JPH09251165A - カラー表示装置およびその製造方法 - Google Patents

カラー表示装置およびその製造方法

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JPH09251165A
JPH09251165A JP8585696A JP8585696A JPH09251165A JP H09251165 A JPH09251165 A JP H09251165A JP 8585696 A JP8585696 A JP 8585696A JP 8585696 A JP8585696 A JP 8585696A JP H09251165 A JPH09251165 A JP H09251165A
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JP
Japan
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comb
shaped groove
groove region
liquid crystal
groove area
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JP8585696A
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English (en)
Inventor
Sadaichi Suzuki
貞一 鈴木
Hisao Ito
久夫 伊藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09251165A publication Critical patent/JPH09251165A/ja
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/133377Cells with plural compartments or having plurality of liquid crystal microcells partitioned by walls, e.g. one microcell per pixel
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F2203/00Function characteristic
    • G02F2203/34Colour display without the use of colour mosaic filters

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  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 3種類の液状表示媒体を、互いに混じり合わ
ないように対向する一対の基板間に容易に注入できるよ
うにする。 【解決手段】 基板10,20間に、隔壁31によっ
て、第1くし状溝領域40、第2くし状溝領域50およ
びジグザグ状溝領域60を形成する。第1くし状溝領域
40および第2くし状溝領域50は、それぞれのくし歯
部分40c,50cが互いに相手方のくし歯部分50
c,40cの間に入り込むようにする。ジグザグ状溝領
域60は、第1くし状溝領域40のくし歯部分40cと
第2くし状溝領域50のくし歯部分50cとの間を通る
ようにする。排出口40bから第1くし状溝領域40内
を真空に引いた後、注入口40aから第1くし状溝領域
40内に赤の表示用の液晶材料70を注入する。同様
に、第2くし状溝領域50およびジグザグ状溝領域60
内に青および緑の表示用の液晶材料80および90を注
入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、色の表示用に液
晶材料などの液状表示媒体を用いるカラー表示装置、お
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー液晶表示装置では、液晶を
挟持する基板上に印刷や染色などによりカラーフィルタ
を形成して着色を行い、オンオフ的ないしスイッチング
的な制御によってカラー表示を実現している。
【0003】これに対して、カイラルネマティック液晶
やコレステリック液晶からなるホスト液晶中に二色性色
素を溶解したゲストホスト液晶を用いる液晶表示装置で
は、その二色性色素にもとづくカラー表示が可能とな
り、液晶層とは別にカラーフィルタを形成する必要がな
いという利点がある。
【0004】このゲストホスト方式によれば、それぞれ
イエロー、マゼンタ、シアンの表示用のゲストホスト液
晶を積層することによって、減法混色方式により、原理
的にフルカラー表示ができることが報告されている
(T.Uchida Multicolor Liqu
id Crystal Displays Optic
al Eng.23,3,pp247−252 ’84
参照)。
【0005】しかし、この方式では、3層のゲストホス
ト液晶を積層するため、斜め方向から見たとき、各層の
ゲストホスト液晶による像が視差のためにずれて見える
とともに、3層のゲストホスト液晶に対する電極や駆動
系などを別個に形成しなければならないため、装置の製
造が複雑となる。
【0006】そこで、互いに異なる色の表示用の3種類
のゲストホスト液晶を同一平面上に並置する方式が考え
られている。ただし、この場合、それぞれ電極を形成し
た対向する一対の基板間に、3種類のゲストホスト液晶
の液晶材料を互いに混じり合わないように注入する必要
がある。
【0007】このように3種類の液晶を同一平面上に並
置したカラー液晶表示装置、およびその製造方法とし
て、特開昭58−23015号公報および特開昭59−
214886号公報には、次のようなものが示されてい
る。
【0008】すなわち、特開昭58−23015号公報
に示された装置および方法では、図5に示すように、下
部支持基板1と上部支持基板2との間に、ポリイミドな
どからなる隔壁3によってストライプ状の溝4r,4
g,4bを形成し、その溝4r,4g,4b内に、それ
ぞれ赤、緑、青の表示用の液晶材料を注入する。
【0009】ただし、上部支持基板2は下部支持基板1
より短くして、上部支持基板2の両端側を開放し、その
両端側に、溝4r,4g,4bごとに異なる位置に開口
5r,5g,5bを形成したフィルム5を貼り付ける。
【0010】そして、まず、溝4r,4g,4bの両端
部において、フィルム5の開口5g,5bをテープ6
g,6bで覆って、開口5rから溝4r内に赤の表示用
の液晶材料を注入し、注入後、開口5rを封止する。
【0011】次に、テープ6gを剥がして、開口5gか
ら溝4g内に緑の表示用の液晶材料を注入し、注入後、
開口5gを封止する。最後に、テープ6bを剥がして、
開口5bから溝4b内に青の表示用の液晶材料を注入
し、注入後、開口5bを封止する。
【0012】特開昭59−214886号公報に示され
た装置および方法では、図6に示すように、支持基板7
上に、隔壁3によってストライプ状の溝4r,4g,4
bを形成し、その溝4r,4g,4b内に、それぞれ
赤、緑、青の表示用の液晶材料を注入する。
【0013】ただし、この場合、溝4r,4g,4bの
一端は、支持基板7の一端面に臨んだ開口としておくと
ともに、溝4g,4bの一端側は、溝4g,4bごとに
異なる位置において仮封止材8g,8bによって封止し
ておく。
【0014】そして、まず、溝4rの一端の開口から溝
4r内に赤の表示用の液晶材料を注入し、注入後、溝4
rを溝4bの仮封止材8bより内側の位置Lcで本封止
する。
【0015】次に、溝4r,4g,4bの一端部を、溝
4gの仮封止材8gと溝4bの仮封止材8bとの間の位
置Laで支持基板7とともに切除して、溝4gの一端を
開口とし、この開口から溝4g内に緑の表示用の液晶材
料を注入し、注入後、溝4gを溝4rと同じ位置Lcで
本封止する。
【0016】最後に、溝4r,4g,4bの一端部を、
仮封止材8bより内側の位置Lbで支持基板7とともに
切除して、溝4bの一端を開口とし、この開口から溝4
b内に青の表示用の液晶材料を注入し、注入後、溝4b
を溝4r,4gと同じ位置Lcで本封止する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示した従来のカラー液晶表示装置およびその製造方法で
は、基板1,2の板面に垂直な方向に向いた開口5r,
5g,5bから溝4r,4g,4b内に液晶材料を注入
するので、溝4r,4g,4b内に液晶材料を注入する
のがかなり困難である。
【0018】また、図6に示した従来のカラー液晶表示
装置およびその製造方法では、溝4r,4g,4bの延
長方向に向いた開口から溝4r,4g,4b内に液晶材
料を注入するので、溝4r,4g,4bへの液晶材料の
注入は比較的容易となるが、あらかじめ2種類の溝4
g,4bの多数のものをすべて仮封止しておかなければ
ならないとともに、1回目および2回目の液晶材料の注
入後には溝4r,4g,4bの一端部を支持基板7とと
もに切除しなければならず、さらに液晶材料の注入後に
は3種類の溝4r,4g,4bの多数のものをすべて本
封止しなければならないため、製造工程が著しく複雑に
なる。
【0019】そこで、この発明は、色の表示用に液晶材
料などの液状表示媒体を用いるカラー表示装置、および
その製造方法において、互いに異なる色の表示用の3種
類の液状表示媒体を、互いに混じり合わないように対向
する一対の基板間に容易に注入することができるととも
に、注入や封止などのための工程を著しく簡略化するこ
とができるようにしたものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明のカラー表示装
置では、それぞれ電極を形成した対向する一対の基板間
に、第1くし状溝領域および第2くし状溝領域を、それ
ぞれのくし歯部分が互いに相手方のくし歯部分の間に入
り込むように形成するとともに、その第1くし状溝領域
のくし歯部分と第2くし状溝領域のくし歯部分との間を
通るジグザグ状溝領域を形成し、その第1くし状溝領
域、第2くし状溝領域およびジグザグ状溝領域に、互い
に異なる色の表示用の液状表示媒体を注入する。
【0021】この発明の製造方法では、それぞれ電極を
形成した対向する一対の基板間に、第1くし状溝領域お
よび第2くし状溝領域を、それぞれの一端を注入口とし
て前記基板の端面に臨ませ、かつそれぞれのくし歯部分
を互いに相手方のくし歯部分の間に入り込ませた状態で
形成するとともに、その第1くし状溝領域のくし歯部分
と第2くし状溝領域のくし歯部分との間を通るジグザグ
状溝領域を、その一端を注入口として前記基板の端面に
臨ませた状態で形成し、前記第1くし状溝領域、第2く
し状溝領域およびジグザグ状溝領域に、それぞれの前記
注入口から、互いに異なる色の表示用の液状表示媒体を
注入し、その後、前記第1くし状溝領域、第2くし状溝
領域およびジグザグ状溝領域の、それぞれ前記注入口を
封止する。
【0022】
【作用】上記の構成とする、この発明のカラー表示装置
においては、ジグザグ状溝領域の、第1くし状溝領域の
くし歯部分と第2くし状溝領域のくし歯部分との間を通
る並列部分と、その両側の第1くし状溝領域のくし歯部
分および第2くし状溝領域のくし歯部分とによって、互
いに異なる色の表示用の3つの基本画素からなる単位画
素が構成される。
【0023】そして、この発明のカラー表示装置におい
ては、第1くし状溝領域、第2くし状溝領域およびジグ
ザグ状溝領域を、互いに独立の溝領域とすることができ
るとともに、それぞれの一端を液状表示媒体の注入口と
して、基板の端面に臨ませて、互いに十分に離すことが
できるので、これら第1くし状溝領域、第2くし状溝領
域およびジグザグ状溝領域に、互いに異なる色の表示用
の3種類の液状表示媒体を、互いに混じり合わないよう
に注入することができる。
【0024】また、その第1くし状溝領域、第2くし状
溝領域およびジグザグ状溝領域の一端の注入口は、対向
する一対の基板の板面に垂直な方向に向いた開口ではな
く、それぞれの溝領域の延長方向に向いた開口とするこ
とができるので、その注入口からそれぞれの溝領域に容
易に液状表示媒体を注入することができる。
【0025】さらに、あらかじめそれぞれの溝領域を仮
封止しておく必要がないとともに、液状表示媒体の注入
後にそれぞれの溝領域の一部を基板とともに切除する必
要がなく、さらに封止すべき開口も著しく少なくなるの
で、注入や封止などのための工程を著しく簡略化するこ
とができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施形態…図1〜図3〕図1〜図3は、この発
明のカラー表示装置の一例、およびその製造方法におけ
る一部の工程を示し、カラー液晶表示装置の場合であ
る。
【0027】この例では、まず、図3に示すように、そ
れぞれガラス基板などの基板10,20上に、それぞれ
ITO膜などによる電極11,21を、後述するパター
ンで形成する。また、この例は、液晶表示装置をアクテ
ィブマトリックス駆動方式とする場合で、図では省略し
ているが、基板10上にはTFT(薄膜トランジスタ)
を形成する。
【0028】次に、図では省略しているが、基板10,
20上に、それぞれSiOの60度傾斜法蒸着によっ
て、ホモジニアス配向を実現する配向膜を形成する。
【0029】その後、基板10,20上に、それぞれポ
リイミドをスピンコータで塗布し、フォトリソ工程を行
って、後述するパターンの高さ2.5μmの障壁31
a,31bを形成する。ただし、この段階では、障壁3
1a,31bは完全にはイミド化していない。
【0030】次に、障壁31aおよび31bを突き合わ
せて、図2(B)に示すように基板10および20を張
り合わせ、基板10および20に圧力を加えながら、2
30度の温度にして、90分間保持する。これによっ
て、障壁31aおよび31bが完全にイミド化して、基
板10,20間に、液晶セルのセルギャップを形成し、
後述する溝領域を形成する高さ5μmの隔壁31が形成
される。
【0031】この隔壁31の形成によって、図1に示す
ように、基板10,20間に、第1くし状溝領域40
を、その一端および他端の開口が注入口40aおよび排
出口40bとして基板10,20の一つの端面35に臨
むように形成し、かつ第2くし状溝領域50を、その一
端および他端の開口が注入口50aおよび排出口50b
として基板10,20の端面35と反対側の端面36に
臨み、そのくし歯部分50cが第1くし状溝領域40の
くし歯部分40cの間に入り込むように形成するととも
に、ジグザグ状溝領域60を、その一端の開口が注入口
60aとして基板10,20の端面35,36と直交す
る一つの端面37に臨み、他端の開口が排出口60bと
して基板10,20の端面37と反対側の端面38に臨
み、その並列部分60cが第1くし状溝領域40のくし
歯部分40cと第2くし状溝領域50のくし歯部分50
cとの間を通るように形成する。
【0032】この場合、図2(A)に、より明確に示す
ように、第1くし状溝領域40のくし歯部分40cおよ
び第2くし状溝領域50のくし歯部分50cは、それぞ
れジグザグ状溝領域60の並列部分60cのほぼ倍の幅
にする。
【0033】次に、それぞれ、排出口40b,50b,
60bから第1くし状溝領域40、第2くし状溝領域5
0、ジグザグ状溝領域60内を真空に引いた後、図1の
矢印で示すように、注入口40a,50a,60aから
第1くし状溝領域40、第2くし状溝領域50、ジグザ
グ状溝領域60内に、赤、青、緑の表示用のゲストホス
ト液晶の液晶材料70,80,90を注入する。
【0034】この場合、第1くし状溝領域40、第2く
し状溝領域50、ジグザグ状溝領域60が、互いに独立
の溝領域とされているとともに、注入口40a,50
a,60aが、基板10,20の異なる端面35,3
6,37に形成されていて、互いに十分に離れているの
で、第1くし状溝領域40、第2くし状溝領域50、ジ
グザグ状溝領域60内に、液晶材料70,80,90
を、互いに混じり合わないように、かつ同時に、注入す
ることができる。
【0035】しかも、注入口40a,50a,60a
が、それぞれ第1くし状溝領域40、第2くし状溝領域
50、ジグザグ状溝領域60の延長方向に向いていて、
基板10,20の板面に垂直な方向に向いていないの
で、液晶材料70,80,90は、比較的短時間で容易
に、第1くし状溝領域40、第2くし状溝領域50、ジ
グザグ状溝領域60内に注入される。
【0036】このとき、毛細管現象によって、第1くし
状溝領域40、第2くし状溝領域50、ジグザグ状溝領
域60内に液晶材料70,80,90が注入される。た
だし、液晶材料70〜90の粘度が高く、毛細管現象の
みでは注入に時間がかかる場合には、基板10,20の
温度を高くして、液晶材料70〜90の流動性を高める
ようにしてもよい。または、液晶溜めに圧力をかけるこ
とによって、液晶材料70〜90に圧力を加え、注入を
促すようにしてもよい。
【0037】このようにすることによって、3種類の液
晶材料70,80,90を、互いに交じり合わないよう
に容易に、第1くし状溝領域40、第2くし状溝領域5
0、ジグザグ状溝領域60内に注入することができる。
【0038】第1くし状溝領域40、第2くし状溝領域
50、ジグザグ状溝領域60内に液晶材料70,80,
90が注入されたら、排出口40b,50b,60bお
よび注入口40a,50a,60aを、シール材によっ
て封止する。ただし、排出口40b,50b,60b
は、第1くし状溝領域40、第2くし状溝領域50、ジ
グザグ状溝領域60内を真空に引いた直後に、封止する
ことができる。
【0039】このようにして、カラー液晶表示装置を製
造することができる。この場合、あらかじめそれぞれの
溝領域40〜60を仮封止しておく必要がないととも
に、液晶材料70〜90の注入後にそれぞれの溝領域4
0〜60の一部を基板10,20とともに切除する必要
がなく、さらに封止すべき注入口および排出口も著しく
少なくなるので、注入や封止などのための工程を著しく
簡略化することができる。
【0040】そして、このように製造したカラー液晶表
示装置においては、図2(A)で単位画素PaまたはP
bとして示すように、ジグザグ状溝領域60の並列部分
60cと、その片側の第1くし状溝領域40のくし歯部
分40cまたは第2くし状溝領域50のくし歯部分50
cの幅方向のほぼ半分の部分と、反対側の第2くし状溝
領域50のくし歯部分50cまたは第1くし状溝領域4
0のくし歯部分40cの幅方向のほぼ半分の部分とによ
って、赤、緑、青の表示用の均等な面積の基本画素R,
G,Bからなる単位画素が構成される。したがって、電
極11,21は、このような単位画素を構成するパター
ンで形成する。ただし、単位画素Paと単位画素Pbで
は、基本画素R,G,Bの配列の順序が逆になる。
【0041】なお、それぞれの溝領域40,50,60
の上記の部分40c,50c,60cを除く部分は、表
示画面を構成しない。
【0042】〔第2の実施形態…図4〕上述した例で、
第1くし状溝領域40および第2くし状溝領域50は、
それぞれくし歯部分40cおよび50cが枝分れした形
状であるので、そのくし歯部分40cおよび50cに液
晶材料を注入しやすい。これに対して、ジグザグ状溝領
域60は、注入口60aから排出口60bに至る1本の
通路を構成するので、その延長距離が長いと、液晶材料
を注入するのに時間がかかる。
【0043】すなわち、大画面の表示装置では、ジグザ
グ状溝領域60の延長距離が300メートルにも及び、
ギャップ間隔が5μm程度の溝領域に、このような長い
距離にわたって液晶材料を注入するには時間がかかる。
上述したように温度を高くし、または液晶材料に圧力を
加えても、使用する液晶材料などによっては、スループ
ットが上がらない場合がありうる。
【0044】図4は、この発明のカラー表示装置の他の
例で、上記の点を考慮して、それぞれの溝領域への液晶
材料の注入を、より短時間で容易に行うことができるよ
うにした場合である。
【0045】この例では、第1くし状溝領域を複数の第
1くし状溝領域41〜43に分けて、それぞれの注入口
41a〜43aおよび排出口41b〜43bを基板1
0,20の端面35に臨ませ、第2くし状溝領域も同数
の第2くし状溝領域51〜53に分けて、それぞれの注
入口51a〜53aおよび排出口51b〜53bを基板
10,20の端面36に臨ませるとともに、ジグザグ状
溝領域も同数のジグザグ状溝領域61〜63に分けて、
ジグザグ状溝領域61の注入口61aを基板10,20
の端面37に臨ませ、排出口61bを端面36に臨ま
せ、ジグザグ状溝領域62,63の注入口62a,63
aおよび排出口62b,63bを端面36に臨ませる。
【0046】第1くし状溝領域41〜43、第2くし状
溝領域51〜53およびジグザグ状溝領域61〜63へ
の液晶材料の注入は、図1の場合と同様に行うことがで
きる。この場合、端面35は勿論、端面36において
も、それぞれの注入口の間隔を十分に取ることができる
ので、3種類の液晶材料を、互いに混じり合わないよう
に、第1くし状溝領域41〜43、第2くし状溝領域5
1〜53およびジグザグ状溝領域61〜63内に注入す
ることができる。
【0047】そして、ジグザグ状溝領域61〜63は、
それぞれ延長距離が短いものとなるとともに、第1くし
状溝領域41〜43および第2くし状溝領域51〜53
も、それぞれ枝分れしたくし歯部分の数が少ないものと
なるので、ジグザグ状溝領域61〜63、第1くし状溝
領域41〜43および第2くし状溝領域51〜53への
液晶材料の注入を短時間で容易に行うことができる。
【0048】〔他の実施形態〕上記の例は、カラー液晶
表示装置をアクティブマトリクス駆動方式とする場合で
あるが、これに限らず、単純マトリクス駆動方式や、そ
の他の駆動方式としてもよい。また、3種類の液晶材料
は、それぞれシアン、マゼンタ、イエローを表示するも
のでもよい。
【0049】さらに、この発明は、液晶表示装置に限ら
ず、ツイスティング・ボール・ディスプレイ、電気泳動
ディスプレイ、エレクトロクロミックディスプレイな
ど、一般に液状表示媒体を用いる表示装置に広く適用す
ることができる。
【0050】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、互
いに異なる色の表示用の3種類の液状表示媒体を、互い
に混じり合わないように対向する一対の基板間に容易に
注入することができるとともに、注入や封止などのため
の工程を著しく簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のカラー表示装置の一例を示す平面図
である。
【図2】図1のカラー表示装置の要部を拡大して示す平
面図および断面図である。
【図3】図1のカラー表示装置の製造過程における要部
を拡大して示す断面図である。
【図4】この発明のカラー表示装置の他の例を示す平面
図である。
【図5】従来のカラー表示装置の一例の製造過程におけ
る要部を示す図である。
【図6】従来のカラー表示装置の他の例の製造過程にお
ける要部を示す図である。
【符号の説明】
10,20 基板 11,21 電極 31 隔壁 35〜38 端面 40,41〜43 第1くし状溝領域 40a,41a〜43a 注入口 40b,41b〜43b 排出口 50,51〜53 第2くし状溝領域 50a,51a〜53a 注入口 50b,51b〜53b 排出口 60,61〜63 ジグザグ状溝領域 60a,61a〜63a 注入口 60b,61b〜63b 排出口 70,80,90 液晶材料(液状表示媒体)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ電極が形成された対向する一対の
    基板間に、第1くし状溝領域および第2くし状溝領域
    が、それぞれのくし歯部分が互いに相手方のくし歯部分
    の間に入り込むように形成されるとともに、その第1く
    し状溝領域のくし歯部分と第2くし状溝領域のくし歯部
    分との間を通るジグザグ状溝領域が形成され、 その第1くし状溝領域、第2くし状溝領域およびジグザ
    グ状溝領域に、互いに異なる色の表示用の液状表示媒体
    が注入された、 ことを特徴とするカラー表示装置。
  2. 【請求項2】それぞれ電極を形成した対向する一対の基
    板間に、第1くし状溝領域および第2くし状溝領域を、
    それぞれの一端を注入口として前記基板の端面に臨ま
    せ、かつそれぞれのくし歯部分を互いに相手方のくし歯
    部分の間に入り込ませた状態で形成するとともに、その
    第1くし状溝領域のくし歯部分と第2くし状溝領域のく
    し歯部分との間を通るジグザグ状溝領域を、その一端を
    注入口として前記基板の端面に臨ませた状態で形成し、 前記第1くし状溝領域、第2くし状溝領域およびジグザ
    グ状溝領域に、それぞれの前記注入口から、互いに異な
    る色の表示用の液状表示媒体を注入し、 その後、前記第1くし状溝領域、第2くし状溝領域およ
    びジグザグ状溝領域の、それぞれ前記注入口を封止す
    る、 ことを特徴とする、カラー表示装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008164954A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Lg Display Co Ltd 液晶表示素子およびその製造方法、液晶表示素子のためのカラーフィルタ基板

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