JPH09250050A - 吸音クロスおよび吸音カーテン - Google Patents

吸音クロスおよび吸音カーテン

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JPH09250050A
JPH09250050A JP8055674A JP5567496A JPH09250050A JP H09250050 A JPH09250050 A JP H09250050A JP 8055674 A JP8055674 A JP 8055674A JP 5567496 A JP5567496 A JP 5567496A JP H09250050 A JPH09250050 A JP H09250050A
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本 徹 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のポリエステル、アクリル等の合成繊維
や、綿、麻等の天然繊維からなるクロス(布材)と同様
に扱うことができ、しかも、優れた吸音特性および不燃
性を有し、優れた吸音カーテン等を実現することができ
る吸音クロス、およびこの吸音クロスを用いた吸音カー
テンを提供する。 【解決手段】ガラス長繊維に圧縮空気を吹き付けること
により前記ガラス長繊維を膨らましめた嵩高加工を施し
てなる嵩高加工糸を、少なくとも1部に用いて製織して
なることにより、前記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸音材の技術分野
に属し、詳しくは、優れた吸音特性と不燃性とを有する
カーテン、ロールブラインド、タペストリー、天井膜等
を実現可能な吸音クロス、およびこの吸音クロスを用い
た吸音カーテンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から利用されている吸音材として
は、グラスウール、金属繊維、金属焼結材等の各種の多
孔質材が主流であり、パネル化されて壁面等に取り付け
られて使用される。そのため、これらの従来の吸音材
は、吸音材そのもののコストに加え、パネル化のための
加工費用が必要となってしまい、非常にコストの高いも
のとなってしまっている。
【0003】また、吸音材は、平面的な空間以外にも、
工場内や船舶内などの配管・配線等が入り組んでいる部
分や、湾曲した部分や複雑な形状をした部分にも取り付
ける必要がある。しかしながら、従来のパネル状の吸音
材では、このような十分な空間を確保できない位置に良
好な状態で取り付けることは困難であり、取り付けのた
めの費用が高くなり、また、吸音材をさらに加工する必
要がある場合も多い。しかも、取り付けの状態によって
は所定の吸音特性を得ることができない場合も多い。
【0004】さらに、ピアノ室や音楽鑑賞室などの音楽
用の部屋や体育館等では、ドアや窓等にも吸音材を取り
付けるのが好ましいが、従来のパネル状の吸音材では、
取り付けや取り外しが困難であり、また、窓等に吸音材
を組込んで固定してしまうと、窓が使用不可能となって
しまう。
【0005】そのため、パネル化などの加工が不要であ
る; 入り組んだ場所や複雑な形状の場所でも容易に設
置でき、かつ所望の吸音特性を発揮できる; 折り畳み
や巻き取り等によって収納を容易に行え、窓等への使用
も容易かつ可能である; 等の利点が期待できる、布状
の吸音材(吸音クロス)の出現が望まれている。また、
優れた吸音クロスが実現されれば、カーテンやロールブ
ラインド等、合成繊維や天然繊維からなる汎用の布が用
いられている用途に利用されることが予想されるため、
防災上、優れた不燃性を有することが望まれる。
【0006】従来より、家屋や体育館等で使用される通
常のドレープカーテンもある程度の吸音効果を有するこ
とが知られているが、その吸音特性は満足できるもので
はないことは周知のとおりである。しかも、これらはポ
リエステル、アクリル、レーヨン、綿、麻や、これらの
混紡や混織、すなわち有機繊維から形成されているの
で、難燃処理を施しても最終的には燃焼するため、難燃
性の点でも満足のいくものではない。
【0007】また、ガラス繊維からなるガラスクロス
(平織 360g/m2程度)に、ポリ四フッ化エチレンを
100g/m2以上含浸させてなる材料が一定の吸音効果を
有することも知られているが、その吸音特性もやはり満
足のいくものではない。しかも、この材料は樹脂含浸量
が多いために不燃とはいえず、また、製品自体が固いた
め、布材のような柔軟性やドレープ性が無く、カーテン
等を実現する汎用の布材として用いることはできない。
【0008】また、ガラス長繊維を10mm〜50mmに切
断した後、カードに掛けてウェブを作り、ニードル加工
してフェルト状にしたものや、ガラスクロスの表裏両面
にウェブ層を配置し、ニードル加工を施してフェルト状
にしたものも吸音効果を有するとされているが、これら
はいずれも100%ガラス繊維を用いるとフェルトが均
一にできないばかりではなく、得られたフェルトを伸縮
させ、あるいは折り畳むと、フェルト部分が短繊維であ
るために、組織からの短繊維の脱離が著しく、やはり、
カーテン等を実現する汎用の布材として用いることはで
きない。
【0009】さらに、通常のガラス糸を用いて製織した
ガラスクロスにニードル加工を施すことにより、見掛け
厚さを増し、一定水準の吸音特性を得ようとする試みも
あったが、ニードル加工によるガラスクロスの損傷が激
しく、機械的強度が十分ではなく、また単繊維の離脱等
の問題があり、布材としての実用に問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の問題点を解決することにあり、汎用の布が有
する柔軟性やドループ性、さらには引張り強度などの機
械的強度等を有し、従来のポリエステル、アクリル等の
合成繊維や、綿、麻等の天然繊維からなるクロス(布
材)と同様に扱うことができ、しかも、優れた吸音特性
および不燃性を有し、優れた吸音カーテン(ドレープカ
ーテン、アコーディオンカーテン等)、吸音ロールブラ
インド、吸音タペストリー等を実現することができる吸
音クロス、およびこの吸音クロスを用いた吸音カーテン
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記問題
点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ガラス長繊維の
不燃性と可撓性に着目し、ガラス長繊維に嵩高加工を施
した嵩高加工糸を用いることにより、上記諸特性を満足
する布材すなわち吸音クロスを実現できることを見出
し、本発明を成すに至った。すなわち、本発明の吸音ク
ロスは、ガラス長繊維に圧縮空気を吹き付けることによ
り前記ガラス長繊維を膨らましめた嵩高加工を施してな
る嵩高加工糸を、少なくとも1部に用いて製織してなる
ことを特徴とする吸音クロスを提供する。
【0012】また、前記本発明の吸音クロスにおいて、
質量が1m2 当たり250g以上であることが、通気度
が3〜55([cm3/cm2]/sec ;124.5Pa)であるこ
とが、前記嵩高加工糸の単繊維呼び径が3μm〜9μm
であることが、前記嵩高加工糸の使用比率が40重量%
以上であることが、それぞれが好ましい。
【0013】さらに、本発明の吸音カーテンは、前記本
発明の吸音クロスを縫製してなる吸音カーテンを提供す
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の吸音クロスおよび
吸音カーテンについて説明する。本発明の吸音クロス
は、ガラス長繊維に圧縮空気を吹き付け、ガラス長繊維
を膨らました加工、いわゆる嵩高加工を施してなる嵩高
加工糸を材料として少なくとも一部、好ましくは40重
量%以上用いて製織してなるものである。ここで、ガラ
ス長繊維とは、公知のガラス長繊維を全て含むものであ
り、具体的には、ガラスフィラメント(単繊維)を集束
してなるストランド、前記ストランドに撚りをかけてな
るガラスヤーン(単糸)、前記ストランドを撚りよりを
かけずに複数本引き揃えてなるガラスロービング、複数
本の前記単糸を撚り合わせてなる合撚糸等が例示され
る。
【0015】嵩高加工糸とは、このようなガラス長繊維
に圧縮空気を吹き付け、ガラス長繊維を膨らましめて嵩
高加工(バルキー加工)を施してなるものである。嵩高
加工糸(以下、バルキー糸とする)は、一例として、図
1に示される下記の方法で製造される。
【0016】図1中の符号10は、バルキー糸の原材と
なる単糸や合撚糸等のガラス長繊維(以下、バルキー加
工されない通常のガラス長繊維をストレート糸とする)
が巻かれたパーン10である。なお、図1に点線で示さ
れるように、パーン10は複数配置されてもよく、すな
わち、バルキー糸は複数のストレート糸から形成されて
もよい。ストレート糸Aは、パーン10からワインダ1
2に至る所定の経路で通糸されており、ガイド14およ
び14に案内されつつフィードローラ16によって引き
出され、また、ワインダ12の巻き取りによって高速エ
アジェットノズル18に搬送される。ここで、ワインダ
12による巻き取り速度(糸速)は、フィードローラ1
6による引っ張り速度より遅く設定されるのが通常であ
る。
【0017】図2に高速エアジェットノズル18の概略
断面図が示される。図2に示されるように、高速エアジ
ェットノズル18は、ストレート糸Aが通過する貫通孔
20が形成された通糸部材22と、この通糸部材22を
所定の間隙を有して挿入する略円筒状の空気供給部材2
4と、ジェットノズル26とから構成され、通糸部材2
2とジェットノズル26が空気供給部材24の開放面を
閉塞するようにして組み合わされる。
【0018】ストレート糸Aは、通糸部材22に形成さ
れた貫通孔20の入口20aから挿入され、出口20b
を経て、ジェットノズル26の出口28から排出される
ように搬送(通糸)される。一方、高圧空気は、空気供
給部材24の高圧空気口30から導入され、通糸部材2
2と空気供給部材24との間隙によって形成される高圧
空気室32を経て、同様に出口28から排出される。こ
こで、ジェットノズル26にはノズル部34が形成され
ており、高圧空気は、ノズル部34で更に昇圧かつ加速
されてストレート糸Aに吹き付けられる。その結果、ス
トレート糸A中の単繊維はそれぞれ解繊されて膨らみ、
すなわちバルキー(嵩高)加工され、バルキー糸B1
なる。
【0019】高速エアジェットノズル18でバルキー加
工されたバルキー糸B1 は、糊付器36で糊付けされ、
乾燥機38で糊を乾燥されて形状固定され、ガイドロー
ラ40を経てトラバース42で綾がけされて、最終的な
バルキー糸B1 とされ、ワインダ12に巻き取られる。
なお、糊付けおよび乾燥は行わない場合もある。このよ
うにして得られたバルキー糸B1 は、一例として、図3
に示されるような形状となる。なお、図3(a)はその
外観を、図3(b)はその断面を、それぞれ示す。
【0020】図4に、バルキー糸の製造方法の別の例を
示す。図4に示されるバルキー糸B2 は、芯糸を有し、
その回りに被覆糸を配してなるものである。なお、図4
に示される例においては、図1に示される例と同じ部材
には同じ符号を付し、説明は、異なる部分を主に行う。
【0021】図4中符号44は芯糸となるストレート糸
1 (以下、芯糸A1 とする)が巻き取られたパーンで
あり、符号46は被覆用のストレート糸A2 (以下、被
覆糸A2 とする)が巻き取られたパーンである。なお、
芯糸としては、ガラス繊維以外にも金属繊維やセラミッ
ク繊維等も利用可能である。一般的に芯糸A1 は1本の
場合が多く、被覆糸A2 は図4中点線で示されるよう
に、複数である場合が多い。芯糸A1 および被覆糸A2
は、それぞれのパーンからワインダ12に至る所定の経
路で通糸されている。芯糸A1 は、ガイド14に案内さ
れつつ芯糸用フィードローラ48によって引き出され、
他方、被覆糸A2 はガイド14に案内されつつ被覆糸用
フィードローラ50によって引き出され、ガイドローラ
52において1本にされる。なお、通常は、芯糸用フィ
ードローラ48の引き出し速度は被覆糸用フィードロー
ラ50よりも早く、ワインダ12による巻き取り速度は
芯糸用フィードローラ48の引き出し速度よりも若干遅
い。
【0022】1本にされた糸は、先と同様の高速エアジ
ェットノズル18でバルキー加工されてバルキー糸B2
とされ、ガイドローラ40を経てトラバース42で綾が
けされて、最終的なバルキー糸B2 とされ、ワインダ1
2に巻き取られる。このようにして得られたバルキー糸
1 は、一例として、図5に示されるような形状とな
る。なお、図5(a)はその外観を、図5(b)はその
断面を、それぞれ示す。
【0023】本発明の吸音クロスに用いられるバルキー
糸の太さには特に限定はなく、吸音クロスの用途や後述
する通気度等に応じて適宜選択すればよいが、通常、7
0tex 〜1150tex 程度のものが好適に用いられ、よ
り好ましくは75tex 〜300tex である。なお、tex
(番手)とは、1000mあたりの重さ(g)、すなわ
ちg/1000m である。また、その形成材料(単繊維材料)
にも特に限定はなく、公知のガラスクロスに用いられる
EガラスやCガラス等の材料が各種利用可能である。
【0024】さらに、本発明の吸音クロスに用いられる
バルキー糸を形成する単繊維(フィラメント)の太さ、
すなわちバルキー糸の単繊維呼び径にも特に限定はな
い。ここで、本発明者らの検討によれば、バルキー糸を
形成する単繊維が細い方が吸音特性が良好になる傾向を
有し、また、単繊維の太さが細い方が低周波数領域で良
好な吸音効果を発揮し、単繊維が太くなるに従って、吸
音特性のピークは高周波数側に移行する。
【0025】図6に、一例として、太さが共に225te
x で単繊維呼び径の異なる3種のバルキー糸を用い、経
糸の織密度27.5本/25mm、緯糸の織密度22.5
本/25mmで平織して得られた質量445g/m2の吸音ク
ロスの垂直入射法吸音率(JIS 1405−1963
に準ずる 背後空気層120mm)を示すが、単繊維呼
び径が細い方が、吸音特性のピークが高周波数側にあり
吸音率も相対的に高い。なお、用いたバルキー糸は、単
繊維呼び径3μm(実測最大径5.8μm、最小径2.
5μm、平均径3.9μm、標準偏差(σ)0.6)、
単繊維呼び径6μm(同最大径8.1μm、最小径4.
8μm、平均径6.3μm、標準偏差(σ)0.5)、
および単繊維呼び径9μm(同最大径11.0μm、最
小径6.7μm、平均径9.3μm、標準偏差(σ)
0.8)の3種である。同じ225tex のバルキー糸で
あっても、1本のバルキー糸を構成する単繊維の数が、
単繊維呼び径3μmのものが7200本、単繊維呼び径
6μmのものが2400本、単繊維呼び径9μmのもの
が1200本と大幅に異なる。そのため、これらを用い
て、同じ織り方、織密度、質量(g/m2)のクロスを製織
しても、微視的な密度や後述する微細孔の数およびサイ
ズ、柔軟性等が異なり、単繊維呼び径が太くなる程、バ
ルキー糸自体が粗になり、柔軟性も低下する。その結
果、前述のような吸音特性の違いが生じると考えられ
る。
【0026】以上のことを考慮すると、バルキー糸の単
繊維呼び径は、用途や主な吸音目的となる周波数領域に
応じて適宜決定すればよいが、単繊維呼び径は9μm以
下であるのが好ましい。また、単繊維呼び径が太くなる
程、前述のように得られる吸音クロスの柔軟性が低下
し、また触感も低下するので、本発明の吸音クロスをカ
ーテンやブラインド等のユーザが直接手で触れる用途に
利用する場合には、バルキー糸の単繊維呼び径を6μm
以下とするのが好ましい。逆に、バルキー糸の単繊維呼
び径が細くなるほど生産効率の低下やコストアップを招
くので、これらが重要な用途においては、バルキー糸の
単繊維呼び径を3μm以上とするのが好ましい。なお、
前述の具体例でも述べたが、バルキー糸の単繊維呼び径
と、実際の単繊維の太さとは完全には一致してはおら
ず、単繊維呼び径3μmであれば単繊維の実径は2.5
μm〜5.8μm、単繊維呼び径9μmでは6.7μm
〜11.0μmの範囲である。従って、本発明におい
て、単繊維呼び径を3μm以上とは、実際の単繊維の太
さとしては2.5μm以上を含み、単繊維呼び径9μm
とは実際の単繊維の太さとしては11.0μm以下を含
む。
【0027】本発明の吸音クロスは、このようなバルキ
ー糸を用いて製織してなるものである。本発明の吸音ク
ロスにおいては、すべてバルキー糸を用いて製織するも
のに限定されず、バルキー糸とストレート糸との両者を
用いて製織して、本発明の吸音クロスとしてもよい。こ
こで、バルキー糸の量が多いほうが良好な吸音特性を得
られるのはもちろんであるが、より良好な吸音特性を得
られる等の点でバルキー糸を40重量%以上、特に、6
0重量%以上用いるのが好ましい。バルキー糸とストレ
ート糸とを併用する場合には、緯糸をバルキー糸にして
経糸をストレート糸にする(あるいはその逆)、バルキ
ー糸とストレート糸とを1本おきや2本おき等の所定の
間隔で使用する等、各種の態様が利用可能である。な
お、本発明の吸音クロスをカーテン等の用途に使用する
場合でストレート糸とバルキー糸との両者を用いる場合
には、耐久性等の点で、緯糸をバルキー糸とするのが好
ましい。
【0028】本発明の吸音クロスの織り方には特に限定
はなく、平織、梨地織、朱子織、摸紗織、綾織、からみ
織等、公知の織り方がすべて利用可能である。なお、本
発明者らの検討によれば、同じバルキー糸を用い、織密
度および質量が同じ吸音クロスは、ほぼ同じ吸音特性を
有し、特に優劣はない。従って、本発明の吸音クロスの
織り方は用途に応じて適宜選択すればよい。ただし、本
発明の吸音クロスは、緻密な方が良好な吸音特性を発揮
するので、織り方が緻密な方が良好な吸音特性を得やす
く、その点で、平織、梨地織、朱子織等が好適に用いら
れる。さらに、織密度には特に限定はなく、吸音クロス
の用途や、バルキー糸の太さ、後述する質量、通気度等
に応じて適宜決定すればよい。
【0029】図7に、平織で製織した本発明の吸音クロ
スの外観を概念的に示す。図7において、(a)はスト
レート糸のみを用いた従来のクロス、(b)は緯糸にバ
ルキー糸を用いた本発明の吸音クロス、(c)は緯糸お
よび経糸共にバルキー糸を用いた本発明の吸音クロスで
あり、共に同じ織密度を持ち、また、バルキー糸は
(a)のストレート糸をバルキー加工してなるものであ
る。図7(b)および(c)より明らかなように、バル
キー糸を用いた本発明の吸音クロスは解繊された単繊維
によってクロスの開口(目開き)が塞がれるため、
(a)に示される従来のクロスに比して開口が小さく、
特に、バルキー糸のみを用いた(c)では、光を通すと
微細孔が多数あることが確認されるものの、目視では開
口が単繊維によって完全に閉塞されたような状態となっ
ている。また、微細孔には、解繊された単繊維が介在し
ている。この開口(微細孔)の状態やバルキー糸の解繊
の程度は、後述する通気度に影響を与え、後の実施例に
示すように、吸音特性に影響を与える。
【0030】本発明の吸音クロスの質量には特に限定は
ないが、好ましくは1m2 当たり250g以上(250
g/m2以上)、より好ましくは300g/m2以上である。本
発明者らの検討によれば、本発明の吸音クロスは質量が
重いほど良好な吸音特性を発現する傾向にあり、質量を
250g/m2以上とすることにより、良好な吸音特性を得
ることができ、特に、質量を300g/m2以上、より好ま
しくは400g/m2以上とすることにより、より優れた吸
音特性を有する吸音クロスを得ることができる。なお、
質量が重いほど良好な吸音特性を発現するものの、吸音
クロスの質量が余り重いと、柔軟性、縫製した際のドレ
ープ性、触感の低下等を招くので、質量は用途に応じて
実用に問題無い範囲内にするのが好ましい。本発明の吸
音クロスの質量の調整は、吸音クロスの用途を考慮した
上で、織密度、バルキー糸やストレート糸の太さ、スト
レート糸とバルキー糸との比率等を選択することで適宜
調整可能である。
【0031】前述のように、本発明の吸音クロスにおい
ては、開口(微細孔)の状態やバルキー糸の解繊の程度
が吸音特性に影響を与え、すなわち、通気度が吸音特性
に影響を与える。そのため、本発明の吸音クロスでは、
通気度を3〜55([cm3/cm2]/sec;124.5PaJIS R
3420に準ずる) の範囲とするのが好ましい。本発明
の吸音クロスは、基本的に通気度が低い程良好な吸音特
性を発現し、特に、通気度55を([cm3/cm2]/sec;124.5
Pa) 以下とすることにより、非常に優れた吸音特性を有
する吸音クロスを実現することができる。しかしなが
ら、通気度を余り低くすると製造コストの向上や生産性
の低下を招くという問題点もあり、その点を考慮する
と、通気度は3〜55([cm3/cm2]/sec;124.5Pa) の範囲
とするのが好ましい。なお、通気度は、より好ましくは
3〜30([cm3/cm2]/sec;124.5Pa) の範囲、特に好まし
くは5〜20([cm3/cm2]/sec;124.5Pa) の範囲であり、
この範囲とすることにより、コストと吸音特性とのバラ
ンスの点でより好ましい結果を得る。
【0032】本発明の吸音クロスにおいて、通気度の調
整は、吸音クロスの用途を考慮した上で、織密度、バル
キー糸の解繊の程度、バルキー糸の単繊維呼び径、バル
キー糸(ストレート糸)の太さ、ストレート糸とバルキ
ー糸との比率等を選択することで、適宜調整可能であ
る。
【0033】本発明の吸音クロスは、必要に応じて、目
止めや着色(樹脂中に染料や顔料を溶解あるいは分散す
る)を目的として、通常のガラスクロスと同様に樹脂を
含浸してなるものであってもよい。用いる樹脂には特に
限定はなく、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、シリコ
ン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、フッ
素系樹脂、これらの樹脂2種以上を用いた混合樹脂、こ
れらの樹脂を含む共重合樹脂等、ガラスクロスに含浸さ
れる各種の樹脂、特に柔軟性を要求されるガラスクロス
に含浸される各種の樹脂が利用可能である。ただし、樹
脂含浸は、柔軟性やドレープ性の低下を招き、また、前
記微細孔の閉塞や解繊された単繊維の接着等を発生し
て、吸音クロスの特性を低下することもあるので、含浸
率をあまり高くするのは好ましくない。そのため、樹脂
を含浸する際には、含浸率は10%以下とする必要があ
り、好ましくは7%以下、特に5%以下とするのがより
好ましい。含浸率を上記範囲とすることにより、吸音特
性や柔軟性の低下を十分に小さくして、吸音クロスの特
性を十分に発揮することができる。吸音クロスへの樹脂
含浸は、通常のガラスクロスと同様の方法で行えばよ
く、例えば、溶剤に溶解した樹脂を、浸漬塗布やスプレ
ー塗布等の方法で本発明の吸音クロスに塗布し、乾燥、
加熱処理すればよい。なお、本発明の吸音クロスは、あ
らかじめ樹脂含浸したバルキー系やストレート系を製織
してなるものであってもよい。
【0034】このような本発明の吸音クロスは、ポリエ
ステルやアクリル等の合成繊維や、綿や麻等の天然繊維
からなる布材(クロス)と同様の柔軟性やドループ性、
さらには引張り強度などの機械的強度等を有し、従来の
合成繊維や天然繊維からなるクロスと同様に取り扱うこ
とができる。また、ガラス繊維特有の優れた不燃性を有
する。
【0035】本発明の吸音カーテンは、このような優れ
た特性を有する本発明の吸音クロスを縫製して、カーテ
ンとしたものである。本発明の吸音カーテンにおいて
は、縫製の方法や形状には特に限定はなく、合成繊維や
天然繊維等からなる従来の布材が利用されている、いわ
ゆるカーテンすべてに利用可能である。具体的には、従
来の布材と同様に本発明の吸音クロスを縫製して、通常
のドレープカーテンとしてもよく、体育館や劇場等に用
いられる暗幕や天幕、装飾用の幕等の各種の幕のように
してもよく、縫製後に所定の加工を施して枠やレールを
取り付けてアコーディオンカーテンやロールカーテンと
してもよい。なお、本発明の吸音カーテンは、本発明の
吸音クロスのみから形成されるのに限定はされず、本発
明の吸音クロスの一面あるいは両面に合成繊維や天然繊
維からなる通常の布材を重ねて縫製し、前記各種のカー
テンとしてもよい。
【0036】また、前述のように、本発明の吸音クロス
は、従来の合成繊維や天然繊維からなる布材と同様に取
り扱うことができるので、これらと同様に縫製や加工を
施すことにより、あるいはさらに枠やレール等を取り付
けることにより、このような吸音カーテン以外にも、吸
音ロールブラインド、吸音タペストリー、吸音天井膜、
吸音間仕切り、吸音衝立等、優れた吸音特性と不燃性と
を合わせ持つ各種の布製品を実現可能である。
【0037】以上、本発明の吸音クロスおよび吸音カー
テンについて説明したが、本発明は上述の例に限定はさ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の
改良および変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0038】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明
をより詳細に説明する。
【0039】[実施例1]67.5tex(ECDE 75 1/0)の
ガラス長繊維の単糸3本を、2.5〜4.0S(S=撚
数/25mm)の合撚を施して、202.5tex のストレ
ート糸(合撚糸)を得た。さらに、上記ストレート糸を
図1に示される装置でバルキー加工して、225tex の
バルキー糸を得た。フィードローラ16の引き出し速度
は150m/分で、ワインダ12の巻き取り速度は135
m/分とした。なお、単繊維呼び径は、ストレート糸およ
びバルキー糸共に6μm(最大径8.1μm、最小径
4.8μm、平均径6.3μm、標準偏差(σ)0.
5)で、単繊維総本数は2400本である。
【0040】上記ストレート糸およびバルキー糸を平織
して、図7(a)〜(c)に示される、下記の各種の試
料クロスを作製した。なお、通気度はフランジール試験
器を用いて測定した(JIS R 3420に準じる)。また、織
密度を調整することにより、質量を445g/m2に統一し
た。
【0041】 <試料クロスA(図7(a))> 使用糸 ;経糸 ストレート糸 織密度30本/25mm 緯糸 ストレート糸 織密度25本/25mm バルキー糸使用量 ;0重量% 厚さ ;0.35mm 通気度 ;96〜123([cm3/cm2]/sec;124.5Pa)
【0042】 <試料クロスB(図7(b))> 使用糸 ;経糸 ストレート糸 織密度30本/25mm 緯糸 バルキー糸 織密度22.5本/25mm バルキー糸使用量 ;45重量% 厚さ ;0.47mm 通気度 ;39〜55([cm3/cm2]/sec;124.5Pa)
【0043】 <試料クロスC(図7(c))> 使用糸 ;経糸 バルキー糸 織密度27.5本/25mm 緯糸 バルキー糸 織密度22.5本/25mm バルキー糸使用量 ;100重量% 厚さ ;0.65mm 通気度 ;28.3〜31.3([cm3/cm2]/sec;124.5Pa) 上記試料クロスA〜Cの諸元を下記表1にまとめて示
す。
【0044】
【表1】
【0045】上記各試料クロスについて、JIS A1409-19
67に準じて残響質法吸音率を測定した。結果を図8に示
すが、前述のように、バルキー糸を用いた本発明の吸音
クロスは、バルキー加工で解織された単繊維によってク
ロスの開口が塞がれるため、図7(a)に示される従来
のクロスである試料クロスAに比して開口が小さく通気
度の低い図7(b)に示される試料クロスBは、試料ク
ロス1よりも良好な吸音特性を示す。さらに、バルキー
糸のみからなる図7(c)に示される試料クロスCで
は、前述のように、光を通すと微細孔が多数あることが
確認されるものの、目視では開口が単繊維によって閉塞
されたような状態となっており、通気度も低く、非常に
優れた吸音特性を発揮している。
【0046】[実施例2]33.7tex(ECDE 150 1/0)
のガラス長繊維の単糸2本を合撚して67.5tex のス
トレート糸(合撚糸)を得た。さらに、135tex(ECDE
75 1/2)の合撚糸を前記実施例1と同様にバルキー加工
して、150tex のバルキー糸を得た。なお、単繊維呼
び径は、ストレート糸およびバルキー糸共に6μm(最
大径8.1μm、最小径4.8μm、平均径6.3μ
m、標準偏差(σ)0.5)である。
【0047】前記67.5tex のストレート糸を経糸と
して織密度を60本/25mmに固定し、前記150tex
のバルキー糸を緯糸として織密度を各種変更して製織
し、下記の試料クロスD〜Hを得た。なお、通気度は、
フランジール試験器を用いて測定した(JIS R 3420に準
じる)。
【0048】 <試料クロスD> 使用糸 ;経糸 ストレート糸 織密度60本/25mm 緯糸 バルキー糸 織密度12本/25mm 質量 ;235g/m2 バルキー糸使用量 ;30.7重量% 厚さ ;0.29mm 通気度 ;105.6〜118.8([cm3/cm2]/sec;124.5Pa) 織組織 ;平織
【0049】 <試料クロスE> 使用糸 ;経糸 ストレート糸 織密度60本/25mm 緯糸 バルキー糸 織密度25本/25mm 質量 ;310g/m2 バルキー糸使用量 ;48.0重量% 厚さ ;0.31mm 通気度 ;37.3〜49.0([cm3/cm2]/sec;124.5Pa) 織組織 ;平織
【0050】 <試料クロスF> 使用糸 ;経糸 ストレート糸 織密度60本/25mm 緯糸 バルキー糸 織密度35本/25mm 質量 ;375g/m2 バルキー糸使用量 ;56.5重量% 厚さ ;0.35mm 通気度 ;20.5〜32.5([cm3/cm2]/sec;124.5Pa) 織組織 ;綾織
【0051】 <試料クロスG> 使用糸 ;経糸 ストレート糸 織密度60本/25mm 緯糸 バルキー糸 織密度50本/25mm 質量 ;460g/m2 バルキー糸使用量 ;65.0重量% 厚さ ;0.46mm 通気度 ;14.8〜22.5([cm3/cm2]/sec;124.5Pa) 織組織 ;朱子織
【0052】 <試料クロスH> 使用糸 ;経糸 ストレート糸 織密度60本/25mm 緯糸 バルキー糸 織密度60本/25mm 質量 ;525g/m2 バルキー糸使用量 ;68.5重量% 厚さ ;0.49mm 通気度 ;5.5〜9.5([cm3/cm2]/sec;124.5Pa) 織組織 ;朱子織 上記吸音クロスD〜Hの諸元を下記表2にまとめて示
す。
【0053】
【表2】
【0054】上記各試料クロスについて、JIS A1409-19
67に準じて残響質法吸音率を測定した。結果を図9に示
す。図9に示されるように、バルキー糸を用いた緯糸の
織密度が上がるに従って、通気度が低くなり、また、吸
音特性も向上している。また、各試料クロスの表面を観
察したところ、試料クロスD以外は、光を通さないと細
孔の確認ができないほど開口がバルキー糸(その解織さ
れた単繊維)によって閉塞されていた。以上のことか
ら、本発明の吸音クロスの吸音特性には、微細孔の状態
および通気度に大きく影響されることが確認できる。
【0055】この微細孔は、解織された単繊維によって
閉塞された開口部であることを考慮すると、微細孔の単
位面積当たりの数は、平織においては経糸本数×緯糸本
数に応じて増加する。ここで、平織においては、経糸と
緯糸とはそれぞれ1本ずつ交絡して開口部を形成する
が、他の織組織、すなわち、綾織、朱子織、梨地織等で
は経糸と緯糸とが1本ずつ交絡しない。しかし、これら
の織組織でも糸と緯糸とはそれぞれ1本ずつ交差してお
り、これにより平織と同様の開口が存在するので、織密
度等が同じであれば、微細孔の数は、すべての織り型で
ほぼ同様であると考えられる。
【0056】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、従来のポリエステル、アクリル等の合成繊維
や、綿、麻等の天然繊維からなるクロス(布材)と同様
に扱うことができ、しかも、優れた吸音特性および不燃
性を有する吸音クロスを実現することができ、優れた吸
音カーテン、吸音ロールブラインド、吸音タペストリー
等を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バルキー糸の作製方法を示す概念図である。
【図2】図1に示されるバルキー糸の作製方法に用いら
れる高速エアジェットノズルの概略断面図である。
【図3】図1に示されるバルキー糸の作製方法で得られ
るバルキー糸の概念図であって、(a)はその外観を、
(b)はその断面を、それぞれ示す。
【図4】バルキー糸の作製方法の別の例を示す概念図で
ある。
【図5】図4に示されるバルキー糸の作製方法で得られ
るバルキー糸の概念図であって、(a)はその外観を、
(b)はその断面を、それぞれ示す。
【図6】本発明の吸音クロスの垂直入射方吸音率を示す
グラフである。
【図7】(a)は従来のガラスクロスを、(b)は本発
明の吸音クロスの一例を、(c)は本発明の吸音クロス
の別の例を、それぞれ示す概略平面図である。
【図8】本発明の実施例における残響室法吸音率を示す
グラフである。
【図9】本発明の実施例における残響室法吸音率を示す
グラフである。
【符号の説明】
10,44,46 パーン 12 ワインダ 14 ガイド 16 フィードローラ 18 高速エアジェットノズル 20 貫通孔 22 通糸部材 24 空気供給部材 26 ジェットノズル 28 出口 30 高圧空気口 32 高圧空気質 34 ノズル部 36 糊付器 38 乾燥機 40,52 ガイドローラ 42 トラバース 48 芯糸用フィードローラ 50 被覆糸用フィードローラ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10K 11/162 G10K 11/16 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス長繊維に圧縮空気を吹き付けること
    により前記ガラス長繊維を膨らましめた嵩高加工を施し
    てなる嵩高加工糸を、少なくとも1部に用いて製織して
    なることを特徴とする吸音クロス。
  2. 【請求項2】質量が1m2 当たり250g以上である請
    求項1に記載の吸音クロス。
  3. 【請求項3】通気度が3〜55([cm3/cm2]/sec ;12
    4.5Pa)である請求項1または2に記載の吸音クロ
    ス。
  4. 【請求項4】前記嵩高加工糸の単繊維呼び径が3μm〜
    9μmである請求項1〜3のいずれかに記載の吸音クロ
    ス。
  5. 【請求項5】前記嵩高加工糸の使用比率が40重量%以
    上である請求項1〜4のいずれかに記載の吸音クロス。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の吸音クロ
    スを縫製してなる吸音カーテン。
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