JP2001211646A - 交流電圧調整装置 - Google Patents

交流電圧調整装置

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JP2001211646A
JP2001211646A JP2000018748A JP2000018748A JP2001211646A JP 2001211646 A JP2001211646 A JP 2001211646A JP 2000018748 A JP2000018748 A JP 2000018748A JP 2000018748 A JP2000018748 A JP 2000018748A JP 2001211646 A JP2001211646 A JP 2001211646A
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inverter
power supply
load
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Yoshihiro Hatakeyama
善博 畠山
Tadashi Hashimoto
正 橋本
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチング素子の個数を4つにして安価、
小形の交流電圧調整装置を提供する。また、配電線路の
電圧降下を補償する。 【解決手段】 目標電圧設定部53で設定した目標電圧
と電圧検出部52により検出した電圧との差違に対応し
て、PWM制御部54と位相制御部57で電源位相に合
わせた制御用デューティー波を発生させインバータ3の
各スイッチング素子Q1〜Q4を制御して、平滑化され
たインバータ出力を、交流電源1と負荷2の間に設けら
れた差動トランス4を通して負荷側の電圧調整をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交流電源を電圧
制御する交流電圧調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、例えば特開平10−1507
70号公報に示された交流電圧調整装置の回路図であ
る。図において、1は交流電源、2は負荷、S1〜S6
はスイッチング素子、D1〜D6はダイオード、L1、
C1及びL2、C2はリアクタンスとコンデンサであ
り、高周波の流出を阻止するフィルタを形成する。該電
圧調整装置は交流電源1と負荷2との間に設置され、負
荷側の出力電圧を所望の電圧になるように降圧制御する
ことで、負荷2(照明回路など)での消費電力を削減す
る効果を得るものである。
【0003】ここでは、電源電圧(例えばAC105
V)を所定の電圧(例えばAC95V)に降圧するとき
の動作を説明する。図において、スイッチング素子S1
〜S4は交流電源電圧の位相の正負により以下のように
制御される。交流電源1の交番位相が正のときスイッチ
ング素子S1、S4をONにしてスイッチング素子S
2、S3はOFFに制御される。 逆に、位相が負のと
きスイッチング素子S1、S4をOFFにしてスイッチ
ング素子S2、S3がONにされる。
【0004】スイッチング素子S5、S6は所定のキャ
リア周波数(例えば15kHz)で相補的(片側がON
の時、他方がOFF)にスイッチングされ、そのデュー
ティー比により出力電圧が決定される。スイッチング素
子S5、S6のONのデューティー比が小さいほど低い
電圧に降圧制御される。図示していないデューティー制
御部で負荷2にかかる電圧を検出し、出力したい目標の
電圧との差異によりデューティー比を制御して目標電圧
を得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の交流電圧調整装
置は、以上のように6つのスイッチング素子で構成さ
れ、当該スイッチング素子は通電電力容量の大きい(2
0A〜200A、200V程度)ものが必要となる。ま
た、スイッチングのゲート制御の為に6素子分の絶縁さ
れたゲート回路を必要とし、コストが高く、外形として
も大きくなるという課題があった。
【0006】また、一般には装置の出口の電圧を検出し
て、出力電圧を制御しており装置から負荷2までの配電
線路が長く電圧降下が大きい場合は、負荷2に必要な電
圧が得られないという課題もあった。
【0007】この発明は、かかる課題を解決するために
なされたものであり、位相により制御されるスイッチン
グ素子と電圧制御の為デューティー比制御されるスイッ
チング素子を兼用することで、スイッチング素子の個数
を4つとした。また、配電線路での電圧降下の影響を低
減する交流電圧調整装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る交流電圧調整装置は、交流電源と負荷の間に設けられ
た差動トランスにスイッチング制御して得られる出力で
負荷の電圧を調整するインバータを備え、このインバー
タは外部からON・OFF制御可能で導通方向性を持つスイ
ッチング素子に導通方向と逆方向にダイオードを並列接
続した素子を2組み互いに逆方向に直列接続したものを
2個直列に接続し両端を電源入力、その接続中央点と電
源の1線を出力にするよう構成し、予め設定された目標
電圧と電圧検出手段により検出した負荷側の電圧との差
違に対応したデューティー波をPWM制御部にて発生さ
せ、PWM制御部のデューティー波と交流電源の検出位
相とを組み合わせた制御信号により交流電源からの通電
方向側のスイッチング素子をデューティー制御を行い非
通電方向側のスイッチング素子をONにするようにした
ものである。
【0009】この発明の請求項2に係る交流電圧調整装
置は、請求項1のものにおいて、ダイオードを導通方向
が互いに反対となるように2個のスイッチング素子の各
々にの直列接続した2個の素子を並列接続したもの2組
みを直列接続して、両端に電源入力、その中央接続点と
電源の1線を出力するように構成したインバータとした
ものである。
【0010】そして、PWM制御部のデューティー波を
ゼロクロスよりの立ち上がりに時定数回路とアンド回路
により時間遅れを持たせるようにしたものである。
【0011】また、負荷電流検出手段により検出した負
荷電流に対応した電圧信号を目標電圧に加算したデュー
ティー波によりインバータをスイッチング制御するよう
にしたものである。
【0012】そして、負荷電流検出手段により検出した
負荷電流に対応した電圧信号を目標電圧に加算したデュ
ーティー波によりインバータをスイッチング制御するよ
うにしたものである。
【0013】単相3線式の交流電源において、中性線を
除く相線に差動トランスを設置して、インバータの入力
を相線間とし、負荷側の相線間電圧を検出して上記イン
バータをスイッチング制御して上記差動トランスを介し
て負荷の電圧を調整するようにしたものである。
【0014】単相3線式の交流電源において、中性線を
除く相線に差動トランスを設置して、インバータの入力
を相線間とし、負荷側の中性線と相線間の夫々の電圧検
出し電圧の低い方のものを選択採用してインバータをス
イッチング制御して負荷の電圧を調整するようにしたも
のである。
【0015】単相3線式の交流電源において、インバー
タの入力を上記相線間とし、中性線を除く相線の電流検
出する変流器を設置して、相電流の大きい方の負荷電流
に対応した電圧信号を選択採用して目標電圧に加算して
デューティー波によりインバータをスイッチング制御す
るようにしたものである。
【0016】さらに、平滑化されたインバータ出力電圧
が所定電圧以上のとき点灯表示する動作表示部を備えた
させたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1を示す単相2線方式の電圧調整装置の回路
図、図2はスイッチング制御部の回路図、図3は各部の
波形図である。図において1、2、D1〜D4、L1、
C1、L2、C2は上記従来装置の説明と同様のもので
ある。3はインバータ、4は差動トランス、5はスイッ
チング制御部である。Q1〜Q4はインバータ3の主要
部のスイッチング素子(例えばIGBT)であり、夫々
の導通方向と反対に導通するダイオードD1〜D4が並
列に接続される。そして相反する導通方向のスイッチン
グ素子Q1とQ2を直列接続する。同様にスイッチング
素子Q3とQ4も直列接続する。この組み合わ接続した
ものを更に直列接続して、両端を電源入力にして、組み
合わ接続の中央点と電源の1線をインバータ出力とす
る。各スイッチング素子はスイッチング制御部5からの
制御信号によりON・OFF制御される。7はインバー
タ3の出力電圧が所定値以上であることを表示する動作
表示部であり、チェナーダイオード7cと定電流素子7
bと発光ダイオード7aを直列接続してインバータ3の
出力線間に接続されている。
【0018】スイッチング制御部5は位相検出入力端子
5aに電源電圧を、検出端子5bに負荷2の電圧を取り
込む。そして、所定のキャリア周波数にてインバータ3
のスイッチング素子Q1〜Q4をPWM(パルス幅変
調)制御し、降圧用電圧にして差動トランス4を介し
て、交流電源電圧を低減して負荷2の電圧を所望電圧に
設定する。
【0019】次に、スイッチング制御部5の構成及び動
作を図2、図3を用いて説明する。図3の英符号は図
1、図2に付記した英符号部位の波形を示す。51は位
相検出部であり、交流電源1の電圧位相入力(A)を判
定して、交番波形の正負に該当する部分のそれぞれの判
定出力(B)及び(C)をする。52は負荷2の電圧を
検出する電圧検出部、53は目標電圧設定部、54はP
WM制御部であり、目標電圧設定部53の設定電圧と電
圧検出部52の検出電圧を比較器54aで対比してその
電圧差に対応させて所定周波数の三角波発生器55の三
角波形の頂稜切辺幅のデューティー波を発生させて、一
方を反転回路54cを用いて相補的な2つのデューティ
ー波(D)及び(E)を生成する。
【0020】56はデットタイム生成部であり詳細は後
述するが、デューティー波(D)、(E)の波形のそれ
ぞれを抵抗とコンデンサによる時定数回路とアンド回路
を用いて波形の立ち上がりを遅延させてゼロクロスポイ
ントを無くする。この実施例では各部の制御位相を合わ
せるためにアンド回路の後に反転回路を設けた例示をし
ている。また、時定数回路の抵抗と並列接続されている
ダイオードはデットタイム処理されたデューティー波
(D1)、(E1)の立ち下げを急峻にするためのもの
である。
【0021】57は位相制御部であり、デットタイム処
理されたデューティー波(D1)、(E1)と交流電源
1の正負判定出力(B)及び(C)の各組み合わせをそ
れぞれナンド回路を介してスイッチング素子Q1〜Q4
の制御信号(F〜I)をそれぞれに得る。58はスイッ
チング素子Q1〜Q4のゲートを絶縁して制御するため
のゲートドライバーである。
【0022】交流電源1から分岐されたインバータ3の
スイッチング素子Q1〜Q4を各々制御信号(F)〜
(I)にて制御して櫛状に切除されたインバータ出力
(J)が得られる。このインバータ出力(J)はフィル
ターL2、C2を通して平滑化して差動トランス4への
制御電圧(K)を得る。そして差動トランス4では交流
電源1の入力電圧から制御電圧(K)を差し引いた負荷
2の印加電圧(L)にする。目標電圧設定部53の設定
電圧と負荷2の印加電圧との差が大きいときは差動トラ
ンス4への制御電圧(K)の電圧が高く、差がゼロであ
ればインバータ3からの出力が無くなる。このようにし
て、目標設定電圧に負荷2の電圧は制御される。
【0023】目標電圧設定部53の交流電源1の電圧と
の差が大きいとき、即ち、本電圧調整装置が降圧動作を
実行中であるときはインバータ3の平滑化された出力電
圧がチェナーダイオード7aのチェナー電圧を越えてい
る間は発光ダイオード7cが発光して動作中であること
を表示する。インバータ3の出力電圧がチェナー電圧よ
り小さくなれば、発光ダイオード7cが発光は無くな
り、電圧降下動作は停止していることを示すことができ
る。
【0024】次にデットタイム生成部56の動作につい
て図4を用いて説明する。交流電源1の位相が正のと
き、スイッチング素子Q1、Q3はONとなり、出力電
圧はスイッチング素子Q2、Q4でのデューティー制御
により決定される。このときのスイッチング素子Q2、
Q4が同時にONとなることによる出力短絡を防止する
為、スイッチング素子Q2、Q4はデッドタイム生成部
56のアンド回路に時定数回路の組み合わせによりスイ
ッチングONの立ち上がりに遅れ(例えば5μS)を設
けて同時ONとなることを回避している。
【0025】また、スイッチング素子Q2、Q4がOF
Fとなる時、フィルタのLの逆起電力によるサージ電圧
が発生するが、このときスイッチング素子Q1、Q3は
ONとなっており、逆起電力サージはスイッチング素子
Q1、Q3を通じて放散される。交流電源1の位相が負
の場合は、スイッチング素子の番号が変更されて(Q1
→Q2、Q3→Q4)同様の動作を実行される。
【0026】実施の形態2.図5は、この発明の実施の
形態2を示す単相2線方式の電圧調整装置の回路図であ
る。図において、1〜5、7、Q1〜Q4、D1〜D
4、L1、C1、L2、C2は上記従来装置の説明と同
様のものである。実施の形態1との差違はスイッチング
素子とダイオードの接続形態が異なる。該実施の形態2
のものは、スイッチング素子にダイオードを直列接続し
た2組みをダイオードの導通方向が反対となるように並
列接続(例えばQ1とD1、Q2とD2)する。この並
列接続したものを更にもう一つ直列接続(Q3とD3、
Q4とD4のもの)して、両端を電源入力にして、組み
合わ接続の中央点と電源の1線をインバータ出力とす
る。スイッチング素子Q1〜Q4およびダイオードD1
〜D4の採番符号を実施の形態1と同じであるなら、各
スイッチング素子Q1〜Q4のスイッチング制御は上記
実施の形態1と同一である。
【0027】実施の形態2の接続構成はスイッチング素
子Q1〜Q4の耐圧をダイオードD1〜D4が補うので
スイッチング素子は耐圧性能の低いものが使用可能であ
る。
【0028】実施の形態3.図6、図7はこの発明の実
施形態3を示すもので、図6は電圧調整装置の回路図、
図7はスイッチング制御部の回路図である。図において
1〜5、51〜58、D1〜D4、L1、C1、L2、
C2、Q1〜Q4、は上記実施形態1の説明と同様のも
のである。6は負荷2の電流を検出する変流器、72は
加算回路、71は変流器6を介して負荷2の電流を検出
する電流検出部であり、電流検出端子5dへ入力される
負荷2の検出電流を直流電圧に変換する。加算回路72
は目標電圧設定部53の設定値と負荷2の検出電流に比
例する直流電圧を加算してPWM制御部54の比較器5
4aへ出力する。
【0029】実施の形態3は電圧調整装置と負荷2とが
遠距離にあり、その間の電線のインピーダンスによる電
圧降下補正して負荷2の印加電圧を一定に保つものであ
る。電線のインピーダンスをRw、通電電流をiとする
と電圧降下はRw×iとなる。例えばRwが20mオー
ムの場合は100Aを通電することによる電圧降下は2
Vとなる。通電電流iは負荷電力の使用状態により変化
するが、この電圧降下相当分を目標出力電圧に加算する
ことで、負荷に印可される電圧を常に目標値にする事が
できる。
【0030】通電電流iに比例した直流電圧を目標電圧
設定部53の設定値に加算回路72により加算している
ので、通電電流iが大きくなればPWM制御部54はイ
ンバータ3がONとなるデューティー比を減少して、差
動トランス4の電圧低減を電線路の電圧降下に相当する
分だけ減ずるので、負荷に印可される電圧を常に目標値
に維持することができる。
【0031】実施の形態4.図8はこの発明の実施形態
4を示すもので、単相3線方式に適用したものである。
図において2〜5、D1〜D4、L1、C1、L2、C
2、Q1〜Q4、は上記実施形態1の説明と同様のもの
である。11は単相3線方式の交流電源、41は差動ト
ランス4と同一仕様の第2の差動トランスである。イン
バータ3の入力、およびスイッチング制御部5の位相検
出の入力端子5aへは単相3線の線間R−Sが接続され
る。スイッチング制御部5の検出端子5bには差動トラ
ンス4、41の負荷2側の電圧を取り込む。インバータ
3の出力は差動トランス4、41により電源電圧を夫々
降圧する方向に接続されて、上記実施の形態1の説明と
同様に目標電圧設定部53の設定電圧に応じたデューテ
ィー制御スイッチングにより負荷2側の電圧が制御され
る。以上のように第2の差動トランス41を追加するこ
とで単相3線方式にも適用でき、実施形態1と同様の効
果が期待できる。
【0032】実施の形態5.単相3線方式の実施の形態
4のものでは、単相3線の線間R−Sの出力電圧を検出
して電圧制御しているが、線間R−N(A相)、線間S
−N(B相)に接続された負荷のインピーダンスが極端
に違う場合および相電流のアンバランスが大きい場合の
電線の電圧降下による、A相電圧とB相電圧の差が大き
くなる。従って、一方の相電圧が目標とした設定電圧よ
り低くなり不具合を起こす可能性があった。該実施の形
態5はこの点を改良したものである。
【0033】図9、図10はこの発明の実施形態5を示
すもので、図9は単相3線方式の電圧調整装置の回路
図、図10はスイッチング制御部の回路図である。図に
おいて1〜6、41、51〜58、71、72、L1、
C1、L2、C2、は上記に説明のものと同様である。
実施の形態5のスイッチング制御部5は、位相検出の入
力端子5a、B相の電圧検出端子5b、A相の電圧検出
端子5c、B相の電流検出端子5d、A相の電流検出端
子5eを備えている。61は変成器6とは別の相の電流
を検出する変成器、81は変流器61を介して線間R−
N(A相)の電流を検出する電流検出部である。82は
最大値選択回路であり、B相の電流検出部71またはA
相の電流検出部81のいずれかの電圧が高い方を選択し
て、選択した電圧を加算回路72へ入力して、目標電圧
設定部53の設定値に加える。これにより、相電流のア
ンバランス時でも電線の電圧降下の大きい方の相に対応
して負荷2の電圧が補正される。
【0034】83は線間R−N(A相)の電圧を検出す
る電圧検出部である。84は最小値選択回路であり、B
相の電圧検出部52とA相の電圧検出部83の出力電圧
の低い方を選択してPWM制御部54へ送る。PWM制
御部54では電線の電圧降下の大きい方の相に対応した
補正と、線間電圧の低い方に対応させてインバータ3の
デューティー制御をして電圧調整を実行するので負荷に
悪影響をあたえるような電圧低下がなくなる。
【0035】上記実施の形態5の説明は、相間のインピ
ーダンスの差違による電圧不均衡、一方の相電流過大に
よる電線電圧降下のアンバランスを同時に対応する構成
を示したが、これを電圧と電線電圧降下の対応する部分
を独立させてもよい。
【0036】また、実施の形態1で説明したインバータ
3の出力状況を表示する動作表示部7は実施の形態3以
降で説明していないが各実施の形態に具備できることは
明白である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では4つの
スイッチング素子により所望の動作を達成できるので、
安価で小形の交流電圧調整装置とすることができる。
【0038】また、負荷電流を検出して、負荷電流に対
応した電圧をインバータの目標設定電圧に加算するよう
にしたので、交流電圧調整装置と負荷が遠距離に設置さ
れるときの電線の電圧降下による負荷への悪影響を防止
できる。
【0039】そして、単相3線式の電源への適用におい
て、相別に電圧、電流を検出した結果から補正の必要な
相の検出結果を選択採用するようにしたので、相負荷の
インピーダンスのアンバランスによる相間電圧の偏寄を
是正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の電圧調整装置の回
路図である。
【図2】 この発明の実施の形態1のスイッチング制御
部の回路図である。
【図3】 この発明の各部の波形図である。
【図4】 この発明のデットタイム生成部の動作を説明
する波形図である。
【図5】 この発明の実施の形態2の電圧調整装置の回
路図である。
【図6】 この発明の実施の形態3の電圧調整装置の回
路図である。
【図7】 この発明の実施の形態3のスイッチング制御
部の回路図である。
【図8】 この発明の実施の形態4を示す単相3線方式
の電圧調整装置の回路図である。
【図9】 この発明の実施の形態5を示す単相3線方式
の電圧調整装置の回路図である。
【図10】 この発明の実施の形態5のスイッチング制
御部の回路図である。
【図11】 従来の交流電圧調整装置の回路図である。
【符号の説明】
1、11 交流電源、 2 負荷、 3 インバー
タ 41 差動トランス、 5 スイッチング制御部 61 変流器、 7 動作表示部、 7a チェナ
ーダイオード 7b 定電流素子、 7c 発光ダイオード、 5
1 位相検出部 83 電圧検出部、 53 目標電圧設定部 PWM制御部、 54a 比較器、 54c 反転
回路 55 三角波発生器、 56 デットタイム生成部、
57 位相制御部 81 電流検出部、 72 加算回路、 82
最大値選択回路 最小値選択回路、 Q1〜Q4 スイッチング素子 D1〜D4 ダイオード、 C1、L1 入力側フィ
ルタ C2、L2 出力側フィルタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源をインバータにてスイッチング
    制御して得られる出力により上記交流電源と負荷の間に
    設けられた差動トランスを介して上記負荷への印加電圧
    を減圧調整する交流電圧調整装置において、上記インバ
    ータの入力側及び出力側にそれぞれ設けられたリアクト
    ル及びコンデンサからなるフィルタと、導通方向性を持
    ち外部からON・OFF制御可能なスイッチング素子に上記
    導通方向と逆方向に導通可能にダイオードを並列接続し
    た素子2組みを互いに逆方向に直列接続したものを2個
    直列に接続して、両端に電源入力、その接続中央点と電
    源の1線を出力にするよう構成した上記インバータと、
    上記差動トランスの負荷側の電圧を電圧検出手段により
    検出し、この電圧検出結果と予め設定された目標電圧と
    の差違に対応したデューティー波を発生するPWM(パ
    ルス幅変調)制御部とを具備し、上記PWM制御部から
    のデューティー波と上記交流電源の検出位相と組み合わ
    せて上記インバータの各組みのスイッチング素子の上記
    交流電源からの通電方向側のスイッチング素子をデュー
    ティー制御を行い、非通電方向側のスイッチング素子を
    ONにするようにしたことを特徴とする交流電圧調整装
    置。
  2. 【請求項2】 インバータは外部からON・OFF制御可能
    な2個のスイッチング素子の各々にダイオードの導通方
    向が互いに反対となるよう直列接続した2個の素子を並
    列接続した2組みを直列接続して、両端に電源入力、そ
    の中央接続点と電源の1線を出力するように構成された
    ことを特徴とする請求項1記載の交流電圧調整装置。
  3. 【請求項3】 PWM制御部のデューティー波をゼロク
    ロスよりの立ち上がりに時定数回路とアンド回路により
    時間遅れを持たせたことを特徴とした請求項1または請
    求項2記載の交流電圧調整装置。
  4. 【請求項4】 負荷電流検出手段を設け、この負荷電流
    検出手段により検出した負荷電流に対応した電圧信号を
    目標電圧に加算したデューティー波によりインバータを
    スイッチング制御することを特徴とした請求項1乃至請
    求項3のいずれかに記載の交流電圧調整装置。
  5. 【請求項5】 単相3線式交流電源であって、中性線を
    除く夫々の相線に差動トランスを設置して、インバータ
    の入力を上記相線間とし、負荷側の相線間電圧を検出し
    て上記インバータをスイッチング制御して上記差動トラ
    ンスを介して上記負荷への印加電圧を減圧調整すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
    交流電圧調整装置。
  6. 【請求項6】 単相3線式交流電源にして、中性線を除
    く夫々の相線に差動トランスを設置して、インバータの
    入力を上記相線間とし、負荷側の中性線と相線間の夫々
    の電圧検出し、電圧の低い方のものを選択して上記イン
    バータをスイッチング制御して上記負荷への印加電圧を
    減圧調整することを特徴とする請求項1乃至請求項4の
    いずれかに記載の交流電圧調整装置。
  7. 【請求項7】 単相3線式交流電源にして、インバータ
    の入力を上記相線間とし、中性線を除く夫々の相線の電
    流検出する変流器を設置して、相電流の大きい方の負荷
    電流に対応した電圧信号を選択して目標電圧に加算して
    デューティー波によりインバータをスイッチング制御す
    ることを特徴とした請求項1乃至請求項3、請求項5及
    び請求項6いずれかに記載の交流電圧調整装置。
  8. 【請求項8】 平滑化されたインバータ出力電圧が所定
    電圧以上のとき点灯表示する動作表示部を備えたことを
    特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の交
    流電圧調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101453647B1 (ko) * 2013-01-22 2014-10-22 최인석 출력 전압 조정기
CN104167926A (zh) * 2014-08-10 2014-11-26 龚秋声 交流斩波电路调节补偿电压的交流稳压电源

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