JPH09255293A - 高所作業車の補助足場 - Google Patents

高所作業車の補助足場

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JPH09255293A
JPH09255293A JP8768396A JP8768396A JPH09255293A JP H09255293 A JPH09255293 A JP H09255293A JP 8768396 A JP8768396 A JP 8768396A JP 8768396 A JP8768396 A JP 8768396A JP H09255293 A JPH09255293 A JP H09255293A
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JP
Japan
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deck
aerial work
decks
pier
auxiliary
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JP8768396A
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English (en)
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Mitsuhiro Kishi
光宏 岸
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RENTARUNO NIKKEN KK
Original Assignee
RENTARUNO NIKKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】橋脚の周囲に空中に浮かんだ足場を組み立てる
ことができる簡単な構成を提供する。作業を一層容易に
行えるようにするとともに、車両などに搭載する場合に
コンパクトとなって一定の面積内に容易に収まるように
する。搬送等の際にも何等の支承が生じないようにす
る。 【解決手段】移動できる車体12と、車体の上部に搭載
された昇降機構16と、昇降機構の上部に載置されて上
下に昇降できる平坦な昇降台17と、昇降台から対象作
業位置の前側に向かって出没する前側デッキ41と、こ
の前側デッキの先端縁の両側位置にそれぞれ折り畳み状
態で保持されて対象作業位置の両側部で水平に展開でき
る左右1対の両側デッキ101、102と、これら1対
の両側デッキの各先端部分に両端部を支持されて前側デ
ッキと平行な配置で対象作業位置の後側に設置される後
側デッキ131とを備える。これら前側デッキ、両側デ
ッキおよび後側デッキにより対象作業位置を回廊状に囲
む高所作業用の足場を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は高所での作業のため
に作業員、あるいは資材を持ち上げたり、不要になった
資材を積み降ろしするために用いる高所作業車に関し、
特に支柱や橋脚等のように細長く垂直に立った建造物の
側面および背面を取り囲むようにして足場を四方に配置
することができる高所作業車の補助足場に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】高速道路、高層ビルの建築、点検等にお
いて、高所での組み立て、塗装、修理の作業に昇降台を
上下に昇降させる高所作業車が盛んに用いられている。
この高所作業車では、上下に昇降する昇降台に作業員、
資材を乗せ、昇降台ごと作業員、資材を持ち上げたり、
降下させて高所における各種の作業を円滑に行うことが
できるものである。また、高所作業車は、高所にある信
号機や照明器具等の修理、点検にも盛んに用いられてい
る。
【0003】従来における高所での建築、点検等の作業
では、建築物に接近して足場を組立て、作業員が足場を
伝わって高所にまで登り降りしていた。このように高所
での作業を行うために足場を用いることは、足場の組立
て、解体のように準備と撤去の作業が付随するものであ
り、作業全体の迅速性に欠けるものであった。この問題
を解決するたため、昇降台を油圧等により上下動させ、
昇降台によって作業員、資材を上下に移動させることの
できる高所作業車が開発された。高所作業車を利用する
ことで、足場の組立て、撤去の付随動作がなくなり、作
業の迅速性を図ることができることとなった。また、油
圧等によって昇降台を上下動させ、作業員、資材を移動
させることから、作業員への負担が軽減され、近代の建
築現場において盛んに用いられてきている。
【0004】このように、高所作業車を用いることで、
高層の建築物や構造物の建築、修理点検等で、高所での
作業が容易になってきていた。従来における高所作業車
では、車体の上部にX字形のパンタグラフからなる昇降
機構(シザースタイプと呼ばれる)を搭載し、この昇降
機構の上面に水平な昇降台を配置したものが盛んに用い
られている。このような構造の高所作業車では、昇降台
を車体より上方に向けて垂直に持ち上げることができる
ものであり、足場を使用せずに、建築物の側面に沿って
昇降台を高い位置に持ち上げることができる。そして、
昇降台を垂直に立ち上げられた建造物の壁面に沿って上
下動させることができ、その壁面の建築、塗装、修理等
が容易となっている。
【0005】また、近年においては高速道路やコンクリ
ート橋を支える橋脚のように、それだけ単体で垂直に起
立していて、細長い建造物を建設、修理する作業の要請
が多くなってきている。このような高速道路やコンクリ
ート橋の橋脚では、その側面の幅が狭く、高さが比較的
高い特色をもっており、橋脚の側面を下部から上部に向
けて順次建設したり、修理、保守する際に高所作業車を
そのまま用いるには作業性が悪いものであった。すなわ
ち、幅の広い建造物の壁面に沿って上下に移動して建
設、修理する作業とは異なり、側面の幅が狭いが四方に
それぞれ側面を持つ構造物のため、各側面でそれぞれ高
所作業車を使用しなければならないものであった。
【0006】すなわち、橋脚は四方にそれぞれ垂直な側
面を持ち、各側面ごとに高所作業車を対向させて昇降の
運動を行わなければならないものであった。橋脚の幅は
狭いため、一つの側面での作業は短時間で終了するが、
各側面でそれぞれ同じ作業を繰り返し行わなければなら
ず、高所作業車の移動と上下動ををそれぞれ操作しなけ
ればならなくなり、作業効率が悪くなるものであった。
つまり、橋脚の四方向に対してそれぞれ高所作業車を移
動させ、それぞれの位置で昇降台を上下に昇降させる操
作を行なわなければならないため、高所作業車の移動と
昇降運動が四倍かかるものであった。
【0007】また、橋脚が建設された場所においては、
必ずしもその四方の周囲が平面の地形となっておらず、
場所によっては高所作業車を移動させることができない
こともあった。例えば、橋脚が崖下に建設されているよ
うなときには、橋脚の一方の側面には高所作業車を接近
させることができるが、他の側面には高所作業車を接近
させることができないものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、橋脚の建
設、修理では、その特殊な形状のため、従来の高所作業
車をそのまま使用して作業すると作業効率が悪いもので
あった。一般的な建築物であってはその壁面の幅が長
く、高所作業車を壁面に沿って直線的に移動させること
により、壁面全域の作業を行うことが可能である。だ
が、建築物と同じ高さである橋脚では、橋脚の一側面の
幅が狭いため、各側面の作業が短時間で終了する。次い
で他の側面を高所作業車を使用して作業するには、高所
作業車を操作して方向転換すると共に他の側面に接近さ
せる操作を行わなければならず、同じ高さでの高所作業
でも作業時間がかかる欠点があった。
【0009】このため、橋脚の一側面に高所作業車を対
向させて配置させたなら、昇降台から橋脚の四方の周囲
を取り囲むように足場を空中に設定することができるな
らば、橋脚の左右の側面、背面にまで作業員が移動する
ことができる。このような構成では、高所作業車を設置
する手数が一回で済み、昇降台を上下動させる作業も少
なくすることができることになる。本発明は、橋脚の周
囲に空中に浮かんだ足場を組み立てることができ、従来
の高所作業車による橋脚の建設、修理等の高所での作業
の欠点を解消するものである。また、本発明は、上記の
手段を簡単な構成で実現できるようにして、作業を一層
容易に行えるようにするとともに、車両などに搭載する
場合にコンパクトとなって一定の面積内に容易に収まる
ようにして、搬送等の際にも何等の支承が生じることが
ないようにするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに請求項1の発明では、移動できる車体と、車体の上
部に搭載された昇降機構と、昇降機構の上部に載置され
て上下に昇降できる平坦な昇降台と、昇降台から対象作
業位置の前側に向かって出没する前側デッキと、この前
側デッキの先端縁の両側位置にそれぞれ折り畳み状態で
保持されて対象作業位置の両側部で水平に展開できる左
右1対の両側デッキと、これら1対の両側デッキの各先
端部分に両端部を支持されて前側デッキと平行な配置で
対象作業位置の後側に設置される後側デッキとを備え、
これら前側デッキ、両側デッキおよび後側デッキにより
対象作業位置を回廊状に囲む高所作業用の足場を構成す
ることを特徴とする高所作業車の補助足場を提供する。
【0011】請求項2の発明では、請求項1記載の高所
作業車の補助足場において、前側デッキの先端縁に水平
軸心回りで回転でき対象作業位置の前側縦壁面に外周面
が当接する摺動ローラーを設けたことを特徴とする高所
作業車の補助足場を提供する。
【0012】請求項3の発明では、請求項1または2記
載の高所作業車の補助足場において、両側デッキの先端
側部分は、それぞれ折り畳み式またはスライド式に伸縮
できる延長デッキ部を有することを特徴とする高所作業
車の補助足場を提供する。
【0013】請求項4の発明では、請求項1から3まで
のいずれかに記載の高所作業車の補助足場において、後
側デッキは、前側デッキおよび両側デッキと別に運搬可
能に設けられ、両端が両側デッキの先端に着脱可能に載
置できる構成とされていることを特徴とする高所作業車
の補助足場を提供する。
【0014】請求項5の発明では、請求項1から4まで
のいずれかに記載の高所作業車の補助足場において、前
側デッキ、両側デッキおよび後側デッキの外側縁部上面
に、手摺を着脱自在に設けたことを特徴とする高所作業
車の補助足場を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一の実施の形態
を図面により説明する。図1は本発明による補助足場を
搭載した高所作業車の全体を示す斜視図であり、図2は
補助足場を折り畳んだ状態を示す斜視図であり、図3は
補助足場を拡大した状態を示す斜視図である。
【0016】これらの図に示すように、この実施の形態
では、従来から知られた高所作業車の上部にある昇降台
を改造し、空中に補助の足場を構築できるようにしてあ
る。まず、高所作業車は運転席11を有するトラックな
どの車体12であり、この車体12の前側の左右には前
輪13を軸支し、車体12の後側の左右には後輪14を
軸支し、自由に移動することができ、方向転換を図るこ
とができる。
【0017】この車体12の前後左右の四箇所には、停
止時に地面に着地できるアウトリガー15が取り付けて
あり、これらのアウトリガー15は油圧の供給により昇
降させることができる。車体12の走行時には上昇さ
せ、停止状態においては降下して地面に当接させ、車体
12をジャッキ状に持ち上げて水平に固定でき、高所作
業時の安定化を図ることができる。この車体12の荷台
に相当する部位の上面には昇降機構16が搭載してあ
り、この昇降機構16の上部には長方形状をした平坦な
昇降台17が載置してある。この昇降台17は、昇降機
構16を作動させることにより水平状態を保持したまま
で昇降の動作を行うことができ、搭乗した作業員や資材
を持ち上げたり、降ろしたりすることができる。
【0018】この昇降機構17は、車体12の左右に一
組ずつ配置された中ブーム27、下ブーム28、上ブー
ム29より構成されている。各一対の中ブーム27は内
部が中空の細長い形状をしており、一対の中ブーム27
の中心を軸で回動自在に連結し、それぞれの中ブーム2
7の下端開口より下ブーム28を摺動自在に挿入し、各
下ブーム28の下端は車体12の上面に前後に間隔を置
いてピン連結してある。そして、それぞれの中ブーム2
7の上端開口にはそれぞれ上ブーム29が摺動自在に挿
通し、各上ブーム29の上端は昇降台17の下面に前後
に間隔を置いてピン連結してある。
【0019】このような構成の昇降機構16を側面から
見ると、全体がX字形の形状となり、中ブーム27の内
部には油圧シリンダー(図示せず)が収納してあり、こ
の油圧シリンダーにより下ブーム28、上ブーム29を
中ブーム27の上下端より摺動させる構造となってい
る。この油圧シリンダーが動作すると、中ブーム27、
下ブーム28、上ブーム29でX字形に形成された構造
が上下方向に拡大させられたり、縮小させられたりし、
昇降機構16の上部に配置した昇降台17が上下動させ
ることができる。
【0020】また、昇降台17は車体12とほぼ同じ面
積の平面を持った平坦な長方形の形状をしており、この
昇降台17の上面には車体12の前側、後側および右側
(図1で右奥側)の三方を『コ』の字形に囲むようにし
て手摺30、31、32が垂直に固定してある。各手摺
30、31、3は作業員の腰の高さ程度に立てられてお
り、作業員が落下するのを防止している。
【0021】なお、この実施の態様において、車体12
の『左側』と呼ぶのは、昇降台17の上面で『コ』の字
形となった手摺30、31、32が無く、その側面が外
方に向かって開放された側(図1において手前左側、図
2、図3において手前右側)を指す。また、この実施の
態様において『前側』と呼ぶのは、車体12の左側面と
対向する側を車体12から見た状態を指している。図1
では橋脚33に対向して作業する状態を示しており、車
体12の左側が作業の対象である橋脚33に相対してお
り、手摺25がない昇降台17の車体12の左側の開放
側部34が橋脚33の前側に向いている。
【0022】この昇降台17の左側は開放側部34とな
っており、この昇降台17の上面には橋脚33に向かっ
て進退する前側デッキ41が載置してある。この前側デ
ッキ41は、昇降台17の前後方向の長さとやや同一の
長さを有するとともに、昇降台17の幅の約1/3程度
の幅を有する長方形板状で、中空な構造のものである。
この前側デッキ41は昇降台17の上面に重なるように
搭載してあり、昇降台17の上面の左右方向に沿ってそ
の長さ方向を一致させて形成した一対のガイド溝42、
52に沿って移動できるように組み合わせてある。この
ため、前側デッキ41は昇降台17の左右方向、つまり
橋脚33の前面に向かって接近したり、離れたりして摺
動できる構成となっている。
【0023】図4はこの前側デッキ41および昇降台1
7の詳しい外観および内部構造を示すものであり、昇降
台17に対する前側デッキ41を摺動する支持構造を示
すために両者を分解して示す斜視図である。図5は、図
4において、矢印A方向から昇降台17と前側デッキ4
1を見たものであり、両者の断面を示した一部断面図で
ある。なお説明を簡明にするために、これらの図4およ
び図5においては、紙面を見た状態で左右、前後という
表現を使用する。つまり、車体12の前後方向を前側デ
ッキ41および昇降台17の左右方向とし、かつ車体1
2の左右方向を前側デッキ41および昇降台17の前後
方向という表現で説明する。
【0024】図4に示すように、昇降台17の上面であ
って、その左右方向に離して配置した一対のガイド溝4
2、52は蟻溝状であり、内部の溝幅が上部の溝幅より
も大きくなっている。このガイド溝42(52)の構造
は図5に詳しく示してある。つまり、昇降台17は上板
43、下板44、側板45とからなる中空構造のもので
あり、内部にI形鋼のリブ46やコ字形鋼のリブ47を
配置して補強してある。ガイド溝42(52)は、この
昇降台17の上板43に開けたスリット状の孔48の内
部にチャンネル状のガイド部材49を底支持板50を介
して挿入することで形成されている。
【0025】そして、中空な前側デッキ41の底面に
は、ガイド溝42、52の間隔と同じ間隔で左右に離し
た一対の下向きブラケット55、56が固着してあり、
各下向きブラケット55、56の前後の位置には、下向
きブラケット55、56の壁面を貫通する支軸57、5
8、59、60がそれぞれ挿通してある。これらの支軸
57、58、59、60の両端には、それぞれ回転移動
用のローラー61、62、63、64、65、66、6
7、68が下向きブラケット55、56の両側で各1対
ずつ位置するように回転自在に軸支されている。これら
のローラー61、62、63、64、65、66、6
7、68は、昇降台17の前側で開口するガイド溝4
2、52の端部からそれぞれ内部に挿入され、蟻溝の上
面側を構成するチャンネル状のガイド部材49の内側の
上面に当接して上方には抜け外れない状態となってガイ
ド溝42、52内に挿通されている。
【0026】この構成によって、前側デッキ41は昇降
台17の前後方向にガイドされて摺動でき、前側デッキ
41が昇降台17から前後方向にスライド移動すること
ができる。なお、図示しないがガイド溝42、52の内
部にはローラー61、62、63、64、65、66、
67、68の脱落を防止するためのストッパが必要に応
じて設けられる。
【0027】また、図4および図5に示すように、昇降
台17の内部には前側デッキ41を前後方向に移動させ
るためのデッキ駆動装置75が設けてある。このデッキ
駆動装置75は例えば油圧シリンダー76によるもので
あり、昇降台17の左右方向の中央で、その長さを前後
方向に向けて配設されている。この油圧シリンダー76
のシリンダーロッド77の先端には連結ブロック78が
取り付けてあり、この連結ブロック78の孔79に挿入
した連結ピン80が、前側デッキ41の前側の中央の下
面に垂下した一対の連結ブラケット81、82の孔8
3、84に挿入されていて、連結ブロック78と連結ブ
ラケット81、82を結合している。
【0028】したがって、油圧シリンダー76に油圧を
駆動してシリンダーロッド77が前後方向に移動する
と、連結ブロック78と連結ブラケット81、82を介
して前側デッキ41が前後方向に移動させられ、その際
にガイド溝42、52に挿入されたローラー61、6
2、63、64、65、66、67、68が回転して、
前側デッキ41が昇降台17に対して安定かつ確実に保
持されつつガイドされることになる。
【0029】また、図4および図5に示すように、前側
デッキ41の前縁部の左右方向には、一対の対向ブラケ
ット89、90と一対の91、92が間隔を離して前方
向に突出して固定してある。一対の対向ブラケット8
9、90の間には摺動ローラー87を挿入し、摺動ロー
ラー87は対向ブラケット89、90に挿通した水平な
支持軸93で回転自在に軸支してある。また、一対の対
向ブラケット91、92の間には摺動ローラー88を挿
入し、摺動ローラー88は対向ブラケット91、92に
挿通した水平な支持軸94で回転自在に軸支してある。
このように軸支させることにより、各摺動ローラー8
7、88は上下方向に回転自在となるように保持されて
いる。
【0030】これらの摺動ローラー87、88は、前側
デッキ41が前方に移動したときに橋脚33の前面に接
触するとともに、その接触状態において橋脚33の表面
に沿って回転することができるものである。このため、
昇降台17に偏荷重が加えられた場合や、昇降台17が
上下動する場合に、これらの摺動ローラー87、88が
橋脚33の前面と接触した状態を保持しつつ、昇降台1
7に加えられた荷重を橋脚33に分散させることがで
き、橋脚33の前面との接触状態のままで前側デッキ4
1を上下動させることができるようになっている。
【0031】次に、前側デッキ41の左右の両端部(つ
まり、橋脚33の左右の両側より少し外側に向かう位
置)には、一対の両側デッキ101、102がそれぞれ
折り畳み自在に連結してある。これらの両側デッキ10
1、102は水平に展開した状態のときに、前側デッキ
41の長さ方向とは直角となるように配置してある。こ
れらの両側デッキ101、102は橋脚33のそれぞれ
の側部に向かって展開動作でき、橋脚33の両側面の作
業を行う時にその上に作業者が搭載することができるよ
うになっている。
【0032】図1および図2は、これらの両側デッキ1
01、102が折り畳まれた状態を示している。また、
図3、図6は両側デッキ101、102を展開した状態
を示している。
【0033】これらの図に示すように、両側デッキ10
1、102は前側デッキ41とやや同一の幅をした長方
形状のものであり、軽量となるように中空構造とされて
いる。そして、これらの両側デッキ101、102の一
端が、高強度の蝶番103、104によって前側デッキ
41の前縁の上側に連結されて、上下に回動できるよう
に連結されている。これれらの両側デッキ101、10
2の前側デッキ41と連結した端部側の下面は切除され
てL形の断面に形成されており、蝶番103、104を
支持する前側デッキ41の前縁には両側デッキ101、
102の回動を許容するための『コ』の字形の窪み10
5、106が形成されている。
【0034】次に、前側デッキ41の前縁であってその
左右の下面には、両側デッキ101、102を展開した
場合に下側から各両側デッキ101、102を受け止
め、両側デッキ101、102の荷重を支えるためのス
トッパ板107、108が固着してある。これらのスト
ッパ板107、108は、前側デッキ41における両側
デッキ101、102のそれぞれの連結する位置で水平
方向に突出して設けられている。この構成により、図6
に示した両側デッキ101、102を展開した状態にお
いては、両側デッキ101、102の基端部が安定に支
持された状態となり、その上に作業者が搭乗することが
できる。
【0035】また、図1、図2で示すように、昇降台1
7の上面には折り畳み状態での両側デッキ101、10
2を支えるための保持柱115、116が、昇降台17
の前後の両端に位置して上向きに突出して設けてある。
この保持柱115、116は例えば板状のものであり、
その上端は傾斜した形状となっていて、折り畳み状態の
両側デッキ101、102を傾斜させたままで各保持柱
115、116の上面に当接して保持することができ
る。これにより、長い両側デッキ101、102の車載
状態においても、車体12の車幅方向の寸法を短く維持
することになり、車体12の移動時においても張り出し
を少なくできる。
【0036】さらに、両側デッキ101、102の各先
端部分には、折り畳みおよび展開が自在な延長デッキ部
121、122がそれぞれ連結してある。図1および図
2は、この延長デッキ部121、122を折り畳んだ状
態が示され、図3、図6では、この延長デッキ部12
1、122を展開した状態が示されている。この延長デ
ッキ部121、122は、両側デッキ101、102と
同一断面形状のものであり、両側デッキ101、102
よりも長さが短く、両側デッキ101、102の先端に
設けた回動支点としての蝶番123、124によって、
上下方向に回動することができ、不使用時には図1に示
したように、車体12の上方で両側デッキ101、10
2の上側に折り畳まれた状態で保持される。使用時には
図3、図6に示したように、両側デッキ101、102
の前方に向かって展開させることによりデッキ長さを延
長することができる。この延長デッキ部121、122
を受け止めて水平に支持するために、両側デッキ10
1、102の先端の底部には平板状のストッパ125、
126が突出して設けてある。
【0037】さらにまた、図3、図6に示すように、延
長デッキ部121、122の各先端部分に、前側デッキ
41と平行となるように支持されて、橋脚33の後側面
に配置される後側デッキ131が着脱可能に備えられて
いる。この後側デッキ131は前側デッキ41および両
側デッキ101、102とは別部材として単独で構成さ
れており、前側デッキ41および両側デッキ101、1
02と同一の幅の長方形状の中空板構造のものである。
図6で示すように、延長デッキ部121(122)の内
側の先端には上面をL字形に切除した支持段部132が
形成されており、また後側デッキ131の両端部には支
持段部132と係合するように、下面をL字形に切除し
た搭載段部133が形成されている。先端デッキ部12
1、122の支持段部132には締め付け用のボルト1
24、135を通すための複数のボルト取り付け孔13
6、137が上下方向に貫通して形成してあり、また搭
載段部133にも、先端デッキ部121、122のボル
ト取り付け孔136、137と対応する配置で締め付け
用のボルト134、135を通すためのボルト取り付け
孔138、139が貫通して形成してある。
【0038】そして、図6に示すように、足場を展開し
て使用する時には、これらの支持段部132に搭載段部
133を載せ、後側デッキ131を延長デッキ部12
1、122の先端の間に支持させる。この状態でボルト
134、135をボルト取り付け孔136、137、1
38、139に通し、後側デッキ131の裏側からナッ
ト140、141を締め付けて後側デッキ131を固定
することができる。これにより、橋脚33の後側にも作
業足場が形成されるので、橋脚33を回廊状に囲むこと
ができる。
【0039】さらに、図6に示すように、前側デッキ4
1、両側デッキ101、102、後側デッキ131の上
面には、それぞれその前側デッキ41、両側デッキ10
1、102、延長デッキ部121、122、後側デッキ
131の外側縁では、その長さ方向に沿って間隔を置い
て複数の手摺取り付け孔151、152、153、15
4が形成されている。これらの手摺取り付け孔151、
152、153、154には、複数の手摺155、15
6、157、158の脚部をそれぞれ着脱自在に垂直に
挿入することができる。これらの手摺155、156、
157、158は作業者の腰の高さまで立上がり、作業
者が足場より落下しないように安全を保持することがで
きる。
【0040】次に、図7、図8、図9、図10、図1
1、図12、を参照して作用を説明する。
【0041】図7は、準備として車体12を作業位置で
停車した状態を示している。この状態では、前側デッキ
41、両側デッキ101、102、延長デッキ部12
1、122が折り畳まれた状態で昇降台17の上に載置
してあり、かつ昇降台17は最下部まで降下した状態に
ある。この状態では、まず車体12の左側面が橋脚33
に向き、かつ前側デッキ41が進退して移動することに
よって橋脚33に届く位置となるような位置である。こ
の状態から昇降機構16を駆動して昇降台17を所定高
さまで上昇させる。
【0042】図8は両側デッキ101、102、延長デ
ッキ部121、122を展開した状態を示している。す
なわち、前記の図7の状態では両側デッキ101、10
2、延長デッキ部121、122とも折り畳まれ、保持
柱115、116に載せられた状態となっている。この
状態から、蝶番103、104を回転の中心として両側
デッキ101、102を上向きに回動させて展開させ
る。そうすると、図8に示すように、両側デッキ10
1、102は水平な状態で展開され、両側デッキ10
1、102は橋脚33の両側に配置される。この時、両
側デッキ101、102は、前側デッキ41のストッパ
板107、108によって下面を支持されて水平な状態
に保持できる。
【0043】図9は、両側デッキ101、102を展開
した状態で、前側デッキ41を橋脚33に向かって前進
させた状態を示している。まず、図8の状態では前側デ
ッキ41が橋脚33に対向した状態で橋脚33から離れ
ている。そこで、デッキ駆動装置75の油圧シリンダー
76を駆動して、前側デッキ41を橋脚33に向かって
押動させる。すなわち、油圧シリンダー76に油圧を駆
動してシリンダーロッド77を前進移動すると、これに
よって前側デッキ41が前進し、その際にガイド溝4
2、52に挿入されたローラー61、62、63、6
4、65、66、67、68が回転して、前側デッキ4
1が昇降台17に対して安定かつ確実に保持されつつガ
イドされる。この動作によって前側デッキ41は次第に
橋脚33に向かって前進し、ついには前側デッキ41か
ら突出している摺動ローラー87、88が橋脚33の前
面に当接する。
【0044】この時、摺動ローラー87、88は橋脚3
3との接触状態において橋脚33の表面に沿って回転す
ることができる。このため、昇降台17に偏荷重が加え
られた場合や、昇降台17が上下動する場合に、これら
の摺動ローラー87、88が橋脚33の前面と接触した
状態を保持しつつ、昇降台17に加えられた荷重を橋脚
33に分散させ、また橋脚33の前面との接触状態のま
まで前側デッキ41を上下動させることができる。
【0045】図10は、前側デッキ41を橋脚33に当
接した状態で、延長デッキ部121、122を展開した
状態を示している。すなわち、前記の図9の状態では両
側デッキ101、102は展開しているが、延長デッキ
部121、122はまだ折り畳まれた状態となってい
る。そこで、この状態から、延長デッキ部121、12
2を蝶番123、124を介して上向き回動させて展開
させる。そうすると、図10に示すように、先端デッキ
部121、122は水平な状態にまで展開されて両側デ
ッキ101、102の先端が伸びた状態となる。これに
より、両側デッキ101、102、延長デッキ部12
1、122がそれぞれ橋脚33の両側に配置され、かつ
延長デッキ部121、122は橋脚の後側まで突出した
状態となる。この時、延長デッキ部121、122は、
両側デッキ101、102の先端下面より突出したスト
ッパ125、126に接触し、延長デッキ部121、1
22を水平な状態で安定して支持している。
【0046】図11は、後側デッキ131を延長デッキ
部121、122の先端の間に載せ、後側デッキ131
を橋脚33の後側の位置に配置した状態を示している。
すなわち、後側デッキ131は前側デッキ41および両
側デッキ101、102、延長デッキ部121、122
とは別部材として単独で構成されている。そして図10
に示されているように、延長デッキ部121、122の
先端の側面には上面を切除した形状で支持段部132が
形成されており、また後側デッキ131の両端の下部に
は、下面を切除した形状で搭載段部133が形成されて
いる。そして、これらの支持段部132に搭載段部13
3を載せた状態で、後側デッキ131を延長デッキ部1
21、122の先端で支持させる。
【0047】また、先端デッキ部121、122の支持
段部132には締め付け用のボルト124、135を通
すための複数のボルト取り付け孔136、137が上下
方向に貫通して形成してあり、また搭載段部133に
も、先端デッキ部121、122のボルト取り付け孔1
36、137と対応する配置で締め付け用のボルト13
4、135を通すためのボルト取り付け孔138、13
9が形成してある。そこで、図11に示すように、ボル
ト134、135をボルト取り付け孔136、137、
138、139に通し、裏側からナット140、141
を締め付けて、後側デッキ131を固定する。これによ
り、橋脚33の後側にも作業用の足場が形成され、橋脚
33を回廊状に囲む状態となる。
【0048】図12は、足場の組立の最終段階として、
両側デッキ101、102、先端デッキ部121、12
2、後側デッキ131の外側縁部にそれぞれ手摺15
5、156、157、158を装着した状態を示してい
る。すなわち、図11で示されるように、前側デッキ4
1、両側デッキ101、102、先端デッキ部121、
122、後側デッキ131の上面の縁部には、それぞれ
その外側縁に沿う位置に、間隔を置いて複数の手摺取り
付け孔151、152、153、154が上面に開口し
ている。そこで、これらの手摺取り付け孔151、15
2、153、154に、複数の手摺155、156、1
57、158の脚部をそれぞれ挿入して垂直に取り付け
る。これらの手摺155、156、157、158は作
業者の腰の高さまで立上がっているので作業者が落下し
ないように安全に保持することができる。
【0049】なお、現場での建設、保守、塗装などの作
業が終了し、補助足場を撤去する場合には、図12の状
態から逆に図11、図10、図9、図8、図7の順で、
前記と逆の操作を行えばよいい。
【0050】以上の操作により、橋脚33の上部周囲が
前側デッキ41、両側デッキ101、102、後側デッ
キ131によって回廊状に囲まれるので、作業者、資材
等はその上に搭乗して、橋脚33の四方の全ての面につ
いての作業、例えば高速道路、コンクリート橋などのの
建築、点検、塗装、修理の作業を円滑に行うことができ
る。
【0051】しかも本実施の形態によれば、橋脚33の
一側面に車体12の側面を対向させて配置させた状態
で、昇降台17から橋脚33の四方の周囲を取り囲むよ
うに足場を設定でき、橋脚33の左右の側面、背面にま
で作業員が移動することができる。また、本実施の形態
の構成にあっては、車体12を停車する手数が一回で済
み、昇降台17を上下動させる操作も少なくすることが
できる。したがって、橋脚33の周囲に空中に浮かんだ
足場を組み立てることができ、従来の高所作業車による
橋脚の建設、修理等の高所での作業の欠点を解消するこ
とができる。
【0052】さらに、本実施の形態によれば、上記の手
段を簡単な構成で実現でき、作業を一層容易に行えると
ともに、車体12に搭載する場合にコンパクトとなっ
て、一定の面積内に容易に収まり、搬送等の際にも何等
の支承が生じることがない等の利点が得られる。
【0053】次に、図13、図14、図15を参照して
本発明の第二の実施の形態を説明する。この第二の実施
の形態は、両側デッキ147、148の先端側部分にス
ライド式に伸縮できる延長デッキ部を有する構成とした
ものである。
【0054】図13は、第二の実施の形態による高所作
業車の補助足場を折り畳んだ状態を示す斜視図であり、
図14は両側デッキ147、148と延長デッキ部を展
開した状態を示す斜視図であり、図15は展開時におけ
る組み立て途中の状態を示す斜視図である。
【0055】なお、この第二の実施の形態では、従来か
ら知られた高所作業車の上部を改造し、空中に補助の足
場を構築できるようにしてあり、車体12の構成および
昇降機構16の構成については前記の第一の実施の形態
と同様であるから、その説明は省略する。また、昇降台
17の構成についても前記の第一の実施の形態とほぼ同
様であるから、同様の構成については説明を省略して図
13、図14、図15に、第一の実施の形態と同一の符
号を付し、重複する説明は省略する。また、説明する部
分についても、前記同様の部分には同一符号を使用す
る。
【0056】図13、図14、図15に示すように、こ
の第二の実施の形態でも、昇降台17の開放側部34
に、この昇降台17から橋脚33に向かって進退する前
側デッキ41が設けられている。、この前側デッキ41
は昇降台17の上面に重ね合うように搭載されており、
昇降台17の上面の左右方向に形成した前後一対のガイ
ド溝42、52に沿って昇降台17の左右方向、つまり
橋脚33の前面に向かって摺動できる構成となってい
る。また、前側デッキ41の前縁部には左右に離あれた
配置に、一対の摺動ローラー87、88が取り付けてあ
る。
【0057】前側デッキ41の左右両端部、つまり橋脚
33に対して左右の両側外側に向かう位置には、水平面
上でそれぞれ直角となる配置で、一対の両側デッキ14
7、148がそれぞれ折り畳み自在に設けられている。
これらの両側デッキ147、148は橋脚33の両側面
に対して回動することで展開できるもので、橋脚33の
両側面の作業を行う時にその上に作業者が搭載すること
ができるようになっている。両側デッキ147、148
は前側デッキ41とほぼ同一幅の長方形状のものであ
り、軽量となるように中空構造とされている。そして、
これらの両側デッキ147、148の一端は、高強度の
蝶番103、104によって前側デッキ41の前縁の上
側に蝶着されて、上下に回動できるように連結されてい
る。
【0058】このような構成において、この第二の実施
の形態では、両側デッキ147、148にはスライド式
に伸縮できる延長デッキ部201、202が挿通してあ
る。これらのスライド式の延長デッキ部201、202
は、両側デッキ147、148よりも周囲寸法が大きい
断面空間を持つ中空長方形をした板状の外観となってお
り、両側デッキ147、148に対して長さ方向にスラ
イド可能なように挿通してある。
【0059】そして、両側デッキ147、148の上面
の内側には一段低いスライド用段部203、204を形
成してあり、また延長デッキ部201、202の上面の
内側であってスライド用段部203、204と対応する
位置も一段低い支持段部132を形成してある。両側デ
ッキ147、148のスライド用段部203、204
は、その両側デッキ147、148の先端側から所定の
長さまで形成されて止まっており、それよりも回転する
中心端側は断面四角形状となっている。このスライド用
段部203、204の段部の終点位置がストッパとなっ
て、延長デッキ部201、202が長さ短縮方向にスラ
イドする場合に、スライド用段部203、204の段部
と支持段部132の段部が係止する構成となっている。
なお、図示しないが、延長デッキ部201、202がそ
の長さを拡大する方向にスライドする場合の係止用スト
ッパは、図示しないが両側デッキ147、148と延長
デッキ部201、202との摺動係合部分に設けられて
いる。
【0060】このような第二の実施の形態の構成による
と、延長デッキ部201、202が摺動可能な構成であ
り、その長さを短縮することができ、両側デッキ14
7、148全体の長さが短くなり、不使用時に昇降台1
7上に重ねるように載置して収納することができる。し
たがって、第一の実施の形態と異なり昇降台17の上面
に折り畳み状態の両側デッキ101、102を受けるた
めの保持柱115、116が必要なくなり、第一の実施
の形態に比べてさらに構成が簡素となる。また、出張り
部分が小さくるので車体12を移動する時も第一の実施
の形態に比べて容易になる。さらに、使用時において
も、延長デッキ部201、202をスライドさせるだけ
でよいから、伸縮作業が容易に行えるようになる。
【0061】なお、本発明では以上の実施の形態に限定
されるものではなく、例えば両側デッキの対向幅を調節
できる機構を備える等、種々の変形、応用ができるもの
である。
【0062】
【発明の効果】以上で詳述したように、本発明によれ
ば、橋脚の周囲に空中に浮かんだ足場を組み立てること
ができ、従来の高所作業車による橋脚の建設、修理等の
高所での作業の欠点を解消することができる。また、上
記の手段を簡単な構成で実現できる、作業を一層容易に
行えるうえ、車両などに搭載する場合にコンパクトとな
って、一定の面積内に容易に収まり、搬送等の際にも何
等の支承が生じることがない等の多くの優れた効果が奏
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高所作業車の補助足場の第一の実
施の形態を示すもので、車体および足場部分の全体構成
を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る高所作業車の補助足場の第一の実
施の形態を示すもので、足場を折り畳んだ状態の図1に
おける要部の拡大斜視図である。
【図3】本発明に係る高所作業車の補助足場の第一の実
施の形態を示すもので、補助足場を展開して組み立てた
状態の斜視図である。
【図4】本発明に係る高所作業車の補助足場の第一の実
施の形態を示すもので、図1における要部を分解して示
す拡大斜視図である。
【図5】本発明に係る高所作業車の補助足場の第一の実
施の形態を示すもので、図4のA方向から矢視した一部
の断面図である。
【図6】本発明に係る高所作業車の補助足場の第一の実
施の形態を示すもので、足場展開時の状態を分解して示
す斜視図である。
【図7】本発明に係る高所作業車の補助足場の第一の実
施の形態を示す作用説明図で、足場を展開する前の準備
状態を示す平面図である。
【図8】本発明に係る高所作業車の補助足場の第一の実
施の形態を示す作用説明図で、両側デッキを展開した状
態を示す平面図である。
【図9】本発明に係る高所作業車の補助足場の第一の実
施の形態を示す作用説明図で、両側デッキを前進した状
態を示す平面図である。
【図10】本発明に係る高所作業車の補助足場の第一の
実施の形態を示す作用説明図で、先端デッキ部を展開し
た状態を示す平面図である。
【図11】本発明に係る高所作業車の補助足場の第一の
実施の形態を示す作用説明図で、後側デッキを組み立て
た状態を示す平面図である。
【図12】本発明に係る高所作業車の補助足場の第一の
実施の形態を示す作用説明図で、展開した足場に手摺を
固定した状態を示す平面図である。
【図13】本発明に係る高所作業車の補助足場の第二の
実施の形態を示すもので、延長デッキ部を収納した状態
を示す斜視図である。
【図14】本発明に係る高所作業車の補助足場の第二の
実施の形態を示すもので、四方を囲むように足場を延長
した状態を示す斜視図である。
【図15】本発明に係る高所作業車の補助足場の第二の
実施の形態を示すもので、延長デッキ部と後側デッキの
要部を分解して示す斜視図である。
【符号の説明】
12 車体 16 昇降機構 17 昇降台 33 橋脚 41 前側デッキ 42、52 ガイド溝 75 デッキ駆動装置 87、88 摺動ローラー 101、102 両側デッキ 121、122 延長デッキ部 131 後側デッキ 147、148 両側デッキ 201、202 延長デッキ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動できる車体と、車体の上部に搭載さ
    れた昇降機構と、昇降機構の上部に載置されて上下に昇
    降できる平坦な昇降台と、昇降台から対象作業位置の前
    側に向かって出没する前側デッキと、この前側デッキの
    先端縁の両側位置にそれぞれ折り畳み状態で保持されて
    対象作業位置の両側部で水平に展開できる左右1対の両
    側デッキと、これら1対の両側デッキの各先端部分に両
    端部を支持されて前側デッキと平行な配置で対象作業位
    置の後側に設置される後側デッキとを備え、これら前側
    デッキ、両側デッキおよび後側デッキにより対象作業位
    置を回廊状に囲む高所作業用の足場を構成することを特
    徴とする高所作業車の補助足場。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高所作業車の補助足場に
    おいて、前側デッキの先端縁に水平軸心回りで回転でき
    対象作業位置の前側縦壁面に外周面が当接する摺動ロー
    ラーを設けたことを特徴とする高所作業車の補助足場。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の高所作業車の補
    助足場において、両側デッキの先端側部分は、それぞれ
    折り畳み式またはスライド式に伸縮できる延長デッキ部
    を有することを特徴とする高所作業車の補助足場。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれかに記載の
    高所作業車の補助足場において、後側デッキは、前側デ
    ッキおよび両側デッキと別に運搬可能に設けられ、両端
    が両側デッキの先端に着脱可能に載置できる構成とされ
    ていることを特徴とする高所作業車の補助足場。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれかに記載の
    高所作業車の補助足場において、前側デッキ、両側デッ
    キおよび後側デッキの外側縁部上面に、手摺を着脱自在
    に設けたことを特徴とする高所作業車の補助足場。
JP8768396A 1996-03-15 1996-03-15 高所作業車の補助足場 Pending JPH09255293A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008214983A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd 昇降式移動足場

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008214983A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd 昇降式移動足場

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