JPH0924912A - 自動包装機用シール間隔自動調整装置 - Google Patents

自動包装機用シール間隔自動調整装置

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JPH0924912A
JPH0924912A JP19804695A JP19804695A JPH0924912A JP H0924912 A JPH0924912 A JP H0924912A JP 19804695 A JP19804695 A JP 19804695A JP 19804695 A JP19804695 A JP 19804695A JP H0924912 A JPH0924912 A JP H0924912A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デジタルで制御量を算出して、早く簡便に目
標シール位置でシールを行えるようにする。 【構成】 包装品長さに相当するピッチの光電管マーク
を有し且つ長手方向に供給される長尺な熱溶着性包装フ
ィルムを成形シュートに導いて長手方向に沿って二つ折
りにし両側縁部を合わせて該両側縁部を変速手段の光電
管を含むピッチ制御手段による制御を受けながら長手方
向供給を行う竪方向熱溶着手段によって竪シールしてチ
ューブ状包装フィルムを得、上記竪方向熱溶着手段の下
流側に配置された横方向熱溶着手段によって順次横シー
ルして行き、有底状態のチューブ状包装フィルム内に被
包装物を充填してから封止し、包装フィルムの横方向熱
溶着部を切断手段によって切断して包装品を製造して行
く。ピッチ制御手段は、ロータリエンコーダーによっ
て、光電管から送られて来る光電管マークを捉えた信号
と基点に対する誤差をパルス制御量で求め、この誤差相
当パルス制御量によって誤差をゼロに近付けるように変
速手段を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、食品、薬品、雑
貨、針等の各種の粉粒、固物、流動物の包装品の自動包
装機に関し、特に包装品長さに相当するピッチの光電管
マークを有し且つ長手方向に供給される長尺な熱溶着性
包装フィルムを成形シュートに導いて長手方向に沿って
二つ折りにし両側縁部を合わせて該両側縁部を、光電管
を含むピッチ制御手段によるピッチ制御を受ける変速手
段を介して上記長手方向供給を行う竪方向熱溶着手段に
よって竪シールしてチューブ状包装フィルムを得、上記
竪方向熱溶着手段の下流側に配置された横方向熱溶着手
段によって順次横シールして行き、有底状態のチューブ
状包装フィルム内に被包装物を充填してから封止し、包
装フィルムの横方向熱溶着部を切断手段によって切断し
て包装品を製造して行く粉粒体の自動包装機に使用され
るもので上記竪方向熱溶着手段の長手方向供給速度を変
速手段で制御して上記光電管マークを目標に上記横方向
熱溶着手段による横シールを行う自動包装機用シール間
隔自動調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】此の種の自動包装機にあっては、素材フ
ィルム上において横シールや区画シールしてカットする
箇所をあらかじめ光電管マーク等として印刷している
が、素材フィルムの性質上周囲の温度や湿度、印刷や包
装作業時の供給張力のかけ方等で伸び縮みし、仕上がり
寸法にバラツキが生じることになる。このバラツキに合
わせて仕上がり寸法を揃えるようにした従来の自動包装
機用シール間隔自動調整装置としては,特公昭47−5
0153号の特許公報に開示されたものがある。この装
置は、図9から図11に示す様にポリエチレン、ポリ塩
化ビニルその他熱可塑性樹脂よりなる素材フィルムFを
長手方向に移動させながら折曲具2によって長手方向に
沿って二つ折りにし、その折り重ね端縁を一対の竪溶着
ロール3、3で挟んで縦溶着して筒状素材F1となし、
この素材F1を所要間隔置きに一対の回転横溶着具4、
4によって横方向にシールし、このシール後に定量供給
装置5から粉末食品、薬品等の供給材料を供給すると共
に次の横シールの後に回転カッター7によって該シール
部分を切断するようにした自動包装機に使用されるもの
である。
【0003】このシール間隔自動調整装置では、主モー
タM1で回転駆動される竪溶着ロール3、3の駆動軸S
2を差動歯車Dと光電管モータM2とによって加速、減
速自在となし、横回転溶着具4、4の軸S4と主軸S1
側との間に適当な動力結合手段Cを設け、これをカッタ
ー軸S3に設けた起動手段Aによって該軸S3の1回転
に1回宛上記結合手段Cを作動させて溶着具4、4によ
りシールをさせると共に該溶着具4、4が筒状素材F1
を1回宛シールして該素材F1より離れると同時に結合
手段Cを解除して軸S4を停止させる如くなし、上記カ
ッター軸S3に二連のカム22、23を設けると共に各
々のカムに接してその接触位置により開閉自在となり且
つ一方が開成の場合はそれと相対接触位置にある他方が
閉成しているような二つのマイクロスイッチSW1、S
W2を上記カムに各々対置させ、上記フィルムFの送り
の適所に光電管19を設け、これが捉えた光電管マーク
P・・・のパルスによって上記スイッチSW1、SW2
を介して前記モータM2を起動させる電気的回路を形成
している。
【0004】かくして上述スイッチSW1、SW2はこ
れらのパルスを受けた際にカム22、23上の正常なパ
ルス受信位置に接していない場合はいずれか一方のスイ
ッチを働かせてこの回路を閉成してモータM2を正逆い
ずれかに回転させて、差動歯車Dの外輪21を遊星歯車
20と同方向に正転又は逆転させて駆動軸S2を増減速
し、光電管マークP・・・の遅れ進みの修正を行う。正
常なパルス受信位置の場合は両スイッチSW1、SW2
を開いて該回路を開成する如くなし、更に上記溶着ロー
ル3、3の駆動機構間に必要に応じ変速比を変更できる
変え歯車Bを挿入し、横シールと切断の箇所を光電管マ
ークP・・・に合わせるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の自
動包装機用シール間隔自動調整装置では、遅らす位置と
進ます位置の2つの位置に設けられた各カム22、23
によって、横回転溶着具4、4に到達した光電管マーク
Pが遅らす進ますのどちらの範囲に在るのかを光電管1
9に認識させ、遅らす方向又は進ます方向へ所定の修正
時間に渡って光電管モータM2を正転又は逆転して竪溶
着ロール3、3の回転速度を減速したり、増速するよう
にしており、修正が徐々に行われることになり、時間が
かかるものであった。また光電管マークPの横回転溶着
具4、4に対する遅れ、進みの状態も単にランプ表示し
か出来ず、どの程度遅れ、進んでいるのかの表示が出来
ない。そして、ある所定の修正時間にて修正している
為、反復度(ハンチング)が大きく基点に対する誤差が
大きくなる。なお、修正時間を小さくすると、大きくず
れている場合には時間がかかる。特に、最初のフィルム
設定時に時間がかかる。更に、或る長さに渡ってシール
位置と光電管マークPが長さ制御が出来上がっているの
に位置的にずれている場合には、光電管19の位置をシ
フトさせたり、カム22、23の角度を変える必要があ
る。光電管マークPのピッチが変わった場合、変え歯車
Bで対応する。
【0006】本発明は、上述の点に鑑み提案されたもの
であり、目標とするシール位置から現在のシール位置ま
でのずれの距離をデジタルに算出してそれに応じた竪方
向熱溶着手段駆動サーボモータに最適な駆動電圧をかけ
短時間で目標とするシール位置に到達出来、またどの程
度遅れ、進んでいるのかの表示が出来、更に、素材フィ
ルムの或る長さに渡ってシール位置と光電管マークPが
長さ制御が出来上がっているのに位置的にずれている場
合、光電管の位置をシフトさせたり、カムの角度を変え
ること無しにタッチパネルやキーボード等で修正シフト
量を入力してエンコーダーの基点を変更することによっ
てシール位置を変更出来、また品種替えでロット毎に光
電管マークピッチが平均的に伸びたり縮んでいて制御が
思うように出来ない場合にロータリエンコーダーのパル
ス信号を利用してどの程度の送り量にしたらよいかをデ
ジタル表示させることが出来る自動包装機用シール間隔
自動調整装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の請求項1の自動包装機用シール間隔自
動調整装置は、包装品長さに相当するピッチの光電管マ
ークを有し且つ長手方向に供給される長尺な熱溶着性包
装フィルムを成形シュートに導いて長手方向に沿って二
つ折りにし両側縁部を合わせて該両側縁部を、光電管を
含むピッチ制御手段によるピッチ制御を受ける変速手段
を介して上記長手方向供給を行う竪方向熱溶着手段によ
って竪シールしてチューブ状包装フィルムを得、上記竪
方向熱溶着手段の下流側に配置された横方向熱溶着手段
によって順次横シールして行き、有底状態のチューブ状
包装フィルム内に被包装物を充填してから封止し、包装
フィルムの横方向熱溶着部を切断手段によって切断して
包装品を製造して行く粉粒体等の自動包装機に使用され
るもので上記竪方向熱溶着手段の長手方向供給速度を上
記変速手段で制御して上記光電管マークを目標に上記横
方向熱溶着手段による横シールを行うものであって、上
記ピッチ制御手段は、ロータリエンコーダーを備え、該
ロータリエンコーダーによって、上記光電管から送られ
て来る光電管マークを捉えた信号と基点に対する誤差を
パルス制御量で求め、この誤差相当パルス制御量によっ
て誤差をゼロに近付けるように上記変速手段を制御する
ことを特徴としている。
【0008】上記のように構成された自動包装機用シー
ル間隔自動調整装置では、包装品長さに相当するピッチ
の光電管マークを有し且つ長手方向に供給される長尺な
熱溶着性包装フィルムを成形シュートに導いて長手方向
に沿って二つ折りにし両側縁部を合わせて該両側縁部
を、変速手段の制御を受け長手方向供給を行う竪方向熱
溶着手段によって竪シールしてチューブ状包装フィルム
を得る。次いで竪方向熱溶着手段の下流側に配置された
横方向熱溶着手段によって順次横シールして行き、有底
状態のチューブ状包装フィルム得、その内に粉粒体等の
被包装物を充填してから封止し、包装フィルムの横方向
熱溶着部を切断手段によって切断して包装品を製造して
行く。竪方向熱溶着手段の長手方向供給速度を変速手段
で制御して光電管マークを目標に上記横方向熱溶着手段
による横シールを行う。
【0009】上記ピッチ制御手段は、パルスエンコーダ
ーを備え、該パルスエンコーダーによって、光電管から
送られて来る光電管マークを捉えた信号と基点に対する
誤差をパルス制御量で求め、この誤差相当パルス制御量
によって誤差をゼロに近付けるように変速手段を制御す
るようにしているため、目標とするシール位置から現在
のシール位置までのずれの距離をデジタルに算出してそ
れに応じた竪方向熱溶着手段駆動サーボモータに最適な
駆動電圧を掛け短時間で目標とするシール位置に到達出
来、またどの程度遅れ、進んでいるのかの表示が出来
る。
【0010】更に、素材フィルムの或る長さに渡ってシ
ール位置と光電管マークPが長さ制御が出来上がってい
るのに位置的にずれている場合、光電管の位置をシフト
させたり、カムの角度を変えること無しにタッチパネル
やキーボード等で修正シフト量を入力してエンコーダー
の基点を変更することによってシール位置を変更出来、
また品種替えでロット毎に光電管マークピッチが平均的
に伸びたり縮んでいて制御が思うように出来ない場合に
ロータリエンコーダーのパルス信号を利用してどの程度
の送り量にしたらよいかをデジタル表示させることが出
来る。
【0011】請求項2記載のように、上記竪方向熱溶着
手段は、上記竪方向熱溶着手段の駆動系回転軸に取り付
けられたサーボモータから構成されており、竪方向熱溶
着手段の回転速度を容易に変更でき、構成を簡便化出来
る。更に、請求項3記載のように、上記制御量は、ロー
タリエンコーダーの基点から基点より180度前までの
位置を進ます位置の範囲、基点から基点より180度後
までの位置を遅らす位置の範囲と定義し、各進ます位置
の範囲、遅らす位置の範囲を基点から略倍数で8個等複
数の範囲に区切って基点から離れるに従って大きくなる
サーボ電圧としており、ずれが大きければ大きなサーボ
電圧を変速手段にかけて短時間で修正が行われ、ずれが
小さければ小さいサーボ電圧をかけて基点付近でのずれ
の変化の少ない修正が行われる。
【0012】
【発明の実施の形態及び実施例】次に、本発明の自動包
装機及びそのシール間隔自動調整装置を実施例によって
添付図を参照にして以下に詳細に説明する。図1は本発
明に係る粉粒体用自動包装機の外観を示す斜視図、図2
は同自動包装機の要部の駆動機構を示す縦断面図、図3
は同自動包装機の要部のシール間隔自動調整装置のサー
ボモータと竪方向熱溶着手段の駆動機構を示す横断平面
図、図4は同シール間隔自動調整装置の制御ブロック線
図、図5は同制御フローチャート、図6は進ます位置と
遅らす位置の定義の説明図、図7は進ます位置及び遅ら
す位置とサーボ電圧の変化の関係を示す説明図、図8は
ロータリエンコーダーのシール基点変更の説明図であ
る。
【0013】図1から図3において、本発明に係る各種
粉末の自動包装機1は、先ずリール11から繰り出した
熱溶着性の包装フィルムFをテンション手段12を経由
して竪長の成形シュート2に導いて長手方向に沿って二
つ折りし、次いで、二つ折りされた包装フィルムFの両
側縁部を合わせた後、これら両側縁部を竪方向熱溶着手
段(一対の竪シール用熱ロール)3、3によって竪シー
ルし、下流側の横方向熱溶着手段(一対の横シール用熱
ロール)4、4によって横シールして有底状態にする。
包装フィルムFの送りは、専用のサーボモータによって
回動されるこれら一対の竪シール用熱ロール3、3によ
って行っている。ホッパーHから常時補充される粉末
は、一定量だけ分量盤8からシュート2を経由して有底
状態のチューブ状包装フィルムF1内に順次導入され
る。横シール用熱ロール4の作動毎に、チューブ状包装
フィルムFを有底状態から粉末導入後封止状態にして行
き、回転式の切断手段7によって包装フィルムF2の横
シール部で順次切断して行くようになっている。
【0014】上記のような構成の自動包装機1において
包装フィルムFの長手方向供給速度を制御して光電管マ
ークP・・・を目標に横シール用熱ロール4による横シ
ールを行わせるシール間隔自動調整装置は、図4に示す
ように、ロータリエンコーダー15と、光電管19と、
光電管アンプ19Aと、ディスプレイ16、入力タッチ
パネル17とから構成されている光電管マークピッチ制
御手段を有しており、ロータリエンコーダー15によっ
て、光電管19から送られて来る光電管マークPを捉え
た信号と基点に対する誤差をパルス数で求めて、この誤
差相当パルス数に対応した大きさのサーボ電圧の制御量
をサーボモータ18に付加して誤差をゼロに近付ける。
主軸より駆動されている軸S2によって回転駆動される
ロータリエンコーダー15は、基準点の一回転で例えば
2880パルス発生し、この間に包装フィルムFが、光
電管マークP・・・の一ピッチ移動され且つ横シール用
熱ロール4が一回転だけ回転駆動されるように基準設定
されている。
【0015】従って、駆動軸S2が一回転して、ロータ
リエンコーダー15が発生した2880パルスを光電管
アンプ19Aの中で設定した基点内で、光電管19から
光電管マークPを捉えた信号を同アンプ19Aが受信す
ると、光電管マークP・・・に合致したシールが行われ
ていることになり、これが初期設定状態になっている。
【0016】然し、光電管マークP・・・の印刷誤差や
機械誤差等によって運転中に光電管マークの間隔がずれ
てきて上記のような初期設定がずれて来る。このずれの
位置は、図6に示すように基点から基点より180度前
までの位置を進ます位置の範囲、基点から基点より18
0度後までの位置を遅らす位置の範囲と定義している。
【0017】ずれの修正作業は、図5に示すように、光
電管5がマークPを検出し、その時のロータリエンコー
ダー15における位置を検出し、その検出位置が基点に
一致していると、サーボモータ電圧を維持して初期設定
状態にシールを続行し、検出位置が基点に一致しておら
ずロータリエンコーダー15の遅らす位置にある時には
サーボ電圧を下げ、包装フィルムFの送りを遅くしてマ
ークPが早く基点に到達出来るようにし、また検出位置
が基点に一致しておらずロータリエンコーダー15の進
ます位置にある時にはサーボ電圧を上げ、包装フィルム
Fの送りを早くしてマークPが早く基点に到達するよう
に実行される。
【0018】ずれの大きさは、光電管アンプ19Aでデ
ジタルにパルス数で計られてそれに応じた修正制御電圧
をサーボモータ18にかけることで短時間で修正を行う
が、その為に図7に示すように各進ます位置の範囲、遅
らす位置の範囲を基点から略倍数で8個の範囲に区切っ
て基点から離れるに従ってサーボ電圧を大きくなるよう
に決めている。
【0019】従って、光電管マークPに対応した目標シ
ール位置から現在の横シール用熱ロール4、4によるシ
ール位置までのずれの距離をデジタルに算出してそれに
応じたサーボ電圧の制御量の大きさにて最適なフィルム
Fの送り速度を得て短時間で目標とするシール位置でシ
ール出来ようになる。また目標シール位置に対してどの
程度遅れ、進んでいるかをディスプレイ16に表示出来
る。更に、素材フィルムFのシールすべき位置と光電管
マークPが長さ制御が出来上がっているのに位置的にず
れている場合、従来光電管19の位置をシフトさせたり
カムの角度を変えて目標シール位置を調節する必要があ
ったが、入力タッチパネル17で目標シール位置までの
向きと距離を入力することで簡単に基点位置を変更出来
る。
【0020】即ち、ロータリエンコーダー15にはZ相
という不動のカウンターリセット信号が有り、1回転に
対して1回ずつ等間隔でパルスを送出する。基点はZ相
を通過したときのパルスのカウントがリセットされる
(0になる)位置からシールしたい位置までの距離(パ
ルス)を設定する。図8に示すように、Z相から、ある
位置を基点としたとき、制御下で製袋された袋のマーク
位置が目標とするマーク位置と違っているとき、基点の
調整を行う。製袋された袋のマーク位置から目標とする
マーク位置が左に2mmの位置とすると、基点の位置を
左に2mm移動するように光電管アンプ19Aに入力タ
ッチパネル17でその値を入力して調節する。
【0021】更に、また品種替えでロット毎に光電管マ
ークピッチが平均的に伸びたり縮んでいて制御が思うよ
うに出来ない場合にロータリエンコーダーのパルス信号
を利用してどの程度の送り量にしたらよいかディスプレ
イ16にデジタル表示させることが出来る。上記実施例
では、変速手段としてサーボモータを採用しているが、
この他に特公昭47−50153号の特許公報に開示さ
れた差動歯車Dを回転させる光電管モータM2を制御量
に応じた回転とすることが出来る。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1記載の自動包装機用シール間隔自動調整装置
によれば、包装品長さに相当するピッチの光電管マーク
を有し且つ長手方向に供給される長尺な熱溶着性包装フ
ィルムを成形シュートに導いて長手方向に沿って二つ折
りにし両側縁部を合わせて該両側縁部を、変速手段の制
御を受け長手方向供給を行う竪方向熱溶着手段によって
竪シールしてチューブ状包装フィルムを得る。
【0023】次いで竪方向熱溶着手段の下流側に配置さ
れた横方向熱溶着手段によって順次横シールして行き、
有底状態のチューブ状包装フィルムを得、その内に粉粒
体等の被包装物を充填してから封止し、包装フィルムの
横方向熱溶着部を切断手段によって切断して包装品を製
造して行く自動包装機に組み込まれ、横シール位置が光
電管マークとずれても、竪方向熱溶着手段の長手方向供
給速度を変速手段で制御して目標の光電管マークに早く
到達させることが出来る。
【0024】即ち、ピッチ制御手段は、ロータリエンコ
ーダーを備え、該ロータリエンコーダーによって、光電
管から送られて来る光電管マークを捉えた信号と基点に
対する誤差をパルス制御量で求め、この誤差相当パルス
制御量によって誤差をゼロに近付けるように変速手段を
制御するようにしているため、目標とするシール位置か
ら現在のシール位置までのずれの距離をデジタルに算出
してそれに応じた竪方向熱溶着手段駆動サーボモータに
最適な駆動電圧をかけ短時間で目標とするシール位置に
到達出来、またどの程度遅れ、進んでいるのかの表示が
出来る。
【0025】更に、素材フィルムの或る長さに渡ってシ
ール位置と光電管マークPが長さ制御が出来上がってい
るのに位置的にずれている場合、光電管の位置をシフト
させたり、カムの角度を変えること無しにタッチパネル
やキーボード等で修正シフト量を入力してエンコーダー
の基点を変更することによってシール位置を変更出来、
また品種替えでロット毎に光電管マークピッチが平均的
に伸びたり縮んでいて制御が思うように出来ない場合に
ロータリエンコーダーのパルス信号を利用してどの程度
の送り量にしたらよいかをデジタル表示させることが出
来る。
【0026】請求項2記載の自動包装機用シール間隔自
動調整装置によれば、上記変速手段が、竪方向熱溶着手
段の駆動系回転軸に取り付けられたサーボモータから構
成されているために、竪方向熱溶着手段の回転速度を容
易に変更でき、構成を簡便化出来る。
【0027】請求項3記載の自動包装機用シール間隔自
動調整装置によれば、上記制御量が、ロータリエンコー
ダーの基点から基点より180度前までの位置を進ます
位置の範囲、基点から基点より180度後までの位置を
遅らす位置の範囲と定義し、各進ます位置の範囲、遅ら
す位置の範囲を基点から略倍数で8個等複数の範囲に区
切って基点から離れるに従って大きくなるサーボ電圧と
されている為に、ずれが大きければ大きなサーボ電圧を
変速手段にかけて短時間で修正が行われ、ずれが小さけ
れば小さいサーボ電圧をかけて基点付近でのずれの変化
の少ない修正が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粉粒体用自動包装機の外観を示す
斜視図である。
【図2】同自動包装機の要部の駆動機構を示す縦断面図
である。
【図3】同自動包装機の要部のシール間隔自動調整装置
のサーボモータと竪方向熱溶着手段の駆動機構を示す横
断平面図である。
【図4】同シール間隔自動調整装置の制御ブロック線図
である。
【図5】同制御フローチャートである。
【図6】進ます位置と遅らす位置の定義の説明図であ
る。
【図7】進ます位置及び遅らす位置とサーボ電圧の変化
の関係を示す説明図である。
【図8】ロータリエンコーダーのシール基点変更の説明
図である。
【図9】従来技術に係る粉粒体用自動包装機の外観を示
す立面図である。
【図10】同粉粒体用自動包装機のシール間隔自動調整
装置を示し、(a)は送り速度制御用のカムとマイクロ
スイッチの関係を示す説明図、(b)(c)(d)は作
用図である。
【図11】光電管モータと光電管とマイクロスイッチの
関係を示す回路図である。
【符号の説明】
1 自動包装機 1A 機台 2 シュート 3 竪方向熱溶着手段(一対の竪シール用熱ロール) 4 横方向熱溶着手段(一対の横シール用熱ロール) 7 切断手段 15 ロータリエンコーダー 18 変速手段(サーボモータ) 19 光電管 F 包装フィルム P 光電管マーク S2 ロータリエンコーダーの駆動系回転軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】包装品長さに相当するピッチの光電管マー
    クを有し且つ長手方向に供給される長尺な熱溶着性包装
    フィルムを成形シュートに導いて長手方向に沿って二つ
    折りにし両側縁部を合わせて該両側縁部を、光電管を含
    むピッチ制御手段によるピッチ制御を受ける変速手段を
    介して上記長手方向供給を行う竪方向熱溶着手段によっ
    て竪シールしてチューブ状包装フィルムを得、上記竪方
    向熱溶着手段の下流側に配置された横方向熱溶着手段に
    よって順次横シールして行き、有底状態のチューブ状包
    装フィルム内に被包装物を充填してから封止し、包装フ
    ィルムの横方向熱溶着部を切断手段によって切断して包
    装品を製造して行く粉粒体等の自動包装機に使用される
    もので上記竪方向熱溶着手段の長手方向供給速度を上記
    変速手段で制御して上記光電管マークを目標に上記横方
    向熱溶着手段による横シールを行う自動包装機用シール
    間隔自動調整装置において、上記ピッチ制御手段は、ロ
    ータリエンコーダーを備え、該ロータリエンコーダーに
    よって、上記光電管から送られて来る光電管マークを捉
    えた信号と基点に対する誤差をパルス制御量で求め、こ
    の誤差相当パルス制御量によって誤差をゼロに近付ける
    ように上記変速手段を制御することを特徴とする自動包
    装機用シール間隔自動調整装置。
  2. 【請求項2】 上記変速手段は、上記竪方向熱溶着手段
    の駆動系回転軸に取り付けられたサーボモータから構成
    されている請求項1記載のシール間隔自動調整装置。
  3. 【請求項3】 上記制御量は、ロータリエンコーダーの
    基点から基点より180度前までの位置を進ます位置の
    範囲、基点から基点より180度後までの位置を遅らす
    位置の範囲と定義し、各進ます位置の範囲、遅らす位置
    の範囲を基点から略倍数で8個等複数の範囲に区切って
    基点から離れるに従って大きくなるサーボ電圧で制御す
    る請求項1記載のシール間隔自動調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109335171A (zh) * 2018-11-23 2019-02-15 神农架林区人民医院 中药包制备机

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