JPH09254670A - 車両燃料キャップの装着検出器とエンジン駆動制御装置 - Google Patents

車両燃料キャップの装着検出器とエンジン駆動制御装置

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JPH09254670A
JPH09254670A JP6980096A JP6980096A JPH09254670A JP H09254670 A JPH09254670 A JP H09254670A JP 6980096 A JP6980096 A JP 6980096A JP 6980096 A JP6980096 A JP 6980096A JP H09254670 A JPH09254670 A JP H09254670A
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fuel cap
cap
fuel
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司朗 中村
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光年 菅野
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KARUSONITSUKU NITTO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全で、且つ、誤検出することなく車両燃料
キャップの装着の有無を検出できる車両燃料キャップの
装着検出器を提供すること。この検出器を用いてエンジ
ン始動の禁止やエンジン停止を制御するエンジン駆動制
御装置を提供すること。 【解決手段】 検出器は、燃料キャップaに設けられた
電磁誘導型のトランスポンダ素子bと、燃料キャップa
が装着される給油口cに設置されたアンテナdと、アン
テナdに接続されたリーダユニットeとを備えている手
段とした。エンジン駆動制御装置は、検出器による検出
情報に基づいて、エンジン始動時に燃料キャップaが外
されているとエンジン始動を禁止する措置をとるエンジ
ン始動制御手段i、または、エンジン運転状態のままで
燃料キャップaが外されていると強制的にエンジンを停
止させるエンジン停止制御手段kを備えている手段とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料キャップの閉
め忘れによる弊害を防止するための車両燃料キャップの
装着検出器とエンジン駆動制御装置の技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料キャップの閉め忘れによる弊
害を防止する技術としては、例えば、特開昭63−19
2624号公報や実開昭58−60579号公報に記載
のものが知られている。
【0003】前者の公報には、給油安全性や走行安全性
を確保するため、給油口の蓋の開閉検知器としてのスイ
ッチを設け、該スイッチをエンジン駆動回路に挿入した
技術が示されている。
【0004】後者の公報には、給油作業の安全性確保を
図るため、エンジン付き歩行型移動農機において、給油
口へのキャップの着脱によって作動する光電スイッチを
設け、キャップを開けた時のスイッチ作動にてエンジン
を停止するように構成した技術が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
63−192624号公報では、機械接触型のスイッチ
により車両燃料キャップの装着の有無を検出するように
しているため、スイッチの作動により火花が発生し、引
火性の高い燃料を取り扱う状況の中で安全性を確保する
上で好ましくない。
【0006】また、実開昭58−60579号公報で
は、光の照射によって電気的な現象を起こす光電効果を
利用した非接触型の光電スイッチにより車両燃料キャッ
プの装着の有無を検出するようにしているため、安全性
は確保されるものの、給油作業での油の滴下や油の飛散
等で光電スイッチの受光面に油が付着したり、油と共に
埃やゴミ等が付着している場合、光電効果が発揮され
ず、燃料キャップを外しているのもかかわらず燃料キャ
ップが装着されていると誤検出してしまう。
【0007】本発明が解決しようとする課題1は、安全
で、且つ、誤検出することなく車両燃料キャップの装着
の有無を検出できる車両燃料キャップの装着検出器を提
供することにある。
【0008】本発明が解決しようとする課題2は、安全
で誤検出のない燃料キャップの装着の有無検出に基づ
き、燃料キャップを外したままでのエンジン始動を禁止
するエンジン駆動制御装置を提供することにある。
【0009】本発明が解決しようとする課題3は、安全
で誤検出のない燃料キャップの装着の有無検出に基づ
き、エンジン運転状態のままで燃料キャップを外した時
に自動的にエンジンを停止させるエンジン駆動制御装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(解決手段1)上記課題1を解決する請求項1記載の車
両燃料キャップの装着検出器は、図1(イ) のクレーム対
応図に示すように、燃料キャップaに設けられた電磁誘
導型のトランスポンダ素子bと、燃料キャップaが装着
される給油口cの外周位置に設置されたアンテナdと、
アンテナコイルに設定周波数のパワーパルスを設定時間
続けて送り出すと共に、パワーパルスの送出終了後、ト
ランスポンダ素子bのコンデンサに蓄えられたエネルギ
を電源として送り返されるデータをアンテナによりピッ
クアップして解読するリーダユニットeと、を備えてい
ることを特徴とする。
【0011】よって、解決手段1では、燃料キャップa
が給油口cに装着されている場合、リーダユニットeか
らアンテナコイルに設定周波数のパワーパルスを設定時
間続けて送り出すと、これにより発生した磁界中にトラ
ンスポンダ素子bが存在するため、周波数同調によりト
ランスポンダ素子b内で同じ周波数を持つパワーとな
り、これがコンデンサに蓄えられる。そして、パワーパ
ルスの送出が終了した時、コンデンサに蓄えられたエネ
ルギを電源としてトランスポンダ素子bからは即座にI
Dコード等によりキャップ装着を示すデータが送り返さ
れ、このデータをアンテナdによりピックアップしてリ
ーダユニットeで解読することで燃料キャップaの装着
が検出される。
【0012】また、燃料キャップaが給油口cから外さ
れていると、リーダユニットeからアンテナコイルに設
定周波数のパワーパルスを設定時間続けて送り出しても
これにより発生した磁界中にトランスポンダ素子bが存
在しないため、トランスポンダ素子bからはキャップ装
着を示すデータが送り返されず、この場合、リーダユニ
ットeでの解読により燃料キャップaは非装着であると
検出される。
【0013】(解決手段2)請求項2記載の車両燃料キ
ャップの装着検出器は、請求項1記載の車両燃料キャッ
プの装着検出器において、前記トランスポンダ素子b
を、アンテナdと近接する燃料キャップaの外周下端部
位置に設けたことを特徴とする。
【0014】よって、解決手段2では、燃料キャップa
の装着検出は、上記のように、リーダユニットeからア
ンテナコイルに設定周波数のパワーパルスを送り出して
磁界を発生させ、磁界中にトランスポンダ素子bが存在
することでなされる。これに対し、トランスポンダ素子
bを燃料キャップaの外周下端部位置に設けているた
め、燃料キャップaの装着時にトランスポンダ素子bと
アンテナdとが最も近接する位置関係となり、燃料キャ
ップaの装着検出精度が高まる。
【0015】(解決手段3)請求項3記載の車両燃料キ
ャップの装着検出器は、請求項1または請求項2記載の
車両燃料キャップの装着検出器において、前記燃料キャ
ップaを、キャップ本体と、キャップ本体に係合され大
きな外力の作用により分離可能なキャップ蓋体により構
成されたキャップとし、前記トランスポンダ素子bを燃
料キャップaのキャップ蓋体側に設けたことを特徴とす
る。
【0016】よって、解決手段3では、燃料キャップa
を2分割構造にするのは、衝突等によりキャップに大き
な外力が加わった場合、キャップ蓋体のみを分離させ、
キャップ本体を給油口に残して燃料漏れを防止すること
にある。これに対し、トランスポンダ素子bを燃料キャ
ップaのキャップ蓋体側に設けたため、キャップ蓋体の
みが外れるような衝突時等でも燃料キャップaの非装着
を検出することができ、この結果、直ちにエンジンを停
止させる等の対策を施すことが可能となる。
【0017】(解決手段4)請求項4記載の車両燃料キ
ャップの装着検出器は、請求項1記載の車両燃料キャッ
プの装着検出器において、前記トランスポンダ素子b
を、素子ケースに収納し、素子ケースを燃料キャップa
に固定したことを特徴とする。
【0018】よって、解決手段4では、トランスポンダ
素子bを燃料キャップaに埋設させて設けようとする場
合、既存の燃料キャップaの形状や構造を変える設計変
更や成形型変更を要する。これに対し、トランスポンダ
素子bを、素子ケースに収納し、素子ケースを燃料キャ
ップaに固定するようにした場合、既存の燃料キャップ
aのままでトランスポンダ素子bを設定することができ
る。
【0019】(解決手段5)上記課題2を解決する請求
項5記載のエンジン駆動制御装置は、図1(ロ) のクレー
ム対応図に示すように、請求項1乃至請求項4記載の車
両燃料キャップの装着検出器と、エンジン始動操作を検
出するエンジン始動操作検出手段fと、リーダユニット
eからのデータに基づき燃料キャップaが装着されてい
るかどうかを判断するキャップ装着判断手段gと、エン
ジン始動操作時、燃料キャップaが装着されていると判
断されると、エンジン始動を許容する指令をエンジン系
アクチュエータhに出力し、燃料キャップaが非装着で
あると判断されると、エンジン始動を禁止、もしくは、
瞬間的にエンジン始動を許容しても直ちにエンジンを停
止させる指令をエンジン系アクチュエータhに出力する
エンジン始動制御手段iと、を備えていることを特徴と
する。
【0020】よって、解決手段5では、燃料キャップa
を装着してエンジン始動操作を行なうと、エンジン始動
制御手段iにおいて、始動操作検出と燃料キャップaの
装着判断に基づき、エンジン始動を許容する指令がエン
ジン系アクチュエータhに出力され、通常通りにキー操
作によりエンジンを始動させることができる。
【0021】しかし、燃料キャップaを外したままでエ
ンジン始動操作を行なうと、エンジン始動制御手段iに
おいて、始動操作検出と燃料キャップaの非装着判断に
基づき、エンジン始動を禁止、もしくは、瞬間的にエン
ジン始動を許容しても直ちにエンジンを停止させる指令
がエンジン系アクチュエータhに出力され、いくらエン
ジン始動操作を行なってもエンジンを始動させることが
できない。
【0022】(解決手段6)上記課題3を解決する請求
項6記載のエンジン駆動制御装置は、図1(ハ) のクレー
ム対応図に示すように、請求項1乃至請求項4記載の車
両燃料キャップの装着検出器と、エンジン運転状態かど
うかを検出するエンジン運転検出手段jと、リーダユニ
ットeからのデータに基づき燃料キャップaが装着され
ているかどうかを判断するキャップ装着判断手段gと、
エンジン運転状態のままで燃料キャップaが外されたと
判断されると、強制的にエンジンを停止させる指令をエ
ンジン系アクチュエータhに出力するエンジン停止制御
手段kと、を備えていることを特徴とする。
【0023】よって、解決手段6では、エンジンかけた
まま給油する時等のように、エンジン運転状態のままで
燃料キャップaが外されると、エンジン停止制御手段k
において、エンジン運転状態検出と燃料キャップaの非
装着判断に基づき、強制的にエンジンを停止させる指令
がエンジン系アクチュエータhに出力され、エンジンを
停止しての給油作業が確保される。
【0024】(解決手段7)請求項7記載のエンジン駆
動制御装置は、請求項5または請求項6記載のエンジン
駆動制御装置において、前記エンジン系アクチュエータ
hを、スタータモータ回路とイグニッション電源回路と
燃料ポンプモータ回路にそれぞれ設けた常閉リレーとし
たことを特徴とする。
【0025】よって、解決手段7では、各常閉リレーに
ON信号を出力し、リレースイッチを開くと、スタータ
モータ回路とイグニッション電源回路と燃料ポンプモー
タ回路が作動せず、エンジン始動を禁止することができ
る。
【0026】また、OFF信号であった各常閉リレーに
ON信号を出力し、スタータモータ回路とイグニッショ
ン電源回路と燃料ポンプモータ回路を断つと、運転状態
のエンジンが停止する。
【0027】加えて、リレーを常閉リレーとしているた
め、制御系フェイル時であってもエンジン始動やエンジ
ン運転が確保される。
【0028】(解決手段8)請求項8記載のエンジン駆
動制御装置は、請求項5または請求項6記載のエンジン
駆動制御装置において、前記エンジン系アクチュエータ
hを、イグニッション信号と燃料インジェクション信号
等を出力する車載のエンジン集中電子制御システムとし
たことを特徴とする。
【0029】よって、解決手段8では、エンジン集中電
子制御システムにイグニッション信号や燃料インジェク
ション信号の出力を停止させる指令を出力すると、瞬間
的にエンジン始動が許容されることがあっても直ちにエ
ンジンが停止する。
【0030】また、イグニッション信号や燃料インジェ
クション信号の出力を継続させる指令が出されていたエ
ンジン集中電子制御システムにイグニッション信号や燃
料インジェクション信号の出力を停止させる指令を出力
すると、その後、運転状態のエンジンが停止する。
【0031】加えて、エンジン系アクチュエータhを車
載のエンジン集中電子制御システムとしているため、新
たなアクチュエータの追加を要さず、コスト的に有利と
なる。
【0032】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)実施の形態1は、解決手段1,解決手
段2及び解決手段3に対応する車両燃料キャップの装着
検出器である。
【0033】まず、構成を説明する。
【0034】図2は実施の形態1の車両燃料キャップの
装着検出器を示す断面図である。
【0035】図2において、1は燃料キャップ、2はト
ランスポンダ素子、3は給油口、4はアンテナ、5はリ
ーダユニットである。
【0036】前記燃料キャップ1は、図外の燃料タンク
内の圧力を調圧する加負圧バルブ11が設けられたキャ
ップ本体12と、キャップ本体12に対し係合部13に
より係合され、大きな外力の作用により分離可能なキャ
ップ蓋体14と、キャップ本体12に取り付けられ、キ
ャップ装着時に給油口3の上端傾斜面に対して変形圧着
されるシールリング15と、を有して構成されている。
【0037】前記加負圧バルブ11は、燃料タンク内が
高圧である時、第1スプリング11aに抗して弁体11
bを図面上方に押し上げ、第1バルブシート部11cと
弁体11bとの隙間からタンク内エアを抜き、燃料タン
ク内が低圧である時、第2スプリング11dに抗してバ
ルブシート支持体11eを図面下方に押し下げ、第2バ
ルブシート部11fと固定シート面11gとの隙間から
外気を導入するというバルブ開閉作用を示す。
【0038】前記トランスポンダ素子2は、フェライト
コアに巻き付けられたコイルやコンデンサやIDコード
を記憶するメモリチップを有する電磁誘導型の素子で、
燃料キャップ1のキャップ蓋体14の外周下端部位置に
埋設され、燃料キャップ1の装着時、アンテナ4とは数
ミリの間隔にて近接配置される。
【0039】前記アンテナ4は、円環状であって、燃料
キャップ1が装着される給油口3の外周位置に設置され
ていて、アンテナコイルカバー41とアンテナコイル4
2とによって構成されている。
【0040】前記リーダユニット5は、アンテナ4のア
ンテナコイル42と結線され、アンテナコイル42に設
定周波数(例えば、125kHz)のパワーパルスを設
定時間(例えば、約50msec)続けて送り出すと共
に、パワーパルスの送出終了後、トランスポンダ素子2
のコンデンサに蓄えられたエネルギを電源として送り返
されるデータをアンテナ4によりピックアップして解読
するユニットである。尚、このリーダユニット5は、車
両トランクや車室内等へ設置される。
【0041】次に、作用を説明する。
【0042】[燃料キャップの装着検出作用]まず、図
3はトランスポンダ素子2とアンテナ4とリーダユニッ
ト5により成り立つシステムがどのように作動するかを
示すブロックダイヤグラムであって、図3に基づいて燃
料キャップ1の装着検出作用を説明する。
【0043】燃料キャップ1が給油口3に装着されてい
る場合、リーダユニット5からアンテナコイル42に設
定周波数のパワーパルスを設定時間続けて送り出すと、
これにより発生した磁界中にトランスポンダ素子2が存
在するため、素子内のアンテナにより集められ、周波数
同調によりトランスポンダ素子2内で同じ周波数を持つ
パワーとなる。このエネルギーはトランスポンダ素子2
内のコンデンサに蓄えられる。そして、パワーパルスの
送出が終了した時、トランスポンダ素子2はコンデンサ
に蓄えられたエネルギを電源として即座にIDコードに
よりキャップ装着を示すデータ(例えば、20msec
の間に全部で64ビットの認識信号)が送信される。全
データが送り出されると、コンデンサはディスチャージ
され、トランスポンダ素子2は次の読み取りに備えてリ
セットされる。トランスポンダ素子2からのデータは、
アンテナ4によりピックアップされ、リーダユニット5
により解読され、燃料キャップ1が装着状態であること
を示す信号がリーダユニット5から出力される。
【0044】また、燃料キャップ1が給油口3から外さ
れていると、リーダユニット5からアンテナコイル42
に設定周波数のパワーパルスを設定時間続けて送り出し
てもこれにより発生した磁界中にトランスポンダ素子2
が存在しないため、トランスポンダ素子2からはキャッ
プ装着を示すデータが送り返されず、この場合、リーダ
ユニット5での解読により燃料キャップ1は非装着状態
であることを示す信号がリーダユニット5から出力され
る。
【0045】燃料キャップ1の装着・非装着検出は、上
記のように、リーダユニット5からアンテナコイル42
に設定周波数のパワーパルスを送り出して磁界を発生さ
せ、磁界中にトランスポンダ素子2が存在するか否かで
なされる。
【0046】これに対し、トランスポンダ素子2を燃料
キャップ1の外周下端部位置に設けているため、燃料キ
ャップ1の装着時にトランスポンダ素子2とアンテナ4
とが最も近接する位置関係となり、燃料キャップ1の装
着検出精度が高まる。
【0047】[燃料キャップの脱落時]本来、この車両
燃料キャップの装着検出器は、キャップ閉め忘れを防止
する目的で燃料キャップ1の装着・非装着を検出するも
のである。
【0048】しかしながら、衝突等によりキャップに大
きな外力が加わった場合、給油口3から燃料キャップ1
が脱落する場合があり、このキャップ脱落時における検
出作用について説明する。
【0049】まず、燃料キャップ1は、キャップ本体1
2とキャップ蓋体14とが分離可能な2分割構造となっ
ている。これは、衝突等によりキャップに大きな外力が
加わった場合、キャップ蓋体14のみを分離して脱落さ
せ、キャップ本体12を給油口3に残して燃料漏れを防
止することにある。
【0050】よって、トランスポンダ素子2を燃料キャ
ップ1のキャップ本体12側に設けた場合、キャップ蓋
体14のみが外れるような衝突時等では、燃料キャップ
1は装着であると検出される。
【0051】これに対し、トランスポンダ素子2は燃料
キャップ1のキャップ蓋体14側に設けられているた
め、キャップ蓋体14のみが外れるような衝突時等でも
燃料キャップ1が非装着であると検出することができ、
この結果、不慮の事故等で燃料キャップ1が脱落した時
も燃料キャップ1の非装着検出に基づいて、直ちにエン
ジンを停止させる等の対策を施すことが可能となる。
【0052】次に、効果を説明する。
【0053】(1)燃料キャップ1に設けたトランスポ
ンダ素子2と、給油口3に設けたアンテナ4と、アンテ
ナ4に接続したリーダユニット5により構成し、送信側
の電源を要さない非接触型の送受信システムを車両燃料
キャップの装着検出器に応用したため、接触型スイッチ
を用いる場合に比べて安全で、且つ、光電スイッチを用
いる場合のように誤検出することなく、燃料キャップ1
の装着の有無を検出できる。
【0054】(2)トランスポンダ素子2を燃料キャッ
プ1のキャップ蓋体14の外周下端部位置に設けたた
め、燃料キャップ1の装着時にトランスポンダ素子2と
給油口3に設けられたアンテナ4とが最も近接する位置
関係となり、燃料キャップ1の装着検出精度を高めるこ
とができる。
【0055】(3)キャップ本体12とキャップ蓋体1
4とが分離可能な2分割構造の燃料キャップ1が用いら
れたものにおいて、トランスポンダ素子2を、燃料キャ
ップ1のキャップ蓋体14側に設けたため、キャップ蓋
体14のみが外れるような衝突時等でも燃料キャップ1
が非装着であると検出することができ、この結果、不慮
の事故等による燃料キャップ1の脱落時でも、直ちにエ
ンジンを停止させる等の対策を施すことが可能となる。
【0056】(実施の形態2)実施の形態2は、解決手
段1及び解決手段3に対応する車両燃料キャップの装着
検出器である。
【0057】図4は実施の形態2の車両燃料キャップの
装着検出器を示す断面図で、構成として実施の形態1と
異なるのは、トランスポンダ素子2を燃料キャップ1の
キャップ蓋体14の把手部の内面に形成された凹部14
aに埋設させた点でのみ異なる。尚、他の構成は実施の
形態1と同様であるので対応する構成に図2と同一符号
を付して説明を省略する。
【0058】作用効果としては、上記(1),(3)の
効果を得ることができる。
【0059】加えて、燃料キャップ1のキャップ蓋体1
4の把手部の内面に予め形成されている凹部14aを利
用してトランスポンダ素子2を埋設したため、キャップ
蓋体14の設計変更等を要さず、既存の車両の燃料キャ
ップ部にそのまま検出器を適用することができる。
【0060】(実施の形態3)実施の形態3は、解決手
段1,解決手段3及び解決手段4に対応する車両燃料キ
ャップの装着検出器である。
【0061】図5は実施の形態3の車両燃料キャップの
装着検出器を示す断面図、図6は検出器の第1素子ケー
スを示す展開図,組み立て図,斜視図である。
【0062】構成として実施の形態1と異なるのは、ト
ランスポンダ素子2を第1素子ケース6に収納し、第1
素子ケース6を燃料キャップ1のキャップ蓋体14の把
手部の内面に形成された中央凹部14bに係止固定させ
た点でのみ異なる。つまり、図6に示すように、第1素
子ケース6を折畳構造とし、トランスポンダ素子2を素
子収納部6a,6aに挟み込み、ケース組立体を係止部
6b,6bを変形させながら中央凹部14bに押し込む
ことで固定される。尚、他の構成は実施の形態1と同様
であるので対応する構成に図2と同一符号を付して説明
を省略する。
【0063】作用効果としては、上記(1),(3)の
効果を得ることができる。加えて下記の効果を得ること
ができる。
【0064】(4)トランスポンダ素子2を、第1素子
ケース6に収納し、第1素子ケース6を燃料キャップ1
に固定するようにしているため、既存の燃料キャップ1
のまま、あるいは、わずかな設計変更により、トランス
ポンダ素子2を燃料キャップ1に設定することができ
る。
【0065】(実施の形態4)実施の形態3は、解決手
段1及び解決手段4に対応する車両燃料キャップの装着
検出器である。
【0066】図7は実施の形態4の車両燃料キャップの
装着検出器を示す断面図、図8は検出器の第2素子ケー
スを示す展開図,斜視図である。
【0067】構成として実施の形態1と異なるのは、ト
ランスポンダ素子2を第2素子ケース7に収納し、第2
素子ケース7を燃料キャップ1のキャップ本体12に形
成された取付穴12aに掛止固定させた点でのみ異な
る。つまり、図8に示すように、第2素子ケース7を折
畳構造とし、トランスポンダ素子2を素子収納部7a,
7aに挟み込み、ケース組立体の掛止部7b,7bを取
付穴12aに差し込むことで固定される。尚、他の構成
は実施の形態1と同様であるので対応する構成に図2と
同一符号を付して説明を省略する。
【0068】作用効果としては、上記(1)と(4)の
効果を得ることができる。
【0069】(実施の形態5)実施の形態5は、解決手
段5及び解決手段7に対応するエンジン駆動制御装置で
ある。
【0070】図9は実施の形態5のエンジン駆動制御装
置の全体システム図である。
【0071】図9において、1は燃料キャップ、4はア
ンテナ、5はリーダユニット、8はキースイッチ、9は
スイッチ位置センサ、20はコントローラ、21はスタ
ータリレー、22はイグニッションリレー、23は燃料
ポンプリレーである。
【0072】このエンジン駆動制御装置には、トランス
ポンダ素子2が設けられた燃料キャップ1と、給油口3
に設けられたアンテナ4と、アンテナ4に接続され、I
Dコード信号を出力するリーダユニット5により構成さ
れる実施の形態1〜実施の形態5に記載の燃料キャップ
の装着検出器が適用されている。
【0073】前記キースイッチ8は、自動車用キーを差
し込んで回すことでスイッチ位置が変わるシリンダー型
のスイッチで、スイッチ位置として、イグニッションオ
フ位置(OFF)と、アクセサリー位置(ACC)と、
イグニッションオン位置(ON)と、スタータ位置(S
T)を有する。
【0074】前記スイッチ位置センサ9は、キースイッ
チ8のスイッチ位置を検出するセンサで、イグニッショ
ン信号IGとアクセサリー信号ACCとスタータ信号S
Tが出力される。
【0075】前記コントローラ20は、リーダユニット
5からのIDコード信号と、スイッチ位置センサ9から
のイグニッション信号IG及びアクセサリー信号ACC
を入力し、これらの入力信号と予め設定されているエン
ジン始動制御則にしたがってスタータリレー21,イグ
ニッションリレー22,燃料ポンプリレー23(エンジ
ン系アクチュエータh)へ出力する指令信号を決める制
御手段である。尚、各リレー21,22,23は、コン
トローラ20の基板上に設けられている。
【0076】前記スタータリレー21は、スイッチ部の
一端がキースイッチ8に接続され、他端がスタータモー
タ回路に接続されていて、常閉のリレーONにすると、
キースイッチ8がスタータ位置に操作されてもスタータ
モータ回路が断たれ、スタータモータは作動しない。
【0077】前記イグニッションリレー22は、スイッ
チ部の一端がキースイッチ8に接続され、他端がイグニ
ッション電源回路に接続されていて、常閉のリレーON
にすると、キースイッチ8がイグニッションオン位置に
操作されてもイグニッション電源回路が断たれ、プラグ
は点火しない。
【0078】前記燃料ポンプリレー23は、スイッチ部
の一端が燃料ポンプモータ用電源に接続され、他端が燃
料ポンプモータ回路に接続されていて、常閉のリレーO
Nにすると、キースイッチ8がイグニッションオン位置
に操作されても燃料ポンプモータ回路が断たれ、燃料ポ
ンプモータは作動しない。
【0079】次に、作用を説明する。
【0080】[エンジン始動制御作動]図10はコント
ローラ20で実行されるエンジン始動制御作動の流れを
示すフローチャートで、以下、各ステップについて説明
する。
【0081】ステップ50,51では、アクセサリのス
イッチ位置がONかどうかが判断される。ステップ50
でアクセサリOFFと判断された後、ステップ51でア
クセサリONと判断されるとステップ52以降のステッ
プへ進む。
【0082】すなわち、キースイッチ8に対しキーを正
転方向に回した場合に生じるアクセサリOFF→ONの
変化によりエンジン始動操作が検出される(エンジン始
動操作検出手段f)。
【0083】ステップ52では、スタータリレー21,
イグニッションリレー22,燃料ポンプリレー23へO
N指令が出力され、エンジン始動を許容しない状態にセ
ットされる。
【0084】ステップ53では、リーダユニット5から
送られる燃料キャップ1の装着検出結果であるIDコー
ドが読み込まれる。
【0085】ステップ54では、ステップ53で読み込
まれたIDコードと、予め設定されているキャップ装着
を示すIDコードとが一致するかどうかが判断される
(キャップ装着判断手段g)。
【0086】ステップ55では、ステップ54でYES
と判断、すなわち、燃料キャップ1が装着されていると
判断されると、スタータリレー21,イグニッションリ
レー22,燃料ポンプリレー23へOFF指令が出力さ
れ、エンジン始動を許容する状態にセットされる。
【0087】ステップ56では、エンジン運転中を示す
イグニッションONかどうかが判断され、イグニッショ
ンOFFとなると、ステップ57でアクセサリ類の作動
を示すアクセサリONかどうかが判断され、アクセサリ
OFFと判断されると、ステップ50へ戻る。
【0088】すなわち、キースイッチ8に対しキーを逆
転方向に回した場合に生じるイグニッションON→OF
Fの変化とアクセサリON→OFFの変化によりエンジ
ン停止操作が検出される。
【0089】ステップ58,59では、ステップ54で
NOと判断、すなわち、燃料キャップ1が非装着である
と判断されると、ステップ52によるエンジン始動を許
容しない状態が維持され、ステップ56,57と同様
に、エンジン停止操作が検出される。
【0090】ステップ60では、ステップ58,59で
エンジン停止操作が検出されると、スタータリレー2
1,イグニッションリレー22,燃料ポンプリレー23
へOFF指令が出力され、エンジン始動を許容する初期
状態にセットされる。
【0091】尚、ステップ52,ステップ55〜ステッ
プ60は、エンジン始動制御手段iに相当する。
【0092】[エンジン始動時]燃料キャップ1を装着
してエンジン始動操作を行なうと、図10のフローチャ
ートにおいて、ステップ50,51での始動操作検出と
ステップ54での燃料キャップ1の装着判断に基づき、
ステップ55へと進み、エンジン始動を許容するOFF
指令が各リレー21,22,23に出力され、通常通り
にキー操作によりエンジンを始動させることができる。
【0093】しかし、閉め忘れ等により燃料キャップ1
を外したままでエンジン始動操作を行なうと、図10の
フローチャートにおいて、ステップ50,51での始動
操作検出とステップ54での燃料キャップ1の非装着判
断に基づき、ステップ58,59のエンジン停止操作判
断ステップへと進み、各リレー21,22,23に対す
るエンジン始動を禁止するON指令の出力が維持され
(ステップ52)、いくらエンジン始動操作を行なって
もエンジンを始動させることができず、エンジン始動さ
せるには、エンジン停止操作を行なった後、燃料キャッ
プ1を装着し、改めてエンジン始動操作を行なう必要が
ある。
【0094】次に、効果を説明する。
【0095】(1)エンジン始動操作時、燃料キャップ
1が装着されていると判断されると、エンジン始動を許
容するOFF指令を各リレー21,22,23に出力
し、燃料キャップ1が非装着であると判断されると、エ
ンジン始動を禁止するON指令を各リレー21,22,
23に出力したままとするエンジン始動制御を行なう装
置としたため、トランスポンダ素子2を適用した安全で
誤検出のない燃料キャップ1の装着の有無検出に基づ
き、燃料キャップ1を外したままでのエンジン始動を禁
止するエンジン駆動制御装置を提供することができる。
【0096】(2)エンジン系アクチュエータを、スタ
ータモータ回路とイグニッション電源回路と燃料ポンプ
モータ回路にそれぞれ設けた常閉のスタータリレー2
1,イグニッションリレー22,燃料ポンプリレー23
としたため、各リレー21,22,23にON信号を出
力することで、エンジン始動を禁止することができる
し、運転状態のエンジンを停止させることができると共
に、OFF状態となる制御系フェイル時にエンジン始動
やエンジン運転を確保できる。
【0097】(実施の形態6)実施の形態6は、解決手
段6及び解決手段7に対応するエンジン駆動制御装置で
ある。
【0098】システム構成は、図9と全く同様のシステ
ムが用いられるため、図示並びに説明を省略する。
【0099】次に、作用を説明する。
【0100】[エンジン始動及び停止制御作動]図11
はコントローラ20で実行されるエンジン始動及び停止
制御作動の流れを示すフローチャートで、図10の場合
とは異なるエンジン停止制御作動を示すステップについ
て説明する。
【0101】ステップ61では、ステップ56でイグニ
ッションONと判断されるか、または、ステップ57で
アクセサリONと判断されるかのいずれかである場合、
すなわち、エンジンが運転状態である場合、リーダユニ
ット5から送られる燃料キャップ1の装着検出結果であ
るIDコードが、ステップ62でYESと判断されてる
限り随時読み込まれる。尚、ステップ56,57はエン
ジン運転検出手段jに相当する。
【0102】ステップ62では、ステップ61で読み込
まれたIDコードと、予め設定されているキャップ装着
を示すIDコードとが一致するかどうかが判断される
(キャップ装着判断手段g)。
【0103】ステップ63では、ステップ62でNOと
判断、すなわち、燃料キャップ1がエンジン運転中に外
されたと判断されると、スタータリレー21,イグニッ
ションリレー22,燃料ポンプリレー23へON指令が
出力され、エンジン運転が強制的に停止させられる(エ
ンジン停止制御手段k)。
【0104】ステップ64及びステップ65では、ステ
ップ56,57と同様に、エンジン停止操作が判断され
る。
【0105】尚、ステップ50〜ステップ60は、図1
0と同様の処理ステップである。
【0106】[エンジン運転中に燃料キャップを外した
時]エンジンかけたまま給油する時等のように、エンジ
ン運転状態のままで燃料キャップ1が外されると、図1
1のフローチャートにおいて、ステップ56,57での
エンジン運転状態検出とステップ62での燃料キャップ
1の非装着判断に基づき、ステップ63では強制的にエ
ンジンを停止させるON指令がスタータリレー21,イ
グニッションリレー22,燃料ポンプリレー23に出力
され、エンジンを停止しての給油作業が確保される。
【0107】次に、効果を説明する。
【0108】この実施の形態6では、実施の形態5の
(1),(2)の効果に、下記の効果が加えられる。
【0109】(3)エンジン運転状態のままで燃料キャ
ップ1が外されたと判断されると、強制的にエンジンを
停止させるON指令をスタータリレー21,イグニッシ
ョンリレー22,燃料ポンプリレー23に出力するエン
ジン停止制御を行なう装置としたため、トランスポンダ
素子2を適用した安全で誤検出のない燃料キャップ1の
装着の有無検出に基づき、エンジン運転状態のままで燃
料キャップ1を外した時に自動的にエンジンを停止させ
るエンジン駆動制御装置を提供することができる。
【0110】(実施の形態7)実施の形態7は、解決手
段5,解決手段6及び解決手段8に対応するエンジン駆
動制御装置である。
【0111】図12は実施の形態7のエンジン駆動制御
装置の全体システム図である。
【0112】図12において、1は燃料キャップ、4は
アンテナ、5はリーダユニット、8はキースイッチ、9
はスイッチ位置センサ、30はコントローラ、31はE
CCS(エンジン集中電子制御システム)、32はワー
ニングランプである。
【0113】前記コントローラ30は、リーダユニット
5からのIDコード信号と、スイッチ位置センサ9から
のイグニッション信号IGを入力し、これらの入力信号
と予め設定されているエンジン始動制御則にしたがって
車載のエンジン集中電子制御システム31(エンジン系
アクチュエータh)へ出力する指令信号を決めると共
に、ワーニングランプ32へ点灯,消灯の指令を出力す
る制御手段である。
【0114】前記エンジン集中電子制御システム31
は、燃料噴射制御や空燃比制御やアイドル回転数制御等
のエンジンにかかわる電子制御を集中して行なうシステ
ムで、エンジン集中電子制御システム31からはイグニ
ッション信号や燃料インジェクション信号等が出力され
る。
【0115】次に、作用を説明する。
【0116】[エンジン駆動制御作動]図13はコント
ローラ30で実行されるエンジン駆動制御作動の流れを
示すフローチャートで、以下、各ステップについて説明
する。
【0117】ステップ70では、イグニッションONか
どうかが判断される(エンジン始動操作検出手段f及び
エンジン運転検出手段j)。
【0118】ステップ71では、リーダユニット5から
送られる燃料キャップ1の装着検出結果であるIDコー
ドが読み込まれる。
【0119】ステップ72では、ステップ71でIDコ
ードが読み込めたかどうかが判断される。
【0120】ステップ73では、ステップ72でYES
と判断された場合、ステップ71で読み込まれたIDコ
ードと、予め設定されているキャップ装着を示すIDコ
ードとが一致するかどうかが判断される(キャップ装着
判断手段g)。
【0121】ステップ74では、ステップ73でYES
と判断、すなわち、燃料キャップ1が装着されていると
判断されると、エンジン集中電子制御システム31に対
しイグニッション信号出力を継続すると共にインジェク
ション信号出力を継続する指令が出力される。
【0122】ステップ75では、イグニッションONか
どうかが判断される。
【0123】ステップ76では、ステップ75でイグニ
ッションON→OFFになったと判断されると、エンジ
ン集中電子制御システム31に対しイグニッション信号
出力を停止すると共にインジェクション信号出力を停止
する指令が出力される。
【0124】ステップ77では、ステップ73でNOと
判断、すなわち、燃料キャップ1が非装着であると判断
されると、エンジン集中電子制御システム31に対しイ
グニッション信号出力を停止すると共にインジェクショ
ン信号出力を停止する指令が出力される(エンジン始動
制御手段i及びエンジン停止制御手段k)。
【0125】ステップ78では、イグニッションONか
どうかが判断される。
【0126】ステップ79では、ステップ72でIDコ
ードを読み込めなかった場合、アンテナ線が断線である
かどうかが判断され、アンテナ線が断線でない場合には
燃料キャップ1が非装着であると判断に基づき、ステッ
プ77へと進む。
【0127】ステップ80では、ステップ79でアンテ
ナ線が断線であると判断されると、エンジン集中電子制
御システム31に対しイグニッション信号出力を継続す
ると共にインジェクション信号出力を継続する指令が出
力され、ワーニングランプ32に対し点灯指令が出力さ
れる。
【0128】ステップ81では、イグニッションONか
どうかが判断される。
【0129】ステップ82では、ステップ81でイグニ
ッションON→OFFになったと判断されると、エンジ
ン集中電子制御システム31に対しイグニッション信号
出力を停止すると共にインジェクション信号出力を停止
する指令が出力され、ワーニングランプ32に対し消灯
指令が出力される。
【0130】[エンジン始動時や給油時]燃料キャップ
1を閉め忘れたままでのエンジン始動時やエンジンをか
けたままで燃料キャップ1を外しての給油時には、図1
3のフローチャートにおいて、ステップ70→ステップ
71→ステップ72→ステップ73→ステップ77へと
進む流れとなり、ステップ77では、エンジン集中電子
制御システム31に対しイグニッション信号出力を停止
すると共にインジェクション信号出力を停止する指令が
出力される。
【0131】よって、エンジン始動時には、ステップ7
7までに至る応答時間によって瞬間的にエンジン始動が
許容されることがあっても直ちにエンジンが停止する。
また、給油時には、燃料キャップ1を外し後、運転状態
のエンジンが停止する。
【0132】[アンテナ線の断線時]アンテナ線の断線
時には、図13のフローチャートにおいて、ステップ7
0→ステップ71→ステップ72→ステップ79→ステ
ップ80へと進む流れとなり、ステップ80では、エン
ジン集中電子制御システム31に対しイグニッション信
号出力を継続すると共にインジェクション信号出力を継
続する指令が出力され、ワーニングランプ32に対し点
灯指令が出力される。
【0133】よって、燃料キャップ1の装着検出に先行
してアンテナ線の断線を検出するようにしているため、
アンテナ線の断線時に燃料キャップ1が装着されていて
も非装着であると誤検出されることが防止され、エンジ
ンの通常運転が確保される。また、アンテナ線の断線で
あることがワーニングランプ32の点灯によりドライバ
ーに知らせられる。
【0134】次に、効果を説明する。
【0135】この実施の形態7では、実施の形態5の
(1)と実施の形態6の(3)の効果に、下記の効果が
加えられる。
【0136】(4)エンジン系アクチュエータを、イグ
ニッション信号と燃料インジェクション信号等を出力す
る車載のエンジン集中電子制御システム31としたた
め、新たなアクチュエータの追加を要さず、コスト的に
有利となる。
【0137】(5)燃料キャップ1の装着検出に先行し
てアンテナ線の断線を検出するようにしているため、ア
ンテナ線の断線時にキャップ装着の誤検出が防止され、
エンジンの通常運転を確保することができる。
【0138】(その他の実施の形態)実施の形態7で
は、図14(イ) に示すように、コントローラ30を独立
に設定し、エンジン系アクチュエータをエンジン集中電
子制御システム31とする例を示したが、図14(ロ) に
示すように、コントローラ30のCPUをエンジン集中
電子制御システム31のCPUに統合し、1個のCPU
に機能をまとめてしまう例であっても良いし、図14
(ハ) に示すように、CPUのみを統合した場合に残るA
MP回路もエンジン集中電子制御システム31内に含め
てしまう例としても良い。
【0139】実施の形態では、エンジン系アクチュエー
タとして、常閉リレーとエンジン集中電子制御システム
を用いる例を示したが、所定の指令出力によりエンジン
始動やエンジン運転を禁止あるいは停止させることがで
きるアクチュエータであれば他のアクチュエータを用い
ても良い。
【0140】実施の形態では、エンジン始動操作検出手
段としてアクセサリスイッチとイグニッションスイッチ
のスイッチ信号の変化を監視して検出する例を示した
が、併せて、あるいは、独立にエンジン自体の回転や動
作をみる等の他の手法によりエンジン始動操作を検出す
るようにしても良い。
【0141】実施の形態では、エンジン運転検出手段と
して、イグニッションONにより検出する例を示した
が、エンジン自体の回転や動作により検出するようにし
ても良い。
【0142】
【発明の効果】請求項1記載の発明にあっては、燃料キ
ャップに設けられた電磁誘導型のトランスポンダ素子
と、燃料キャップが装着される給油口の外周位置に設置
されたアンテナと、アンテナコイルに設定周波数のパワ
ーパルスを設定時間続けて送り出すと共に、パワーパル
スの送出終了後、トランスポンダ素子のコンデンサに蓄
えられたエネルギを電源として送り返されるデータをア
ンテナによりピックアップして解読するリーダユニット
と、を備えている構成としたため、安全で、且つ、誤検
出することなく車両燃料キャップの装着の有無を検出で
きる車両燃料キャップの装着検出器を提供することがで
きるという効果が得られる。
【0143】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の車両燃料キャップの装着検出器において、トラン
スポンダ素子を、アンテナと近接する燃料キャップの外
周下端部位置に設けたため、上記効果に加え、燃料キャ
ップの装着検出精度を高めることができる。
【0144】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
または請求項2記載の車両燃料キャップの装着検出器に
おいて、燃料キャップを、キャップ本体と、キャップ本
体に係合され大きな外力の作用により分離可能なキャッ
プ蓋体により構成されたキャップとし、トランスポンダ
素子を燃料キャップのキャップ蓋体側に設けたため、請
求項1または請求項2記載の発明の効果に加え、燃料キ
ャップの閉め忘れ時に限らず、キャップ蓋体のみが外れ
るような衝突時等でも燃料キャップの非装着を検出する
ことができる。
【0145】請求項4記載の発明にあっては、請求項1
記載の車両燃料キャップの装着検出器において、トラン
スポンダ素子を、素子ケースに収納し、素子ケースを燃
料キャップに固定したため、請求項1記載の発明の効果
に加え、既存の燃料キャップのままでトランスポンダ素
子を設定することができる。
【0146】請求項5記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項4記載の車両燃料キャップの装着検出器と、
エンジン始動操作を検出するエンジン始動操作検出手段
と、リーダユニットからのデータに基づき燃料キャップ
が装着されているかどうかを判断するキャップ装着判断
手段と、エンジン始動操作時、燃料キャップが装着され
ていると判断されると、エンジン始動を許容する指令を
エンジン系アクチュエータに出力し、燃料キャップが非
装着であると判断されると、エンジン始動を禁止、もし
くは、瞬間的にエンジン始動を許容しても直ちにエンジ
ンを停止させる指令をエンジン系アクチュエータに出力
するエンジン始動制御手段と、を備えている構成とした
ため、安全で誤検出のない燃料キャップの装着の有無検
出に基づき、燃料キャップを外したままでのエンジン始
動を禁止するエンジン駆動制御装置を提供することがで
きるという効果が得られる。
【0147】請求項6記載の発明にあっては、請求項1
乃至請求項4記載の車両燃料キャップの装着検出器と、
エンジン運転状態かどうかを検出するエンジン運転検出
手段と、リーダユニットからのデータに基づき燃料キャ
ップが装着されているかどうかを判断するキャップ装着
判断手段と、エンジン運転状態のままで燃料キャップが
外されたと判断されると、強制的にエンジンを停止させ
る指令をエンジン系アクチュエータに出力するエンジン
停止制御手段と、を備えている構成としたため、安全で
誤検出のない燃料キャップの装着の有無検出に基づき、
エンジン運転状態のままで燃料キャップを外した時に自
動的にエンジンを停止させるエンジン駆動制御装置を提
供することができるという効果が得られる。
【0148】請求項7記載の発明にあっては、請求項5
または請求項6記載のエンジン駆動制御装置において、
エンジン系アクチュエータを、スタータモータ回路とイ
グニッション電源回路と燃料ポンプモータ回路にそれぞ
れ設けた常閉リレーとしたため、請求項5または請求項
6記載の発明の効果に加え、各常閉リレーにON信号を
出力することで、エンジン始動を禁止することができる
し、運転状態のエンジンを停止させることができると共
に、OFF状態となる制御系フェイル時にエンジン始動
やエンジン運転を確保できるという効果が得られる。
【0149】請求項8記載の発明にあっては、請求項5
または請求項6記載のエンジン駆動制御装置において、
エンジン系アクチュエータを、イグニッション信号と燃
料インジェクション信号等を出力する車載のエンジン集
中電子制御システムとしたため、請求項5または請求項
6記載の発明の効果に加え、エンジン集中電子制御シス
テムにイグニッション信号や燃料インジェクション信号
の出力を停止させる指令を出力することで、エンジンの
始動を停止させることができるし、運転状態のエンジン
が停止させることができると共に、新たなアクチュエー
タの追加を要さず、コスト的に有利なシステムにするこ
とができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ) は本発明の車両燃料キャップの装着検出器
を示すクレーム対応図、(ロ) と(ハ) は本発明のエンジン
駆動制御装置を示すクレーム対応図である。
【図2】実施の形態1の車両燃料キャップの装着検出器
を示す断面図である。
【図3】実施の形態1の車両燃料キャップの装着検出器
においてトランスポンダ素子とアンテナとリーダユニッ
トにより成り立つシステムがどのように作動するかを示
すブロックダイヤグラムである。
【図4】実施の形態2の車両燃料キャップの装着検出器
を示す断面図である。
【図5】実施の形態3の車両燃料キャップの装着検出器
を示す断面図である。
【図6】実施の形態3の車両燃料キャップの装着検出器
の第1素子ケースを示す展開図(イ) ,組み立て図(ロ) ,
斜視図(ハ) である。
【図7】実施の形態4の車両燃料キャップの装着検出器
を示す断面図である。
【図8】実施の形態4の車両燃料キャップの装着検出器
の第2素子ケースを示す組み立て図(イ) ,斜視図(ロ) で
ある。
【図9】実施の形態5のエンジン駆動制御装置を示す全
体システム図である。
【図10】実施の形態5のエンジン駆動制御装置のコン
トローラで実行されるエンジン始動制御処理作動の流れ
を示すフローチャートである。
【図11】実施の形態6のエンジン駆動制御装置のコン
トローラで実行されるエンジン駆動制御処理作動の流れ
を示すフローチャートである。
【図12】実施の形態7のエンジン駆動制御装置を示す
全体システム図である。
【図13】実施の形態7のエンジン駆動制御装置のコン
トローラで実行されるエンジン駆動制御処理作動の流れ
を示すフローチャートである。
【図14】実施の形態7のエンジン駆動制御装置の他の
構成形態を示す図である。
【符号の説明】
a 燃料キャップ b トランスポンダ素子 c 給油口 d アンテナ e リーダユニット f エンジン始動操作検出手段 g キャップ装着判断手段 h エンジン系アクチュエータ i エンジン始動制御手段 j エンジン運転検出手段 k エンジン停止制御手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料キャップに設けられた電磁誘導型の
    トランスポンダ素子と、 燃料キャップが装着される給油口の外周位置に設置され
    たアンテナと、 アンテナコイルに設定周波数のパワーパルスを設定時間
    続けて送り出すと共に、パワーパルスの送出終了後、ト
    ランスポンダ素子のコンデンサに蓄えられたエネルギを
    電源として送り返されるデータをアンテナによりピック
    アップして解読するリーダユニットと、を備えているこ
    とを特徴とする車両燃料キャップの装着検出器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両燃料キャップの装着
    検出器において、 前記トランスポンダ素子を、アンテナと近接する燃料キ
    ャップの外周下端部位置に設けたことを特徴とする車両
    燃料キャップの装着検出器。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の車両燃料
    キャップの装着検出器において、 前記燃料キャップを、キャップ本体と、キャップ本体に
    係合され大きな外力の作用により分離可能なキャップ蓋
    体により構成されたキャップとし、 前記トランスポンダ素子を燃料キャップのキャップ蓋体
    側に設けたことを特徴とする車両燃料キャップの装着検
    出器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の車両燃料キャップの装着
    検出器において、 前記トランスポンダ素子を、素子ケースに収納し、素子
    ケースを燃料キャップに固定したことを特徴とする車両
    燃料キャップの装着検出器。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4記載の車両燃料キ
    ャップの装着検出器と、 エンジン始動操作を検出するエンジン始動操作検出手段
    と、 リーダユニットからのデータに基づき燃料キャップが装
    着されているかどうかを判断するキャップ装着判断手段
    と、 エンジン始動操作時、燃料キャップが装着されていると
    判断されると、エンジン始動を許容する指令をエンジン
    系アクチュエータに出力し、燃料キャップが非装着であ
    ると判断されると、エンジン始動を禁止、もしくは、瞬
    間的にエンジン始動を許容しても直ちにエンジンを停止
    させる指令をエンジン系アクチュエータに出力するエン
    ジン始動制御手段と、を備えていることを特徴とするエ
    ンジン駆動制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項4記載の車両燃料キ
    ャップの装着検出器と、 エンジン運転状態かどうかを検出するエンジン運転検出
    手段と、 リーダユニットからのデータに基づき燃料キャップが装
    着されているかどうかを判断するキャップ装着判断手段
    と、 エンジン運転状態のままで燃料キャップが外されたと判
    断されると、強制的にエンジンを停止させる指令をエン
    ジン系アクチュエータに出力するエンジン停止制御手段
    と、を備えていることを特徴とするエンジン駆動制御装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6記載のエンジン
    駆動制御装置において、 前記エンジン系アクチュエータを、スタータモータ回路
    とイグニッション電源回路と燃料ポンプモータ回路にそ
    れぞれ設けた常閉リレーとしたことを特徴とするエンジ
    ン駆動制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項5または請求項6記載のエンジン
    駆動制御装置において、 前記エンジン系アクチュエータを、イグニッション信号
    と燃料インジェクション信号等を出力する車載のエンジ
    ン集中電子制御システムとしたことを特徴とするエンジ
    ン駆動制御装置。
JP6980096A 1996-03-26 1996-03-26 車両燃料キャップの装着検出器とエンジン駆動制御装置 Expired - Fee Related JP3648647B2 (ja)

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