JPH09249571A - 抗真菌剤 - Google Patents
抗真菌剤Info
- Publication number
- JPH09249571A JPH09249571A JP8061073A JP6107396A JPH09249571A JP H09249571 A JPH09249571 A JP H09249571A JP 8061073 A JP8061073 A JP 8061073A JP 6107396 A JP6107396 A JP 6107396A JP H09249571 A JPH09249571 A JP H09249571A
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- Japan
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- antifungal agent
- malassezia
- tricomycin
- agent
- antifungal
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- Pyrrole Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 この発明は、トリコマイシンおよび/ま
たはピロールニトリンを有効成分として含有することを
特徴とするマラセチア属に属する菌(例、マラセチア・
ファーファー)に対する抗真菌剤に関する。 【効果】 トリコマイシンおよび/またはピロールニト
リンは、マラセチア属に属する菌に対する抗真菌剤とし
て有用である。
たはピロールニトリンを有効成分として含有することを
特徴とするマラセチア属に属する菌(例、マラセチア・
ファーファー)に対する抗真菌剤に関する。 【効果】 トリコマイシンおよび/またはピロールニト
リンは、マラセチア属に属する菌に対する抗真菌剤とし
て有用である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トリコマイシン
および/またはピロールニトリンを有効成分として含有
することを特徴とするマラセチア(Malassezi
a)属に属する菌に対する抗真菌剤に関するものであ
り、医療の分野で利用される。
および/またはピロールニトリンを有効成分として含有
することを特徴とするマラセチア(Malassezi
a)属に属する菌に対する抗真菌剤に関するものであ
り、医療の分野で利用される。
【0002】
【従来の技術】この発明で使用されるトリコマイシン
(Trichomycin)は、八丈島の土壌より発見
分離した放線菌ストレプトマイセス・ハチジョエンシス
(Streptomyces hachijoensi
s)を培養して得られる公知物質であり、またピロール
ニトリン(Pyrrolnitrin)は、下記式で示
される公知物質である。
(Trichomycin)は、八丈島の土壌より発見
分離した放線菌ストレプトマイセス・ハチジョエンシス
(Streptomyces hachijoensi
s)を培養して得られる公知物質であり、またピロール
ニトリン(Pyrrolnitrin)は、下記式で示
される公知物質である。
【化1】 これらの化合物は何れも抗真菌剤として市販されている
ものであるが、これらの化合物が、マラセチア属に属す
る菌に対して抗真菌活性を有し、マラセチア属に属する
菌に対する抗真菌剤として有用であることは、全く知ら
れていない。
ものであるが、これらの化合物が、マラセチア属に属す
る菌に対して抗真菌活性を有し、マラセチア属に属する
菌に対する抗真菌剤として有用であることは、全く知ら
れていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】癜風の起因菌である担
子菌系不完全酵母マラセチア・ファーファー(Mala
ssezia furfur)に代表されるマラセチア
属に属する菌は、毛包炎、間擦疹、脂漏性皮膚炎、尋常
性乾癬、アトピー性皮膚炎等の様々な皮膚疾患にも関与
する可能性が示唆され、また本菌による気管支肺炎が報
告されるに及んで、その病原的意義が益々重要視されつ
つある。癜風に対する局所療法としてはイミダゾール系
薬剤が有効とされているが、再発率が極めて高いことが
指摘され、より優れた抗真菌剤の開発が待望されてい
る。
子菌系不完全酵母マラセチア・ファーファー(Mala
ssezia furfur)に代表されるマラセチア
属に属する菌は、毛包炎、間擦疹、脂漏性皮膚炎、尋常
性乾癬、アトピー性皮膚炎等の様々な皮膚疾患にも関与
する可能性が示唆され、また本菌による気管支肺炎が報
告されるに及んで、その病原的意義が益々重要視されつ
つある。癜風に対する局所療法としてはイミダゾール系
薬剤が有効とされているが、再発率が極めて高いことが
指摘され、より優れた抗真菌剤の開発が待望されてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この出願の発明者らは、
鋭意検討の結果、トリコマイシンおよび/またはピロー
ルニトリンが、マラセチア属に属する菌に対して優れた
抗真菌活性を有し、マラセチア属に属する菌に対する抗
真菌剤として有用であることを見い出した。
鋭意検討の結果、トリコマイシンおよび/またはピロー
ルニトリンが、マラセチア属に属する菌に対して優れた
抗真菌活性を有し、マラセチア属に属する菌に対する抗
真菌剤として有用であることを見い出した。
【0005】この発明の抗真菌剤の剤型は特に限定され
ず、慣用の、例えば液剤、エアゾール剤、ゲル剤、クリ
ーム剤、粉剤、軟膏剤、膣坐剤などとして用いることが
でき、好ましくは外用の剤型で用いられる。
ず、慣用の、例えば液剤、エアゾール剤、ゲル剤、クリ
ーム剤、粉剤、軟膏剤、膣坐剤などとして用いることが
でき、好ましくは外用の剤型で用いられる。
【0006】これらの製剤中に占める有効成分、すなわ
ちトリコマイシンおよび/またはピロールニトリンの含
有割合は、0.01〜50重量%、好ましくは0.01
〜10重量%程度である。
ちトリコマイシンおよび/またはピロールニトリンの含
有割合は、0.01〜50重量%、好ましくは0.01
〜10重量%程度である。
【0007】また、この発明の抗真菌剤における有効成
分の投与量は剤型、治療対象となる起因菌の種類、症状
等に応じて適宜選択されるが、一般的には、1〜500
mg/kg/日、好ましくは1〜50mg/kg/日の
範囲で投与される。
分の投与量は剤型、治療対象となる起因菌の種類、症状
等に応じて適宜選択されるが、一般的には、1〜500
mg/kg/日、好ましくは1〜50mg/kg/日の
範囲で投与される。
【0008】さらに、この発明の抗真菌剤には、有効成
分としてのトリコマイシンおよび/またはピロールニト
リンの他に例えば、クロトリマゾール、ミコナゾール、
エコナゾール、イソコナゾール、ケトコナゾール、ビフ
ォナゾール、フルコナゾールなどのイミダゾール系抗真
菌剤、その他の抗真菌剤、クロタミトン、ジフエンヒド
ラミン、塩酸ジフエニルピラリン、リドカイン、テシツ
ト、アミノ安息香酸エチル、ジブカイン、サリチル酸メ
チル、メントール、カンフル、ラウロマクロゴール、グ
リチルレチン酸、アズレンもしくはその塩などの鎮痒、
消炎、鎮痛もしくは局所麻酔剤、塩化ベンザルコニウ
ム、クロルヘキシジン、塩化デカリニウム、レゾルシ
ン、フエノール、テゴー51、クロロブタノール、ヨー
ド、ホウ酸、トリメチルセチルアンモニウムペンタクロ
ロフエネートもしくはその塩等の殺菌剤、サリチル酸、
ジエチルセパケート、尿素、イオウ等の角質軟化浸透
剤、塩化亜鉛、アラントイン、ジヒドロキシアルミニウ
ムもしくはその塩等の収斂剤もしくは修復剤などを適宜
配合してもよい。
分としてのトリコマイシンおよび/またはピロールニト
リンの他に例えば、クロトリマゾール、ミコナゾール、
エコナゾール、イソコナゾール、ケトコナゾール、ビフ
ォナゾール、フルコナゾールなどのイミダゾール系抗真
菌剤、その他の抗真菌剤、クロタミトン、ジフエンヒド
ラミン、塩酸ジフエニルピラリン、リドカイン、テシツ
ト、アミノ安息香酸エチル、ジブカイン、サリチル酸メ
チル、メントール、カンフル、ラウロマクロゴール、グ
リチルレチン酸、アズレンもしくはその塩などの鎮痒、
消炎、鎮痛もしくは局所麻酔剤、塩化ベンザルコニウ
ム、クロルヘキシジン、塩化デカリニウム、レゾルシ
ン、フエノール、テゴー51、クロロブタノール、ヨー
ド、ホウ酸、トリメチルセチルアンモニウムペンタクロ
ロフエネートもしくはその塩等の殺菌剤、サリチル酸、
ジエチルセパケート、尿素、イオウ等の角質軟化浸透
剤、塩化亜鉛、アラントイン、ジヒドロキシアルミニウ
ムもしくはその塩等の収斂剤もしくは修復剤などを適宜
配合してもよい。
【0009】この発明の抗真菌剤は慣用の方法により各
種の基剤、担体と配合して前記のような各種の剤型に製
剤化することができる。
種の基剤、担体と配合して前記のような各種の剤型に製
剤化することができる。
【0010】例えば、液剤の担体としては水、低級アル
コール、エチレングリコール、グリセリン類、その他各
種の有機溶媒が挙げられる。エアゾールの担体として
は、例えば、上記のような液剤の担体とヘプタフルオロ
プロパンガスとを配合して使用することができる。ゲル
基剤としては、例えば、上記のような液剤の担体とゲル
生成剤とを組合わせたものが使用でき、ゲル生成剤とし
ては例えばカルボキシビニルポリマーと有機アミンもし
くは水酸化ナトリウム水溶液などの塩基の組合せまたは
ヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロースエーテ
ル、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリ
コール等が挙げられる。クリーム基剤としては、非イオ
ン性界面活性剤のような乳化剤と、ゲル基剤、軟膏基剤
および(または)水性基剤とを組合わせて使用できる。
粉剤の基剤としては、例えば炭酸カルシウム、リン酸カ
ルシウム、乳糖、殿粉、ゼラチン、ヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ス
テアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、
タルク、シリコン等の不活性な希釈剤、造粒剤、分散
剤、結合剤等を単独で又は組合わせて使用できる。軟膏
基剤としては、落花生油、オリーブ油、ゴマ油、ヤシ
油、パラフイン油、ラノリン、ワセリン、酸化亜鉛、ビ
ーズワックス、マクロゴール、ステアリルアルコール、
プロピレングリコール等を単独もしくは組合わせて使用
できる。
コール、エチレングリコール、グリセリン類、その他各
種の有機溶媒が挙げられる。エアゾールの担体として
は、例えば、上記のような液剤の担体とヘプタフルオロ
プロパンガスとを配合して使用することができる。ゲル
基剤としては、例えば、上記のような液剤の担体とゲル
生成剤とを組合わせたものが使用でき、ゲル生成剤とし
ては例えばカルボキシビニルポリマーと有機アミンもし
くは水酸化ナトリウム水溶液などの塩基の組合せまたは
ヒドロキシプロピルセルロースなどのセルロースエーテ
ル、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリ
コール等が挙げられる。クリーム基剤としては、非イオ
ン性界面活性剤のような乳化剤と、ゲル基剤、軟膏基剤
および(または)水性基剤とを組合わせて使用できる。
粉剤の基剤としては、例えば炭酸カルシウム、リン酸カ
ルシウム、乳糖、殿粉、ゼラチン、ヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ス
テアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、
タルク、シリコン等の不活性な希釈剤、造粒剤、分散
剤、結合剤等を単独で又は組合わせて使用できる。軟膏
基剤としては、落花生油、オリーブ油、ゴマ油、ヤシ
油、パラフイン油、ラノリン、ワセリン、酸化亜鉛、ビ
ーズワックス、マクロゴール、ステアリルアルコール、
プロピレングリコール等を単独もしくは組合わせて使用
できる。
【0011】さらに、この発明の抗真菌剤は上記のよう
な基剤、添加剤の他に、慣用の溶解補助剤、安定化剤、
保湿剤、防腐剤などを組合わせて配合することもでき
る。これらの各種の製剤は慣用の方法例えば、第十二改
正日本薬局方に記載の方法と同様にして製造することが
できる。
な基剤、添加剤の他に、慣用の溶解補助剤、安定化剤、
保湿剤、防腐剤などを組合わせて配合することもでき
る。これらの各種の製剤は慣用の方法例えば、第十二改
正日本薬局方に記載の方法と同様にして製造することが
できる。
【0012】
【発明の効果】この発明の有用性を示すために、薬理試
験結果を以下に示す。 試験菌の継代用培地 馬鈴薯ブドウ糖寒天培地 3.9% ペプトン 1.0% 酵母エキス 1.0% オリーブ油 0.2% モノオレイン 0.5% ビタミン 5.0% この培地から試験菌を掻き取り、生理食塩水で懸濁、希
釈(約105CFU/ml)したものを接種菌液として
使用した。この場合、試験菌は継代後2週間以内(室温
保存)のものを使用した。 被検薬物の調整 トリコマイシン:ジメチルスルホキシドに溶解 ピロールニトリン:エタノールに溶解 試験培地 グルコース 4.0% 酵母エキス 0.01% ペプトン 1.0% Tween 80 0.05% 寒天 1.5%
験結果を以下に示す。 試験菌の継代用培地 馬鈴薯ブドウ糖寒天培地 3.9% ペプトン 1.0% 酵母エキス 1.0% オリーブ油 0.2% モノオレイン 0.5% ビタミン 5.0% この培地から試験菌を掻き取り、生理食塩水で懸濁、希
釈(約105CFU/ml)したものを接種菌液として
使用した。この場合、試験菌は継代後2週間以内(室温
保存)のものを使用した。 被検薬物の調整 トリコマイシン:ジメチルスルホキシドに溶解 ピロールニトリン:エタノールに溶解 試験培地 グルコース 4.0% 酵母エキス 0.01% ペプトン 1.0% Tween 80 0.05% 寒天 1.5%
【0013】試験1(抗マラセチア・ファーファー活
性) 試験方法 上記の各被検薬物溶液に滅菌精製水を加え原液を作成
し、更に滅菌精製水を使用して2倍段階希釈により所定
濃度とした。これらの希釈液をシャーレに1ml入れ、
試験培地(約50℃)を9ml加えて混釈し、平板を作
製した。これを約30分間表面を乾燥後、各試験菌の生
理食塩水希釈液を接種し、31℃で3日培養後、被検薬
物による試験菌の発育が阻止される最小発育阻止濃度
(MIC:μg/ml)を求めた。
性) 試験方法 上記の各被検薬物溶液に滅菌精製水を加え原液を作成
し、更に滅菌精製水を使用して2倍段階希釈により所定
濃度とした。これらの希釈液をシャーレに1ml入れ、
試験培地(約50℃)を9ml加えて混釈し、平板を作
製した。これを約30分間表面を乾燥後、各試験菌の生
理食塩水希釈液を接種し、31℃で3日培養後、被検薬
物による試験菌の発育が阻止される最小発育阻止濃度
(MIC:μg/ml)を求めた。
【0014】試験結果
【表1】
【0015】試験2(マラセチア・ファーファーに対す
る殺菌性) 試験方法 上記の試験培地組成から寒天を除き、更にTween
80を0.1%とした液体培地を使用した。これに試験
菌(マラセチア・ファーファー12005)の懸濁液
(上記継代用培地から掻き取り、0.2%Tween
80含有生理食塩水で懸濁)を約105CFU/mlと
なるように接種した。この懸濁液(9ml)とトリコマ
イシン溶液(濃度:5μg/ml、1ml)を混合後、
30℃で24時間振盪培養し、所定時間でサンプリング
した。これを連続10倍希釈し、適温とした上記試験培
地で混釈後、固化させた。これを37℃で5日間培養
後、形成されたコロニー数をカウントした。
る殺菌性) 試験方法 上記の試験培地組成から寒天を除き、更にTween
80を0.1%とした液体培地を使用した。これに試験
菌(マラセチア・ファーファー12005)の懸濁液
(上記継代用培地から掻き取り、0.2%Tween
80含有生理食塩水で懸濁)を約105CFU/mlと
なるように接種した。この懸濁液(9ml)とトリコマ
イシン溶液(濃度:5μg/ml、1ml)を混合後、
30℃で24時間振盪培養し、所定時間でサンプリング
した。これを連続10倍希釈し、適温とした上記試験培
地で混釈後、固化させた。これを37℃で5日間培養
後、形成されたコロニー数をカウントした。
【0016】試験結果 試験菌として用いたマラセチア・ファーファー1200
5は、被検薬物を添加しない場合、1.4x105CF
U/mlから、24時間後は7.0x105CFU/m
lと僅かに増菌した。一方、トリコマイシンを添加した
場合、6時間後8.0x102CFU/ml、24時間
後1.0x101CFU/ml以下に生菌数を減少さ
せ、強い殺菌作用を示した。
5は、被検薬物を添加しない場合、1.4x105CF
U/mlから、24時間後は7.0x105CFU/m
lと僅かに増菌した。一方、トリコマイシンを添加した
場合、6時間後8.0x102CFU/ml、24時間
後1.0x101CFU/ml以下に生菌数を減少さ
せ、強い殺菌作用を示した。
【0017】これらの試験結果から明らかなように、ト
リコマイシンおよびピロールニトリンは、マラセチア属
に属する菌に対して優れた抗真菌活性を有し、更にトリ
コマイシンは、マラセチア属に属する菌に対して強い殺
菌性を有し、これらの化合物は、マラセチア属に属する
菌に対する抗真菌剤として有用である。
リコマイシンおよびピロールニトリンは、マラセチア属
に属する菌に対して優れた抗真菌活性を有し、更にトリ
コマイシンは、マラセチア属に属する菌に対して強い殺
菌性を有し、これらの化合物は、マラセチア属に属する
菌に対する抗真菌剤として有用である。
【0018】
【実施例】この発明の実施例を以下に示すが、この発明
は、これら実施例に限定されるものではない。 実施例1 トリコマイシン 2.5g オリーブ油 100.0g 精製ラノリン 80.0g 白色ワセリン 812.5g トリコマイシン(2.5g)をオリーブ油(100.0
g)、精製ラノリン(80.0g)および白色ワセリン
(812.5g)に加温して溶解し、撹拌して均一にす
ることにより、油性軟膏剤を製造する。
は、これら実施例に限定されるものではない。 実施例1 トリコマイシン 2.5g オリーブ油 100.0g 精製ラノリン 80.0g 白色ワセリン 812.5g トリコマイシン(2.5g)をオリーブ油(100.0
g)、精製ラノリン(80.0g)および白色ワセリン
(812.5g)に加温して溶解し、撹拌して均一にす
ることにより、油性軟膏剤を製造する。
【0019】実施例2 ピロールニトリン 2.5 g マクロゴール4000 496.25g マクロゴール400 496.25g ピロールニトリン(2.5g)をマクロゴール4000
(496.25g)とマクロゴール400(496.2
5g)に加温して溶解し、撹拌して均一にすることによ
り、水性軟膏剤を製造する。
(496.25g)とマクロゴール400(496.2
5g)に加温して溶解し、撹拌して均一にすることによ
り、水性軟膏剤を製造する。
【0020】実施例3 トリコマイシン 2.5g クロトリマゾール 5.0g ステアリルアルコール 250.0g ステアリン酸 50.0g マクロゴール6000 50.0g ヘキサントリオール 50.0g プロピレングリコール 400.0g マクロゴール400 192.5g トリコマイシン(2.5g)とクロトリマゾール(5.
0g)をプロピレングリコール(400.0g)に加温
して溶解後撹拌して均一にする。一方、ステアリルアル
コール(250.0g)、ステアリン酸(50.0
g)、マクロゴール6000(50.0g)、ヘキサト
リオール(50.0g)およびマクロゴール400(1
92.5g)を加温して溶解、混合し、均一にする。こ
れに先の主薬溶液を加え、撹拌して均一にすることによ
り外用ゲル製剤を製造する。
0g)をプロピレングリコール(400.0g)に加温
して溶解後撹拌して均一にする。一方、ステアリルアル
コール(250.0g)、ステアリン酸(50.0
g)、マクロゴール6000(50.0g)、ヘキサト
リオール(50.0g)およびマクロゴール400(1
92.5g)を加温して溶解、混合し、均一にする。こ
れに先の主薬溶液を加え、撹拌して均一にすることによ
り外用ゲル製剤を製造する。
【0021】実施例4 トリコマイシン 5.0g 酸化亜鉛、微末 100.0g でんぷん 142.5g タルク 750.0g 100号ふるいを通した上記の各成分を均一に混合する
ことにより外用散布剤を製造する。
ことにより外用散布剤を製造する。
【0022】実施例5 トリコマイシン 2.5g クロタミトン 20.0g イソプロピルミリステート 100.0g プロピレングリコール 100.0g ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート 10.0g カルボキシビニルポリマーの4%水溶液 170.0g エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムの1%水溶液 12.0g 水酸化ナトリウムの2%水溶液 20.0g 精製水 565.5g トリコマイシンを70℃でクロタミトンに溶解した後、
イソプロピルミリステート、プロピレングリコール、ポ
リオキシエチレンソルビタンモノラウレート、カルボキ
シビニルポリマーの4%水溶液、精製水(530g)、
エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムの1%水溶液を順
次加える。この溶液に、70−80℃で撹拌下に水酸化
ナトリウムの2%水溶液を徐々に加えた後、精製水を加
えて全量を1000gとして、冷却して、外用のクリー
ムを製造する。
イソプロピルミリステート、プロピレングリコール、ポ
リオキシエチレンソルビタンモノラウレート、カルボキ
シビニルポリマーの4%水溶液、精製水(530g)、
エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムの1%水溶液を順
次加える。この溶液に、70−80℃で撹拌下に水酸化
ナトリウムの2%水溶液を徐々に加えた後、精製水を加
えて全量を1000gとして、冷却して、外用のクリー
ムを製造する。
【0023】実施例6 ピロールニトリン 3.75g トリコマイシン 3.75g オリーブ油 100.0 g 精製ラノリン 80.0 g 白色ワセリン 812.5 g ピロールニトリンおよびトリコマイシンをオリーブ油、
精製ラノリンおよび白色ワセリンの混合物に加温下に溶
解し撹拌して均一化することにより、油性軟膏剤を製造
する。
精製ラノリンおよび白色ワセリンの混合物に加温下に溶
解し撹拌して均一化することにより、油性軟膏剤を製造
する。
Claims (4)
- 【請求項1】 トリコマイシンを有効成分として含有す
ることを特徴とするマラセチア属に属する菌に対する抗
真菌剤。 - 【請求項2】 ピロールニトリンを有効成分として含有
することを特徴とするマラセチア属に属する菌に対する
抗真菌剤。 - 【請求項3】 トリコマイシンおよびピロールニトリン
を有効成分として含有することを特徴とするマラセチア
属に属する菌に対する抗真菌剤。 - 【請求項4】 マラセチア属に属する菌がマラセチア・
ファーファーである、請求項第1項、第2項または第3
項に記載の抗真菌剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8061073A JPH09249571A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 抗真菌剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8061073A JPH09249571A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 抗真菌剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09249571A true JPH09249571A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13160603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8061073A Pending JPH09249571A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 抗真菌剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09249571A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104830732A (zh) * | 2015-05-14 | 2015-08-12 | 北京农学院 | 一株八丈岛链霉菌及其应用 |
-
1996
- 1996-03-18 JP JP8061073A patent/JPH09249571A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104830732A (zh) * | 2015-05-14 | 2015-08-12 | 北京农学院 | 一株八丈岛链霉菌及其应用 |
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