JPH09251274A - 光画像表示パネル - Google Patents

光画像表示パネル

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JPH09251274A
JPH09251274A JP8232005A JP23200596A JPH09251274A JP H09251274 A JPH09251274 A JP H09251274A JP 8232005 A JP8232005 A JP 8232005A JP 23200596 A JP23200596 A JP 23200596A JP H09251274 A JPH09251274 A JP H09251274A
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JP
Japan
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plate
display panel
image display
optical image
cut
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JP8232005A
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English (en)
Inventor
Takeshi Imai
猛 今井
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】任意の形状に切断あるいは打ち抜いた切断EL
板を使用した耐久性のある光画像表示パネルを提供す
る。 【解決手段】この光画像表示パネルは、裏面板1と、こ
の裏面板1の中央部の一部に配置された切断エレクトロ
ルミネッセンス板2と、裏面板1上に設けられ切断EL
板2の中央部を表出させる開口部4aをもつ遮光板3
と、遮光板3上に設けられた白色板4と、白色板4に接
合され白色板4および切断EL板2を覆う透過画像板5
とから構成されている。この光画像表示パネルは画像の
一部が発光するため全体の画像の一部を強調することが
できる。また切断EL板は裏面板、透過画像板等で挟持
され、接合により気密的にシールされているため水分が
EL板に浸透しにくく耐吸湿性に優れ耐久性が高い。こ
の光画像表示パネルに近ずく人を感じて切断EL板2を
発光させるセンサ7、発光とともに音声を流す音声発生
装置8を設けることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を光らせるこ
とができる画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像を光らせることができる画像表示装
置としては、バックライトと称する発光体とその発光体
に積層され画像が描かれた透過画像板とをもつ装置が知
られている。そして、発光体として、蛍光灯を用いた発
光箱、EL板が用いられている。また、画像の一部のみ
を発光させたい場合には発光体の一部を遮光する遮光板
あるいは遮光膜が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】EL板は薄く柔軟性に
富むため光画像パネルの発光体としては好ましい。しか
しEL板は水分を吸収すると性能が急速に劣化するため
十分な耐吸湿対策を必要とする。このため任意の形状の
耐吸湿対策を備えたEL板を製造することは高価とな
り、実質的に任意の形状のEL板を組み込んだ光画像表
示パネルは実用化されていない。
【0004】本発明はかかる問題を解決するもので、任
意の形状に切断あるいは打ち抜いた切断EL板を使用し
た耐久性のある光画像表示パネルを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の光画像表示パネ
ルは所定形状に切断された切断EL板を裏面板、透過画
像板等で挟持し接合してシールし、実質的に切断EL板
を耐吸湿性としたものである。すなわち、本発明の光画
像表示パネルは裏面板と、該裏面板の周縁部分を除く中
央部の一部に配置され所定形状に切断された切断EL板
と、少なくとも該切断EL板の周囲の該裏面板に接合さ
れた白色板と、少なくとも該白色板に接合され該白色板
および該切断EL板を覆う透過画像板と、から構成され
ていることを特徴とする。
【0006】本発明の光画像表示パネルはその切断EL
板が裏面板、透過画像板等で挟持され、接合してシール
されているため、切断EL板自体に高度の耐吸湿性を必
要としない。このため本発明の切断EL板は大きなEL
板から所定形状に切断あるいは打ち抜いたものをそのま
ま使用することができる。また、切断EL板は光る部分
のみに使用されているため、切断EL板をそれだけ小さ
くでき、無駄が少ない。
【0007】
【発明の実施態様】本発明の光画像表示パネルを構成す
る裏面板は光画像表示パネルの裏面を形成するもので、
耐透湿性に優れた合成樹脂フィルム、金属箔をラミネー
トした合成樹脂フィルム、金属箔等の金属シートで形成
できる。合成樹脂フィルムとしてはポリエステル樹脂、
アクリル樹脂、スチレン樹脂、ポリオレフィン樹脂等を
使用できる。なお、光画像表示パネル自体に適当な剛性
を与える場合は、裏面板はある程度硬くて厚いものが好
ましい。
【0008】この裏面板には粘着性をもつかあるいは加
熱されて軟化溶着する熱可塑性樹脂層を持つものが好ま
しい。なお、接合される他の板が粘着あるいは軟化溶着
する熱可塑性樹脂層を持つ場合には、裏面板には接着層
を必要としない。また、以下に説明する遮光板を使用し
ない場合には、切断EL板が配置される面を黒色あるい
は切断EL板に接続されているリード線の色と同じ色に
するのが好ましい。
【0009】更には、裏面板は熱可塑性樹脂層を介して
あるいは厚さ方向に透過する水を固定し、切断EL板へ
の移動を阻止する吸湿剤を持つものが好ましい。かかる
吸湿剤としては従来から知られている酸化カルシウム
(CaO)、ゼオライト粉末等を採用できる。切断EL
板は大きなEL板より所定形状に切断あるいは打ち抜
き、必要なリード線を接続したものである。EL板は蛍
光物質を含む電気絶縁材料の発光層を少なくとも一方が
透明な一対の電極層で挟持したもので、一対の電極に電
場を付加すると電場のエネルギーで発光層が発光するも
のである。このEL板は、切断、打ち抜きが容易にでき
るものが好ましい。また、切断された周縁部から内部に
水分が拡散しにくいものがよい。
【0010】本発明の切断EL板は大きなEL板より所
定形状に切断あるいは打ち抜いたものをそのまま使用で
きる。大きなEL板としては、中間に所定幅の間隔を隔
ててそれぞれ所定幅の一対の電極が露出した周縁部を持
つものを使用するのが好ましい。そして切断EL板はそ
の周縁の一部に一対の電極が表出している周縁部を含む
ように大きなEL板より切り出す。この場合、リード線
は露出したそれぞれの電極に容易に接続することができ
る。なお、切断端面はそのままでも熱硬化性樹脂等を塗
布し硬化してシールすることもできる。
【0011】なお、切断EL板は複数個配置することが
できる。白色板は光を反射する機能をもつ板で、外部よ
り光画像表示パネルの透過画像板を透過して入る光を反
射し、透過画像板の画像を認識できるようにするもので
ある。本発明の光画像表示パネルが明るい場所に設けら
れている場合、この外部の明かりが白色板により反射さ
れ、透過画像板の画像により反射光が吸収され光のコン
トラストが生じ画像が認識される。尚、白色板は必要に
より複層とすることができる。
【0012】白色板は、表面が白色のものでもあるいは
鏡のように光を反射する反射板でもよい。また、白色板
は遮光性のものでも、ある程度光を透過する透光性のも
のでもよい。遮光性である場合には切断EL板からの光
を遮光しないように光を通す開口を設ける必要がある。
又、白色板とEL板との間には画像の開口部を設けた黒
色の光感光性フイルムで形成された遮光板を配置するこ
とができる。
【0013】白色板は裏面板と同じ耐透湿性に優れた合
成樹脂フィルム、金属箔をラミネートした合成樹脂フィ
ルム、金属箔等の金属シートで形成できる。なお、白色
板は粘着あるいは熱溶着できるように両面に粘着あるい
は軟化溶着する熱可塑性樹脂層を持つものが好ましい。
また、接合をより容易にするため薄く柔軟性に富むもの
がよい。また、白色板は切断EL板の周縁部あるいは前
面に積層されるものであるため、前記した吸湿剤を含む
ものが好ましい。
【0014】透過画像板は透明なフィルムあるいはシー
トに画像を描いたもので、主として白色板からこの透過
画像板を透過する光のコントラストにより画像が認識さ
れる。この透過画像板を構成するフィルムあるいはシー
トとしては透明な合成樹脂フィルムあるいはシートを用
いるのが好ましい。透明な合成樹脂としては、ポリエス
テル樹脂、アクリル樹脂、スチレン樹脂等の公知の透明
樹脂を使用できる。画像はこれら透明なフィルムあるい
はシートに描くことができる。
【0015】なお、カラー画像を形成する場合、赤色の
画像、黄色の画像および青色の画像等、必要な単色画像
をそれぞれの透明なフィルムあるいはシートに描き、そ
れらを積層した複数のフィルムあるいはシートで透過画
像板を構成することもできる。なお、積層されている各
フィルムあるいはシートはそれぞれ粘着あるいは熱溶着
により一体的に接合されている必要がある。透過画像板
を複数のフィルムあるいはシートで形成することにより
厚さ方向に透過する水の透過を効果的に抑制でき、切断
EL板の劣化がそれだけ阻止される。
【0016】裏面板と白色板の間に粘着あるいは熱溶着
により挟持された遮光板を介在させることができる。こ
の遮光板は少なくとも切断EL板の中央部を表出させる
開口部をもつ。遮光板は主として遮光板の後方にある切
断EL板のリード線等が見えるものを防ぐ機能をもつ。
この遮光板として、黒く塗られた金属箔、黒色の合成樹
脂フィルムあるいはシートを用いることができる。
【0017】遮光板に切断EL板が装着できる開口を形
成するのも好ましい。この場合、遮光板と切断EL板の
厚さを同じにすることにより1枚の板として取り扱うこ
とができ好都合である。また、遮光板が比較的厚くなる
ため多量の吸湿剤を遮光板中に配合でき、それだけ光画
像表示パネルの耐久性が向上する。なお、遮光板は白色
板と一体化することもできる。
【0018】切断EL板を発光させる電源をオンオフす
る制御部を設けることが好ましい。そして、電源をオン
オフし、時間経過とともに切断EL板を発光させたり、
発光を止めたりすることができる。また、1個の光画像
表示パネルに切断EL板を複数個配設し、各切断EL板
を任意に発光および停止させることができる。また、同
じ切断EL板で印加する電場の強さで発光強度を変えた
り、発光色を変えるように電場の強さを制御することも
できる。
【0019】また、本発明の光画像表示パネルに人感知
センサーを設け、この人感知センサーが人を感知し人感
知センサーからの入力により切断EL板を発光させるよ
うにしてもよい。これらより必要な時のみこの光画像表
示パネルが作動し、無駄な電力の消費を抑えることがで
きる。人感知センサーとしては、従来公知のドアの開閉
に使用されているような超音波を利用した近接センサ
ー、通路を横切るように投射された光が遮られることに
より人を感知するセンサー、赤外線、超音波等人が光画
像表示パネルに接近したことを感知するセンサーを使用
できる。
【0020】この人感知センサーは光画像表示パネル内
に収納しても、あるいは光画像表示パネルから離れた場
所に設けてもよい。この人感知センサーからの入力を受
けて前記した制御部を作動させることもできる。本発明
の光画像表示パネルに音声発生装置を設けることもでき
る。そしてこの音声発生装置を前記制御部で制御し、各
切断EL板の発光と連動させて音声を出すことにより光
画像表示パネルに一層注目を集めることができる。音声
発生装置としては、各種レコーダ、音声マイクロコンピ
ュータ等を使用できる。この音声発生装置も光画像表示
パネル内に組み込んでも、独立して設けてもよい。
【0021】
【発明の作用、効果】本発明の光画像表示パネルは切断
EL板に電場を印加することにより画像の一部が発光す
る。このため全体の画像の一部を強調することができ
る。また、発光する部分のみにEL板が存在し、発光し
ない部分にはEL板が存在しないため、必要最小のEL
板を切断EL板として使用できる。また、切断EL板は
裏面板、透過画像板等で挟持され、接合により気密的に
シールされているため水分がEL板に浸透しにくく耐吸
湿性に優れ耐久性の高いものとなっている。
【0022】また、本発明の光画像表示パネルの各切断
EL板を制御部により個々に発光させることにより光画
像表示パネルの所定部分により注目させることができ、
広告機能がより高くなる。また、音声発生装置を組み込
むことによりさらに多くの情報を流したり、より広告機
能を高めることができる。そして人感知センサーにより
必要な時のみに光画像表示パネルを発光させることがで
きる。
【0023】
【実施例】本発明の実施例を示し、本発明をさらに詳細
に説明する。 (実施例1)本発明の実施例1の要部を断面とした光画
像表示パネルを図1に示す。この、光画像表示パネル
は、裏面板1と2個の切断EL板2、2と遮光板3と白
色板4と透過画像板5と制御部6とから構成されてい
る。
【0024】裏面板1は厚さ0.1mmの黒色PET樹
脂フィルム(日本製紙製)で形成されている。切断EL
板2はその要部拡大断面を図2に示すように、下側に透
明電極21が形成されたポリエステルフイルム22と、
ZnSを蛍光物質として含む発光層23と高誘電体より
なる絶縁層24と他方の背面電極25を形成するカーボ
ン電極とポリエステルフイルムで形成された背面保護層
26および透明電極21の上に形成されたカーボン導電
部27このカーボン導電部27の上に形成された表面銀
バスバー28および背面電極25の上に形成された背面
銀バスバー29とからなる。そしてこれら表面銀バスバ
ー28および背面銀バスバー29にリード線61が溶接
されている。この切断EL板2は一側端部にのみ表面銀
バスバー28および背面銀バスバー29を持ち、残りの
側端部は図2の左端に示すように厚さ方向に切断された
切断端面となっている。
【0025】この切断EL板2はこれら表面銀バスバー
28および背面銀バスバー29が全周縁に設けられた正
方形状の大きなEL板より切り出すことにより得られた
もので、本実施例では、切断EL板2の切断端面にも特
にシール被覆等は形成せず、切断したものをそのまま使
用した。遮光板3は厚さ0.1mmの黒色PET樹脂フ
ィルムで形成されている。この遮光板3は各切断EL板
2が位置する部分に切断EL板2より僅かに小さい2個
の開口部3aが形成され、各開口部3aより各切断EL
板2が表出している。なお、切断EL板2に結線されて
いるリード線61は裏面板1と遮光板3の間に挟持され
側端より外部に伸びている。
【0026】白色板4は白色顔料を分散した厚さ0.1
mmの白色PET樹脂フィルムで形成され、遮光板3お
よび切断EL板2に積層されている。透過画像板5は4
枚の光感光性フイルムを積層したものである。この光感
光性フイルムは、イエロー(黄)、マゼンダ(赤)、シ
アン(青)、ブラック(黒)の各色で網点状に画像を形
成した色分解ネガを用いて光感光性フイルムに露光、現
像して得られたものである。そしてこれら4枚の光感光
性フイルムをラミネートすることによって透過画像板5
が形成されている。なお、この光感光性フイルムもまた
PET樹脂フィルムで形成されている。
【0027】裏面板1と切断EL板2および裏面板1と
遮光板3との間、EL板2と白色板4および遮光板3と
白色板4との間、白色板4と透過画像板5との間および
白色板4と透過画像板5との間を構成する各光感光性フ
イルムとの間は熱溶着で一体的に接合されている。制御
部6は時計内蔵のオンオフ装置で、2個の切断EL板2
に送られる電流を時間経過とともにオンオフ制御するも
のである。
【0028】本実施例1の光画像表示パネルは以上の構
成をもつ。この光画像表示パネルは日中のように光画像
表示パネルが設置されている周囲が明るい場合、周囲の
光が透過画像板5を通過し白色板4で乱反射されて再び
透過画像板5を通過する。この間に透過画像板5の画像
により所定波長の光が吸収され、カラー画像として認識
される。
【0029】切断EL板2に制御部6を介して電流が送
られると、切断EL板2が発光する。この光は遮光板3
の開口部3aおよび白色板4を通過し、開口部3aに対
応する部分の透過画像板5を通過する。そして所定波長
の光が吸収され、透過画像板5の一部の部分が明るいカ
ラー画像として認識される。本実施例の光画像表示パネ
ルは白色板4の存在により外部光で透過画像板5の画像
が認識でき、かつ切断EL板2の発光により透過画像板
5の一部の部分が明るい画像として認識できる。このた
めアイキャッチ効果が著しく向上する。また、照明の必
要とする部分のみに切断EL板2が使用されているた
め、必要とするEL板を最小量とすることができ、EL
板の無駄が発生しない。さらに切断EL板2は、裏面板
1、透過画像板5等で気密的にシールされているため耐
吸湿性が高く、本実施例の光画像表示パネルの耐久性を
優れたものとしている。
【0030】また、本実施例では遮光板として黒色のフ
ィルムを採用しているため、EL板2より導出されるリ
ード線61が画像に陰となり写ることを防止させること
ができる。 (実施例2)本発明の実施例2の要部を断面とした光画
像表示パネルを図3に示す。この、光画像表示パネル
は、実施例1の遮光板3を変更したもので、遮光板30
以外の裏面板1、切断EL板2、2、白色板4、透過画
像板5および制御部(図示せず)はそのまま実施例1と
同じものを使用した。なお、透過画像板5を形成する4
枚のイエロー(黄)フイルム51、マゼンダ(赤)フイ
ルム52、シアン(青)フイルム53、ブラック(黒)
フイルム54を図示している。
【0031】本実施例の光画像表示パネルを特色付ける
遮光板30は切断EL板2とほぼ同じ厚さに形成され、
その開口部30aの中に切断EL板2が挿入保持されて
いる。そしてこの遮光板30は、吸湿剤である酸化カル
シウム粉末が混入された熱可塑性ポリエステルシートで
形成されている。なお、裏面板1、切断EL板2、2、
遮光板30、白色板4、透過画像板5の互いの当接面は
熱溶着層で熱溶着されている。
【0032】本実施例の光画像表示パネルはどの部分も
同じ厚さとなつているため、表面の凹凸が少なく、美観
が向上する。また、遮光板30には吸湿剤が含まれてい
るため、浸入する水分が吸湿剤で補足され、切断EL板
2に至らない。このため切断EL板2の劣化が起こりに
くく、耐久性の高い光画像表示パネルとなっている。 (実施例3)本発明の実施例3の要部を断面とした光画
像表示パネルを図4に示す。この、光画像表示パネル
は、実施例1と同様に、裏面板1と2個の切断EL板
2、2と遮光板3と白色板4と透過画像板5と制御部6
とから構成されている。
【0033】本実施例では白色板4が2個の開口部4a
を持つ点、および裏面板1と切断EL板2および裏面板
1と遮光板3との間、EL板2と白色板4および遮光板
3と白色板4との間、白色板4と透過画像板5との間お
よび透過画像板5を構成する各光感光性フイルムとの間
が粘着で一体的に接合されている点、の2点で実施例1
の光画像表示パネルと異なる。
【0034】本実施例の白色板4の2個の開口部4aは
遮光板3の2個の開口部3aと同じ部分に設けられてい
る。このためEL板2は遮光板3のの開口部3aおよび
白色板4の開口部4aを通して直接透過画像板5の裏面
に対向している。また、接合は粘着性の接着材(商品名
ビューカル851桜井(株)製)を用い、接合される一
方の面に粘着性の樹脂層を形成し、両者を合わせて一体
化して接合した。
【0035】本実施例の光画像表示パネルはEL板2で
発光した光が直接透過画像板5に照射されるため白色板
4での光の吸収が無い。このためより効率的に透過画像
板5を照射できる。また、接合も圧着だけで行えるため
に、熱溶着のような熱を必要とせず接合工程が容易とな
る。 (実施例4)本発明の実施例4の要部を断面とした光画
像表示パネルを図5に示す。この、光画像表示パネル
は、実施例3の遮光板3を変更したもので、遮光板30
以外の裏面板1、切断EL板2、2、開口部4aをもつ
白色板4、透過画像板5および制御部(図示せず)はそ
のまま実施例3と同じものを使用した。なお、透過画像
板5を形成する4枚のイエロー黄フイルム51、マゼン
ダ赤フイルム52、シアン青フイルム53、ブラック黒
フイルム54を図示している。
【0036】本実施例の光画像表示パネルを特色付ける
遮光板30は切断EL板2とほぼ同じ厚さに形成され、
その開口部30aの中に切断EL板2が挿入保持されて
いる。そしてこの遮光板30は、吸湿剤である酸化カル
シウム粉末が混入された熱可塑性ポリエステルシートで
形成されている。なお、裏面板1、切断EL板2、2、
遮光板30、白色板4、透過画像板5の互いの当接面は
粘着性の樹脂層で接合されている。
【0037】本実施例の光画像表示パネルも実施例3の
光画像表示パネルと同様にEL板2で発光した光が直接
透過画像板5に照射されるため白色板4での光の吸収が
無い。このためより効率的に透過画像板5を照射でき
る。また、接合も圧着だけで行えるために、熱溶着のよ
うな熱を必要とせず接合工程が容易となる。 (実施例5)本発明の実施例5の光画像表示パネルの断
面を図6に示す。この、光画像表示パネルは、実施例1
の光画像表示パネルにセンサー7および音声発生装置8
を組み込んだもので、裏面板1、切断EL板2、2、遮
光板3、白色板4、透過画像板5はそのまま実施例1と
同じものを使用した。そして制御部6はセンサー7より
の信号を受けて切断EL板2、2および音声発生装置8
を作動させるものとした。
【0038】センサー7は近接センサーで、通行人がこ
の光画像表示パネルに近づいたことを検知し、制御部6
に信号を送るとともに、通行人が所定の区域から出た場
合にも制御部6に信号を送る。音声発生装置8は音声発
生コンピュータで、所定の音声がプログラムされてい
る。制御部6はセンサー7からの信号を受け、切断EL
板2、2を作動させて発光させるとともに音声発生装置
8を作動させ所定の音声を出す。そして通行人が所定の
区域から出た場合を検知したセンサー7からの信号によ
り、切断EL板2、2および音声発生装置8の作動を停
止する。
【0039】この制御部6の作用により、本実施例の光
画像表示パネルの画像が図7に示すものから図8に示す
ものとなる。なお、図7は切断EL板2、2が発光して
いない状態の画像であり、図8は切断EL板2、2が発
光している状態の画像である。そして図7に示す画像の
ときに音声発生装置8により、例えば「携帯電話は○○
○」等のメツセージを流す。
【0040】本実施例の光画像表示パネルは通行人が所
定の区域に存在することをセンサー7が検知し、その間
のみ切断EL板2、2を発光させ、かつ、音声発生装置
8を作動させる。このため通行人に発光という刺激と音
声による刺激を加えることができ、本実施例の光画像表
示パネルへの注意をより引きつけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の光画像表示パネルの断面図
を示す。
【図2】本発明の実施例1の光画像表示パネルに用いた
切断EL板の拡大断面図である。
【図3】本発明の実施例2の光画像表示パネルの要部拡
大断面図を示す。
【図4】本発明の実施例3の光画像表示パネルの断面図
を示す。
【図5】本発明の実施例4の光画像表示パネルの要部拡
大断面図を示す。
【図6】本発明の実施例5の光画像表示パネルの断面図
を示す。
【図7】本発明の実施例5の光画像表示パネルの切断E
L板が発光していない状態の光画像をしめす。
【図8】本発明の実施例5の光画像表示パネルの切断E
L板が発光している状態の光画像をしめす。
【符号の説明】
1…裏面板 2…切断EL板 3…遮光板 4…白色板 5…透過画像板 6…制御部 7…センサー 8…音声発生装置 30…遮光板 3a…開口部 4a…開口部 30a…開口
部 61…リード線

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面板と、 該裏面板の周縁部分を除く中央部の一部に配置され所定
    形状に切断された切断エレクトロルミネッセンス板(以
    下、切断EL板と称する。)と、 少なくとも該切断EL板の周囲に設けられた白色板と、 少なくとも該白色板上に設けられ該白色板および該切断
    EL板を覆う透過画像板と、 から構成されていることを特徴とする光画像表示パネ
    ル。
  2. 【請求項2】 該裏面板、該切断EL板、該白色板およ
    び該透過画像板は一体的に接合されている請求項1記載
    の光画像表示パネル。
  3. 【請求項3】 該接合は熱溶着である請求項1記載の光
    画像表示パネル。
  4. 【請求項4】 少なくとも該切断EL板の中央部を表出
    させる開口部をもち、該裏面板と該白色板の間に挟持さ
    れた遮光板をもつ請求項1記載の光画像表示パネル。
  5. 【請求項5】 該遮光板は金属箔で形成されている請求
    項4記載の光画像表示パネル。
  6. 【請求項6】 該遮光板は吸湿剤が埋設されている請求
    項4記載の光画像表示パネル。
  7. 【請求項7】 該遮光板は黒色の光感光性フイルムで形
    成されている請求項4記載の光画像表示パネル。
  8. 【請求項8】 該白色板は該切断EL板の中央部を表出
    させる開口部をもちかつ遮光機能をもつ請求項1記載の
    光画像表示パネル。
  9. 【請求項9】 該白色板は該切断EL板を覆い、光透過
    機能をもつ請求項1記載の光画像表示パネル。
  10. 【請求項10】 該切断EL板に当接あるいはその周囲
    に配設された該裏面板、該白色板、該透過画像板の少な
    くとも1個は吸湿剤が埋設されている請求項1記載の光
    画像表示パネル。
  11. 【請求項11】 人感知センサーを持ち、該人感知セン
    サーの入力により該切断EL板を発光させる請求項1記
    載の光画像表示パネル。
  12. 【請求項12】 該切断EL板は複数個設けられてお
    り、各該切断EL板を発光させる電源をオンオフする制
    御部をもつ請求項1記載の光画像表示パネル。
  13. 【請求項13】 該制御部は各該切断EL板の発光と連
    動して音声を出す音声発生装置をもつ請求項12記載の
    光画像表示パネル。
  14. 【請求項14】 人感知センサーを持ち、該人感知セン
    サーの入力により該制御部が作動する請求項12記載の
    光画像表示パネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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