JPH09251172A - アクティブマトリクス形液晶表示装置、その駆動方法、駆動回路および液晶表示システム - Google Patents

アクティブマトリクス形液晶表示装置、その駆動方法、駆動回路および液晶表示システム

Info

Publication number
JPH09251172A
JPH09251172A JP6042896A JP6042896A JPH09251172A JP H09251172 A JPH09251172 A JP H09251172A JP 6042896 A JP6042896 A JP 6042896A JP 6042896 A JP6042896 A JP 6042896A JP H09251172 A JPH09251172 A JP H09251172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
pixel electrodes
voltage
crystal display
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6042896A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kasahara
幸一 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Electronic Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6042896A priority Critical patent/JPH09251172A/ja
Publication of JPH09251172A publication Critical patent/JPH09251172A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でフリッカや焼き付きが生じない
アクティブマトリクス形の表示システムを提供すること
を目的とする。 【解決手段】 データ線Xi 方向に並ぶ奇数番目と偶数
番目の隣接する2つの画素電極192j-1i と192ji で電極
対を構成し、モノクロ表示における1画素またはカラー
表示における1原色ドットとする。対向電極は電極対を
構成する2つの画素電極1911〜192nm 間で電界を中継す
るだけのもので、2つの画素電極1911〜192nm がフレー
ム毎に交互に実質的な対向電極となり、画素電位シフト
に起因する液晶への直流電圧の印加を防止する。対向電
極を駆動する回路が不要になり構成が簡単になる。2つ
の画素電極間で、画素電位シフトは相殺されて液晶に直
流電圧が印加されず、フリッカや焼き付きが生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶に直流電圧が
印加されないようにしたアクティブマトリクス形液晶表
示装置、その駆動方法、駆動回路および液晶表示システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータやワーク
ステーションに適した高性能液晶表示装置が開発、実用
化されている。そして、この種の液晶表示装置では、−
方の基板に薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor)
アレイを用いたアクティブマトリクス形液晶表示装置が
代表的なものである。
【0003】このようなΤFΤアレイを用いた液晶表示
装置は、図12の等価回路に示すマトリクスアレイ基板
1、このマトリクスアレイ基板1に対向する対向基板、
および、これらマトリクスアレイ基板1および対向基板
間に挟持された液晶にて構成されている。
【0004】そして、このマトリクスアレイ基板1は、
ガラス基板上に平行な複数のアドレス線Y1 〜Yn を形
成するとともに、同様に平行な複数のデータ線X1 〜X
m をアドレス線Y1 〜Yn に直交して配設するととも
に、アドレス線Y1 〜Yn にマトリクス状に配設された
薄膜トランジスタ211〜2mnのそれぞれのゲートを接続
し、ドレインをデータ線X1 〜Xm に接続し、ソースを
薄膜トランジスタ211〜2nmに対応してマトリクス状に
配設した画素電極311〜3mnに接続している。さらに、
薄膜トランジスタ211〜2mnのソースからは、信号蓄積
キャパシタ411〜4mnの一端が接続され、他端は共通接
続により端子5に接続されている。
【0005】また、対向基板には、画素電極311〜3mn
に対向して対向電極が設けられている。
【0006】さらに、マトリクスアレイ基板1および対
向基板間には、液晶が挟持されてTFTアレイの液晶表
示装置を形成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、図13および
図14を参照して、図12に示す液晶表示装置の動作お
よび問題点について説明する。
【0008】図13は一画素の等価回路図で、2ijは薄
膜トランジスタ、3ijは画素電極、4ijは信号蓄積キャ
パシタ、Xi はデータ線、Yj はアドレス線、6は対向
電極、7ijは液晶層容量、8ijは薄膜トランジスタ2ij
のゲート・ソース間寄生容量である。
【0009】また、図14は図13の動作を説明する電
位図で、VYj はアドレス線Yj に供給される書込走査
信号、±VXi(D)はノーマリ・ホワイトモードの場合の
データ線Xi に供給される暗レベル表示信号電圧、±V
Xi(B)はデータ線Xi に供給される明レベル表示信号電
圧、Vcom は対向電極6に供給される対向電極駆動電圧
である。
【0010】そして、書込走査信号VYj の高電位期間
に暗レベル表示信号電圧±VXi(D)および明レベル表示
信号電圧±VXi(B)の電位が薄膜トランジスタ2ijを介
して信号蓄積キャパシタ4ijや液晶層容量7ijに書き込
まれ、書込走査信号VYj の低電位期間においては書き
込まれた電位が保持され、画素電極電位±Vp(D)および
画素電極電位±Vp(B)となる。また、この画素電極電位
±Vp(D)および画素電極電位±Vp(B)は、薄膜トランジ
スタ2ijのゲート・ソース間寄生容量8ijの影響を受け
て、データ線Xi に供給される暗レベル表示信号電圧±
VXi(D)および明レベル表示信号電圧±VXi(B)よりそ
れぞれΔV1およびΔV2だけ低い電位となる。すなわ
ち、ΔV1とΔV2との値が異なるのは、液晶の誘電異
方性により液晶層容量7ijが電圧依存性を持つことなど
に起因する。このために、液晶に直流電圧が印加されな
い最適対向電極電圧が、明レベル表示時と暗レベル表示
時で異なり、液晶に直流電圧が印加されてしまい、表示
にフリッカや焼付きが生ずる問題を有している。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、簡単な構成でフリッカや焼き付きが生じないアクテ
ィブマトリクス形液晶表示装置、その駆動方法、駆動回
路および液晶表示システムを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、マトリクス状
に配列された複数の画素電極、これら画素電極にソース
およびドレインのいずれか一方がそれぞれ接続された複
数の薄膜トランジスタ、これら薄膜トランジスタのゲー
トを行毎に共通接続する複数のアドレス線、および、前
記薄膜トランジスタのソースおよびドレインのいずれか
他方を列毎に共通接続する複数のデータ線を有する第1
の透光性基板と、対向電極を有する第2の透光性基板
と、前記第1の透光性基板および第2の透光性基板間に
配設された液晶とを具備し、前記データ線方向に並ぶ奇
数番目と偶数番目の隣接する2つの画素電極で電極対を
形成し、この電極対が占める領域をモノクロ表示におけ
る1画素またはカラー表示における1原色ドットとする
とともに、前記電極対を構成する画素電極間の電位差に
より前記液晶を駆動するもので、2つの画素電極間の液
晶層に対向電極を介して電圧が印加されるので、画素電
位シフトが電極対を構成する2つの画素電極間で相殺さ
れ、液晶への直流電圧が印加されなくなり、フリッカや
焼き付きが生じない。
【0013】また、対向電極は、全画素電極共通に1個
またはアドレス線方向に並ぶ画素電極と同数で、データ
線方向に並ぶ複数の画素電極に対応して分割されたもの
である。
【0014】さらに、対向電極は、電極対と同数で、こ
れら電極対が占める領域に対応してアドレス線およびデ
ータ線方向に分割されたものである。
【0015】またさらに、画素電極の互いの間隔は、同
一の電極対内の方が隣り合う電極対間より小さく設定さ
れたものである。
【0016】そしてまた、液晶は、電極対を構成する2
つの画素電極間の対向電極により中継される液晶層の閾
値電圧Vthと飽和電圧Vsat とは、Vth≧Vsat −Vth
であるものである。
【0017】また、本発明は、前記データ線方向に並ぶ
奇数番目と偶数番目の隣接する2つの画素電極で電極対
を形成し、これら電極対を構成する前記2つの画素電極
に互いに逆極性の電圧を書き込み、前記隣り合う電極対
の境界の両側の画素電極では互いに同極性の電圧を書き
込み、経時的なフレーム毎に書き込む電圧の極性を反転
するように前記アドレス線およびデータ線を駆動制御
し、前記対向電極を開放状態にするもので、2つの画素
電極間を対向電極を介して電圧が印加されるので、画素
電位シフトが電極対を構成する2つの画素電極間で相殺
され、液晶への直流電圧が印加されなくなり、フリッカ
や焼き付きが生じない。
【0018】さらに、本発明は、前記データ線方向に並
ぶ奇数番目と偶数番目の隣接する2つの画素電極で電極
対を形成し、これら電極対を構成する一方の画素電極に
は表示信号に基づく電圧を、他方の画素電極にはバイア
ス電圧をそれぞれ書き込み、経時的なフレーム毎に画素
電極と書き込む電圧の関係を反転するように前記アドレ
ス線を書込走査信号で、前記データ線を前記表示信号に
基づく電圧およびバイアス電圧で駆動制御し、前記対向
電極を開放状態にするもので、表示信号に基づいて生成
または選択されたたとえばアナログ階調信号の一部を、
表示信号とは関係のないバイアス電位で周期的に置換し
た信号をデータ線に供給することにより、液晶の交流駆
動に対してアナログ階調信号の一部をバイアス電位で置
換する時間的位置を、フレーム毎に入れ替えることで対
応しているので、アナログ階調信号の極性反転が不要と
なり、構成が簡単である。
【0019】また、バイアス電圧は、電極対を構成する
2つの画素電極間の液晶層の閾値電圧付近の電圧値であ
るものである。
【0020】さらに、書込走査信号は、表示信号の水平
走査期間の半分の期間毎にシフトするものである。
【0021】また、本発明は、表示信号に基づいて生成
出力されるデータ線駆動用の階調電圧の一部を前記表示
信号とは関係のないバイアス電圧で周期的に置換する置
換回路を具備したもので、表示信号に基づいて生成また
は選択されたたとえばアナログ階調信号の一部を、表示
信号とは関係のないバイアス電位で周期的に置換した信
号をデータ線に供給することにより、液晶の交流駆動に
対してアナログ階調信号の一部をバイアス電位で置換す
る時間的位置を、フレーム毎に入れ替えることで対応し
ているので、アナログ階調信号の極性反転が不要とな
り、構成が簡単である。
【0022】さらに、本発明は、マトリクス状に配列さ
れた複数の画素電極、これら画素電極にソースおよびド
レインのいずれか一方がそれぞれ接続された複数の薄膜
トランジスタ、これら薄膜トランジスタのゲートを行毎
に共通接続する複数のアドレス線、および、前記薄膜ト
ランジスタのソースおよびドレインのいずれか他方を列
毎に共通接続する複数のデータ線を有する第1の透光性
基板と、対向電極を有する第2の透光性基板と、前記第
1の透光性基板および第2の透光性基板間に配設された
液晶とを有し、データ線方向に並ぶ奇数番目と偶数番目
の隣接する2つの画素電極で形成された電極対が占める
領域を表示単位とするアクティブマトリクス形液晶表示
装置と、前記アドレス線に表示信号の水平走査期間の半
分の期間毎にシフトされる書込走査信号を供給するアド
レス線駆動回路と、前記データ線に表示信号に基づいた
階調電圧とバイアス電圧を所定の順序で供給するデータ
線駆動回路と、前記アドレス線およびデータ線駆動回路
の動作を制御する制御回路とを具備したもので、2つの
画素電極間の液晶層に対向電極を介して電圧が印加され
るので、画素電位シフトが電極対を構成する2つの画素
電極間で相殺され、液晶への直流電圧が印加されなくな
り、フリッカや焼き付きが生じない。
【0023】また、対向電極を介した電極対を構成する
2つの画素電極間に印加するバイアス電圧の電圧値を液
晶の閾値電圧付近で調整する電圧調整手段を具備したも
のである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の液晶表示システム
の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0025】図2に示すように、液晶表示装置10は第1
の透光性基板としてのガラス基板11上には、モリブデン
・タンタル(MoTa)合金のゲート電極12およびキャ
パシタ電極13が形成されている。そして、ゲート電極12
およびキャパシタ電極13上には、酸化シリコンなどの絶
縁膜14が形成されている。また、ゲート電極12の上方の
絶縁膜14上には、アモルファスシリコンなどの半導体層
15および窒化シリコンなどのチャネル保護膜16が形成さ
れ、このチャネル保護膜16上にはソース領域およびドレ
イン領域となるn+ アモルファスシリコン膜17,18が形
成されている。
【0026】また、キャパシタ電極13の上方の絶縁膜14
上にはITO(Indium Tin Oxide)などの透明導電膜の
画素電極19が形成されている。
【0027】さらに、n+ アモルファスシリコン膜17上
には画素電極19に接触してアルミニウムを用いたソース
電極20が形成され、n+ アモルファスシリコン膜17上に
は同様にアルミニウムを用いたドレイン電極21が形成さ
れ、薄膜トランジスタ(ThinFilm Transitor)22が構成
されている。
【0028】そして、この薄膜トランジスタ22上に保護
膜23が形成され、この保護膜23を含めた全体に液晶配向
膜24が形成され、アクティブマトリクス基板25を形成し
ている。なお、キャパシタ電極13および画素電極19間に
は、信号蓄積キャパシタ26が形成されている。
【0029】一方、第2の透光性基板としてのガラス基
板31上には、画素電極19に対向してカラーフィルタ32が
形成されるとともに、このカラーフィルタ32の両側に薄
膜トランジスタ22に対向して遮光用のブラックマトリク
ス33が形成され、これらカラーフィルタ32およびブラッ
クマトリクス33上には、たとえばIΤOにて形成された
透明導電膜の対向電極34と、液晶配向膜35とが積層形成
され、対向基板36を形成している。
【0030】さらに、アクティブマトリクス基板25およ
び対向基板36は数ミクロンの間隙を保持して周辺部で封
着して対向され、この間隙には液晶37が封入されて封入
さて液晶表示装置38が構成される。なお、ΤΝ(Twist
Nematic )型液晶表示装置では、アクティブマトリクス
基板25および対向基板36の外面に図示しない偏光層が設
けられる。
【0031】また、液晶表示装置は、平面的には図1お
よび図3に示すように構成されている。
【0032】図1に示すように、ガラス基板11には、ド
レイン電極21と一体に形成されたデータ線X1 ,X2 ,
X3 ,…,Xm が平行に形成され、これらデータ線X1
,X2 ,X3 ,…,Xm に直交してゲート電極12と一
体に形成されたアドレス線Y1,Y2 ,…,Y2n-1,Y2
nが平行に形成されている。また、対向電極34は図3に
示すように全体として1つの共通電極で形成されてい
る。
【0033】また、図4に示すように、対向電極34は、
アドレス線Y1 ,Y2 ,…,Y2n-1,Y2n方向に並ぶ画
素電極19と同数であるm個で、データ線X1 ,X2 ,X
3 ,…,Xm 方向に並ぶ画素電極19群に対応してストラ
イプ状に分割して形成してもよい。
【0034】さらに、図5に示すように、対向電極34
は、データ線X1 ,X2 ,X3 ,…,Xm 方向に並ぶ奇
数番目と偶数番目の隣接する2つの画素電極1911〜19
2nm で構成される電極対に対応して、画素電極1911〜19
2nm の電極対と同数に、アドレス線Y1 ,Y2 ,…,Y
2n-1,Y2nおよびデータ線X1 ,X2 ,X3 ,…,Xm
方向にマトリクス状に分割して形成してもよい。
【0035】そして、アドレス線Y1 ,Y2 ,…,Y2n
-1,Y2nには、薄膜トランジスタ2211〜222nm のゲート
電極12が一体的に形成されることによりそれぞれ電気的
に共通接続され、これら薄膜トランジスタ2211〜222nm
のドレイン電極21は、それぞれデータ線X1 ,X2 ,X
3 ,…,Xm と一体的に形成されることによりにそれぞ
れ電気的に共通接続され、ソース電極20は画素電極1911
〜192nm に電気的に接続されている。なお、ドレイン電
極を画素電極に接続し、ソース電極をデータ線に接続し
て形成した場合にも同様の効果をえることができ、信号
蓄積キャパシタ26は必ずしも設けなくともよい。
【0036】また、データ線X1 ,X2 ,X3 ,…,X
m 方向に並ぶ奇数番目と偶数番目の隣接する2つの画素
電極192j-1i とX2ji (i=1,2,3,…m、j=
1,2,3,…,n)で構成される電極対、たとえば画
素電極1911と画素電極1921、あるいは、画素電極19
2n-1m と画素電極192nm が占める領域を、モノクロ表示
における1画素またはカラー表示における1原色ドット
として用いる。
【0037】さらに、図6および図7は、画素電極1911
〜192nm に書き込まれる液晶駆動電圧の極性を示す説明
図である。図6は奇数フレーム、図7は偶数フレームで
の書込み電圧の極性を示し、デ−タ線X1 ,X2 ,X3
,…,Xm 方向に並ぶ奇数番目と偶数番目の隣接する
2つの画素電極1911〜192nm で構成される電極対の各々
について、これら電極対を構成する2つの画素電極1911
〜192nm には互いに逆極性の電圧が書き込まれ、電極対
の境界の両側の画素電極1911〜192nm では互いに同極性
の電圧が書き込まれる。そして、この書込電圧の極性
は、経時的なフレーム毎に反転される。
【0038】また、図8に示すように、共通の対向電極
34とi番目のデータ線Xi に沿って並ぶ画素電極19
2j-4i 〜192ji の一部であり、画素電極192j-1i と画素
電極192j i 、および、画素電極192j-3i と画素電極19
2j-2i が電極対を形成している。そして、対向電極34
は、図8に示すように、たとえば電極対を構成する2つ
の画素電極192j-1i と画素電極192ji との間、および、
画素電極192j-3i と画素電極192j-2i との間で電界を中
継する働きをする。したがって、外部から対向電極34を
駆動する必要はない。
【0039】このようにして、電極対を構成する2つの
画素電極192j-1i と画素電極192jiとの間、および、画
素電極192j-3i と画素電極192j-2i との間の電位差に応
じて電極対が占める領域の液晶37が駆動され、モノクロ
であれば1画素、カラーであれば1原色ドットの表示が
行なわれる。なお、このとき、画素電極192j-1i および
画素電極192ji の電極対と画素電極192j-3i および画素
電極192j-2i の電極対の境界の両側のたとえば画素電極
192j-1i と画素電極192j-2i 、あるいは、図示しない画
素電極192j-3i あるいは画素電極192j-3i などでは、そ
れぞれ同極性の電圧が書き込まれるので、これらの画素
電極192j-3i あるいは画素電極192j-3i間では液晶37は
駆動されない。
【0040】しかしながら、中間調表示においては、同
極性でも両画素電極1911〜192nm 間に電位差を有するの
で、偽の電極対が形成されるおそれがあるが、図4また
は図5に示すように、対向電極34を分割すればよい。ま
た、図3ないし図5に示すように、電極対を形成する画
素電極1911〜192nm より、隣り合う画素電極1911〜19
2nm の電極対の間隔をより広くしてもよい。これらのい
ずれかにより、対向電極34による電界の中継効果を制御
して、偽の電極対の生成を防止する。
【0041】さらに、偽の電極対の生成を防止するため
には、封人する液晶37の材料の最適化を図り、対向電極
34により中継される画素電極1911〜192nm 間の液晶37層
の閾値電圧Vthと飽和電圧Vsat との関係を、Vth≧
(Vsat −Vth)に設定すればよい。そして、負極性で
は零ボルトを書き込み、正極性では明レベル表示に対し
てVthを、暗レベル表示に対してVsat をそれぞれ書き
込むようにすれば、偽の電極対の生成を防止できる。
【0042】したがって、対向電極34は電極対を構成す
る2つの画素電極1911〜192nm 間で電界を中継するだけ
のもので、2つの画素電極1911〜192nm がフレーム毎に
交互に実質的な対向電極となり、画素電位シフトに起因
する液晶37への直流電圧の印加を防止できる。すなわ
ち、あるフレームにおいて、電極対を構成する一方の画
素電極1911〜192nm で第1の値の画素電位シフトが、他
方の画素電極1911〜192n m で異なる値の第2の値の画素
電位シフトが生じても、次のフレームでは一方の画素電
極1911〜192nm で第2の値の画素電位シフトが、他方の
画素電極1911〜192nm で第1の値の画素電位シフトが生
じることになるので、これら異なる値の画素電位シフト
は相殺されて液晶37に直流電圧が印加されず、フリッカ
や焼き付きが生じない。このため、信号蓄積キャパシタ
26を特に設けなくてもよく、構造が簡単になるとともに
画素開口率を高めることができる。
【0043】そして、駆動に際する波形を図9に示す波
形図を参照して説明する。
【0044】図9において、VY1 ,VY2 ,…,VY
2n-1,VY2nはそれぞれアドレス線Y1 ,Y2 ,…,Y
2n-1,Y2nに供給される書込走査信号、ΤVはフレーム
期間すなわち垂直走査期間、TΗは書込期間すなわち水
平走査期間、ΤBLK は垂直ブランキング期間、VXi は
任意のデータ線Xi に供給される液晶駆動電圧である。
また、D0 〜Dk はデジタルの場合の表示信号で、1つ
の波形で代表させて第1ラインL1 から第nラインLn
までライン単位で示している。
【0045】そして、アドレス線Y1 ,Y2 ,…,Y2n
-1,Y2nは、表示信号の1ライン期間TLの半分の期間
である水平走査期間ΤΗ毎にシフトされる書込走査信号
VY1 ,VY2 ,…,VY2n-1,VY2nにより駆動さ
れ、データ線X1 ,X2 ,X3,…,Xm に供給される
液晶駆動電圧をそれぞれの画素電極1911〜192nm に対応
する液晶容量へ順次書き込む。なお、データ線X1 ,X
2 ,X3 ,…,Xm には同時にm種の液晶駆動電圧が供
給されるが、任意のデータ線Xi に供給される液晶駆動
電圧VXi を代表して説明する。
【0046】まず、入力されるデジタル表示信号D0 〜
Dk を直並列変換した後に、デジタル・アナログ変換す
るとともに必要により増幅して、データ線X1 ,X2 ,
X3,…,Xm に沿って並ぶ各画素の表示階調に対応し
て1ライン期間ΤL毎に、基準電位VRから振幅aが変
化するアナログ階調信号DAを得る。なお、この階調信
号DAは、ノーマリ・ホワイトモードを想定して、低電
位側VRが最明階調表示に対応するように、入力表示信
号に対してはネガ/ポジ反転されている。また、駆動電
圧制御信号Pcは、アナログ階調信号DAを加工してデ
ータ線Xi に供給する液晶駆動電圧VXiを得るための
もので、駆動電圧制御信号Ρcの低レベル期間では、ア
ナログ階調信号DAは強制的に基準電位VRより一定の
バイアス電圧Vbだけ低い電位VXi −Lに設定され
る。その結果、アナログ階調信号DAは、1ライン期間
ΤLの前半または後半がVXi −Lの電位に設定される
とともに、駆動電圧制御信号Ρcの働きで、前半と後半
の関係がフレーム期間Τv毎に反転され、データ線Xi
に供給される液晶駆動電圧VXiとなる。そして、この
液晶駆動電圧VXi は書込走査信号VY1 ,VY2 ,
…,VY2n-1,VY2nによりそれぞれの画素電極1911
192nm の液晶容量に書き込まれ、図6および図7で示す
電圧極性パターンの書き込みが達成される。
【0047】上述のように、液晶駆動電圧VXi をデー
タ線Xi に供給することにより、電極対を構成する画素
電極1911〜192nm 間に液晶37層の閾値電圧を含めた駆動
電圧を与えることができる。さらに、液晶37の材料を最
適化し、対向電極34により中継される画素電極1911〜19
2nm 間の液晶37層の閾値電圧Vthと飽和電圧Vsat との
関係を、Vth≧(Vsat −Vth)に設定するとともに前
記バイアス電圧Vbの値を液晶37層の閾値電圧Vth付近
に設定することにより、偽の電極対の生成を防止するこ
とができ、画素間で発生するおそれのある表示クロスト
ークの問題を駆動面から解決できる。
【0048】なお、従来に比較して、書込走査信号のパ
ルス幅が狭く、すなわち書込時間が短くなるが、書込走
査信号にダブルパルスを用いて予備書き込みを行なえば
問題はない。
【0049】さらに、直並列変換された表示信号に基づ
くアナログ階調信号の一部を、表示信号とは関係のない
一定のバイアス電位、たとえば電位VXi-Lで周期的に
置換した信号をデータ線Xi に供給するようにしている
ので、従来は液晶の交流駆動の必要から、同一階調表示
に対して正負2つの駆動電位を要し、データ線に供給す
る階調信号には極性反転が必要であったが、アナログ階
調信号の一部を一定のバイアス電位で置換する時間的位
置を、フレーム毎に入れ替えることで液晶の交流駆動に
対応しているので、アナログ階調信号の極性反転が不要
となる。
【0050】次に、図10を参照して、スイッチ群によ
る電圧選択方式の駆動回路を説明する。なお、この図1
0は、複数出力を有する回路のうちの1つの出力に関わ
る要部を示すものである。
【0051】図10に示すように、駆動回路は、外部か
ら入力される直列データの表示信号を並列データに変換
する直並列変換回路41を有し、この直並列変換回路41は
スイッチ制御回路42に接続され、このスイッチ制御回路
42はスイッチS1 〜Sk に接続され、これらスイッチS
1 〜Sk は出力端子43に接続される。そして、スイッチ
制御回路42では表示信号に基づいてスイッチ制御信号Q
1 〜Qk が発生されてスイッチS1 〜Sk の開閉制御が
なされ、アナログ階調信号V1 〜Vk の中より表示信号
に対応する1つの階調信号電圧が選択され、出力端子43
に導出される。
【0052】また、スイッチ制御回路42へは表示データ
とは別に、図9に示す駆動電圧制御信号Ρcが供給さ
れ、この駆動電圧制御信号Pcに基づいてスイッチ制御
信号Qpcが発生されるとともに、スイッチ制御信号Q1
〜Qk の出力を強制的に禁止する。すなわち、図9に示
すように、駆動電圧制御信号Pcの低レベル期間に、ス
イッチ制御回路42にてスイッチS0 をオン状態に設定す
るスイッチ制御信号Qpcが発生され、バイアス電圧Vb
が出力端子43に導出される。一方、駆動電圧制御信号Ρ
cの高レベル期間に、スイッチS1 〜Sk のうちの1つ
をオン状態に設定するためのスイッチ制御信号Q1 〜Q
k が発生されて、アナログ階調信号V1 〜Vk の中から
表示信号に対応した1つの階調信号が選択されて出力端
子43に導出される。この結果、出力端子43には図9の液
晶駆動電圧VXi のような直並列変換された表示信号に
基づく階調信号電圧の一部を、表示信号とは関係のない
一定のバイアス電圧で周期的に置換した形の、データ線
駆動信号が得られる。
【0053】なお、図9では電圧選択方式の駆動回路と
したが、他の方式の駆動回路についても、出力回路の部
分にスイッチ機能素子などを組み合わせることにより同
様の効果を得ることもできる。
【0054】また、上述のように、駆動回路は表示信号
に基づくアナログ階調信号の極性反転を行わないため、
回路構成が簡略化できる効果がある。特に、図9に示す
駆動回路では、アナログ階調信号V1 〜Vk は直流電圧
でよく、バイアス電圧Vbを出力するためのスイッチS
0 を流れる電流は単方向であるので、たとえば1つのト
ランジスタで簡単に構成できる。
【0055】さらに、液晶表示システムを構成する場合
には、図11に示すように構成すればよい。
【0056】この液晶表示システムでは、図11に示す
ように、制御回路51を有しており、この制御回路51は表
示信号源52に接続され、表示信号源52から表示信号およ
び同期信号が供給される。また、制御回路51には、アド
レス線駆動回路53およびデータ線駆動回路55が接続さ
れ、制御回路51では同期信号に基づいてアドレス線駆動
回路53およびデータ線駆動回路55の動作を制御するため
のタイミング信号の発生や、データ線駆動回路55の信号
入力仕様に基づいた表示信号の並列化処理などが行なわ
れ、アドレス線駆動回路53にタイミング信号を、データ
線駆動回路55にタイミング信号および処理された表示信
号をそれぞれ供給する。
【0057】また、データ線駆動回路55には、バイアス
電圧入力端子56が電圧調整器57を介して接続される。
【0058】さらに、アドレス線駆動回路53およびデー
タ線駆動回路54に、液晶表示装置10のアドレス線Y1 ,
Y2 ,…,Y2n-1,Y2nおよびデータ線X1 ,X2 ,X
3 ,…,Xm が接続される。
【0059】そして、制御回路51からのこれらタイミン
グ信号および処理された表示信号により、アドレス線駆
動回路53は表示信号源52からの表示信号の水平走査期間
の1ライン期間の半分の期間毎にシフトされる書込走査
信号を発生し、アドレス線Y1 ,Y2 ,…,Y2n-1,Y
2nに供給する。また、データ線駆動回路55は、表示信号
を直並列変換して各画素の輝度に対応した階調電圧を生
成または選択し、この階調電圧と一定のバイアス電圧を
所定の順序で、データ線X1 ,X2 ,X3 ,…,Xm に
供給する。なお、電圧調整器57によりバイアス電圧調整
機能を備えておくことにより、最適表示状態への設定が
容易となる。
【0060】そして、データ線X1 ,X2 ,X3 ,…,
Xm にこれらの電圧が供給され、液晶表示装置10が駆動
される。
【0061】また、液晶表示装置10の対向電極34は駆動
する必要がないので、対向電極駆動回路が不要になり、
低消費電力化と低価格化を図れる。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、2つの画素電極間の電
位差で液晶を駆動するので、画素電位シフトが電極対を
構成する2つの画素電極間で相殺され、液晶への直流電
圧が印加されなくなり、フリッカや焼き付きを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のアクティブマトリクス
形の液晶表示装置を示す等価回路図である。
【図2】同上液晶表示装置を示す断面図である。
【図3】同上対向電極を示す構成図である。
【図4】同上他の対向電極を示す構成図である。
【図5】同上また他の対向電極を示す構成図である。
【図6】同上画素電極への液晶駆動電圧の書込極性を説
明する奇数フレームの極性パターン図である。
【図7】同上画素電極への液晶駆動電圧の書込極性を説
明する偶数フレームの極性パターン図である。
【図8】同上対向電極を介した画素電極間の電界の様子
を示す模式図である。
【図9】同上液晶表示装置の駆動を示す波形図である。
【図10】同上液晶表示装置の駆動回路の一部を示すブ
ロック図である。
【図11】同上液晶表示システムを示すブロック図であ
る。
【図12】従来の一般的な液晶表示装置を示す等価回路
図である。
【図13】同上液晶表示装置の動作を示す一画素の等価
回路である。
【図14】同上液晶表示装置の動作を示す一画素の電位
図である。
【符号の説明】
11 第1の透光性基板としてのガラス基板 19,1911〜192nm 画素電極 22,2211〜222nm 薄膜トランジスタ 31 第2の透光性基板としてのガラス基板 37 液晶 Y1 〜Y2n アドレス線 X1 〜Xm データ線

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配列された複数の画素電
    極、これら画素電極にソースおよびドレインのいずれか
    一方がそれぞれ接続された複数の薄膜トランジスタ、こ
    れら薄膜トランジスタのゲートを行毎に共通接続する複
    数のアドレス線、および、前記薄膜トランジスタのソー
    スおよびドレインのいずれか他方を列毎に共通接続する
    複数のデータ線を有する第1の透光性基板と、対向電極
    を有する第2の透光性基板と、前記第1の透光性基板お
    よび第2の透光性基板間に配設された液晶とを具備した
    アクティブマトリクス形液晶表示装置において、 前記データ線方向に並ぶ奇数番目と偶数番目の隣接する
    2つの画素電極で電極対を形成し、この電極対が占める
    領域をモノクロ表示における1画素またはカラー表示に
    おける1原色ドットとするとともに、前記電極対を構成
    する画素電極間の電位差により前記液晶を駆動すること
    を特徴としたアクティブマトリクス形液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 対向電極は、アドレス線方向に並ぶ画素
    電極と同数で、データ線方向に並ぶ複数の画素電極に対
    応して分割されたことを特徴とした請求項1記載のアク
    ティブマトリクス形液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 対向電極は、電極対と同数で、これら電
    極対が占める領域に対応してアドレス線およびデータ線
    方向に分割されたことを特徴とした請求項1記載のアク
    ティブマトリクス形液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 画素電極の互いの間隔は、同一の電極対
    内の方が隣り合う電極対間より小さく設定されたことを
    特徴とした請求項1ないし3いずれか記載のアクティブ
    マトリクス形液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 液晶は、電極対を構成する2つの画素電
    極間の対向電極により中継される液晶層の閾値電圧Vth
    と飽和電圧Vsat との関係が、 Vth≧Vsat −Vth であることを特徴とした請求項1ないし4いずれか記載
    のアクティブマトリクス形液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 マトリクス状に配列された複数の画素電
    極、これら画素電極にソースおよびドレインのいずれか
    一方がそれぞれ接続された複数の薄膜トランジスタ、こ
    れら薄膜トランジスタのゲートを行毎に共通接続する複
    数のアドレス線、および、薄膜前記トランジスタのソー
    スおよびドレインのいずれか他方を列毎に共通接続する
    複数のデータ線を有する第1の透光性基板と、対向電極
    を有する第2の透光性基板と、前記第1の透光性基板お
    よび第2の透光性基板間に配設された液晶とを具備した
    アクティブマトリクス形液晶表示装置の駆動方法におい
    て、 前記データ線方向に並ぶ奇数番目と偶数番目の隣接する
    2つの画素電極で電極対を形成し、 これら電極対を構成する前記2つの画素電極に互いに逆
    極性の電圧を書き込み、 前記隣り合う電極対の境界の両側の画素電極では互いに
    同極性の電圧を書き込み、 経時的なフレーム毎に書き込む電圧の極性を反転するよ
    うに前記アドレス線およびデータ線を駆動制御し、 前記対向電極を開放状態にすることを特徴とするアクテ
    ィブマトリクス形液晶表示装置の駆動方法。
  7. 【請求項7】 マトリクス状に配列された複数の画素電
    極、これら画素電極にソースおよびドレインのいずれか
    一方がそれぞれ接続された複数の薄膜トランジスタ、こ
    れら薄膜トランジスタのゲートを行毎に共通接続する複
    数のアドレス線、および、前記薄膜トランジスタのソー
    スおよびドレインのいずれか他方を列毎に共通接続する
    複数のデータ線を有する第1の透光性基板と、対向電極
    を有する第2の透光性基板と、前記第1の透光性基板お
    よび第2の透光性基板間に配設された液晶とを具備した
    アクティブマトリクス形液晶表示装置の駆動方法におい
    て、 前記データ線方向に並ぶ奇数番目と偶数番目の隣接する
    2つの画素電極で電極対を形成し、 これら電極対を構成する一方の画素電極には表示信号に
    基づく電圧を、他方の画素電極にはバイアス電圧をそれ
    ぞれ書き込み、 経時的なフレーム毎に画素電極と書き込む電圧の関係を
    反転するように前記アドレス線を書込走査信号で、前記
    データ線を前記表示信号に基づく電圧およびバイアス電
    圧で駆動制御し、 前記対向電極を開放状態にすることを特徴とするアクテ
    ィブマトリクス形液晶表示装置の駆動方法。
  8. 【請求項8】 バイアス電圧は、電極対を構成する2つ
    の画素電極間の液晶層の閾値電圧付近の電圧値であるこ
    とを特徴とする請求項7記載のアクティブマトリクス形
    液晶表示装置の駆動方法。
  9. 【請求項9】 書込走査信号は、表示信号の水平走査期
    間の半分の期間毎にシフトすることを特徴とする請求項
    7または8記載のアクティブマトリクス形液晶表示装置
    の駆動方法。
  10. 【請求項10】 マトリクス状に配列された複数の画素
    電極、これら画素電極にソースおよびドレインのいずれ
    か一方がそれぞれ接続された複数の薄膜トランジスタ、
    これら薄膜トランジスタのゲートを行毎に共通接続する
    複数のアドレス線、および、前記薄膜トランジスタのソ
    ースおよびドレインのいずれか他方を列毎に共通接続す
    る複数のデータ線を有する第1の透光性基板と、対向電
    極を有する第2の透光性基板と、前記第1の透光性基板
    および第2の透光性基板間に配設された液晶とを具備し
    たアクティブマトリクス形液晶表示装置を駆動する駆動
    回路において、 表示信号に基づいて生成出力されるデータ線駆動用の階
    調電圧の一部を前記表示信号とは関係のないバイアス電
    圧で周期的に置換する置換回路を具備したことを特徴と
    するアクティブマトリクス形液晶表示装置を駆動する駆
    動回路。
  11. 【請求項11】 マトリクス状に配列された複数の画素
    電極、これら画素電極にソースおよびドレインのいずれ
    か一方がそれぞれ接続された複数の薄膜トランジスタ、
    これら薄膜トランジスタのゲートを行毎に共通接続する
    複数のアドレス線、および、前記薄膜トランジスタのソ
    ースおよびドレインのいずれか他方を列毎に共通接続す
    る複数のデータ線を有する第1の透光性基板と、対向電
    極を有する第2の透光性基板と、前記第1の透光性基板
    および第2の透光性基板間に配設された液晶とを有し、
    データ線方向に並ぶ奇数番目と偶数番目の隣接する画素
    電極で形成された電極対が占める領域を表示単位とする
    アクティブマトリクス形液晶表示装置と、 前記アドレス線に表示信号の水平走査期間の半分の期間
    毎にシフトされる書込走査信号を供給するアドレス線駆
    動回路と、 前記データ線に表示信号に基づいた階調電圧とバイアス
    電圧を所定の順序で供給するデータ線駆動回路と、 前記アドレス線およびデータ線駆動回路の動作を制御す
    る制御回路とを具備したことを特微とする液晶表示シス
    テム。
  12. 【請求項12】 電極対を構成する2つの画素電極間に
    印加するバイアス電圧の電圧値を、対向電極により中継
    される液晶層の閾値電圧付近で調整する電圧調整手段を
    具備したことを特徴とする請求項11記載の液晶表示シ
    ステム。
JP6042896A 1996-03-18 1996-03-18 アクティブマトリクス形液晶表示装置、その駆動方法、駆動回路および液晶表示システム Pending JPH09251172A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6042896A JPH09251172A (ja) 1996-03-18 1996-03-18 アクティブマトリクス形液晶表示装置、その駆動方法、駆動回路および液晶表示システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6042896A JPH09251172A (ja) 1996-03-18 1996-03-18 アクティブマトリクス形液晶表示装置、その駆動方法、駆動回路および液晶表示システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09251172A true JPH09251172A (ja) 1997-09-22

Family

ID=13141960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6042896A Pending JPH09251172A (ja) 1996-03-18 1996-03-18 アクティブマトリクス形液晶表示装置、その駆動方法、駆動回路および液晶表示システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09251172A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006030512A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Nec Corp 液晶表示装置、携帯機器及び液晶表示装置の駆動方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006030512A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Nec Corp 液晶表示装置、携帯機器及び液晶表示装置の駆動方法
JP4572095B2 (ja) * 2004-07-15 2010-10-27 Nec液晶テクノロジー株式会社 液晶表示装置、携帯機器及び液晶表示装置の駆動方法
US8199173B2 (en) 2004-07-15 2012-06-12 Nlt Technologies, Ltd. Liquid crystal display apparatus, portable device, and drive method for liquid crystal display apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW567453B (en) Active matrix liquid crystal display and method of driving the same
KR0147917B1 (ko) 전력 손실의 감소와 프레임 제어시의 수직 스트라이프 세이드의 감소를 도모한 액정 디스플레이 및 그의 제어 방법
JP3901048B2 (ja) アクティブマトリクス型液晶表示装置
CN101233556B (zh) 显示装置及其驱动电路与驱动方法
JPH10171412A (ja) アクティブマトリクス型液晶表示装置
EP0656615B1 (en) Active matrix liquid crystal display with improvements to the connection of the last line
KR20020003354A (ko) 전기 광학 장치의 구동 방법, 구동 회로, 전기 광학 장치및 전자 기기
JPH1062748A (ja) アクティブマトリクス型表示装置の調整方法
JP3659103B2 (ja) 電気光学装置、電気光学装置の駆動回路および駆動方法、電子機器
JP2002244623A (ja) 液晶表示装置の駆動方式および駆動回路
JPH0980386A (ja) 液晶表示装置
JP2002041003A (ja) 液晶表示装置、及び液晶駆動方法
JP2003302942A (ja) 画像表示装置
JPH11109313A (ja) アクティブマトリクス形液晶表示装置、その駆動方法、駆動回路および液晶表示システム
JP2008216425A (ja) 電気光学装置、駆動方法および電子機器
JP2008216893A (ja) 平面表示装置及びその表示方法
JP2002149117A (ja) 液晶表示装置
JP2005309123A (ja) 電気光学装置、そのプリチャージ方法、画像処理回路および電子機器
JPH1062741A (ja) 表示装置
KR20110076086A (ko) 실리콘 액정 디스플레이
JP2001305511A (ja) 液晶表示装置及び携帯電話機
JP2001296554A (ja) 液晶表示装置及び情報携帯機器
JP4754064B2 (ja) 表示装置の駆動方法
JPH09251172A (ja) アクティブマトリクス形液晶表示装置、その駆動方法、駆動回路および液晶表示システム
JPH08241060A (ja) 液晶表示装置及びその駆動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050126

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050615