JP7336676B2 - 入力装置 - Google Patents

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Description

本開示は、入力装置に関する。
従来の入力装置として、例えば特許文献1には、模様が施された第1のフィルムと、導電パターンを備えた可撓性を有する第2のフィルムと、第1のフィルムと第2のフィルムとの間に設けられたベースとを備える電子機器用外観ケースが開示されている。この電子機器用外観ケース側にはこの電子機器用外観ケース側にはLEDが配置されており、LEDで表示部を照光することで、第1のフィルムの模様が光る。
特開2009-130283号公報
特許文献1に記載されている入力装置では、第2のフィルムの延出部が側方に突出して設けられており、この延出部がプリント基板に接続されるように構成されている。このような入力装置では、延出部が側方に突出することでケースに穴開け等が必要になり、防水構造を取ることが困難になる。このため、防水効果が低下する可能性がある。
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、防水効果が低下しにくい入力装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様の入力装置は、第1シートと、第2シートと、本体とを備える。第1シートは、意匠部が形成される。第2シートは、第1シートの一方の面に接合され、導電パターンを有し、タッチ検出電極が配置される。本体は、第2シートの第1シート側とは反対側の面である裏面側に設けられる。第2シートは、第1シートと重畳する範囲内において、本体側へ延出する延出部を有する。上記導電パターンには、光を発する光源が配置される。
本開示によれば、防水効果が低下しにくい、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1の入力装置を備える収納ボックスを示す図である。 図2は、実施の形態1の入力装置を示す図である。 図3は、図2のIII-III線における入力装置の断面図である。 図4Aは、実施の形態1の意匠部の一例(加飾部と薄肉部とを有する)の断面図である。 図4Bは、実施の形態1の意匠部の一例(遮光性パターンと半透過性パターンとを有する)の断面図である。 図5は、実施の形態1の入力装置の第2シートの延出部を示す図である。 図6は、実施の形態1の入力装置の回路の構成を示すブロック図である。 図7は、実施の形態1の入力装置の操作部の点灯時と消灯時とを示す図である。 図8は、実施の形態1の変形例1の入力装置の断面図である。 図9は、実施の形態1の変形例1の入力装置の光源と、光透過領域と、意匠部とを示す図である。 図10は、実施の形態1の変形例2の入力装置の光源と、光透過領域と、遮光部と、意匠部とを示す図である。 図11は、実施の形態2の入力装置の断面図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。但し、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
なお、以下の説明において、図1及び図2に示すように、入力装置の操作面と交差する方向をX軸方向と規定し、入力装置をX軸方向に見たときの横方向をY軸方向、縦方向をZ軸方向と規定する。また、「表面」とは、入力装置を視認することができる側の面であり、「裏面」とはその反対方向側の面である。そして、入力装置の裏面から表面へ向かう方向を、X軸プラス方向と呼び、その反対方向をX軸マイナス方向と呼ぶ。
(実施の形態1)
以下、図1~図7を用いて、実施の形態1について説明する。
[構成]
[収納ボックス100の構成]
まず、入力装置1が備えられる収納ボックス100について、図1を参照して説明する。図1では、一例として、収納ボックス100が車両の車室内に配置される場合を示している。収納ボックス100には、眼鏡、財布等を収納することができる。なお、収納ボックス100が配置される場所は、車両に限定されず、航空機、住宅等の施設等でもよく、配置場所は特に限定されない。
[入力装置1の構成]
次に、入力装置1の構成について、図2~図7を参照して説明する。入力装置1は、収納ボックス100の蓋部としての役割を担っている。入力装置1は、例えば、収納ボックス100の蓋部、及びサンルーフ等の天井窓の電動開閉を操作したり、車室内の照明装置を点灯させたりする等の機能を有する。入力装置1は、このような機能を実行するための複数の操作部3を有する。操作部3は、後述する意匠部110に対応する部分である。ユーザは、操作部3をタッチすることで入力装置1の機能を発揮させる。
図2に示すように、入力装置1は、平板状のパネルである。入力装置1には、上述の収納ボックス100の蓋部の開閉操作等を行うための操作部3を装飾する模様である意匠部110が表示される。図2では、意匠部110を省略している。意匠部110については特に限定されずどのような模様であってもよい。
図3に示すように、入力装置1は、第1シート31と、第2シート32と、本体10と、を備える。以下に、入力装置1を構成する各要素について説明する。
第1シート31には、意匠部110が形成される。第1シート31は、意匠部110が形成された部分を通過する光以外の光を遮る。第1シート31は、光反射性を有する塗装をされた部材や光反射シート等でもよいし、光吸収性を有する部材等でもよい。本実施の形態では、第1シート31には、複数の操作部3に応じて、複数の意匠部110が一対一で形成される。
意匠部110は、入力装置1から光が出射する部分である。意匠部110は、半透過性を有する。ここで、半透過性とは、入射する光のうち所定の割合の光を透過する性質である。本実施の形態では、半透過性とは、ユーザの肉眼により、光源20から出射されて意匠部110を透過する光は視認できるが、意匠部110を透過する自然光は視認できない程度の透過率であることを表す。意匠部110は、例えば、図4Aに示すように、加飾部111と薄肉部112とを有する。加飾部111は、光透過性を有するフィルム又はシート状の層である。薄肉部112は、加飾部111の上面、すなわちX軸プラス方向側の面に積層された第1シート31の一部である。薄肉部112では、第1シート31の厚みが他の部分よりも薄くなっている。具体的には、意匠部110の模様に応じた加飾部111を後述する本体10の表面10aに積層し、さらにその上に第1シート31の薄肉部112が積層される。このため、加飾部111の上面の部分である第1シート31の薄肉部112は半透過性を有し、光を透過する。あるいは、図4Bに示すように、第1シート31は光透過性又は半透過性を有するフィルム113に遮光性パターン114と半透過性パターン115とを印刷する構成としてもよい。遮光性パターン114は、遮光性を有し、フィルム113のうち模様に対応する領域(意匠部110)を除く領域に印刷される。半透過性パターン115は、半透過性を有し、フィルム113のうち模様に対応する領域(意匠部110)に印刷される。また、例えば第1シート31の厚みは変えずに、第1シート31のうち模様に対応する領域(意匠部110)を半透過性の材料で構成してもよい。
また、意匠部110の形状については、特に限定されない。例えば、意匠部110は、四角形や円形等の図形を表してもよいし、文字等の模様を表してもよい。
第2シート32は、光透過性を有する。第2シート32は、第1シート31の一方の面に接合され、導電パターン33を有し、タッチセンサ電極50が配置される。より具体的には、第2シート32は、第1シート31の裏面31bに設けられ、第1シート31とは反対側の面である裏面32bに導電パターン33を有し、回路基板としての役割を担う。また、導電パターン33には複数の光源20が実装される。そして、第2シート32の裏面32bにおける光源20とは異なる位置に、タッチセンサ電極50が配置される。また、第2シート32の裏面32b側には、後述の本体10が設けられ、図6の制御回路40が実装される。タッチセンサ電極50及び制御回路40は導電パターン33に接続される。また、第2シート32は、例えば、フレキシブル基板等である。第2シート32のベース材には、例えば、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド等のフィルムが用いられる。なお、本実施の形態では制御回路40を第2シート32に実装する例を示したが、制御回路40は別の回路基板に実装されてもよい。
第2シート32は、第1シート31と重畳する範囲内において、第2シート32の裏面32b側から延出する延出部34を有する。本実施の形態では、図3に示すように、第2シート32は、第1シート31と接合される平坦な部分である面部36と、第1シート31と接合されずに本体10側へ延出する部分である延出部34とを有する。本実施の形態では、延出部34は、図5に示すように、第2シート32の一部を切り欠いて、その切り欠き部分の自由端側を湾曲させて形成される。延出部34は、後述する本体10の裏面10bから突出する。したがって、延出部34のうち、裏面10bから突出するまでの部分は本体10に内包保持される。なお、延出部34の形状は任意であり、本実施の形態では、図5に示すように、延出部34は矩形である。第2シート32に設けられる導電パターン33は延出部34の延出方向に沿って形成され、延出部34によって第2シート32の裏面32b側から引き出され、その先端は図示しない接続先のプリント基板等に接続される。つまり、第2シート32とプリント基板等とは、延出部34を介して電気的に接続される。
なお、延出部34は、プリント基板等に対して直接的に接続されてもよいし、ケーブルやコネクタ等を介して接続されてもよい。また、延出部34を含めた第2シート32の大きさは設計条件等に応じて任意に変更可能であり、第1シート31と同じ大きさでもよいし、小さくてもよい。
複数の光源20は、光を出射する。複数の光源20は、具体的には、発光素子21と、白色系の樹脂であるリフレクタ22とを有し、発光素子21はリフレクタ22により封止固定されている。そして、光源20は、図3におけるY軸プラス方向である第2シート32の延在方向に光を出射する姿勢で、第2シート32に実装される。つまり、光源20の光軸Jは、第2シート32の延在方向と略平行である。
複数の光源20のそれぞれは、例えば、LED(Light Emitting Diode)により構成される。複数の光源20のそれぞれは、白色光、青色光、赤色光、緑色光等を出射する。なお、複数の光源20のそれぞれは、LED以外であってもよく、例えば、有機EL(Electro Luminance)照明等により構成されていてもよい。
なお、複数の光源20のそれぞれは、互いに同じ種類の光源、例えば、互いに同じ種類の発光素子21により構成されてもよい。また、この場合の同じ種類の発光素子21とは、付与される電流又は電力の大きさ等の発光条件が同じ場合に、同じ輝度で発光する発光素子のことである。
制御回路40は、入力装置1、天井窓、照明装置等を複数の動作モードで動作させる。例えば、制御回路40は、マイクロコンピュータと周辺回路部品で構成され、図1の収納ボックス100の蓋部を開閉する動作モード、天井窓を開閉する動作モード、車室内の照明装置を点灯又は消灯する動作モード等を有する。つまり、制御回路40は、意匠部110が示す模様に応じて、入力装置1、天井窓、照明装置等を動作させる。
タッチセンサ電極50は、ユーザのタッチを検出するための電極である「タッチ検出電極」の一例である。「タッチ検出電極」は、ユーザのタッチを検出するための電極であればよく、タッチセンサ電極50に限られない。「タッチ検出電極」としては、例えば歪みセンサの電極等であってもよい。図3に示すように、タッチセンサ電極50は、第2シート32の裏面32bに配置され、ユーザによってタッチされた際に、信号を制御回路40に出力する。タッチセンサ電極50は、例えば静電容量式等のセンサ電極である。また、タッチセンサ電極50は、X軸方向から見た場合に、第1シート31の意匠部110と重なる位置に配置され、且つ、タッチセンサ電極50は、第2シート32の裏面32bにおける光源20とは異なる位置に配置される。また、タッチセンサ電極50は光透過性を有し、光源20から出射して意匠部110に向かう光を透過する。
本体10は、光透過性を有する。本体10は、光源20が出射した光を伝える導光板である。本体10では、第2シート32に実装されている光源20から発光された光が伝送され、伝送された光が第1シート31及び第2シート32の意匠部110から出射する。本体10は、光透過性を有する材料から構成されており、例えば、アクリル、ポリカーボネート等の樹脂材料により構成されている。
また、本体10は、第2シート32に実装される光源20を内包した状態で、光源20と一体的に形成される。さらに、本体10は、第1シート31及び第2シート32と一体的に形成される。ここで、一体的とは、異なる部材同士が接着しているだけでなく、部材が他の部材に内包されている状態等を含む意味である。
さらに、本体10の裏面10bからは、光が漏れ出ないようになっていてもよい。例えば、本体10の裏面10bは、白色又は黒色に塗装されていてもよい。また、本体10は裏面10bに白色樹脂材又は黒色樹脂材を有するように、二色成形によって形成されてもよい。また、その他にも、本体10の裏面10bに、光吸収性又は光反射性を有する塗装がされていてもよいし、光吸収性又は光反射性を有する樹脂が形成されていてもよい。
[動作]
図3に示すように、このような入力装置1では、例えば、光源20が発する光は、本体10を伝わり、第1シート31及び第2シート32の意匠部110から出射する。
光源20の点灯時及び消灯時の様子を図7に例示する。図7は、実施の形態に係る入力装置1の操作部3の点灯時と消灯時とを表す図である。
図7に示すように、光源20が点灯している時には、光源20から出射され意匠部110を透過する光をユーザは視認する。これにより、ユーザは意匠部110の模様を認識することができる。一方、光源20が消灯している時には、意匠部110を透過する自然光をユーザは視認できないため、ユーザは意匠部110の模様を視認できない又は視認し難くなる。
[作用効果]
次に、本実施の形態における入力装置1の作用効果について説明する。本実施の形態に係る入力装置1は、意匠部110が形成される第1シート31と、第1シート31のX軸マイナス方向側に配置される第2シート32と、第2シート32のX軸マイナス方向側に配置され、第1シート31及び第2シート32と一体的に形成される本体10と、を備える。また、第2シート32は導電パターン33を有し、導電パターン33には光源20が配置される。そして、第2シート32における意匠部110の直下、すなわちX軸マイナス方向側には、タッチセンサ電極50が配置される。さらに、第2シート32は、第1シート31と重畳する範囲内において、本体10側へ延出する延出部34を有する。
ここで、入力装置1をX軸プラス方向側から見た場合に延出部34が第1シート31からはみ出ていれば、延出部34が入力装置1から側方に突出することで入力装置1に穴開け等が必要になり、防水構造を取ることが困難になる。このため、防水効果が低下したり、延出部34を覆うために入力装置1が大型化したりすることがある。これに対して、本実施の形態に係る入力装置1では、延出部34を接続先のプリント基板等に接続したときに、入力装置1をX軸プラス方向側から見た場合に、延出部34は第1シート31の範囲外にはみ出ていないので、穴明け等が不要になる。このため、本実施の形態に係る入力装置1では、上述のような問題点が生じ難く、防水対策を講じやすい。
さらに、延出部34は、本体10の裏面10bから突出する。このため、延出部34の先端を接続先のプリント基板等に向けて、滑らかに引き出すことができる。このため、延出部34を無理に折り返したりすることによる延出部34の断線の発生を抑制することができる。
また、本実施の形態に係る入力装置1では、第2シート32が本体10の表面10a側に配置される。この構成により、第2シート32が本体10の裏面10b側にある構成に比べて、タッチセンサ電極50を入力装置1の操作部3の近くに配置できるため、タッチセンサ電極50の感度の向上を図れる。
また、本実施の形態に係る入力装置1では、タッチセンサ電極50と光源20とは、第2シート32の裏面32bにおいて異なる位置に配置される。そして、本体10は、光源20が発した光を意匠部110に伝える。したがって、この入力装置1では、入力装置1の意匠部110から輝度の高い光を出射することができ、且つ、光源20に内蔵される導電体及び光源20が実装される導電パターン33に起因する、タッチセンサ電極50の感度の低下及び誤動作を抑制することができる。
また、収納ボックス100の設置面に入力装置1を設置した場合、例えば、収納ボックス100を構成する蓋部のような薄い部材の設置面にも、入力装置1を適用することができるとともに、操作部3を継ぎ目のない連続面とすることができるので、意匠性が向上する。
(変形例1)
以下、図8及び図9を用いて、実施の形態1の変形例1について説明する。
図8は、実施の形態1の変形例1に係る入力装置の断面図である。図9は、実施の形態1の変形例1に係る光源20と、光透過領域120と、意匠部110とを示した図である。図9では、本体10、第1シート31、第2シート32等を省略している。
本変形例において、上述した実施の形態1と同一の部材については同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態1では、本体10は光透過性を有し、光源20から出射した光を意匠部110に伝送していたが、本変形例では、本体10の一部が光透過性を有する。つまり、本体10のうち、光源20から意匠部110までの光路の部分は、該光路の部分以外よりも高い光透過性を有する。具体的には、本体10は、複数の光源20のY軸プラス方向に、光透過領域120を内包する。光透過領域120は、本体10のうち、光源20からタッチセンサ電極50側へ向かって光軸Jの方向に延在する領域であって、意匠部110と重なる部分を有する領域である。光透過領域120は光透過性を有する。本体10の光透過領域120以外の部分は、光透過性を有さず、或いは、光透過領域120よりも光透過率が低い。光透過領域120以外の部分は、例えば、白色樹脂材又は黒色樹脂材で構成される。光透過領域120は、本体10と一体的に形成される。本体10は、例えば、二色成形によって光透過領域120の部分と光透過領域120以外の部分とを有するように成形される。光透過領域120は、X軸方向から見て、少なくとも一部がタッチセンサ電極50及び意匠部110と重なるように第2シート32の裏面32b側に形成される。より好ましくは、光透過領域120は、光源20の出射面まで、又は光源20全体を内包するように、第2シート32の裏面32b側に形成される。また、光透過領域120は、Y軸方向から見て、光源20と重なるように形成される。
このような入力装置では、例えば、光源20が発する光は、本体10の光透過領域120に入射する。光透過領域120に入射した光は、光透過領域120の内部を伝わり、第1シート31の意匠部110から出射する。
この構成により、光源20が発する光を意匠部110から効率的に出射させることができる。また、複数の意匠部110が隣り合っている場合等に、それぞれの意匠部110に対応して光透過領域120を設けることで、ある意匠部110に向けて出射した光が隣の意匠部110等から漏れ出てしまうことを抑制することができる。
(変形例2)
以下、図10を用いて、実施の形態1の変形例2について説明する。
図10は、実施の形態1の変形例2に係る光源20と、光透過領域120と、遮光部430と、意匠部110とを示した図である。図10では、本体10、第1シート32、第2シート32等を省略している。
本変形例において、上述した実施の形態1の変形例1と同一の部材については同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
本変形例では、本体10は、複数の遮光部430を有する。遮光部430は遮光性を有する。遮光部430は、白色樹脂材又は黒色樹脂材で構成され、光を反射する機能を有する。この場合、本体10には、複数の遮光部430によって囲まれる領域が光透過領域120となるように複数の遮光部430が配置され、光源20から意匠部110までの光路が形成される。本変形例では、遮光部430は白色樹脂の薄板で構成されている。そして、遮光部430は3枚配置され、それぞれ第2シート32に対して直立した姿勢で配置される。3枚の遮光部430のうちの一対の遮光部430a、430bは、光源20の光軸Jと平行であり、且つ、所定の間隔を空けて互いに対向するように配置される。また、3枚の遮光部430のうちの1つの遮光部430cは、本体10を介して光源20と対向するように配置される。なお、遮光部430の数は3枚に限らない。また、遮光部430は光を反射する機能を有するものに限らず、光を吸収する機能を有するものであってもよい。この構成により、光源20が発する光を効率的に意匠部110に案内することができる。
なお、上記した変形例1及び2の光透過領域120の代わりに、本体10とは別体の導光体を配置してもよい。この場合、導光体は、光源20から発せられた光が入射する入射面と、導光体の内部を伝わった光が意匠部110に向けて出射する出射面と、導光体の内部を伝わる光を反射する複数の反射面とを有する。この構成により、光源20が発する光を効率的に意匠部110に集めることができる。
(実施の形態2)
以下、図11を用いて、実施の形態2について説明する。
[構成]
図11は、実施の形態2に係る入力装置の断面を示した断面図である。本実施の形態において、上述した実施の形態1と同一の部材については同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
光源20は、光源20の出射する光の光軸Jが意匠部110に向く姿勢で第2シート32に実装される。本実施の形態では、光源20の光軸Jと意匠部110とが交差している。また、図11に示すように、本実施の形態では、第2シート32の延出部34はその根元部分に平坦な根元部35を有し、光源20は根元部35に実装される。
第2シート32は、光源20の姿勢に合わせてフォーミングされている。例えば、第2シート32は、光源20を実装する前に、光源20の出射する光の光軸Jが意匠部110に向く姿勢となるようにフォーミングされる。なお、本体10を形成する過程において、図示しない楔型部材を延出部34の根元部35と第1シート31との間にあらかじめ設けておくことが好ましい。これにより、樹脂材料によるインサート成形等によって本体10を成形する際に、光源20及び根元部35の姿勢を固定しやすくなる。
[動作]
このような入力装置では、例えば、光源20が発する光は、本体10を伝わり意匠部110に向かい、意匠部110から出射する。
[作用効果]
本実施の形態に係る入力装置1において、光源20は、光源20の出射する光の光軸Jが意匠部110に向く姿勢で第2シート32に実装される。これにより、光源20からY軸プラス方向に光を出射した光を本体10で反射させて意匠部110へ向ける構成に比べて、光源20から意匠部110へ直接入射する光が多くなり、意匠部110から輝度の高い光を出射することができる。
(その他)
以上、本開示について説明したが、本開示は、上記入力装置1に限定されるものではない。
例えば、複数の光源20は、意匠部110を挟むように、意匠部110に向けて光を出射してもよい。つまり、意匠部110にはY軸プラス方向側及びY軸マイナス方向側から光が入射してもよい。
また、第2シート32のうち、X軸方向から見た場合に、第1シート31の意匠部110と重なる位置は光透過性を有し、他の部分は光透過性を有さないように構成されていてもよい。
また、制御回路40は、第2シート32の表面32a側に実装されてもよく、導電パターン33と電気的に接続された別の基板に実装されていてもよい。つまり、制御回路40は、本体10に内蔵されていてもよいし、本体10の外部に設けられていてもよい。
また、タッチセンサ電極50は、第2シート32の表面32aに配置されてもよく、あるいは表面32aと裏面32bとの両面に配置されてもよい。
また、入力装置1は、電池等から電力が供給されてもよく、車両の電源から電力が供給されてもよく、商業用電力から電力が供給されてもよい。
また、上記各実施の形態に係る入力装置1において、第1シート31及び第2シート32は、フィルムを含む意味である。
また、上記各実施の形態に係る入力装置1は、収納ボックス100の蓋部だけでなく、例えば、入力装置の薄型化が必要なアームレストやドア内面等に適用してもよい。
また、上記各実施の形態に係る入力装置1において、面部36が平坦である構成を説明したが、曲面であってもよい。つまり、第2シート32は、第1シート31と接合される曲面の部分と、第1シートとは接合されずに本体10側へ延出する延出部34とを有してもよい。あるいは、第2シート32と第1シート31とが接合される部分は、曲面の部分と平面の部分とを両方有していてもよい。
また、上記各実施の形態に係る入力装置1において、延出部34は、図5に示すように第2シート32の一部を切り欠いて一体化した構成を説明したが、この構成に限定されるものではない。すなわち、延出部34は第2シート32と別体であり、例えば延出部34がフラットケーブルで構成され、第2シート32と電気的に接続される構成であってもよい。この場合、図3に示すように、延出部34(ここではフラットケーブル)の裏面10bから突出するまでの部分は本体10に内包保持されるので、このような別体構成としても、防水効果が低下しにくい。
以上、本開示の入力装置について説明したが、本開示は、上記各実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を上記各実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の態様の範囲内に含まれてもよい。
(まとめ)
上記実施の形態から明らかなように、本開示は、下記の態様を含む。以下では、実施の形態との対応関係を明示するためだけに、符号を括弧付きで付している。
第1の態様の入力装置(1)は、第1シート(31)と、第2シート(32)と、本体(10)とを備える。第1シート(31)は、意匠部(110)が形成される。第2シート(32)は、第1シート(31)の一方の面(31b)に接合され、導電パターン(33)を有し、タッチセンサ電極(50)が配置される。本体(10)は、第2シート(32)の第1シート(31)とは反対側の面である裏面(32b)側に設けられる。第2シート(32)は、第1シート(31)と重畳する範囲内において、本体(10)へ延出する延出部(34)を有する。第1の態様によれば、防水効果が低下しにくい。
第2の態様の入力装置(1)は、第1の態様との組み合わせにより実現され得る。第2の態様では、第2シート(32)は、第1シート(31)と接合される部分である面部(36)と、第1シート(31)と接合されずに本体(10)側へ延出する部分である延出部(43)と、を有する。第2の態様によれば、防水効果が低下しにくい。
第3の態様の入力装置(1)は、第1又は第2の態様との組み合わせにより実現され得る。第3の態様では、導電パターン(33)には、光を発する光源(20)が配置される。第3の態様によれば、ユーザから意匠部(110)を視認しやすい。
第4の態様の入力装置(1)は、第3の態様との組み合わせにより実現され得る。第4の態様では、タッチセンサ電極(50)及び光源(20)は第2シート(32)の裏面(32b)に配置され、第2シート(32)の裏面(32b)には、タッチセンサ電極(50)と光源(20)とが互いに異なる位置に配置される。第4の態様によれば、タッチセンサ電極(50)の感度の低下及び誤動作を抑制し得る。
第5の態様の入力装置(1)は、第3又は第4の態様との組み合わせにより実現され得る。第5の態様では、本体(10)のうち、光源(20)から意匠部(110)までの光路の部分は、光路の部分以外よりも高い光透過性を有する。第5の態様によれば、ユーザから意匠部(110)を視認しやすい。
第6の態様の入力装置(1)は、第3~第5の態様のいずれか1つとの組み合わせにより実現され得る。第6の態様では、面部(36)は平坦であり、光源(20)は、光源(20)から出射する光の光軸(J)が第2シート(32)の面部(36)と略平行になる姿勢で第2シート(32)に実装される。第6の態様によれば、ユーザから意匠部(110)を視認しやすい。
第7の態様の入力装置(1)は、第3~第5の態様のいずれか1つとの組み合わせにより実現され得る。第7の態様では、光源(20)は、光源(20)から出射する光の光軸(J)が意匠部(110)に向く姿勢で第2シート(32)に実装される。第7の態様によれば、ユーザから意匠部(110)を視認しやすい。
第8の態様の入力装置(1)は、第3~第7の態様のいずれか1つとの組み合わせにより実現され得る。第8の態様では、意匠部(110)は、半透過性を有する。第8の態様によれば、入力装置(1)の意匠性を向上し得る。
1 入力装置
3 操作部
10 本体
10a 表面
10b 裏面
20 光源
21 発光素子
22 リフレクタ
31 第1シート
31b 裏面
32 第2シート
32a 表面
32b 裏面
33 導電パターン
34 延出部
35 根元部
36 面部
40 制御回路
50 タッチセンサ電極(タッチ検出電極)
110 意匠部
111 加飾部
112 薄肉部
113 フィルム
114 遮光性パターン
115 半透過性パターン
120 光透過領域
430、430a、430b、430c 遮光部

Claims (7)

  1. 意匠部が形成される第1シートと、
    前記第1シートの一方の面に接合され、導電パターンを有し、タッチ検出電極が配置される第2シートと、
    前記第2シートの前記第1シートとは反対側の面である裏面側に設けられる本体とを備え、
    前記第2シートは、前記第1シートと重畳する範囲内において、前記本体側へ延出する延出部を有し、
    前記導電パターンには、光を発する光源が配置される、
    入力装置。
  2. 前記第2シートは、前記第1シートと接合される部分である面部と、前記第1シートと接合されずに前記本体側へ延出する部分である前記延出部と、を有する、
    請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記タッチ検出電極及び前記光源は前記第2シートの前記裏面に配置され、
    前記第2シートの前記裏面には、前記タッチ検出電極と前記光源とが互いに異なる位置に配置される、
    請求項1または2に記載の入力装置。
  4. 前記本体のうち、前記光源から前記意匠部までの光路の部分は、前記光路の部分以外よりも高い光透過性を有する
    請求項1乃至3のうちの何れか1項に記載の入力装置。
  5. 前記第2シートは、前記第1シートと接続される部分である面部を有し、
    前記面部は平坦であり、
    前記光源は、前記光源から出射する光の光軸が前記第2シートの前記面部と略平行であり、
    前記本体のうち、前記光源から前記タッチ検出電極へ向かって前記光源の光軸方向に延在する領域であって前記意匠部と重なる領域が、前記領域以外よりも高い光透過性を有する
    請求項1乃至4のうちの何れか1項に記載の入力装置。
  6. 前記光源は、前記光源から出射する光の光軸が前記意匠部に向く姿勢で前記第2シートに実装される
    請求項1乃至4のうちの何れか1項に記載の入力装置。
  7. 前記意匠部は、半透過性を有する
    請求項1乃至6のうちの何れか1項に記載の入力装置。
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