JPH09250389A - シリンダヘッド部一体鋳造形エンジン - Google Patents

シリンダヘッド部一体鋳造形エンジン

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JPH09250389A
JPH09250389A JP5871396A JP5871396A JPH09250389A JP H09250389 A JPH09250389 A JP H09250389A JP 5871396 A JP5871396 A JP 5871396A JP 5871396 A JP5871396 A JP 5871396A JP H09250389 A JPH09250389 A JP H09250389A
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JP
Japan
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head
cylinder
crankcase
side portion
liner
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JP5871396A
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JP3295297B2 (ja
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Katsusada Tsukiji
勝定 築地
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/002Integrally formed cylinders and cylinder heads

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】シリンダブロック7をヘッド寄り部分7a
とクランクケース寄り部分7bとに分割し、ヘッド寄り
部分7aとシリンダヘッド3とを一体鋳造で一連に形成
するとともに、クランクケース寄り部分7bとクランク
ケース1とを一体鋳造で一連に形成し、これらを連結ボ
ルトで連結したシリンダヘッド部一体鋳造形エンジンを
提供する。 【効果】シリンダライナに接近させたヘッド取付ボルト
の締め上げによるガス封止が不要になる。このため、ヘ
ッド取付ボルトの締め上げによるシリンダライナ8の歪
みがなくなり、これに起因するシリンダライナ8とピス
トン13との焼き付きが起こらない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダヘッド部
一体型エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの従来技術として図4に示すも
のがある。これは、シリンダブロック107にシリンダ
ライナ108を内嵌し、シリンダブロック107にヘッ
ド取付ボルト109(図5参照)でシリンダヘッド10
3を固定し、シリンダヘッド103とシリンダブロック
107との間にヘッドガスケット111を挟んである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、次
の問題がある(図5参照)。 ヘッドガスケット111のガス封止性能を確保するた
め、シリンダブロック107へのヘッド取付ボルト10
9の螺入位置をシリンダライナ108に接近させてあ
る。このため、ヘッド取付ボルト109の締め上げによ
ってシリンダライナ108が歪み、シリンダライナ10
8とピストン(図外)とが焼き付きを起こす場合があ
る。
【0004】ヘッド取付ボルト109がシリンダライ
ナ108に接近しているため、シリンダ内径を拡張する
改造がヘッド取付ボルト109で邪魔され、排気量をア
ップする改造を行うことができない。
【0005】本発明の課題は、上記問題を解決できるシ
リンダヘッド部一体鋳造形エンジンを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(第1発明)第1発明は、図1に示すように、シリンダ
ブロック7をヘッド寄り部分7aとクランクケース寄り
部分7bとに分割し、ヘッド寄り部分7aとシリンダヘ
ッド3とを一体鋳造で一連に形成するとともに、クラン
クケース寄り部分7bとクランクケース1とを一体鋳造
で一連に形成し、ヘッド寄り部分7aにライナ先端嵌合
孔16をあけるとともに、クランクケース寄り部分7b
にライナ基端嵌合孔17をあけ、ライナ基端嵌合孔17
にシリンダライナ8の基端部8aをシリンダヘッド3側
から差し込むとともに、クランクケース1側へのシリン
ダライナ8の抜けを止め、ライナ先端嵌合孔16にシリ
ンダライナ8の先端部8bを嵌合させた状態で、ヘッド
寄り部分7aとクランクケース寄り部分7bとを連結ボ
ルト20で連結した、ことを特徴とするシリンダヘッド
部一体鋳造形エンジンに関する。
【0007】(第2発明)第2発明は、図1に示すよう
に、第1発明において、前記クランクケース寄り部分7
bを含む一体鋳造物中に燃料噴射ポンプ18のポンプ取
付座19をも含ませ、このポート取付座19にヘッド寄
り部分7aを着座させた、ことを特徴とするシリンダヘ
ッド部一体鋳造形エンジンに関する。
【0008】
【発明の作用及び効果】
(第1発明)第1発明では、次の作用効果〜を奏す
る(図1〜図3参照)。 シリンダヘッド3とシリンダブロック7のヘッド寄り
部7aとが一体鋳造物となっているため、ヘッド取付ボ
ルトが不要になる。このため、ヘッド取付ボルトの締め
上げによるシリンダライナ8の歪みがなくなり、これに
起因するシリンダライナ8とピストン13との焼き付き
が起こらない。
【0009】ヘッド取付ボルトが不要になるので、シ
リンダ内径を大きくする改造もヘッド取付ボルトに邪魔
されることなく行うことができ、排気量をアップする改
造を容易に行うことができる。
【0010】ヘッド寄り部分7aをクランクケース寄
り部分7bから分離させて、ヘッド寄り部分7aのあっ
た位置からクランクケース寄り部分7bに対してシリン
ダライナ8やピストン13の抜き差し作業を行うことが
できる。このため、狭いクランクケース1内を経てこれ
らの抜き差し作業を行う場合に比べて、エンジンの組み
立て作業やメンテナンス作業が簡素化される。
【0011】(第2発明)第2発明では、第1発明の作
用効果〜に加え、次の作用効果をも奏する(図1
参照)。 ポンプ取付座19をシリンダブロック7のヘッド寄り
部分7aの取付座としても兼用でき、これらを個別に形
成する必要がないので、エンジンをコンパクトにでき
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1〜図3は本発明の実施形態を説明す
る図で、この実施形態では横形ディーゼルエンジンを用
いている。その構成は次の通りである。すなわち、図2
に示すように、シリンダブロック7の上死点側にシリン
ダヘッド3とロッカアームケース4とを順に配置し、シ
リンダブロック7内にシリンダライナ8を配置し、シリ
ンダライナ8の周囲に冷却水ジャケット21を配置し、
この冷却水ジャケット21の上方にラジエータ41を配
置し、冷却水ジャケット21とラジエータ41とを連通
させてある。シリンダブロック7のクランクケース1の
上方には燃料タンク6を配置してある。
【0013】この実施形態では、図1に示すように、シ
リンダブロック7をヘッド寄り部分7aとクランクケー
ス寄り部分7bとに分割し、ヘッド寄り部分7aとシリ
ンダヘッド3とを一体鋳造で一連に形成するとともに、
クランクケース寄り部分7bとクランクケース1とを一
体鋳造で一連に形成し、ヘッド寄り部分7aにライナ先
端嵌合孔16をあけるとともに、クランクケース寄り部
分7bにライナ基端嵌合孔17をあけ、ライナ基端嵌合
孔17にシリンダライナ8の基端部8aをシリンダヘッ
ド3側から差し込むとともに、クランクケース1側への
シリンダライナ8の抜けを止め、ライナ先端嵌合孔16
にシリンダライナ8の先端部8bを嵌合させた状態で、
ヘッド寄り部分7aとクランクケース寄り部分7bとを
連結ボルト20(図2及び図3参照)で連結してある。
【0014】図1に示すように、前記クランクケース寄
り部分7bを含む一体鋳造物中には燃料噴射ポンプ18
のポンプ取付座19をも含ませ、このポンプ取付座19
にヘッド寄り部分7aを着座させてある。
【0015】シリンダヘッド寄り部分7aを含む一体鋳
造物中にはロッカアームケース4とシリンダヘッド3か
ら導出される吸気管14と排気管15をも含ませてあ
る。このため、シリンダヘッド3の熱の一部が吸気管1
4と排気管15とロッカアームケース4からも放熱され
るため、シリンダヘッド3の蓄熱量が少なくなり、熱負
荷によるシリンダヘッド3の損傷が起こりにくくなる。
ロッカアームケース4は、ロッカアーム枢軸48及びデ
コンプ軸40よりもシリンダヘッド3から遠い位置まで
導出してある。
【0016】クランクケース1の下死点側端面には下死
点側開口部23をあけ、これを下死点側蓋体24で塞
ぎ、ロッカアームケース4の上死点側端面には上死点側
開口部25をあけ、これを上死点側蓋体26で塞いであ
る。下死点側開口部23は、クランク軸29に対するカ
ウンタウェイト30の着脱、クランクケース1内のメン
テナンス等に際して用いられる。上死点側開口部23は
弁バネ45やロッカアーム46の出し入れ、ロッカアー
ムケース4内のメンテナンス等に際して用いられる。ク
ランクケース1のクランク軸軸端側壁31にはクランク
軸挿通孔32とバランサ軸挿通孔33をあけ、これらを
介してクランク軸29とバランサ軸34とをクランクケ
ース1内に差し込むようになっている。
【0017】クランクケース1のクランク軸軸端側壁3
1の外側には調時伝動ケース35を設け、その内部に調
時伝動装置36を収容してある。この調時伝動ケース3
5のケース周壁37は、クランクケース寄り部分7bを
含む一体鋳造物に含ませてある。調時伝動ケース35の
ケース端壁38はケース周壁37に着脱自在に装着して
ある。調時転動ケース35は噴射ポンプケース39とし
ても兼用され、ケース周壁37は燃料噴射ポンプ18の
ポンプ取付座19としても兼用されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るエンジンの横断平面図
である。
【図2】本発明の実施形態に係るエンジンの縦断側面図
である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】従来技術の要部横断平面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【符号の説明】
1…クランクケース、3…シリンダヘッド、7…シリン
ダブロック、7a…ヘッド寄り部分、7b…クランクケ
ース寄り部分、8…シリンダライナ、8a…基端部、8
b…先端部、16…シリンダ先端嵌合孔、17…ライナ
基端嵌合孔、18…燃料噴射ポンプ、19…ポンプ取付
座、20…連結ボルト。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロック(7)をヘッド寄り部分
    (7a)とクランクケース寄り部分(7b)とに分割し、ヘ
    ッド寄り部分(7a)とシリンダヘッド(3)とを一体鋳造
    で一連に形成するとともに、クランクケース寄り部分
    (7b)とクランクケース(1)とを一体鋳造で一連に形成
    し、ヘッド寄り部分(7a)にライナ先端嵌合孔(16)を
    あけるとともに、クランクケース寄り部分(7b)にライ
    ナ基端嵌合孔(17)をあけ、ライナ基端嵌合孔(17)に
    シリンダライナ(8)の基端部(8a)をシリンダヘッド
    (3)側から差し込むとともに、クランクケース(1)側へ
    のシリンダライナ(8)の抜けを止め、ライナ先端嵌合孔
    (16)にシリンダライナ(8)の先端部(8b)を嵌合させ
    た状態で、ヘッド寄り部分(7a)とクランクケース寄り
    部分(7b)とを連結ボルト(20)で連結した、ことを特
    徴とするシリンダヘッド部一体鋳造形エンジン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したシリンダヘッド部一
    体鋳造形エンジンにおいて、前記クランクケース寄り部
    分(7b)を含む一体鋳造物中に燃料噴射ポンプ(18)の
    ポンプ取付座(19)をも含ませ、このポンプ取付座(1
    9)にヘッド寄り部分(7a)を着座させた、ことを特徴
    とするシリンダヘッド部一体鋳造形エンジン。
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