JPH09250893A - 熱交換器及び熱交換器の製造方法 - Google Patents

熱交換器及び熱交換器の製造方法

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JPH09250893A
JPH09250893A JP5927896A JP5927896A JPH09250893A JP H09250893 A JPH09250893 A JP H09250893A JP 5927896 A JP5927896 A JP 5927896A JP 5927896 A JP5927896 A JP 5927896A JP H09250893 A JPH09250893 A JP H09250893A
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由男 斉藤
Masaru Ushimizu
優 牛水
Masakatsu Imamura
正勝 今村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィンチューブの配列寸法に自由に対応でき
る平板パネルを作ることができ、かつ平板パネルごとに
運搬して平板パネルの組み立てが容易にでき、しかも流
し化ラインで平板パネルを製作することができる熱交換
器及び熱交換器の製造方法を提供する。 【解決手段】 上部管寄せ23とフィンチューブ24と
下部管寄せ27によって構成され、装置内外部で熱交換
する熱交換器において、フィンチューブ24を上下の波
形バッフル33a,33bに狭持固定し、全体として平
板パネル36に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排熱回収ボイラ等
に用いられる熱交換器及び熱交換器の製造方法に係り、
特にフィンチューブを波形バッフルで平板パネルに形成
するようにした熱交換器及び熱交換器の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】急増する電力需要に応えるために大容量
の火力発電所が建設されているが、これらのボイラは部
分負荷時においても、高い発電効率を得るために変圧運
転を行うことが要求されている。
【0003】これは、最近の電力需要の特徴として、原
子力発電の伸びとともに負荷の最大と最小の差も増大
し、火力発電はベースロード用から負荷調整用へと移行
する傾向にある。
【0004】つまり、火力発電用ボイラは、ボイラ負荷
を常に全負荷で運転されるものは少なく、負荷を75%
負荷、50%負荷、25%負荷へと上げ下げして運転し
たり、ボイラの運転を停止するなど、いわゆる毎日起動
停止(Daily Start Stop 以下、単に
DSSという)運転や、週末起動停止(WeeklyS
tart Stop 以下、単にWSSという)運転を
行って中間負荷を担い、発電効率を向上させることが行
われている。
【0005】このような高効率発電の一環として、最近
複合発電プラントが注目されている。この複合発電プラ
ントはまず、ガスタービンによる発電を行うとともに、
ガスタービンから排出される排ガス中の熱を排熱回収装
置(排熱回収ボイラ)によって回収し、この排熱回収ボ
イラで発生した蒸気により、蒸気タービンを駆動させて
発電するものである。
【0006】この複合発電プラントは、ガスタービンに
よる発電と蒸気タービンによる発電を同時に行うことが
できるために、発電効率が高い上にガスタービンは負荷
応答性に優れており、急激な電力需要の上昇、下降にも
充分対応し得る負荷追従性に優れた利点もあり、特にD
SS運転やWSS運転を行うプラントには有効である。
【0007】ところが、この複合発電プラントにおいて
は、LNG、灯油などのクリーンな燃料を使用するの
で、SOx量やダスト量は少なくなるが、ガスタービン
の燃焼においては酸素量が多く、高温燃焼を行うため
に、排ガス中のNOx量が増加するので、脱硝装置を内
蔵した排熱回収ボイラが開発されている。
【0008】図20は内部保温型脱硝装置が配置された
複合発電プラントの概略系統図である。
【0009】図20において、1はガスタービン、2は
ガスタービン1からの排ガスGを導入する排ガス通路、
3は過熱器、4は第1の蒸発器、5は脱硝装置、6は第
2の蒸発器、7は節炭器である。過熱器3、第1及び第
2の蒸発器4,6、脱硝装置5、節炭器7は、排ガス通
路2内に配置されている。
【0010】8は蒸気を分離するドラム、9はドラム8
で発生した蒸気により駆動される蒸気タービン、10は
蒸気を凝縮して水に戻す復水器、11は復水器10の水
をドラム8に給水する復水ポンプ、12は給水管路であ
る。
【0011】復水器10の水は、復水ポンプ11により
給水Wとなって、給水管路12を経て節炭器7で排ガス
Gにより予熱されてドラム8内に供給される。ドラム8
内の水は、降水管13を通って下降し、管路14a,1
4bを経て蒸発器4,6へ導入され、管路15a,15
bを経てドラム8内に戻る。
【0012】このように循環流動する間に、蒸発器4,
6において排ガスGとの熱交換により生じた蒸気は、飽
和蒸気管16より過熱器3に導入され、ここで排ガスG
により過熱され、過熱蒸気として主蒸気管17を経て蒸
気タービン9へ供給される。18は、主蒸気管17に接
続され、蒸気タービン9をバイパスして蒸気を直接復水
器10に導くタービンバイパス管である。
【0013】なお、図20において、19は蒸気タービ
ン9への蒸気の流量を調節する蒸気タービン加減弁、2
0は蒸気タービン9への蒸気の供給により蒸気のバイパ
ス量を調節するタービンバイパス弁、21は排ガス通路
2のダンパである。
【0014】以上の説明は、複合発電プラントにおける
排ガスG、給水W及び蒸気の各流れの概要を説明したも
のであるが、一般に、排熱回収ボイラ内には、加熱器
3、蒸発器4,6及び節炭器7等の熱交換器が組み込ま
れて、排ガスGの排熱を回収するとともに排ガスGの脱
硝を行うために脱硝装置5が配置されている。
【0015】図34は熱交換器の全体構成を示す斜視図
である。
【0016】図34において、22は、加熱器3、蒸発
器4,6及び節炭器7等の伝熱面を構成する熱交換器、
23は上部管寄せ、24はフィイチューブで、フィンチ
ューブ24は伝熱管25にフィン26が螺旋状に巻き付
けられ、フィン26は伝熱管25に溶接で取り付けられ
ている。
【0017】27は下部管寄せ、28はフィンチューブ
24を束ねている切り欠きバッフルで、この切り欠きバ
ッフル28,28同士を溶接部29(図23の溶接部2
9b)で溶接することによってフィンチューブ24を束
ねて、熱交換器22が製作される。
【0018】以下、図21から図34を用いて、上部管
寄せ23、フィンチューブ24、下部管寄せ27及び切
り欠きバッフル28による熱交換器22の組み立て順序
について説明する。
【0019】図21、図25、図29及び図30は、熱
交換器の組み立て順序を示す側面図、図22は図21の
A部の拡大図、図23は図22の詳細図、図24は図2
2の側面図、図26は図25のB部の拡大図、図27は
図26の詳細図、図28は図26の側面図、図31は図
30のC部の拡大図、図32は図31の詳細図、図33
は図31の側面図である。
【0020】なお、図21から図33において、符号2
4から29は図34のものと同一のものを示す。
【0021】以下、図21、図25、図29及び図30
を用いて従来技術における熱交換器の組み立て順序につ
いて説明するが、説明の都合上、フィンチューブ24、
フイン26、切り欠きバッフル28、溶接部29のうち
排ガスの流れ方向から見て上流側に位置するもの、中央
に位置するもの、下流側に位置するものにそれぞれ、符
号の後に上流列はa、中央列はb、下流列はcを付けて
区別する。
【0022】まず、図21に示すように、上部管寄せ2
3と下部管寄せ27の間に中央列のフィンチューブ24
bを配置し、全ての中央列フィンチューブ24bの両端
と、上部管寄せ23、下部管寄せ27を溶接する。そし
て、中央列フィンチューブ24bの上部、下部管寄せ2
3,27への溶接作業が終了した後に、中央列のフィン
26bを図23に示すように、切り欠きバッフル28
b,28bを上、下方向から挿入するためにフィン26
bを曲げ、中央列のフィン26bの間に中央列の切り欠
きバッフル28b,28bを、図22、図23に示すよ
うに、中央列のフィンチューブ24bの上方からと下方
から、つまり二方向から挿入して、図24に示すよう
に、中央列の切り欠きバッフル28b,28b同士を溶
接部29bによって固定する。
【0023】この中央列の切り欠きバッフル28b,2
8b同士を溶接部29bで溶接することによって中央列
のフィンチューブ24bは、図21、図24に示すよう
に、切り欠きバッフル28bによって束ねられたことに
なる。
【0024】次に、図21、図24の束ねられた中央列
のフィンチューブ24bの上に、図25に示すように、
上流列のフィンチューブ24aを積み重ねる。
【0025】つまり、図25に示すように、上部管寄せ
23と下部管寄せ27の間に上流列のフィンチューブ2
4aを配置し、全ての上流列のフィンチューブ24aの
両端と上部管寄せ23、下部管寄せ27を溶接する。
【0026】そして、上流列のフィンチューブ24aの
上部、下部管寄せ23,27への溶接作業が終了した後
に、上流列のフィン26aを図27に示すように、切り
欠きバッフル28aを上方から挿入するためにフィン2
6を曲げ、上流列のフィン26aの間に上流列の切り欠
きバッフル28aを図26、図27に示すように、上流
列のフィン26aの上方から挿入し、図27、図28に
示すように、上流列の切り欠きバッファ28aを中央列
の切り欠きバッファ28bへ重ね、上流列の切り欠きバ
ッフル28aと中央列の切り欠きバッフル28bを溶接
部29aで固定する。
【0027】この中央列の切り欠きバッフル28bと上
流列の切り欠きバッフル28aを溶接部29aで溶接す
ることによって、中央列のフィンチューブ24bと上流
列のフィンチューブ24aは図28に示すように、切り
欠きバッフル28b,28aによって束ねられたことに
なる。
【0028】そして、図25の状態より図29の状態へ
フィンチューブ24a,24bを反転させる。つまり、
図25に示すように、上流列のフィンチューブ24aの
束ね作業が完了すると、上流列のフィンチューブ24a
が一番下に位置するように反転する(図29参照)。
【0029】それは、中央列の切り欠きバッフル28b
は2枚に分割されたバッフルであるのに対し、下流列の
切り欠きバッフル28cは1枚のバッフルであり、下流
列の切り欠きバッフル28cを中央列の切り欠きバッフ
ル28bに溶接部29cで溶接する必要があるからであ
る。
【0030】そして、下流列のフィンチューブ24c、
下流列の切り欠きバッフル28cを上流列のフィンチュ
ーブ24a、上流列の切り欠きバッフル28aと同様の
手順で図30、図31に示すように、下流列のフィンチ
ューブ24cを下流列の切り欠きバッフル28cで束ね
る。
【0031】つまり、図29に示す中央列のフィンチュ
ーブ24bの上に、図30に示すように、下流列のフィ
ンチューブ24cを配置し、下流列のフィンチューブ2
4cと上部管寄せ23、下部管寄せ27を溶接する。
【0032】そして、下流列のフィンチューブ24cの
上部、下部管寄せ23,27への溶接作業が終了した後
に、下流列のフィン26cを図32に示すように、切り
欠きバッフル28を上方から挿入するために中央列のフ
ィン26bを曲げ、下流列のフィン26cの間に下流列
の切り欠きバッフル28cを下流列のフィン26cの上
方から挿入し、図31、図32に示すように、下流列の
切り欠きバッフル28cと中央列の切り欠きバッフル2
8bを溶接部29cで溶接する。
【0033】このように図33に示すように、上流列の
フィンチューブ24a、中央列のフィンチューブ24
b、下流列のフィンチューブ24cが上流列の切り欠き
バッフル28a、中央列の切り欠きバッフル28b、下
流列の切り欠きバッフル28cによって束ねられると、
図34に示すような熱交換器22が製作される。
【0034】以上説明したように、従来技術の熱交換器
22は、図34に示すように、上部管寄せ23とフィン
チューブ24、下部管寄せ27で構成され、フィンチュ
ーブ24の振動防止及びフィンチューブ24をパネル状
に固定するために、フィンチューブ24の長さ方向の数
ピッチに切り欠きバッフル28を組み込んでフィンチュ
ーブ24を束ねている。
【0035】また、従来の切り欠きバッフル28は、図
24、図28及び図33に示すように、フィンチューブ
24のチューブ外径寸法よりやや大きく切り欠きした切
り欠きバッフル28を図23、図27及び図32に示す
ように、フィンチューブ24のフィン26の間に挿入す
ることによって、切り欠きバッフル28でフィンチュー
ブ24を束ねていた。
【0036】しかし、この切り欠きバッフル28では、
フィンチューブ24のフィン26が伝熱管25へ螺旋状
に巻き付けられていることと、隣接するフィンチューブ
24のフィン26がずれる場合があるため、切り欠きバ
ッフル28を挿入する前に予め切り欠きバッフル28の
挿入位置をけがきし、図23、図27及び図32に示す
ようにフィン26を押し広げておく必要があり、特に中
央列のフィンチューブ24bに、中央列の切り欠きバッ
フル28b,28bを図22、図23に示すように中央
列のフィンチューブ24bの両側から挿入すると、中央
列のフィン26bが螺旋状に巻き付けられているため、
中央列の切り欠きバッフル28b,28bの継ぎ目でフ
イン26bが交叉するため、フィン26bの山数が増加
して、フィン26b間の隙間が少なくなればなる程、切
り欠きバッフル28bの挿入、中央列の切り欠きバッフ
ル28bの組み立てが困難になり、それだけ工数も増加
することになる。
【0037】さらに、上記切り欠きバッフル28をフィ
ン26とフィン26の間に挿入後は、フィンチューブ2
4の1本ずつの移動が困難なため、上部、下部管寄せ2
3,27とフィンチューブ24の組み立て後に切り欠き
バッフル28を溶接部29によって組み立てることと、
図25と図29の組み立て途中において製品を反転す
る、いわゆる天地作業が発生し、組み立て順序が固定さ
れる傾向があった。
【0038】なお、この種の熱交換器の類似技術として
特公平3−55723号公報があるが、この熱交換器
は、フィンチューブ列ごとに波形バッフルで平板パネル
にするものではなく、また平板パネルにして熱交換器を
組み立てるものでもない。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の熱交換器
は、一列ごとのフィンチューブと上部、下部管寄せの組
み立てを先に行いその後に切り欠きバッフルで束ねるた
めに、フィンチューブを一列ごとの移動及び切り欠きバ
ッフルの挿入に問題があり、特に熱交換器の製造途中で
反転作業を行う必要があった。
【0040】本発明はかかる従来技術の欠点を解消しよ
うとするもので、その目的とするところは、フィンチュ
ーブの配列寸法に自由に対応できる平板パネルを作るこ
とができ、かつ平板パネルごとに運搬して平板パネルの
組み立てが容易にでき、しかも流し化ラインで平板パネ
ルを製作することができる熱交換器及び熱交換器の製造
方法を提供することにある。
【0041】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の熱交換器は、上部管寄せとフィンチューブ
と下部管寄せによって構成され、装置内外部で熱交換す
る熱交換器において、フィンチューブを上下の波形バッ
フルに狭持固定し、全体として平板パネルに構成したこ
とを特徴とする。
【0042】また、本発明の熱交換器の製造方法は、上
部管寄せと下部管寄せの間にフィンチューブを配置し、
フィンチューブの両端と上部管寄せ、下部管寄せを溶接
する熱交換器の製造方法において、フィンチューブを上
下波形バッフルで狭持し、その後に上下波形バッフル同
士を溶接して平板パネルに組み立て、しかる後に平板パ
ネルの両端と上部管寄せ、下部管寄せを溶接するように
したことを特徴とする。
【0043】
【発明の実施の形態】本発明は、フィンチューブを平板
パネルに一体的に組み込むようにしたものであり、この
ことで平板パネルごとに運搬できる。そして、平板パネ
ルにするので、熱交換器を組み立てる途中でフィンチュ
ーブの反転作業をする必要がなくなる。
【0044】以下、本発明の具体例を図面を用いて説明
する。
【0045】図1から図3は熱交換器を1枚の平板パネ
ルで構成する場合の具体例を示し、図1は本発明の具体
例に係る平板パネルの断面図、図2は図1の側面図、図
3は図1、図2の1枚の平板パネルを用いて熱交換器を
組み立てる前の状態を示す側面図である。
【0046】図4から図6は熱交換器を2枚の平板パネ
ルで構成する場合の具体例を示すもので、図4は平板パ
ネルの断面図、図5は図4の側面図、図6は図4、図5
の2枚の平板パネルを用いて熱交換器を組み立てる前の
状態を示す側面図である。
【0047】図7から図9は熱交換器を3枚の平板パネ
ルで構成する場合の具体例を示すもので、図7は平板パ
ネルの断面図、図8は図7の側面図、図9は図7、図8
の3枚の平板パネルを用いて熱交換器を組み立てる前の
状態を示す側面図、図10は平板パネルの組み立ての様
子を示す側面図である。
【0048】図11は平板パネルの斜視図、図12から
図14は3枚の平板パネルで熱交換器を組み立てる順序
を示すもので、図12は1枚目の平板パネルを取り付け
た後の状態を示す側面図、図13は2枚目の平板パネル
を取り付けた後の状態を示す側面図、図14は3枚目の
平板パネルを取り付けた後の状態を示す側面図、図15
は具体例に係る組み立て後の熱交換器の斜視図、図16
は他の具体例を示す平板パネルの断面図、図17は図1
6の側面図、図18は他の具体例を示す平板パネルの断
面図、図19は図18の側面図である。
【0049】図1から図19において、符号22から符
号27は従来のものと同一のものを示す。
【0050】33a,33bはフィンチューブ24を束
ねる上、下波形バッフル、34は上、下波形バッフル3
3a,33b同士の溶接部、35は下波形バッフル33
bのU字溝、36はフィンチューブ24を上、下波形バ
ッフル33a,33b及び溶接部34で一体構造にした
平板パネル、37は平板パネル36同士の溶接部、38
は吊金具、39はフィンチューブ24を載置するパイプ
架台である。
【0051】以下、本発明の具体例に係る熱交換器につ
いて説明するが、その前に具体例の平板パネル36につ
いて図1、図10及び図11を用いて説明する。
【0052】図10はフィンチューブ24と下波形バッ
フル33bの組み立てラインを示す。
【0053】切断・開先加工の完了したフィンチューブ
24は1本ずつパイプ架台39から搬出され、下波形バ
ッフル33bの上に載せれば、フィンチューブ24のチ
ューブピッチは自動的に決まる。そして、下波形バッフ
ル33bをチューブピッチだけ図10の左から右へ自動
的に移動させる。
【0054】次に、図1に示すように、上側より上波形
バッフル33aを下波形バッフル33bと合わせ、上、
下波形バッフル33a,33b同士を溶接部34によっ
て溶接すれば、平板パネル36を製作することができ
る。1列ごとの平板パネル36は、管寄せとの組み立て
ラインまで平板パネル36としてライン上を移動させて
もよく、図11に示すように、フィンチューブ24,2
4の中間にある下波形バッフア33bのU字溝35、吊
金具38の図示していないツメを入れて吊り上げて移動
させてもよい。
【0055】以上説明したように、従来技術の熱交換器
と本発明の熱交換器の異なる点は、フィンチューブ24
を先に平板パネル36に構成する点である。
【0056】つまり、従来技術の熱交換器22では、図
21から図33を用いて説明したように、フィンチュー
ブ24を上部、下部管寄せ23,27に溶接した後に切
り欠きバッフル28でフィンチューブ24を束ねたが、
本発明の熱交換器22においては、図1に示すように、
フィンチューブ24を上、下波形バッフル33a,33
bで束ねて平板パネル36に構成し、その後に平板パネ
ル36と上部、下部管寄せ23,27を溶接するように
したもので平板パネル36に構成する点で異なる。
【0057】図1から図3のものは、図1及び図2に示
す1枚の平板パネル36で熱交換器22を製作するもの
で、図1及び図2に示すように、フィンチューブ24を
上、下波形バッフル33a,33b及び上、下波形バッ
フル33a,33bの溶接部34によってまず平板パネ
ル36を製作し、この平板パネル36を図3に示すよう
に、上部管寄せ23と下部管寄せ27の間に配置し、平
板パネル36の両端の伝熱管25と上部、下部管寄せ2
3,27を溶接することによって1枚の平板パネル36
で熱交換器22を製作する。
【0058】このように、本発明の具体例に係る熱交換
器においては、フィンチューブ24の外周を2つ割れの
上、下波形バッフル33a,33bで支持するので、複
数本のフィンチューブ24を1枚の平板パネル36と一
体的にすることができ、平板パネル36にして運搬でき
るので、工数も少なくて済む。
【0059】また、本発明の熱交換器の製造方法では、
フィンチューブ24のフィン26の外側を上、下波形バ
ッフル33a,33bで平板パネル36に拘束するた
め、フィン26の山数が増加しても平板パネル36に拘
束することが可能であり、またフィン26の山数が減少
しても上、下波形バッフル33a,33bの幅を広くす
ることで解消できるため、全ての平板パネル36に採用
することができる。
【0060】さらに、従来技術のフィン26,26の間
に差し込む切り欠きバッフル28に比較して、切り欠き
バッフル28の挿入前のけがき、フィン26の広げ作業
が省略できるため、製作能率の向上を図ることができ
る。
【0061】また、フィン26の広げ作業時に、誤って
フィンチューブ24の表面に傷を付けることもない。
【0062】図4から図6のものは、図4及び図5に示
す2枚の平板パネル36で熱交換器22を製作するもの
である。
【0063】なお、説明の都合上、先に上部、下部管寄
せ23,27に溶接する平板パネル36を36a、後か
ら溶接する平板パネル36を36bと呼ぶ。
【0064】平板パネル36aを図6に示すように、上
部管寄せ23と下部管寄せ27の間に配置し、平板パネ
ル36aを上部、下部管寄せ23,27に先に溶接す
る。
【0065】その後に、平板パネル36aの上に平板パ
ネル36bを積み重ねて、上部、下部管寄せ23,27
に溶接する。
【0066】しかる後に、図4に示すように、平板パネ
ル36aの上波形バッフル33aと平板パネル36bの
下波形バッフル33bを溶接部37で溶接し、平板パネ
ル36a,36b同士を一体構造にする。
【0067】図4から図6に示す他の具体例において
も、図1から図3の具体例と同様の効果が得られる。
【0068】また、上、下波形バッフル33a,33b
は、図11に示す吊金具38の図示していないツメを取
り付けたり、取り外したりできる図4に示すU字溝35
を付けたことにより、平板パネル36の一列以上の管束
モジュールとしても、下段列より一列ずつでも製品に合
わせた組み立て順序が選定できる効果がある。
【0069】このU字溝35は、平板パネル36aの上
波形バッフル33aと平板パネル36bの下波形バッフ
ル33bを溶接部37で一体構造にする場合の溶接スペ
ースとしても利用できるため、上、下波形バッフル33
a,33b同士の溶接部37の溶接作業が完了しない
と、次の平板パネル36の組み立てができないというこ
ともなく、流し化工法に最も適した構造である。
【0070】また、溶接部37の溶接作業は、上部、下
部管寄せ23,27とフィンチューブ24の溶接作業と
並行して行えるために、待ち時間がなくなり経済的でも
ある。
【0071】図7から図9のものは、3枚の平板パネル
36で熱交換器22を製作するもので、組み立て順序に
ついては図12から図14を用いて説明する。
【0072】なお、説明の都合上、先に上部、下部管寄
せ23,27に溶接する平板パネル36を36a、次に
上部、下部管寄せ23,27に溶接する平板パネル36
を36b、最後に上部、下部管寄せ23,27に溶接す
る平板パネル36を36cと呼ぶ。
【0073】図12から図14は、上部、下部管寄せ2
3,27と3枚の平板パネル36a,36b,36cに
よる熱交換器22の組み立て順序を示している。
【0074】まず、図9に示すように、上部、下部管寄
せ23,27の間に、平板パネル36a,36b、36
cを配置して熱交換器22を組み立てるが、最初は平板
パネル36aのみを配置して、図12に示すように、下
段列の平板パネル36aと上部、下部管寄せ23,27
の組み立て・溶接を行う。
【0075】その次に、図13に示すように、下段列の
平板パネル36aの上に中央列の平板パネル36bを積
み重ね、その後に中央列の平板パネル36bと上部、下
部管寄せ23,27を溶接して組み立てる。
【0076】そして、下段列の上波形バッフル33aと
中央列の下波形バッフル33b同士の溶接部37は、中
央列の平板パネル36bを下段列の平板パネル36aに
載せてからフィンチューブ24の隙間より、U字溝35
に隅肉溶接部37で溶接を行う(図7参照)。
【0077】その後に、図14に示すように、中央列の
平板パネル36bと同様に、上段列の平板パネル36c
を中央列の平板パネル36bの上に載せて同様の溶接作
業を行う。
【0078】このように、平板パネル36a,36b,
36cを溶接する以前の状態が図9で示され、溶接部3
7で一体構造にした熱交換器22が図7、図8に示され
ている。
【0079】図7から図9に示す他の具体例において
も、図1から図6の具体例と同様の効果が得られる。
【0080】なお、フィンチューブ24を平板パネ36
に組み立てることによって、図12から図14に示すよ
うに、下段列より中央列、上段列へと順次下から上へ組
み立てることができ、組み立て途中で従来のように、表
面と裏面を引っ繰り返す、いわゆる製品の天地作業が不
要になる。
【0081】本発明の他の具体例を図16から図19に
示す。図16、図17のものは図4、図5のものに比べ
てフィンチューブ24の管列ピッチが広い場合を示し、
図18、図19のものは逆に、フィンチューブ24の管
列ピッチが狭い場合の上、下波形バッフル33a,33
bの形状を示す。
【0082】上、下波形バッフル33a,33bの板厚
は一般には、フィンチューブ24同士の隙間寸法(図1
7のL寸法)の半分であるが、上、下波形バッフル33
a,33bの板厚を変えないで管列ピッチ寸法を変更す
る場合は図16、図18に示すように、フィン26と
上、下波形バッフル33a,33bの当たり面を図4に
示すように直線状にせず、図16、図18に示すように
凹凸状に曲げ加工することで、上、下波形バッフル33
a,33bの寸法誤差を解消することができる。図16
から図19の具体例においても、図1から図9の具体例
と同様の効果が得られる。
【0083】この具体例の効果は、フィンチューブ24
と、上、下波形バッフル33a,3bの当たり面に位置
する上、下波形バッフル33a,3bに凹凸状の成形を
与えることで、上、下波形バッフル33a,33bの板
厚と管列ピッチの相関関係が無くなり、幅広く適応でき
ることが挙げられる。
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、フィンチューブを平板
パネルと一体的にすることができ、平板パネルごと運搬
できるので、製作費用、運搬費用が低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例に係る平板パネルの断面図であ
る。
【図2】図1の側面図である。
【図3】1枚の平板パネルを用いた熱交換器を組み立て
る前の状態を示す側面図である。
【図4】熱交換器を2枚の平板パネルで構成する場合の
具体例を示す平板パネルの断面図である。
【図5】図4に示す平板パネルの側面図である。
【図6】2枚の平板パネルを用いた熱交換器を組み立て
る前の状態を示す側面図である。
【図7】熱交換器を3枚の平板パネルで構成する場合の
具体例を示す平板パネルの断面図である。
【図8】図7に示す平板パネルの側面図である。
【図9】3枚の平板パネルを用いた熱交換器を組み立て
る前の状態を示す側面図である。
【図10】平板パネルの組み立ての様子を示す側面図で
ある。
【図11】平板パネルの斜視図である。
【図12】1枚目の平板パネルを取り付けた後の状態を
示す側面図である。
【図13】1枚目、2枚目の平板パネルを取り付けた後
の状態を示す側面図である。
【図14】1枚目、2枚目、3枚目の平板パネルを取り
付けた後の状態を示す側面図である。
【図15】具体例に係る組み立て後の熱交換器を示す斜
視図である。
【図16】他の具体例を示す平板パネルの断面図であ
る。
【図17】図16に示す平板パネルの側面図である。
【図18】他の具体例を示す平板パネルの断面図であ
る。
【図19】図18に示す平板パネルの側面図である。
【図20】複合発電プラントの概略構成図である。
【図21】従来技術の中央列のフィンチューブを組み立
てた後の状態を示す側面図である。
【図22】図21のA部の拡大図である。
【図23】図22を拡大した詳細図である。
【図24】図22に示すフィンチューブの側面図であ
る。
【図25】従来技術の中央列、上流列のフィンチューブ
を組み立てた後の状態を示す側面図である。
【図26】図25のB部の拡大図である。
【図27】図26を拡大した詳細図である。
【図28】図26に示すフィンチューブの側面図であ
る。
【図29】従来技術の図25の熱交換器を反転した状態
を示す側面図である。
【図30】従来技術の中央列、上流列、下流列のフィン
チューブを組み立てた後の状態を示す側面図である。
【図31】図30のC部の拡大図である。
【図32】図30を拡大した詳細図である。
【図33】図31に示すフィンチューブの側面図であ
る。
【図34】従来技術の熱交換器を示す斜視図である。
【符号の説明】
22 熱交換器 23 上部管寄せ 24 フィンチューブ 27 下部管寄せ 33a 上波形バッフル 33b 下波形バッフル 34 溶接部 36 平板パネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部管寄せとフィンチューブと下部管寄
    せによって構成され、装置内外部で熱交換する熱交換器
    において、 前記フィンチューブを上下の波形バッフルに狭持固定
    し、全体として平板パネルに構成したことを特徴とする
    熱交換器。
  2. 【請求項2】 上部管寄せと下部管寄せの間にフィンチ
    ューブを配置し、フィンチューブの両端と上部管寄せ、
    下部管寄せを溶接する熱交換器の製造方法において、 前記フィンチューブを上下波形バッフルで狭持し、その
    後に上下波形バッフル同士を溶接して平板パネルに組み
    立て、しかる後に平板パネルの両端と上部管寄せ、下部
    管寄せを溶接するようにしたことを特徴とする熱交換器
    の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013057468A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Babcock Hitachi Kk 排熱回収ボイラ
WO2014174692A1 (ja) * 2013-04-25 2014-10-30 三菱重工業株式会社 伝熱管の振動抑制部材及びその製造方法、伝熱管の振動抑制装置及び方法、蒸気発生器

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