JPH09250268A - ロック装置 - Google Patents
ロック装置Info
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- JPH09250268A JPH09250268A JP8059424A JP5942496A JPH09250268A JP H09250268 A JPH09250268 A JP H09250268A JP 8059424 A JP8059424 A JP 8059424A JP 5942496 A JP5942496 A JP 5942496A JP H09250268 A JPH09250268 A JP H09250268A
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05C—BOLTS OR FASTENING DEVICES FOR WINGS, SPECIALLY FOR DOORS OR WINDOWS
- E05C19/00—Other devices specially designed for securing wings, e.g. with suction cups
- E05C19/02—Automatic catches, i.e. released by pull or pressure on the wing
- E05C19/024—Automatic catches, i.e. released by pull or pressure on the wing with a bifurcated latch
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05C—BOLTS OR FASTENING DEVICES FOR WINGS, SPECIALLY FOR DOORS OR WINDOWS
- E05C19/00—Other devices specially designed for securing wings, e.g. with suction cups
- E05C19/02—Automatic catches, i.e. released by pull or pressure on the wing
- E05C19/022—Released by pushing in the closing direction
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05C—BOLTS OR FASTENING DEVICES FOR WINGS, SPECIALLY FOR DOORS OR WINDOWS
- E05C3/00—Fastening devices with bolts moving pivotally or rotatively
- E05C3/12—Fastening devices with bolts moving pivotally or rotatively with latching action
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
- E05Y2999/00—Subject-matter not otherwise provided for in this subclass
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数が少なく、組立作業を簡単に行える
とともに、組立ラインの作業性の向上、耐久性および信
頼性に優れたロック装置を提供すること。 【解決手段】 フレーム22の第1支持壁23の軸支孔
23B1と第2支持壁23Cの長孔3C1に回転軸25
を回転かつ変位可能に支持し、回転軸25にプレート・
カム24を回転かつ揺動可能に装着し、移動体が第1静
止位置と第2静止位置間の移動時に移動体のピンの作用
によりプレート・カム24をx方向に回動させて、ロッ
ク時に移動体を押圧して、移動体のピンをプレート・カ
ム24の係止溝24dにロックさせ、ロック解除時に移
動体を再度押圧して、ピンをプレート・カム24から離
脱させるように、付勢手段16を回転軸25に装着し、
付勢手段26の両端をプレート・カム24とフレーム2
2のストッパ23Dに係止してプレート・カム24を付
勢する。
とともに、組立ラインの作業性の向上、耐久性および信
頼性に優れたロック装置を提供すること。 【解決手段】 フレーム22の第1支持壁23の軸支孔
23B1と第2支持壁23Cの長孔3C1に回転軸25
を回転かつ変位可能に支持し、回転軸25にプレート・
カム24を回転かつ揺動可能に装着し、移動体が第1静
止位置と第2静止位置間の移動時に移動体のピンの作用
によりプレート・カム24をx方向に回動させて、ロッ
ク時に移動体を押圧して、移動体のピンをプレート・カ
ム24の係止溝24dにロックさせ、ロック解除時に移
動体を再度押圧して、ピンをプレート・カム24から離
脱させるように、付勢手段16を回転軸25に装着し、
付勢手段26の両端をプレート・カム24とフレーム2
2のストッパ23Dに係止してプレート・カム24を付
勢する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロック装置、とくに
例えば、CDラジオカセット装置を含む各種オーディオ
装置の開閉機構や、自動車のインストルメント・パネル
側に固設れたハウジングに挿脱される灰皿ケース等、ま
たはその他の各種小物収納ケースの開閉機構等に有利に
適用されるロック装置に関する。
例えば、CDラジオカセット装置を含む各種オーディオ
装置の開閉機構や、自動車のインストルメント・パネル
側に固設れたハウジングに挿脱される灰皿ケース等、ま
たはその他の各種小物収納ケースの開閉機構等に有利に
適用されるロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のインストル・パネル側に
設けられたハウジングに挿脱可能に設けられた灰皿ケー
ス等においては、灰皿ケースをプッシュしてハウジング
から灰皿ケースを引き出し、灰皿ケースの使用後は再度
プッシュしてハウジング内に灰皿ケースを収納するとい
う、プッシュ−オープンの形態を採っている。
設けられたハウジングに挿脱可能に設けられた灰皿ケー
ス等においては、灰皿ケースをプッシュしてハウジング
から灰皿ケースを引き出し、灰皿ケースの使用後は再度
プッシュしてハウジング内に灰皿ケースを収納するとい
う、プッシュ−オープンの形態を採っている。
【0003】このような場合に、ハウジングから灰皿ケ
ースの引出し時とハウジングへの収納状態時のいずれの
場合にも、それぞれの状態を保持するために、ロック装
置が使用されている。
ースの引出し時とハウジングへの収納状態時のいずれの
場合にも、それぞれの状態を保持するために、ロック装
置が使用されている。
【0004】図6は、従来のロック装置の構成の一例を
示す分解斜視図であり、図7はその組み立て後の全体構
成を示す斜視図である。この図6、図7の説明に際し、
自動車のインストル・パネル側に設けられたハウジング
から灰皿ケースを引き出したり、ハウジング内に収納し
たりするのに適用した場合を例に採って説明する。
示す分解斜視図であり、図7はその組み立て後の全体構
成を示す斜視図である。この図6、図7の説明に際し、
自動車のインストル・パネル側に設けられたハウジング
から灰皿ケースを引き出したり、ハウジング内に収納し
たりするのに適用した場合を例に採って説明する。
【0005】図6、図7におけるプレート1は、灰皿ケ
ースの本体の所定位置に固定されている。プレート1の
平面に対して直角に本体ボス2が固定されており、本体
ボス2にプレート・カム3の一端近傍に形成さた貫通孔
3aの部分を当接させ、この貫通孔3aを通してトーシ
ョン・スプリング4とワッシャ5を介してビス6を本体
ボス2に螺着することにより、本体ボス2にプレート・
カム3を回動可能に取り付けている。
ースの本体の所定位置に固定されている。プレート1の
平面に対して直角に本体ボス2が固定されており、本体
ボス2にプレート・カム3の一端近傍に形成さた貫通孔
3aの部分を当接させ、この貫通孔3aを通してトーシ
ョン・スプリング4とワッシャ5を介してビス6を本体
ボス2に螺着することにより、本体ボス2にプレート・
カム3を回動可能に取り付けている。
【0006】トーション・スプリング4の一端4aは、
プレート・カム3の所定個所に係止させ、トーション・
スプリング4の他端4bはビス6に係止されている。こ
れにより、プレート・カム3はビス6を支点にして図7
に示すx方向にトーション・スプリング4の弾力に抗し
て回動可能に、かつ図7のz軸方向に揺動可能になって
いる。
プレート・カム3の所定個所に係止させ、トーション・
スプリング4の他端4bはビス6に係止されている。こ
れにより、プレート・カム3はビス6を支点にして図7
に示すx方向にトーション・スプリング4の弾力に抗し
て回動可能に、かつ図7のz軸方向に揺動可能になって
いる。
【0007】プレート・カム3の略中心部位には、係止
溝3bとそれに連なるロック部3cが形成されている。
プレート・カム3の前記貫通孔3aの反対側の端部の側
面は弧状に形成されたガイド面3dを有している。ガイ
ド面3dには、図示しない灰皿ケースの蓋に設けられた
ピンが蓋の開閉にしたがってスライドするようにして、
ガイドされるようになっている。
溝3bとそれに連なるロック部3cが形成されている。
プレート・カム3の前記貫通孔3aの反対側の端部の側
面は弧状に形成されたガイド面3dを有している。ガイ
ド面3dには、図示しない灰皿ケースの蓋に設けられた
ピンが蓋の開閉にしたがってスライドするようにして、
ガイドされるようになっている。
【0008】しかしながら、このような構成のロック装
置では、トーション・スプリング4の弾力を受けるワッ
シャ5とビス6を用いて組付けを行っているために、そ
の組付け性が悪く、生産効率が悪いという課題があっ
た。また、実開平2−25332号公報に示されている
従来技術も同様の課題があった。
置では、トーション・スプリング4の弾力を受けるワッ
シャ5とビス6を用いて組付けを行っているために、そ
の組付け性が悪く、生産効率が悪いという課題があっ
た。また、実開平2−25332号公報に示されている
従来技術も同様の課題があった。
【0009】この課題を解決するために、例えば、特開
平06−081533号公報により開示されている移動
体のロック装置が提案されている。
平06−081533号公報により開示されている移動
体のロック装置が提案されている。
【0010】図8は、この文献により開示された移動体
のロック装置の構成を示す分解斜視図である。この図8
において、係止溝12を有するカム部材11に回転軸部
14を設け、カム部材11を取り付けるハウジングHに
軸受け部15を設け、この軸受け部15に回転軸部14
の周囲に圧縮コイルばね16をセットし、回転軸14の
球形先端部14aを軸受け部15に差し込んで、カム部
材11を保持することにより、カム部材11をハウジン
グH内で旋回かつ揺動可能に支持し、カム部材11の取
り付け作業の簡略化を期している。
のロック装置の構成を示す分解斜視図である。この図8
において、係止溝12を有するカム部材11に回転軸部
14を設け、カム部材11を取り付けるハウジングHに
軸受け部15を設け、この軸受け部15に回転軸部14
の周囲に圧縮コイルばね16をセットし、回転軸14の
球形先端部14aを軸受け部15に差し込んで、カム部
材11を保持することにより、カム部材11をハウジン
グH内で旋回かつ揺動可能に支持し、カム部材11の取
り付け作業の簡略化を期している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この図
8に示すロック装置では、図6、図7のロック装置のよ
うに、組み立て性の悪い点については、解決されたもの
の、カム部材11が圧縮コイルばね16により、一方に
付勢されていないので、動作が不安定になるという新た
な問題が生じた。
8に示すロック装置では、図6、図7のロック装置のよ
うに、組み立て性の悪い点については、解決されたもの
の、カム部材11が圧縮コイルばね16により、一方に
付勢されていないので、動作が不安定になるという新た
な問題が生じた。
【0012】また、回転軸部14の球形先端部14aが
軸受け部15内に差し込むのみであり、カム部材11の
軸受け部15に対する嵌合手段が不十分である。したが
って、カム部材11の軸受け部15の図8におけるz方
向の回動と圧縮コイルばね16の伸長方向の弾力作用に
より、カム部材11が軸受け部15から外れて、分解し
てしまうという問題があった。
軸受け部15内に差し込むのみであり、カム部材11の
軸受け部15に対する嵌合手段が不十分である。したが
って、カム部材11の軸受け部15の図8におけるz方
向の回動と圧縮コイルばね16の伸長方向の弾力作用に
より、カム部材11が軸受け部15から外れて、分解し
てしまうという問題があった。
【0013】さらに、図6,図7または図8に示した従
来技術のロック装置では、ライン組立工程の際に、固定
体にロック装置を形成する各部品を取り付けて組み立て
なければならなかった。このため、ラインにおける組立
作業性が悪いという欠点があった。
来技術のロック装置では、ライン組立工程の際に、固定
体にロック装置を形成する各部品を取り付けて組み立て
なければならなかった。このため、ラインにおける組立
作業性が悪いという欠点があった。
【0014】本発明はこのような従来技術の課題を解決
し、部品点数が少なく、組立作業を簡単に行えるととも
に、組立ラインの作業性の向上、耐久性および信頼性に
優れたロック装置を提供することを目的とする。
し、部品点数が少なく、組立作業を簡単に行えるととも
に、組立ラインの作業性の向上、耐久性および信頼性に
優れたロック装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような上記
課題を解決するために、固定体に対して開放位置に向け
て付勢される移動体を押圧によりロック位置に拘束し、
さらなる押圧により再び開放位置に移動可能にすべく、
固定体と移動体の一方に設けられたピン部材とともにこ
れのロックおよび解除を行う他方に設けられた装置であ
って、ピン部材を拘束および開放するカム手段を有し、
回動軸により回動可能に軸支されるプレート・カムと、
プレート・カムを所定位置に付勢する付勢手段とよりな
るロック装置において、回動軸がプレート・カムを介し
て一方および他方にそれぞれ突出される第1軸と第2軸
とを備え、第1軸が軸支される第1支持壁と、前記ピン
部材の略移動方向に沿う長孔を有し、前記第2軸が長孔
に沿って変位可能に軸支される第2支持壁と、この両支
持壁を連結する連結部とを備える。
課題を解決するために、固定体に対して開放位置に向け
て付勢される移動体を押圧によりロック位置に拘束し、
さらなる押圧により再び開放位置に移動可能にすべく、
固定体と移動体の一方に設けられたピン部材とともにこ
れのロックおよび解除を行う他方に設けられた装置であ
って、ピン部材を拘束および開放するカム手段を有し、
回動軸により回動可能に軸支されるプレート・カムと、
プレート・カムを所定位置に付勢する付勢手段とよりな
るロック装置において、回動軸がプレート・カムを介し
て一方および他方にそれぞれ突出される第1軸と第2軸
とを備え、第1軸が軸支される第1支持壁と、前記ピン
部材の略移動方向に沿う長孔を有し、前記第2軸が長孔
に沿って変位可能に軸支される第2支持壁と、この両支
持壁を連結する連結部とを備える。
【0016】また、本発明によれば、移動体のロックお
よび解除を行うロック装置は、底部から直立し、軸支孔
を有する第1支持壁と、この第1支持壁と相対向し、長
孔を有する第2支持壁とを備えるフレームと、一端が軸
支孔に回転可能に支持され、他端が前記長孔に回転可能
かつ長孔に沿って変位可能に支持された回転軸と、回転
軸が取り付けられ、この回転軸により第1支持壁と第2
支持壁間に回動可能に装着され、移動体に設けられたピ
ン部材の係止溝と、このピン部材が摺接される傾斜面の
導出溝とが形成されたプレート・カムと、プレート・カ
ムを付勢する付勢手段とを有する。移動体のロック操作
が行われると、前記プレート・カムは付勢手段に付勢さ
れながらこの移動体のピン部材の動きに応じて回動して
この移動体のピン部材を係止溝に案内して係止する。ま
た、ロック解除操作が行われると、付勢手段の付勢によ
りプレート・カムが回動されて移動体のピン部材が係止
溝から導出溝に移動し、この移動体のピン部材がこの導
出溝より導出される際、プレート・カムは長孔により導
出溝の傾斜面に応じた変位を行うことで移動体のピン部
材を離脱する。
よび解除を行うロック装置は、底部から直立し、軸支孔
を有する第1支持壁と、この第1支持壁と相対向し、長
孔を有する第2支持壁とを備えるフレームと、一端が軸
支孔に回転可能に支持され、他端が前記長孔に回転可能
かつ長孔に沿って変位可能に支持された回転軸と、回転
軸が取り付けられ、この回転軸により第1支持壁と第2
支持壁間に回動可能に装着され、移動体に設けられたピ
ン部材の係止溝と、このピン部材が摺接される傾斜面の
導出溝とが形成されたプレート・カムと、プレート・カ
ムを付勢する付勢手段とを有する。移動体のロック操作
が行われると、前記プレート・カムは付勢手段に付勢さ
れながらこの移動体のピン部材の動きに応じて回動して
この移動体のピン部材を係止溝に案内して係止する。ま
た、ロック解除操作が行われると、付勢手段の付勢によ
りプレート・カムが回動されて移動体のピン部材が係止
溝から導出溝に移動し、この移動体のピン部材がこの導
出溝より導出される際、プレート・カムは長孔により導
出溝の傾斜面に応じた変位を行うことで移動体のピン部
材を離脱する。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明のロック装置の実施
の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本
発明の一実施の形態の全体の構成を示す分解斜視図であ
り、図2はその組み立て後の全体の構成を示す斜視図で
ある。
の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本
発明の一実施の形態の全体の構成を示す分解斜視図であ
り、図2はその組み立て後の全体の構成を示す斜視図で
ある。
【0018】本発明のロック装置は、例えば、CDラジ
オカセットを含む各種オーディオ装置の開閉機構のロッ
クや、自動車のインストルメント・パネル側に固設され
たハウジングに挿脱される灰皿ケース等のロックの他
に、その他の各種小物収納ケースの開閉手段のロック等
に適用される。図1、図2の実施の形態では、説明の都
合上、CDラジオカセット装置のCDプレーヤの蓋部の
開閉時のロック装置として適用した場合を例に挙げて述
べることにする。
オカセットを含む各種オーディオ装置の開閉機構のロッ
クや、自動車のインストルメント・パネル側に固設され
たハウジングに挿脱される灰皿ケース等のロックの他
に、その他の各種小物収納ケースの開閉手段のロック等
に適用される。図1、図2の実施の形態では、説明の都
合上、CDラジオカセット装置のCDプレーヤの蓋部の
開閉時のロック装置として適用した場合を例に挙げて述
べることにする。
【0019】図3は、本実施の形態におけるロック装置
をCDラジオカセットの蓋のロックに適用したときの概
略的外観斜視図であり、ここではCDラジオカセット装
置20の蓋21を開いた状態を示している。なお、ここ
ではロック装置22を、CDラジオカセット装置20の
CDプレーヤ部に隣接するスピーカ部20Aの上部に配
設した場合を示している。
をCDラジオカセットの蓋のロックに適用したときの概
略的外観斜視図であり、ここではCDラジオカセット装
置20の蓋21を開いた状態を示している。なお、ここ
ではロック装置22を、CDラジオカセット装置20の
CDプレーヤ部に隣接するスピーカ部20Aの上部に配
設した場合を示している。
【0020】このスピーカ部20の上部前面に、合成樹
脂などにより形成されたロック装置22のフレーム23
が固定されている。フレーム23は、図1、図2からも
明らかなように、方形状の底部23Aの両側部から一体
的に直立した相対向する第1支持壁23B,第2支持壁
23Cを有している。この第1支持壁23Bと第2支持
壁23Cは連結壁23Dにより連結されている。連結壁
23Dも底部23Aと一体的に成形されている。図3に
示すように、蓋21が開いている状態では、この底部2
3Aに後述するプレート・カム24が係止されている。
なお、図3では、連結壁23Dがスピーカ部20の上部
前面に取り付けられた場合を示している。
脂などにより形成されたロック装置22のフレーム23
が固定されている。フレーム23は、図1、図2からも
明らかなように、方形状の底部23Aの両側部から一体
的に直立した相対向する第1支持壁23B,第2支持壁
23Cを有している。この第1支持壁23Bと第2支持
壁23Cは連結壁23Dにより連結されている。連結壁
23Dも底部23Aと一体的に成形されている。図3に
示すように、蓋21が開いている状態では、この底部2
3Aに後述するプレート・カム24が係止されている。
なお、図3では、連結壁23Dがスピーカ部20の上部
前面に取り付けられた場合を示している。
【0021】第1支持壁23Bの中央よりやや上には軸
支孔23B1が穿設されている。この軸支孔23B1と
対向するように、第2支持壁23Cには長孔23C1が
穿設されている。第2支持壁23Cにはまた、長孔23
C1の下側にスリット23C2が形成されている。この
第1支持壁23Bと第2支持壁23Cには、プレート・
カム24が後述する回転軸25により回動可能に、軸支
孔23B1および軸支孔23C1に装着され、かつ第1
支持壁23Bと第2支持壁23C間に、圧縮コイルバネ
等の付勢手段26の弾力に抗して揺動可能に支持されて
いる。図1に示した実施の形態では、回転軸25は第2
支持壁23C側が第1支持壁23B側より長く形成さ
れ、この第2支持壁23C側の軸部分に付勢手段26の
穴26Cが挿入される。
支孔23B1が穿設されている。この軸支孔23B1と
対向するように、第2支持壁23Cには長孔23C1が
穿設されている。第2支持壁23Cにはまた、長孔23
C1の下側にスリット23C2が形成されている。この
第1支持壁23Bと第2支持壁23Cには、プレート・
カム24が後述する回転軸25により回動可能に、軸支
孔23B1および軸支孔23C1に装着され、かつ第1
支持壁23Bと第2支持壁23C間に、圧縮コイルバネ
等の付勢手段26の弾力に抗して揺動可能に支持されて
いる。図1に示した実施の形態では、回転軸25は第2
支持壁23C側が第1支持壁23B側より長く形成さ
れ、この第2支持壁23C側の軸部分に付勢手段26の
穴26Cが挿入される。
【0022】プレート・カム24の形状ならびに構成
は、図4、図5に示されている。図4は、第2支持壁2
3Cの内面側、すなわち、長孔23C1に対向する方の
プレート・カム24の平面図であり、図5はその裏面図
である。
は、図4、図5に示されている。図4は、第2支持壁2
3Cの内面側、すなわち、長孔23C1に対向する方の
プレート・カム24の平面図であり、図5はその裏面図
である。
【0023】この図4、図5より明らかなように、プレ
ート・カム24の基部は半円状に形成され、基部近傍に
は貫通孔24aが形成されている。この貫通孔24aに
回転軸25が挿着されることにより、プレート・カム2
4にこの回転軸25が固定される。
ート・カム24の基部は半円状に形成され、基部近傍に
は貫通孔24aが形成されている。この貫通孔24aに
回転軸25が挿着されることにより、プレート・カム2
4にこの回転軸25が固定される。
【0024】回転軸25の一端25bは、第1支持壁2
3Bの軸支孔23B1に回転可能に軸支されている。回
転軸25の他端25aは第2支持壁23Cの長孔23C
1に回転可能に支持され、かつ長孔23C1に沿って変
位するようになっている。この回転軸25が変位可能に
軸着されていることにより、プレート・カム24が第1
支持壁23Bと第2支持壁23Cとの間で揺動できるよ
うになっている。すなわち、軸支孔23B1は、外側が
たとえばテーパ状に広がっており、プレート・カム24
が変位した際に、軸支孔23B1に挿入された回転軸2
5の一端がこれの側壁に当接しないようになっている。
また、長孔23C1の軸支部分は、回転軸25が軸支孔
23B1,長孔23C1から離脱することがないような
径の長さに形成されている。
3Bの軸支孔23B1に回転可能に軸支されている。回
転軸25の他端25aは第2支持壁23Cの長孔23C
1に回転可能に支持され、かつ長孔23C1に沿って変
位するようになっている。この回転軸25が変位可能に
軸着されていることにより、プレート・カム24が第1
支持壁23Bと第2支持壁23Cとの間で揺動できるよ
うになっている。すなわち、軸支孔23B1は、外側が
たとえばテーパ状に広がっており、プレート・カム24
が変位した際に、軸支孔23B1に挿入された回転軸2
5の一端がこれの側壁に当接しないようになっている。
また、長孔23C1の軸支部分は、回転軸25が軸支孔
23B1,長孔23C1から離脱することがないような
径の長さに形成されている。
【0025】プレート・カム24の基部の反対側の端部
は弧状に形成され、その側面は第1ガイド壁部24bと
なっている。第1ガイド壁部24bは、図3で示した蓋
21の前面壁21Aの内面から突出されたアーム21B
に取り付けられたピン21Cをガイドするためのもので
ある。すなわち、第1ガイド壁部24bは、蓋21をロ
ックするときに、上限の第1静止位置と下限のロック直
前の第2静止位置との間の回動時にスライドしてピン2
1Cをガイドするためのものである。なお、ピン部材2
1Cのアーム21B側をピン部材21Cの基端側とす
る。
は弧状に形成され、その側面は第1ガイド壁部24bと
なっている。第1ガイド壁部24bは、図3で示した蓋
21の前面壁21Aの内面から突出されたアーム21B
に取り付けられたピン21Cをガイドするためのもので
ある。すなわち、第1ガイド壁部24bは、蓋21をロ
ックするときに、上限の第1静止位置と下限のロック直
前の第2静止位置との間の回動時にスライドしてピン2
1Cをガイドするためのものである。なお、ピン部材2
1Cのアーム21B側をピン部材21Cの基端側とす
る。
【0026】第1ガイド壁部24bの対向縁側には、第
2ガイド壁部24cを有しており、第2ガイド壁部24
cの先端部には、切り換え壁部24fが形成されてい
る。切り換え壁部24fと第1ガイド壁部24bとの間
に係止溝24dの導入部24eが形成されている。蓋2
1のロック時に、導入部24eを経由して、切り換え壁
部24fによりガイドされ、係止溝24dにピン21C
が確実に係止されるようになっている。
2ガイド壁部24cを有しており、第2ガイド壁部24
cの先端部には、切り換え壁部24fが形成されてい
る。切り換え壁部24fと第1ガイド壁部24bとの間
に係止溝24dの導入部24eが形成されている。蓋2
1のロック時に、導入部24eを経由して、切り換え壁
部24fによりガイドされ、係止溝24dにピン21C
が確実に係止されるようになっている。
【0027】第2ガイド壁部24cに連なって、第3ガ
イド壁部24gが形成されている。第3ガイド壁部24
gは、ピン21Cのロック解除時にピン21Cを係止溝
24dから離脱するように導くためのものである。この
第3ガイド壁部24gの終端が導出溝24hに連なって
いる。
イド壁部24gが形成されている。第3ガイド壁部24
gは、ピン21Cのロック解除時にピン21Cを係止溝
24dから離脱するように導くためのものである。この
第3ガイド壁部24gの終端が導出溝24hに連なって
いる。
【0028】導出溝24hはその深さが第1ガイド壁部
24bに向かって漸減するように、断面上向き「コ」字
形の溝状に形成されている。これによって、ピン21C
がプレート・カム24の外部に離脱し易いように配慮さ
れている。
24bに向かって漸減するように、断面上向き「コ」字
形の溝状に形成されている。これによって、ピン21C
がプレート・カム24の外部に離脱し易いように配慮さ
れている。
【0029】次に、図1を用いて本実施の形態のロック
装置の組立手順を説明する。初めに、上記のように形成
されたプレート・カム24の貫通孔24aに回転軸25
を貫通させて固定する。本実施の形態の場合、回転軸2
5の長孔23C1側に付勢手段26が取り付けられるよ
う長く形成されている(図1、図2参照)。付勢手段2
6をこの回転軸25の外周面に巻装した状態(付勢手段
26の穴26Cを回転軸25に挿入した状態)で、スリ
ット23C2が形成されている第2支持壁23Cを押し
広げ、回転軸25の一端を第1支持壁23Bに形成した
軸支孔23B1に挿入して支承させるとともに、回転軸
25の他端を第2支持壁23Cに形成した長孔23C1
の挿入して支承させる。
装置の組立手順を説明する。初めに、上記のように形成
されたプレート・カム24の貫通孔24aに回転軸25
を貫通させて固定する。本実施の形態の場合、回転軸2
5の長孔23C1側に付勢手段26が取り付けられるよ
う長く形成されている(図1、図2参照)。付勢手段2
6をこの回転軸25の外周面に巻装した状態(付勢手段
26の穴26Cを回転軸25に挿入した状態)で、スリ
ット23C2が形成されている第2支持壁23Cを押し
広げ、回転軸25の一端を第1支持壁23Bに形成した
軸支孔23B1に挿入して支承させるとともに、回転軸
25の他端を第2支持壁23Cに形成した長孔23C1
の挿入して支承させる。
【0030】このとき、付勢手段26の一端26aをプ
レート・カム24の第1ガイド壁部24bとは反対側の
側壁部に係止させ、付勢手段26の他端26bを連結壁
23Dの上端縁に係止させる。本実施の形態では、この
ように第2支持壁23Cにスリット23C2が形成され
ているので、プレート・カム24の取付時に回転軸25
の長さ以上に容易に押し広げることができ、組立作業が
簡単に行えるような構造になっている。
レート・カム24の第1ガイド壁部24bとは反対側の
側壁部に係止させ、付勢手段26の他端26bを連結壁
23Dの上端縁に係止させる。本実施の形態では、この
ように第2支持壁23Cにスリット23C2が形成され
ているので、プレート・カム24の取付時に回転軸25
の長さ以上に容易に押し広げることができ、組立作業が
簡単に行えるような構造になっている。
【0031】このような手順で組み立てたロック装置に
おいて、蓋21が上限の静止位置にある状態では、プレ
ート・カム24は、付勢手段26の弾力により第1ガイ
ド壁部24bの先端部分が底部23Aに係止されて、第
1ガイド壁部24bの底部23A方向への回動を規制さ
れている。
おいて、蓋21が上限の静止位置にある状態では、プレ
ート・カム24は、付勢手段26の弾力により第1ガイ
ド壁部24bの先端部分が底部23Aに係止されて、第
1ガイド壁部24bの底部23A方向への回動を規制さ
れている。
【0032】蓋21が上限の静止位置と下限のロック直
前の静止位置との間に移動中には、ピン21Cが第1ガ
イド壁部24bにスライドしながら、蓋21に加わる操
作力に応じてプレート・カム24を付勢手段26の弾力
に抗して押圧することにより、プレート・カム24は貫
通孔24aの部分を支点にしてx方向(図2参照)に回
動するようになっている。これにより、ピン21Cが導
入部24eに入り、係止溝24dに係止されるようにな
っている。
前の静止位置との間に移動中には、ピン21Cが第1ガ
イド壁部24bにスライドしながら、蓋21に加わる操
作力に応じてプレート・カム24を付勢手段26の弾力
に抗して押圧することにより、プレート・カム24は貫
通孔24aの部分を支点にしてx方向(図2参照)に回
動するようになっている。これにより、ピン21Cが導
入部24eに入り、係止溝24dに係止されるようにな
っている。
【0033】さらに、ロック解除時にピン21Cが係止
溝24dから第2ガイド壁部24c,第3ガイド壁部2
4gを経て導出溝24hを通してプレート・カム24外
に離脱するとき、ピン21Cにより導出溝24hが第1
支持壁23C側に押圧されてその押圧力が回転軸25に
伝達され、回転軸25の他端が長孔23C1に沿って変
位し、プレート・カム24が第1支持壁23Bと第2支
持壁部23Cとの間で揺動し、それによってピン21C
がプレート・カム24から離脱されるようになってい
る。
溝24dから第2ガイド壁部24c,第3ガイド壁部2
4gを経て導出溝24hを通してプレート・カム24外
に離脱するとき、ピン21Cにより導出溝24hが第1
支持壁23C側に押圧されてその押圧力が回転軸25に
伝達され、回転軸25の他端が長孔23C1に沿って変
位し、プレート・カム24が第1支持壁23Bと第2支
持壁部23Cとの間で揺動し、それによってピン21C
がプレート・カム24から離脱されるようになってい
る。
【0034】図2に示すように、本実施の形態のロック
装置は、アッシー(Ass’y)としてロック装置を提
供することが可能となる。したがって、たとえばCDラ
ジオカセット装置等にロック装置を取り付ける場合、従
来のようにロック装置の個々の部品をその都度、CDラ
ジオカセット装置の本体側に取り付ける必要がなくな
り、組立ラインの作業性を大幅に向上させることができ
る。
装置は、アッシー(Ass’y)としてロック装置を提
供することが可能となる。したがって、たとえばCDラ
ジオカセット装置等にロック装置を取り付ける場合、従
来のようにロック装置の個々の部品をその都度、CDラ
ジオカセット装置の本体側に取り付ける必要がなくな
り、組立ラインの作業性を大幅に向上させることができ
る。
【0035】次に、本実施の形態のロック作用について
図5(A)〜図5(D)の動作説明図に沿って説明す
る。まず、CDラジオカセット装置20の蓋21が図3
に示すように開いている状態から閉じてロック装置22
によりロックされる手順から説明する。
図5(A)〜図5(D)の動作説明図に沿って説明す
る。まず、CDラジオカセット装置20の蓋21が図3
に示すように開いている状態から閉じてロック装置22
によりロックされる手順から説明する。
【0036】蓋21には、図示されていないが、ばねが
内蔵されており、蓋21が開いて上限の静止位置にある
ときには、このばねの弾力により、開いた状態を保持し
ている。この状態でばねの弾力に抗して、図3の矢印Y
1で示すように、蓋21に閉じる方向に操作力を付与す
ることにより、蓋21が回動してアーム21Bに取り付
けられたピン21Cがロック装置22のプレート・カム
24の第1ガイド壁部24bに図5(A)に示すように
当接し始め、引き続き蓋22に閉じる方向に操作力を付
与し続けると、この操作力でピン21Cを第1ガイド壁
部24bにスライドしながら、第1ガイド壁部24bに
押圧力が加わる。
内蔵されており、蓋21が開いて上限の静止位置にある
ときには、このばねの弾力により、開いた状態を保持し
ている。この状態でばねの弾力に抗して、図3の矢印Y
1で示すように、蓋21に閉じる方向に操作力を付与す
ることにより、蓋21が回動してアーム21Bに取り付
けられたピン21Cがロック装置22のプレート・カム
24の第1ガイド壁部24bに図5(A)に示すように
当接し始め、引き続き蓋22に閉じる方向に操作力を付
与し続けると、この操作力でピン21Cを第1ガイド壁
部24bにスライドしながら、第1ガイド壁部24bに
押圧力が加わる。
【0037】これにより、図5(B)に示すように、プ
レート・カム24を付勢手段の弾力に抗してx1方向に
回動させる。すなわち、図5(B)では、貫通項24a
を支点にしてプレート・カム24を上方向に回動させ
る。この結果、第1ガイド壁部24bの先端部分が底部
23Aから離れ、プレート・カム24の底部23Aに対
する係止状態が解除される。
レート・カム24を付勢手段の弾力に抗してx1方向に
回動させる。すなわち、図5(B)では、貫通項24a
を支点にしてプレート・カム24を上方向に回動させ
る。この結果、第1ガイド壁部24bの先端部分が底部
23Aから離れ、プレート・カム24の底部23Aに対
する係止状態が解除される。
【0038】この動作をそのまま続行させ、蓋21が第
2静止位置、すなわち、ロックされる直前の下限の静止
位置に至ると、蓋21を閉めるように、さらに蓋21に
押し込む操作力を付与する。この結果、図5(B)から
図5(C)に示すように、ピン21Cが第1ガイド壁部
24bの先端部分から第1ガイド壁部24bと切り換え
壁部24f間の導入部24eを経て係止溝24d内に滑
り込むようにガイドされる。
2静止位置、すなわち、ロックされる直前の下限の静止
位置に至ると、蓋21を閉めるように、さらに蓋21に
押し込む操作力を付与する。この結果、図5(B)から
図5(C)に示すように、ピン21Cが第1ガイド壁部
24bの先端部分から第1ガイド壁部24bと切り換え
壁部24f間の導入部24eを経て係止溝24d内に滑
り込むようにガイドされる。
【0039】ピン21Cが係止溝24d内に入り込むこ
とにより、図5(C)からも明らかなように、ピン21
Cによるプレート・カム24の押圧力が解除され、プレ
ート・カム24がx2方向、すなわち図5(C)の下方
向に若干回動して、ストッパ23D方向に向かい、第1
ガイド壁部24bの先端部分が底部23Aに係止直前の
状態になるとともに、蓋21がロックされる。この時点
で、蓋21の押し込み操作を停止すると、ピン21Cが
係止溝24dに係止状態を保持したままになる。
とにより、図5(C)からも明らかなように、ピン21
Cによるプレート・カム24の押圧力が解除され、プレ
ート・カム24がx2方向、すなわち図5(C)の下方
向に若干回動して、ストッパ23D方向に向かい、第1
ガイド壁部24bの先端部分が底部23Aに係止直前の
状態になるとともに、蓋21がロックされる。この時点
で、蓋21の押し込み操作を停止すると、ピン21Cが
係止溝24dに係止状態を保持したままになる。
【0040】次に、蓋21のロック解除の動作について
説明する。蓋21がロック装置22でロックされた状態
で蓋21をさらに押すと、プレート・カム24が瞬間に
x3方向、すなわち、図5(D)の下方向に少し回動
し、ピン21Cが係止溝24dから第3ガイド壁部24
gに滑り込むようにガイドされる。
説明する。蓋21がロック装置22でロックされた状態
で蓋21をさらに押すと、プレート・カム24が瞬間に
x3方向、すなわち、図5(D)の下方向に少し回動
し、ピン21Cが係止溝24dから第3ガイド壁部24
gに滑り込むようにガイドされる。
【0041】このようにして、ピン21Cが係止溝24
dから第3ガイド壁部24gの方向に移動されるととも
に、ピン23Cのが導出溝24hに入り、ピン21Cの
先端が溝状の導出溝24hの底部を押圧する。これによ
り、プレート・カム24が第2支持壁23Cの方向に揺
動し、同時に回転軸25の第2支持壁23C側の端部が
長孔23C1に沿って変位し、さらに、ピン21Cが導
出溝24hを経てプレート・カム24の外部へ離脱す
る。これにより、蓋21のロック状態が解除され、この
時点で、蓋21は瞬間的に下限の静止位置に至り、そこ
で、蓋21に対する押圧操作を停止すれば、蓋21はそ
れ自体に内蔵されているばねの弾力により開かれて、上
限の静止位置で停止する。
dから第3ガイド壁部24gの方向に移動されるととも
に、ピン23Cのが導出溝24hに入り、ピン21Cの
先端が溝状の導出溝24hの底部を押圧する。これによ
り、プレート・カム24が第2支持壁23Cの方向に揺
動し、同時に回転軸25の第2支持壁23C側の端部が
長孔23C1に沿って変位し、さらに、ピン21Cが導
出溝24hを経てプレート・カム24の外部へ離脱す
る。これにより、蓋21のロック状態が解除され、この
時点で、蓋21は瞬間的に下限の静止位置に至り、そこ
で、蓋21に対する押圧操作を停止すれば、蓋21はそ
れ自体に内蔵されているばねの弾力により開かれて、上
限の静止位置で停止する。
【0042】なお、ここで説明した実施の形態は本発明
を説明するものであって、本発明は必ずしもこれに限定
されるものではなく、本発明の精神を逸脱することなく
当業者が可能な変形および修正は本発明の範疇に含まれ
る。
を説明するものであって、本発明は必ずしもこれに限定
されるものではなく、本発明の精神を逸脱することなく
当業者が可能な変形および修正は本発明の範疇に含まれ
る。
【0043】すなわち、たとえば本実施の形態では、図
1に示すようにロック装置を本体である固定体に取り付
けたが、移動体である蓋21に取り付けてもよい。ま
た、本実施の形態では組立作業を容易にするため、フレ
ーム23の第2支持壁23Cにスリット23C2を形成
したが、スリットの位置や方向は特にこれに限定される
ものではない。具体的には、スリットは底部23に対し
て水平方向以外に垂直方向に形成されていてもよく、第
1支持壁23B側に形成されていてもよい。
1に示すようにロック装置を本体である固定体に取り付
けたが、移動体である蓋21に取り付けてもよい。ま
た、本実施の形態では組立作業を容易にするため、フレ
ーム23の第2支持壁23Cにスリット23C2を形成
したが、スリットの位置や方向は特にこれに限定される
ものではない。具体的には、スリットは底部23に対し
て水平方向以外に垂直方向に形成されていてもよく、第
1支持壁23B側に形成されていてもよい。
【0044】さらに本実施の形態では、底部23Aと連
結壁23Dにより第1支持壁23Bと第2支持壁23C
が連結されているが、底部23Aと連結壁23Dのいず
れか一方のみであってもよい。この場合には、取付けの
際に容易に押し広げることができるので、スリットを形
成する必要はない。また、底部23Aと連結壁23Dの
いずれか一方のみの場合、付勢手段26の一端26aは
形成された方に係止される。また、本実施の形態では付
勢手段26として圧縮コイルバネを用いたが、同様の機
能を備えた付勢手段であればよい。
結壁23Dにより第1支持壁23Bと第2支持壁23C
が連結されているが、底部23Aと連結壁23Dのいず
れか一方のみであってもよい。この場合には、取付けの
際に容易に押し広げることができるので、スリットを形
成する必要はない。また、底部23Aと連結壁23Dの
いずれか一方のみの場合、付勢手段26の一端26aは
形成された方に係止される。また、本実施の形態では付
勢手段26として圧縮コイルバネを用いたが、同様の機
能を備えた付勢手段であればよい。
【0045】また、本実施の形態では、第1支持壁23
Bに軸支孔23B1が形成され、第2支持壁23Cに長
孔23C1が形成され、第1支持壁23B側にプレート
・カム24の導出溝24hが形成されるとしたが、本実
施の形態と実質的に同様の動作を行うのであれば、これ
ら孔や溝の位置は特に限定されるものではない。また、
本実施の形態では、回転軸25とプレート・カム24と
を別々に形成したが、これらを別々に形成するのではな
く、回転軸25をプレート・カム24に一体的に形成し
てもよい。この場合、上述した実施の形態よりさらに部
品点数を削減することができるので、組立時における作
業性をさらに向上することが可能となる。
Bに軸支孔23B1が形成され、第2支持壁23Cに長
孔23C1が形成され、第1支持壁23B側にプレート
・カム24の導出溝24hが形成されるとしたが、本実
施の形態と実質的に同様の動作を行うのであれば、これ
ら孔や溝の位置は特に限定されるものではない。また、
本実施の形態では、回転軸25とプレート・カム24と
を別々に形成したが、これらを別々に形成するのではな
く、回転軸25をプレート・カム24に一体的に形成し
てもよい。この場合、上述した実施の形態よりさらに部
品点数を削減することができるので、組立時における作
業性をさらに向上することが可能となる。
【0046】さらに、上記の実施の形態の適用例として
は、CDラジオカセット装置の蓋の開閉時のロックに適
用する場合についての説明であるが、本発明は、この適
用例に限定されるものではなく、前述のように、各種オ
ーディオ装置の開閉機構のロックや、自動車のインスト
ルメント・パネル側に固設れたハウジングに挿脱される
灰皿ケース等の他に、各種小物収納ケースの開閉手段の
ロック等に適用できることはいうまでもない。
は、CDラジオカセット装置の蓋の開閉時のロックに適
用する場合についての説明であるが、本発明は、この適
用例に限定されるものではなく、前述のように、各種オ
ーディオ装置の開閉機構のロックや、自動車のインスト
ルメント・パネル側に固設れたハウジングに挿脱される
灰皿ケース等の他に、各種小物収納ケースの開閉手段の
ロック等に適用できることはいうまでもない。
【0047】これらの適用対象に応じて移動体は、上下
方向の移動のみならず、水平方向に移動する場合にも適
用可能であることは、自明である。
方向の移動のみならず、水平方向に移動する場合にも適
用可能であることは、自明である。
【0048】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
ロック装置によれば、ワッシャやビスが不要となり、部
品点数の削減とコストダウンが可能になるとともに、組
み込み性が改善されるので組立作業を簡単に行うことが
できる。また、本発明のロック装置はアッシーとして供
給することが可能となるため、組立ラインの作業性を従
来技術と比較して格段に向上させることが期待できる。
さらに、使用時における分解等の故障が構造上少なくな
り、耐久性および信頼性を高めることができる。
ロック装置によれば、ワッシャやビスが不要となり、部
品点数の削減とコストダウンが可能になるとともに、組
み込み性が改善されるので組立作業を簡単に行うことが
できる。また、本発明のロック装置はアッシーとして供
給することが可能となるため、組立ラインの作業性を従
来技術と比較して格段に向上させることが期待できる。
さらに、使用時における分解等の故障が構造上少なくな
り、耐久性および信頼性を高めることができる。
【図1】本発明のロック装置の一実施の形態の構成を示
す分解斜視図。
す分解斜視図。
【図2】本発明のロック装置の一実施の形態の組み立て
後の全体の構成を示す斜視図。
後の全体の構成を示す斜視図。
【図3】本発明のロック装置の一実施の形態をCDプレ
ーヤの蓋の開閉ロック用に適用したときの状態を示す斜
視図。
ーヤの蓋の開閉ロック用に適用したときの状態を示す斜
視図。
【図4】本発明のロック装置の一実施の形態におけるプ
レート・カムの拡大平面図。
レート・カムの拡大平面図。
【図5】図4に示したプレート・カムの拡大裏面と、プ
レート・カムにおける移動体との係合関係により応動す
る動作遷移状態の説明面図。
レート・カムにおける移動体との係合関係により応動す
る動作遷移状態の説明面図。
【図6】従来のロック装置の構成を示す分解斜視図。
【図7】図6のロック装置の組み立て後の全体の構成を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図8】従来の別のロック装置の構成を示す分解斜視
図。
図。
21 蓋 21C ピン 22 ロック装置 23 フレーム 23A 底部 23B 第1支持壁 23B1 軸支孔 23C 第2支持壁 23C1 長孔 23C2 スリット 23D 連結壁 24 フレーム・カム 24a 貫通孔 24b 第1ガイド壁部 24c 第2ガイド壁部 24d 係止溝 24e 導入部 24f 切り換え壁部 24g 第3ガイド壁部 24h 導出溝 25 回転軸 26 付勢手段
Claims (3)
- 【請求項1】 固定体に対して開放位置に向けて付勢さ
れる移動体を押圧によりロック位置に拘束し、さらなる
押圧により再び開放位置に移動可能にすべく、固定体と
移動体の一方に設けられたピン部材とともにこれのロッ
クおよび解除を行う他方に設けられた装置であって、 前記ピン部材を拘束および開放するカム手段を有し、回
動軸により回動可能に軸支されるプレート・カムと、 前記プレート・カムを所定位置に付勢する付勢手段とよ
りなるロック装置において、 前記回動軸が前記プレート・カムを介して一方および他
方にそれぞれ突出される第1軸と第2軸とを備え、 前記第1軸が軸支される第1支持壁と、前記ピン部材の
略移動方向に沿う長孔を有し、前記第2軸が長孔に沿っ
て変位可能に軸支される第2支持壁と、この両支持壁を
連結する連結部とを備えることを特徴とするロック装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のロック装置において、
前記ピン部材を拘束および開放するカム手段は、前記ピ
ン部材を受容係止する係止溝と、開放導出する傾斜面を
有する導出溝と、これら係止溝および導出溝に前記ピン
部材を案内する案内部とを備え、 前記プレート・カムを所定位置に付勢する付勢手段が、
前記導出溝側から前記係止溝側に向けてプレート・カム
の回動を付勢するとともに、前記第2軸が長孔の端に配
置されるようにピン部材の基端側に向けてプレート・カ
ムを付勢することを特徴とするロック装置。 - 【請求項3】 移動体のロックおよび解除を行うロック
装置において、 底部から直立し、軸支孔を有する第1支持壁と、この第
1支持壁と相対向し、長孔を有する第2支持壁とを備え
るフレームと、 一端が前記軸支孔に回転可能に支持され、他端が前記長
孔に回転可能かつ長孔に沿って変位可能に支持された回
転軸と、 前記回転軸が設けられ、この回転軸により前記第1支持
壁と第2支持壁間に回動可能に装着され、前記移動体に
設けられたピン部材が係止する係止溝と、このピン部材
が摺接される傾斜面の導出溝とが形成されたプレート・
カムと、 前記プレート・カムを付勢する付勢手段とを備え、 前記移動体のロック操作が行われると、前記プレート・
カムは前記付勢手段に抗し、この移動体のピン部材の動
きに応じ、前記付勢手段の付勢により回動してこの移動
体のピン部材を係止溝に案内して係止し、ロック解除操
作が行われると、前記付勢手段の付勢により前記プレー
ト・カムが回動されて前記移動体のピン部材が前記係止
溝から前記導出溝に移動し、この移動体のピン部材がこ
の導出溝より導出される際、前記プレート・カムは前記
長孔により前記導出溝の傾斜面に応じた変位を行うこと
で前記移動体のピン部材を離脱することを特徴とするロ
ック装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8059424A JPH09250268A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | ロック装置 |
KR1019960056906A KR100194086B1 (ko) | 1996-03-15 | 1996-11-23 | 잠금장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8059424A JPH09250268A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | ロック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09250268A true JPH09250268A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13112877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8059424A Pending JPH09250268A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | ロック装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09250268A (ja) |
KR (1) | KR100194086B1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100442736B1 (ko) * | 2001-04-09 | 2004-08-02 | 가부시키가이샤 니프코 | 안전기능을 가지는 로크장치 및 승물용 수납장치 |
WO2008105407A1 (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-04 | Nifco Inc. | ラッチ装置及びそれを用いた開閉装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101747819B1 (ko) * | 2010-07-09 | 2017-06-15 | 현대모비스 주식회사 | 푸시타입 글로브박스 |
-
1996
- 1996-03-15 JP JP8059424A patent/JPH09250268A/ja active Pending
- 1996-11-23 KR KR1019960056906A patent/KR100194086B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100442736B1 (ko) * | 2001-04-09 | 2004-08-02 | 가부시키가이샤 니프코 | 안전기능을 가지는 로크장치 및 승물용 수납장치 |
WO2008105407A1 (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-04 | Nifco Inc. | ラッチ装置及びそれを用いた開閉装置 |
US8052181B2 (en) | 2007-02-28 | 2011-11-08 | Nifco Inc. | Latch device and opening and closing apparatus using same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR100194086B1 (ko) | 1999-06-15 |
KR970065948A (ko) | 1997-10-13 |
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