JPH09250804A - 空気調和機のルーバー及びその製造方法 - Google Patents

空気調和機のルーバー及びその製造方法

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JPH09250804A
JPH09250804A JP5660896A JP5660896A JPH09250804A JP H09250804 A JPH09250804 A JP H09250804A JP 5660896 A JP5660896 A JP 5660896A JP 5660896 A JP5660896 A JP 5660896A JP H09250804 A JPH09250804 A JP H09250804A
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JP
Japan
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louver
wing
air
polyolefin resin
fiber reinforced
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JP5660896A
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English (en)
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Osamu Katagiri
修 片桐
Tetsuya Sawara
哲也 佐原
Kiyotaka Nakanishi
清隆 中西
Takahiro Washimi
高弘 鷲見
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Unitika Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和機において、植毛加工をせずに結露
水の滴下を防止できるルーバーとその製造方法を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 短繊維強化ポリオレフィン系樹脂多孔体
からなるウィング6と、ウィング6の両端に設けられた
回転用支持棒7とからルーバー1が構成されている。ウ
ィング6は連続気孔を有しているため、植毛加工をせず
ともそれ自体で吸水作用を持っており、結露水の滴下を
防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機のルー
バーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の例えば天井埋め込みタイプ
の空気調和機の室内機は、天井に埋め込まれる室内機本
体と、室内機本体に取り付けられて室内側に露出する化
粧パネルとから構成されている。
【0003】化粧パネルは、プラスチックで成型されて
おり、空気吸込口と空気吹出口が設けられている。空気
吹出口には風向を変えるルーバーが設けられている。室
内機本体の空気吐出口から化粧パネルの空気吹出口まで
の冷風または温風の風路は、保冷または保温のために断
熱材で囲まれている。
【0004】特に、化粧パネルの空気吹出口の付近は冷
房時に、冷たい吹出し空気流とこの空気流に比べて暖か
い室内空気との接触でルーバーに結露が発生する。その
ため従来では、結露水が滴下しないように、このポリプ
ロピレン製のルーバーの表面に植毛加工が施されてお
り、結露水はルーバーの表面の植毛によって吸水処理さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ルーバーへの
上記の植毛加工は、加工そのものに手間のかかる労働集
約型の生産方式が一般的でかつ経済的にも効率のよい方
法ではない。
【0006】また、空気調和機を使用していると、この
植毛加工の部分に室内空気の汚れが付着して外観が見苦
しくなり、洗浄もできない等により商品の価値,品位を
低下させる問題点がある。
【0007】本発明はルーバーに植毛加工を施さなくて
も結露水の滴下を防止できる空気調和機のルーバー及び
その製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は、ルーバーを短繊維強化ポリオレフィン系
樹脂多孔体より構成したものである。
【0009】この発明によれば、表面に植毛加工を施さ
なくても結露水の滴下を防止できるルーバーが得られ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の空気調
和機のルーバーは、短繊維強化ポリオレフィン系樹脂多
孔体から構成されたウイングと、前記ウイングの両端に
設けられた回転用支持棒とから構成したことを特徴と
し、短繊維強化ポリオレフィン系樹脂多孔体で構成され
たウイングは、耐候性と耐水性に優れており長期間の使
用に対して劣化することなく半永久的に使用でき、植毛
加工をすることなく結露水の滴下を防止できる。
【0011】短繊維強化ポリオレフィン系樹脂多孔体と
は、マトリックス樹脂としての1種または2種以上のポ
リオレフィン系樹脂の粉末と、長さが好ましくは2〜2
0mm程度の強化用短繊維とを、湿式抄紙法の要領で複
合化させた複合シートを原料とし、これを熱膨張させた
後に成型させたものである。
【0012】本発明の請求項2に記載の空気調和機のル
ーバーの製造方法は、ポリオレフィン系樹脂と強化用繊
維とからなる短繊維強化ポリオレフィン系樹脂多孔体の
シートを積層し、前記樹脂の融点以上に加熱してプレス
した後、冷却プレスして得られたシートを前記樹脂の融
点以上に加熱して軟化、膨張させ、この軟化膨張した状
態のシートを所望の形状の金型中で圧縮して連続気孔を
有する成形品を形成し、この成形品によりルーバーを製
造することを特徴とし、短繊維強化ポリオレフィン系樹
脂多孔体は熱成型で所望の形状ができるので生産性が優
れており、また熱成型品同志の端面をホットナイフ等の
熱溶着で完全に接着できるので、短繊維強化ポリオレフ
ィン系樹脂多孔体で構成されたウイングは、耐候性と耐
水性に優れており長期間の使用に対して劣化することな
く半永久的に使用でき、植毛加工をすることなく結露水
の滴下を防止できる作用を有する。さらに、シートを積
層することにより積層部で多孔体の形状が複雑化し、そ
の結果吸水能力が増加し、空気調和機の室内機から露が
室内へ噴霧されることがなくなり、冷風や温風の漏れが
なく、ルーバーに汗をかく結露現象があつても速やかに
吸水作用が働きルーバーから結露水の滴下を生じないと
いう作用を有する。
【0013】本発明の請求項3記載の空気調和機のルー
バーは、ポリオレフィン系樹脂と強化用繊維とからなる
短繊維強化ポリオレフィン系樹脂多孔体を積層して形成
されたシートと、基端が平板状に形成され先端が棒状に
なった支持棒とからなり、支持棒の前記基端を前記シー
トの間に介在させたことを特徴とし、支持棒の平板状の
基端をシートで確実に保持できるので、空気調和機のル
ーバーとして用いる場合に要求される必要強度を確保す
ることができる。
【0014】また、短繊維強化ポリオレフィン系樹脂多
孔体で構成されたウイングは、耐候性と耐水性に優れて
おり長期間の使用に対して劣化することなく半永久的に
使用でき、植毛加工をすることなく結露水の滴下を防止
できる。
【0015】さらに、シートを積層することにより積層
部で多孔体の形状が複雑化し、その結果として吸水能力
が増加し、結露水が室内機から室内へ噴霧されることが
なくなる。
【0016】以下、本発明の空気調和機のルーバーの製
造方法を具体的な発明の実施の形態に基づいて説明す
る。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思
想を具体化するための空気調和機のルーバーを例示する
ものであって、下記の構造に限定するものではない。
【0017】(実施の形態1)図1〜図3は(実施の形
態1)を示す。図3は本発明のルーバー1を採用した天
井埋め込みタイプの空気調和機の室内機を示す。天井に
埋め込まれる室内機本体2と、室内機本体2に取り付け
られて室内側に露出する方形状の化粧パネル3とから構
成されている。化粧パネル3の真ん中には空気吸込口4
が形成され、この空気吸込口4の周囲に空気吹出口5が
形成されている。
【0018】暖房運転モードでは暖気が吹き出し、冷房
運転モードでは冷気が吹き出すこの空気吹出口5には、
吹き出す暖気や冷気の向きを変更するルーバー1がそれ
ぞれ設けられている。
【0019】この各ルーバー1は図1と図2に示すよう
に構成されている。ルーバー1は、ウイング6と、この
ウイング6の両端から突出した支持棒7とで構成されて
おり、ウイング6の両端の支持棒7は化粧パネル3に回
動自在に支持され空気吹出口5の内側で回動できる。
【0020】なお、ウイング6の両端の支持棒7の少な
くとも一方は回転駆動系(図示せず)に連結され、室内
の空気調和状態に応じて適当な方向に暖気や冷気を吹き
出すように運転される。
【0021】ルーバー1の見かけ比重は“ 0.5〜1.5 ”
の範囲が、強度および柔軟性から好ましい。ウイング6
の材質は短繊維強化ポリオレフィン系樹脂多孔体から構
成されている。
【0022】支持棒7は、図1に示すように基端7aが
平板状に形成され先端が棒状に成形されており、支持棒
7の基端1が前記ウイング6の両端に埋め込まれてい
る。次に、ウイング6の作成に使用される短繊維強化ポ
リオレフィン系樹脂多孔体の成形品の製造過程と、ウイ
ング6への支持棒7の埋め込みの具体例を説明する。
【0023】ウイング6の材料とする短繊維強化ポリオ
レフィン系樹脂多孔体とは、マトリックス樹脂としての
1種または2種以上のポリオレフィン系樹脂の粉末と、
長さが好ましくは 2〜20mm程度の強化用短繊維とを、
湿式抄紙法の要領で複合化させた複合シートを原料と
し、熱膨張させた後に成型させたものである。
【0024】ここで使用するポリオレフィン系樹脂ポリ
マーには付加ポリマー及び縮合ポリマーが包含され、例
えば、ポリエチレン,超高分子量ポリエチレン,塩素化
ポリエチレン,エチレンとアクリル酸との2元ポリマ
ー,ポリプロピレン,エチレンとプロピレンとの2元ポ
リマー,およびエチレンと塩化ビニルとの2元ポリマー
などのホモポリマーまたはコポリマーが挙げられる。
【0025】これらのポリマーは、粉末または分散物の
形態で使用することができ、その粉末の粒子径として
は、JIS標準で 48 メッシュ以下の粒子径であること
が望ましい。
【0026】強化用短繊維としては、有機系,無機系の
繊維が用いられ、好ましくは、ピッチ系繊維,PAN系
のカーボン繊維,ガラス繊維,メタ系もしくはパラ系の
アラミド繊維,アルミナ繊維活性炭繊維,ポリエチレン
繊維,ポリプロピレン繊維などのポリオレフィン系繊維
などが、単独または混合して用いられる。強化用繊維の
平均繊維径は 5〜50μmが好ましい。
【0027】複合シートにおけるマトリックス樹脂と強
化用短繊維の混合比は、マトリックス樹脂 100 重量部
に対して、強化用短繊維 5〜500 重量部であることが必
要であり、好ましくは、 10 〜300 重量部、特に好まし
くは 20 〜200 重量部である。強化用短繊維の混合比
が、マトリックス樹脂 100 重量部に対して5重量部未
満の場合は熱膨張が不十分となるため、連続気孔の確保
が難しい。また 500重量部を越える場合には成型体を得
ることが難しい。
【0028】短繊維強化ポリオレフィン系樹脂多孔体は
次のようにして成型される。先ず、マトリックス樹脂た
るポリオレフィン系樹脂と強化用短繊維とからなる複合
シートを所定枚数だけ積層して加熱下でプレスした後、
冷却プレスする。このとき、加熱プレスする際の温度と
しては、マトリックス樹脂の融点より 10 〜50℃高めの
範囲であることが好ましく、圧力としては、 5〜100 k
g/cm2 であることが望ましい。
【0029】さらに、同圧力で、しかも温度 10 〜50℃
で冷却プレスを行うことにより、厚さが 0.1〜5mm程
度で、重量が 100〜 5000 g/m2 程度の緻密化したシ
ートを得ることができる。このときの緻密化の度合いと
しては、シートの見かけ密度が理論密度の 60 %以上で
あることが好ましい。
【0030】次いで、上記の比較的緻密なシートを略所
望の形状に切断した後、このマトリックス樹脂の融点以
上に、好ましくは融点より 10 〜50℃高めに設定された
熱オーブン中に投入して 10 〜300 分間保持すると、シ
ートは軟化すると共に強化繊維の作用によりシートの厚
み方向に熱膨張が生じる。
【0031】しかる後、オーブンから取り出した上記の
シートを、所望の形状の金型に投入し、プレス〔以下の
説明では、この段階のプレスを“最終のプレス”と称し
て説明する〕して冷却後に取り出すことによって、短繊
維強化ポリオレフィン系樹脂多孔体の成形品が得られ
る。この多孔体は連続気孔を有するものであり、その気
孔率は 60 %以上であることが好ましい。気孔率は以下
の方法により決定できる。
【0032】すなわち、気孔を有しない複合体の理論密
度をA〔g/cm3 〕とし、この複合体からなる本発明
の多孔体の見かけ密度をB〔g/cm3 〕とすると、気
孔率は〔(A−B)/A〕・ 100(%)の計算式から算
出される。
【0033】さらに必要に応じて成形品の吸水性を向上
させるための親水化処理を行う。その方法としては、水
やアルコールにコロイド状のシリカ系あるいはアルミナ
系などの無機微粒子を分散させた液を成型体に含浸させ
た後に乾燥する方法が好ましい。
【0034】上記の成形品をそのままウイング6として
使用する場合の支持棒7は、上記の成形品を得るための
最終のプレスの際に、ウイング6の両端となる部分に金
属製の前記支持棒7の平板状の基端が、オーブンから取
り出したシートの間に挟み込まれた状態でプレスされ
て、図1に示すルーバー1が完成する。
【0035】上記の成形品同志を張り合わせてウイング
6として使用する場合の支持棒7は、成形品を張り合わ
せる際に、ウイング6の両端となる部分に金属製の前記
支持棒7の平板状の基端を挟み込んだ状態で成形品同志
を接着し、図1に示すルーバー1が完成する。成形品同
志の張り合わせは、溶剤型,ホットメルト型などの接着
剤、または粘着剤(感圧系接着剤)によって接着され
る。しかしこのような接着剤のみでは、被接着面を完全
に接着することができず、被接着面の端部には隙間が生
ずる。ポリオレフィン系樹脂はその融点以上に加熱する
と容易に溶融するため、ホットナイフ等を隙間に挿入し
て多孔体を加熱溶融した後、被接着面を圧縮することに
よって完全に接着することができる。
【0036】以上のように、表面に起毛加工などを施さ
なくてもそれ自体で吸水作用を有する短繊維強化ポリオ
レフィン系樹脂多孔体でルーバー1のウイング6を構成
したため、耐候性と耐水性に優れており長期間の使用に
対して劣化することなく半永久的に使用でき、植毛加工
をすることなく結露水の滴下を防止できる。
【0037】短繊維強化ポリオレフィン系樹脂多孔体は
熱成型で所望の形状ができるので生産性が優れている。
また、熱成型品同志の端面をホットナイフ等の熱溶着で
完全に接着できるので、シートを積層することにより積
層部で多孔体の形状が複雑化し、その結果、冷風や温風
の漏れが低減されるとともに吸水作用が向上し、ルーバ
ー1に汗をかく結露現象があつても速やかに吸水作用が
働きルーバー1からの結露水の滴下をより確実に防止で
きる。
【0038】さらに、支持棒7の基端7aをシートの間
に介在させたことで確実に保持できるので、空気調和機
のルーバーとして用いる場合に要求される必要強度を確
保することができる。また、全体を合成樹脂で形成した
従来のルーバに比べて軽量化を実現できる。
【0039】また、本発明のルーバー1は、室内空気の
汚れが付着して外観が見苦しくなれば洗剤を含んだ水で
洗浄して繰り返し使用することもできる。 (実施の形態2)図4は(実施の形態2)を示す。(実
施の形態1)では支持棒7の基端7aは平板状であるだ
けで、その部分には孔が穿設されていなかったが、この
(実施の形態2)では図4の(a)に示すように、支持
棒7の基端7aは平板状で、しかもその部分には長孔7
bが穿設されている。
【0040】したがって、成形品8aと成形品8bを
(実施の形態1)に示したように接着剤で張り合わせる
際に、この長孔7bが穿設された支持棒7を使用するこ
とによって、図4の(b)に示すように支持棒7の長孔
7bの内側でも成形品8aと成形品8bとを接着するこ
とができ、支持棒7のウイング6への取り付け強度が飛
躍的に向上する。
【0041】この(実施の形態2)では成形品同志を接
着する場合を例に挙げて説明したが、成形品を張り合わ
せずにそのままウイング6として使用する場合にも、こ
の長孔7bが基端に形成された支持棒7は有効である。
【0042】また、支持棒7の基端7aに穿設する孔の
形状は長孔7bに限定されるものでない。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によると、短繊維強
化ポリオレフィン系樹脂多孔体から構成されたウイング
と、前記ウイングの両端に設けられた回転用支持棒とか
ら空気調和機のルーバーを構成したため、表面に起毛加
工などを施さなくてもそれ自体で吸水作用を有し、耐候
性と耐水性に優れており長期間の使用に対して劣化する
ことなく半永久的に使用でき、植毛加工をすることなく
結露水の滴下を防止できる。
【0044】また、ポリオレフィン系樹脂と強化用繊維
とからなる短繊維強化ポリオレフィン系樹脂多孔体のシ
ートを積層し、前記樹脂の融点以上に加熱してプレスし
た後、冷却プレスして得られたシートを前記樹脂の融点
以上に加熱して軟化、膨張させ、この軟化膨張した状態
のシートを所望の形状の金型中で圧縮して連続気孔を有
する成形品を形成し、この成形品によりルーバーを製造
するため、短繊維強化ポリオレフィン系多孔体は、熱成
型で所望の形状が成型できるので生産性が優れている。
また、熱成形品同志の端面をホットナイフ等の熱溶着で
完全に接着できるので冷風や温風の漏れがなく、ルーバ
ーに汗をかく結露現象があっても速やかに吸水作用が働
き、ルーバーから結露水の滴下を生じない。
【0045】また、ポリオレフィン系樹脂と強化用繊維
とからなる短繊維強化ポリオレフィン系樹脂多孔体を積
層して形成されたシートと、基端が平板状に形成され先
端が棒状になった支持棒とからなり、支持棒の前記基端
を前記シートの間に介在させたため、ルーバーとして要
求される必要強度を確保できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のルーバーを示す斜視図
【図2】同実施の形態のルーバーの室内機への取り付け
状態を示す要部の断面図
【図3】同実施の形態の室内機を示す斜視図
【図4】実施の形態2のルーバーの加工前後の説明図
【符号の説明】
1 ルーバー 2 室内機本体 3 化粧パネル 4 空気吸込口 5 空気吹出口 6 ウイング 7 支持棒 7a 支持棒の基端 7b 支持棒の基端の長孔
フロントページの続き (72)発明者 中西 清隆 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内 (72)発明者 鷲見 高弘 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短繊維強化ポリオレフィン系樹脂多孔体
    から構成されたウイングと、前記ウイングの両端に設け
    られた回転用支持棒とから構成したことを特徴とする空
    気調和機のルーバー。
  2. 【請求項2】 ポリオレフィン系樹脂と強化用繊維とか
    らなる短繊維強化ポリオレフィン系樹脂多孔体のシート
    を積層し、前記樹脂の融点以上に加熱してプレスした
    後、冷却プレスして得られたシートを前記樹脂の融点以
    上に加熱して軟化、膨張させ、この軟化膨張した状態の
    シートを所望の形状の金型中で圧縮して連続気孔を有す
    る成形品を形成し、この成形品によりルーバーを製造す
    る空気調和機のルーバーの製造方法。
  3. 【請求項3】 ポリオレフィン系樹脂と強化用繊維とか
    らなる短繊維強化ポリオレフィン系樹脂多孔体を積層し
    て形成されたシートと、基端が平板状に形成され先端が
    棒状になった支持棒とからなり、支持棒の前記基端を前
    記シートの間に介在させた空気調和機のルーバー。
  4. 【請求項4】 支持棒が金属からなることを特徴とする
    請求項3記載の空気調和機のルーバー。
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