JPH09251319A - 微小位置決め装置用の位置決め器 - Google Patents

微小位置決め装置用の位置決め器

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JPH09251319A
JPH09251319A JP9026558A JP2655897A JPH09251319A JP H09251319 A JPH09251319 A JP H09251319A JP 9026558 A JP9026558 A JP 9026558A JP 2655897 A JP2655897 A JP 2655897A JP H09251319 A JPH09251319 A JP H09251319A
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positioner
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Joseph E Griffith
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アッベオフセットエラーをなくすために予測
困難な傾斜を除去する微小位置決め装置用の位置決め器
を提供すること 【解決手段】 本発明の位置決め器は、第1の自由端部
と第2のピボット端部とを有する剛体の伸長部材を具備
している。第1の自由端部は第1の要素に強固に結合さ
れている。少なくとも一対のアクチュエータが伸長部材
のピボット端部にピボット結合されている。適当なアク
チュエータの一例は微小動作トランスデューサである。
その一対のピボット結合部は、伸長部材の長軸に関して
その一対のピボット結合部が他方のピボット結合部の反
対側に位置するようにして伸長部材に取り付けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、観察中のサンプル
の表面に対してプローブチップの位置を適切に制御する
ための微小位置決め装置に用いられる微小動作トランス
デューサ位置決め器に関し、特に、位置決め器が傾斜し
た場合であってもアッベオフセットエラーを除去するよ
うに改良された位置決め器に関する。
【0002】
【従来の技術】セグメントに分かれた圧電セラミックス
管は、走査プローブ顕微鏡やプロファイルメータのよう
な微小位置決め装置中のプローブチップを動作させるア
クチュエータとして一般的に用いられる。このようなア
クチュエータは、簡単で、広範囲、小型、強固等の利点
を有する。これらのアクチュエータで不都合なことは、
管の端部の予測不可能な傾斜であり、この傾斜は計測困
難な動作を引き起こす。この問題はアッベオフセットエ
ラーとして寸法計測学の分野で周知であるが、この問題
は、例えば、論文:“Dimensional Metrology with
Scanning ProbeMicroscopes", J.Appl.Phys., Volume
74, No. 9, November 1, 1993, pages 83-109. で記述
されている。 U.S. Patent No. 5,306,919, issued Apr
il 26, 1994, to Elings et alにおいては、この望まし
くない傾斜の問題を、圧電管をS字状に曲げることによ
って解決する方法を提案している。この曲げは予測困難
な傾斜を生じるので、この提案された解決策は完全なも
のではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】それ故、本発明の目的
は、アッベオフセットエラーをなくすために予測困難な
傾斜を除去する微小位置決め装置用の位置決め器を提供
することである。また、広範囲を達成するようにアクチ
ュエータの動作を拡大し、温度補償および2次元、3次
元動作が可能で、しかも構造が簡単な位置決め器が要求
されている。したがって、本発明の別の目的は、これら
の属性の全てを有する位置決め装置を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の原理に従って、
一対の要素間の1次元水平動作を制御する微小位置決め
装置用の位置決め器を提供することにより、上述の目的
や他の目的を達成することができる。この位置決め器
は、第1の自由端部と第2のピボット端部とを有する剛
体の伸長部材を具備している。第1の自由端部は第1の
要素に強固に結合されている。少なくとも一対のアクチ
ュエータが伸長部材のピボット端部にピボット結合され
ている。適当なアクチュエータの一例は微小動作トラン
スデューサである。その一対のピボット結合部は、伸長
部材の長軸に関してその一対のピボット結合部が他方の
ピボット結合部の反対側に位置するようにして伸長部材
に取り付けられている。
【0005】各アクチュエータの一端は、剛性の中間支
持部材を介してその個々のピボット結合部に取り付けら
れている。各アクチュエータの他端は剛体の固定ベース
(すなわち第2の要素)に固定されている。各対のアク
チュエータは、伸長部材のピボット端部を旋回させるこ
とによって協同して第1の素子を動作させるように制御
される。アクチュエータを駆動してこれを異なる方向に
動作させる制御手段が設けられている。好ましい実施の
形態において、伸長部材が非傾斜位置にあるとき、各微
小動作トランスデューサ・アクチュエータの動作は伸長
部材の長軸に平行な方向になされる。従って、伸長部材
は制御された方法で傾斜する。
【0006】本発明による一つの実施の形態において、
ピボット結合部は、伸長部材のピボット端に固定される
と共に剛性の中間支持部材を介して微小動作トランスデ
ューサ・アクチュエータに固定されたピボット球であ
る。
【0007】本発明による他の実施の形態において、位
置決め器は、2次元水平動作可能に構成され、さらに、
少なくとも1個の追加中間支持部材と、少なくとも1個
の追加ピボット結合部、および少なくとも1個の追加微
小動作トランスデューサ・アクチュエータを有する。本
実施の形態では、一対の追加剛性中間支持部材、一対の
追加ピボット結合部、および一対の追加微小動作トラン
スデューサ・アクチュエータが設けられることが有利で
ある。これらの追加の一対の構成は、第1と第2のピボ
ット結合部を通る第1の線が第3と第4のピボット結合
を通る第2の線と伸長部材の長軸で直角に交差するよう
にして、第1の対と同様に配置されている。したがっ
て、伸長部材は、その自由端部が直交軸座標系内で2次
元水平動作を行うようにして傾斜可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明による実施の形態として、
以下には走査プローブ顕微鏡を例にとり説明するが、本
発明はこれに限定されるものではない。走査プローブ顕
微鏡は、本発明を適用するのに適切な環境であるところ
の、プロファイルメータ等の他の装置を含む微小位置決
め装置の一つの形態を示すにすぎない。また、以下の説
明では、特に、圧電性セラミックス材料を引用している
が、電気歪みまたは磁気歪み材料のような他の材料を用
いても良い。
【0009】ここで説明する本発明のデザインは、モー
メント・アームの傾斜を用いて微小動作トランスデュー
サ・アクチュエータの比較的小範囲の動作を拡大するも
のである。図1はそのような傾斜を説明するものであ
る。そこに示されるように、長さLの剛性の伸長部材1
0は自由端部12と第2端部14を有している。第2端
部14は、全体長2dを有する横部材16の中心に固着
されている。本発明にしたがって、一対の対向する微小
動作トランスデューサ・アクチュエータ(図1に図示せ
ず)が、横部材16の中心から等距離に配置されてい
る。
【0010】一方のアクチュエータは、横部材16の一
端を微小距離δzだけ下方に動かし、他方のアクチュエ
ータは、横部材16の一端を同距離δzだけ上方に動か
す。この差動動作が伸長部材10の垂直な動きを最小限
に抑える。横部材16の一端の垂直変位δxは、次の関
係によって部材10の自由端部12の横方向動作δxと
して拡大される。 (δx/δz)=(L/d) この場合の拡大率は容易に10以上とすることができ
る。第2のアクチュエータ対と共に第2の横部材を横部
材16に直交して設けて、紙面と直交する方向に自由端
部12を動作させるようにすることも可能であり、この
結果、自由端部12の2次元動作を実現できる。
【0011】図2は、1次元位置決め器を提供するため
に図1に示された原理を用いた本発明の物理的な実施の
形態を示している。図2は、一対の要素間の1次元の水
平動作を制御するための折り返し位置決め器を示してい
る。走査プローブ顕微鏡の典型的な環境において、第1
の要素はプローブチップ18である。第2の要素20は
ベースである。観察下のサンプル(図示せず)は、支持
部材(図示せず)を介してベース20に取り付けられて
いる。この支持部材によってそのサンプルはプローブチ
ップ18に対向する極めて近接位置に配置される。プロ
ーブチップ18は、剛性の伸長部材22の第1の自由端
部に固着されており、これらの間の相対的な水平運動が
防止されている。
【0012】典型的に、伸長部材22は、石英等の剛性
材料の円筒管である。他の剛性材料も利用可能である
が、石英は熱膨張係数が低いという利点を持っている。
伸長部材22はその対向する端部間に伸びる中心縦軸2
4を有し、プローブチップ18はこの軸に沿って配置さ
れている。さらに、位置決め器は、第1と第2の剛性の
中間支持部材26、28を有する。各支持部材26、2
8は、それぞれのピボット手段30、32によりプロー
ブチップ18と反対側の伸長部材22の第2のピボット
端部に結合されている。典型的に、各々のピボット手段
30、32は、それぞれの支持部材26、28および伸
長部材22に対してエポキシ樹脂または他の適当な接着
剤により固定された固体のルビー球である。この実施の
形態においては、エポキシ樹脂の柔軟性によって剛性の
伸長部材22を球30と32上で旋回自在に取り付ける
ことができる。
【0013】球30と32は、縦軸24に関して反対側
にあり、縦軸24に直交しかつ互いに平行なピボット軸
34、36(図3)の周囲で支持部材26、28の各一
方に対して伸長部材22を旋回動作させる。微小動作ト
ランスデューサ・アクチュエータ38、40は、ベース
20と支持部材26、28の各1方との間に結合され、
かつ、各ピボット軸34、36と直交する線に沿って配
置された各支持部材26、28とベース20との間の相
対移動を制御可能である。図2の折り返しデザインにお
いて、伸長部材22およびアクチュエータ38、40
は、全て支持部材26、28の同じ側に配置されてい
る。
【0014】典型的に、微小動作トランスデューサ・ア
クチュエータ38、40は、内部電極および外部電極を
有する中空の圧電セラミックス管である。電極に第1の
極性の電圧がかかると、アクチュエータの長さは増大す
る。電極に逆の極性の電圧がかかると、アクチュエータ
の長さは減少する。望ましくは、アクチュエータ38、
40は同一であり、また、コントローラ42は、プログ
ラム化されたコンピュータを有し、かつ、アクチュエー
タ38、40の電極に結合されており、アクチュエータ
38、40の一方の長さを増加させて他方の長さを減少
させるようにしてこれらの電極に電圧をかける。この差
動動作は、図1について前述したように、伸長部材22
を傾斜させる。
【0015】図3は、プローブチップ18の2次元動作
を行うために、図2に示された構成にさらに2個のアク
チュエータを追加した構成を示している。この構成にお
いて、アクチュエータ38、40はX軸に沿った動作を
制御する。同一のアクチュエータ44、46は、個別の
中間支持部材48、50を有すると共に、個別のピボッ
ト軸56、58を有する個別の球52、54を有してお
り、アクチュエータ38、40に対して対称かつ直交的
に配置されている。アクチュエータ44、46は、コン
トローラ42(図2)に結合され、コントローラ42は
水平動作の所望のY軸成分を得るようにしてそれらの電
圧印加を制御する。
【0016】図3から明かなように、第1と第2の球3
0、32は、プローブチップ18のX軸動作に平行な線
に沿って配置され、同様に、第3と第4のピボット球5
2、54はプローブチップ18のY軸動作に平行な線に
沿って配置されている。各対のピボット球を結ぶこれら
の線は、X、Y軸と同様に、伸長部材22の中心縦軸2
4と交差している。ピボット球30、32、52、54
は縦軸24から等距離にあり、これらの球は縦軸24を
中心とする四角形の各コーナに位置するとみなすことが
できる。しかし、対向する各対のアクチュエータについ
てはアクチュエータの縦軸24からの距離が等しいこと
が望ましいが、この距離が両方の対で同じである必要は
ない。
【0017】望ましくは、アクチュエータ38、40、
44、46の各動作は、伸長部材22が非傾斜位置にあ
る場合に縦軸24と平行な方向に行われる。前述の4個
のアクチュエータを用いた実施の形態だけでなく、プロ
ーブチップ18の2次元の動作を3個のアクチュエータ
を用いて行うことも考えられる。3個のアクチュエータ
の実施の形態において、アクチュエータは伸長部材22
の周囲に三角形状に配置される。
【0018】前述の位置決め器は、広範囲だけでなく、
少なくとも2つの他の重要な利点を有している。第1の
利点は、アッベオフセットエラーを低減できることであ
る。アッベオフセットは、走査プローブ顕微鏡の容量形
センサのような位置センサがプローブチップの平面中に
ない場合に起きる。走査ヘッドの無制御の傾斜は、位置
センサによって検出できないプローブチップの動作を引
き起こす可能性がある。前述したような本発明の位置決
め器の構成の利点は、傾斜を非常に都合よく制御できる
と共に予測でき、それ故、計測位置に対して必要なあら
ゆる補正を成し得ることである。
【0019】第2の利点は、本発明の位置決め器の折り
返しデザインと対称性によって、熱膨張に起因する誤差
を低減できる(すなわち、本質的に熱的補償される)点
である。この熱的補償は図2で説明できる。本システム
は、構成部品の熱膨張特性を利用して、周囲温度が変化
してもプローブチップ18の位置がベース20に対して
一定に保持されるようにデザインされている。このよう
な熱的補償は、2つの長さL1とL2の比を、2つの熱膨
張係数E1とE2の比に対して反比例するように調整する
ことで実現可能である。ここで、下付き符号「1」は伸
長部材22を意味し、下付き符号「2」はアクチュエー
タ38、40、44、46(いずれも同一)の一つを意
味する。これは、それらの要素が、長さの差の大半を生
じさせるからである。なお、この関係は、次のように表
される。 (L1/L2)=(E2/E1) したがって、温度が変化すると、2つの長さL1とL2は
同じ量だけ変化する。
【0020】図2の折り返しデザインは、コンパクトで
かつ熱補償の利点を有するが、これらの利点を必要とし
ない場合もある。図4に示するように、本発明は、折り
返し以外のデザインにも同様に適用可能である。
【0021】さらに、固体のルビー球は、典型的なピボ
ットとして説明したが、他のピボットを用いてもよい。
ここで、図5は、細い部分で曲がる一般的な屈曲部6
4、66が利用できることを示しており、図6は、強固
なワイヤ68、70もまた利用できることを示してい
る。
【0022】図7は、傾斜が生じるときのプローブチッ
プの垂直動作を示している。すなわち、伸長部材22が
角度αで傾斜する場合には、この傾斜によって生じるプ
ローブチップの垂直変位はL1(1−COSα)に等し
い。走査プローブ顕微鏡の典型的な寸法と動作に関し
て、全体の垂直変位は10nmのオーダである。この垂
直変位は、いくつかの方法で補償できる。図2に示すよ
うに、小さな拡張アクチュエータ60を伸長部材22に
設け、この動作を相殺することが可能である。また、z
軸アクチュエータ62を設けて、動作を相殺するように
制御可能である。さらに、傾斜アクチュエータ38、4
0、44、46を、垂直動作を相殺するように動作させ
ることも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
予測困難な傾斜を除去可能で、かつ、温度補償および2
次元、3次元動作が可能であり、しかも構造が簡単な位
置決め器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アクチュエータの動作を拡大するレバー原理
を用いた傾斜を説明する図である。
【図2】 本発明に従って、2つの微小動作トランスデ
ューサ・アクチュエータを用い、傾斜により1次元水平
動作可能に構成された折り返し型の位置決め器を示す側
面図である。
【図3】 4つの微小動作トランスデューサ・アクチュ
エータを用い、斜動により2次元水平動作可能に構成さ
れた折り返し型の位置決め器の概要を示す平面図であ
る。
【図4】 図2と同様の非折り返し型の位置決め器を示
す側面図である。
【図5】 図2〜図4に示された球の替わりのピボット
結合部の一例を示す図である。
【図6】 図2〜図4に示された球の替わりのピボット
結合部の別の一例を示す図である。
【図7】 傾斜による水平動作の間のプローブチップの
垂直動作を幾何学的に説明する図である。
【符号の説明】
10、22……伸長部材 12……自由端部 14……第2端部 16……横部材 18……プローブチップ 20……ベース 24……縦軸 26、28、48、50……支持部材 30、32、52、54……球 34、36、56、58……ピボット軸 38、40、44、46、60……アクチュエータ 42……コントローラ 62……z軸アクチュエータ 64、66……屈曲部 68、70……強固なワイヤ
フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Je rsey 07974−0636U.S.A. (72)発明者 ラファエル ナタン クレインマン アメリカ合衆国,08901 ニュージャージ ー,ミドルセックス,ランディング レイ ン 10,アパートメント 6エフ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の要素間の1次元水平動作を制御す
    る微小位置決め装置用の位置決め器において、 第1の自由端部と第2のピボット端部を有し、前記自由
    端部が前記一対の要素中の第1の要素に対してその間の
    相対水平移動を防止するように結合されると共に、前記
    自由端部から前記ピボット端部まで伸びる長軸を有する
    伸長部材と、 一対の剛性中間支持部材と、 前記長軸の一方の側に設けられ、前記伸長部材のピボッ
    ト端部を前記一対の支持部材中の第1の支持部材にピボ
    ット結合する第1のピボット結合部と、 前記長軸に関して前記第1のピボット結合部と反対側に
    設けられ、前記伸長部材のピボット端部を前記一対の支
    持部材中の第2の支持部材にピボット結合する第2のピ
    ボット結合部と、 前記第1の支持部材に対してその間の相対移動を防止す
    るように結合された一方の端部と、前記一対の要素中の
    第2の要素に対してその間の相対移動を防止するように
    結合された他方の端部を有し、前記第1の支持部材と前
    記第2の要素との間で前記伸長部材を傾斜させるための
    相対移動を行わせるように制御可能な第1の微小動作ト
    ランスデューサ・アクチュエータと、 前記第2の支持部材に対してその間の相対移動を防止す
    るように結合された一方の端部と、前記一対の要素中の
    第2の要素に対してその間の相対移動を防止するように
    結合された他方の端部を有し、前記第2の支持部材と前
    記第2の要素との間で前記伸長部材を傾斜させるための
    相対移動を行わせるように制御可能な第2の微小動作ト
    ランスデューサ・アクチュエータと、 前記第1と第2の支持部材を差動動作させるために前記
    第1と第2のアクチュエータを選択的に駆動する制御手
    段と、を有し、 それによって、前記伸長部材が、傾斜ラインに沿ってこ
    の伸長部材の自由端部を動作させるようにして傾くよう
    に制御されることを特徴とする微小位置決め装置用の位
    置決め器。
  2. 【請求項2】 前記伸長部材に結合され、かつ、前記第
    1の要素を、前記第1と第2の支持部材に対して前記伸
    長部材の長軸に沿って選択的に動作させるように前記制
    御手段によって駆動される第3の微小動作トランスデュ
    ーサ・アクチュエータを有し、 それによって、前記伸長部材の傾斜による垂直動作が補
    償されることを特徴とする請求項1の位置決め器。
  3. 【請求項3】 前記伸長部材が、前記支持部材に関して
    前記アクチュエータと同じ側に配置されるようにして前
    記支持部材に結合されたことを特徴とする請求項1の位
    置決め器。
  4. 【請求項4】 前記第1と第2のアクチュエータが、同
    一の熱膨張係数と同一の長さを有し、 伸長部材の長さの各アクチュエータの長さに対する比
    が、伸長部材の熱膨張係数の各アクチュエータの熱膨張
    係数に対する比に反比例し、 それによって、温度補償が可能であることを特徴とする
    請求項3の位置決め器。
  5. 【請求項5】 第1と第2のピボット結合部の各々が、
    前記伸長部材の第2のピボット端部に取り付けられかつ
    前記一対の支持部材の各々に取り付けられた個別のピボ
    ット球を有することを特徴とする請求項1の位置決め
    器。
  6. 【請求項6】 前記ピボット球の各々が、固体ルビー球
    であることを特徴とする請求項5の位置決め器。
  7. 【請求項7】 前記ピボット結合部が、前記傾斜ライン
    に平行な動作軸に沿って配置されたことを特徴とする請
    求項1の位置決め器。
  8. 【請求項8】 第3と第4の剛性中間支持部材と、 前記伸長部材のピボット端部を前記第3の支持部材にピ
    ボット結合する第3のピボット結合部と、 前記長軸に関して前記第3のピボット結合部と反対側に
    設けられ、前記伸長部材のピボット端部を前記第4の支
    持部材にピボット結合する第4のピボット結合と、 前記第3の支持部材に対してその間の相対移動を防止す
    るように結合された一方の端部と、前記第2の要素に対
    してその間の相対移動を防止するように結合された他方
    の端部を有し、前記第3の支持部材と前記第2の要素と
    の間で前記伸長部材を傾斜させるための相対移動を行わ
    せるように制御可能な第3の微小動作トランスデューサ
    ・アクチュエータと、 前記第4の支持部材に対してその間の相対移動を防止す
    るように結合された一方の端部と、前記第2の要素に対
    してその間の相対移動を防止するように結合された他方
    の端部を有し、前記第4の支持部材と前記第2の要素と
    の間で前記伸長部材を傾斜させるための相対移動を行わ
    せるように制御可能な第4の小動作トランスデューサ・
    アクチュエータと、 前記第3と第4の支持部材を差動動作させるために前記
    第3と第4のアクチュエータを選択的に駆動する制御手
    段とを有し、 それによって、2次元水平動作可能用に構成されたこと
    を特徴とする請求項1の位置決め器。
  9. 【請求項9】 第1と第2のピボット結合部を通る第1
    の線は、第3と第4のピボット結合を通る第2の線と前
    記長軸で直角に交差し、 それによって、前記伸長部材の自由端部が、前記第1の
    線に平行な第1の座標軸と前記第2の線に平行な第2の
    座標軸を有する直交軸座標系において2次元動作を行
    い、かつ、前記第1と第2のアクチュエータが前記第1
    の座標軸と平行な動作を制御し、前記第3と第4のアク
    チュエータが前記第2の座標軸と閉恋うな動作を制御す
    るようにして、前記伸長部材が傾けられることを特徴と
    する請求項8の位置決め器。
  10. 【請求項10】 前記伸長部材に結合され、かつ、前記
    第1の要素を、前記支持部材に対して前記伸長部材の長
    軸に沿って選択的に動作させるように前記制御手段によ
    って駆動される第5の微小動作トランスデューサ・アク
    チュエータを有し、 それによって、前記伸長部材の傾斜による垂直動作が補
    償されることを特徴とする請求項8の位置決め器。
  11. 【請求項11】 前記伸長部材が、前記支持部材に関し
    て前記アクチュエータと同じ側に配置されるようにして
    前記支持部材に結合されたことを特徴とする請求項8の
    位置決め器。
  12. 【請求項12】 前記第1、第2、第3、および第4の
    アクチュエータが、同一の熱膨張係数と同一の長さを有
    し、 伸長部材の長さの各アクチュエータの長さに対する比
    が、伸長部材の熱膨張係数の各アクチュエータの熱膨張
    係数に対する比に反比例し、 それによって、温度補償が可能であることを特徴とする
    請求項11の位置決め器。
  13. 【請求項13】 前記第1、第2、第3、および第4の
    ピボット結合部の各々が、前記伸長部材のピボット端部
    に取り付けられかつ前記支持部材の各々に取り付けられ
    た個別のピボット球を有することを特徴とする請求項8
    の位置決め器。
  14. 【請求項14】 各々のピボット球が、固体ルビー球で
    あることを特徴とする請求項13の位置決め器。
  15. 【請求項15】 前記第1、第2、第3、および第4の
    ピボット結合部が、前記伸長部材の長軸を中心とする四
    角形の各コーナに配置されていることを特徴とする請求
    項9の位置決め器。
  16. 【請求項16】 前記剛性伸長部材が、剛性プラスチッ
    ク製の円筒管を有することを特徴とする請求項1の位置
    決め器。
  17. 【請求項17】 前記剛性伸長部材が、石英管を有する
    ことを特徴とする請求項16の位置決め器。
  18. 【請求項18】 前記微小動作トランスデューサ・アク
    チュエータの各々が、内部電極と外部電極を持つ個別の
    中空の圧電セラミック製円筒を有することを特徴とする
    請求項1の位置決め器。
  19. 【請求項19】 前記伸長部材が非傾斜位置にある場合
    に、前記アクチュエータの各々が、前記伸長部材の長軸
    と平行な方向に動作することを特徴とする請求項1の位
    置決め器。
  20. 【請求項20】 前記伸長部材が非傾斜位置にある場合
    に、前記アクチュエータの各々が、前記伸長部材の長軸
    と平行な方向に動作することを特徴とする請求項8の位
    置決め器。
  21. 【請求項21】 一対の要素間の2次元水平動作を制御
    する微小位置決め装置用の位置決め器において、 第1の自由端部と第2のピボット端部を有し、前記自由
    端部が前記一対の要素中の第1の要素に対してその間の
    相対水平移動を防止するように結合されると共に、前記
    自由端部から前記ピボット端部まで伸びる長軸を有する
    伸長部材と、 3つの剛性中間支持部材と、 前記長軸の周囲に三角形状に配置され、その各々が前記
    伸長部材のピボット端部を前記3つの支持部材中の各々
    に個別にピボット結合する3つのピボット結合部と、 その各々が、前記3つの支持部材の各々に対してその間
    の相対移動を防止するように結合された一方の端部と、
    前記一対の要素中の第2の要素に対してその間の相対移
    動を防止するように結合された他方の端部を有し、前記
    3つの支持部材の各々と前記第2の要素との間で前記伸
    長部材を傾斜させるための相対移動を行わせるように制
    御可能な、実質的に平行に配置された3つの微小動作ト
    ランスデューサ・アクチュエータと、 前記3つの支持部材を差動動作させるために前記3つの
    アクチュエータを選択的に駆動する制御手段と、を有
    し、 それによって、前記伸長部材が、この伸長部材の自由端
    部を動作させるようにして傾くように制御されることを
    特徴とする微小位置決め装置用の位置決め器。
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