WO2023100563A1

WO2023100563A1 - 操作入力装置

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Publication number: WO2023100563A1
Application number: PCT/JP2022/040379
Authority: WO
Inventors: 英明江頭; 武増谷
Original assignee: パナソニックＩｐマネジメント株式会社
Priority date: 2021-11-30
Filing date: 2022-10-28
Publication date: 2023-06-08

Abstract

操作入力装置（１）は、操作パネル（６０）と、操作パネル（６０）の裏面（６０ｂ）側に配置されたフレーム（１０）と、フレーム（１０）から見て操作パネル（６０）とは反対側に配置された基板（２０）と、発光体（４０）と、導光体（５０）と、を備える。操作パネル（６０）は、少なくとも一部が光を透過するパネル表示部（７０）を有する。フレーム（１０）は、パネル表示部（７０）に対応する位置に第１の開口部（１１）を有する。基板（２０）は、第１の開口部（１１）に対応する位置に第２の開口部（２２）を有する。発光体（４０）は、基板（２０）の裏面（２０ｂ）側に配置され、導光体（５０）に向けて光を出射する。導光体（５０）は、少なくとも第１の開口部（１１）の内側および第２の開口部（２２）の内側に設けられている。発光体（４０）から出射された光は、導光体（５０）で導光されてパネル表示部（７０）に向けて出射される。

Description

操作入力装置

　本開示は、操作入力装置に関する。

　従来の特許文献１には、一面側に検知電極が形成され、他面側に発光素子を具備した平板状の基板（配線基板）と、基板の一面側に配設され、発光素子から導入した光を基板とは反対側の操作パネルから外部に放射するための導光板とを有する照明付タッチスイッチ装置が開示されている。この導光板は、検知電極を覆うように設けられる導光板本体と、導光板本体から基板の他面側まで延出して、発光素子が発する光を導光板本体に導光する延出部とを有する。

特開２０１５－５４４８号公報

　従来の導光板は、操作パネルを光らせるために、延出部及び導光板本体を介して操作パネルまで発光体が発した光を案内している。そのため、発光体から操作パネルまでの光路長が長くなるため、例えば、操作パネルから出射される光が暗くなり、操作パネルの表示品位に改善の余地があった。そこで、本開示では、操作パネルの表示品位が低下することを抑制できる操作入力装置を提供する。

　本開示の一態様に係る操作入力装置は、操作パネルと、前記操作パネルの裏面側に配置されたフレームと、前記フレームから見て前記操作パネルとは反対側に配置された基板と、光を出射する発光体と、光を導光する導光体と、を備え、前記操作パネルは、少なくとも一部が光を透過するパネル表示部を有し、前記フレームは、前記パネル表示部に対応する位置に第１の開口部を有し、前記基板は、前記第１の開口部に対応する位置に第２の開口部を有し、前記発光体は、前記基板から見て前記フレームとは反対側である前記基板の裏面側に配置され、前記導光体に向けて光を出射し、前記導光体は、少なくとも前記第１の開口部の内側および前記第２の開口部の内側に設けられ、前記発光体から出射された光は、前記導光体で導光されて前記パネル表示部に向けて出射される。

　本開示の他の一態様に係る操作入力装置は、操作パネルと、前記操作パネルの裏面側に配置されたフレームと、前記フレームから見て前記操作パネルとは反対側に配置された基板と、光を出射する発光体と、光を導光する導光体と、を備え、前記操作パネルは、少なくとも一部が光を透過するパネル表示部を有し、前記フレームは、前記パネル表示部に対応する位置に第１の開口部を有し、前記基板は、前記第１の開口部に対応する位置に第２の開口部を有し、前記発光体は、前記基板から見て前記フレーム側である前記基板の表面側に配置され、前記導光体に向けて光を出射し、前記導光体は、前記第１の開口部の内側および第２の開口部の内側に設けられ、前記発光体から出射された光は、前記導光体で導光されて前記パネル表示部に向けて出射される。

　なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能なＣＤ－ＲＯＭなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。また、記録媒体は、非一時的な記録媒体であってもよい。

　本開示の操作入力装置は、操作パネルの表示品位が低下することを抑制できる。

図１は、操作入力装置の斜視図である。図２は、実施の形態１に係る操作入力装置の分解斜視図である。図３は、実施の形態１に係る操作入力装置の一部の分解斜視図である。図４は、実施の形態１に係る操作入力装置の一部の断面図である。図５は、操作入力装置のブロック構成図である。図６は、操作入力装置のパネル表示部を上から見た平面図である。図７は、操作入力装置のパネル表示部の他の例を示す平面図である。図８は、実施の形態１の変形例１に係る操作入力装置の一部の断面図である。図９は、実施の形態１の変形例２に係る操作入力装置の一部の断面図である。図１０は、実施の形態１の変形例３に係る操作入力装置の一部の断面図である。図１１は、実施の形態２に係る操作入力装置の一部の分解斜視図である。図１２は、実施の形態２に係る操作入力装置の一部の断面図である。図１３は、実施の形態２の変形例１に係る操作入力装置の一部の断面図である。図１４は、実施の形態２の変形例２に係る操作入力装置の一部の断面図である。図１５は、実施の形態２の変形例３に係る操作入力装置の一部の断面図である。

　（本開示の一態様に係る操作入力装置）
　本開示の一態様に係る操作入力装置について説明する。以下に示す操作入力装置は、後述する実施の形態１に示す形態を有している。

　このように、発光体から出射された光を、第１の開口部の内側および第２の開口部の内側に設けられた導光体を介してパネル表示部に向けて出射することで、従来技術に比べて光の光路長を短くすることがでる。そのため、操作パネルから出射される光が暗くなることを抑制できる。これにより、操作パネルの表示品位が低下することを抑制できる。

　また、前記導光体は、前記発光体から出射された光が入射する入射面と、前記入射面に入射した光の一部を反射する反射面と、前記入射面に入射した光および前記反射面で反射した光を前記パネル表示部に向けて出射する出射面と、前記入射面と前記反射面とを接続する端部と、を有し、前記端部は、前記発光体よりも、前記基板の裏面を基準とした基準面から離れた位置にあり、前記入射面は、前記端部から前記基準面に近づくにしたがって前記発光体に近づくように傾斜し、前記反射面は、前記端部から前記基準面に近づくにしたがって前記発光体から遠ざかるように傾斜し、前記出射面は、前記パネル表示部に対向し、前記出射面に対する前記入射面の傾斜角は、前記出射面に対する前記反射面の傾斜角よりも大きくてもよい。

　この構成によれば、発光体から出射された光を入射面で有効に受光し、また、反射面に入射した光を適切に出射面に向けて出射することができる。そのため、操作パネルから出射される光が暗くなることを抑制できる。これにより、操作パネルの表示品位が低下することを抑制できる。

　また、上記の端部を、発光体よりも基板の基準面から離れた位置にすることで、発光体から出射された光を入射面で有効に受光することができる。そのため、導光体の受光量が減ることを抑制し、操作パネルから出射される光が暗くなることを抑制できる。これにより、操作パネルの表示品位が低下することを抑制できる。

　また、入射面の傾斜角を大きくすることで、発光体から出射された光を入射面で有効に受光することができる。これにより、導光体の受光量が減ることを抑制し、操作パネルから出射される光が暗くなることを抑制できる。操作パネルの表示品位が低下することを抑制できる。

　また、入射面の傾斜角を大きくすることで反射面の傾斜角が小さくなり、反射面に入射した光を適切に出射面に向けて出射することができる。そのため、出射面に向かって出射する反射光の光量が減ることを抑制し、操作パネルから出射される光が暗くなることを抑制できる。これにより、操作パネルの表示品位が低下することを抑制できる。

　また、前記第１の開口部の内壁面は、前記導光体の前記出射面の外周側面に接していてもよい。

　この構成によれば、フレームの第１の開口部と導光体との間から光が漏れ出ることを抑制し、発光体から出射された光を、導光体を介して適切にパネル表示部へ出射することができる。そのため、操作パネルから出射される光が暗くなることを抑制できる。これにより、操作パネルの表示品位が低下することを抑制できる。

　また、前記フレームは、前記第１の開口部の内壁面にて前記導光体を保持していてもよい。

　この構成によれば、導光体の姿勢を正しく保ち、発光体から出射された光を、導光体を介して適切にパネル表示部へ出射することができる。そのため、操作パネルから出射される光が暗くなることを抑制できる。これにより、操作パネルの表示品位が低下することを抑制できる。

　また、前記導光体は、１つの部品によって構成されていてもよい。

　例えば、導光体が複数の部品の組み合わせで構成されている場合、部品同士の界面にて反射等が起きて、光が減衰することがある。それに対し、導光体が１つの部品によって構成されていることで、導光体内を伝搬する光が減衰することを抑制できる。そのため、操作パネルから出射される光が暗くなることを抑制できる。これにより、操作パネルの表示品位が低下することを抑制できる。

　また、前記発光体は、前記発光体の発光面の法線が前記基板の裏面に対して平行となるように配置されていてもよい。

　この構成によれば、発光体から出射した光を効率よく導光体に入射することができる。そのため、操作パネルから出射される光が暗くなることを抑制できる。これにより、操作パネルの表示品位が低下することを抑制できる。

　また、操作入力装置は、さらに、外部からの操作入力を検知するための検知電極を有し、前記検知電極は、前記基板から見て前記フレーム側である前記基板の表面に設けられていてもよい。

　これによれば、検知電極を用いて、ユーザの操作入力を検知することができる。これにより、入力された操作内容を適切に実行することができる。

　また、前記検知電極は、前記第２の開口部の外周に沿って設けられていてもよい。

　これによれば、ユーザの操作入力を検知することができる。

　また、前記検知電極は、前記第２の開口部を囲むように環状に形成されていてもよい。

　これによれば、例えばユーザの指がパネル表示部の光を透過する部分から少しずれて接触しても、ユーザの指による操作入力を検知することができる。

　また、前記検知電極の少なくとも一部は、前記基板を平面視した場合に、前記発光体と重なる位置に設けられていてもよい。

　これによれば、検知電極の外形の大きさを小さくすることができ、検知電極の検知感度を向上することができる。

　また、前記第２の開口部の内壁面の一部は、前記第１の開口部の内壁面よりも内側に位置し、前記検知電極の少なくとも一部は、前記基板を平面視した場合に、前記導光体と重なる位置に設けられていてもよい。

　また、前記操作パネルを平面視した場合に、前記パネル表示部は、長方形状であり、互いに平行な２つの短辺を有し、前記発光体は、前記発光体から出射される光の進む方向が前記２つの短辺に対して垂直となるように、前記２つの短辺のうちの一方の短辺の外側に配置されていてもよい。

　上記のように発光体を配置することで、パネル表示部を表示することができる。

　また、前記操作パネルを平面視した場合に、前記パネル表示部は、多角形状であり、互いに平行な２つの辺を有し、前記２つの辺は、第１の辺と、前記第１の辺よりも短い第２の辺とで構成され、前記発光体は、前記発光体から出射される光の進む方向が前記第１の辺に対して垂直となるように、前記第１の辺の外側に配置されていてもよい。

　また、前記操作パネルを平面視した場合に、前記パネル表示部は、多角形状であり、互いに平行な２つの辺を有し、前記２つの辺は、第１の辺と、前記第１の辺よりも短い第２の辺とで構成され、前記発光体は、前記発光体から出射される光の進む方向が前記第２の辺に対して垂直となるように、前記第２の辺の外側に配置されていてもよい。

　また、前記操作パネルを平面視した場合に、前記パネル表示部は、Ｌ字状であり、互いに交わる２つの辺を有し、前記発光体は、前記発光体から出射される光の進む方向が前記２つの辺の交わる領域に向かうように配置されていてもよい。

　上記のように発光部を配置とすることで、パネル表示部を表示することができる。

　（本開示の他の一態様に係る操作入力装置）
　本開示の他の一態様に係る操作入力装置について説明する。以下に示す操作入力装置は、後述する実施の形態２に示す形態を有している。

　また、発光体を基板の表面側に配置することで、操作入力装置を薄型化することができる。

　また、前記導光体は、前記発光体から出射された光が入射する入射面と、前記入射面に入射した光の一部を反射する反射面と、前記入射面に入射した光および前記反射面で反射した光を前記パネル表示部に向けて出射する出射面と、前記入射面と前記反射面とを接続する端部と、を有し、前記端部は、前記基板の表面を基準とした基準面から見て、前記発光体の反対側に位置し、前記入射面は、前記端部から前記基準面に近づくにしたがって前記発光体に近づくように傾斜し、前記反射面は、前記端部から前記基準面に近づくにしたがって前記発光体から遠ざかるように傾斜し、前記出射面は、前記パネル表示部に対向し、前記出射面に対する前記入射面の傾斜角は、前記出射面に対する前記反射面の傾斜角よりも大きくてもよい。

　また、上記の端部を、発光体とは反対側の位置にすることで、発光体から出射された光を入射面で有効に受光することができる。そのため、導光体の受光量が減ることを抑制し、操作パネルから出射される光が暗くなることを抑制できる。これにより、操作パネルの表示品位が低下することを抑制できる。

　また、前記発光体は、前記発光体の発光面の法線が前記基板の表面に対して平行となるように配置されていてもよい。

　また、操作入力装置は、さらに、外部からの操作入力を検知するための検知電極を有し、前記検知電極は、前記基板の表面に設けられていてもよい。

　また、前記フレームは、前記発光体と対応する位置に切り欠き部を有していてもよい。

　この構成によれば、発光体の姿勢を崩さずに発光体から光を出射し、発光体から出射された光を、導光体を介して適切にパネル表示部へ出射することができる。そのため、操作パネルから出射される光が暗くなることを抑制できる。これにより、操作パネルの表示品位が低下することを抑制できる。

　以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。

　また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。

　また、以下の説明において、「表面」とは、操作入力装置の操作パネルを視認することができる側（Ｚ軸方向のプラス側）の面であり、「裏面」とはその反対方向側（Ｚ軸方向のマイナス側）の面である。また、Ｚ軸方向と交差する方向をＹ軸方向と規定する。そして、Ｚ軸方向及びＹ軸方向と交差する方向をＸ軸方向と規定する。また、操作入力装置をＺ軸方向から見た場合を平面視と呼び、Ｙ軸方向から見た場合の断面を断面視と呼ぶ。

　以下、本開示の実施の形態に係る操作入力装置について説明する。

　（実施の形態１）
　［１．１　操作入力装置の構成］
　実施の形態１に係る操作入力装置について、図１～図７を参照しながら説明する。

　図１は、操作入力装置１の斜視図である。

　図１に示す操作入力装置１は、操作入力装置１を使うユーザの操作入力を受け付けるユーザインターフェースである。操作入力装置１は、例えば、室内の空調装置、座席ヒータ、映像装置または音響装置などの電気機器の操作を行うための入力装置である。操作入力装置１は、例えば、座席サイドの肘掛け、アームレスト、または、車両の室内の天井等に設けられる。操作入力装置１は、タッチ入力などの操作入力を受け付け、操作入力に応じた信号を電気機器に送信し、操作入力に応じた処理を実行させる。これによりユーザは、操作入力装置１を用いて、室内に設けられた電気機器を操作する。なお、操作入力装置１は、例えば車両のＥＣＵ（Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ　Ｃｏｎｔｒｏｌ　Ｕｎｉｔ）等に操作入力に応じた信号を送信することで、電気機器を操作してもよい。操作入力装置１では、電気機器を操作するための操作内容を、操作パネルに適切に表示することが重要である。

　図２は、操作入力装置１の分解斜視図である。図３は、操作入力装置１の一部の分解斜視図である。図４は、操作入力装置１の一部の断面図である。図５は、操作入力装置１のブロック構成図である。図３には、操作入力装置１の一部の分解斜視図として、図１に示すＡ部分の分解斜視図が示されている。図４には、操作入力装置１を図１に示すＩＶ－ＩＶ線から見た断面が示されている。

　図２～図４に示す操作入力装置１は、操作パネル６０と、フレーム１０と、基板２０と、発光体４０と、導光体５０と、筐体９０と、を備える。また、操作入力装置１は、検知電極３０と、制御回路８０と、を備える。なお、図３では、筐体９０および意匠部７７の図示を省略している。また、断面図では、導光体５０および発光体４０のハッチングを省略している。以下、操作入力装置１の各構成について説明する。

　図２に示す筐体９０は、開口を有するケースであり、平板状の底面部９１および底面部９１から立設する複数の側面部９２を有している。筐体９０内には、フレーム１０および基板２０が収容される。フレーム１０には、導光体５０が取り付けられる。基板２０には、発光体４０および制御回路８０が実装される（図示省略）。また、基板２０には、検知電極３０および配線パターンが形成される（図示省略）。操作パネル６０は、筐体９０の開口を塞ぐように、筐体９０に取り付けられる。

　図３および図４に示す操作パネル６０は、平板状の部材であり、ユーザが操作入力を行う際にユーザの指が近接する表面６０ａと、表面６０ａに背向する裏面６０ｂと、を有している。裏面６０ｂは、フレーム１０および導光体５０に対向している。操作パネル６０は、電気機器を操作するための種々の操作内容を表示する複数のパネル表示部７０を有している。パネル表示部７０は、筐体９０の内部からパネル表示部７０に向けて出射された光の少なくとも一部を透過させることで、操作内容を表示する。

　パネル表示部７０は、例えば文字、記号および図形など、操作内容を表すためのシンボルである意匠部７７を有している。パネル表示部７０は、シンボルそのものを透光させるマスク表示であるが、それに限られず、シンボル以外の領域を透光させる背景抜き表示であってもよい。なお、操作パネル６０の表面６０ａには、さらに、化粧パネル等が載置されていてもよい。

　フレーム１０は、導光体５０を保持する平板状の部材であり、光を透過しない樹脂材料によって形成されている。フレーム１０は、操作パネル６０よりも厚い所定の厚みを有し、フレーム１０の外側面が筐体９０の側面部９２に接するように、筐体９０に嵌め込まれる。フレーム１０は、操作パネル６０の裏面６０ｂ側において操作パネル６０と平行に配置されている。フレーム１０は、操作パネル６０と、後述する基板２０との間に位置している。

　フレーム１０は、複数のパネル表示部７０に一対一で対応する複数の第１の開口部１１を有している。第１の開口部１１は、例えばフレーム１０を貫通する貫通穴である。第１の開口部１１は、パネル表示部７０に対応する位置に設けられている。第１の開口部１１は、フレーム１０に対して垂直な方向から見た場合すなわち操作入力装置１を平面視した場合、パネル表示部７０に重なっている。例えば、操作入力装置１を平面視した場合、第１の開口部１１とパネル表示部７０とは、同じ外形形状を有している。

　第１の開口部１１の内壁面１１ｗは、内壁面１１ｗと導光体５０との間から光が漏れ出ないように、導光体５０の外周側面５５に接している。フレーム１０は、第１の開口部１１の内壁面１１ｗが導光体５０の外周側面５５に接した状態で、導光体５０を保持している。

　基板２０は、フレーム１０から見て操作パネル６０とは反対側に配置されている。基板２０はフレーム１０と接しており、フレーム１０の裏面１０ｂ側においてフレーム１０と平行に配置されている。基板２０は、配線パターン等の回路を有する基板であり、光を透過しない材料によって形成されている。基板２０は、例えば、ガラスエポキシ基板等の平坦な基板であるが、それに限られず、フレキシブル基板等の曲げ変形可能な基板であってもよい。

　基板２０は、複数の第１の開口部１１に一対一で対応する複数の第２の開口部２２を有している。第２の開口部２２は、例えば基板２０を貫通する貫通穴である。第２の開口部２２は、第１の開口部１１およびパネル表示部７０に対応する位置に設けられている。第２の開口部２２の少なくとも一部は、基板２０に対して垂直な方向から見た場合すなわち操作入力装置１を平面視した場合、第１の開口部１１またはパネル表示部７０に重なっている。例えば、第２の開口部２２の内壁面２２ｗの一部は、第１の開口部１１の内壁面１１ｗよりも内側に位置している。具体的には、内壁面２２ｗのうち、後述する導光体５０の反射面５２と向き合う部分が、第１の開口部１１の内壁面１１ｗよりも内側に出ている。

　基板２０には、ユーザの操作入力を検知するための検知電極３０が設けられている。検知電極３０は、基板２０上の配線パターンを介して制御回路８０（図５参照）と電気的に接続されており、検知した検知信号を制御回路８０に出力する。

　検知電極３０は、基板２０から見てフレーム１０側である基板２０の表面２０ａに設けられている。検知電極３０は、例えば、ユーザの手またはタッチペンによるパネル表示部７０への接触を検知する。検知電極３０は、例えば静電容量式等のセンサ電極である。ここで、接触とは、ユーザの手がパネル表示部７０に直接的に接触するだけでなく、検知電極３０が人の手を検知可能であれば、物を介する間接的な接触、および、ユーザの手からパネル表示部７０が離間している状態をも含む。つまり、検知電極３０は、例えばユーザの手またはタッチペンがパネル表示部７０に接触または近接している状態も検知してもよい。

　検知電極３０は、第２の開口部２２の外周に沿って形成されている。例えば、検知電極３０は、第２の開口部２２を囲むように環状に形成される。検知電極３０の少なくとも一部は、基板２０を平面視した場合に、導光体５０と重なる位置に設けられている。また、検知電極３０の少なくとも一部は、基板２０を平面視した場合に、発光体４０と重なる位置に設けられている。

　発光体４０は、導光体５０を介してパネル表示部７０を裏面６０ｂ側から照らすために、導光体５０に光を出射する光源である。発光体４０は、１つのパネル表示部７０に対して１つ設けられるが、それに限られず、１つのパネル表示部７０に対して複数設けられてもよい。発光体４０は、基板２０上の配線パターンを介して制御回路８０と電気的に接続されており、制御回路８０を介して電力が供給されることで発光する。

　発光体４０は、白色系の樹脂で封止固定される発光素子を有し、白色光、青色光、赤色光、緑色光等の光を出射する。発光素子は、例えば、ＬＥＤ（Ｌｉｇｈｔ　Ｅｍｉｔｔｉｎｇ　Ｄｉｏｄｅ）である。なお、発光体４０は、ＬＥＤに限られず、有機ＥＬ（Ｅｌｅｃｔｒｏ　Ｌｕｍｉｎｅｓｃｅｎｃｅ）、電球等で構成されてもよい。

　発光体４０は、基板２０から見てフレーム１０とは反対側である基板２０の裏面２０ｂ側に配置される。つまり、発光体４０は、検知電極３０が設けられた基板２０の表面２０ａとは反対側の基板２０の裏面２０ｂに設けられている。発光体４０は、平坦な発光面４１を有している。発光体４０は、発光面４１の法線ｎＬが基板２０の裏面２０ｂを基準とする基準面ｆｂと平行となるように配置されている。

　また、発光体４０は、基板２０に垂直な線および発光面４１の法線ｎＬの両方を含む断面で操作入力装置１を断面視した場合（図４参照）、第２の開口部２２の内壁面２２ｗよりも外側に配置されている。具体的には、発光体４０は、内壁面２２ｗを基準として導光体５０から遠ざかる方向に配置されている。また、発光体４０は、操作入力装置１を平面視した場合、基板２０の検知電極３０の一部と重なる位置に配置される。なお、発光面４１は、内壁面２２ｗよりも内側でなければ、発光面４１の法線ｎＬに沿う方向において、内壁面２２ｗと面一となる位置に設けられていてもよい。発光体４０は、発光面４１の法線ｎＬを基準軸として所定の広がり角を有する光を導光体５０に向けて出射する。

　導光体５０は、発光体４０から出射された光を導光してパネル表示部７０に向けて出射する光学部品である。導光体５０は、例えば、アクリル、ポリカーボネート等の透明な樹脂材料によって形成されている。導光体５０は、複数の部品を組み合わせた構成でなく、１つの部品によって構成されている。導光体５０は、フレーム１０の第１の開口部１１および基板２０の第２の開口部２２を貫通するように、少なくとも第１の開口部１１の内側および第２の開口部２２の内側に設けられている。

　導光体５０は、入射面５１、反射面５２および出射面５３を有している。また、導光体５０は、出射面５３の外縁に沿う外周側面５５を有している。外周側面５５は、第１の開口部１１の内壁面１１ｗと接する面である。外周側面５５は、導光体５０内の光を反射する機能を有していてもよい。

　導光体５０では、出射面５３に対する入射面５１の傾斜角α１が、出射面５３に対する反射面５２の傾斜角α２よりも大きくなっている。なお、出射面５３、基準面ｆｂおよび法線ｎＬは互いに平行なので、基準面ｆｂまたは法線ｎＬを基準として比べても、傾斜角α１は傾斜角α２よりも大きい。傾斜角α１は、例えば、７０°以上９０°以下である。傾斜角α２は、例えば、０°より大きく４０°以下である。

　また、導光体５０は、入射面５１と反射面５２とを接続する端部ｅｐを有している。端部ｅｐは、入射面５１と反射面５２とが交わる下端領域であり、操作入力装置１を断面視した場合は点であるが、操作入力装置１を平面視した場合は、法線ｎＬに垂直な方向（Ｙ軸方向）に沿って延びる線分である。端部ｅｐは、発光体４０から見て基準面ｆｂとは反対に位置し、発光体４０よりも基準面ｆｂから離れた位置にある。つまり、端部ｅｐは、発光体４０よりも筐体９０の底面部９１側に位置している。

　入射面５１は、発光体４０から出射された直接光が入射する面である。入射面５１は、反射面５２よりも発光体４０側に位置しており、端部ｅｐから基準面ｆｂに近づくにしたがって発光体４０に近づくように傾斜している。発光体４０から出射された光をより多く受光するため、入射面５１の一端は、発光体４０よりも筐体の底面部９１側に位置している。入射面５１の他端は、外周側面５５に接続されている。

　入射面５１は、筐体９０の内部空間に存在する空気に直接触れている。入射面５１にて光を適切に通過させるため、入射面５１に入る光の入射角は、臨界角以内であることが望ましい。臨界角は、材料の屈折率に依存する値である。なお、導光体５０の入射面５１は、平面状である平面領域と、発光体４０から出射された光に対して凹面状である曲面領域と、を有している。上記の凹面状の曲面領域は、入射した光を広角で導光体５０内に伝搬させることができる。

　反射面５２は、入射面５１に入射した光の一部を出射面５３に向けて反射する面である。反射面５２は、入射面５１よりも発光体４０から離れて位置しており、端部ｅｐから基準面ｆｂに近づくにしたがって、発光体４０から遠ざかるように傾斜している。また、反射面５２は、操作パネル６０の裏面６０ｂに近づくにしたがって、発光体４０から遠ざかるように傾斜している。導光体５０内にて伝搬する光をより多く反射するため、反射面５２の一端は、発光体４０よりも筐体の底面部９１側に位置している。反射面５２の他端は、発光体４０よりも操作パネル６０側に位置している。

　反射面５２は、筐体９０の内部空間に存在する空気に直接触れている。反射面５２にて光を適切に反射させるため、反射面５２に入る光の入射角は、臨界角を超えていることが望ましい。なお、反射面５２は鏡面であり、反射面５２には拡散処理や反射材の被覆処理等が施されていない。また、この導光体５０の反射面５２は、平面状である平面領域と、曲面状である曲面領域と、を有している。曲面領域は、導光体５０内を伝搬して反射面５２に向かう光に対して凸面状および凹面状の曲面を有している。凸面状の曲面とすることで、反射光を広角で導光体５０内に伝搬させることができ、凹面状の曲面とすることで、例えば、出射面５３の光量の足りない領域に光を集めることができる。

　出射面５３は、出射面５３に到達した光をパネル表示部７０に向けて出射する面である。例えば、出射面５３は、入射面５１に入射しおよび屈折して出射面５３に到達した光、ならびに、反射面５２で反射して出射面５３に到達した光をパネル表示部７０に向けて出射する。出射面５３は、平坦な面であり、パネル表示部７０に対向している。また、出射面５３は、基準面ｆｂに対し平行である。出射面５３に到達した光を適切に外へ出射するため、入射面５１から出射面５３に到達する光の入射角、および、反射面５２から出射面５３に到達する光の入射角は、臨界角以内であることが望ましい。

　このように導光体５０は、発光体４０から出射された光を導光体５０内に導入し、導光体５０内で導光した光を操作パネル６０へ向けて出射する。例えば、入射面５１を通過した一部の光Ｌ１は、導光体５０内を通って出射面５３に到達し、出射面５３からパネル表示部７０へ出射される。また、入射面５１を通過した他の一部の光Ｌ２は、導光体５０内を通って反射面５２に到達し、反射面５２で反射される。反射面５２で反射された光Ｌ３は、導光体５０内を通って出射面５３に到達し、出射面５３からパネル表示部７０へ出射される。

　図６は、操作入力装置１のパネル表示部７０を上から見た平面図である。

　図６に示すパネル表示部７０は、操作パネル６０を平面視した場合に、台形状となっている。パネル表示部７０は、互いに平行な２つの辺を有している。２つの辺は、第１の辺７１と、第１の辺よりも短い第２の辺７２とで構成されている。発光体４０は、２つの辺のうちの第１の辺７１の外側に配置されている。また、発光体４０は、発光体４０から出射される光の進む方向ｄＬが第１の辺７１に対して垂直となるように配置されている。導光体５０は、パネル表示部７０の裏側に配置されている。導光体５０の出射面５３は、導光体５０を平面視した場合に、パネル表示部７０と同様の形状である。

　図７は、操作入力装置１のパネル表示部７０の他の例を示す平面図である。

　図７の（ａ）に示すパネル表示部７０は、操作パネル６０を平面視した場合に、長方形状の部分と台形状の部分とが組み合わせられた形状を有している。パネル表示部７０は、互いに平行な２つの辺を有している。２つの辺は、第１の辺７１と、第１の辺よりも短い第２の辺７２とで構成されている。発光体４０は、２つの辺のうちの第１の辺７１の外側に配置されている。また、発光体４０は、発光体４０から出射される光の進む方向ｄＬが第１の辺７１に対して垂直となるように配置されている。導光体５０は、パネル表示部７０の裏側に配置されている。導光体５０の出射面５３は、導光体５０を平面視した場合に、パネル表示部７０と同様の形状である。

　図７の（ｂ）に示すパネル表示部７０は、操作パネル６０を平面視した場合に、長方形状の部分と台形状の部分とが組み合わせられた形状を有している。パネル表示部７０は、互いに平行な２つの辺を有している。２つの辺は、第１の辺７１と、第１の辺よりも短い第２の辺７２とで構成されている。発光体４０は、２つの辺のうちの第２の辺７２の外側に配置されている。また、発光体４０は、発光体４０から出射される光の進む方向ｄＬが第２の辺７２に対して垂直となるように配置されている。導光体５０は、パネル表示部７０の裏側に配置されている。導光体５０の出射面５３は、導光体５０を平面視した場合に、パネル表示部７０と同様の形状である。

　図７の（ｃ）に示すパネル表示部７０は、操作パネル６０を平面視した場合に、Ｌ字状である。パネル表示部７０は、互いに交わる２つの辺７５を有している。発光体４０は、２つの辺７５に挟まれた挟角内の領域に配置されている。また、発光体４０は、発光体４０から出射される光の進む方向ｄＬが２つの辺７５の交わる領域に向かうように配置されている。導光体５０は、パネル表示部７０の裏側に配置されている。導光体５０の出射面５３は、導光体５０を平面視した場合に、パネル表示部７０と同様の形状である。

　図７の（ｄ）に示すパネル表示部７０は、操作パネル６０を平面視した場合に、長方形状である。パネル表示部７０は、互いに平行な２つの長辺７３、および、互いに平行な２つの短辺７４を有している。発光体４０は、２つの短辺７４のうちの一方の短辺７４の外側に配置されている。また、発光体４０は、発光体４０から出射される光の進む方向ｄＬが２つの短辺７４に対して垂直となるように配置されている。導光体５０は、パネル表示部７０の裏側に配置されている。導光体５０の出射面５３は、導光体５０を平面視した場合に、パネル表示部７０と同様の形状である。

　図６および図７において、発光体４０から出射された光は、導光体５０で導光され、パネル表示部７０を介して外へ出射される。意匠部７７を有するパネル表示部７０から光が出射されることで、ユーザはパネル表示部７０に示された操作内容を視認することができる。

　このように本実施の形態の操作入力装置１は、操作パネル６０と、操作パネル６０の裏面６０ｂ側に配置されたフレーム１０と、フレーム１０から見て操作パネル６０とは反対側に配置された基板２０と、光を出射する発光体４０と、光を導光する導光体５０と、を備える。操作パネル６０は、少なくとも一部が光を透過するパネル表示部７０を有する。フレーム１０は、パネル表示部７０に対応する位置に第１の開口部１１を有している。基板２０は、第１の開口部１１に対応する位置に第２の開口部２２を有している。発光体４０は、基板２０から見てフレーム１０とは反対側である基板２０の裏面２０ｂ側に配置され、導光体５０に向けて光を出射する。導光体５０は、少なくとも第１の開口部１１の内側および第２の開口部２２の内側に設けられている。発光体４０から出射された光は、導光体５０で導光されてパネル表示部７０に向けて出射される。

　この操作入力装置１によれば、発光体４０から出射された光を、第１の開口部１１の内側および第２の開口部２２の内側に設けられた導光体５０を介してパネル表示部７０に向けて出射することができる。例えば、発光体４０から出射された光の一部は、導光体５０の入射面５１を通過して直接的に出射面５３から出射され、また、発光体４０から出射された光の他の一部は、入射面５１を通過して反射面５２で１回反射した後、出射面５３から出射される。そのため、操作入力装置１では、従来技術に比べて光路長を短くすることができ、操作パネル６０から出射される光が暗くなることを抑制できる。これにより、操作パネル６０の表示品位が低下することを抑制できる。

　［１．２　実施の形態１の変形例１］
　実施の形態１の変形例１に係る操作入力装置１について説明する。この変形例１では、操作入力装置１の導光体５０Ａの入射面５１および反射面５２のそれぞれが、平坦な面を有している例について説明する。

　図８は、実施の形態１の変形例１に係る操作入力装置１の一部の断面図である。

　図８に示すように、操作入力装置１の導光体５０Ａは、入射面５１、反射面５２および出射面５３を有している。

　この導光体５０Ａでも、出射面５３に対する入射面５１の傾斜角α１が、出射面５３に対する反射面５２の傾斜角α２よりも大きくなっている。また、この導光体５０Ａも、入射面５１と反射面５２とを接続する端部ｅｐを有している。端部ｅｐは、入射面５１と反射面５２とが交わる下端領域であり、操作入力装置１Ａを断面視した場合は点であるが、操作入力装置１Ａを平面視した場合は、法線ｎＬに垂直な方向（Ｙ軸方向）に沿って延びる線分である。端部ｅｐは、発光体４０よりも基準面ｆｂから離れた位置にある。

　入射面５１は、発光体４０から出射された直接光が入射する面である。入射面５１は、平坦な面となっている。入射面５１は、反射面５２よりも発光体４０側に位置しており、端部ｅｐから基準面ｆｂに近づくにしたがって発光体４０に近づくように傾斜している。また、入射面５１は、操作パネル６０の裏面６０ｂに近づくにしたがって、第２の開口部２２の内壁面２２ｗおよび第１の開口部１１の内壁面１１ｗに近づくように傾斜している。

　反射面５２は、入射面５１に入射した光の一部を出射面５３に向けて反射する面である。反射面５２は、平坦な面となっている。反射面５２は、入射面５１よりも、発光体４０から離れて位置しており、端部ｅｐから基準面ｆｂに近づくにしたがって、発光体４０から遠ざかるように傾斜している。また、反射面５２は、操作パネル６０の裏面６０ｂに近づくにしたがって、発光体４０から遠ざかるように傾斜している。

　出射面５３は、出射面５３に到達した光をパネル表示部７０に向けて出射する面である。出射面５３は、平坦な面であり、パネル表示部７０に対向している。例えば、出射面５３は、入射面５１に入射しおよび屈折して出射面５３に到達した光、ならびに、反射面５２で反射して出射面５３に到達した光をパネル表示部７０に向けて出射する。

　変形例１の操作入力装置１も、発光体４０から出射された光を、第１の開口部１１の内側および第２の開口部２２の内側に設けられた導光体５０Ａを介してパネル表示部７０に向けて出射することができる。そのため、操作パネル６０から出射される光が暗くなることを抑制できる。これにより、操作パネル６０の表示品位が低下することを抑制できる。

　［１．３　実施の形態１の変形例２］
　実施の形態１の変形例２に係る操作入力装置１について説明する。この変形例２では、操作入力装置１の導光体５０Ｂが、複数の入射面を有している例について説明する。

　図９は、実施の形態１の変形例２に係る操作入力装置１の一部の断面図である。

　図９に示すように、操作入力装置１の導光体５０Ｂは、入射面５１、反射面５２および出射面５３を有している。入射面５１は、第１の入射面５１ａおよび第２の入射面５１ｂによって構成されている。第１の入射面５１ａおよび第２の入射面５１ｂは、少なくとも一部が、基板２０の第２の開口部２２の内側に配置されている。第１の入射面５１ａおよび第２の入射面５１ｂのそれぞれは、平坦な面となっている。

　導光体５０Ｂでは、出射面５３に対する第２の入射面５１ｂの傾斜角α１が、出射面５３に対する反射面５２の傾斜角α２よりも大きくなっている。なお、導光体５０Ｂでは、出射面５３に対する第１の入射面５１ａの傾斜角は、出射面５３に対する反射面５２の傾斜角α２よりも小さくなっている。端部ｅｐは、第２の入射面５１ｂと反射面５２とを接続する部分であり、発光体４０よりも基準面ｆｂから離れた位置にある。

　第２の入射面５１ｂは、第１の入射面５１ａよりも筐体９０の底面部９１側に位置し、かつ、反射面５２よりも発光体４０側に位置している。第２の入射面５１ｂの一端は端部ｅｐに接続され、第２の入射面５１ｂの他端は、第１の入射面５１ａの一端に接続されている。第２の入射面５１ｂは、一端から他端に向かって発光体４０に近づくように傾斜している。

　第１の入射面５１ａは、第２の入射面５１ｂよりも操作パネル６０側に位置し、かつ、反射面５２よりも発光体４０側に位置している。第１の入射面５１ａの一端は、第２の入射面５１ｂの他端に接続され、第１の入射面５１ａの他端は、傾斜部分を介して外周側面５５に接続されている。第１の入射面５１ａは、一端から他端に向かって発光体４０に近づくように傾斜している。

　第１の入射面５１ａおよび第２の入射面５１ｂは、発光体４０から出射された直接光が入射する。例えば、第１の入射面５１ａを通過した光Ｌ１は、導光体５０Ｂ内を通って出射面５３に到達し、出射面５３からパネル表示部７０へ出射される。第１の入射面５１ａを通過した光Ｌ１は、実施の形態１の変形例１に比べて、第１の入射面５１ａにて一方の外周側面５５側（法線ｎＬに沿う方向において反射面５２とは反対側）に屈折するので、出射面５３のうち発光体４０に近い側の領域の光量を増やすことができる。第２の入射面５１ｂを通過した光Ｌ２は、導光体５０Ｂ内を通って反射面５２に到達し、反射面５２で反射される。反射面５２で反射された光Ｌ３は、導光体５０Ｂ内を通って出射面５３に到達し、出射面５３からパネル表示部７０へ出射される。

　変形例２の操作入力装置１も、発光体４０から出射された光を、第１の開口部１１の内側および第２の開口部２２の内側に設けられた導光体５０Ｂを介してパネル表示部７０に向けて出射することができる。そのため、操作パネル６０から出射される光が暗くなることを抑制できる。これにより、操作パネル６０の表示品位が低下することを抑制できる。

　［１．４　実施の形態１の変形例３］
　実施の形態１の変形例３に係る操作入力装置１について説明する。この変形例３では、操作入力装置１の導光体５０Ｃの入射面５１および反射面５２が、それぞれ曲面である例について説明する。

　図１０は、実施の形態１の変形例３に係る操作入力装置１の一部の断面図である。

　図１０に示すように、操作入力装置１の導光体５０Ｃは、入射面５１、反射面５２および出射面５３を有している。

　この導光体５０Ｃでも、出射面５３に対する入射面５１の傾斜角α１が、出射面５３に対する反射面５２の傾斜角α２よりも大きくなっている。また、この導光体５０Ｃも、入射面５１と反射面５２とを接続する端部ｅｐを有している。端部ｅｐは、発光体４０よりも基準面ｆｂから離れた位置にある。

　入射面５１は、発光体４０から出射された直接光が入射する面である。入射面５１は、反射面５２よりも発光体４０側に位置しており、端部ｅｐから基準面ｆｂに近づくにしたがって発光体４０に近づくように傾斜している。また、入射面５１は、操作パネル６０の裏面６０ｂ側に近づくにしたがって第２の開口部２２の内壁面２２ｗおよび第１の開口部１１の内壁面１１ｗに近づくように傾斜している。導光体５０Ｃの入射面５１は、発光体４０から出射された光に対して凹面状の曲面を有している。入射面５１を凹面状の曲面とすることで、入射した光を広角で導光体５０Ｃ内に伝搬させることができる。

　反射面５２は、入射面５１に入射した光の一部を出射面５３に向けて反射する面である。反射面５２は、入射面５１よりも、発光体４０から離れて位置しており、端部ｅｐから基準面ｆｂに近づくにしたがって発光体４０から遠ざかるように傾斜している。また、反射面５２は、操作パネル６０の裏面６０ｂに近づくにしたがって、発光体４０から遠ざかるように傾斜している。導光体５０Ｃの反射面５２は、導光体５０Ｃ内を伝搬して反射面５２に向かう光に対して凸面状の曲面を有している。反射面５２を凸面状の曲面とすることで、反射光を広角で導光体５０Ｃ内に伝搬させることができる。

　出射面５３は、出射面５３に到達した光をパネル表示部７０に向けて出射する面である。例えば、出射面５３は、入射面５１に入射しおよび屈折して出射面５３に到達した光、ならびに、反射面５２で反射して出射面５３に到達した光をパネル表示部７０に向けて出射する。

　変形例３の操作入力装置１も、発光体４０から出射された光を、第１の開口部１１の内側および第２の開口部２２の内側に設けられた導光体５０Ｃを介してパネル表示部７０に向けて出射することができる。そのため、操作パネル６０から出射される光が暗くなることを抑制できる。これにより、操作パネル６０の表示品位が低下することを抑制できる。

　（実施の形態２）
　［２．１　操作入力装置の構成］
　実施の形態２に係る操作入力装置１Ａについて、図１１および図１２を参照しながら説明する。実施の形態２では、発光体４０が基板２０の表面２０ａに設けられている例について説明する。

　実施の形態２に係る操作入力装置１Ａは、操作入力装置１Ａを使うユーザの操作入力を受け付けるユーザインターフェースである（図１参照）。操作入力装置１Ａは、例えば、室内の空調装置、座席ヒータ、映像装置または音響装置などの電気機器の操作を行うための入力装置である。操作入力装置１Ａは、例えば、座席サイドの肘掛け、アームレスト、または、車両の室内の天井等に設けられる。操作入力装置１Ａは、タッチ入力などの操作入力を受け付け、操作入力に応じた信号を電気機器に送信し、操作入力に応じた処理を実行させる。これによりユーザは、操作入力装置１Ａを用いて、室内に設けられた電気機器を操作する。なお、操作入力装置１Ａは、例えば車両のＥＣＵ等に操作入力に応じた信号を送信することで、電気機器を操作してもよい。操作入力装置１Ａでは、電気機器を操作するための操作内容を、操作パネルに適切に表示することが重要である。

　図１１は、操作入力装置１Ａの一部の分解斜視図である。図１２は、操作入力装置１Ａの一部の断面図である。

　図１１および図１２に示す操作入力装置１Ａは、操作パネル６０と、フレーム１０と、基板２０と、発光体４０と、導光体５０Ｄと、筐体９０と、を備える。また、操作入力装置１Ａは、検知電極３０と、制御回路８０と、を備える。なお、図１１では、筐体９０の図示を省略している。また、断面図では、導光体５０Ｄのハッチングを省略している。以下、操作入力装置１Ａの各構成について説明する。

　筐体９０は、開口を有するケースであり、平板状の底面部９１および底面部９１から立設する複数の側面部９２を有している。筐体９０内には、フレーム１０および基板２０が収容される。フレーム１０には、導光体５０Ｄが取り付けられる。基板２０には、発光体４０および制御回路８０が実装される。また、基板２０には、検知電極３０および配線パターンが形成される。操作パネル６０は、筐体９０の開口を塞ぐように、筐体９０に取り付けられる。

　操作パネル６０は、平板状の部材であり、ユーザが操作入力を行う際にユーザの指が近接する表面６０ａと、表面６０ａに背向する裏面６０ｂと、を有している。裏面６０ｂは、フレーム１０および導光体５０Ｄに対向している。操作パネル６０は、電気機器を操作するための種々の操作内容を表示する複数のパネル表示部７０を有している。パネル表示部７０は、筐体９０の内部からパネル表示部７０に向けて出射された光の少なくとも一部を透過させることで、操作内容を表示する。

　パネル表示部７０は、例えば文字、記号および図形など、操作内容を表すためのシンボルである意匠部７７を有している。パネル表示部７０は、シンボルそのものを透光させるシンボル抜き表示であるが、それに限られず、シンボル以外の領域を透光させる背景抜き表示であってもよい。なお、操作パネル６０の表面６０ａには、さらに、化粧パネル等が載置されていてもよい。

　フレーム１０は、導光体５０Ｄを保持する平板状の部材であり、光を透過しない樹脂材料によって形成されている。フレーム１０は、操作パネル６０よりも厚い所定の厚みを有し、フレーム１０の外側面が筐体９０の側面部９２に接するように、筐体９０に嵌め込まれる。フレーム１０は、操作パネル６０の裏面６０ｂ側において操作パネル６０と平行に配置されている。フレーム１０は、操作パネル６０と、後述する基板２０との間に位置している。

　フレーム１０は、複数のパネル表示部７０に一対一で対応する複数の第１の開口部１１を有している。第１の開口部１１は、例えばフレーム１０を貫通する貫通穴である。第１の開口部１１は、パネル表示部７０に対応する位置に設けられている。第１の開口部１１は、フレーム１０に対して垂直な方向から見た場合すなわち操作入力装置１Ａを平面視した場合、パネル表示部７０に重なっている。例えば、操作入力装置１Ａを平面視した場合、第１の開口部１１とパネル表示部７０とは、同じ外形形状を有している。

　第１の開口部１１の内壁面１１ｗは、内壁面１１ｗと導光体５０Ｄとの間から光が漏れ出ないように、導光体５０Ｄの外周側面５５に接している。フレーム１０は、第１の開口部１１の内壁面１１ｗが導光体５０Ｄの外周側面５５に接した状態で、導光体５０Ｄを保持している。

　基板２０は、複数の第１の開口部１１に一対一で対応する複数の第２の開口部２２を有している。第２の開口部２２は、例えば基板２０を貫通する貫通穴である。第２の開口部２２は、第１の開口部１１およびパネル表示部７０に対応する位置に設けられている。第２の開口部２２の少なくとも一部は、基板２０に対して垂直な方向から見た場合すなわち操作入力装置１Ａを平面視した場合、第１の開口部１１またはパネル表示部７０に重なっている。例えば、第２の開口部２２の内壁面２２ｗの一部は、第１の開口部１１の内壁面１１ｗよりも内側に位置している。具体的には、内壁面２２ｗのうち、後述する導光体５０Ｄの反射面５２と向き合う部分が、第１の開口部１１の内壁面１１ｗよりも内側に出ている。

　検知電極３０は、第２の開口部２２の外周に沿って形成されている。例えば、検知電極３０は、第２の開口部２２を囲むように環状に形成される。また、検知電極３０の少なくとも一部は、基板２０を平面視した場合に、発光体４０と重なる位置に設けられている。

　なお、実施の形態２では、発光体４０が基板２０の表面２０ａに配置されるので、検知電極３０は、発光体４０を避けるように形成される。したがって、検知電極３０は、第２の開口部２２および発光体４０を囲むように、第２の開口部２２および発光体４０の外側に形成される。

　また、実施の形態２では、発光体４０と基板２０との干渉を避けるため、フレーム１０には、発光体４０と対応する位置に切り欠き部１４が設けられる。切り欠き部１４は、フレーム１０の裏面１０ｂ側において、第１の開口部１１の内壁面１１ｗから外側に向かって形成された空間である。切り欠き部１４は、隙間を介して発光体４０を覆うように設けられる。

　発光体４０は、導光体５０Ｄを介してパネル表示部７０を裏面６０ｂ側から照らすために、導光体５０Ｄに光を出射する光源である。発光体４０は、１つのパネル表示部７０に対して１つ設けられるが、それに限られず、１つのパネル表示部７０に対して複数設けられてもよい。発光体４０は、基板２０上の配線パターンを介して制御回路８０と電気的に接続されており、制御回路８０を介して電力が供給されることで発光する。

　発光体４０は、基板２０から見てフレーム１０側である基板２０の表面２０ａ側に配置される。つまり、発光体４０は、検知電極３０が設けられた基板２０の表面２０ａと同じ面に設けられている。発光体４０は、平坦な発光面４１を有している。発光体４０は、発光面４１の法線ｎＬが基板２０の表面２０ａを基準とする基準面ｆａと平行となるように配置されている。

　また、発光体４０は、基板２０に垂直な線および発光面４１の法線ｎＬの両方を含む断面で操作入力装置１Ａを断面視した場合（図１２参照）、第２の開口部２２の内壁面２２ｗよりも外側に配置されている。具体的には、発光体４０は、内壁面２２ｗを基準として導光体５０Ｄから遠ざかる方向に配置されている。なお、発光面４１は、内壁面２２ｗよりも内側でなければ、発光面４１の法線ｎＬに沿う方向において、内壁面２２ｗと面一となる位置に設けられていてもよい。発光体４０は、発光面４１の法線ｎＬを基準軸として所定の広がり角を有する光を導光体５０Ｄに向けて出射する。

　導光体５０Ｄは、発光体４０から出射された光を導光してパネル表示部７０に向けて出射する光学部品である。導光体５０Ｄは、例えば、アクリル、ポリカーボネート等の透明な樹脂材料によって形成されている。導光体５０Ｄは、複数の部品を組み合わせた構成でなく、１つの部品によって構成されている。導光体５０Ｄは、フレーム１０の第１の開口部１１および基板２０の第２の開口部２２を貫通するように、少なくとも第１の開口部１１の内側および第２の開口部２２の内側に設けられている。

　導光体５０Ｄは、入射面５１、反射面５２および出射面５３を有している。また、導光体５０Ｄは、出射面５３の外縁に沿う外周側面５５を有している。外周側面５５は、第１の開口部１１の内壁面１１ｗと接する面である。外周側面５５は、導光体５０Ｄ内の光を反射する機能を有していてもよい。

　導光体５０Ｄでは、出射面５３に対する入射面５１の傾斜角α１が、出射面５３に対する反射面５２の傾斜角α２よりも大きくなっている。なお、出射面５３、基準面ｆａおよび法線ｎＬは互いに平行なので、基準面ｆａまたは法線ｎＬを基準として比べても、傾斜角α１は傾斜角α２よりも大きい。傾斜角α１は、例えば、７０°以上９０°以下である。傾斜角α２は、例えば、０°より大きく４０°以下である。

　また、導光体５０Ｄは、入射面５１と反射面５２とを接続する端部ｅｐを有している。端部ｅｐは、入射面５１と反射面５２とを繋ぐ下端領域である。端部ｅｐは、操作入力装置１Ａを断面視した場合は法線ｎＬ方向に沿って延びる線分であるが、操作入力装置１Ａを平面視した場合は、法線ｎＬ方向および法線ｎＬに垂直な方向（Ｙ軸方向）に沿って延びる平面である。端部ｅｐは、基準面ｆａから見て発光体４０とは反対側に位置している。具体的には、端部ｅｐは、発光体４０および基板２０の裏面２０ｂよりも筐体９０の底面部９１側に位置している。

　入射面５１は、発光体４０から出射された直接光が入射する面である。入射面５１は、反射面５２よりも発光体４０側に位置しており、端部ｅｐから基準面ｆａに近づくにしたがって発光体４０に近づくように傾斜している。また、入射面５１は、操作パネル６０の裏面６０ｂに近づくにしたがって、第１の開口部１１の内壁面１１ｗに近づくように傾斜している。発光体４０から出射された光をより多く受光するため、入射面５１の一端は、発光体４０よりも筐体の底面部９１側に位置している。入射面５１の他端は、外周側面５５に接続されている。

　入射面５１は、筐体９０の内部空間に存在する空気に直接触れている。入射面５１にて光を適切に通過させるため、入射面５１に入る光の入射角は、臨界角以内であることが望ましい。臨界角は、材料の屈折率に依存する値である。なお、導光体５０Ｄの入射面５１は、平面状である平面領域と、発光体４０から出射された光に対して凸面状である曲面領域と、を有している。上記の凸面状の曲面領域は、例えば、出射面５３の光量の足りない領域に光を集めることができる。

　反射面５２は、入射面５１に入射した光の一部を出射面５３に向けて反射する面である。反射面５２は、入射面５１よりも発光体４０から離れて位置しており、端部ｅｐから基準面ｆａに近づくにしたがって、発光体４０から遠ざかるように傾斜している。また、反射面５２は、操作パネル６０の裏面６０ｂに近づくにしたがって、発光体４０から遠ざかるように傾斜している。導光体５０Ｄ内にて伝搬する光をより多く反射するため、反射面５２の一端は、発光体４０よりも筐体の底面部９１側に位置している。反射面５２の他端は、発光体４０よりも操作パネル６０側に位置している。

　反射面５２は、筐体９０の内部空間に存在する空気に直接触れている。反射面５２にて光を適切に反射させるため、反射面５２に入る光の入射角は、臨界角を超えていることが望ましい。なお、反射面５２は鏡面であり、反射面５２には拡散処理や反射材の被覆処理等が施されていない。また、この導光体５０Ｄの反射面５２は、平面状である平面領域と、曲面状である曲面領域と、を有している。曲面領域は、導光体５０Ｄ内を伝搬して反射面５２に向かう光に対して凸面状および凹面状の曲面を有している。凸面状の曲面とすることで、反射光を広角で導光体５０Ｄ内に伝搬させることができ、凹面状の曲面とすることで、例えば、出射面５３の光量の足りない領域に光を集めることができる。

　出射面５３は、出射面５３に到達した光をパネル表示部７０に向けて出射する面である。例えば、出射面５３は、入射面５１に入射しおよび屈折して出射面５３に到達した光、ならびに、反射面５２で反射して出射面５３に到達した光をパネル表示部７０に向けて出射する。出射面５３は、平坦な面であり、パネル表示部７０に対向している。また、出射面５３は、基準面ｆａに対して平行である。出射面５３に到達した光を適切に外へ出射するため、入射面５１から出射面５３に到達する光の入射角、および、反射面５２から出射面５３に到達する光の入射角は、臨界角以内であることが望ましい。

　このように導光体５０Ｄは、発光体４０から出射された光を導光体５０Ｄ内に導入し、導光体５０Ｄ内で導光した光を操作パネル６０へ向けて出射する。例えば、入射面５１を通過した一部の光Ｌ１は、導光体５０Ｄ内を通って出射面５３に到達し、出射面５３からパネル表示部７０へ出射される。また、入射面５１を通過した他の一部の光Ｌ２は、導光体５０Ｄ内を通って反射面５２に到達し、反射面５２で反射される。反射面５２で反射された光Ｌ３は、導光体５０Ｄ内を通って出射面５３に到達し、出射面５３からパネル表示部７０へ出射される。

　以下、実施の形態１の図６および図７を参照しながら、実施の形態２のパネル表示部７０について説明する。

　図６と同様に、実施の形態２のパネル表示部７０は、操作パネル６０を平面視した場合に、台形状となっている。パネル表示部７０は、互いに平行な２つの辺を有している。２つの辺は、第１の辺７１と、第１の辺よりも短い第２の辺７２とで構成されている。発光体４０は、２つの辺のうちの第１の辺７１の外側に配置されている。また、発光体４０は、発光体４０から出射される光の進む方向ｄＬが第１の辺７１に対して垂直となるように配置されている。導光体５０Ｄは、パネル表示部７０の裏側に配置されている。導光体５０Ｄの出射面５３は、導光体５０Ｄを平面視した場合に、パネル表示部７０と同様の形状である。

　図７の（ａ）と同様に、実施の形態２の他の一例のパネル表示部７０は、操作パネル６０を平面視した場合に、長方形状の部分と台形状の部分とが組み合わせられた形状を有している。パネル表示部７０は、互いに平行な２つの辺を有している。２つの辺は、第１の辺７１と、第１の辺よりも短い第２の辺７２とで構成されている。発光体４０は、２つの辺のうちの第１の辺７１の外側に配置されている。また、発光体４０は、発光体４０から出射される光の進む方向ｄＬが第１の辺７１に対して垂直となるように配置されている。導光体５０Ｄは、パネル表示部７０の裏側に配置されている。導光体５０Ｄの出射面５３は、導光体５０Ｄを平面視した場合に、パネル表示部７０と同様の形状である。

　図７の（ｂ）と同様に、実施の形態２の他の一例のパネル表示部７０は、操作パネル６０を平面視した場合に、長方形状の部分と台形状の部分とが組み合わせられた形状を有している。パネル表示部７０は、互いに平行な２つの辺を有している。２つの辺は、第１の辺７１と、第１の辺よりも短い第２の辺７２とで構成されている。発光体４０は、２つの辺のうちの第２の辺７２の外側に配置されている。また、発光体４０は、発光体４０から出射される光の進む方向ｄＬが第２の辺７２に対して垂直となるように配置されている。導光体５０Ｄは、パネル表示部７０の裏側に配置されている。導光体５０Ｄの出射面５３は、導光体５０Ｄを平面視した場合に、パネル表示部７０と同様の形状である。

　図７の（ｃ）と同様に、実施の形態２の他の一例のパネル表示部７０は、操作パネル６０を平面視した場合に、Ｌ字状である。パネル表示部７０は、互いに交わる２つの辺７５を有している。発光体４０は、２つの辺７５に挟まれた挟角内の領域に配置されている。また、発光体４０は、発光体４０から出射される光の進む方向ｄＬが２つの辺７５の交わる領域に向かうように配置されている。導光体５０Ｄは、パネル表示部７０の裏側に配置されている。導光体５０Ｄの出射面５３は、導光体５０Ｄを平面視した場合に、パネル表示部７０と同様の形状である。

　図７の（ｄ）と同様に、実施の形態２の他の一例のパネル表示部７０は、操作パネル６０を平面視した場合に、長方形状である。パネル表示部７０は、互いに平行な２つの長辺７３、および、互いに平行な２つの短辺７４を有している。発光体４０は、２つの短辺７４のうちの一方の短辺７４の外側に配置されている。また、発光体４０は、発光体４０から出射される光の進む方向ｄＬが２つの短辺７４に対して垂直となるように配置されている。導光体５０Ｄは、パネル表示部７０の裏側に配置されている。導光体５０Ｄの出射面５３は、導光体５０Ｄを平面視した場合に、パネル表示部７０と同様の形状である。

　発光体４０から出射された光は、導光体５０Ｄで導光され、パネル表示部７０を介して外へ出射される。意匠部７７を有するパネル表示部７０から光が出射されることで、ユーザはパネル表示部７０に示された操作内容を視認することができる。

　このように本実施の形態の操作入力装置１Ａは、操作パネル６０と、操作パネル６０の裏面６０ｂ側に配置されたフレーム１０と、フレーム１０から見て操作パネル６０とは反対側に配置された基板２０と、光を出射する発光体４０と、光を導光する導光体５０Ｄと、を備える。操作パネル６０は、少なくとも一部が光を透過するパネル表示部７０を有する。フレーム１０は、パネル表示部７０に対応する位置に第１の開口部１１を有している。基板２０は、第１の開口部１１に対応する位置に第２の開口部２２を有している。発光体４０は、基板２０から見てフレーム１０側である基板２０の表面２０ａ側に配置され、導光体５０Ｄに向けて光を出射する。導光体５０Ｄは、第１の開口部１１の内側および第２の開口部２２の内側に設けられている。発光体４０から出射された光は、導光体５０Ｄで導光されてパネル表示部７０に向けて出射される。

　この操作入力装置１Ａによれば、発光体４０から出射された光を、第１の開口部１１の内側および第２の開口部２２の内側に設けられた導光体５０Ｄを介してパネル表示部７０に向けて出射することができる。例えば、発光体４０から出射された光の一部は、導光体５０Ｄの入射面５１を通過して直接的に出射面５３から出射され、また、発光体４０から出射された光の他の一部は、入射面５１を通過して反射面５２で１回反射した後、出射面５３から出射される。そのため、操作入力装置１Ａでは、従来技術に比べて光路長を短くすることができ、操作パネル６０から出射される光が暗くなることを抑制できる。これにより、操作パネル６０の表示品位が低下することを抑制できる。

　［２．２　実施の形態２の変形例１］
　実施の形態２の変形例１に係る操作入力装置１Ａについて説明する。この変形例１では、操作入力装置１Ａの導光体５０Ｅの入射面５１および反射面５２のそれぞれが、平坦な面を有している例について説明する。

　図１３は、実施の形態２の変形例１に係る操作入力装置１Ａの一部の断面図である。

　図１３に示すように、操作入力装置１Ａの導光体５０Ｅは、入射面５１、反射面５２および出射面５３を有している。

　この導光体５０Ｅでも、出射面５３に対する入射面５１の傾斜角α１が、出射面５３に対する反射面５２の傾斜角α２よりも大きくなっている。また、この導光体５０Ｅも、入射面５１と反射面５２とを接続する端部ｅｐを有している。端部ｅｐは、基準面ｆａから見て発光体４０とは反対側に位置している。具体的には、端部ｅｐは、第２の開口部２２の内壁面２２ｗの内側に位置している。

　入射面５１は、発光体４０から出射された直接光が入射する面である。入射面５１は、平坦な面となっている。入射面５１は、反射面５２よりも発光体４０側に位置しており、端部ｅｐから基準面ｆａに近づくにしたがって発光体４０に近づくように傾斜している。また、入射面５１は、操作パネル６０の裏面６０ｂに近づくにしたがって、第１の開口部１１の内壁面１１ｗに近づくように傾斜している。

　反射面５２は、入射面５１に入射した光の一部を出射面５３に向けて反射する面である。反射面５２は、平坦な面となっている。反射面５２は、入射面５１よりも、発光体４０から離れて位置しており、端部ｅｐから基準面ｆａに近づくにしたがって、発光体４０から遠ざかるように傾斜している。また、反射面５２は、操作パネル６０の裏面６０ｂに近づくにしたがって、発光体４０から遠ざかるように傾斜している。

　この変形例１の操作入力装置１Ａも、発光体４０から出射された光を、第１の開口部１１の内側および第２の開口部２２の内側に設けられた導光体５０Ｅを介してパネル表示部７０に向けて出射することができる。そのため、操作パネル６０から出射される光が暗くなることを抑制できる。これにより、操作パネル６０の表示品位が低下することを抑制できる。

　［２．３　実施の形態２の変形例２］
　実施の形態２の変形例２に係る操作入力装置１Ａについて説明する。この変形例２では、操作入力装置１Ａの導光体５０Ｆが、複数の入射面を有している例について説明する。

　図１４は、実施の形態２の変形例２に係る操作入力装置１Ａの一部の断面図である。

　図１４に示すように、操作入力装置１Ａの導光体５０Ｆは、入射面５１、反射面５２および出射面５３を有している。入射面５１は、第１の入射面５１ａおよび第２の入射面５１ｂによって構成されている。第１の入射面５１ａは、フレーム１０の第１の開口部１１の内側に配置されている。第２の入射面５１ｂは、一部が基板２０の第２の開口部２２の内側に配置され、一部と異なる他の部分がフレーム１０の第１の開口部１１の内側に配置されている。第１の入射面５１ａおよび第２の入射面５１ｂのそれぞれは、平坦な面となっている。

　導光体５０Ｆでは、出射面５３に対する第２の入射面５１ｂの傾斜角α１が、出射面５３に対する反射面５２の傾斜角α２よりも大きくなっている。また、導光体５０Ｆでは、出射面５３に対する第１の入射面５１ａの傾斜角も、出射面５３に対する反射面５２の傾斜角α２よりも大きくなっている。端部ｅｐは、第２の入射面５１ｂと反射面５２とを接続する部分であり、基準面ｆａから見て発光体４０とは反対側に位置している。具体的には、端部ｅｐは、第２の開口部２２の内壁面２２ｗの内側に位置している。

　第１の入射面５１ａは、第２の入射面５１ｂよりも操作パネル６０側に位置し、かつ、反射面５２よりも発光体４０側に位置している。第１の入射面５１ａの一端は、第２の入射面５１ｂの他端に接続され、第１の入射面５１ａの他端は、傾斜部分を介して外周側面５５に接続されている。第１の入射面５１ａは、発光面４１の法線ｎＬに対して垂直であり、発光体４０の発光面４１に対向している。

　第１の入射面５１ａおよび第２の入射面５１ｂは、発光体４０から出射された直接光が入射する面である。例えば、第１の入射面５１ａを通過した光Ｌ１は、導光体５０Ｆ内を通って出射面５３に到達し、出射面５３からパネル表示部７０へ出射される。第１の入射面５１ａを通過した光Ｌ１は、実施の形態２の変形例１に比べて、第１の入射面５１ａにて他方の外周側面５５側（法線ｎＬに沿う方向において反射面５２側）に屈折するので、出射面５３のうち発光体４０に近い側の領域の光量を減らすまたは緩和することができる。第２の入射面５１ｂを通過した光Ｌ２は、導光体５０Ｆ内を通って反射面５２に到達し、反射面５２で反射される。反射面５２で反射された光Ｌ３は、導光体５０Ｆ内を通って出射面５３に到達し、出射面５３からパネル表示部７０へ出射される。

　変形例２の操作入力装置１Ａも、発光体４０から出射された光を、第１の開口部１１の内側および第２の開口部２２の内側に設けられた導光体５０Ｆを介してパネル表示部７０に向けて出射することができる。そのため、操作パネル６０から出射される光が暗くなることを抑制できる。これにより、操作パネル６０の表示品位が低下することを抑制できる。

　［２．４　実施の形態２の変形例３］
　実施の形態２の変形例３に係る操作入力装置１Ａについて説明する。この変形例３では、操作入力装置１Ａの導光体５０Ｇの入射面５１および反射面５２が、それぞれ曲面である例について説明する。

　図１５は、実施の形態２の変形例３に係る操作入力装置１Ａの一部の断面図である。

　図１５に示すように、操作入力装置１Ａの導光体５０Ｇは、入射面５１、反射面５２および出射面５３を有している。

　この導光体５０Ｇでも、出射面５３に対する入射面５１の傾斜角α１が、出射面５３に対する反射面５２の傾斜角α２よりも大きくなっている。また、この導光体５０Ｇも、入射面５１と反射面５２とを接続する端部ｅｐを有している。端部ｅｐは、基準面ｆａから見て発光体４０とは反対側に位置している。具体的には、端部ｅｐは、第２の開口部２２の内壁面２２ｗの内側に位置している。

　入射面５１は、発光体４０から出射された直接光が入射する面である。入射面５１は、反射面５２よりも発光体４０側に位置しており、端部ｅｐから基準面ｆａに近づくにしたがって発光体４０に近づくように傾斜している。また、入射面５１は、発光体４０から出射された光に対して凸面状の曲面を有している。入射面５１を凸面状の曲面とすることで、例えば、出射面５３の光量の足りない領域に光を集めることができる。

　反射面５２は、入射面５１に入射した光の一部を出射面５３に向けて反射する面である。反射面５２は、入射面５１よりも、発光体４０から離れて位置しており、端部ｅｐから基準面ｆａに近づくにしたがって、発光体４０から遠ざかるように傾斜している。また、反射面５２は、操作パネル６０の裏面６０ｂに近づくにしたがって、発光体４０から遠ざかるように傾斜している。導光体５０Ｇの反射面５２は、導光体５０Ｇ内を伝搬して反射面５２に向かう光に対して凸面状の曲面を有している。反射面５２を凸面状の曲面とすることで、反射光を広角で導光体５０Ｇ内に伝搬させることができる。

　変形例３の操作入力装置１Ａも、発光体４０から出射された光を、第１の開口部１１の内側および第２の開口部２２の内側に設けられた導光体５０Ｇを介してパネル表示部７０に向けて出射することができる。そのため、操作パネル６０から出射される光が暗くなることを抑制できる。これにより、操作パネル６０の表示品位が低下することを抑制できる。

　（その他の形態）
　以上、本開示について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、上記操作入力装置に限定されるものではない。

　上記では、実施の形態１および２に示す操作入力装置について具体的に説明したが、本開示の一態様および他の一態様に係る操作入力装置は、以下に示す構成を有していてもよい。

　例えば、操作入力装置は、操作パネルと、操作パネルの裏面側に配置されたフレームと、フレームから見て操作パネルとは反対側に配置された基板と、光を出射する発光体と、光を導光する導光体と、を備え、操作パネルは、少なくとも一部が光を透過するパネル表示部を有し、フレームは、パネル表示部に対応する位置に第１の開口部を有し、基板は、第１の開口部に対応する位置に第２の開口部を有し、発光体は、基板に設けられ、導光体に向けて光を出射し、導光体は、第１の開口部の内側および第２の開口部の内側に設けられ、発光体から出射された光を導光してパネル表示部に向けて出射する、という構成であってもよい。

　上記実施の形態に係る操作入力装置において、例えば、操作入力装置をアームレスト等に適用した場合、検知電極としてタッチパッドを採用してもよい。

　また、上記実施の形態に係る操作入力装置は、電池等から電力が制御回路に給電されてもよく、例えば車両の電源から電力が制御回路に供給されてもよく、商業用電力から電力が制御回路に供給されてもよい。

　また、上記実施の形態に係る操作入力装置は、例えば、操作入力装置の薄型化が必要なアームレスト及びドア内面等に設けられる操作入力装置に適用してもよい。

　以上、本開示の一つ又は複数の態様に係る操作入力装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したもの、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の一つ又は複数の態様の範囲内に含まれてもよい。

　本開示は、操作パネルの表示品位が低下することを抑制できる操作入力装置として有用である。

１、１Ａ　操作入力装置
１０　フレーム
１０ｂ　裏面
１１　第１の開口部
１１ｗ　内壁面
１４　切り欠き部
２０　基板
２０ａ　表面
２０ｂ　裏面
２２　第２の開口部
２２ｗ　内壁面
３０　検知電極
４０　発光体
４１　発光面
５０、５０Ａ、５０Ｂ、５０Ｃ、５０Ｄ、５０Ｅ、５０Ｆ、５０Ｇ　導光体
５１　入射面
５１ａ　第１の入射面
５１ｂ　第２の入射面
５２　反射面
５３　出射面
５５　外周側面
６０　操作パネル
６０ａ　表面
６０ｂ　裏面
７０　パネル表示部
７１　第１の辺
７２　第２の辺
７３　長辺
７４　短辺
７５　辺
７７　意匠部
８０　制御回路
９０　筐体
９１　底面部
９２　側面部
ｄＬ　光の進む方向
ｅｐ　端部
ｆａ、ｆｂ　基準面
Ｌ１、Ｌ２、Ｌ３　光
ｎＬ　法線
α１、α２　傾斜角

Claims

　操作パネルと、
　前記操作パネルの裏面側に配置されたフレームと、
　前記フレームから見て前記操作パネルとは反対側に配置された基板と、
　光を出射する発光体と、
　光を導光する導光体と、
　を備え、
　前記操作パネルは、少なくとも一部が光を透過するパネル表示部を有し、
　前記フレームは、前記パネル表示部に対応する位置に第１の開口部を有し、
　前記基板は、前記第１の開口部に対応する位置に第２の開口部を有し、
　前記発光体は、前記基板から見て前記フレームとは反対側である前記基板の裏面側に配置され、前記導光体に向けて光を出射し、
　前記導光体は、少なくとも前記第１の開口部の内側および前記第２の開口部の内側に設けられ、
　前記発光体から出射された光は、前記導光体で導光されて前記パネル表示部に向けて出射される
　操作入力装置。
　前記導光体は、
　前記発光体から出射された光が入射する入射面と、
　前記入射面に入射した光の一部を反射する反射面と、
　前記入射面に入射した光および前記反射面で反射した光を前記パネル表示部に向けて出射する出射面と、
　前記入射面と前記反射面とを接続する端部と、を有し、
　前記端部は、前記発光体よりも、前記基板の裏面を基準とした基準面から離れた位置にあり、
　前記入射面は、前記端部から前記基準面に近づくにしたがって前記発光体に近づくように傾斜し、
　前記反射面は、前記端部から前記基準面に近づくにしたがって前記発光体から遠ざかるように傾斜し、
　前記出射面は、前記パネル表示部に対向し、
　前記出射面に対する前記入射面の傾斜角は、前記出射面に対する前記反射面の傾斜角よりも大きい
　請求項１に記載の操作入力装置。
　前記第１の開口部の内壁面は、前記導光体の前記出射面の外周側面に接している
　請求項２に記載の操作入力装置。
　前記フレームは、前記第１の開口部の内壁面にて前記導光体を保持している
　請求項１～３のいずれか１項に記載の操作入力装置。
　前記導光体は、１つの部品によって構成されている
　請求項１～４のいずれか１項に記載の操作入力装置。
　前記発光体は、前記発光体の発光面の法線が前記基板の裏面に対して平行となるように配置されている
　請求項１～５のいずれか１項に記載の操作入力装置。
　さらに、外部からの操作入力を検知するための検知電極を有し、
　前記検知電極は、前記基板から見て前記フレーム側である前記基板の表面に設けられている
　請求項１～６のいずれか１項に記載の操作入力装置。
　前記検知電極は、前記第２の開口部の外周に沿って設けられている
　請求項７に記載の操作入力装置。
　前記検知電極は、前記第２の開口部を囲むように環状に形成されている
　請求項７または８に記載の操作入力装置。
　前記検知電極の少なくとも一部は、前記基板を平面視した場合に、前記発光体と重なる位置に設けられている
　請求項７～９のいずれか１項に記載の操作入力装置。
　前記第２の開口部の内壁面の一部は、前記第１の開口部の内壁面よりも内側に位置し、
　前記検知電極の少なくとも一部は、前記基板を平面視した場合に、前記導光体と重なる位置に設けられている
　請求項７～１０のいずれか１項に記載の操作入力装置。
　前記操作パネルを平面視した場合に、
　前記パネル表示部は、長方形状であり、互いに平行な２つの短辺を有し、
　前記発光体は、前記発光体から出射される光の進む方向が前記２つの短辺に対して垂直となるように、前記２つの短辺のうちの一方の短辺の外側に配置されている
　請求項１～１１のいずれか１項に記載の操作入力装置。
　前記操作パネルを平面視した場合に、
　前記パネル表示部は、多角形状であり、互いに平行な２つの辺を有し、
　前記２つの辺は、第１の辺と、前記第１の辺よりも短い第２の辺とで構成され、
　前記発光体は、前記発光体から出射される光の進む方向が前記第１の辺に対して垂直となるように、前記第１の辺の外側に配置されている
　請求項１～１１のいずれか１項に記載の操作入力装置。
　前記操作パネルを平面視した場合に、
　前記パネル表示部は、多角形状であり、互いに平行な２つの辺を有し、
　前記２つの辺は、第１の辺と、前記第１の辺よりも短い第２の辺とで構成され、
　前記発光体は、前記発光体から出射される光の進む方向が前記第２の辺に対して垂直となるように、前記第２の辺の外側に配置されている
　請求項１～１１のいずれか１項に記載の操作入力装置。
　前記操作パネルを平面視した場合に、
　前記パネル表示部は、Ｌ字状であり、互いに交わる２つの辺を有し、
　前記発光体は、前記発光体から出射される光の進む方向が前記２つの辺の交わる領域に向かうように配置されている
　請求項１～１１のいずれか１項に記載の操作入力装置。
　操作パネルと、
　前記操作パネルの裏面側に配置されたフレームと、
　前記フレームから見て前記操作パネルとは反対側に配置された基板と、
　光を出射する発光体と、
　光を導光する導光体と、
　を備え、
　前記操作パネルは、少なくとも一部が光を透過するパネル表示部を有し、
　前記フレームは、前記パネル表示部に対応する位置に第１の開口部を有し、
　前記基板は、前記第１の開口部に対応する位置に第２の開口部を有し、
　前記発光体は、前記基板から見て前記フレーム側である前記基板の表面側に配置され、前記導光体に向けて光を出射し、
　前記導光体は、前記第１の開口部の内側および第２の開口部の内側に設けられ、
　前記発光体から出射された光は、前記導光体で導光されて前記パネル表示部に向けて出射される
　操作入力装置。
　前記導光体は、
　前記発光体から出射された光が入射する入射面と、
　前記入射面に入射した光の一部を反射する反射面と、
　前記入射面に入射した光および前記反射面で反射した光を前記パネル表示部に向けて出射する出射面と、
　前記入射面と前記反射面とを接続する端部と、を有し、
　前記端部は、前記基板の表面を基準とした基準面から見て、前記発光体の反対側に位置し、
　前記入射面は、前記端部から前記基準面に近づくにしたがって前記発光体に近づくように傾斜し、
　前記反射面は、前記端部から前記基準面に近づくにしたがって前記発光体から遠ざかるように傾斜し、
　前記出射面は、前記パネル表示部に対向し、
　前記出射面に対する前記入射面の傾斜角は、前記出射面に対する前記反射面の傾斜角よりも大きい
　請求項１６に記載の操作入力装置。
　前記第１の開口部の内壁面は、前記導光体の前記出射面の外周側面に接している
　請求項１７に記載の操作入力装置。
　前記フレームは、前記第１の開口部の内壁面にて前記導光体を保持している
　請求項１６～１８のいずれか１項に記載の操作入力装置。
　前記導光体は、１つの部品によって構成されている
　請求項１６～１９のいずれか１項に記載の操作入力装置。
　前記発光体は、前記発光体の発光面の法線が前記基板の表面に対して平行となるように配置されている
　請求項１６～２０のいずれか１項に記載の操作入力装置。
　さらに、外部からの操作入力を検知するための検知電極を有し、
　前記検知電極は、前記基板の表面に設けられている
　請求項１６～２１のいずれか１項に記載の操作入力装置。
　前記検知電極は、前記第２の開口部の外周に沿って設けられている
　請求項２２に記載の操作入力装置。
　前記検知電極は、前記第２の開口部を囲むように環状に形成されている
　請求項２２または２３に記載の操作入力装置。
　前記第２の開口部の内壁面の一部は、前記第１の開口部の内壁面よりも内側に位置し、
　前記検知電極の少なくとも一部は、前記基板を平面視した場合に、前記導光体と重なる位置に設けられている
　請求項２２～２４のいずれか１項に記載の操作入力装置。
　前記フレームは、前記発光体と対応する位置に切り欠き部を有している
　請求項１６～２５のいずれか１項に記載の操作入力装置。
　前記操作パネルを平面視した場合に、
　前記パネル表示部は、長方形状であり、互いに平行な２つの短辺を有し、
　前記発光体は、前記発光体から出射される光の進む方向が前記２つの短辺に対して垂直となるように、前記２つの短辺のうちの一方の短辺の外側に配置されている
　請求項１６～２６のいずれか１項に記載の操作入力装置。
　前記操作パネルを平面視した場合に、
　前記パネル表示部は、多角形状であり、互いに平行な２つの辺を有し、
　前記２つの辺は、第１の辺と、前記第１の辺よりも短い第２の辺とで構成され、
　前記発光体は、前記発光体から出射される光の進む方向が前記第１の辺に対して垂直となるように、前記第１の辺の外側に配置されている
　請求項１６～２６のいずれか１項に記載の操作入力装置。
　前記操作パネルを平面視した場合に、
　前記パネル表示部は、多角形状であり、互いに平行な２つの辺を有し、
　前記２つの辺は、第１の辺と、前記第１の辺よりも短い第２の辺とで構成され、
　前記発光体は、前記発光体から出射される光の進む方向が前記第２の辺に対して垂直となるように、前記第２の辺の外側に配置されている
　請求項１６～２６のいずれか１項に記載の操作入力装置。
　前記操作パネルを平面視した場合に、
　前記パネル表示部は、Ｌ字状であり、互いに垂直な２つの辺を有し、
　前記発光体は、前記発光体から出射される光の進む方向が前記２つの辺の交点に向かうように配置されている
　請求項１６～２６のいずれか１項に記載の操作入力装置。