JPH09250555A - クラッチ装置 - Google Patents

クラッチ装置

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JPH09250555A
JPH09250555A JP6258396A JP6258396A JPH09250555A JP H09250555 A JPH09250555 A JP H09250555A JP 6258396 A JP6258396 A JP 6258396A JP 6258396 A JP6258396 A JP 6258396A JP H09250555 A JPH09250555 A JP H09250555A
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JP
Japan
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clutch
flywheel
clutch cover
disc
plate
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JP6258396A
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English (en)
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Norihisa Uenohara
範久 植之原
Hiroshi Uehara
宏 上原
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Exedy Corp
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Exedy Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラッチ取り付け座を無くしてクラッチカバ
ーとフライホイールを取り外し可能に固定したクラッチ
装置において、クラッチディスク組立体を交換する際の
作業性を向上する。 【解決手段】 クラッチ装置1は、フライホイール7と
クラッチカバー組立体8とクラッチディスク組立体10
とを備えている。弧状係合プレート40はフライホイー
ル7の外周部に固定され、エンジンから離れる方向に延
びている。クラッチカバー42は弧状係合プレート40
に相対回転不能にかつフライホイール7から離れる方向
に離脱可能に外周部が係合する。ボルト44はクラッチ
カバー42が弧状係合プレート40から軸方向に離れる
のを規制している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クラッチ装置、特
に、フライホイールとクラッチカバー組立体が一体に固
定されるクラッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クラッチ装置は、入力側のフライホイー
ルと、このフライホイールに固定されたクラッチカバー
組立体と、クラッチディスク組立体とから主に構成され
ている。クラッチカバー組立体は、皿状のクラッチカバ
ーと、クラッチカバーに覆われフライホイールに対向す
るプレッシャープレートと、クラッチカバーに支持され
プレッシャープレートをフライホイール側に付勢するダ
イヤフラムスプリングとから主に構成されている。フラ
イホイールの外周部には径方向外方に突出するボルト取
付け座が形成されており、クラッチカバーの外周部がボ
ルト取付け座にボルトを介して固定される。クラッチデ
ィスク組立体はフライホイールとプレッシャープレート
との間に配置される。レリーズ装置がダイヤフラムスプ
リングを軸方向に移動させると、プレッシャープレート
に対する付勢力が解除され、プレッシャープレートはク
ラッチディスク組立体から離れる。
【0003】フライホイールのクラッチ取り付け座を無
くしてフライホイールの外周部にクラッチカバーの外周
部をかしめて一体に固定したクラッチ装置がある。この
ようにクラッチ取り付け座が無くなることで、クラッチ
装置全体が径方向に小型化している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のクラッチ装
置では、磨耗したクラッチディスク組立体を交換する際
に、クラッチ全体をそのままクランクシャフト側から取
り外す。次にクラッチカバーのかしめ部分を破壊してク
ラッチディスク組立体とフライホイールを分解する。こ
の場合取り外した後のクラッチカバーは再利用できな
い。
【0005】そのような問題を解決するために、実開平
5−81532号に開示されたクラッチ装置では、クラ
ッチカバーの外周部をフライホイールの外周面に相対回
転不能に係合し、さらにボルトにより固定している。こ
のクラッチ装置では、ボルトがフライホイールの外周側
から取り付けられるため、クラッチ装置全体の径方向寸
法が大きくなるとともにボルトの操作が困難である。
【0006】本発明の目的は、クラッチ取り付け座を無
くしてクラッチカバーとフライホイールを取り外し可能
に固定したクラッチ装置において、クラッチディスク組
立体を交換する際の作業性を向上することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のクラッ
チ装置は、フライホイールと、係合部と、プレッシャー
プレートと、円板状クラッチカバーと、規制部材と、付
勢部材と、クラッチディスク組立体とを備えている。フ
ライホイールはエンジン側からトルクがトルクが入力さ
れエンジンと反対側に摩擦面を有する。係合部はフライ
ホイールに固定され、エンジンから離れる方向に延び
る。プレッシャープレートは係合部の内周側に配置さ
れ、フライホイールの摩擦面に対向する押圧面を有す
る。円板状クラッチカバーは、係合部に相対回転不能に
かつフライホイールから離れる方向に離脱可能に外周部
が係合している。規制部材は円板状クラッチカバーが係
合部から軸方向に離れるのを規制しており、取り外し自
在である。付勢部材は、円板状クラッチカバーに支持さ
れ、プレッシャープレートをフライホイール側に付勢す
る。クラッチディスク組立体は、摩擦面と押圧面との間
に配置された摩擦部材を有する。
【0008】このクラッチ装置では、クラッチディスク
組立体を交換する際に、初めに規制部材を取り外して、
次に円板状クラッチカバーを係合部材からフライホイー
ルから離れる方向に離脱させる。このとき、プレッシャ
プレートと付勢部材がともに離脱し、クラッチディスク
組立体を取り外せる状態になる。以上に述べたように、
円板状クラッチカバーは取り外す際に破損しない。この
ため、円板状クラッチカバーは取り外し後の再利用が可
能である。さらに、フライホイールのボルト取り付け座
が廃止されることにより、フライホイールが径方向に小
型化している。特に、このクラッチ装置では、規制部材
がフライホイールから離れる方向に延びる係合部に取り
外し自在に設けられているため、作業者はエンジンと反
対側からの操作だけでクラッチカバー組立体の取り付け
及び取り外しの作業ができる。
【0009】請求項2に記載のクラッチ装置では、前記
係合部のエンジン側と反対側には複数の孔が形成されて
いる。規制部材は孔に係合して円板状クラッチカバーが
係合部から軸方向に離れるのを規制する。請求項3に記
載のクラッチ装置では、係合部は、フライホイールの外
周部からエンジンと反対の方向に延びる円筒部と、円筒
部の先端に固定される受け部とから構成されている。規
制部材は円板状クラッチカバーの外周部を受け部に固定
する。
【0010】このクラッチ装置では、受け部が円筒部の
先端に固定されているため、規制部材の操作が容易であ
る。請求項4に記載のクラッチ装置では、受け部は円筒
部の先端側に複数配置されている。請求項5に記載のク
ラッチ装置では、円筒部は、先端側に波形状部を有して
おり、円板状クラッチカバーは前記受け部に相対回転不
能に係合する波形状部を外周縁に有している。
【0011】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示す本発明の一実
施形態としてのクラッチ装置1は、主に、フレキシブル
プレート3、イナーシャ部材4、粘性ダンパー機構5、
フライホイール7、クラッチカバー組立体8、クラッチ
ディスク組立体10とから構成されている。図1の左側
にはエンジン(図示せず)が配置されており、右側には
トランスミッション(図示せず)が配置されている。
【0012】フレキシブルプレート3は、円板状のプレ
ート部材であり、内周部に円板状のプレート部材11が
リベット12により固定されている。フレキシブルプレ
ート3の内周部はプレート部材11とともにエンジン側
のクランクシャフト(図示せず)に固定される。フレキ
シブルプレート3の径方向中間部には、円周方向に等間
隔で形成された複数の丸孔3aが設けられている。フレ
キシブルプレート3は円周方向には剛性が高いが曲げ方
向にはたわみ可能である。
【0013】フレキシブルプレート3の外周端には、図
示しないリベットによりイナーシャ部材4が固定されて
いる。イナーシャ部材4は軸方向に長く延びる筒状の部
材である。また、イナーシャ部材4にはリングギア16
が固定されている。粘性ダンパー機構5は、主に、第1
入力プレート18と第2入力プレート19と曲がり板ば
ね23とドリブン部材24とから構成されている。第1
入力プレート18はフレキシブルプレート3の側方に配
置された円板状のプレート部材である。第1入力プレー
ト18の外周部はイナーシャ部材4の内周面に当接して
いる。また、第1入力プレート18の内周部は、トラン
スミッション側に延びる内周突出部18aとなってい
る。第1入力プレート18の径方向中間部は、エンジン
側に突出する凸部となっている。第2入力プレート19
は、第1入力プレート18の側方に配置された円板状の
プレート部材である。第2入力プレート19の外周端は
イナーシャ部材4の内周面に当接している。また、第2
入力プレート19の外周部と第1入力プレート18の外
周部とは互いに当接しており、図示しないリベットによ
り互いに固定されている。両外周部間にはシールリング
22が配置されている。
【0014】さらに、第1及び第2入力プレート18,
19の外周部は、円周方向に等間隔で複数のボルト20
によってイナーシャ部材4に固定されている。ボルト2
0は、トランスミッション側から固定される。また、各
ボルト20に対応する部分にはイナーシャ部材4に溝4
aが形成されている。第1入力プレート18と第2入力
プレート19によって形成される空間は、ばね収容室1
7となっている。このばね収容室17内には、1対の曲
がり板ばね23が配置されている。曲がり板ばね23
は、交互に折曲げられて円弧状に延びた部材である。曲
がり板ばね23は、ばね収容室17の壁との間に複数の
粘性流体充填空間を有している。
【0015】ドリブン部材24は円板状の部材であり、
ばね収容室17内に延び1対の曲がり板ばねの円周方向
に両端に当接する係合部24aを有している。また、第
1及び第2入力プレート18,19は、軸方向に突出し
曲がり板ばね23の円周方向両端に当接する絞り加工支
持部を有している。フライホイール7は、トランスミッ
ション側に環状の摩擦面7aを有している。また、フラ
イホイール7には、両面を連通する連通孔7bが形成さ
れている。フライホイール7の内周端には、ドリブン部
材24がリベット29により固定されている。フライホ
イール7とドリブン部材24の内周部は軸受け28を介
して第1入力プレート18の内周突出部18aに支持さ
れている。
【0016】クラッチカバー組立体8は、主に、弧状係
合プレート40と、受け部材41と、クラッチカバー4
2と、プレッシャプレート32と、ボルト44と、スタ
ッドピン35と、2本のワイヤリング36と、ダイヤフ
ラムスプリング33とから構成されている。弧状係合プ
レート40(円筒部)は、フライホイール7の外周部か
らトランスミッション側に延びるプレート部材である。
弧状係合プレート40は合計3枚であり、全体で円筒状
になっている。各弧状係合プレート40は、フライホイ
ール7の外周面に形成された溝内に延びる固定部40a
をエンジン側端に有している。この固定部40aは、ピ
ン43によりフライホイール7に固定される。弧状係合
プレート40の先端は、図2から明らかなように凹部4
0bと凸部40cが交互に形成された波型係合部となっ
ている。また、この波型係合部よりエンジン側で複数箇
所には孔40cが形成されている。この孔40cを貫通
して、受け部材41(係合部)が固定されている。受け
部材41は、弧状係合プレート40の外周面に当接する
当接部41aを有している。当接部41aは、イナーシ
ャ部材4の内周面に当接又は近接している。受け部材4
1は、ボルト螺合孔41cが形成された受け座41bを
有している。受け座41は弧状係合プレート40の内側
に配置され、クラッチカバー42(後述)の外周部エン
ジン側の面に当接している。
【0017】クラッチカバー42は真ん中に大径の中心
孔が形成された円板状プレート部材である。クラッチカ
バー42は、外周縁に円周方向に等間隔で形成された複
数の突出部42aを有している。この突出部42aは、
弧状係合プレート40の係合部における凹部40b内に
トランスミッション側から挿入されている。この係合に
より、クラッチカバー42は弧状係合プレート40と相
対回転不能になっている。また、クラッチカバー42に
は、受け座41bのボルト螺合孔41cに対応する位置
にボルト挿通孔42bが形成されている。このボルト挿
通孔42bを通じてボルト44(規制部材)の先端がボ
ルト螺合孔41cに螺合している。
【0018】プレッシャープレート32は、弧状係合プ
レート40の内周側に配置された環状の部材である。プ
レッシャープレート32には、フライホイール7の摩擦
面7aに対向する押圧面32aが形成されている。ま
た、プレッシャープレート32において押圧面32aと
反対側の面にはトランスミッション側に突出する環状突
出部32bが形成されている。プレッシャープレート3
2は、各弧状係合プレート40の円周方向間において接
線方向に延びるストラッププレート60によりクラッチ
カバー42に相対回転不能に固定されている。また、こ
のストラッププレート60はプレッシャープレート32
をフライホイール7から離れる方向に付勢している。
【0019】ダイヤフラムスプリング33(付勢部材)
はプレッシャープレート32とクラッチカバー42との
間に配置された円板状部材であり、環状の弾性部33a
と、弾性部33aから内周側に延びる複数のレバー部3
3bとから構成されている。弾性部33aは内周部両側
面が後述するワイヤリング36により支持されており、
外周部がプレッシャープレート32の環状突出部32b
に当接している。
【0020】クラッチカバー42の内周部に固定された
複数のスタッドピン35は、ダイヤフラムスプリング3
3の孔を貫通してプレッシャープレート32側に延びて
いる。このスタッドピン35に支持された2本のワイヤ
リング36はダイヤフラムスプリング33を支持してい
る。クラッチディスク組立体10は、フライホイール7
の摩擦面7aとプレッシャープレート32の押圧面32
aとの間に配置される摩擦フェーシング45を有してい
る。摩擦フェーシング45は、プレート部材を介してハ
ブ46に固定されている。トランスミッション側から延
びるメインドライブシャフト50は、ハブ46にスプラ
イン係合している。また、メインドライブシャフト50
の先端は、クランクシャフト(図示せず)に軸受51を
介して回転自在に支持されている。また、ダイヤフラム
スプリング33のレバー部33b先端には、トランスミ
ッション側からレリーズ装置54が当接している。
【0021】次にクラッチ装置1の動作について説明す
る。エンジン側のクランクシャフトが回転すると、トル
クはフレキシブルプレート3,粘性ダンパー機構5を介
してフライホイール7に伝達され、さらにクラッチ連結
状態でクラッチディスク組立体10に伝達され、最後に
メインドライブシャフト50に出力される。
【0022】エンジン側から曲げ振動が伝達された場合
には、フレキシブルプレート3が曲げ方向にたわむこと
で曲げ振動を吸収する。エンジン側から捩じり振動が伝
達されると、第1及び第2入力プレート18,19とフ
ライホイール7とが周期的な相対回転を行う。このと
き、曲がり板ばね23が円周方向に圧縮され、ばね収容
室17内において曲がり板ばね23と第1及び第2入力
プレート18,19との間の粘性流体充填空間が縮小さ
れる。この結果、粘性抵抗が発生し、捩じり振動が減衰
される。
【0023】イナーシャ部材4が外周部に配置されてい
るため、ばね収容室17を構成する第1及び第2入力プ
レート18,19部分の構成を軸方向に薄くできる。そ
の結果、クラッチ装置1全体が軸方向に小型化される。
さらに、イナーシャ部材4は軸方向に長く延びているた
め、クラッチ装置1全体は半径方向に大型化しない。こ
のようにイナーシャ部材4を粘性ダンパー機構5の外周
部に設けてもクラッチ装置1が半径方向に大型化しなく
なったのは、フライホイール7からクラッチ取り付け座
を廃止してイナーシャ部材4をより径方向内側に配置で
きるようになったからである。
【0024】このクラッチ装置1を組み立てる際には、
フレキシブルプレート3とイナーシャ部材4に取り付け
る前に、粘性ダンパー機構5、フライホイール7及びク
ラッチカバー組立体8を予め組み立てておく。ここで
は、主にフライホイール7とクラッチカバー組立体8の
組付けについて説明する。なお、受け部材41が固定さ
れた弧状係合プレート40は予めフライホイール7の外
周に固定されている。初めに図示しない仮止めボルトに
よりクラッチカバー42とプレッシャープレート32と
を軸方向に移動不能に固定する。このボルトにより、ダ
イヤフラムスプリング33からの荷重にもかかわらずク
ラッチカバー42とプレッシャープレート32は近接し
た状態を保てる。この状態でクラッチカバー42、プレ
ッシャープレート32及びダイヤフラムスプリング33
をフライホイール7側に接近させ、クラッチカバー42
の突出部42aを弧状係合プレート40の係合部の凹部
40bに係合させる。次に、ボルト44によりクラッチ
カバー42の外周部を受け部材41に固定する。この状
態で図示しない仮止め用ボルトを外すと、ダイヤフラム
スプリング33により、プレッシャープレート32とク
ラッチカバー42とは軸方向に離れる方向に付勢され
る。
【0025】粘性ダンパー機構5、フライホイール7、
クラッチカバー組立体8及びクラッチディスク組立体1
0からなる機構は、複数のボルト20により、フレキシ
ブルプレート3及びイナーシャ部材4に固定される。ボ
ルト20は、弧状係合プレート40の円周方向間を通っ
てさらにイナーシャ部材4の溝4aを貫通して、第1及
び第2入力プレート18,19の外周部をイナーシャ部
材4に固定する。このようにボルト20をトランスミッ
ション側から固定することで従来より作業性が良くなっ
ている。ボルト20をトランスミッション側から固定可
能となったのは、フライホイールのボルト取り付け座を
廃止して、ボルト20をより径方向内側に配置できるよ
うになったためである。
【0026】クラッチディスク組立体10の摩擦フェー
シング45が磨耗した際には、クラッチディスク組立体
10を交換する必要がある。このときは、再びボルト2
0を操作し、粘性ダンパー機構5、フライホイール7、
クラッチディスク組立体10及びクラッチカバー組立体
8からなる機構をフレキシブルプレート3及びイナーシ
ャ4から取り外す。次に図示しない仮止めボルトにより
クラッチカバー42とプレッシャープレート32を固定
する。その状態でボルト44を取り外し、次に弧状係合
プレート40を外周側に撓ませた状態でクラッチカバー
組立体8及びクラッチディスク組立体10をトランスミ
ッション側に引き出す。
【0027】以上に述べたように、このクラッチカバー
組立体8においては、クラッチディスク組立体10の交
換の際にクラッチカバー42が破損しない。そのため、
クラッチカバー42の取り外し後の再利用が可能であ
る。さらに、クラッチディスク組立体10を交換する際
に、ボルト44を操作するだけでクラッチカバー42、
ダイヤフラムスプリング33をフレキシブルプレート7
から取り外せる。このようにトランスミッション側から
ボルト44の操作ができるため、操作性が大変に良い。
また、ボルト44がフライホイール7の外周に取り付け
られていないため、クラッチ装置1全体の半径方向寸法
が大きくならない。
【0028】前記実施形態では、3枚の弧状係合プレー
ト4で全体として円筒形状になっているが、一体の円筒
状部材を用いてもよい。円筒状部材の一端は、フライホ
イールに対してかしめや溶接などによって固定されえ
る。
【0029】
【発明の効果】本発明に係るクラッチ装置では、規制部
材がフライホイールから離れる方向に延びる係合部に取
り外し自在に設けられているため、作業者はクラッチ装
置にエンジンと反対側からの操作だけでクラッチカバー
組立体の取り付け及び取り外しの作業ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのクラッチ装置の部
分縦断面概略図。
【図2】クラッチ装置の部分平面図。
【符号の説明】
1 クラッチ装置 7 フライホイール 10 クラッチディスク組立体 32 プレッシャープレート 33 ダイヤフラムスプリング 40 弧状係合プレート 41 受け部材 42 クラッチカバー 44 ボルト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン側からトルクが入力され前記エン
    ジンと反対側に摩擦面を有するフライホイールと、 前記フライホイールに固定され、前記エンジンから離れ
    る方向に延びる係合部と、 前記係合部の内周側に配置され前記フライホイールの摩
    擦面に対向する押圧面を有するプレッシャープレート
    と、 前記係合部に相対回転不能にかつ前記フライホイールか
    ら離れる方向に離脱可能に外周部が係合する円板状クラ
    ッチカバーと、 前記円板状クラッチカバーが前記係合部から軸方向に離
    れるのを規制する取り外し自在な規制部材と、 前記円板状クラッチカバーに支持され、前記プレッシャ
    ープレートを前記フライホイール側に付勢する付勢部材
    と、 前記摩擦面と前記押圧面との間に配置された摩擦部材を
    有するクラッチディスク組立体と、を備えたクラッチ装
    置。
  2. 【請求項2】前記係合部の前記エンジン側と反対側には
    複数の孔が形成されており、 前記規制部材は前記孔に係合して前記円板状クラッチカ
    バーが前記係合部から軸方向に離れるのを規制する、請
    求項1に記載のクラッチ装置。
  3. 【請求項3】前記係合部は、前記フライホイールの外周
    部から前記エンジンと反対の方向に延びる円筒部と、前
    記円筒部の先端に固定された受け部とから構成されてお
    り、 前記規制部材は前記円板状クラッチカバーの外周部を前
    記受け部に固定する、請求項1または2に記載のクラッ
    チ装置。
  4. 【請求項4】前記受け部は前記円筒部の先端側に複数配
    置されている、請求項2に記載のクラッチ装置。
  5. 【請求項5】前記円筒部は、先端側に波形状部を有して
    おり、前記円板状クラッチカバーは前記波形状部に係合
    する波形状部を外周縁に有している、請求項3に記載の
    クラッチ装置。
JP6258396A 1996-03-19 1996-03-19 クラッチ装置 Pending JPH09250555A (ja)

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JP6258396A JPH09250555A (ja) 1996-03-19 1996-03-19 クラッチ装置
US08/815,170 US5857548A (en) 1996-03-19 1997-03-11 Clutch assembly having a clutch cover attachable to a flywheel via an intermediate member to provide radially reduced dimensions
EP97104291A EP0797015B1 (en) 1996-03-19 1997-03-13 Clutch assembly
DE69700714T DE69700714T2 (de) 1996-03-19 1997-03-13 Kupplungseinheit

Applications Claiming Priority (1)

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