JPH0924829A - 信号灯駆動装置 - Google Patents

信号灯駆動装置

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JPH0924829A
JPH0924829A JP17780195A JP17780195A JPH0924829A JP H0924829 A JPH0924829 A JP H0924829A JP 17780195 A JP17780195 A JP 17780195A JP 17780195 A JP17780195 A JP 17780195A JP H0924829 A JPH0924829 A JP H0924829A
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JP
Japan
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circuit
current
pulse width
signal
switching
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JP17780195A
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Inventor
Takashi Ishii
隆志 石井
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Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルの長短に関係なく信号灯に一定の電
力を供給し得る安価な信号灯駆動装置を提供する。 【解決手段】 入力端子11、12は、電源7から電力
Piが供給される。スイッチング回路2は、スイッチン
グ信号S1に応じて電力Piをスイッチングし、スイッ
チング電力Psを得る。平滑回路3は、スイッチング電
力Psを平滑する。出力端子41、42は、平滑化され
たスイッチング電力Psを信号灯8に供給する。電流検
出回路5は、平滑回路3から出力端子41、42に流れ
る出力電流Ioを検出し、出力電流Ioに応じた電流検
出信号S2を出力する。パルス幅制御回路6は、信号灯
8の目標の駆動電流Imを記憶し、目標の駆動電流Im
と出力電流Ioとの偏差ΔIに応じてパルス幅Pwを決
定し、そのパルス幅Pwに応じたスイッチング信号S1
をスイッチング回路2に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号灯駆動装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の信号灯駆動装置、例えば鉄道信号
制御に使用される信号灯駆動装置は、信号灯が低電圧・
大電流を必要とすると共に、信号灯駆動装置から信号灯
までの配線距離が長いという特徴を有するので、電圧調
整の容易なタップ付きトランスが用いられる。
【0003】信号灯駆動装置の電圧調整は、信号灯の定
格電圧にケーブルの電圧降下を加算した電圧を発生する
トランスのタップを選択することによって行なわれる。
ケーブルの電圧降下は、信号灯の定格電流、ケーブルの
長さ及びケーブルの単位長さ当りの抵抗値を考慮して求
める。
【0004】また、電圧調整は段階的となり、しかも信
号灯の設置場所毎にケーブルの長さが異なるために、電
圧調整作業が容易でない。更に、信号灯駆動装置の電源
電圧が変動した場合にも、信号灯に印加される電圧が変
動し、信号灯に定格電力を与えることができない。
【0005】ケーブルの長短に関係なく信号灯に一定の
駆動電圧を供給する信号灯駆動装置が実開平7ー603
1号公報にて開示されている。かかる信号灯駆動装置
は、信号灯の駆動電流と駆動電圧との関係を記憶し、出
力端子から流出する電流に基づき信号灯の駆動電圧を求
め、ケーブルの抵抗値を演算し、更に、目標の駆動電流
とケーブルの抵抗値とに基づきケーブルの電圧降下を求
め、電圧調整部が出力端子にケーブルの電圧降下と目標
の駆動電圧を加算した電圧が生ずるように調整する。電
圧調整部は、一般に位相角制御回路により構成される。
【0006】かかる信号灯駆動装置は、電圧調整部が位
相角制御回路で構成されるから、電圧、電流の実効値を
求めることが必要となる。このため、回路構成が複雑と
なり、高価となる。
【0007】また、出力端子から流出する電流と、出力
端子の端子電圧の双方を監視する必要があるから、構成
が複雑となり、高価となる。
【0008】更に、信号灯の駆動電流と駆動電圧との関
係を記憶しなければならないから、複数種類の信号灯を
駆動する場合は、信号灯の種類毎に駆動電流と駆動電圧
との関係を記憶しなければならない。このため、調整作
業が複雑となり、施工費用及び保守費用がかさむ。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ケー
ブルの長短に関係なく信号灯に一定の電力を供給し得る
安価な信号灯駆動装置を提供することである。
【0010】本発明のもう一つの課題は、調整作業の容
易な信号灯駆動装置を提供することである。
【0011】本発明のもう一つの課題は、複数種の信号
灯を容易に駆動し得る信号灯駆動装置を提供することで
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明に係る信号灯駆動装置は、入力端子と、スイ
ッチング回路と、平滑回路と、出力端子と、電流検出回
路と、パルス幅制御回路とを含む。前記入力端子は、電
源から電力が供給される。前記スイッチング回路は、入
力されるスイッチング信号に応じて前記電力をスイッチ
ングし、スイッチング電力を得る。前記平滑回路は、前
記スイッチング電力を平滑する。前記出力端子は、平滑
化された前記スイッチング電力を信号灯に供給する。前
記電流検出回路は、前記平滑回路から前記出力端子に流
れる出力電流を検出し、前記出力電流に応じた電流検出
信号を出力する。前記パルス幅制御回路は、前記信号灯
の目標の駆動電流を記憶し、前記目標の駆動電流と前記
出力電流との偏差に応じてパルス幅を決定し、そのパル
ス幅に応じた前記スイッチング信号を前記スイッチング
回路に供給する。
【0013】好ましい例では、前記電流検出回路は、前
記出力電流のピーク値を検出し、前記ピーク値に応じた
前記電流検出信号を出力する。前記パルス幅制御回路
は、前記目標の駆動電流と前記出力電流の前記ピーク値
との偏差に応じて前記パルス幅を決定する。
【0014】更に好ましい例では、前記パルス幅制御回
路は、前記偏差が大きくなった場合に前記パルス幅を大
きく設定し、前記偏差が小さくなった場合に前記パルス
幅を小さく設定する。
【0015】更に好ましい例では、前記電流検出回路
は、定められた時間毎に前記電流検出信号を出力する。
【0016】前記電流検出回路は、好ましくは、電流検
出器と、ピークホールド回路と、A/D変換回路とを含
み、前記電流検出器が前記出力電流を検出し、前記ピー
クホールド回路が前記出力電流の前記ピーク値を検出
し、前記A/D変換回路が前記ピーク値に応じたデジタ
ル信号を前記電流検出信号として出力する。
【0017】前記パルス幅制御回路は、好ましくは、演
算部と、PWM発生回路とを含み、前記演算部が前記目
標の駆動電流と前記ピーク値との偏差に応じて前記スイ
ッチング信号のパルス幅を決定し、前記PWM発生回路
がそのパルス幅に応じた前記スイッチング信号を発生す
る。
【0018】別の好ましい例では、前記スイッチング回
路、前記平滑回路、前記電流検出回路、前記パルス幅制
御回路及び前記出力端子は、点灯すべき信号灯の数に応
じて設けられている。
【0019】更に好ましい例では、前記電流検出回路の
それぞれは、前記A/D変換回路の一つを共用してい
る。共用された前記A/D変換回路は、それぞれの信号
灯に接続される前記ピークホールド回路を切り替えて前
記ピーク値を取り込む。前記パルス幅制御回路のそれぞ
れは、前記演算部が一つに統合されている。統合された
前記演算部は、それぞれの信号灯に接続される前記PW
M発生回路にパルス幅を指令する。
【0020】入力端子は、電源から電力が供給される。
スイッチング回路は、スイッチング信号に応じて電力を
スイッチングし、スイッチング電力を得る。平滑回路
は、スイッチング電力を平滑する。出力端子は、平滑化
されたスイッチング電力を信号灯に供給する。このた
め、スイッチングのオン・オフ比に応じて電圧及び電流
が調整され、調整された電力が信号灯に印加される。
【0021】電流検出回路は、平滑回路から出力端子に
流れる出力電流を検出し、その出力電流に応じた電流検
出信号を出力し、パルス幅制御回路は、信号灯の目標の
駆動電流を記憶し、目標の駆動電流と出力電流との偏差
に応じてパルス幅を決定し、そのパルス幅に応じたスイ
ッチング信号をスイッチング回路に供給するから、出力
電流が目標の駆動電流と一致するように制御される。こ
のため、目標電流を信号灯の定格電流に設定すると、信
号灯に定格電流が供給され、信号灯に定格電力が供給さ
れる。信号灯の抵抗値は、定格電力が印加された場合の
抵抗値と一致する。
【0022】出力電流が目標の駆動電流と一致するよう
に制御され、その結果、信号灯に定格電力が供給される
ようになるから、結果的に信号灯に定格電圧が印加され
る。このため、出力端子の端子電圧は、信号灯の定格電
圧に出力端子から信号灯までのケーブルの電圧降下を加
算した電圧に調整される。これにより、ケーブルの長短
に関係なく信号灯に一定の電力を供給できる。
【0023】パルス幅制御回路は、目標の駆動電流と出
力電流との偏差に応じてパルス幅を決定するから、従来
のように、電圧及び電流の実効値を求める必要がなくな
る。このため、回路構成が簡単となり、安価な信号灯駆
動装置が得られる。
【0024】また、出力端子から流れ出る出力電流と、
出力端子の端子電圧の双方を監視する必要がなくなるか
ら、更に安価となる。
【0025】パルス幅制御回路は、目標の駆動電流と出
力電流との偏差に応じてパルス幅を決定するから、目標
の駆動電流を変更するだけで種々の信号灯を駆動するこ
とができる。このため、調整作業の容易で、かつ、複数
種の信号灯を容易に駆動し得る信号灯駆動装置を得るこ
とができる。
【0026】電流検出回路が、出力電流のピーク値を検
出し、ピーク値に応じた電流検出信号を出力し、パルス
幅制御回路が目標の駆動電流と出力電流のピーク値との
偏差に応じてパルス幅を決定する好ましい例では、出力
電流の平均値等を求める必要がないので、パルス幅制御
回路の処理が容易になる。
【0027】また、電流検出回路はパルス幅制御回路に
常時電流検出信号を供給する必要がなくなるので、複数
の信号灯を駆動する場合に、信号灯のそれぞれに対応し
て設けられた電流検出回路の一部及びパルス幅制御回路
の一部を共通化することができ、安価な信号灯駆動装置
を得ることができる。
【0028】パルス幅制御回路は、偏差が大きくなった
場合にパルス幅を大きく設定し、偏差が小さくなった場
合にパルス幅を小さく設定する。このため、出力電流の
ピーク値が小さくなった場合は、パルス幅を大きくして
スイッチング電力を増大させ、出力電流のピーク値が大
きくなった場合は、パルス幅を小さくしてスイッチング
電力を減少させることができる。これにより、出力電流
を目標の駆動電流に調整することができる。
【0029】電流検出回路は、定められた時間毎に電流
検出信号を出力する。このため、一定の時間毎に、目標
の駆動電流と出力電流との偏差を少なくするように、出
力電流を調整することができる。
【0030】スイッチング回路、平滑回路、電流検出回
路、パルス幅制御回路及び出力端子が点灯すべき信号灯
の数に応じて設けられる好ましい例では、ケーブルの長
短に関係なく複数の信号灯に一定の電力を供給し得る信
号灯駆動装置が得られる。
【0031】電流検出回路のそれぞれは、A/D変換回
路の一つを共用している。共用されたA/D変換回路
は、それぞれの信号灯に接続されるピークホールド回路
を切り替えてピーク値を取り込む。パルス幅制御回路の
それぞれは、演算部が一つに統合されている。統合され
た演算部は、それぞれの信号灯に接続されるPWM発生
回路にパルス幅を指令する。この好ましい例では、複数
の信号灯を駆動する場合に、高価なA/D変換回路及び
演算部を一つにすることができ、安価な信号灯駆動装置
を得ることができる。
【0032】本発明の更に具体的な特徴及び利点は、図
面を参照して更に具体的に説明する。
【0033】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る信号灯駆動装
置の構成を示すブロック図である。本発明に係る信号灯
駆動装置は、入力端子11、12と、スイッチング回路
2と、平滑回路3と、出力端子41、42と、電流検出
回路5と、パルス幅制御回路6とを含む。図において、
参照符号7は電源、8は信号灯、9はケーブルである。
【0034】入力端子11、12は、電源7から電力P
iが供給される。電源7は、交流電源または直流電源の
何れでもよい。実施例は、電源7が交流電源で構成され
ている。
【0035】スイッチング回路2は、入力されるスイッ
チング信号S1に応じて電力Piをスイッチングし、ス
イッチング電力Psを得る。実施例は、スイッチング素
子21、22が双方向チョッパ回路を構成している。ス
イッチング素子21、22は、例えば電界効果型トラン
ジスタ(FET)で構成できる。
【0036】平滑回路3は、スイッチング電力Psを平
滑する。実施例は、チョークコイル31と、平滑コンデ
ンサ32とを含み、チョークインプット型平滑回路を構
成している。
【0037】出力端子41、42は、平滑化されたスイ
ッチング電力Psを信号灯8に供給する。
【0038】電流検出回路5は、平滑回路3から出力端
子41、42に流れる出力電流Ioを検出し、出力電流
Ioに応じた電流検出信号S2を出力する。
【0039】パルス幅制御回路6は、信号灯8の目標の
駆動電流Imを記憶し、目標の駆動電流Imと出力電流
Ioとの偏差ΔIに応じてパルス幅Pwを決定し、その
パルス幅Pwに応じたスイッチング信号S1をスイッチ
ング回路2に供給する。パルス幅Pwは、例えば、駆動
電流Imと定められた時間内の出力電流Ioの平均値と
の偏差ΔI、または、駆動電流Imと定められた時間内
の出力電流Ioのピーク値との偏差ΔIに応じて決定す
る。偏差ΔIが大きくなった場合には、パルス幅Pwを
大きく設定し、偏差ΔI(偏差が負の場合も含む)が小
さくなった場合には、パルス幅Pwを小さく設定する。
【0040】図2は本発明に係る信号灯駆動装置の動作
を説明する図である。図において、図1と同一参照符号
は同一性ある構成部分を示している。参照符号Viは入
力端子11、12に供給される電圧、Iiはスイッチン
グ回路2のスイッチングによって入力端子11、12か
ら平滑回路3に流れる電流を示している。電圧Viと電
流Iiとの積がスイッチング電力Psを構成する。電流
Iiが出力電流Ioよりも大きい場合には、電流Iiが
コンデンサ32の充電電流Icと出力電流Ioとの加算
電流と一致する。電流Iiが出力電流Ioよりも小さい
場合には、出力電流Ioが電流Iiとコンデンサ32の
放電電流Idとの加算電流と一致する。出力電流Ioは
何れかの関係に従って変化する。この過程で電流Iiは
平滑化され、その結果スイッチング電力Psも平滑化さ
れる。
【0041】上述したように、入力端子11、12は、
電源7から電力Piが供給される。スイッチング回路2
は、スイッチング信号S1に応じて電力Piをスイッチ
ングし、スイッチング電力Psを得る。平滑回路3は、
スイッチング電力Psを平滑する。出力端子41、42
は、平滑化されたスイッチング電力Psを信号灯8に供
給する。このため、スイッチング信号S1のオン・オフ
比に応じて電圧Vi及び電流Iiが調整され、調整され
た電力が信号灯8に印加される。
【0042】電流検出回路5は、平滑回路3から出力端
子41、42に流れる出力電流Ioを検出し、その出力
電流Ioに応じた電流検出信号S2を出力し、パルス幅
制御回路6は、信号灯8の目標の駆動電流Imを記憶
し、目標の駆動電流Imと出力電流Ioとの偏差ΔIに
応じてパルス幅Pwを決定し、そのパルス幅Pwに応じ
たスイッチング信号S1をスイッチング回路2に供給す
るから、出力電流Ioが目標の駆動電流Imと一致する
ように制御される。このため、目標の駆動電流Imを信
号灯8の定格電流に設定すると、信号灯8に定格電流が
供給され、信号灯8に定格電力が供給される。信号灯8
の抵抗値は、定格電力が印加された場合の抵抗値と一致
する。
【0043】出力電流Ioが目標の駆動電流Imと一致
するように制御され、その結果、信号灯8に定格電力が
供給されるようになるから、結果的に信号灯8に定格電
圧が印加される。このため、出力端子41、42の端子
電圧Voは、信号灯8の定格電圧に出力端子41、42
から信号灯8までのケーブル9の電圧降下を加算した電
圧に調整される。これにより、ケーブルの長短に関係な
く信号灯に一定の電力を供給できる。
【0044】パルス幅制御回路6は、目標の駆動電流I
mと出力電流Ioとの偏差ΔIに応じてパルス幅Pwを
決定するから、従来のように、電圧及び電流の実効値を
求める必要がなくなる。このため、回路構成が簡単とな
り、安価な信号灯駆動装置が得られる。
【0045】また、出力端子41、42から流れ出る出
力電流Ioと、出力端子41、42の端子電圧Voの双
方を監視する必要がなくなるから、更に安価となる。
【0046】パルス幅制御回路6は、目標の駆動電流I
mと出力電流Ioとの偏差ΔIに応じてパルス幅Pwを
決定するから、目標の駆動電流Imを変更するだけで種
々の信号灯を駆動することができる。このため、調整作
業が容易で、かつ、複数種の信号灯を容易に駆動し得る
信号灯駆動装置を得ることができる。
【0047】図1に示す実施例では、電流検出回路5
は、出力電流Ioのピーク値Ipを検出し、ピーク値I
pに応じた電流検出信号S2を出力する。パルス幅制御
回路6は、目標の駆動電流Imと出力電流Ioのピーク
値Ipとの偏差ΔIに応じてパルス幅Pwを決定する。
【0048】具体的には、電流検出回路5は、電流検出
器51と、ピークホールド回路52と、A/D変換回路
53とを含む。電流検出器51は、出力電流Ioを検出
する。電流検出器51は、カレントトランス、カレント
プローブ、電流検出抵抗等で構成できる。ピークホール
ド回路52は出力電流Ioのピーク値Ipを検出する。
A/D変換回路53は、ピーク値Ipに応じたデジタル
信号を電流検出信号S2として出力する。
【0049】パルス幅制御回路6は、演算部61と、P
WM発生回路62とを含む。演算部61は、目標の駆動
電流Imとピーク値Ipとの偏差ΔIに応じてスイッチ
ング信号S1のパルス幅Pwを決定する。具体的には、
例えば、目標の駆動電流Imと時間T1内のピーク値I
p(T1)との偏差ΔI(T1)に応じてパルス幅Pw
(T2)を決定する。同様に、目標の駆動電流Imと時
間T2内のピーク値Ip(T2)との偏差ΔI(T2)
に応じてパルス幅Pw(T3)を決定する。PWM発生
回路62は、そのパルス幅Pw(T2)、Pw(T3)
に応じたスイッチング信号S1を発生する。このため、
出力電流Ioの平均値等を求める必要がないので、パル
ス幅制御回路6の処理が容易になる。
【0050】また、電流検出回路5はパルス幅制御回路
6に常時電流検出信号S2を供給する必要がなくなるの
で、複数の信号灯を駆動する場合に、信号灯のそれぞれ
に対応して設けられた電流検出回路5の一部(A/D変
換回路53)及びパルス幅制御回路6の一部(演算部6
1)を共通化することができ、安価な信号灯駆動装置を
得ることができる。
【0051】パルス幅制御回路6は、偏差ΔIが大きく
なった場合にパルス幅Pwを大きく設定し、偏差ΔIが
小さくなった場合にパルス幅Pwを小さく設定する。こ
のため、出力電流Ioのピーク値Ipが小さくなった場
合は、パルス幅Pwを大きくしてスイッチング電力Ps
を増大させ、出力電流Ioのピーク値Ipが大きくなっ
た場合は、パルス幅Pwを小さくしてスイッチング電力
Psを減少させることができる。これにより、出力電流
Ioを目標の駆動電流Imに調整することができる。
【0052】演算部61は、時間T毎にリセット信号S
3をピークホールド回路52に供給する。A/D変換回
路53は、定められた時間T毎に電流検出信号S2を出
力する。このため、時間T毎に、目標の駆動電流Imと
出力電流Ioとの偏差ΔIを少なくするように、出力電
流Ioを調整することができる。時間Tは許容される偏
差ΔIに応じて設定され、偏差ΔIを小さくしたい場合
は、時間Tを短く設定すればよい。
【0053】図3は本発明に係る信号灯駆動装置の別の
実施例の構成を示すブロック図である。本実施例は、n
個の信号灯81〜8nを独立して駆動する場合を示して
ある。図において、図1と同一参照符号は同一性ある構
成部分を示している。
【0054】スイッチング回路21〜2n、平滑回路3
1〜3n、電流検出回路51〜5n、パルス幅制御回路
61〜6n及び出力端子411〜41n、421〜42
nは、信号灯81〜8nの数に応じて設けられている。
目標の駆動電流Im1〜Imnは、信号灯81〜8nの
定格電流に応じて設定される。このため、ケーブル91
〜9nの長短に関係なく複数の信号灯81〜8nに一定
の電力を供給し得る信号灯駆動装置が得られる。
【0055】電流検出回路51〜5nのそれぞれは、A
/D変換回路531を共用している。共用されたA/D
変換回路531は、それぞれの信号灯81〜8nに接続
されるピークホールド回路521〜52nを切り替えて
ピーク値Ip1〜Ipnを取り込む。パルス幅制御回路
61〜6nのそれぞれは、演算部61が一つに統合され
ている。統合された演算部611は、信号灯81〜8n
のそれぞれに接続されるPWM発生回路621〜62n
にパルス幅Pw1〜Pwnを指令する。パルス幅Pw1
〜Pwnは、目標の駆動電流Im1〜Imnとピーク値
Ip1〜Ipnとの偏差ΔI1〜ΔInに応じて決定さ
れる。切替スイッチ54は、演算部611から供給され
る切替信号S4によって切り替わり、ピークホールド回
路521〜52nの何れかと導通する。このため、複数
の信号灯81〜8nを駆動する場合に、高価なA/D変
換回路531及び演算部611を一つにすることがで
き、安価な信号灯駆動装置を得ることができる。
【0056】図4は本発明に係る信号灯駆動装置の更に
別の実施例の構成を示すブロック図である。本実施例
は、電源6が直流電源で構成される場合を示してある。
図において、図1と同一参照符号は同一性ある構成部分
を示している。電流検出回路51は、カレントプローブ
で構成される。
【0057】スイッチング回路2は、スイッチ素子2
3、24、コイル25及びダイオード26、27を含
む。スイッチ素子23は一端が入力端子11に接続さ
れ、他端がコイル25の一端に接続される。スイッチ素
子24は、一端がコイル25の他端に接続され、他端が
入力端子12に接続される。ダイオード26は、アノー
ドが入力端子12に接続され、カソードがスイッチ素子
23の他端に接続される。ダイオード27は、アノード
がコイル25の他端に接続され、カソードが平滑コンデ
ンサ32の一端に接続される。平滑コンデンサ32の他
端は、入力端子12及び出力端子42に接続される。ス
イッチ素子23、24はスイッチング信号S1により同
時にオン・オフされる。このため、入力電圧Viがスイ
ッチング信号S1のパルス幅Pwに応じて昇降圧され、
出力電流Ioを目標の駆動電流Imに一致させることが
できる。これにより、直流電源を用いた場合でも、ケー
ブル9の長短に関係なく信号灯8に一定の電力を供給す
ることができる。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、以
下のような効果を得ることができる。 (a)ケーブルの長短に関係なく信号灯に一定の電力を
供給し得る安価な信号灯駆動装置を提供できる。 (b)調整作業の容易な信号灯駆動装置を提供できる。 (c)複数種の信号灯を容易に駆動し得る信号灯駆動装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る信号灯駆動装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明に係る信号灯駆動装置の動作を説明する
図である。
【図3】本発明に係る信号灯駆動装置の別の実施例の構
成を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る信号灯駆動装置の更に別の実施例
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11、12 入力端子 2 スイッチング回路 3 平滑回路 41、42 出力端子 5 電流検出回路 6 パルス幅制御回路 7 電源 8 信号灯 S1 スイッチング信号 S2 電流検出信号 Ps スイッチング電力 Io 出力電流 Im 目標の駆動電流 ΔI 偏差 Pw パルス幅 Ip ピーク値

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子と、スイッチング回路と、平滑
    回路と、出力端子と、電流検出回路と、パルス幅制御回
    路とを含む信号灯駆動装置であって、 前記入力端子は、電源から電力が供給されるものであ
    り、 前記スイッチング回路は、入力されるスイッチング信号
    に応じて前記電力をスイッチングし、スイッチング電力
    を得るものであり、 前記平滑回路は、前記スイッチング電力を平滑するもの
    であり、 前記出力端子は、平滑化された前記スイッチング電力を
    信号灯に供給するものであり、 前記電流検出回路は、前記平滑回路から前記出力端子に
    流れる出力電流を検出し、前記出力電流に応じた電流検
    出信号を出力するものであり、 前記パルス幅制御回路は、前記信号灯の目標の駆動電流
    を記憶し、前記目標の駆動電流と前記出力電流との偏差
    に応じてパルス幅を決定し、そのパルス幅に応じた前記
    スイッチング信号を前記スイッチング回路に供給するも
    のである信号灯駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された信号灯駆動装置で
    あって、 前記電流検出回路は、前記出力電流のピーク値を検出
    し、前記ピーク値に応じた前記電流検出信号を出力する
    ものであり、 前記パルス幅制御回路は、前記目標の駆動電流と前記出
    力電流の前記ピーク値との偏差に応じて前記パルス幅を
    決定する信号灯駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された信号灯駆動装置で
    あって、 前記パルス幅制御回路は、前記偏差が大きくなった場合
    に前記パルス幅を大きく設定し、前記偏差が小さくなっ
    た場合に前記パルス幅を小さく設定する信号灯駆動装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載された信号灯駆動装置で
    あって、 前記電流検出回路は、定められた時間毎に前記電流検出
    信号を出力する信号灯駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された信号灯駆動装置で
    あって、 前記電流検出回路は、電流検出器と、ピークホールド回
    路と、A/D変換回路とを含み、前記電流検出器が前記
    出力電流を検出し、前記ピークホールド回路が前記出力
    電流の前記ピーク値を検出し、前記A/D変換回路が前
    記ピーク値に応じたデジタル信号を前記電流検出信号と
    して出力する信号灯駆動装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載された信号灯駆動装置で
    あって、 前記パルス幅制御回路は、演算部と、PWM発生回路と
    を含み、前記演算部が前記目標の駆動電流と前記ピーク
    値との偏差に応じて前記スイッチング信号のパルス幅を
    決定し、前記PWM発生回路がそのパルス幅に応じた前
    記スイッチング信号を発生するものである信号灯駆動装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載された信号灯駆
    動装置であって、 前記スイッチング回路、前記平滑回路、前記電流検出回
    路、前記パルス幅制御回路及び前記出力端子は、点灯す
    べき信号灯の数に応じて設けられている信号灯駆動装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載された信号灯駆動装置で
    あって、 前記電流検出回路のそれぞれは、前記A/D変換回路の
    一つを共用しており、 共用された前記A/D変換回路は、それぞれの信号灯に
    接続される前記ピークホールド回路を切り替えて前記ピ
    ーク値を取り込んでおり、 前記パルス幅制御回路のそれぞれは、前記演算部が一つ
    に統合されており、 統合された前記演算部は、それぞれの信号灯に接続され
    る前記PWM発生回路にパルス幅を指令する信号灯駆動
    装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005231559A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Sankosha:Kk 電圧設定装置及びその設定方法。
WO2006056510A1 (de) * 2004-11-24 2006-06-01 Siemens Aktiengesellschaft Schaltung zur ansteuerung und überwachung einer mehrzahl von signallampen
WO2012042858A1 (ja) 2010-09-29 2012-04-05 富士フイルム株式会社 イムノクロマトグラフ検査方法および装置
JP2014039724A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Toshiba Corp 洗濯機

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