JPH09254150A - 着色材層を有する塩化ビニル系樹脂ペレット及びその製造方法 - Google Patents

着色材層を有する塩化ビニル系樹脂ペレット及びその製造方法

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JPH09254150A
JPH09254150A JP6797096A JP6797096A JPH09254150A JP H09254150 A JPH09254150 A JP H09254150A JP 6797096 A JP6797096 A JP 6797096A JP 6797096 A JP6797096 A JP 6797096A JP H09254150 A JPH09254150 A JP H09254150A
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coloring material
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chloride resin
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JP6797096A
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Masayuki Honda
雅之 本多
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 色の不備がない製品が最終成形で得られると
ともに、軽微な洗浄負担で安全に、かつ安価に製造でき
る塩化ビニル系樹脂ペレット及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 顔料を含まない塩化ビニル系樹脂組成物
層1と、顔料を含む塩化ビニル系樹脂組成物層2とが一
体に結合されてなる着色材層を有する塩化ビニル系樹脂
ペレット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押出し成形、ブロ
ー成形、射出成形用の材料として使用される多種類の色
を持つ塩化ビニル系樹脂ペレット及びその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多種類の色を持つ塩化ビニル系樹
脂ペレットを製造する方法は、a.まずヘンシェルミキ
サーやリボンブレンダー等のミキサー中に、塩化ビニル
系樹脂と安定剤、改質剤、充填剤、可塑剤等の添加剤を
入れて撹拌し、加熱して粉状の配合物を作製する。b.
次にこの配合物を押出機、加圧ニーダー、バンバリーミ
キサー等の混練機に移送して、これらの混練機で加熱し
剪断力を加えて、塩化ビニル系樹脂の粒子を崩壊微細化
するとともに、粒子を溶融融着させて粉体から流動体へ
と変移させ、併せて他の添加剤の分散混合を推進させ
る。c.最後にこの流動体を押出機等を用いて、多数の
穴を配するダイスに通過させ、これを所定の長さにカッ
トして3〜200mm3 程度の粒状のペレットに造粒し
て製造を行なうのである。
【0003】そして、このペレットの着色方法として
は、上記a工程のミキサー中に顔料を添加し混合分散し
て行う方法(方法Aとする)や、上記b工程の混練機の
投入口で、配合物と顔料の所望量の容積または重量を計
量し、混合分散して行う方法(方法Bとする)が知られ
ている。このような着色作業を行う場合には、一般に、
同一の配合物である場合を除き、ミキサー、混練機のホ
ッパーやフィーダー等の中を洗浄しなければならない。
これは、粉状顔料や加工顔料の場合、上記a工程の配合
物に対して、通常1色以上の顔料を0.1〜8重量%の
範囲、好ましくは0.5〜2重量%の範囲を添加し、所
望の色に調色できるように調整されるが、その発色能力
は高く、計量誤差や異色顔料による汚れの許容範囲が大
変小さく、加えて静電気の影響を受けやすく、各機器へ
の付着と解離が起こり、洗浄なしで異なる色のペレット
の製造をすることは不可能であるためである。したがっ
て、上記方法Aで、全く同一組成の配合物であっても、
顔料の色が変わる毎に全工程を洗浄し、安定した色を持
つペレットを製造しているのが実状であり、工数原単位
を極端に低下させる要因になっている。
【0004】方法Bにおいては、使用される顔料が、粉
状の場合、上記a工程でのミキサー内の洗浄は必要ない
が、それ以降の工程で洗浄が必要である。さらに静電付
着により添加される顔料すべてが混練機に投入されるわ
けではなく、定量の確実性が低く色ぶれを起こす。加え
て上記a工程のミキサーによる分散、粗着工程がないた
め、一部粉状のまま顔料が残り、このペレットで押出し
成形、ブロー成形、射出成形等によって得られた製品に
顔料粒、顔料筋が発生し、外観が損なわれてしまう。
【0005】さらに、静電気による装置付着防止や飛散
防止、あるいは洗浄軽減を行なうために、顔料をビヒク
ル(担体)に高充填して、ペレットに造粒した着色ペレ
ットを用いるという方法がある。これを用いれば、上記
c工程のダイスまでの洗浄は次色で置換すればよいか
ら、手作業による洗浄は不要になる利点はあるものの、
この着色ペレットを用いた製品は、顔料分散不足とな
り、色の濃淡を形成してしまう。この着色ペレットは、
粉状配合物よりも形状が大きいため、配合物に先に沈み
込まれ、タンクやホッパーでは上部に集まりやすく、濃
度変化を起こしやすい。また、配合物と着色ペレット
は、硬さ、大きさ、ゲル化挙動、溶融粘度が大きく異な
るため、着色ペレットの未溶融物が塊状でペレットに残
りやすい。
【0006】近年、主材となるペレットと着色材のペレ
ットを別々に成形し、押出し成形,ブロー成形,射出成
形等の最終成形時の前にタンブラー等で混合し、最終成
形のバレル−スクリューで着色するという方法(方法C
とする)が行なわれている。しかしながら、主材となる
ペレットの特性を変質させないように、主材となるペレ
ットに対し、極めて少量の着色材のペレットが使用さ
れ、初期の顔料濃度は着色材のペレットに極めて局在し
ていることに加え、通常の最終成形のバレル−スクリュ
ーではペレット供給口から吐出先端までの多くの部分を
ペレット間の脱気、密着に費やしており、一度バレル−
スクリューを通すだけでは、到底この局在している顔料
を分散することができず、染まっている部分と主材色を
そのまま残した部分とに分離してしまう。
【0007】このように、従来の技術では、色の不備が
ない成形品を最終成形で得るための塩化ビニル系樹脂ペ
レットを製造するには、上記方法Aで徹底した洗浄を必
要とし、多くの段取り時間と人員を当てているため、製
造原価が高くなるとともに、作業者の安全確保上にも問
題がある。さらに、作業者はミキサー内に入り込んで配
合物を洗浄するため、粉塵に悩まされる。また上記方法
B及び方法Cは、洗浄負担は軽減されるが、最終成形で
顔料の分散性が悪く、得られた塩化ビニル系樹脂成形品
は外観部品としての品位が低下するという問題があっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の問題点を解決するものであり、色の不備がない成
形品を最終成形で得られるともに、軽微な洗浄負担で安
全に、かつ安価に製造できる塩化ビニル系樹脂ペレット
及びその製造方法の提供を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、顔料を含まな
い塩化ビニル系樹脂組成物(以下、主材と略称する)層
と、顔料を含む塩化ビニル系樹脂組成物(以下、着色材
と略称する)層とが一体に結合されてなる着色材層を有
する塩化ビニル系樹脂ペレットを要旨とし、また、主材
層と着色材層とからなる塩化ビニル系樹脂積層シートを
流れ方向にスリットし、次いで幅方向にカットする着色
材層を有する塩化ビニル系樹脂ペレットの製造方法、さ
らにまた、主材と着色材とからなる棒状体を押し出し、
次いで幅方向にカットする着色材層を有する塩化ビニル
系樹脂ペレットの製造方法を要旨とするものである。
【0010】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明の主材層に用いられる主材としては、建設資材、自
動車部品、レザー、包装材、電線被覆、電気部品、医療
品、雑貨等の製品(成形品)に成形加工される塩化ビニ
ル系樹脂組成物からなるもので、顔料を除いたものであ
り、その主な組成は、通常知られた塩化ビニル系樹脂
に、可塑剤、改質剤、安定剤、充填剤等の添加剤を必要
に応じて加えたものである。
【0011】上記塩化ビニル系樹脂組成物に用いられる
塩化ビニル系樹脂としては、塩化ビニル単独重合体、50
重量%以上の塩化ビニル単量体と、これと共重合可能な
ビニル系単量体との共重合体、またはこれら以外の重合
体に塩化ビニルをグラフト重合させたグラフト共重合体
等が例示されるが、これらの内では塩化ビニル単独重合
体が好ましい。これらの塩化ビニル系樹脂は、通常平均
重合度が 300〜8,000 のものが用いられるが、成形性と
機械的物性とのバランスから平均重合度が 700〜3,000
のものが好ましい。
【0012】ここで塩化ビニル単量体と共重合可能なビ
ニル系単量体としては、例えば、エチレン、プロピレ
ン、ブチレン等のα−オレフィン類;酢酸ビニル、カプ
ロン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ステアリン酸ビニル
等のビニルエステル類;ブチルビニルエーテル、オクチ
ルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテル、フェニル
ビニルエーテル等のアルキルビニルエーテル類;エチル
アクリレート、n−ブチルアクリレート、n−ブチルメ
タクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ス
テアリルメタクリレート等のアクリル酸またはメタクリ
ル酸のエステル類;スチレン、α−メチルスチレン等の
芳香族ビニル類;塩化ビニリデン、フッ化ビニル、臭化
ビニル、塩化プロピレン等のハロゲン化オレフィン類;
N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミ
ド等のN−置換マレイミド類;アクリル酸、メタクリル
酸、アクリロニトリル、無水マレイン酸、無水イタコン
酸等のアクリル系誘導体等が挙げられ、これらは1種単
独または2種以上の組み合わせで用いられる。
【0013】塩化ビニル単量体とグラフト重合可能な重
合体としては、例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、エチレン・酢酸ビニル・一酸化炭素共重合体、エチ
レン・エチルアクリレート共重合体、エチレン・エチル
アクリレート・一酸化炭素共重合体、エチレン・メチル
メタクリレート共重合体、エチレン・プロピレン共重合
体、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体、ポリウレ
タン、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、メ
チルメタクリレート・ブタジエン・スチレン共重合体、
アクリロニトリル・ブタジエン・α−メチルスチレン共
重合体、ポリブチルアクリレート、ブチルゴム、ポリス
チレン、スチレン・ブタジエン共重合体、アクリルゴム
等が挙げられ、これらは1種単独または2種以上の組み
合わせで用いられる。また、これらには上記塩化ビニル
単量体と共重合可能なビニル系単量体のような、不飽和
基を1個以上有する単量体を併用してもよい。
【0014】可塑剤としては、塩化ビニル系樹脂と相溶
性のあるものであれば特に限定されるものではなく、フ
タル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジ−n−
オクチル、フタル酸ジイソデシル等のフタル酸系、アジ
ピン酸ジブチル、アジピン酸ジ−n−ヘキシル等のアジ
ピン酸系、リン酸トリブチル、リン酸トリ2−n−エチ
ルヘキシル等のリン酸系、トリメリット酸−トリ−2−
エチルヘキシル、トリメリット酸トリブチル等のトリメ
リット酸系、塩素化パラフィン系、ポリエステル系等の
ものが挙げられ、これらの単独もしくは2種以上が併用
される。上記塩化ビニル系樹脂組成物中の可塑剤の含有
量は、得られる成形品の表面にブリードさせないよう
に、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、通常0〜
200重量部程度の範囲で含有される。
【0015】また、改質剤としては、ABS、MBS、
NBR、ST系、AS系、アクリル系、シリコーン系、
オレフィン系、ポリエステル系、ウレタン系、エポキシ
系等のポリマー添加剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、界
面活性剤、滑剤、化学発泡剤等が挙げられる。さらに、
安定剤としては、Ca−Zn系、Ba−Zn系、Pb
系、Sn系、リン酸系等が挙げられる。さらにまた、充
填剤としては、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、カ
ーボンブラック、シリカ、タルク、マイカ、亜鉛華等が
挙げられる。
【0016】本発明の着色材層に用いられる着色材は、
前記で例示した塩化ビニル系樹脂に、顔料と可塑剤とを
含有してなるもので、必要に応じて前記安定剤、充填
剤、改質剤等を添加した組成物としてもよい。この顔料
としては、体質顔料を除いた一般に用いられている顔料
であれば特に制限はないが、加工顔料が好ましく採用さ
れる。この加工顔料は、金属セッケン、可塑剤、モノマ
ー、固形可塑剤、樹脂等をビヒクル(担体)に、前記顔
料10〜80重量%で分散させたものである。具体的
に、この顔料としては Cromophtal, Irgazin[日本チバ
ガイギー社製、商品名]が挙げられ、また加工顔料とし
ては Discoall, Micrex, PVC Master Powder[大日精化
工業社製、商品名]、プラストロンビーズ、プラストロ
ンバッチ、プラストロンスプラ、プラストロンスプラ
D、プラストロンエコレックス[大日本インキ化学工業
社製、商品名]、 Microlith-A[日本チバガイギー社
製、商品名]等の市販品を用いればよい。
【0017】この着色材には、前記で例示した顔料が1
種あるいは2種以上含有されているが、その添加量は前
記で例示した塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、
3〜110重量部の範囲であることが望ましい。この添
加量が3重量部より少ないと色付きが悪く視覚で認知し
にくいという不都合があり、また添加量が110重量部
を越えると、最終成形品の物性に影響を与え、引張強
度、伸び、衝撃強度、曲げ強度を低下させたり、最終成
形時の流動性を低下させるので不適当である。加えて、
顔料及び加工顔料は塩化ビニル系樹脂ペレットを構成す
る材料中、高価なものであり、調色以外の目的に使用さ
れることはなく、調色のための添加量も最小に押さえる
のが一般的である。この着色材中に添加される可塑剤量
は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、2〜15
0重量部の範囲であることが好ましく、2重量部未満で
は流動性が悪く、薄い層形成ができないという欠点があ
り、また100重量部を越えると低可塑剤領域の主材の
場合、最終成形品の硬度、衝撃性、可塑剤移行性等の物
性に悪い影響を与えてしまうので好ましくない。
【0018】このような上記着色材と主材とが一体とな
って本発明の着色材層を有する塩化ビニル系樹脂ペレッ
ト(以下、ペレットとする)を形成するが、最終成形品
の発色性、物性やペレット成形時の着色材層成形性の点
から、主材が塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、可
塑剤15〜200重量部を含む軟質組成物の場合には、
着色材を塩化ビニル系樹脂100重量部に対し可塑剤1
5〜150重量部と顔料5〜110重量部を含む組成物
とするのが望ましい。また、主材が塩化ビニル系樹脂1
00重量部に対して、可塑剤0〜15重量部を含む組成
物の場合には、着色材を塩化ビニル系樹脂100重量部
に対し、可塑剤2〜15重量部と顔料3〜95重量部を
含む組成物とするのが望ましい。
【0019】主材層と着色材層との配置形状としては、
例えば、図1に示すように、主材層1と着色材層2と
を、層状に積層させた形状(図1a)、円柱形状の主材
層11の表面に、さらに着色材層12を密着させた形状
(図1b)、あるいは円柱形状の主材層21の半円周表
面に着色材層22を付着させた形状(図1c)としても
よく、主材と着色材とが均一に一体結合していれば、特
に制限されるものではない。また、着色材と主材との密
着の形態は、上記したように必ずしも着色材層1層と主
材層1層からなるペレットである必要はなく、着色材と
主材を多重融着させた複数層からなるペレットとしても
よいが、製品を得るための最終成形における従来技術の
方法Aのペレットと同等の発色安定性を得るには着色材
層1層と主材層1層で十分であり、ペレット製造のため
の設備費、製造段取り、メンテナンス費の点からも、必
ずしも複数層化する必要はない。
【0020】このような構成からなる本発明のペレット
は、着色材層と主材層との断面積比が所定の比率である
ことが重要であって、その断面積比は、着色材層と主材
層とが、0.05〜0.20:1の範囲であることが望
ましく、着色材層の比率が0.05未満では薄すぎて形
成できないという欠点があり、着色材の比率が0.2よ
り大きいと最終成形での成形性や物性に影響を与えやす
くなるので好ましくない。ここでいう断面積比とは、こ
のペレットは押出成形で成形されており、流れ方向に対
して垂直な面における比率を示す。このように、着色材
と主材が密着した形状を持つペレットにすることによっ
て、着色材の局在化が防止されるとともに、着色材と主
材が密着しているため、着色材の咀嚼分散効果が上が
り、最終成形で従来技術の上記方法Aと同等の発色と色
安定性を持つ成形品を得ることができる。
【0021】次に、本発明のペレットの製造方法につい
て説明する。まず、予め顔料を含有する着色組成物から
なる着色材用ペレットを成形し、着色材用ペレットと主
材の配合物または混練物とを、別々の押出機で混練して
からダイスに供給し、ダイス中で所望の厚さで層状に密
着させ、着色材層と主材層とからなる層状物を形成さ
せ、前記層状物を流れ方向にスリットし、次いで幅方向
にカットして冷却し、3〜200mm3 程度の粒状にす
ることによって製造される。このペレットは、前記着色
材組成物を混練して、静電付着しない最小の大きさから
押出機に入り込む最大の大きさ、すなわち3〜200m
3 程度の粒にカットしたものである。着色材用ペレッ
トの製造に当たっては、その種類を極力少なくし、押出
機を色および組成で専任化し、無洗浄で最小規模の自動
連続運転するのが製造原価上望ましい。例えば100種
以下に抑え、抑えられた色にない色は、抑えられた色の
中から調合し、着色材用ペレットを混合して、着色材と
主材の密着ダイスに送り込む押出機中に投入し、混練し
て目的の着色材色にすることができる。また主材は、通
常、押出機等の連続式混練機、またはバンバリーミキサ
ー等のバッチ式混練機で混練される。連続式混練機の場
合、その先端に着色材と主材を密着させるためのダイス
を設け、さらに着色材用ペレットを混練、注入するため
の押出機を同ダイスに接続する。バッチ式混練機の場
合、混練した後に、次工程に上記のようなダイスを設け
るのである。
【0022】本発明の方法においては、特に着色材層と
主材層とからなる積層シートを、その流れ方向にスリッ
トし、次いで幅方向にカットしてペレットを製造するの
である。このスリットの間隔は、通常2.0〜5.0m
m程度であり、また幅方向のカット間隔は、2.0〜
5.0mm程度であるが、大きさ3〜200mm3 程度
のペレットを製造することができる範囲内であれば特に
制限されるものではない。
【0023】また、本発明の別の製造法として、図3の
横断面説明図に示すように、着色材32と主材31とか
らなる棒状体を押し出し、次いで幅方向にカットしてペ
レットにする方法がある。この棒状体の形状は、通常、
円柱、角柱、三角柱、半円柱、星型柱、歯車型柱等の形
状であればよい。本製造法では、ダイスのリップ形状を
大きく取ることが、吐出量の増加や、ダイスにおける着
色材と主材の合流部の切削を簡便にすることにつなが
る。したがって棒状体はリップを出て即カットするより
も、そのリップの面積よりも0.04倍〜1.00倍に
延伸することが好ましく、この延伸条件が0.04倍よ
り小さいと延伸時に棒状体が切れて閉まったり、ペレッ
トに残留歪みが残り最終成形性が悪くなるという不都合
があり、また1.00倍より大きいと、延伸時に棒状体
が垂れて引き取りができないという不都合や延伸の目的
が果たせないといった問題がある。
【0024】本発明の方法において、特に硬質のペレッ
トを成形する場合、着色材用混練物は、ダイス中の薄肉
部を流動し高樹脂圧となり、押出量の制限、ダイス寿命
の低下、発熱高剪断による塩化ビニル系樹脂の分解等の
弊害を受けやすく、低粘度化のために、ステアリン酸
鉛、ステアリン酸、エステル系ワックス、パラフィンワ
ックス、ポリエチレンワックス、エチレンビスステアロ
アミド、シリコーンオイル等の外部滑剤を着色材用組成
物に加える必要がある。しかしながら、このような外部
滑剤の多量添加は、ペレットを押出す際、プレートアウ
トしやすく、着色材中の顔料や炭酸カルシウム等の充填
剤を組成物中から分離してしまい、色ぶれの原因になる
ことがある。そこで前記外部滑剤に合わせてプレートア
ウト防止を目的にMBS,AESや塩素化ポリエチレン
を添加するのがよい。MBS,AESと塩素化ポリエチ
レンでは、増粘性の小さい塩素化ポリエチレンが好まし
く採用される。前記外部滑剤とMBS,AESや塩素化
ポリエチレンの増加量は、外部滑剤が0.5〜20重量
部の範囲、MBS,AESや塩素化ポリエチレンが1〜
100重量部の範囲とするのがよく、外部滑剤が0.5
重量部未満では低粘度化効果が乏しく、15重量部より
多いとMBS,AESや塩素化ポリエチレンを1〜10
0重量部添加してもプレートアウトしてしまう。またM
BS,AESや塩素化ポリエチレンが1重量部未満では
プレートアウト防止効果が乏しく、100重量部を越え
ると軟質化し、最終成形品の柔軟温度、硬度、強度が低
下してしまう。
【0025】本発明に用いられる着色材と主材を密着さ
せるためのダイス及び造粒法において、請求項2として
は二層パイプ状に押し出しカット粉砕する方法(製造法
1とする)、二層シート状に押し出し粉砕する方法(製
造法2とする)、請求項3としては二層柱状に押し出し
カットする方法(製造法3)が挙げられる。製造法1で
は、主材混練物をスパイダーダイス、円錐ダイス、円柱
ダイスやスパイラルダイス等でパイプ状に展開し、片や
着色材混練物を円錐ダイス、円柱ダイスを使ったクロス
ヘッド方式やスパイラルダイスで、パイプ状に展開さ
せ、主材パイプに被覆融着させ着色材と主材が密着した
パイプを形成して押し出す。この二層密着パイプはカッ
ターで切り開かれ、シート状に冷却され、カットされて
本発明のペレットに加工される。製造法2では、主材混
練物をコートハンガーダイス、Tダイダイス、フィシュ
テルダイス等でシート状に展開し、片や着色材混練物を
コートハンガーダイス、Tダイス、マニホールドダイス
等を使って主材シートの幅に広げ、主材シートに被覆融
着させ、着色材層と主材層からなる二層シートを押し出
す。次に上記製造法1と同様に二層シートを冷却し、カ
ットしてペレットを製造する。製造法3では、主材混練
物をスパイダーダイス、円錐ダイス、円柱ダイスやスパ
イラルダイス等で筒状に展開し、筒状先端から多数の円
柱とし、この主材円柱に着色材を被覆溶着させる。着色
材は多数の主材円柱に分配され、リングあるいは半円形
のゲートによって主材円柱に被覆される。これをホット
カットして冷却するか、あるいはストランドに押し出し
冷却してカットするかして、ペレットに加工する。
【0026】上記製造法1及び2において、望ましくは
着色材と主材の合流点のダイス構造を、図2(a)に示
すように、主材の混練物流路3に、この流路3の流れ方
向に対して、θ1 が20°〜160°の角度、好ましく
は90°〜150°の範囲の角度で、流路3に合流する
着色材の混練物流路4を設け、合流点における流路4と
流路3の厚さの比を0.1〜0.35:1とし、また合
流後の流路5と流路3との厚み差18とし、合流後の流
路5と合流点における流路3の厚さの比を1〜1.1
5:1として、着色材層と主材層の断面積比を調整する
と着色材と主材との密着性が向上する。
【0027】上記製造法3において、着色材と主材の合
流点のダイス構造を、図2(b)に示すように、円筒の
主材の混練物流路7に、着色材の混練物流路8の流れ方
向に対して、θ2 が90°〜180°の角度、好ましく
は120°〜160°の範囲の角度で着色材の混練物流
路8を設け、これを円錐状または半円錐状に展開した
後、流路8を流路7の流れ方向に平行に円筒状または半
円筒状の流路17とし、流路7と合流させ、流路8と流
路7の外径を0.1〜0.4:1とし、合流後の流路9
と流路7を外径1〜1.2:1とすると、押出機の吐出
量を変更してもペレットの着色材層と主材層を0.05
〜0.2:1の断面積比に調整しやすい。
【0028】さらに望ましくは、図2(a)および
(b)に示すように、ダイス構造を合流後に円錐状の絞
り流路6および16を設けるのがよい。これによって、
着色材層と主材層からなる層状物の寸法を縮小し、主材
の混練度合いの調整をしたり、合流点の流路4や流路8
の寸法を1mm以上とし、着色材層と主材層の断面積比
精度を向上させることができる。
【0029】本発明は、以上のようなペレットおよびそ
の製造方法にすることによって、ペレット製造工程から
汚染性の高い粉状または液状の顔料を排除できるように
なり、色替えによる洗浄を必要とせず、生産性が上が
り、安価ペレットを供給できる。また作業者を苛酷な洗
浄から解放することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、実施例及び比較例を挙げて説明する。
【0031】
【実施例】同一の主材配合からなる多種類色ペレットの
製造において、従来のペレットと、本発明のペレットの
製造を行い、一人当たりの生産量(工数原単位kg/hr.
人)を比較した。また、最終成形を行い、得られた製品
の色に関する評価をした。なお、主材の組成配合は表1
に示すとおりである。
【0032】
【表1】
【0033】(実施例1)使用した着色材用ペレット
は、表2の組成のものを用いて、別工程で製造した。こ
の着色材用ペレットを表3に示す比で計量し、タンブラ
ーミキサーに入れて均一に混合し、着色材層形成用押出
機のホッパーに圧空移送した。実施例1のペレットは、
上記で示した製造法1の形態で製造した。すなわち、主
材配合の混練物をスパイダーとマンドレルを使って円筒
状にし、これに着色材用混練物をクロスヘッド方式で被
覆し、ダイリップから押し出された二層の円筒をカッタ
ーで展開し、ロールで板状に冷却し、さらにパスロール
上で空冷し、シートペレタイザーに送り、流れ方向にス
リットし、幅方向にカットして、幅,長さ,高さ3〜4
mmの立方体状のペレットを製造した。このときの主材
配合の混練物と着色材の混練物の合流前後のダイス寸
法、すなわち、図2(a)に示す寸法が、θ1 =125
°、(3)=5mm、(4)=1mm、(5)=0.5
mm、(6)=3mmとした。得られたペレットの主材
層と着色材層の体積比(断面積比)は約1:0.1であ
った。なお、使用した押出機は、主材用に同方向二軸押
出機GT−110[池貝社製、商品名]、着色材用に単
軸押出機FS−50[池貝社製、商品名]を用い、着色
用混練物の混練を促進するために先端ダルメージスクリ
ューとした。二層の円筒の押出量は200kg/hrに
調整した。
【0034】
【表2】
【表3】
【0035】(比較例1)従来のペレットの製造方法
で、加工顔料を表4にしたがって計量し、主材配合材料
といっしょにミキサーに投入し、撹拌した。撹拌物は前
記押出機GT−110[同前]に送られ、ドーピング付
きで蜂ノ巣状に穴を多数配するPVC系樹脂の造粒に一
般的に用いられているダイスを使って押出し、ホットカ
ットし、ペレットを製造した。実施例1と同様に7色を
製造し、ペレットの押出量を実施例1と同様200kg
/hrにした。
【0036】
【表4】
【0037】(比較例2)主材配合材料のみ前記押出し
機GT−110[同前]で混練し、ホットカットし、ペ
レットを製造し、最終成形の段階で着色が可能か試験し
た。すなわち主材用ペレット:着色材用ペレット合計
が、容量比1:0.1になるように計量し、タンブラー
ミキサーで撹拌し、最終成形を行った。
【0038】実施例1及び比較例1〜比較例2のそれぞ
れについて、最終成形を幅木の押出成形として、生産
性、最終成形の製品色の評価を行いその結果を表5に示
した。
【0039】
【表5】
【0040】表5中の評価は、下記に示すとおりであ
る。 (工数原単位kg/hr・人)・・・作業者の1時間当
りの生産量(kg) (製品色) ・・・○…良い、×…不適、 (総合評価)・・・◎…極めて良い、○…標準、×…悪
い、 [評価結果]生産性は、実施例1の製造法は比較例1の
1.75倍となり、大きく向上した。また製品色評価に
おいては、実施例1、比較例1のペレットは、発色が均
一で安定した幅木を得たが、比較例2のペレットでは、
着色用ペレットのフローマークが発生したり、色バラツ
キの大きい幅木しか成形できなかった。したがって実施
例1が、総合的に最も優れる結果となった。さらに実施
例1は、ペレタイザーと貯留タンクをもう一台もてば、
それぞれの洗浄を外段取りとし、主材押出機を連続巡航
運転でき、さらなる工数原単位増が計れるが、比較例1
ではヘンシルミキサーやクーリングミキサーの洗浄、押
出機の解体洗浄と洗浄低温化の復帰時間が余計必要とな
るため、多大な設備投資をしなければ、押出機を連続巡
航運転できないことが判った。また数値的な意味合いだ
けでなく、比較例1のヘンシルミキサーやクーリングミ
キサーという半密閉系で、回転系であるミキサー中で
の、高温かつ粉塵の漂う過酷な洗浄は、作業者の心理的
肉体的負担が大きいものであったが、実施例1でこの洗
浄を無くすことができた。また比較例2の製品の発色が
まばらになったことから、着色材ペレットは、比較例2
のように混練回数が少なかったり、最終成形で、着色材
ペレットと主材ペレットが離れて存在するよりも、実施
例1のように混練され、さらに着色層が主材層と定量的
に密着していることの意義が大きいことが判った。
【0041】(実施例2及び比較例3)次に、硬質のペ
レットについての実施例及び比較例を示す。実施例2
は、枠材用、パイプ用、平板用の3種で、各1色製造し
た。主材配合を表6に示し、着色材用ペレット組成を表
7とし、その比は表8に示すとおりであり、実施例1よ
り加工温度が10〜20℃高い、すなわち135〜16
0℃の温度範囲であること及びFS−50[同前]のス
クリューを中央部ダブルフライトに変更したほかは同様
にペレットを製造した。
【0042】
【表6】
【表7】
【表8】
【0043】比較例3は、比較例1と同様に従来の方法
で用い、表9からなる配合物をペレットに製造した。着
色材用ペレット組成には、低毒性用途にも使用できるよ
うにFDA、JHPAに取得可能なCa−Zn系安定剤
や滑剤を使用した。また結晶性ポリエチレン鎖からなる
塩素化ポリエチレンも添加した。実施例2のペレット形
状や主材層と着色材層の体積比は、実施例1と同じであ
った。
【0044】
【表9】
【0045】[評価結果]実施例2と比較例3の生産性
を比較すると、実施例2は1.46倍となり優れてい
た。このように、一主材一色であっても、同一色でなけ
れば、多品種生産した場合、本発明のペレットの製造方
法は格別に優れている。この利点は、各種の主材がほと
んど同種の配合材からなっているため、ヘンシルミキサ
ーやクーリングミキサーの洗浄、押出機の解体洗浄が不
要になることに起因している。このことは、配合材の種
類が統一されれば、高透明や極度の低毒性といった特別
な仕様がないかぎり、例えば可塑剤10〜200重量部
の軟質系と可塑剤0〜10重量部の硬質系といった硬度
範囲区別内では、塩化ビニル系樹脂ペレットが配合機、
冷却機、混練機の洗浄なしで自動運転できることを示唆
している。本発明のペレットの製造方法は、計量の自動
化を含め、省人化のための配合材種の統一と少数化探究
の意義を非常に高めた。実施例2の最終成形品の発色
は、均一で安定していた。
【0046】(実施例3)実施例1と同様の主材と着色
材のペレットとの配合比で、上記した製造法3を用い
て、着色材層を有するペレットを製造した。主材の混練
物を、ダイス内で円錐筒状に流し、その先端から8箇所
の図2(b)に示すような、(7)=20mmφの円柱
とし、個々にクロスヘッド方式で着色材用ペレット混練
物を外装被覆する。着色材用混練物は、この図に示すよ
うに、θ2 =135°、(8)=0.8mmに合流され
る。合流後の(9)=φ22mmとし、(16)=φ1
5mmの絞り流路を設け、ダイスから押出し、引き取り
ローラで延伸し、ペレット外径をφ5〜6mmに引き落
としながら、ストランドを冷却槽に漬け、冷却し、回転
刃で長さ2〜3mmにカットした。主材層と着色材層の
体積比は、約1:0.2で、図1(a)に示す円柱状の
ペレットを得た。押出機は実施例1と同じものを使用し
た。ダイスリップを15mmと大きく取り、延伸率を
0.11〜0.16にすることによって、8点吐出でも
押出量は200kg/hr とすることができた。生産能力も
実施例1と同等であった。実施例2のペレットで成形し
た幅木の発色は、均一で安定していた。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、少量で着色性の高い顔
料を、汚染性の高い粉体や液体でなく、固体(ペレッ
ト)や固溶体(ペレットの溶融物またはゲル化物)とし
ているため、色替えによる洗浄が全くいらなくなるとい
う利点を、最終成形に不具合いを及ぼすことなく生かす
ために、塩化ビニル系樹脂ペレットを定量的な着色材層
と主材層の密着体として最終成形品の色安定を確保でき
る。これによってペレタイジング装置の残ペレット、ペ
レット移送系やペレットタンクといった固体の軽微な洗
浄だけに限定することができた。このことは生産能力を
上げ、作業者の安全衛生面の改善が図れる。また軽微な
洗浄だけに限定できたことは、主材配合の使用材料限定
による計量、搬送、配合、混練までの完全自動化を行な
うことができる。さらに混練より後の工程も固体の軽微
な洗浄であることから、エアー等による自動洗浄を行な
うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のペレットの一例を示す説明図であり、
(a)は立方体形状のもの、(b)は円柱形状のもの、
(c)は円柱形状で着色材層を半円周に密着させたもの
である。
【図2】本発明のペレットの製造に用いられるダイスの
接続部分を示す断面説明図であり、(a)はその一例、
(b)は(a)とは異なる他の一例を示す。
【図3】本発明のペレットの製造に用いられるダイスの
横断面説明図である。
【符号の説明】
1,11,21…主材層 2,12,22…着色材層 3,7…主材の混練物流路 4,8…着色材の混練物流路 5,9…合流後の流路 6,16…絞り流路 17…流路 18…厚み差 31…主材 32…着色材 θ1 ,θ2 …角度

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料を含まない塩化ビニル系樹脂組成物
    (主材)層と、顔料を含む塩化ビニル系樹脂組成物(着
    色材)層とが一体に結合されてなることを特徴とする着
    色材層を有する塩化ビニル系樹脂ペレット。
  2. 【請求項2】 顔料を含まない塩化ビニル系樹脂組成物
    層と、顔料を含む塩化ビニル系樹脂組成物層とからなる
    塩化ビニル系樹脂積層シートを流れ方向にスリットし、
    次いで幅方向にカットすることを特徴とする着色材層を
    有する塩化ビニル系樹脂ペレットの製造方法。
  3. 【請求項3】 顔料を含まない塩化ビニル系樹脂組成物
    と、顔料を含む塩化ビニル系樹脂組成物とからなる棒状
    体を押し出し、次いで幅方向にカットすることを特徴と
    する着色材層を有する塩化ビニル系樹脂ペレットの製造
    方法。
JP6797096A 1996-03-25 1996-03-25 着色材層を有する塩化ビニル系樹脂ペレット及びその製造方法 Pending JPH09254150A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001198918A (ja) * 1999-10-08 2001-07-24 Sumika Color Kk 複層ペレットの製造方法および装置
CN108327118A (zh) * 2018-04-18 2018-07-27 大庆海跃达科技有限公司 用于生产聚丙烯降温母粒的热切粒模口

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CN108327118B (zh) * 2018-04-18 2023-10-10 大连兴辉化工有限公司 用于生产聚丙烯降温母粒的热切粒模口

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