JPH09253039A - 電子内視鏡装置の親子映像処理回路 - Google Patents
電子内視鏡装置の親子映像処理回路Info
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- JPH09253039A JPH09253039A JP8093329A JP9332996A JPH09253039A JP H09253039 A JPH09253039 A JP H09253039A JP 8093329 A JP8093329 A JP 8093329A JP 9332996 A JP9332996 A JP 9332996A JP H09253039 A JPH09253039 A JP H09253039A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 クランプ電圧レベルの調整作業をすることな
く、親子画像の黒レベルが自動的に一致するようにす
る。 【解決手段】 親画面用の信号処理回路１４で処理され
たビデオ信号と、子画面用の信号処理回路１５で処理さ
れたビデオ信号とにより親子画像を表示する装置で、こ
の親子画面用のビデオ信号の黒レベルをクランプするク
ランプ回路２０，２４、この黒レベル電圧Ｖ1 ，Ｖ2 を
サンプルホールドするサンプルホールド回路２２，２
６、上記電圧Ｖ1 とＶ2 を比較するオペアンプ２８、こ
のオペアンプ２８の出力である差電圧をフィードバック
する加算器２９を設け、上記電圧Ｖ1によりクランプ回
路２０の基準電圧を設定すると共に、この電圧Ｖ1 に一
致した電圧Ｖ2 によりクランプ回路２４の基準電圧を設
定する。これにより、親子画像の黒レベルが一致するこ
とになる。
く、親子画像の黒レベルが自動的に一致するようにす
る。 【解決手段】 親画面用の信号処理回路１４で処理され
たビデオ信号と、子画面用の信号処理回路１５で処理さ
れたビデオ信号とにより親子画像を表示する装置で、こ
の親子画面用のビデオ信号の黒レベルをクランプするク
ランプ回路２０，２４、この黒レベル電圧Ｖ1 ，Ｖ2 を
サンプルホールドするサンプルホールド回路２２，２
６、上記電圧Ｖ1 とＶ2 を比較するオペアンプ２８、こ
のオペアンプ２８の出力である差電圧をフィードバック
する加算器２９を設け、上記電圧Ｖ1によりクランプ回
路２０の基準電圧を設定すると共に、この電圧Ｖ1 に一
致した電圧Ｖ2 によりクランプ回路２４の基準電圧を設
定する。これにより、親子画像の黒レベルが一致するこ
とになる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種画像を親子画
面に同時表示する電子内視鏡装置等に用いられ、親子の
映像信号を形成するための親子映像処理装置の信号処理
に関する。
面に同時表示する電子内視鏡装置等に用いられ、親子の
映像信号を形成するための親子映像処理装置の信号処理
に関する。
【０００２】
【従来の技術】電子内視鏡装置は、固体撮像素子である
ＣＣＤ（Charge Coupled Device）が先端に備えられた
電子内視鏡（スコープ）を被観察体内へ挿入し、このＣ
ＣＤの撮像により被観察体内の画像をモニタ上にカラー
表示するものである。この電子内視鏡装置では、近年、
親子画面が採用されており、この親子画面に静止画と観
察中の動画を表示することが行われる。また、診断画像
としては超音波診断装置やＸ線診断装置等で得られた画
像も存在し、これらの超音波画像やＸ線画像を上記の内
視鏡画像と組合せて、親子画面に表示することが提案さ
れている。
ＣＣＤ（Charge Coupled Device）が先端に備えられた
電子内視鏡（スコープ）を被観察体内へ挿入し、このＣ
ＣＤの撮像により被観察体内の画像をモニタ上にカラー
表示するものである。この電子内視鏡装置では、近年、
親子画面が採用されており、この親子画面に静止画と観
察中の動画を表示することが行われる。また、診断画像
としては超音波診断装置やＸ線診断装置等で得られた画
像も存在し、これらの超音波画像やＸ線画像を上記の内
視鏡画像と組合せて、親子画面に表示することが提案さ
れている。
【０００３】図３には、親子画面の配置の一例が示され
ており、図示されるように、モニタ１の画面には、全体
に領域確保した親画面Ｐに対し、この親画面Ｐの下側の
右寄りに子画面Ｃの領域が確保される。そして、フリー
ズ釦等の操作が行われたとき、上記の親画面Ｐに静止画
を表示し、他方の子画面Ｃに現在の動画を表示したり、
また親画面Ｐに内視鏡画像を表示しながら、子画面Ｃに
超音波画像やＸ線画像を表示したりすることができる。
ており、図示されるように、モニタ１の画面には、全体
に領域確保した親画面Ｐに対し、この親画面Ｐの下側の
右寄りに子画面Ｃの領域が確保される。そして、フリー
ズ釦等の操作が行われたとき、上記の親画面Ｐに静止画
を表示し、他方の子画面Ｃに現在の動画を表示したり、
また親画面Ｐに内視鏡画像を表示しながら、子画面Ｃに
超音波画像やＸ線画像を表示したりすることができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では、親画面用の映像信号（ビデオ信号）と子画面
用のビデオ信号は、別個の信号処理回路を介して処理さ
れた後に、画面合成されることになり、それぞれの黒レ
ベルが一致していない場合には、親子画像の明るさ、色
合い等に差が生じるという問題があった。このため、従
来では、黒レベルをクランプする際のクランプ電圧レベ
ルを調整できる構成とし、この黒レベルのクランプ電圧
レベルを製品出荷前に調整することにより、親子画面の
表示を良好な状態とすることも行われる。
装置では、親画面用の映像信号（ビデオ信号）と子画面
用のビデオ信号は、別個の信号処理回路を介して処理さ
れた後に、画面合成されることになり、それぞれの黒レ
ベルが一致していない場合には、親子画像の明るさ、色
合い等に差が生じるという問題があった。このため、従
来では、黒レベルをクランプする際のクランプ電圧レベ
ルを調整できる構成とし、この黒レベルのクランプ電圧
レベルを製品出荷前に調整することにより、親子画面の
表示を良好な状態とすることも行われる。
【０００５】しかし、上記のクランプ電圧レベルの調整
は、煩雑であり、時間が掛るという不都合があり、また
調整した電圧レベルが回路部材の経年的変化により狂う
ことも考えられ、これによって親子画像の表示がアンバ
ランスとなり、良好な画像が維持できないことも生じ
る。
は、煩雑であり、時間が掛るという不都合があり、また
調整した電圧レベルが回路部材の経年的変化により狂う
ことも考えられ、これによって親子画像の表示がアンバ
ランスとなり、良好な画像が維持できないことも生じ
る。
【０００６】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、クランプ電圧レベルの調整作業を
することなく、親子画像の黒レベルが自動的に一致し、
しかも経年的変化により親子画面がアンバランスな表示
とならないようにする電子内視鏡装置の親子映像処理回
路を提供することにある。
であり、その目的は、クランプ電圧レベルの調整作業を
することなく、親子画像の黒レベルが自動的に一致し、
しかも経年的変化により親子画面がアンバランスな表示
とならないようにする電子内視鏡装置の親子映像処理回
路を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一つのモニタ画面上に親画面と子画面の
領域を設定し、この親子画面に異なる画像を表示する電
子内視鏡装置の親子映像処理回路において、上記親画面
に表示するための映像信号を入力し、この映像信号の黒
レベルをサンプルホールドする親画面用サンプルホール
ド回路と、上記子画面に表示するための映像信号を入力
し、この映像信号の黒レベルをサンプルホールドする子
画面用サンプルホールド回路と、上記両サンプルホール
ド回路で得られた二つのサンプルホールド電圧を比較
し、両電圧が一致するようにフィードバックするレベル
調整回路と、このレベル調整回路の出力に基づき親子画
面の両映像信号の黒レベルが一致するようにクランプす
るクランプ回路と、を設けたことを特徴とする。
に、本発明は、一つのモニタ画面上に親画面と子画面の
領域を設定し、この親子画面に異なる画像を表示する電
子内視鏡装置の親子映像処理回路において、上記親画面
に表示するための映像信号を入力し、この映像信号の黒
レベルをサンプルホールドする親画面用サンプルホール
ド回路と、上記子画面に表示するための映像信号を入力
し、この映像信号の黒レベルをサンプルホールドする子
画面用サンプルホールド回路と、上記両サンプルホール
ド回路で得られた二つのサンプルホールド電圧を比較
し、両電圧が一致するようにフィードバックするレベル
調整回路と、このレベル調整回路の出力に基づき親子画
面の両映像信号の黒レベルが一致するようにクランプす
るクランプ回路と、を設けたことを特徴とする。
【０００８】作用 上記の構成によれば、親画面及び子画面の映像信号にお
ける黒レベル電圧はオプティカルブラックパルス（クラ
ンプパルス）によりサンプリングされ、この電圧がホー
ルドされる。次に、この両映像信号のサンプルホールド
電圧を比較し、例えば子画面側の電圧を親画面側の電圧
に一致するようにフィードバック制御する。そして、親
画面では、親画面用サンプルホールド回路で得られた上
記のサンプルホールド電圧を基準としてクランプ処理さ
れ、子画面については親画面側の電圧に一致させたサン
プルホールド電圧を基準としてクランプ処理される。従
って、両画面とも同一レベルの基準電圧によって黒レベ
ルがクランプされることになり、黒レベルが一致した親
子画面の映像信号が得られる。
ける黒レベル電圧はオプティカルブラックパルス（クラ
ンプパルス）によりサンプリングされ、この電圧がホー
ルドされる。次に、この両映像信号のサンプルホールド
電圧を比較し、例えば子画面側の電圧を親画面側の電圧
に一致するようにフィードバック制御する。そして、親
画面では、親画面用サンプルホールド回路で得られた上
記のサンプルホールド電圧を基準としてクランプ処理さ
れ、子画面については親画面側の電圧に一致させたサン
プルホールド電圧を基準としてクランプ処理される。従
って、両画面とも同一レベルの基準電圧によって黒レベ
ルがクランプされることになり、黒レベルが一致した親
子画面の映像信号が得られる。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１には、実施形態の一例である
電子内視鏡装置の親子画像処理回路の構成が示されてお
り、ここでは親子画面共に内視鏡画像を表示する場合を
説明する。図において、電子内視鏡の先端部に配設され
たＣＣＤ１０に、増幅回路１１を介して、映像信号（ビ
デオ信号）から輝度（Ｙ）信号と色差（Ｃ）信号を分離
するＹ／Ｃ分離回路１２が接続される。このＹ／Ｃ分離
回路１２の後段には、親画面用の信号処理回路１４及び
子画面用の信号処理回路１５が設けられており、この信
号処理回路１４，１５は、Ａ／Ｄ変換器、メモリ、Ｄ／
Ａ変換器を含み、ビデオ信号に対し所定の処理を行うと
共に、ビデオ信号をメモリに一旦記憶する。
電子内視鏡装置の親子画像処理回路の構成が示されてお
り、ここでは親子画面共に内視鏡画像を表示する場合を
説明する。図において、電子内視鏡の先端部に配設され
たＣＣＤ１０に、増幅回路１１を介して、映像信号（ビ
デオ信号）から輝度（Ｙ）信号と色差（Ｃ）信号を分離
するＹ／Ｃ分離回路１２が接続される。このＹ／Ｃ分離
回路１２の後段には、親画面用の信号処理回路１４及び
子画面用の信号処理回路１５が設けられており、この信
号処理回路１４，１５は、Ａ／Ｄ変換器、メモリ、Ｄ／
Ａ変換器を含み、ビデオ信号に対し所定の処理を行うと
共に、ビデオ信号をメモリに一旦記憶する。
【００１０】上記子画面用の信号処理回路１５に、間引
き処理等により子画面に対応したラインのビデオ信号を
形成するための制御をする子画面コントロール回路１６
が接続される。また、このコントロール回路１６を含む
上記の所定の回路に、タイミング信号を供給するタイミ
ングジェネレータ１７が設けられ、このタイミングジェ
ネレータ１７からは黒レベルの信号を抽出するためのオ
プティカルブラックパルス（ＯＢＰ）が出力される。
き処理等により子画面に対応したラインのビデオ信号を
形成するための制御をする子画面コントロール回路１６
が接続される。また、このコントロール回路１６を含む
上記の所定の回路に、タイミング信号を供給するタイミ
ングジェネレータ１７が設けられ、このタイミングジェ
ネレータ１７からは黒レベルの信号を抽出するためのオ
プティカルブラックパルス（ＯＢＰ）が出力される。
【００１１】上記の親画面用の信号処理回路１４の後段
には、ビデオ信号の黒レベルを所定の基準電圧に一致さ
せるクランプ回路２０、このクランプ回路２０の基準電
圧源２１、そしてサンプルホールド回路２２が設けられ
る。このサンプルホールド回路２２は、上記タイミング
ジェネレータ１７から供給されたオプティカルブラック
パルス（ＯＢＰ）によってビデオ信号の黒レベルをサン
プリングする。また、このサンプルホールド回路２２の
出力は、バッファ２３を介して基準電圧源２１に供給さ
れる。一方、子画面用の信号処理回路１５の後段でも、
上記の場合と同様に、クランプ回路２４、基準電圧源２
５、サンプルホールド回路２６、バッファ２７が設けら
れる。なお、上記の２５から２７の回路を含めてクラン
プ回路であるということもできる。
には、ビデオ信号の黒レベルを所定の基準電圧に一致さ
せるクランプ回路２０、このクランプ回路２０の基準電
圧源２１、そしてサンプルホールド回路２２が設けられ
る。このサンプルホールド回路２２は、上記タイミング
ジェネレータ１７から供給されたオプティカルブラック
パルス（ＯＢＰ）によってビデオ信号の黒レベルをサン
プリングする。また、このサンプルホールド回路２２の
出力は、バッファ２３を介して基準電圧源２１に供給さ
れる。一方、子画面用の信号処理回路１５の後段でも、
上記の場合と同様に、クランプ回路２４、基準電圧源２
５、サンプルホールド回路２６、バッファ２７が設けら
れる。なお、上記の２５から２７の回路を含めてクラン
プ回路であるということもできる。
【００１２】そして、上記の親画面用のサンプルホール
ド回路２２の出力と子画面用のサンプルホールド回路２
６の出力を比較するオペアンプ（又は比較器）２８が設
けられ、このオペアンプ２８の出力を、サンプルホール
ド回路２６の後段（当該オペアンプ２８の入力側）に配
置された加算器２９にフィードバックする構成となって
いる。これによれば、上記サンプルホールド回路２２で
得られた黒レベルの電圧Ｖ1 と上記サンプルホールド回
路２６で得られた黒レベルの電圧Ｖ2 が比較され、この
電圧Ｖ2 が他方の電圧Ｖ1 に一致する（Ｖ1 ＝Ｖ2 ）よ
うに制御される。このようにして、一致制御が行われた
サンプルホールド電圧Ｖ2 は、図１に示されるように、
加算器２９の出力側からバッファ２７を介して基準電圧
源２５に供給されることになる。
ド回路２２の出力と子画面用のサンプルホールド回路２
６の出力を比較するオペアンプ（又は比較器）２８が設
けられ、このオペアンプ２８の出力を、サンプルホール
ド回路２６の後段（当該オペアンプ２８の入力側）に配
置された加算器２９にフィードバックする構成となって
いる。これによれば、上記サンプルホールド回路２２で
得られた黒レベルの電圧Ｖ1 と上記サンプルホールド回
路２６で得られた黒レベルの電圧Ｖ2 が比較され、この
電圧Ｖ2 が他方の電圧Ｖ1 に一致する（Ｖ1 ＝Ｖ2 ）よ
うに制御される。このようにして、一致制御が行われた
サンプルホールド電圧Ｖ2 は、図１に示されるように、
加算器２９の出力側からバッファ２７を介して基準電圧
源２５に供給されることになる。
【００１３】また、上記の両クランプ回路２０，２４の
出力を入力する親子画像合成回路３０が設けられ、この
親子画像合成回路３０は上記子画面コントロール回路１
６から供給された子画面エリア信号により、親画面のビ
デオ信号に子画面のビデオ信号を合成する。そして、こ
の親画面合成回路３０に、出力処理回路３１が接続され
ており、この出力処理回路３１はモニタへの出力処理を
行う。
出力を入力する親子画像合成回路３０が設けられ、この
親子画像合成回路３０は上記子画面コントロール回路１
６から供給された子画面エリア信号により、親画面のビ
デオ信号に子画面のビデオ信号を合成する。そして、こ
の親画面合成回路３０に、出力処理回路３１が接続され
ており、この出力処理回路３１はモニタへの出力処理を
行う。
【００１４】実施形態例は以上の構成からなり、以下に
図２を参照しながらその作用を説明する。図１の回路で
は、ＣＣＤ１０で得られたビデオ信号が増幅され、Ｙ／
Ｃ分離回路１２で輝度（Ｙ）信号及び色差（Ｃ）信号が
分離形成され、この輝度信号と色差信号に基づいて後段
の信号処理回路１４，１５により所定の画像処理が施さ
れる。そして、このような電子内視鏡装置では、操作部
にフリーズ釦を配置しており、このフリーズ釦を押すこ
とにより静止画を表示するように構成される。
図２を参照しながらその作用を説明する。図１の回路で
は、ＣＣＤ１０で得られたビデオ信号が増幅され、Ｙ／
Ｃ分離回路１２で輝度（Ｙ）信号及び色差（Ｃ）信号が
分離形成され、この輝度信号と色差信号に基づいて後段
の信号処理回路１４，１５により所定の画像処理が施さ
れる。そして、このような電子内視鏡装置では、操作部
にフリーズ釦を配置しており、このフリーズ釦を押すこ
とにより静止画を表示するように構成される。
【００１５】当該例においても、親画面用の信号処理回
路１４では、フリーズ釦が押されないとき、ビデオ信号
に基づき動画処理が施され、フリーズ釦が押されたとき
は、静止画処理が行われる。このとき、子画面用の信号
処理回路１５では間引き処理等により子画面用の動画が
形成される。従って、フリーズ操作が実行されたときに
は、図３の親画面Ｐに静止画が表示され、子画面Ｃに動
画が表示されることになる。
路１４では、フリーズ釦が押されないとき、ビデオ信号
に基づき動画処理が施され、フリーズ釦が押されたとき
は、静止画処理が行われる。このとき、子画面用の信号
処理回路１５では間引き処理等により子画面用の動画が
形成される。従って、フリーズ操作が実行されたときに
は、図３の親画面Ｐに静止画が表示され、子画面Ｃに動
画が表示されることになる。
【００１６】このような画像処理において、上記の親画
面用の信号処理回路１４では、図２（Ａ）に示されるビ
デオ信号（図のＬ1 は図３の水平走査ラインＬ1 に対応
する）が形成され、他方の子画面用の信号処理回路１５
では、図２（Ｂ）に示されるビデオ信号が形成される。
次に、これらのビデオ信号は、サンプルホールド回路２
２，２６に供給されたＯＢＰ（オプティカルブラックパ
ルス）によって、その黒（オプティカルブラック）部分
がサンプルホールドされる。即ち、親画面のビデオ信号
から、図２（Ｃ）のＯＢＰにより図２（Ｄ）のサンプル
ホールド（黒レベル）電圧Ｖ1 が得られ、子画面のビデ
オ信号から、図２（Ｅ）のサンプルホールド（黒レベ
ル）電圧Ｖ2 が得られる。
面用の信号処理回路１４では、図２（Ａ）に示されるビ
デオ信号（図のＬ1 は図３の水平走査ラインＬ1 に対応
する）が形成され、他方の子画面用の信号処理回路１５
では、図２（Ｂ）に示されるビデオ信号が形成される。
次に、これらのビデオ信号は、サンプルホールド回路２
２，２６に供給されたＯＢＰ（オプティカルブラックパ
ルス）によって、その黒（オプティカルブラック）部分
がサンプルホールドされる。即ち、親画面のビデオ信号
から、図２（Ｃ）のＯＢＰにより図２（Ｄ）のサンプル
ホールド（黒レベル）電圧Ｖ1 が得られ、子画面のビデ
オ信号から、図２（Ｅ）のサンプルホールド（黒レベ
ル）電圧Ｖ2 が得られる。
【００１７】そして、上記電圧Ｖ1 はオペアンプ２８の
非反転入力端子側へ供給され、他方の電圧Ｖ2 がオペア
ンプ２８の反転入力端子側へ供給されており、ここで両
電圧が比較され、その差電圧が加算器２９を介してサン
プルホールド２６側の出力側へフィードバックされ、上
記電圧Ｖ2 に加算される。従って、このような差電圧の
フィードバック制御により、上記電圧Ｖ2 は電圧Ｖ1 に
一致する（Ｖ2 ＝Ｖ1）ことになる。
非反転入力端子側へ供給され、他方の電圧Ｖ2 がオペア
ンプ２８の反転入力端子側へ供給されており、ここで両
電圧が比較され、その差電圧が加算器２９を介してサン
プルホールド２６側の出力側へフィードバックされ、上
記電圧Ｖ2 に加算される。従って、このような差電圧の
フィードバック制御により、上記電圧Ｖ2 は電圧Ｖ1 に
一致する（Ｖ2 ＝Ｖ1）ことになる。
【００１８】ここで、上述したクランプ回路２０，２４
に着目すると、親画面側では上記サンプルホールド電圧
Ｖ1 がバッファ２３を介して基準電圧源２１へ与えられ
ており、クランプ回路２０ではこの電圧Ｖ1 により設定
された基準電圧によって、ビデオ信号の黒レベルがクラ
ンプされる。一方、子画面側では、この電圧Ｖ1 と一致
した電圧Ｖ2 がバッファ２７を介して基準電圧源２５へ
与えられており、クランプ回路２４では上記電圧Ｖ2 に
より設定された基準電圧によって、ビデオ信号の黒レベ
ルがクランプされる。この結果、両方のビデオ信号は同
一レベルの電圧により設定された同一レベルの基準電圧
によってクランプされることになり、これによって黒レ
ベルが一致した親子のビデオ信号が得られる。
に着目すると、親画面側では上記サンプルホールド電圧
Ｖ1 がバッファ２３を介して基準電圧源２１へ与えられ
ており、クランプ回路２０ではこの電圧Ｖ1 により設定
された基準電圧によって、ビデオ信号の黒レベルがクラ
ンプされる。一方、子画面側では、この電圧Ｖ1 と一致
した電圧Ｖ2 がバッファ２７を介して基準電圧源２５へ
与えられており、クランプ回路２４では上記電圧Ｖ2 に
より設定された基準電圧によって、ビデオ信号の黒レベ
ルがクランプされる。この結果、両方のビデオ信号は同
一レベルの電圧により設定された同一レベルの基準電圧
によってクランプされることになり、これによって黒レ
ベルが一致した親子のビデオ信号が得られる。
【００１９】上記の親子のビデオ信号は、後段の親子画
像合成回路３０に供給されており、ここで合成処理が行
われると、図２（Ｆ）に示される合成ビデオ信号（図の
Ｌ2は図３の水平走査ラインＬ2 に対応する）が形成さ
れる。この合成ビデオ信号は、出力処理回路３１を介し
てモニタ等へ出力され、最終的には図３に示すような親
子画面において、親画面Ｐに静止画、子画面Ｃに動画が
表示される。
像合成回路３０に供給されており、ここで合成処理が行
われると、図２（Ｆ）に示される合成ビデオ信号（図の
Ｌ2は図３の水平走査ラインＬ2 に対応する）が形成さ
れる。この合成ビデオ信号は、出力処理回路３１を介し
てモニタ等へ出力され、最終的には図３に示すような親
子画面において、親画面Ｐに静止画、子画面Ｃに動画が
表示される。
【００２０】以上説明したように、本例によれば、親子
画面の二つのビデオ信号の黒レベルが自動的に一致する
ようにクランプされることになり、親子画面の明るさ、
色合い等に差が生じることはない。
画面の二つのビデオ信号の黒レベルが自動的に一致する
ようにクランプされることになり、親子画面の明るさ、
色合い等に差が生じることはない。
【００２１】上記実施形態例では、静止画と動画の画像
表示について説明したが、超音波画像信号やＸ線画像信
号を、例えば子画面用の信号処理回路１５へ入力すれ
ば、内視鏡画像と超音波画像やＸ線画像との組合せで親
子画面表示を行うことが可能となる。
表示について説明したが、超音波画像信号やＸ線画像信
号を、例えば子画面用の信号処理回路１５へ入力すれ
ば、内視鏡画像と超音波画像やＸ線画像との組合せで親
子画面表示を行うことが可能となる。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
親子の両映像信号の黒レベルをサンプルホールドし、こ
の二つのサンプルホールド電圧を比較して両電圧が一致
するようにフィードバック制御し、この一致した電圧に
基づいて両映像信号の黒レベルをクランプするようにし
たので、クランプ電圧レベルの調整作業をすることな
く、親子の映像信号の黒レベルを自動的に一致させるこ
とが可能となる。しかも、上記電圧レベル調整のための
回路部材の経年的変化により親子画面の表示がアンバラ
ンスとなることを防止できるという利点がある。
親子の両映像信号の黒レベルをサンプルホールドし、こ
の二つのサンプルホールド電圧を比較して両電圧が一致
するようにフィードバック制御し、この一致した電圧に
基づいて両映像信号の黒レベルをクランプするようにし
たので、クランプ電圧レベルの調整作業をすることな
く、親子の映像信号の黒レベルを自動的に一致させるこ
とが可能となる。しかも、上記電圧レベル調整のための
回路部材の経年的変化により親子画面の表示がアンバラ
ンスとなることを防止できるという利点がある。
【図１】本発明の実施形態の一例に係る電子内視鏡装置
の親子映像処理回路の構成を示す回路ブロック図であ
る。
の親子映像処理回路の構成を示す回路ブロック図であ
る。
【図２】図１の回路の動作を示す信号波形図である。
【図３】モニタにおける親子画面の表示領域を示す図で
ある。
ある。
１０ … ＣＣＤ、 １４ … 親画面用信号処理回路、 １５ … 子画面用信号処理回路、 １７ … タイミングジェネレータ、 ２０，２４ … クランプ回路、 ２２，２６ … サンプルホールド回路、 ２１，２５ … 基準電圧源、 ２８ … オペアンプ、 ２９ … 加算器、 ３０ … 親子画像合成回路。
Claims (1)
- 【請求項１】 一つのモニタ画面上に親画面と子画面の
領域を設定し、この親子画面に異なる画像を表示する電
子内視鏡装置の親子映像処理回路において、 上記親画面に表示するための映像信号を入力し、この映
像信号の黒レベルをサンプルホールドする親画面用サン
プルホールド回路と、 上記子画面に表示するための映像信号を入力し、この映
像信号の黒レベルをサンプルホールドする子画面用サン
プルホールド回路と、 上記両サンプルホールド回路で得られた二つのサンプル
ホールド電圧を比較し、両電圧が一致するようにフィー
ドバックするレベル調整回路と、 このレベル調整回路の出力に基づき親子画面の両映像信
号の黒レベルが一致するようにクランプするクランプ回
路と、を設けたことを特徴とする電子内視鏡装置の親子
映像処理回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8093329A JPH09253039A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 電子内視鏡装置の親子映像処理回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8093329A JPH09253039A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 電子内視鏡装置の親子映像処理回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09253039A true JPH09253039A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=14079237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8093329A Pending JPH09253039A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 電子内視鏡装置の親子映像処理回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09253039A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005304682A (ja) * | 2004-04-20 | 2005-11-04 | Pentax Corp | 電子内視鏡 |
| JP2006034415A (ja) * | 2004-07-23 | 2006-02-09 | Pentax Corp | 電子内視鏡システム |
-
1996
- 1996-03-22 JP JP8093329A patent/JPH09253039A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005304682A (ja) * | 2004-04-20 | 2005-11-04 | Pentax Corp | 電子内視鏡 |
| JP4502694B2 (ja) * | 2004-04-20 | 2010-07-14 | Ｈｏｙａ株式会社 | 内視鏡システム |
| JP2006034415A (ja) * | 2004-07-23 | 2006-02-09 | Pentax Corp | 電子内視鏡システム |
| JP4575720B2 (ja) * | 2004-07-23 | 2010-11-04 | Ｈｏｙａ株式会社 | 電子内視鏡システム |
| US7907169B2 (en) | 2004-07-23 | 2011-03-15 | Hoya Corporation | Electronic endoscope system for fluorescence observation |
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