JPH0925056A - 線を設ける装置におけるワイヤ切断機構及びワイヤ切断方法 - Google Patents

線を設ける装置におけるワイヤ切断機構及びワイヤ切断方法

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JPH0925056A
JPH0925056A JP7174827A JP17482795A JPH0925056A JP H0925056 A JPH0925056 A JP H0925056A JP 7174827 A JP7174827 A JP 7174827A JP 17482795 A JP17482795 A JP 17482795A JP H0925056 A JPH0925056 A JP H0925056A
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wire
wires
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bobbin
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JP7174827A
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Takeshi Yakou
猛 谷古宇
Eiji Takagi
英二 高木
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Canon Inc
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】多数本のワイヤを効率良くワーク上に張り渡す
ことの出来る布線装置におけるワイヤ切断機構を提供す
る。 【解決手段】所定本数のワイヤ16の配列ピッチと同一
ピッチで、このピッチより小さい幅を有する複数の固定
刃が設けられた切断機構本体124と、切断機構本体1
24にスライド自在に設けられ、ワイヤ16の配列ピッ
チと同一ピッチで、このピッチより小さい幅を有する複
数の可動刃が設けられたスライド部材126と、固定刃
と可動刃が所定本数のワイヤ16の間にこれらのワイヤ
に接触しない様に挿入された後に、固定刃がワイヤに略
接触する位置まで切断機構本体124をシフトさせるエ
アシリンダC7と、スライド部材126を切断機構本体
124に対してスライドさせてワイヤ16を切断するた
めのエアシリンダC6とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば太陽電池な
どの製造において、所定のワーク上に複数本のワイヤを
並列な状態で張り渡すための線を設ける装置におけるワ
イヤ切断機構及びワイヤ切断方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、太陽電池の構造の1つの方式
としてワイヤ集電方式と呼ばれるものが知られている。
このようなワイヤ集電方式の太陽電池の製造において
は、感光性の半導体膜を成膜した金属基板上に集電用の
ワイヤを多数本並列に張り付ける必要がある。そのた
め、このようなワイヤ集電方式の太陽電池を製造するた
めの製造装置においては、夫々ワイヤを独立に巻いた多
数のボビンを製造装置に配置し、これらの多数のボビン
からワイヤを引き出し、ワークとしての金属基板上に張
り渡すという方法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法においては、多数のボビンから1本ずつワイヤを引
き出し、順番に金属基板上に張り渡すという方法が採ら
れていた。そのため、多数本のワイヤをすべて張り渡す
ために多くの時間がかかり、生産性が悪いという問題点
があった。
【0004】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的は、多数本のワイヤを効率
良くワーク上に張り渡すことの出来る線を設ける装置に
おけるワイヤ切断機構及びワイヤ切断方法を提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し目
的を達成するために、本発明にかかわる線を設ける装置
におけるワイヤ切断機構は、所定本数のワイヤを、所定
のワーク上に並列な状態で張り渡すための布線装置にお
けるワイヤ切断機構であって、前記所定本数のワイヤの
配列ピッチと同一ピッチで、該ピッチより小さい幅を有
する複数の固定刃が設けられた切断機構本体と、該切断
機構本体にスライド自在に設けられ、前記ワイヤの配列
ピッチと同一ピッチで、該ピッチより小さい幅を有する
複数の可動刃が設けられたスライド部材と、前記固定刃
と可動刃が前記所定本数のワイヤの間に該ワイヤに接触
しない様に挿入された後に、前記固定刃が前記ワイヤに
略接触する位置まで前記切断機構本体をシフトさせるシ
フト機構と、前記スライド部材を前記切断機構本体に対
してスライドさせて前記ワイヤを切断するための駆動手
段とを具備することを特徴としている。
【0006】また、この発明に係わる線を設ける装置に
おけるワイヤ切断機構において、前記ワイヤ切断機構
は、前記ワイヤを把持するためのグリッパと前記ワーク
との間の位置で前記ワイヤを切断する様に構成され、前
記固定刃は、前記グリッパに近い側に配置され、前記可
動刃は前記ワークに近い側に配置されていることを特徴
としている。
【0007】また、本発明にかかわる線を設ける装置に
おけるワイヤ切断方法は、所定本数のワイヤを、所定の
ワーク上に並列な状態で張り渡すための布線装置におけ
るワイヤ切断方法であって、前記所定本数のワイヤの配
列ピッチと同一ピッチで、該ピッチより小さい幅を有す
る複数の固定刃と可動刃が設けられた切断機構を移動さ
せて、前記固定刃と可動刃を前記所定本数のワイヤの間
に該ワイヤに接触しない様に挿入する挿入工程と、前記
固定刃が前記ワイヤに接触する位置まで前記切断機構を
シフトさせるシフト工程と、前記可動刃を前記固定刃に
対してスライドさせて、前記所定本数のワイヤを一括切
断する切断工程とを具備することを特徴としている。
【0008】また、この発明に係わる線を設ける装置に
おけるワイヤ切断方法において、前記ワイヤ切断機構
は、前記ワイヤを把持するためのグリッパと前記ワーク
との間の位置で前記ワイヤを切断する様に構成され、前
記固定刃は、前記グリッパに近い側に配置され、前記可
動刃は前記ワークに近い側に配置されていることを特徴
としている。
【0009】以上のように構成されるこの発明に係わる
線を設ける装置におけるワイヤ切断機構及びワイヤ切断
方法においては、複数本のワイヤに対応して複数の固定
刃と可動刃とを有しているので、複数本のワイヤをワー
クに対して一括して張り渡した後、一括して切断するこ
とができるので、ワイヤを設ける作業を効率良く行うこ
とが出来る。
【0010】また、複数本のワイヤの間に固定刃と可動
刃とをワイヤに接触しない様に挿入した後に、固定刃を
それぞれのワイヤに略接触する位置までシフトさせ、そ
れから可動刃をスライドさせてワイヤを切断することに
より、ワイヤに折り曲げるような力がかからず、ワイヤ
をまっすぐな状態で切断することができる。
【0011】また、グリッパに近い側に固定刃を設ける
ことにより、このグリッパに把持されているワイヤの部
分には、折り曲げるような力がかからないので、連続す
る次のワイヤを設ける動作のときにワイヤをワークに対
してまっすぐに張り渡すことが出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の線を設
ける装置としての配線(布線)装置を太陽電池の製造に
適用した場合の一例について添付図面を参照して詳細に
説明する。
【0013】まず、太陽電池の製造においては、例えば
厚さ約0.1mm程度で所定の大きさのステンレス基板
上に、光を電荷に変換するためのAl/ZnO裏面反射
層、n/i/p型アモルファスシリコン半導体層、IT
O透明導電層等の成膜を行う。そして、これらの成膜が
行われたステンレス基板(以下スラブと呼ぶ)上に、半
導体膜で発生する電荷を集電するための集電ワイヤを多
数本熱溶着等により固着する。集電ワイヤは、銅線にカ
ーボンコート等の導電性の皮膜をしたものが用いられ
る。このような方式の太陽電池は一般にワイヤ集電方式
と呼ばれている。この実施形態の配線装置は、上記の成
膜が終了したスラブ上に集電ワイヤを熱溶着等により固
定する前工程として、集電ワイヤをスラブに両面テープ
等で仮止めする作業を行う装置である。
【0014】図1Aは、上記のスラブ12を示す斜視図
である。正方形状のスラブ12の両端部に両面テープ1
3により集電用の電極となる銅箔15を貼り付け、さら
にこの銅箔15の上に両面テープ14を貼り付けた後、
この両面テープ14の間に集電ワイヤ16を張り渡して
仮止めする。図1Bは、このようにスラブ12上に集電
ワイヤ16を張り渡した状態を示した図であり、図1C
は、図1Bの側面図である。
【0015】図1B,図1Cに示した様に集電ワイヤ1
6をスラブ12上に両面テープ14で仮止めした後、図
1Dに示すようにスラブ12を250°C程度に暖めら
れたホットプレートヒータ17上に載せ、集電ワイヤ1
6を加熱しながら、プレス機18で、仮止めされている
集電ワイヤ16をスラブ12上に5秒間程度プレスし、
集電ワイヤ16にコーティングされている導電性樹脂を
溶かして集電ワイヤ16をスラブ12上に溶着する。こ
のようにして、集電ワイヤ16がスラブ上に固着され
る。
【0016】以下、本実施形態の配線装置の構成につい
て説明する。
【0017】図2は配線装置の全体構成を示す斜視図で
あり、図3は配線装置に集電ワイヤを供給するためのボ
ビンカセットの構成を示す斜視図である。この配線装置
20は、例えば、300mm四方の正方形状のスラブ1
2に、42本の集電ワイヤ16を5mmピッチで仮止め
する様に構成されている。
【0018】図2において、工場等の床面上に設置され
る架台22上には、図中手前側から、ボビンカセット5
00から引き出された42本の集電ワイヤ16をスラブ
12側に供給するときに集電ワイヤ16のたるみを取る
ためのたるみ取り機構24と、たるみ取り機構24から
供給されたワイヤ16にテンションを与えるための段差
ローラ機構26と、段差ローラ機構26によりテンショ
ンを与えられた集電ワイヤ16をスラブ12に張り渡す
ための張り渡し機構28とが配置されている。これらの
各機構の詳細構成については後述する。
【0019】一方、架台22の図中手前側には、図3に
示すように集電ワイヤ16が夫々独立した状態で巻かれ
た84個のボビン502を備えるボビンカセット500
が接続される。ボビンカセット500には、ボビン50
2を回転自在に支持するためのボビン軸504が42本
備えられており、各ボビン軸504には夫々ボビン50
2が2個ずつ装着されている。
【0020】以下、図3を参照してボビンカセットの構
造について詳しく説明する。
【0021】ボビンカセット500は、その中央部に、
垂直に立設された垂直部材506とこの垂直部材506
を支持するキャスターつきの脚部508とから構成され
るボビンカセット本体510を備えている。垂直部材5
06の左右両面には水平方向に延出するボビン軸504
が夫々21本ずつ、合計42本設けられている。垂直部
材506の夫々の面に配置されている21本のボビン軸
504は、7本ずつA列、B列、C列の3列に別れて配
置されている。各ボビン軸504には、前述した様に夫
々2個ずつのボビン502が装着されている。このよう
に各ボビン軸504に2個ずつのボビンが装着されてい
る理由については後述する。
【0022】垂直部材504の上部には、A列、B列、
C列の各ボビン軸504に対応して水平板512a,5
12b,512cが配置されており、これらの各水平板
には、集電ワイヤ16の向きを垂直方向から水平方向に
折り曲げるための方向変換プーリ514a,514b,5
14cが回転自在に支持されている。方向変換プーリ5
14a,514b,514cには左右に7本ずつの集電ワ
イヤ16をガイドするための夫々独立した溝が形成され
ており、各ボビン502からの集電ワイヤ16は、これ
らの溝に1本ずつ巻きかけられる。これらの溝のピッチ
間隔は、集電ワイヤ16がスラブ12上に仮止めされる
ピッチと同一の5mmに設定されている。従って、42
本のボビン軸504上のボビン502から引き出された
42本の集電ワイヤ16は、夫々5mmピッチの間隔で
水平に配列された状態でボビンカセット500から配線
装置20側に供給されることとなる。
【0023】なお、水平板512c上の右上面にはボビ
ンカセット500から引き出された42本の集電ワイヤ
を一時的に掴んで押さえるためのワイヤ押さえ516が
配置されている。このワイヤ押さえ516は、ボルト5
16aにより手動で開閉される様に構成されている。ま
た、水平板512cの左側には、42本の集電ワイヤの
うちの少なくとも1本が切れたときに、これを復旧する
ための復旧グリッパを水平方向にスライド自在にガイド
するスライドレール518が設けられている。このスラ
イドレール518は、配線装置20側に設けられたとこ
ろのやはり復旧グリッパを水平方向にガイドするスライ
ドレール30(図2参照)と同一の高さに設けられてお
り、ボビンカセット500が配線装置20にドッキング
した状態で、スライドレール518と30とが連結され
る様に構成されている。この復旧グリッパの役割につい
ては後述する。
【0024】なお、ボビンカセット500には、前述し
た様にキャスターが設けられているので、配線装置20
から容易に着脱して別のボビンカセットと交換すること
ができる。従って、ボビンカセット500に配置されて
いる42本のボビン軸504のいずれかのボビンが空に
なった場合には、ボビンカセットごと別のものに交換す
ることができ、集電ワイヤ16がなくなったときの配線
装置の停止時間を最少にすることができる。
【0025】次に、図2、図4及び図5を参照して、図
2に示したたるみ取り機構24と段差ローラ機構26と
張り渡し機構28の構成について詳しく説明する。
【0026】図4は、図2に示したたるみ取り機構24
と段差ローラ機構26と張り渡し機構28の構成を模式
的に示した側面図である。
【0027】図4において、たるみ取り機構24は42
本の集電ワイヤの1本1本のたるみや張力の不揃いをな
くすためのものである。このたるみ取り機構24の構成
を詳しく示したものが図5である。
【0028】図2及び図5において、たるみ取り機構2
4は、ボビンカセット500と段差ローラ機構26の間
に垂直方向に沿って配置されたエアシリンダC1と、こ
のエアシリンダC1に接続されたたるみ取り部32と、
集電ワイヤ16を下方から支持するための支持テーブル
33とから構成されている。たるみ取り部32は、エア
シリンダC1のピストンロッド34の先端部に固定さ
れ、2段に段差が設けられた水平板36と、この水平板
36の左側に設けられた弾性機構38と、水平板36の
略中央部に上下方向にスライド自在に設けられたたるみ
取り重り40と、水平板36の右側に設けられたワイヤ
押さえ46とを備えている。弾性機構38は、水平板3
6に固定されたスライドガイド42と、このスライドガ
イド42に上下方向にスライド自在に挿入されたスライ
ド軸43と、このスライド軸43の先端部に固定された
ワイヤ押さえ44と、ワイヤ押さえ44を常時下方に付
勢する圧縮ばね46とから構成されている。ワイヤ押さ
え44は、図5における紙面と垂直方向(集電ワイヤ1
6の並び方向)に長く形成されており、支持テーブル3
3上のワイヤ押さえ33aとの間で、42本の集電ワイ
ヤを一括してクランプする様になされている。また、弾
性機構38は、ワイヤ押さえ44の延出方向の略両端部
を支持する様に2個配置されている(図2参照)。
【0029】たるみ取り重り40は、水平板36の略中
央部に上下方向に摺動可能に配置されており、その下端
部でワイヤ16を下方に押す機能を果たす。このたるみ
取り重り40は、図2に示すように42本の集電ワイヤ
の1本1本に対応して1個ずつ設けられており、1本1
本の集電ワイヤのたるみを各々独立してとることが可能
になされている。
【0030】また、水平板36の右端部には、支持テー
ブル33上のワイヤ押さえ33bとの間で集電ワイヤを
クランプするためのワイヤ押さえ46が固定されてい
る。ワイヤ押さえ46も図5における紙面と垂直方向に
長く形成されており、42本の集電ワイヤ16を一括し
てクランプすることができる様になされている。
【0031】なお、エアシリンダC1は、図2に示すよ
うに架台22上に固定された支持フレーム50に設けら
れた支持部材52に固定されている。
【0032】このように構成されるたるみ取り機構24
の動作について図5を参照して説明する。
【0033】まず、図5(a)の状態では、ボビンカセ
ット500から引き出された集電ワイヤ16は、段差ロ
ーラ機構26を経て、図4に示すグリッパ48の位置ま
で引き出されているものとする。この状態では、ボビン
カセット500のボビン502から巻き出された集電ワ
イヤは、1本1本の張力やたるみがまちまちである。そ
のため、たるみ取り機構24より後方(段差ローラ機構
26側)での集電ワイヤ16の張力を一定にすることが
たるみ取り機構24の役割である。
【0034】まず、図5(a)の状態からエアシリンダ
C1を動作させて、水平板36を下降させる。水平板3
6が下降を始めると、その途中で、図5(b)に示すよ
うに、弾性機構38のワイヤ押さえ44が、圧縮ばね4
6の下方への付勢力により集電ワイヤ16の前端部を押
さえ込んで、集電ワイヤ16を仮クランプする。このと
き、たるみ取り重り40も下降するので、その下端部が
集電ワイヤ16の上に載り、集電ワイヤ16のたるみ分
だけ集電ワイヤ16を押し下げる。たるみ取り重り40
は、集電ワイヤ16の1本に1個ずつ設けられているの
で、42本の集電ワイヤ16はたるみ取り重り40によ
りそれぞれ個別にたるみがとられ、たるみ取り機構24
より後方の42本の集電ワイヤ16は、すべて同一の張
力に統一される。その後、図5(c)に示すようにエア
シリンダC1が更に下降し、水平板36の後端部に設け
られたワイヤ押さえ46が集電ワイヤ16を押さえ込ん
で本クランプが行われる。
【0035】以上の様にして、たるみ取り機構24以降
の集電ワイヤ16の張力が、42本の全てについて同一
に設定される。
【0036】つぎに、図2と図4を参照して段差ローラ
機構26の構成について説明する。段差ローラ機構26
は、グリッパ48で集電ワイヤ16を図4に示したA点
からB点まで引き出すときに集電ワイヤ16にたるみが
出ない様に一定のテンションをかけるための機構であ
る。段差ローラ54,56は、集電ワイヤ16の先端が
A点に位置する場合には、図4に二点鎖線で示した様に
集電ワイヤ16を一定の長さにプールしており、集電ワ
イヤ16がグリッパ48によりB点まで引き出されるに
つれて重り58の重さ(実際には後述するバランス重り
66と重り58の重さの差)がかかった状態で集電ワイ
ヤ16により押し上げられ、実線で示したような位置ま
で上昇するものである。このとき重り58を持ち上げな
がら集電ワイヤ16がA点からB点まで引き出されるこ
とにより集電ワイヤ16が一定の張力で張られ、スラブ
12上にたるみのない状態で張り渡される。
【0037】図4において段差ローラ機構26は、集電
ワイヤ16をガイドすると共に集電ワイヤ16に一定の
テンションをかけるための段差ローラ54,56と、こ
れらの段差ローラ54,56を釣り下げるためのワイヤ
60と、ワイヤ60の段差ローラ54,56の近傍に取
り付けられた重り58と、ワイヤ60を釣りかけるため
のプーリ62,64と、ワイヤ60の段差ローラ54,5
6が取り付けられている側とは反対側の端部に取り付け
られたバランス重り66と、このバランス重りを上下方
向にスライド自在に支持するスライド軸68と、このス
ライド軸68を支持するコの字型のフレーム70と、フ
レーム70を上下方向に移動させるためのエアシリンダ
C3と、フレーム70に固定されバランス重り66をス
ライド軸68に沿って上方に押し上げるエアシリンダC
2とから概略構成されている。
【0038】段差ローラ54は、ワイヤ60の先端に固
定された支持部材72の先端に回転自在に取り付けられ
ており、段差ローラ56は、支持部材72に対してC点
を中心に矢印D方向に揺動自在に支持された支持棒74
の先端に回転自在に取り付けられている。段差ローラ5
4、段差ローラ56及び支持棒74はそれぞれ42本の
集電ワイヤ16の1本に1個ずつ対応して設けられてい
る。
【0039】また、ワイヤ60の支持部材72よりもや
や上方の位置には、42個の近接センサS1〜S42が
取り付けられている。この近接センサS1〜S42は、
集電ワイヤ16の少なくとも1本が断線して張力がなく
なることにより、支持棒74が自重により図中二点鎖線
で示すようにC点の回りに時計回転方向に回動した場
合、その後端部74aが近接したことを検出し、ワイヤ
の断線を検出するものである。近接センサS1〜S42
は、42本の支持棒74の1本に1個ずつ対応して設け
られているので、42本の集電ワイヤ16のうちのどの
集電ワイヤが断線したかを1本ごとに検出することが可
能である。なお、詳細は後述するが、本実施形態におい
ては、42本の集電ワイヤのうちの1本でも断線した場
合には、42本の集電ワイヤを全て一定長さ分だけ廃棄
してしまう様にしているので、42本の1本1本の断線
を検出するのではなく、42本の集電ワイヤ16の少な
くとも1本が断線したことを検出できるだけでもよい。
この場合には、例えば、図4における紙面と垂直方向に
レーザ光線等を照射し、このレーザ光線を支持棒74の
後端部74aが遮ったことを受光素子で検出するような
構成が考えられる。このような構成にすれば、センサの
個数を低減させることが出来るので、装置のローコスト
化を図ることが出来る。
【0040】図18は、近接センサの部分を拡大して示
した斜視図であり、図19は同じく側面図である。図示
した様に、近接センサS1〜S42は、42本の集電ワ
イヤ16の1本に1個ずつ対応して設けられており、図
19に破線で示した様に集電ワイヤ16が断線して段差
ローラ56が下方に落下すると、支持棒74がC点の回
りに時計回りに回動し、支持棒74の後端部74aが近
接センサS1〜S42に接近したことを近接センサS1
〜S42が検出する。これにより42本の集電ワイヤ1
6のうち、どのワイヤが断線したかを検出することが出
来る。また、近接センサとしては、金属近接センサ、光
センサ、あるいはレーザセンサ等が使用可能である。
【0041】なお、図4において、バランス重り66
は、重り58より一定の重さだけ軽く設定されているの
で、このバランス重り66と重り58の重さの差分が常
時集電ワイヤ16にかかり、この差分により集電ワイヤ
16に一定の張力がもたらされる。また、エアシリンダ
C3は、図2に示した様に架台22上に固定された支持
部材52に固定されている。また、段差ローラ54,5
6の前後には、ローラ71,73が配置されており、集
電ワイヤ16を支持しながら案内する様になされてい
る。
【0042】次に、張り渡し機構28の構成について同
じく図2及び図4を参照して説明する。
【0043】張り渡し機構28は、集電ワイヤ16を把
持するためのグリッパ48と、グリッパ48を上下動さ
せるためのエアシリンダC9と、グリッパ48をエアシ
リンダC9ごとスラブ12の後端部(A点)からスラブ
12の前端部(B点)まで移動させて、集電ワイヤ16
をスラブ12上に張り渡すためのNCロボットNC1
と、スラブ12上に張り渡された集電ワイヤ16を、ス
ラブ12の両端部に張り付けられた両面テープに押し付
けるためのエアシリンダC5,C8と、エアシリンダC
5のピストンロッド82に固定され、張り渡された集電
ワイヤ16の後端部を切断するためのカッター80と、
スラブ12を支持するためのテーブル84とから概略構
成されている。
【0044】グリッパ48は、このグリッパ48に設け
られたエアシリンダC4により開閉駆動される。NCロ
ボットNC1は、不図示のモータとこのモータ軸に結合
されたボールネジにより、グリッパ48を支持するエア
シリンダC9をX軸方向に移動させる。モータにはロー
タリーエンコーダが設けられており、このエンコーダの
検出信号に従って、後述するコントローラがNCロボッ
トNC1の動作を制御する。エアシリンダC5のピスト
ンロッド82の先端部には、集電ワイヤ16をスラブ1
2の後端部に押し付けるための後端押さえ86が固定さ
れていると共にカッター80も固定されている。従っ
て、後端押さえ86とカッター80は、エアシリンダC
5により一体的に上下方向に移動される。詳細は後述す
るが、カッター80は、固定刃と可動刃とを備えてお
り、可動刃をエアシリンダC6により固定刃に対してス
ライドさせることにより集電ワイヤ16を切断する。ま
た、固定刃は一旦42本の集電ワイヤ16の間に降ろさ
れた後、エアシリンダC7により位置を微調整される。
この作用については後述する。また、エアシリンダC8
のピストンロッド88の先端には、集電ワイヤ16の先
端部をスラブ12の前端部上面に押し付けるための前端
押さえ90が固定されている。更に、テーブル84は、
スラブ12を吸引機構B1により真空吸引して固定する
様に構成されている。
【0045】なお、NCロボットNC1、エアシリンダ
C5及びエアシリンダC8は、図2に示すように架台2
2上の支持フレーム50に固定されている。また、テー
ブル84は架台22上に固定されている。
【0046】次に、図6は、上記の各構成要素とそれら
を制御するコントローラとの接続状態を示すブロック図
である。
【0047】図6において、NCプログラマブルコント
ローラ92には、近接センサS1〜S42、NCロボッ
トNC1が接続されていると共に、エアシリンダC1〜
C9及びスラブ12を吸引するための吸引機構B1がエ
アーソレノイド94を介して接続されている。NCプロ
グラマブルコントローラ92は、内部のプログラム、近
接センサS1〜S42の検出信号、およびNCロボット
NC1内部のロータリーエンコーダの検出信号等に基づ
いて、NCロボットNC1、エアーソレノイド94、及
びバキュームエジェクタ96の動作を制御する。
【0048】次に、図20は、配線装置20の各構成要
素とNCプログラマブルコントローラ92の接続状態を
さらに示すブロック図である。NCプログラマブルコン
トローラ92には、ワイヤ供給手段としてのボビンカセ
ット500と、方向変換手段としての方向変換プーリ5
14a,514b,514cと、たるみ除去手段としての
たるみ取り機構24と、張力付与手段としての段差ロー
ラ機構26と、把持手段としてのグリッパ48と、基板
保持手段としての吸引機構B1と、終端位置固着手段と
してのエアシリンダC8と、初端位置固着手段としての
エアシリンダC5と、切断手段としてのカッター80
と、張り渡し手段としてのエアシリンダC9と、キーボ
ード等の入力手段とが接続されている。
【0049】次に、図7乃至図9を参照して、グリッパ
48の構造について説明する。
【0050】図7は、グリッパ48の構成を示す斜視図
である。図7において、グリッパ48は、断面略L字状
に形成された板状のグリッパ本体102と、グリッパ本
体102に対して水平方向にスライド自在に設けられた
スライド部材104と、スライド部材104に対して下
方に延出した状態で取り付けられた板バネ106と、集
電ワイヤ16を把持するための固定フィンガ108及び
可動フィンガ110と、スライド部材104をグリッパ
本体102に対してスライドさせる駆動源となるエアシ
リンダC4とから概略構成されている。
【0051】スライド部材104は、グリッパ本体10
2に対して脱落しない状態で図中矢印D方向にスライド
自在に支持されており、グリッパ本体102に固定され
たエアシリンダC4により矢印D方向にスライド駆動さ
れる。固定フィンガ108は、42本の集電ワイヤ16
に対応して、グリッパ本体102に5mmピッチ間隔で
42個固定されており、可動フィンガ110との間で集
電ワイヤ16を把持する機能を果たす。42個の可動フ
ィンガ110は、42個の固定フィンガ108に対向し
た状態で、夫々グリッパ本体102に固定された42本
の支持ピン112の回りに回動可能に支持されており、
図7におけるE部拡大図である図8に示すように、時計
回転方向に回動することにより固定フィンガ108との
間で集電ワイヤ16を把持し、反時計回転方向に回動す
ることにより集電ワイヤ16の把持を解除する。可動フ
ィンガ110の上端部は二股に別れて2本のアーム部1
10a,110bを形成しており、この2本のアーム部
110a,110bの間にスライド部材104に固定さ
れた42枚の板バネ106が1枚ずつ挿入される。そし
て、スライド部材104が、図8における矢印方向にス
ライドすることにより、板バネ106の弾性力を介して
可動フィンガ110が回動し、集電ワイヤ16が把持さ
れる。
【0052】このように構成されるグリッパ48におい
ては、スライド部材104に対して1枚ずつ独立した板
バネ106で可動フィンガ110が結合されているの
で、集電ワイヤ16の配列ピッチに多少のずれがあった
り、集電ワイヤ16の直径に多少のバラつきがあった場
合でもこれらを板バネ106が吸収するため、固定フィ
ンガ108と可動フィンガ110との間で確実に42本
の集電ワイヤ16を一括把持することができる。また、
集電ワイヤ16を把持する力が、エアシリンダC4の駆
動力ではなく、板バネ106の弾性力で決定されるた
め、集電ワイヤ16に過度の力がかかることがなく集電
ワイヤ16を傷めることが防止される。
【0053】なお、図9に示すように、固定フィンガ1
08と支持ピン112の水平方向の距離は、固定フィン
ガ108と可動フィンガ110で集電ワイヤ16を把持
したときに、固定フィンガ108と可動フィンガ110
の把持面が丁度平行になる様に設定されており、もっと
も安定した状態で集電ワイヤ16が把持される様に配慮
されている。
【0054】次に、図10を参照してカッター80の構
成について説明する。
【0055】図10は、カッター80の構成を示す斜視
図である。図10において、カッター80は、図4に示
したエアシリンダC5のピストンロッド82に固定され
たエアシリンダC7と、エアシリンダC7のピストンロ
ッド120aに固定されたカッター本体122と、カッ
ター本体122の下部に形成された固定刃124と、カ
ッター本体122に水平方向にスライド自在に取り付け
られた可動刃126と、可動刃126を固定刃124に
対してスライドさせる駆動源となるエアシリンダC6と
から概略構成されている。
【0056】固定刃124は、断面略L字状に形成され
たカッター本体122の下部に一体的に形成されてお
り、42本の集電ワイヤ16の間に入り込む様に、図中
破線で示すように42ヶ所の切欠をもつ櫛の歯状に形成
されている。一方、可動刃126は、カッター本体12
2から脱落しない状態で図中矢印E方向にスライド自在
に支持されており、その下部は固定刃124と同様に4
2ヶ所の切欠をもつ櫛の歯状に形成されている。また、
櫛の歯に相当する個々の固定刃及び可動刃の幅は42本
の集電ワイヤのピッチ間隔、すなわち5mmよりも小さ
く設定されている。そして、これらの固定刃124と可
動刃126の切欠の間に42本の集電ワイヤ16を挿入
し、可動刃126をカッター本体122に固定されたエ
アシリンダC6でスライドさせることにより、集電ワイ
ヤ16を挟み込んで切断することができる。また、エア
シリンダC7は、固定刃124全体を42本の集電ワイ
ヤ16に対して相対的に移動させる。
【0057】このように構成されたカッター80の切断
動作を図11を参照して説明する。
【0058】図11は、カッター80を上方から見た平
面図である。図11において、カッター80は、グリッ
パ48とスラブ12の間の位置で42本の集電ワイヤ1
6を一括して切断する。まず、図11(a)に示すよう
に、エアシリンダC5を押し出し動作させてカッター8
0の固定刃124と可動刃126が42本の集電ワイヤ
の夫々の間に進入する様に、カッター本体122を下降
させる。このとき、同時に後端押さえ86が集電ワイヤ
16の後端部をスラブ12の後端部に押し付ける。図1
1(a)に示す段階では、図中実線で示すように固定刃
124と可動刃126とは、集電ワイヤ16に接触する
ことがないように、隣り合う2本の集電ワイヤ16の間
の略中央に集電ワイヤ16とやや間隔をおいた状態で挿
入される。
【0059】例えば、この状態のままで可動刃126を
固定刃124に対してスライドさせて集電ワイヤ16を
切断すると、図11(a)に二点鎖線で示すようにグリ
ッパ48に把持されている部分を支点として集電ワイヤ
16が折れ曲がってしまう可能性がある。このように集
電ワイヤ16が折れ曲がると、次のスラブ12に集電ワ
イヤ16を張り渡すときにまっすぐ張り渡すことができ
なくなってしまう。そのため、この実施形態において
は、固定刃124と可動刃126を集電ワイヤ16の間
に進入させた後に、エアシリンダC7を動作させて図1
1(a)に破線で示すように、固定刃124と可動刃1
26を集電ワイヤ16と略接する位置までシフトさせ
る。この状態で、エアシリンダC6を動作させて、図1
1(b)に示すように可動刃126を矢印Fで示す方向
にスライドさせ、集電ワイヤ16を切断する。このと
き、図11(c)に示すようにスラブ12側の集電ワイ
ヤ16が可動刃126に引きずられてわずかに折り曲げ
られる。しかしながら、スラブ12側の集電ワイヤは、
後端押さえ86によってスラブ12上に押し付けられて
いるので、スラブ12上に位置する集電ワイヤ16には
影響がなく、問題は発生しない。
【0060】これに対し、固定刃124と可動刃126
の位置関係が図11(c)に示す状態とは逆になってい
た場合、すなわち固定刃124がスラブ12側にあり可
動刃126がグリッパ48側にあった場合には、グリッ
パ48に把持されている側の集電ワイヤ16が折れ曲が
ることとなるので問題である。従って、この実施形態に
おいては、固定刃124がグリッパ48側にあり、可動
刃126がスラブ12側にある点も重要なポイントであ
る。
【0061】以上の様にして、グリッパ48に把持され
ている側の集電ワイヤ16が折れ曲がることが防止され
た状態で42本の集電ワイヤ16の一括切断が行われ
る。
【0062】次に、上記の様に構成される配線装置の配
線(布線)動作について図12、図13、及び図14に
示すフローチャートを参照して説明する。なお、図12
においては、図面を単純化するために、段差ローラ5
4,56及びプーリ62,64を夫々1つのローラと1つ
のプーリとして示している。
【0063】まず、配線動作を開始する準備工程とし
て、図12(a)に示すように集電ワイヤ16をボビン
502から巻き出してグリッパ48に把持させるととも
に、集電ワイヤ16を段差ローラ機構26の部分にプー
ルしておく。また、たるみ取り機構24により、たるみ
取り機構24とグリッパ48の間の集電ワイヤ16のた
るみを取っておく。なお、集電ワイヤ16の先端はグリ
ッパ48から10mm程度突出した状態で、グリッパ4
8に把持させる様にしておく。
【0064】その後、テーブル84上にスラブ12を供
給し、吸引機構B1によりスラブ12をテーブル84上
に吸着する(ステップS2)。次に、NCロボットNC
1を動作させてグリッパ48を前進させ、図12(b)
に示すように集電ワイヤ16の先端をスラブ12の前端
部まで搬送する(ステップS4)。このとき、ワイヤ押
さえ516およびたるみ取り機構24は閉じられた状態
にあるので、これらの部分では集電ワイヤ16はクラン
プされた状態にあり、グリッパ48が前進するにつれ
て、段差ローラ機構26での集電ワイヤ16のプール量
は次第に減少する。プール量が減少するとき、集電ワイ
ヤ16は重り58を押し上げていくので、集電ワイヤ1
6には、重り58とバランス重り66の重さの差分だけ
の重さがかかり、一定の張力が与えられる。これによ
り、集電ワイヤ16がスラブ12上にたるみのない状態
で張り渡されることとなる。
【0065】グリッパ48により集電ワイヤ16の先端
がスラブ12の前端部まで搬送されると、エアシリンダ
C8を動作させ、図12(c)に示すように前端押さえ
90により集電ワイヤ16の先端を両面テープ14上に
張り付ける(ステップS6)。そして、集電ワイヤ16
の先端を前端押さえ90で両面テープ14上に押さえつ
けた状態で、エアシリンダC4を動作させてグリッパ4
8を開き(ステップS8)、再びNCロボットNC1を
動作させて、グリッパ48を元の位置まで後退させる
(ステップS10)。
【0066】次に、エアシリンダC5を動作させて図1
3(d)に示すように後端押さえ86とカッター80を
下降させる(ステップS12)。これにより、集電ワイ
ヤ16は後端押さえ86により両面テープ14上に押さ
えつけられる。また、カッター80は、固定刃124と
可動刃126が図11(a)に示すように集電ワイヤ1
6の間に進入した状態となる。
【0067】後端押さえ86とカッター80の下降が終
了すると、集電ワイヤ16の切断に備えてエアシリンダ
C4を動作させ、グリッパ48を閉じて集電ワイヤ16
をクランプした状態とする(ステップS14)。
【0068】次に、エアシリンダC7を動作させて、カ
ッター80の固定刃124と可動刃126を図11
(b)に示すように集電ワイヤ16に略接する位置まで
シフトさせ、更にエアシリンダC6を動作させて集電ワ
イヤ16の切断を行う(ステップS16)。
【0069】集電ワイヤ16の切断が終了すると、エア
シリンダC5,C8を動作させて図13(e)に示すよ
うに前端押さえ90、後端押さえ86、及びカッター8
0を上昇させる(ステップS18)。これと略同時に、
ワイヤ押さえ516を手動により開くと共にエアシリン
ダC1を動作させてたるみ取り機構24を開状態とする
(ステップS20)。そして、エアシリンダC2を動作
させてバランス重り66を上昇させる。バランス重り6
6を上昇させると、集電ワイヤ16には、重り58の全
重量がかかることとなり、集電ワイヤ16はボビン50
2から巻き出されて、段差ローラ機構26にプールされ
る(ステップS22)。
【0070】次に、エアシリンダC2を引き込み動作さ
せると共にワイヤ押さえ516を手動により閉じ、集電
ワイヤ16をクランプする(ステップS24)。その
後、エアシリンダC1を動作させてたるみ取り機構24
を閉状態とし、たるみ取り機構24からグリッパ48ま
での間の集電ワイヤ16のたるみを取る(ステップS2
6)。このように、たるみ取り機構24からグリッパ4
8までの間の集電ワイヤ16のたるみを取って張力を一
定にすることにより、段差ローラ機構26にプールされ
た集電ワイヤ16をグリッパ48で引き出すときに42
本の集電ワイヤに均一に重り58の重さが分散されるの
で、小数の集電ワイヤに集中的に重さがかかることによ
る断線等が防止される。
【0071】なお、ステップS18で、前端押さえ90
と後端押さえ86が上昇すると、スラブ12への集電ワ
イヤ16の仮止めが終了するので、ステップS20〜ス
テップS26の動作と並行して、スラブ12の吸着の解
除(ステップS28)及びスラブ12の次工程への搬送
(ステップS30)を行う。
【0072】以上が、本実施形態の配線装置の全体動作
である。
【0073】次に、図15及び図16を参照して、42
本の集電ワイヤのうちの少なくとも1本が断線したとき
の復旧動作について説明する。
【0074】図15及び図16は、集電ワイヤ16が断
線したときの復旧手順を示した図である。まず、図15
(a)に示すように42本の集電ワイヤ16の何れかが
断線すると、段差ローラ56を持ち上げる力がなくなる
ので、支持棒74がC点の回りに時計回りに回動し、支
持棒74の後端部74aを近接センサS1〜S42が検
知し、どの集電ワイヤが断線したかを検出する。本実施
形態では、42本の集電ワイヤ16の1本でも断線した
場合には、42本のすべての集電ワイヤ16を一定長さ
分だけ廃棄する様にしている。そのため、図15(a)
に示すようにワイヤ押さえ516のやや後方において、
42本の集電ワイヤ16を一括して切断し、ワイヤ押さ
え516より後方の集電ワイヤ16はすべて廃棄する。
なお、集電ワイヤ16を切断するときには、ワイヤ押さ
え516は閉じておく。
【0075】次に、エアシリンダC1,C3,C9,C5
を動作させて、図15(b)に示すようにたるみ取り部
32、段差ローラ54,56、グリッパ48、後端押さ
え86、及びカッター80を全て上昇させて逃がしてお
く。この状態で復旧用グリッパ200を前述したスライ
ドレール518,30に装着し、この復旧用グリッパ2
00で、切断された42本の集電ワイヤ16を一括して
把持する。
【0076】次に、図16(c)に示すように、ワイヤ
押さえ516を開いて、復旧用グリッパ200をスライ
ドレール518,30に沿ってスライドさせ、集電ワイ
ヤ16をグリッパ48の位置まで引き出す。この作業は
手作業で行われる。そして、図16(d)に示すように
グリッパ48を下降させて集電ワイヤ16を把持し、集
電ワイヤ16の先端部を10mm程度残した状態でカッ
トして復旧用グリッパ200を取り外す。その後、エア
シリンダC1,C3を動作させてたるみ取り部32及び
段差ローラ54,56を下降させて元の位置に復帰させ
る。これ以後は、既に説明したような通常の動作に移
る。
【0077】このようにして、集電ワイヤ16が断線し
たときの復旧作業が行われる。
【0078】次に、ボビンカセット500においてボビ
ン軸504にボビン502が2つずつ装着されている理
由について図17を参照して説明する。
【0079】ここで、例えばボビン軸504にボビン5
02が1個ずつしか装着されていなかった場合を想定す
ると、この場合、いずれかのボビン502が空になる
と、そのボビンを交換する必要が出てくる。そのとき、
42個のボビン502に巻かれている集電ワイヤ16の
長さには若干のバラつきがあるので、1つのボビンが空
になっても他の41個のボビン502にはわずかの集電
ワイヤ16が残されている。そのため、1個のボビンが
空になったからといって42個のボビン全てを交換して
しまうと他のボビンに残っている集電ワイヤがすべて無
駄に廃棄されてしまうことになる。かといって、空にな
ったボビンのみを交換したのでは、この交換から僅かの
時間の後に別のボビンがまた空になり、ボビンの交換を
頻繁に行わなければならず、生産効率を低下させる原因
となる。本実施形態では、1本のボビン軸に2個のボビ
ンを装着することによりこの問題を解決している。
【0080】以下、図17に従って説明する。
【0081】本実施形態においては、配線装置20の初
期状態においては、ボビンカセット500の各ボビン軸
504には、2個の新しいボビン502が装着されてい
る。これらの2個のボビン502のうち、最初に巻き出
されるボビン502aに巻かれている集電ワイヤ16の
終端と2個目のボビン502bに巻かれている集電ワイ
ヤ16の先端とは、図17(a)に示すように溶着等に
より接続されている。
【0082】この状態から、配線動作を続けていくと、
いずれかのボビン軸504に装着されたボビン502が
2つ共空になる。このとき、この空になったボビン軸以
外の41本のボビン軸では、図17(b)に示すよう
に、2つ目のボビン502bに僅かの集電ワイヤ16が
残されている状態となっている。このような状態になっ
たとき、本実施形態においては、ボビンが2つ共空にな
ったボビン軸には2つの新しいボビンを新たに装着し、
図17(b)のような状態になっている他の41本のボ
ビン軸では、空になった1個のボビン502aのみを取
り外し、図17(c)に示すように1個の新しいボビン
502cを装着する。そして、ボビン502bに巻かれ
ている集電ワイヤ16の終端と新たなボビン502cに
巻かれている集電ワイヤ16の先端とを図17(c)に
H点で示すように溶着等により接続する。以下、いずれ
かのボビン軸504が空になった場合には、その空にな
ったボビン軸に2個の新しいボビンを装着すると共に、
図17(d),(e)に示すように、他の41本のボビ
ン軸に、1個の新しいボビンを補充する動作を繰り返
す。
【0083】このように、42本のボビン軸のいずれか
が空になった場合に、空になったボビン軸に2個の新し
いボビンを装着し、他の41本のボビン軸に1個の新し
いボビンを装着することにより、ボビンカセット500
の全てのボビン軸504には、最低でも1個の新しいボ
ビンが装着されていることとなり、ボビンの交換サイク
ルは、1個のボビンが空になるまでの時間と略等しくな
る。1個のボビンが空になるまでの時間は約1日程度か
かるので、ボビンの交換は1日に1度程度行えばよく、
生産性が低下することを防止することができる。また、
各ボビンにわずかに残った集電ワイヤが無駄に廃棄され
ることも防止できる。なお、ボビンを交換するときに
は、ボビンカセット500全体を配線装置20から取り
外し、配線装置20には、別のボビンカセットを接続す
る様にすれば、配線装置の停止時間はボビンカセット5
00を交換するだけの極めて短い時間ですむこととな
る。そして、取り外されたボビンカセット500では、
別の場所でボビンの交換を行う様にすれば、時間のかか
るボビン交換の時間が装置の停止時間に反映されること
がなく、生産性の低下を防止できる。
【0084】以上説明した様に、上記の実施形態によれ
ば、1つのボビン軸に2個のボビンを装着することによ
り、集電ワイヤの無駄をなくすことが出来ると共に、生
産性が低下することを防止できる。
【0085】また、複数本の集電ワイヤを一括してスラ
ブ上に仮止めすることができるので、短時間でスラブ上
への集電ワイヤの配線を行うことが出来る。
【0086】また、集電ワイヤを把持するグリッパの可
動フィンガーを駆動源に対して弾性的に取り付けること
により、集電ワイヤのピッチや外径のばらつき等に対し
ても柔軟に対応することができる。
【0087】また、集電ワイヤが断線したときに段差ロ
ーラが重力により落下する様に構成されているので、ワ
イヤの断線を容易に検出することができる。
【0088】また、集電ワイヤが断線したときに、たる
み取り部、段差ローラ、後端押さえ、カッター等がすべ
て上昇して逃げる様に構成されているので、集電ワイヤ
が断線したときの復旧を容易に行うことが出来る。
【0089】また、集電ワイヤを切断するときに、カッ
ターの刃を集電ワイヤに接触しない位置に一旦下ろし、
その後集電ワイヤに略接触する位置までシフトさせるこ
とにより、集電ワイヤを曲げることなく一括切断するこ
とができる。
【0090】なお、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲
で、上記実施形態を修正または変形したものに適用可能
である。
【0091】例えば、上記実施形態では、300mm四
方のスラブに42本の集電ワイヤを張り渡す場合につい
て説明したが、スラブの大きさや配線本数は単なる一例
であり、本発明は、スラブの大きさや配線本数にかかわ
らず、適用可能であることは言うまでもない。
【0092】また、集電ワイヤをスラブ上に両面テープ
で仮止めする様に説明したが、これに限定されることな
く紫外線硬化型接着剤等で接着する様にしてもよい。
【0093】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係わる線
を設ける装置におけるワイヤ切断機構及びワイヤ切断方
法によれば、複数本のワイヤに対応して複数の固定刃と
可動刃とを有しているので、複数本のワイヤをワークに
対して一括して張り渡した後、一括して切断することが
できるので、ワイヤを設ける作業を効率良く行うことが
出来る。
【0094】また、複数本のワイヤの間に固定刃と可動
刃とをワイヤに接触しない様に挿入した後に、固定刃を
それぞれのワイヤに略接触する位置までシフトさせ、そ
れから可動刃をスライドさせてワイヤを切断することに
より、ワイヤに折り曲げるような力がかからず、ワイヤ
をまっすぐな状態で切断することができる。
【0095】また、グリッパに近い側に固定刃を設ける
ことにより、このグリッパに把持されているワイヤの部
分には、折り曲げるような力がかからないので、連続す
る次のワイヤを設ける動作のときにワイヤをワークに対
してまっすぐに張り渡すことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1A】スラブを示す斜視図である。
【図1B】スラブ上に集電ワイヤを張り渡した状態を示
した図である。
【図1C】図1Bの側面図である。
【図1D】集電ワイヤをプレスして固着する様子を示し
た図である。
【図2】配線装置の全体構成を示す斜視図である。
【図3】配線装置に集電ワイヤを供給するためのボビン
カセットの構成を示す斜視図である。
【図4】図2に示したたるみ取り機構と段差ローラ機構
と張り渡し機構の構成を模式的に示した側面図である。
【図5】たるみ取り機構の動作を説明するための図であ
る。
【図6】配線装置の各構成要素とそれらを制御するコン
トローラとの接続状態を示すブロック図である。
【図7】グリッパの構成を示す斜視図である。
【図8】図7におけるE部拡大図である。
【図9】集電ワイヤを把持したときの固定フィンガと可
動フィンガの位置関係を示した図である。
【図10】カッターの構成を示す斜視図である。
【図11】カッターを上方から見た平面図である。
【図12】配線装置の配線動作を説明するための図であ
る。
【図13】配線装置の配線動作を説明するための図であ
る。
【図14】配線装置の配線動作を示すフローチャートで
ある。
【図15】集電ワイヤが断線したときの復旧手順を示し
た図である。
【図16】集電ワイヤが断線したときの復旧手順を示し
た図である。
【図17】ボビンの交換方法を説明するための図であ
る。
【図18】近接センサの部分を拡大して示した斜視図で
ある。
【図19】近接センサの部分を拡大して示した側面図で
ある。
【図20】配線装置の各構成要素とコントローラとの接
続状態を示すブロック図である。
【符号の説明】
12 スラブ 14 両面テープ 16 集電ワイヤ 22 架台 24 たるみ取り機構 26 段差ローラ機構 28 張り渡し機構 30 スライドレール 32 たるみ取り部 33 支持テーブル 34 ピストンロッド 36 水平板 38 弾性機構 40 たるみ取り重り 42 スライドガイド 44 ワイヤ押さえ 46 圧縮ばね 50 支持フレーム 52 支持部材 54,56 段差ローラ 58 重り 60 ワイヤ 62,64 プーリ 66 バランス重り 68 スライド軸 70 フレーム 71,73 ローラ 72 支持部材 74 支持棒 80 カッター 82 ピストンロッド 84 テーブル 86 後端押さえ 90 前端押さえ 102 グリッパ本体 104 スライド部材 106 板バネ 108 固定フィンガ 110 可動フィンガ 112 支持ピン 122 カッター本体 124 固定刃 126 可動刃 500 ボビンカセット 502 ボビン 504 ボビン軸 506 垂直部材 508 脚部 510 ボビンカセット本体 512a,512b,512c 水平板 514a,514b,514c 方向変換プーリ 516 ワイヤ押さえ 518 スライドレール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定本数のワイヤを、所定のワーク上に
    並列な状態で張り渡すための線を設ける装置におけるワ
    イヤ切断機構であって、 前記所定本数のワイヤの配列ピッチと同一ピッチで、該
    ピッチより小さい幅を有する複数の固定刃が設けられた
    切断機構本体と、 該切断機構本体にスライド自在に設けられ、前記ワイヤ
    の配列ピッチと同一ピッチで、該ピッチより小さい幅を
    有する複数の可動刃が設けられたスライド部材と、 前記固定刃と可動刃が前記所定本数のワイヤの間に該ワ
    イヤに接触しない様に挿入された後に、前記固定刃が前
    記ワイヤに略接触する位置まで前記切断機構本体をシフ
    トさせるシフト機構と、 前記スライド部材を前記切断機構本体に対してスライド
    させて前記ワイヤを切断するための駆動手段とを具備す
    ることを特徴とする線を設ける装置におけるワイヤ切断
    機構。
  2. 【請求項2】 前記ワイヤ切断機構は、前記ワイヤを把
    持するためのグリッパと前記ワークとの間の位置で前記
    ワイヤを切断する様に構成され、前記固定刃は、前記グ
    リッパに近い側に配置され、前記可動刃は前記ワークに
    近い側に配置されていることを特徴とする請求項1に記
    載の線を設ける装置におけるワイヤ切断機構。
  3. 【請求項3】 所定本数のワイヤを、所定のワーク上に
    並列な状態で張り渡すための線を設ける装置におけるワ
    イヤ切断方法であって、 前記所定本数のワイヤの配列ピッチと同一ピッチで、該
    ピッチより小さい幅を有する複数の固定刃と可動刃が設
    けられた切断機構を移動させて、前記固定刃と可動刃を
    前記所定本数のワイヤの間に該ワイヤに接触しない様に
    挿入する挿入工程と、 前記固定刃が前記ワイヤに接触する位置まで前記切断機
    構をシフトさせるシフト工程と、 前記可動刃を前記固定刃に対してスライドさせて、前記
    所定本数のワイヤを一括切断する切断工程とを具備する
    ことを特徴とする線を設ける装置におけるワイヤ切断方
    法。
  4. 【請求項4】 前記ワイヤ切断機構は、前記ワイヤを把
    持するためのグリッパと前記ワークとの間の位置で前記
    ワイヤを切断する様に構成され、前記固定刃は、前記グ
    リッパに近い側に配置され、前記可動刃は前記ワークに
    近い側に配置されていることを特徴とする請求項3に記
    載の線を設ける装置におけるワイヤ切断方法。
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