JPH09248039A - コンバインの操作装置 - Google Patents

コンバインの操作装置

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JPH09248039A
JPH09248039A JP9029796A JP9029796A JPH09248039A JP H09248039 A JPH09248039 A JP H09248039A JP 9029796 A JP9029796 A JP 9029796A JP 9029796 A JP9029796 A JP 9029796A JP H09248039 A JPH09248039 A JP H09248039A
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steering
switch
handle
steering handle
shaft
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Shigemi Hidaka
高 茂 實 日
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扱深さ調節スイッチなど各種作業スイ
ッチによる各種作業の作業性を向上させる。 【解決手段】 機体の進路を操向操作する丸形の操向
ハンドル(77)に、各種作業機構の操作を行う作業ス
イッチ(120)(121)(122)(124)を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は機体の進路を丸形の
操向ハンドルによって操向操作するようにしたコンバイ
ンの操作装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、扱深さ調節用の
扱深さスイッチや刈取昇降用の刈取昇降スイッチなど各
種作業スイッチは、通常は主変速レバーや副変速レバー
など各種作業操作レバーの配設される運転席左側位置に
設けられていて、左手でもってこれらの操作を行ってい
るが、操作頻度も多いためスイッチ操作に操作遅れが生
じるなど、作業の対応性に欠ける不都合があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、機体
の進路を操向操作する丸形の操向ハンドルに、各種作業
機構の操作を行う作業スイッチを設けて、例えば右手で
操向ハンドルを操作しながら必要とする作業スイッチの
操作を容易に可能とさせて、このスイッチで操作される
作業の対応性を向上させるものである。
【0004】また、操向ハンドルの右外周部に、扱深さ
調節用の扱深さスイッチを設けて、扱深さスイッチでも
って行う扱深さ調節作業の作業性を向上させるものであ
る。
【0005】さらに、操向ハンドルの右外周部に、刈取
部を昇降する刈取昇降スイッチを設けて、作業中におけ
る刈取部の昇降作業の作業性を向上させるものである。
【0006】またさらに、操向ハンドルの右外周部に、
操向の微調整を行うフィットステアリングスイッチを設
けて、条合わせなど作業中における進路方向の微調整を
容易に可能とさせて、作業性を向上させるものである。
【0007】また、操向ハンドルの右外周部に、刈取部
を高速で一定回転駆動する高速一定回転スイッチを設け
て、必要時刈取部を容易に高速一定回転駆動して作業性
を向上させるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は揺動選別部の側面説明図、図2
はコンバインの全体側面図、図3は同平面図であり、図
中(1)は走行クローラ(2)を装設するトラックフレ
ーム、(3)は前記トラックフレーム(1)に架設する
機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱
胴(6)及び処理胴(7)を内蔵している脱穀機である
脱穀部、(8)は刈刃(9)及び穀稈搬送機構(10)
などを備える刈取部、(11)は刈取フレーム(12)
を介して刈取部(8)を昇降させる油圧シリンダ、(1
3)は排藁チェン(14)終端を臨ませる排藁処理部、
(15)は脱穀部(4)からの穀粒を揚穀筒(16)を
介して搬入する穀物タンク、(17)は前記タンク(1
5)の穀粒を機外に搬出する排出オーガ、(18)は運
転操作部(19)及び運転席(20)を備える運転キャ
ビン、(21)は運転キャビン(18)下方に設けるエ
ンジンであり、連続的に穀稈を刈取って脱穀するように
構成している。
【0009】図4に示す如く、前記走行クローラ(2)
を駆動するミッションケース(22)は、1対の第1油
圧ポンプ(23)及び第1油圧モータ(24)からなる
主変速機構である走行用の油圧式無段変速機構(25)
と、1対の第2油圧ポンプ(26)及び第2油圧モータ
(27)からなる操向機構である旋回用の油圧式無段変
速機構(28)とを備え、前記エンジン(21)の出力
軸(21a)に第1油圧ポンプ(23)の入力軸(23
a)を伝達ベルト(29)を介し連動連結させると共
に、第2油圧ポンプ(26)の入力軸(26a)を伝達
ベルト(30)を介し前記第1油圧ポンプ(23)の入
力軸(23a)に連動連結させている。
【0010】そして前記第1油圧モータ(24)の出力
軸(31)に、副変速機構(32)及び差動機構(3
3)を介し走行クローラ(2)の駆動輪(34)を連動
連結させるもので、前記差動機構(33)は左右対称の
1対の遊星ギヤ機構(35)(35)を有し、各遊星ギ
ヤ機構(35)は1つのサンギヤ(36)と、該サンギ
ヤ(36)の外周で噛合う3つのプラネタリギヤ(3
7)と、これらプラネタリギヤ(37)に噛合うリング
ギヤ(38)などで形成している。
【0011】前記プラネタリギヤ(37)はサンギヤ軸
(39)と同軸線上とのキャリヤ軸(40)のキャリヤ
(41)にそれぞれ回転自在に軸支させ、左右のサンギ
ヤ(36)(36)を挾んで左右のキャリヤ(41)を
対向配置させると共に、前記リングギヤ(38)は各プ
ラネタリギヤ(37)に噛み合う内歯を有してサンギヤ
軸(39)とは同一軸芯状に配置させ、サンギヤ軸(3
9)或いはキャリヤ軸(40)に回転自在に軸支させて
いる。
【0012】また、走行用の油圧式無段変速機構(2
5)は第1油圧ポンプ(23)の回転斜板の角度変更調
節により第1油圧モータ(24)の正逆回転と回転数の
制御を行うもので、第1油圧モータ(24)の回転出力
を出力軸(31)の伝達ギヤ(42)より副変速機構
(32)を構成する各ギヤ(43)(44)(45)を
介して、サンギヤ軸(39)に固定したセンタギヤ(4
6)に伝達してサンギヤ(41)を回転するように構成
している。なお前記ギヤ(45)はブレーキ機構を有す
るブレーキ軸(47)に取付けられると共に、前記ギヤ
(43)には作業機等に回転力を伝達するPTO軸(4
8)のPTO入力ギヤ(49)を噛合せている。
【0013】そして、前記センタギヤ(46)を介しサ
ンギヤ軸(39)に伝達された第1油圧モータ(24)
からの駆動力を、左右の遊星ギヤ機構(35)を介しキ
ャリヤ軸(40)に伝達させると共に、該キャリヤ軸
(40)に伝達された回転を左右各一対の減速ギヤ(5
0)(51)を介し左右の駆動輪(34)の左右輪軸
(34a)にそれぞれ伝えるように構成している。
【0014】さらに、旋回用の油圧式無段変速機構(2
8)は第2油圧ポンプ(26)の回転斜板の角度変更調
節により第2油圧モータ(27)の正逆回転と回転数の
制御を行うもので、第2油圧モータ(27)から出力軸
(52)の伝達ギヤ(52a)(52b)に伝達される
回転出力を、左側のリングギヤ(38)の外歯を対して
は直接的に、また右側のリングギヤ(38)の外歯に対
しては逆転軸(53)の逆転ギヤ(53a)を介し伝え
て、第2油圧モータ(27)の正転時に左右のリングギ
ヤ(38)を左右同一回転数で左ギヤ(38)を逆転、
右ギヤ(38)を正転とさせるように構成している。
【0015】而して旋回用の第2油圧ポンプ(26)の
駆動を停止させ左右リングギヤ(38)を静止固定させ
た状態で、走行用の第1油圧ポンプ(23)の駆動を行
うと、第1油圧モータ(24)からの回転出力はセンタ
ギヤ(47)から左右のサンギヤ(36)に同一回転数
で伝達され、左右遊星ギヤ機構(35)のプラネタリギ
ヤ(37)・キャリヤ(41)及び減速ギヤ(50)
(51)を介し左右の輪軸(34a)に左右同回転方向
の同一回転数で伝達されて、機体の前後直進走行が行わ
れる。一方、走行用の第1油圧ポンプ(23)の駆動を
停止させ左右のサンギヤ(36)を静止固定させた状態
で、旋回用の第2油圧ポンプ(26)を正逆回転駆動す
ると、左側の遊星ギヤ機構(35)が逆或いは正回転、
また右側の遊星ギヤ機構が正或いは逆回転して、左右走
行クローラ(2)の駆動方向を前後逆方向とさせて機体
を左或いは右にその場でスピンターンさせるものであ
る。
【0016】また走行用の第1油圧ポンプ(23)を駆
動させながら、旋回用の第2油圧ポンプ(26)を駆動
して機体を左右に旋回させる場合には旋回半径の大きい
旋回を可能にできるもので、その旋回半径は左右走行ク
ローラ(2)の速度に応じ決定される。
【0017】図5乃至図8に示す如く、走行用の油圧式
無段変速機構(25)に連結する主変速レバー(54)
と、主クラッチペダル(55)とを主変速中立復帰機構
(56)を介し連動連結させるもので、前記主変速レバ
ー(54)は基端ボス(57)に変速操作板(58)を
固設させ、該操作板(58)をレバー軸(59)を中心
に回動自在に設けると共に、該操作板(58)に固定す
る2本の前進及び後進用ワイヤ(60)(61)を出力
変換手段である変速及び旋回操作機構(62)を介して
前記無段変速機構(25)に連動連結させている。
【0018】そして前記操作板(58)にL形状の規制
ピン(63)を固設させ、該規制ピン(63)の先端部
を前記中立復帰機構(56)を構成する二枚一組の上下
拘束板( 64a)(64b)によって拘束するもの
で、上下拘束板(64a)(64b)は基端を枢支軸
(65)に回動自在に支持して、上下拘束板(64a)
(64b)の対向内側面間に一定の開ぎ角(α)を有す
るとき、主変速レバー(54)の前進高速操作時から後
進高速操作時におけるピン(63)の上下移動を許容す
るように構成している。
【0019】また上下拘束板(64a)(64b)の対
向内側面には半円状の中立位置決め用切欠き(66)と
前記ピン(63)に係合する切欠き長溝(67)を形成
し、上下拘束板(64a)(64b)の開き角(α)を
略0°に閉動作させるとき、前記ピン(63)を中央位
置に戻して主変速レバー(54)を中立復帰させるよう
に構成している。
【0020】さらに、前記主クラッチペダル(55)を
駐車ブレーキ機構(68)にワイヤ代(68a)を介し
連動連結させ、該主クラッチペダル(55)のクラッチ
アーム(69)と前記上拘束板(64a)間を中立復帰
ワイヤ(70)で連結させるもので、上拘束板(64
a)にワイヤ(70)の一端側を連結させ、ワイヤ(7
0)の他端側をバネ(71)を介してクラッチアーム
(69)に連結させると共に、前記ワイヤ(70)のア
ウタチューブ(70a)一端のアウタ受け(72)を下
拘束板(64b)に、またアウタチューブ(70a)他
端のアウタ受け(73)を、ペダル(55)のペダル受
け台(74)に取付けて、ペダル(55)の踏み込み操
作時(主クラッチの切時)に上下拘束板(64a)(6
4b)の開き角(α)を略0°とするように構成してい
る。なおこのような上下拘束板(64a)(64b)の
閉じ動作時にあっては、本機側フレームに連結する中立
位置決めピン(75)と、前記切欠き(66)との係合
によって、上下拘束板(64a)(64b)の間で閉じ
動作や閉じ量に差があっても確実に中立位置に戻すこと
を可能とさせるものである。また(76)は自動走行制
御用の変速モータである。
【0021】図9乃至図13にも示す如く、単一のコン
ポーネントに形成する前記操作機構(62)には前記主
変速レバー(54)と機体の旋回操作を行う丸形操向ハ
ンドル(77)からの操作出力が入力され、それぞれ必
要な動きに変換され、2つのポンプ(23)(26)・
2つのモータ(24)(27)で構成する強制デフ式ミ
ッションケース(22)に出力させて走行と旋回の制御
を行うようにしたもので、主変速レバー(54)及び操
向ハンドル(77)と、走行及び旋回用無段変速機構
(25)(28)のコントロールレバー(78)(7
9)との間に前記操作機構(62)を介設したものであ
る。
【0022】前記操作機構(62)は、本機側のフレー
ム(80)の上部に固設するコンポーネントケース(8
1)と、該ケース(81)に左右両端の支軸(82)を
回動自在に支持させる門形のベース部材であるベース
(83)と、ケース(81)外側の支軸(82)に固設
して主変速レバー(54)からの前記ワイヤ(60)
(61)を上下に連結させる主変速入力アーム(84)
と、前記ベース(83)の左右両側に固設する縦カム軸
(85)(86)にそれぞれ回動自在に支持させるカム
部材である主変速及び旋回カム(87)(88)と、前
記ベース(83)の略中央に固設する入力アーム軸(8
9)に回動自在に支持させるステアリング操作入力アー
ム(90)と、該入力アーム(90)に固設して前記ハ
ンドル(77)のステアリングアーム(91)からの左
右旋回ワイヤ(92)を連結させる入力アームピン(9
3)と、前記入力アーム(90)に固設して主変速及び
旋回カム(87)(88)の固定ギヤ(94)(95)
に噛合せる旋回ギヤ(96a)(96b)と、前記フレ
ーム(80)の下部に回動自在に枢支する横軸(97)
に基端ボス(98a)を揺動自在に支持させる主変速用
従動カム(98)と、前記横軸(97)に基端ボス(9
9a)を一体連結させる旋回用従動カム(99)と、前
記主変速及び旋回カム(87)(88)と従動カム(9
8)(99)とにそれぞれ上下両端を自在継手(10
0)を介し連結させる変速及び旋回カムロッド(10
1)(102)と、前記ミッションケース(22)上部
の軸受台(103)に固設する筒軸(104)に回動自
在に支持させる操作伝達軸(105)と、前記ボス(9
8a)に右端を固設する揺動アーム(106)と伝達軸
(105)に基端ボス(107a)を固設する揺動アー
ム(107)の各先端間を自在継手(100)を介し連
結させる変速第1ロッド(108)と、前記横軸(9
7)に基端を固設する揺動アーム(109)と前記伝達
軸(105)に基端ボス(110a)を回動自在に取付
ける揺動アーム(110)の各先端間を自在継手(10
0)を介し連結させる旋回第1ロッド(111)と、前
記伝達軸(105)に基端を固設する揺動アーム(11
2)と前記コントロールレバー(78)の各先端間を自
在継手(100)を介し連結させる変速第2ロッド(1
13)と、前記ボス(110a)に基端を固設する揺動
アーム(114)と前記コントロールレバー(79)の
各先端間を自在継手(100)を介し連結させる旋回第
2ロッド(115)とを備え、前記主変速レバー(5
4)及び操向ハンド(77)の各操作力を操作機構(6
2)でそれぞれ必要な動きに変換して各コントロールレ
バー(78)(79)に伝えるように構成している。
【0023】前記主変速レバー(54)の操作に応じて
支軸(82)を中心として傾斜角を変化させるベース
(83)は、主変速の中立位置のとき一定角度前低後高
状に傾斜(a)させ、該ベース(83)に直交させる縦
カム軸(85)(86)の軸芯(b)下方延長線上に各
従動カム(98)(99)とカムロッド(101)(1
02)との自在継手(100)の中心を配置させると共
に、前記主変速アーム(87)のカムロッド(101)
を連結するロッド操作アーム(87a)を、支軸(8
2)の軸芯(c)に直交させて前方に突設させるのに対
し、旋回カム(88)のカムロッド(102)に連結す
るロッド操作アーム(88a)を、支軸(82)の軸芯
(c)方向に突設させて該アーム(88a)とロッド
(102)との自在継手(100)の中心を支軸(8
2)の軸芯(c)に一致させ、主変速の中立位置でハン
ドル(77)操作により各カム軸(85)(86)を中
心としてカム(87)(88)を回動させるとき、これ
らカム(87)(88)と従動カム(98)(99)間
の距離を一定状態に保って、コントロールレバー(7
8)(79)の中立を保持させる。
【0024】一方、主変速レバー(54)の操作によっ
て支軸(82)を中心としてベース(83)を上下方向
に回動させるとき、旋回カム(88)とカムロッド(1
02)との自在継手(100)中心と支軸(82)の軸
芯とが一致するため旋回用従動カム(79)は動作せ
ず、主変速カム(87)の傾きの変化によって主変速カ
ム(87)が動作して主変速コントロールレバー(7
8)のみが操作されて前進及び後進・低速及び高速の変
速が行われる。
【0025】また、斯る主変速の操作条件下でハンドル
(77)により旋回操作が行われるときには、旋回カム
(88)の回動による旋回カム(88)とカムロッド
(102)との自在継手(100)中心と、支軸(8
2)の軸芯の位置ズレでもって従動カム(99)が動作
し、旋回用コントロールレバー(79)が操作されて機
体の左及び右旋回が行われるもので、またこの際ギヤ
(94)(96a)の噛合せによる主変速カム(87)
の回動によって走行速度が低速側(ハンドル(77)の
直進位置のとき主変速にあってはそのレバー(54)操
作位置での常に最高速位置にあって、ハンドル(77)
の操舵角を大とする程主変速カム(87)は低速側に制
御される)に減速されて安全旋回が行われる。さらに、
この場合機体の前後進時の旋回方向も一致させることが
できて、従来の如く切換機構なども要することなく至便
なものである。
【0026】ところで図13乃至図14に示す如く、前
記運転キャビン(18)内の運転席(20)左側のサイ
ドコラムには、前記主変速レバー(54)・副変速レバ
ー(116)・刈取クラッチレバー(117)・脱穀ク
ラッチレバー(118)を配設すると共に、運転席(2
0)前方の運転操作部(19)に前記操向ハンドル(7
7)を配設している。
【0027】前記操向ハンドル(77)の丸形外周の右
内側にスイッチ台(119)を固設して、脱穀部に挿入
する穀稈の扱深さを調節する扱深さ調節機構の扱深さ調
節スイッチ(120)を前記スイッチ台(119)に設
けて、右手で操向ハンドル(77)を回動操作しながら
扱深さ調節も同時に可能とさせるように構成している。
而して該構成の場合レバー(54)(116)(11
7)(118)の設置数も多く操作頻度の多い左手側に
対し、ハンドル(77)操作のみの右手側に扱深さ調節
スイッチ(120)を設けて、その操作性を向上させる
ことができるものである。
【0028】また図15乃至図16は、操向ハンドル
(77)に刈取部(8)を昇降操作する刈取昇降スイッ
チ(121)を設ける構成例を示すもので、前述の扱深
さ調節スイッチ(120)に換え、ハンドル(77)の
スイッチ台(119)に刈取昇降スイッチ(121)に
設けて、頻繁に操作が行われるこの刈取昇降スイッチ
(121)の操作遅れなどのない迅速にして正確な昇降
操作を可能とさせるように構成したものである。
【0029】さらに図17は、指先だけで進路方向の微
調整を行うフィットステアリングスイッチ(122)を
操向ハンドル(77)右側のスイッチ台(119)に設
ける構成例を示すもので、右手をその都度持ち換える必
要もなく、ハンドル(77)の操作を行いながら条合わ
せなどにおいて方向の微調整を容易に可能とさせて、こ
の作業性を向上させるように構成したものである。
【0030】またさらに図18及び図19は、刈取部
(8)を高速で一定回転駆動する刈取一定回転機構(1
23)を備え、該回転機構(123)を操作する押ボタ
ン式の高速一定回転スイッチ(124)をハンドル(7
7)右側のスイッチ台(119)に設ける構成例を示す
もので、前記スイッチ(124)は押している間だけオ
ンとなって刈取部(8)を高速で一定回転させ、例えば
倒伏稈場所ではスイッチ(124)をオンして刈取部
(8)を高速回転させ、倒伏稈場所を過ぎるとスイッチ
(124)から指を離して通常の刈取回転に戻して刈取
作業の作業性を向上させるように構成したものである。
またこの場合刈り終り時に稈を脱穀部に流し込む作業
も、スイッチ(124)のワンタッチ操作で容易に可能
となる。
【0031】前記刈取一定回転機構(123)はカウン
タケース(125)の刈取出力軸(126)に備えるも
ので、前記高速一定回転スイッチ(124)によってオ
ンにする刈取高速クラッチ(127)と、刈取低速クラ
ッチ(128)を設け、刈取出力軸(126)に一方向
クラッチ(129)及び伝達ベルト(130)を介して
刈取入力1軸(131)を連動連結させると共に、ミッ
ションケース(22)の車速同調出力軸(132)に一
方向クラッチ(133)及び伝達ベルト(134)及び
刈取テンションクラッチ(135)を介して刈取入力1
軸(131)を連動連結させ、刈取テンションクラッチ
(135)切のとき、刈取出力軸(125)の低高速出
力により1軸(131)を駆動すると共に、テンション
クラッチ(135)入によって、低速走行状態で車速同
調出力軸(132)回転数が刈取出力軸(126)回転
数よりも低いとき、刈取出力軸(126)によって1軸
(131)を駆動する一方、高速走行状態で車速同調出
力軸(132)回転数が刈取出力軸(126)回転数よ
りも高いとき、車速同調出力軸(132)によって1軸
(131)を駆動し、走行速度に比例した速度で刈取部
(8)を駆動するように構成している。
【0032】なお前述実施例にあっては、各作業スイッ
チ(120)(121)(122)(124)をハンド
ル(77)に直接的に取付ける構成を示したが、ハンド
ル(77)にハンドル操作用ノブを設置して、該ノブに
これらスイッチ(120)(121)(122)(12
3)を設けても良い。
【0033】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、機体の進路を操向操作する丸形の操向ハンドル(7
7)に、各種作業機構の操作を行う作業スイッチ(12
0)(121)(122)(124)を設けたものであ
るから、例えば右手で操向ハンドル(77)を操作しな
がら必要とする作業スイッチ(120)(121)(1
22)(124)の操作を容易に可能とさせることがで
きて、このスイッチ(120)(121)(122)
(124)で操作される作業の対応性を向上させること
ができるものである。
【0034】また、操向ハンドル(77)の右外周部
に、扱深さ調節用の扱深さスイッチ(120)を設けた
ものであるから、扱深さスイッチ(120)でもって行
われる扱深さ調節作業の作業性を向上させることができ
るものである。
【0035】さらに、操向ハンドル(77)の右外周部
に、刈取部(8)を昇降する刈取昇降スイッチ(12
1)を設けたものであるから、作業中における刈取部
(8)の昇降作業の作業性を向上させることができるも
のである。
【0036】また、操向ハンドル(77)の右外周部
に、操向の微調整を行うフィットステアリングスイッチ
(122)を設けたものであるから、条合わせなど作業
中における進路方向の微調整を容易に可能とさせて、作
業性を向上させることができるものである。
【0037】また、操向ハンドル(77)の右外周部
に、刈取部(8)を高速で一定回転駆動する高速一定回
転スイッチ(124)を設けたものであるから、必要時
に刈取部(8)を容易に高速一定回転駆動して、作業性
を向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】操作ハンドル部の平面説明図である。
【図2】コンバインの全体側面図である。
【図3】コンバインの全体平面図である。
【図4】ミッション駆動系の説明図である。
【図5】主変速レバー部の説明図である。
【図6】主変速中立復帰機構部の説明図である。
【図7】主変速中立復帰機構部の説明図である。
【図8】拘束板部の説明図である。
【図9】操作機構部の正面説明図である。
【図10】操作機構部の側面説明図である。
【図11】主変速用カム部の説明図である。
【図12】ベース部の説明図である。
【図13】カム部の平面説明図である。
【図14】操向ハンドルの正面説明図である。
【図15】操向ハンドル部の平面説明図である。
【図16】操向ハンドルの側面説明図である。
【図17】操向ハンドル部の平面説明図である。
【図18】操向ハンドル部の平面説明図である。
【図19】刈取一定回転機構の説明図である。
【符号の説明】
(77) 操向ハンドル (120)(121)(122)(124) スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体の進路を操向操作する丸形の操向ハ
    ンドルに、各種作業機構の操作を行う作業スイッチを設
    けたことを特徴とするコンバインの操作装置。
  2. 【請求項2】 操向ハンドルの右外周部に、扱深さ調節
    用の扱深さスイッチを設けたことを特徴とする請求項1
    記載のコンバインの操作装置。
  3. 【請求項3】 操向ハンドルの右外周部に、刈取部を昇
    降する刈取昇降スイッチを設けたことを特徴とする請求
    項1記載のコンバインの操作装置。
  4. 【請求項4】 操向ハンドルの右外周部に、操向の微調
    整を行うフィットステアリングスイッチを設けたことを
    特徴とする請求項1記載のコンバインの操作装置。
  5. 【請求項5】 操向ハンドルの右外周部に、刈取部を高
    速で一定回転駆動する高速一定回転スイッチを設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のコンバインの操作装置。
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JP2012060936A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Kubota Corp コンバイン

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