JPH09253679A - 浮遊式ろ過材 - Google Patents

浮遊式ろ過材

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JPH09253679A
JPH09253679A JP8096289A JP9628996A JPH09253679A JP H09253679 A JPH09253679 A JP H09253679A JP 8096289 A JP8096289 A JP 8096289A JP 9628996 A JP9628996 A JP 9628996A JP H09253679 A JPH09253679 A JP H09253679A
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Yasuo Kobayashi
康男 小林
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 整然かつち密な状態で配列、重合できる浮遊
式のろ材を提供する。 【解決手段】 抜孔3を有する円形状の上面板2と円形
状の下枠4とを柱材5,5で結合した本体筒部1の上面
に、抜孔3と連通して、小形の円形状天板11に柱材12,
12を垂下した頭柱部10を突設する。また、本体筒部1の
下面の方には、天板11とほぼ同径とした下端枠16に柱材
17,17を直立した脚柱部15を突設し、上面板2と天板11
を除いて流通自在に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流動床型の生物膜法等
の上向流浮遊式ろ過において用いられるろ材(浮遊ろ
材)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】流動床やろ過槽等の上向流浮遊式ろ過に
おいては、SSの捕捉率の高い浮遊ろ材を用いることが必
要であり、その機能の良否はろ過性能に大きく影響され
るものである。
【0003】従来の浮遊ろ材は、一般に、軽量な材料に
より、空隙の多い構造の円筒形、直方体、立方体などの
形状で、直径または一辺の長さが20〜40mm程度のものが
使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来のろ材は、それらの形状等から、浮遊充填されてい
るときは、乱雑な積み重なった状態となっている。その
ため、各ろ材間には大きな隙間のあく部分が多くできる
とともに、密着する部分も生じて、流れる水は方向性の
ない乱流となるばかりでなく、各所に水みちができるよ
うになって、必ずしもよいSSの捕捉効果が得られないも
のであった。
【0005】本発明は、このような従来のろ材にかんが
みなされたもので、浮遊充填されたときに、各ろ材が整
然かつち密な状態に積み重なった状態となって、水の流
れを整流化することのできるような形状・構造の新規な
ろ材を提供し、ろ過効果を大幅に向上しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成について、実施例に対応する図面を参
照して説明すると、本発明は、環状の上面板2を有する
中空で四角形、多角形または円形の筒状をなし、内外に
水の流通を自在とした本体筒部1と、その中心部の上下
に、それぞれ、内外及び上記本体筒部1と水の流通を可
能とした、天板を有する頭柱部10及び脚柱部15を突設し
て形成されており、上記頭柱部10及び脚柱部15は、本体
筒部1が平面方向に接合、配列した際、それらの各頭柱
部10及び各脚柱部15が、互いにそれらの配列間に突入可
能な外形に形成されているとともに、全体として水中に
おいて上下に浮力差を有していることを特徴とするもの
である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のろ過材は、形状、構造及
び性質上、基本的に多くの特徴を有する。まず、形状、
構造の特徴としては、平面が四角形、多角形或は円形を
なす本体筒部の上下に、同軸の頭柱部と脚柱部を突設し
て、側面十字形をなすように形成されている。そして、
上記構造のろ過材(以下ろ材という)は、比重1.0 以下
の水より軽い合成樹脂材を用いて形成される。
【0008】本体筒部は、環状の上面板とその外周より
垂設された側部により形成されているとともに、下端は
ほぼ開放されており、側部もほぼ開放され、上面板の部
分を除き、水が本体筒部の内外に流通自在となってい
る。側部は柱材等を垂設して形成されてもよく、或は、
多孔板を垂設したものでもよい。また、下端には補強部
材を架設しても、多孔板を設けるようにしてもよい。
【0009】頭柱部は、天板とそれより垂設された柱部
とを有しており、柱部は単数或は複数の柱材により形成
することができ、また、柱部は多孔の筒体で形成するこ
ともできる。そして、頭柱部は本体筒部と同軸に上面板
上に立設される。脚柱部は、単数或は複数の柱材によ
り、或は多孔の筒体で形成され、本体筒部と同軸に、本
体筒部或は頭柱部の適宜な部材と結合して本体筒部の下
方に向け突出して設けられ、また、頭柱部及び脚柱部の
外径または最大外形及び高さの寸法は、各ろ材が互いに
本体筒部を接して平面上に整列したときに、それらの各
頭柱部の間隙に、それらの上部に整列した各ろ材の脚柱
部が挿入されるとともに、それらの下部に整列した各ろ
材の頭柱部が挿入される寸法に形成される。
【0010】本発明のろ材は、上述のような構成によ
り、上下に浮力差を有するので、水中では頭柱部が常に
上方に位置する姿勢を保って浮上する性質を有してい
る。そのため、ろ過槽や流動床内にろ材の多数を投入す
ると、それらのろ材は頭柱部を上にして浮遊しながら、
互いに本体筒部を接して平面方向に整列され、その整列
された層が上下に重合されて行くことになり、その際、
下方にあるろ材層の各頭柱部は、上方にあるろ材層の各
脚柱部の間隙に自然に嵌入し、順次整然と多層の蜂の巣
状に密に積み重ねた状態となる。
【0011】また、本発明のろ材は、上面板及び天板を
除き水の流通が自在の構成であるから、ろ過槽や流動床
の上向流は、各ろ材間を屈曲して流れて行くことにな
り、ろ材との接触が密に行われるとともに、大きな水み
ちのできるのも防止される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例の形態について、図
1〜図4を参照して説明する。本発明のろ材は、比重1.
0 以下の水より軽い合成樹脂材を用いて形成され、本体
筒部1とその上面及び下面に突出された頭柱部10及び脚
柱部15により構成されている。
【0013】本体筒部1は、円形環状の上面板2と、こ
れと同様の円形状をなす下枠4とを所要高さの複数本の
柱材5,5で結合して、ほぼ扁平な円筒状の枠体に形成
されており、上面板2には、そのほぼ半分程の径とした
小形の空孔3が、上面板2と同心に設けられている。
【0014】脚柱部10は、上記空孔3とほぼ同様の径を
有する大きさの円形状をなす天板11の下面外周部に複数
本の柱材12,12を垂設して円筒状の枠体に形成されてお
り、柱材12,12の下端を本体筒部1の上面板2に結合し
て、本体筒部1の上面に突設されている。また、脚柱部
15は、上記天板11と同径或はそれより小径とした下端枠
16の上面に複数本の柱材17,17を直立して円筒状の枠体
に形成されており、柱材の上端を上記本体筒部1の下枠
4に設けられた杆材6,6及び上面板2に結合して、本
体筒部の下面より下方に突出して設けられている。
【0015】そして、上記の頭柱部10及び脚柱部15の平
面形の大きさは、図5、図6に示すように、各ろ材が互
いに本体筒部1,1を接して整列したときに、それらの
頭柱部10,10の間隙に、それらの上段に整列した各ろ材
の脚柱部15,15が嵌入される寸法に形成されており、ま
た、本体筒部1より突出している頭柱部10と脚柱部15の
突出長さはほぼ同寸法とされている。
【0016】上記のろ材は水より比重の軽い材料を用い
て上述のように構成されており、水中で浮遊するととも
に、本体筒部1の上面板2と頭柱部10の天板11を除き、
ろ材内は水の流通が自在となっている。
【0017】ろ過槽や流動床内にはろ材の多数が投入さ
れる。投入されたろ材A,Aは、水より軽量であるとと
もに、槽内の上向流の作用で、浮力の多い天板11と上面
板2の方を上にして浮遊しながら、図5、図6に示すよ
うに、互いに本体筒部1,1の側面を接して平面方向に
配列されて行くようになる。そして、配列されたろ材
A,Aの脚柱部15,15の相互間には、その下方にあるろ
材A,Aの頭柱部10,10が嵌入しながら配列して行き、
順次整然と多層の蜂の巣状に積み重なった状態となる。
【0018】したがって、槽内の上向流は、図6の矢印
で示すように、各ろ材A,Aの上面板2,2と天板、1
1,11部分を迂回して曲折しながらろ材A,A中をろ材
A,Aと接触を密にして通過して行くことになり、水み
ちのできるのが防止され、ろ過が効率よく行われること
になる。
【0019】図7,図8は、本発明ろ材の他の実施例を
示したものである。この実施例のものは、上記実施例の
ものと比べ、本体筒部1及び頭柱部10は同様の構成とな
っているが、脚柱部15の構成が異なっている。すなわ
ち、脚柱部15は上下に長い棒状に形成されており、その
上端は天板11の中心部に結合され、その下部は本体筒部
1の下枠4に設けられた杆材6,6と結合され、その下
方部は、本体筒部1より下方に突出して設けられてい
る。
【0020】なお、上記各実施例では、本体筒部1及び
頭柱部10、脚柱部15の平面形は円形状となっているが、
その形状のものに限るものではなく、四角形や多角形の
ものとすることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の浮遊式ろ
過材は、その比重と上向流との作用で、浮力の多い上面
板と天板を有する上部の方を上にした状態で浮動しなが
ら、本体筒部で互いに接合し合う平面方向に整列して行
くとともに、それに対し下部にあるろ材も、同様に平面
方向に整列しかつそれらの各頭柱部が脚柱部相互の間に
嵌入して行くようになって、投入された多数のろ材は自
然に平面方向、上下方向に整列し積み重ねられることに
なる。
【0022】そのため、上向流は各ろ材中を曲折しなが
ら流れることになり、ろ材と水との接触が多く行われる
とともに、水みちの発生が防がれ、ろ過効率が大幅に向
上することになる。また、逆洗後のろ過においてもろ材
の整然とした積み重ねが自動的に行われることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同底面図である。
【図4】同側断面図である。
【図5】ろ材の整列状態を示す平面図である。
【図6】同整列重合状態を示す側断面図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す底面図である。
【図8】同側断面図である。
【符号の説明】
A ろ材 1 本体筒部 2 上面板 3 抜孔 4 下枠 5 柱材 6 杆材 10 頭柱部 11 天板 12 柱材 15 脚柱部 16 下端枠 17 柱材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 環状の上面板を有する中空で四角形、多角形または円形
    の筒状をなし、内外に水の流通を自在とした本体筒部
    と、その中心部の上下に、それぞれ、内外及び上記本体
    筒部と水の流通を可能とした、天板を有する頭柱部及び
    脚柱部を突設して形成されており、上記頭柱部及び脚柱
    部は、本体筒部が平面方向に接合、配列した際、それら
    の各頭柱部及び各脚柱部が、互いにそれらの配列間に突
    入可能な外形に形成されているとともに、全体として水
    中において上下に浮力差を有していることを特徴とす
    る、浮遊式ろ過材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007260622A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Kubota Corp 微生物担持体及び浄化槽
CN112028230A (zh) * 2020-08-27 2020-12-04 盐城工学院 一种具有自旋功能的组合生物填料

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