,2]
(2,6)ピラジノファン−1,8−ジエン、[2,
2](2,6)ピリミジノファン−1,8−ジエン、
1,9−ジチア[2,2](2,6)ピリジノファン、
1,8−ジチア[2,2](2,6)ピリジノファン、
1,9−ジオキサ[2,2](2,6)ピリジノファ
ン、1,9−ジアザ[2,2](2,6)ピリジノファ
ン、1,9−ジセレナ[2,2](2,6)ピリジノフ
ァン、[2,3](2,6)ピリジノファン、[3,
3](2,6)ピリジノファン、1,2,3,9,1
0,11−ヘキサメチル[3,3](2,6)ピリジノ
ファン、2,10−ジチア[3,3](2,6)ピリジ
ノファンニッケル、2,10−ジオキサ[3,3]
(2,6)ピリジノファン、2,10−ジアザ[3,
3](2,6)ピリジノファン、2,10−ジセレナ
[3,3](2,6)ピリジノファン、[3,3]
(2,6)4−メチルピリジノファン、[3,3]
(2,6)4−フェニルピリジノファン、[4,4]
(2,6)ピリジノファン等を挙げることができる。な
おここで、これらの化合物の命名法は、Chem.Re
v.,77 p.513(1977)、Chem.Co
mmun.,p.1558(1970)記載の方法に従
って行った。
【0015】Xとして用いることができるのは、水素原
子もしくは周期表14〜17族元素によってMと結合す
る基から選ばれる1価の配位子である。周期表14〜1
7族元素によってMと結合する基としては、例えば周期
表14族元素によって結合する基としてメチル基,エチ
ル基,プロピル基,ブチル基,シクロヘキシル基等のC
1 〜C20のアルキル基、ベンジル基等のC7 〜C20のア
リールアルキル基、フェニル基,トリル基等のC6 〜C
20のアルキルアリール基、トリメチルシリル基,トリブ
チルシリル基,トリフェニルシリル基等のC1 〜C20
炭化水素基置換シリル基等を、15族元素によって結合
する基としてアミド基、ジメチルアミド基,ジブチルア
ミド基,ジフェニルアミド基等のC1 〜C20の炭化水素
基置換アミド基等を、16族元素によって結合する基と
してヒドロキシ基、メトキシ基,エトキシ基,ブトキシ
基等のC1 〜C20のアルコキシ基、フェノキシ基,トリ
ルオキシ基等のC6 〜C20のアルキルアリールオキシ
基、ベンジルオキシ基等のC 7 〜C20のアリールアルキ
ルオキシ基、チオヒドロキシ基、チオメトキシ基,チオ
エトキシ基,チオブトキシ基等のC1 〜C20のチオアル
コキシ基、チオフェノキシ基,チオトリルオキシ基等の
6 〜C20のチオアルキルアリール基、チオベンジルオ
キシ基等のC7 〜C20のチオアリールアルキルオキシ基
等を、17族元素によって結合する基としてフッ素原
子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を、好ましくは塩
素原子・臭素原子を挙げることができる。2つのXは互
いに同一であっても異なっていてもよく、また共有結合
を介して互いに連結されていてもよい。
【0016】Mは周期表10族から選ばれる遷移金属元
素であり、好ましくはNi、Pdを、より好ましくはN
iを挙げることができる。本発明において一般式(I)
で表される化合物について具体例を示すと、[2,2]
(2,6)ピリジノファンニッケルジクロリド、[2,
2](2,6)ピリジノファンニッケルジブロミド、
[2,2](2,6)ピリジノファンニッケルジメチ
ル、[2,2](2,6)ピリジノファンパラジウムジ
クロリド、[2,2](2,6)ピリジノファンパラジ
ウムジブロミド、[2,2](2,6)ピリジノファン
パラジウムジメチル、[2,2](2,6)4−メチル
ピリジノファンニッケルジクロリド、[2,2](2,
6)4−フェニルピリジノファンニッケルジクロリド、
[2,2](2,6)ピラジノファンニッケルジクロリ
ド、1,8−ジメチル[2,2](2,6)ピリジノフ
ァンニッケルジクロリド、1,2,8,9−テトラメチ
ル[2,2](2,6)ピリジノファンニッケルジクロ
リド、[2,2](2,6)ピリジノファン−1,8−
ジエン−ニッケルジクロリド、[2,2](2,6)ピ
リジノファン−1,8−ジエン−ニッケルジブロミド、
[2,2](2,6)ピリジノファン−1,8−ジエン
−ニッケルジメチル、[2,2](2,6)ピリジノフ
ァン−1,8−ジエン−パラジウムジクロリド、[2,
2](2,6)ピリジノファン−1,8−ジエン−パラ
ジウムジブロミド、[2,2](2,6)ピリジノファ
ン−1,8−ジエン−パラジウムジメチル、[2,2]
(2,6)ピリジノファン−1,8−ジエン−白金ジク
ロリド、1,8−ジメチル[2,2](2,6)ピリジ
ノファン−1,8−ジエン−ニッケルジクロリド、1,
2,8,9−テトラメチル[2,2](2,6)ピリジ
ノファン−1,8−ジエン−ニッケルジクロリド、
[2,2](2,6)4−メチルピリジノファン−1,
8−ジエン−ニッケルジクロリド、[2,2](2,
6)ピラジノファン−1,8−ジエン−ニッケルジクロ
リド、[2,2](2,6)ピリミジノファン−1,8
−ジエン−ニッケルジクロリド、1,9−ジチア[2,
2](2,6)ピリジノファンニッケルジクロリド、
1,8−ジチア[2,2](2,6)ピリジノファンニ
ッケルジクロリド、1,9−ジオキサ[2,2](2,
6)ピリジノファンニッケルジクロリド、1,9−ジア
ザ[2,2](2,6)ピリジノファンニッケルジクロ
リド、1,9−ジセレナ[2,2](2,6)ピリジノ
ファンニッケルジクロリド、[2,3](2,6)ピリ
ジノファンニッケルジクロリド、[3,3](2,6)
ピリジノファンニッケルジクロリド、1,2,3,9,
10,11−ヘキサメチル[3,3](2,6)ピリジ
ノファンニッケルジクロリド、2,10−ジチア[3,
3](2,6)ピリジノファンニッケルジクロリド、
2,10−ジオキサ[3,3](2,6)ピリジノファ
ンニッケルジクロリド、2,10−ジアザ[3,3]
(2,6)ピリジノファンニッケルジクロリド、2,1
0−ジセレナ[3,3](2,6)ピリジノファンニッ
ケルジクロリド、[3,3](2,6)4−メチルピリ
ジノファンニッケルジクロリド、[3,3](2,6)
4−フェニルピリジノファンニッケルジクロリド、
[4,4](2,6)ピリジノファンニッケルジクロリ
ド等を挙げることができる。
【0017】重合に際して、本触媒は酸性物質を助触媒
として使用するのが望ましい。酸性物質としては有機
物、無機物、また、気体、液体、固体を問わず酸性を有
する物質すべてを用いることができるが、好ましく用い
られるのは有機アルミニウム化合物もしくは非配位性の
アニオンを有するイオンペアー型化合物である。本発明
で用いられる有機アルミニウム化合物について具体名を
示すと、メチルアルミノキサン,エチルアルミノキサ
ン,ブチルアルミノキサン,メチル−ブチルアルミノキ
サン等のアルミノキサン、トリメチルアルミニウム,ト
リエチルアルミニウム,トリイソブチルアルミニウム等
のトリアルキルアルミニウム、トリフェニルアルミニウ
ム,トリス(ペンタフルオロフェニル)アルミニウム等
のトリアリールアルミニウム、メチルアルミニウムジク
ロリド,ジメチルアルミニウムクロリド,ジエチルアル
ミニウムクロリド,イソブチルアルミニウムセスキクロ
リド等のハロゲン化アルキルアルミニウム等を挙げるこ
とができる。
【0018】本発明で用いられる非配位性のアニオンを
有するイオンペアー型化合物は下記一般式(V)で表さ
れる化合物である。 [C]+ [A]- (V) (ここで[C]+ はプロトン、カルベニウムイオン、ト
ロピリリウムイオン、アンモニウムイオン、ホスホニウ
ムイオン、オキソニウムイオン、スルホニウムイオン、
フェロセニウムイオン、Ag(I)等のカチオンであ
り、[A]- はテトラフェニルボレート、テトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、テトラキス(ビ
ストリフルオロメチルフェニル)ボレート、テトラフル
オロボレート、ヘキサフルオロホスフェート、過塩素酸
アニオン、p−トルエンスルホン酸アニオン等の非配位
性のアニオンである。) 助触媒として好ましく用いられるイオンペアー型化合物
について具体名を示すと、ジメチルアニリニウムテトラ
フェニルボレート、ジメチルアニリニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、ジメチルアニリ
ニウムテトラキス(ビストリフルオロメチルフェニル)
ボレート、トリフェニルカルベニウムテトラフェニルボ
レート、トリフェニルカルベニウムテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレート、トリフェニルカルベニウ
ムテトラキス(ビストリフルオロメチルフェニル)ボレ
ート、フェロセニウムテトラフェニルボレート、フェロ
セニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト、ジメチルフェロセニウムテトラキス(ペンタフルオ
ロフェニル)ボレート、Ag(I)テトラフェニルボレ
ート、Ag(I)テトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート等を挙げることができる。
【0019】オレフィンの重合に当たっては重合方法に
特に制限はなく、公知の懸濁重合や溶液重合等の液相重
合法、気相重合法のいずれを用いてもよい。液相重合法
における溶媒としてはトルエン、ヘキサンのような不活
性炭化水素を用いてもよいし、プロピレンのような重合
用オレフィン自身を用いてもよい。重合温度としては通
常−50〜250℃、重合圧力としては1〜200kg
f/cm2 の範囲で選ばれる。重合方式としては回分
式、半連続式、連続式のいずれをとることもでき、また
反応条件の異なる2段以上に分けて行うことも可能であ
る。重合に当たって本発明の触媒は単独、混合物いずれ
の形で用いることもできるが、更に周期表4族遷移金属
元素の化合物等の他のオレフィン重合触媒と組み合わせ
て用いることも可能である。
【0020】重合もしくは共重合に用いることができる
オレフィンはα−オレフィンであり、エチレン、プロピ
レン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン、4−
メチル−1−ペンテン等を挙げることができる。またス
チレン,p−メチルスチレン等の芳香族を置換基として
有する末端ビニル化合物、ビニルシラン等のシリル基を
置換基として有する末端ビニル化合物、ビニルノルボル
ネン,ビニルシクロヘキセン等の環状炭化水素を置換基
として有する末端ビニル化合物、シクロペンテン,シク
ロヘキセン,シクロオクテン,1,3−シクロヘキサジ
エン等の環状オレフィン、1,5−ヘキサジエン,1,
4−ヘキサジエン,1,4−シクロヘキサジエン,シク
ロオクタジエン等の非共役ジエン等を重合もしくは共重
合に用いることもできる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下実施例により本発明を具体的
に示す。
【0022】
【実施例1】 〈触媒の合成〉Angew.Chem.,Int.E
d.Engl.,9 p.808(1970)記載の方
法により[2,2](2,6)ピリジノファン5.56
gを合成した。合成した[2,2](2,6)ピリジノ
ファン2.100g(10mmol)とジメトキシエタ
ンニッケルジブロミド3.09g(10mmol)、塩
化メチレン100mlを窒素気流下で500ml三つ口
フラスコに加え、室温で24時間攪拌した。その後溶液
をセライト濾過し、濾液にヘキサンを加えることによっ
て1.01gの固体の[2,2](2,6)ピリジノフ
ァンニッケルジブロミドを得た。このものの元素分析結
果は以下の通りである。C:40.5%、H:3.3
%、N:7.5%、Br:37.8%、Ni:11.9
%(組成式 C 14142 Br2 Ni、計算値 C:3
9.2%、H:3.3%、N:6.5%、Br:37.
3%、Ni:13.7%)。 〈重合〉十分乾燥した1.5リットルのオートクレーブ
にトルエン600mlを入れ、窒素気流下でメチルアル
ミノキサンをAl原子換算で4mmol、[2,2]
(2,6)ピリジノファンニッケルジブロミド20μm
olを加え、エチレン圧10kgf/cm2 のもとで4
0℃、1時間エチレンの重合を行った。その結果ポリマ
ー15.3gを得た(重合活性は7.7×105 gPE
/molNihr)。このポリマーについてGPC(ウ
オーターズ社製、150−CV型)により分子量並びに
分子量分布の測定を行い、Mw=8.9×105 、Mw
/Mn=2.7の値を得た。またNMR(日本電子社
製、JNM−A400型)によりこのポリマーの13CN
MRスペクトルを測定し、Macromolecule
s,17p.1756(1984)記載の方法に従っ
て、1000C当たりの各分岐の数を求めた。その結果
は、メチル分岐:24個、エチル分岐:2個、プロピル
分岐:0個、ブチル分岐:3個、ペンチル分岐:1個、
6 以上の長鎖分岐:6個であった。
【0023】
【実施例2】重合においてメチルアルミノキサン4mm
olの代わりにジエチルアルミニウムクロリド0.2m
molを用いた以外は実施例1と同様に実験を行い、ポ
リマー9.7gを得た(重合活性は4.9×105 gP
E/molNihr)。このとき得られたポリマーにつ
いてGPCの測定よりMw=9.3×105 、Mw/M
n=2.3の値を得た。また13CNMRの測定による、
ポリマーの1000C当たりの各分岐の数は、メチル分
岐:22個、エチル分岐:2個、プロピル分岐:0個、
ブチル分岐:3個、ペンチル分岐:0個、C6 以上の長
鎖分岐:6個であった。
【0024】
【実施例3】 〈触媒の合成〉まずChem.Commun.p.15
58(1970)記載の方法により[2,2](2,
6)ピリジノファン−1,8−ジエン4.72gを合成
した。合成した[2,2](2,6)ピリジノファン−
1,8−ジエン2.06g(10mmol)とジメトキ
シエタンニッケルジブロミド3.09g(10mmo
l)、塩化メチレン100mlを500mlを窒素気流
下で三つ口フラスコに加え、室温で24時間攪拌した。
その後溶液をセライト濾過し、濾液にヘキサンを加える
ことによって0.92gの固体の[2,2](2,6)
ピリジノファン−1,8−ジエン−ニッケルジブロミド
を得た。このものの元素分析の結果は以下のとおりであ
る。C:38.5%、H:2.7%、N:7.0%、B
r:36.9%、Ni:14.9%(組成式 C1410
2 Br2 Ni、計算値 C:39.6%、H:2.4
%、N:6.6%、Br:37.6%、Ni:13.8
%)。 〈重合〉触媒として[2,2](2,6)ピリジノファ
ンニッケルジブロミドの代わりに[2,2](2,6)
ピリジノファン−1,8−ジエン−ニッケルジブロミド
を用いた以外は実施例1と同様に重合を行い、ポリマー
9.0gを得た(触媒活性は4.5×105 gPE/m
olNihr)。このとき得られたポリマーについてG
PCの測定よりMw=1.1×106 、Mw/Mn=
2.5の値を得た。また13CNMRの測定による、ポリ
マーの1000C当たりの各分岐の数は、メチル分岐:
20個、エチル分岐:1個、プロピル分岐:0個、ブチ
ル分岐:2個、ペンチル分岐:0個、C6以上の長鎖分
岐:8個であった。
【0025】
【比較例1】触媒として[2,2](2,6)ピリジノ
ファンニッケルジブロミドの代わりに、(トリフェニル
ホスフィン)(2−ジフェニルホスフィノ−1−フェニ
ルエノラト)フェニルニッケルを用いた以外は実施例1
と同様に重合を行い、ポリマー0.3gを得た(重合活
性は1.5×104 gPE/molNihr)。このと
き得られたポリマーについて、GPCの測定よりMw=
8.2×103 、Mw/Mn=2.4の値を得た。また
13CNMRの測定による、ポリマーの1000C当たり
の各分岐の数は、メチル分岐:5個、エチル分岐:0
個、プロピル分岐:0個、ブチル分岐:3個、ペンチル
分岐:0個、C6以上の長鎖分岐:2個であった。
【0026】
【発明の効果】本発明の触媒を用いてオレフィンの重合
を行った場合、従来の10族遷移金属の化合物を用いる
方法に比べ、分岐構造を有する高分子量のポリオレフィ
ンを高収率で得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における触媒の調製工程を示すフローチ
ャートである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表される、周期表1
    0族から選ばれる遷移金属元素の化合物であることを特
    徴とするオレフィン重合触媒。 LMX2 (I) (ここで、Lは下記化1の一般式(II)で表される環
    状配位子を示し、Mは周期表10族から選ばれる遷移金
    属元素を示し、Xは水素原子もしくは周期表14〜17
    族元素によってMと結合する基から選ばれる1価の基を
    示す。) 【化1】 (ここで、A1 ,A2 は含窒素複素環式化合物を示し、
    1 ,Y2 は炭化水素基もしくは周期表14〜16族元
    素を含む基から選ばれる、A1 とA2 を共有結合によっ
    て連結する基を示す。)
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