JPH09249028A - 自動車のドアの補強構造 - Google Patents
自動車のドアの補強構造Info
- Publication number
- JPH09249028A JPH09249028A JP9024596A JP9024596A JPH09249028A JP H09249028 A JPH09249028 A JP H09249028A JP 9024596 A JP9024596 A JP 9024596A JP 9024596 A JP9024596 A JP 9024596A JP H09249028 A JPH09249028 A JP H09249028A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pillar
- door
- side sill
- reinforce bar
- reinforcing rod
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の課題は自動車のドアを側面衝突に対し
て補強する場合、該ドアの厚みが大きくならないように
することにある。 【解決手段】自動車１のドア４の内側外部において、サ
イドシル１１とピラー８との間に補強棒１２を差渡し、
該補強棒１２のピラー８側軸着点を上下摺動可能にする
かあるいはサイドシル１１軸着点を前後摺動可能にし、
更に該補強棒１２を伸縮可能にする。
て補強する場合、該ドアの厚みが大きくならないように
することにある。 【解決手段】自動車１のドア４の内側外部において、サ
イドシル１１とピラー８との間に補強棒１２を差渡し、
該補強棒１２のピラー８側軸着点を上下摺動可能にする
かあるいはサイドシル１１軸着点を前後摺動可能にし、
更に該補強棒１２を伸縮可能にする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の側面衝突の
場合にドアが車内に食い込んで乗員に損傷を与えること
を防止するために使用される自動車のドアの補強構造に
関するものである。
場合にドアが車内に食い込んで乗員に損傷を与えること
を防止するために使用される自動車のドアの補強構造に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来は図５に示すように自動車(1) の乗
降口(2,3) を開閉するドア(4,5) を側面衝突に対して補
強するには、ドア(4,5) の内部に補強棒(6,7) を差渡し
たり、あるいは乗降口(2,3) 間のピラー(8) の巾を斜線
部分にまで拡大してドア(4,5)とのオーバーラップ量を
大きく設定する構成が提供されている。
降口(2,3) を開閉するドア(4,5) を側面衝突に対して補
強するには、ドア(4,5) の内部に補強棒(6,7) を差渡し
たり、あるいは乗降口(2,3) 間のピラー(8) の巾を斜線
部分にまで拡大してドア(4,5)とのオーバーラップ量を
大きく設定する構成が提供されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と、ドア(4,5) の内部に補強棒(6,7) を差渡せば、窓ガ
ラス(9,10)の干渉を避けるためにドア(4,5) の厚みが大
きくなって車室内部巾が縮小されるし、ピラー(8) の巾
を拡大すれば乗降口(2,3) からの乗降に干渉してしまう
のでオーバーラップ量を余り大きく設定出来ないと言う
問題点がある。
と、ドア(4,5) の内部に補強棒(6,7) を差渡せば、窓ガ
ラス(9,10)の干渉を避けるためにドア(4,5) の厚みが大
きくなって車室内部巾が縮小されるし、ピラー(8) の巾
を拡大すれば乗降口(2,3) からの乗降に干渉してしまう
のでオーバーラップ量を余り大きく設定出来ないと言う
問題点がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、自動車(1) のドア(4,5)
の内側外部においてサイドシル(11)とピラー(8) との間
に伸縮可能な補強棒(12)を差渡し、該補強棒(12)の両側
はサイドシル(11)側とピラー(8) 側とに夫々回動可能に
軸着されており、該補強棒(12)のピラー(8) 側端は上下
摺動可能にされているかまたはサイドシル(11)側端は前
後摺動可能にされている自動車(1) のドアの補強構造を
提供するものである。そして望ましくは該補強棒(12)の
ピラー(8) 側軸着部またはサイドシル側軸着部は駆動源
(20)によって該ピラーに沿って上下させる。
を解決するための手段として、自動車(1) のドア(4,5)
の内側外部においてサイドシル(11)とピラー(8) との間
に伸縮可能な補強棒(12)を差渡し、該補強棒(12)の両側
はサイドシル(11)側とピラー(8) 側とに夫々回動可能に
軸着されており、該補強棒(12)のピラー(8) 側端は上下
摺動可能にされているかまたはサイドシル(11)側端は前
後摺動可能にされている自動車(1) のドアの補強構造を
提供するものである。そして望ましくは該補強棒(12)の
ピラー(8) 側軸着部またはサイドシル側軸着部は駆動源
(20)によって該ピラーに沿って上下させる。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の一具体例を図１〜図３に
示す。図に示す自動車(1) の乗降口(2) はドア(4) によ
って開閉されるが、該乗降口(2) のドア(4) の内側外部
においてサイドシル(11)とピラー(8) との間には補強棒
(12)が差渡されており、該補強棒(12)の一端はサイドシ
ル(11)に軸(13)を介して回動可能に軸着され、他端はピ
ラー(8) に軸(14)を介して回動可能に軸着されている。
示す。図に示す自動車(1) の乗降口(2) はドア(4) によ
って開閉されるが、該乗降口(2) のドア(4) の内側外部
においてサイドシル(11)とピラー(8) との間には補強棒
(12)が差渡されており、該補強棒(12)の一端はサイドシ
ル(11)に軸(13)を介して回動可能に軸着され、他端はピ
ラー(8) に軸(14)を介して回動可能に軸着されている。
【０００６】該補強棒(12)の他端において、軸(14)はピ
ラー(8) のアウタパネルに垂直に設けられているガイド
溝(16)に沿って摺動可能にされており、該ピラー(8) の
アウタパネル裏側において、該補強棒(12)のピラー(8)
側軸(14)にはプーリー(17,18) およびモーター(20)のプ
ーリー(19)に懸架されているワイヤ(21)が接続してい
る。
ラー(8) のアウタパネルに垂直に設けられているガイド
溝(16)に沿って摺動可能にされており、該ピラー(8) の
アウタパネル裏側において、該補強棒(12)のピラー(8)
側軸(14)にはプーリー(17,18) およびモーター(20)のプ
ーリー(19)に懸架されているワイヤ(21)が接続してい
る。
【０００７】該補強棒(12)はサイドシル側パイプ部分(1
2A) とピラー側パイプ部分(12B) とからなり、パイプ部
分(12B) はパイプ部分(12A) の内側に摺動可能に嵌合さ
れており、したがって該補強棒(12)は伸縮可能になって
いる。
2A) とピラー側パイプ部分(12B) とからなり、パイプ部
分(12B) はパイプ部分(12A) の内側に摺動可能に嵌合さ
れており、したがって該補強棒(12)は伸縮可能になって
いる。
【０００８】上記構成において、ドア(4) を開いて乗員
が乗降口(3) から乗降する時は、補強棒(12)はサイドシ
ル(11)に沿った実線位置にあり、乗員がシートに坐って
シートベルトを装着するとモーター(20)に通電されてワ
イヤ(21)によって該補強棒(12)の軸(14)はガイド溝(16)
に沿って上昇し、該補強棒(12)は点線位置に来て、ドア
(4) のトリム(22)の外側を支持してドア(4) を側面衝突
に対して補強する。この際該補強棒(12)のピラー側パイ
プ部分(12B) はサイドシル側パイプ部分(12A)から抜け
出し方向に摺動し、該補強棒(12)は伸長する。
が乗降口(3) から乗降する時は、補強棒(12)はサイドシ
ル(11)に沿った実線位置にあり、乗員がシートに坐って
シートベルトを装着するとモーター(20)に通電されてワ
イヤ(21)によって該補強棒(12)の軸(14)はガイド溝(16)
に沿って上昇し、該補強棒(12)は点線位置に来て、ドア
(4) のトリム(22)の外側を支持してドア(4) を側面衝突
に対して補強する。この際該補強棒(12)のピラー側パイ
プ部分(12B) はサイドシル側パイプ部分(12A)から抜け
出し方向に摺動し、該補強棒(12)は伸長する。
【０００９】乗員がシートベルトをはずすと再びモータ
ー(20)に通電されて該補強棒(12)は点線位置から実線位
置に戻り、乗員の乗降に干渉しなくなる。この際には補
強棒(12)のパイプ部分(12B) はパイプ部分(12A) に嵌入
する方向に摺動し該補強棒(12)は縮小する。更に該補強
棒(12)はドア(4) の内側外部に配置されているから、当
然ドア(4) のガラス(9) と該補強棒(12)との干渉はな
く、したがってドア(4)の厚みは縮小出来る。
ー(20)に通電されて該補強棒(12)は点線位置から実線位
置に戻り、乗員の乗降に干渉しなくなる。この際には補
強棒(12)のパイプ部分(12B) はパイプ部分(12A) に嵌入
する方向に摺動し該補強棒(12)は縮小する。更に該補強
棒(12)はドア(4) の内側外部に配置されているから、当
然ドア(4) のガラス(9) と該補強棒(12)との干渉はな
く、したがってドア(4)の厚みは縮小出来る。
【００１０】図４には他の具体例が示されるが、本具体
例ではサイドシル(11)側にガイド溝(16A) が設けられ、
該補強棒(12)はサイドシル(11)側端の軸(13)において前
後に摺動可能とされ、乗員がシートベルトを装着した時
には該補強棒(12)の軸(13)は前進して該補強棒(12)は点
線位置に来てドア(4) を補強する。
例ではサイドシル(11)側にガイド溝(16A) が設けられ、
該補強棒(12)はサイドシル(11)側端の軸(13)において前
後に摺動可能とされ、乗員がシートベルトを装着した時
には該補強棒(12)の軸(13)は前進して該補強棒(12)は点
線位置に来てドア(4) を補強する。
【００１１】上記具体例では自動車(1) の前側のドア
(4) について説明したが、本発明では当然後側のドア
(5) にも適用されるものである。また補強棒(12)の移動
は手動でもよい。
(4) について説明したが、本発明では当然後側のドア
(5) にも適用されるものである。また補強棒(12)の移動
は手動でもよい。
【００１２】
【発明の効果】したがって本発明では補強棒をドアの外
側に配置するからドアの厚みを縮小して車室内部巾を拡
大することが出来、また乗員の乗降時には該補強棒はサ
イドシルまたはピラーに沿う状態となるから、該補強棒
によって乗員の乗降が干渉されることはない。
側に配置するからドアの厚みを縮小して車室内部巾を拡
大することが出来、また乗員の乗降時には該補強棒はサ
イドシルまたはピラーに沿う状態となるから、該補強棒
によって乗員の乗降が干渉されることはない。
図１〜図３は本発明の一具体例を示すものである。
【図１】ドア部分内側面図
【図２】ピラー内側説明図
【図３】図１におけるＡ−Ａ断面図
【図４】他の具体例のドア部分内側面図
【図５】従来例の説明図
1 自動車 2,3 乗降口 4,5 ドア 8 ピラー 11 サイドシル 12 補強棒 13,14 軸 17,18,19 プーリー 20 モーター 21 ワイヤ
Claims (2)
- 【請求項１】自動車のドアの内側外部においてサイドシ
ルとピラーとの間に伸縮可能な補強棒を差渡し、該補強
棒の両側はサイドシル側とピラー側とに夫々回動可能に
軸着されており、該補強棒のピラー側端は上下摺動可能
にされているかまたはサイドシル側端は前後摺動可能に
されていることを特徴とする自動車のドアの補強構造 - 【請求項２】該補強棒のピラー側軸着部またはサイドシ
ル側軸着部は駆動源によって該ピラーに沿って上下せし
められる請求項１に記載の自動車のドアの補強構造
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9024596A JPH09249028A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 自動車のドアの補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9024596A JPH09249028A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 自動車のドアの補強構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09249028A true JPH09249028A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13993125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9024596A Withdrawn JPH09249028A (ja) | 1996-03-18 | 1996-03-18 | 自動車のドアの補強構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09249028A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102007001781A1 (de) | 2007-01-05 | 2008-07-10 | Autoliv Development Ab | Sicherheitssystem |
| US8079632B2 (en) | 2009-08-12 | 2011-12-20 | Hyundai Motor Japan R&D Center | Door structure of vehicle |
-
1996
- 1996-03-18 JP JP9024596A patent/JPH09249028A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102007001781A1 (de) | 2007-01-05 | 2008-07-10 | Autoliv Development Ab | Sicherheitssystem |
| DE102007001781B4 (de) * | 2007-01-05 | 2012-03-22 | Autoliv Development Ab | Sicherheitssystem |
| US8079632B2 (en) | 2009-08-12 | 2011-12-20 | Hyundai Motor Japan R&D Center | Door structure of vehicle |
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| JPH0541451B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030603 |