JPH09247708A - ビデオ信号処理装置、ビデオ信号処理方法、ビデオ信号記録/再生装置、並びに記録媒体 - Google Patents

ビデオ信号処理装置、ビデオ信号処理方法、ビデオ信号記録/再生装置、並びに記録媒体

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JPH09247708A
JPH09247708A JP8078316A JP7831696A JPH09247708A JP H09247708 A JPH09247708 A JP H09247708A JP 8078316 A JP8078316 A JP 8078316A JP 7831696 A JP7831696 A JP 7831696A JP H09247708 A JPH09247708 A JP H09247708A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログビデオ信号の処理において、テレビ
ジョンモニタによる表示に対して妨害が少なく、且つコ
ピー防止効果を確実とする。 【解決手段】 第5n+0ライン,第5n+2ラインに
は、位相を一部反転したバースト信号が配される。第5
n+1ライン,第5n+3ラインには、振幅が大きいバ
ースト補正信号が配される。第5n+1には、正規のバ
ースト信号が配される。この5ラインをマクロブロック
とし、複数のマクロブロックによってコピー防止用信号
のブロックが形成される。間欠的に反転バースト信号が
配されるため、ライン単位での繰り返し周波数が上が
り、APCの周波数応答範囲の狭いモニタでは画像妨害
が生じず、範囲の広いVCRなどでは画像妨害が生じ
る。バースト補正信号が配されるために、バースト信号
の積分特性が補正され、モニタで妨害が発生するような
場合でも、妨害を補正できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビデオディス
ク、ディジタルVCR、ディジタル放送の受信装置等か
らのアナログビデオ信号を記録するビデオテープレコー
ダおよびその再生出力を表示するテレビジョン受像機に
対して適用されるビデオ信号処理装置、ビデオ信号処理
方法、ビデオ信号記録/再生装置、モニタ装置並びに記
録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル技術の発達に伴い、家庭にお
いても高画質のビデオ信号源を容易に入手できるように
なりつつある。例えばプリレコーディッドテープ(ソフ
トテープ)のみならず、ディジタル放送の端末、DVD
(ディジタルビデオディスク)等は、高画質のビデオ信
号をユーザに提供する。ディジタルVCR(ビデオカセ
ットテープレコーダ)も家庭用として除々に浸透しつつ
あるが、現状では、アナログVCRが格段に普及してい
る。上述したような高画質のビデオ信号の提供者として
は、著作権保護の立場から、アナログVCRによるコピ
ーの制限に対して多大な関心を払わざるを得ない。
【0003】既に、アナログVCRに対しては、幾つか
のコピー制限の方法が考えられている。例えば、マクロ
ビジョン社によるAGCパルス方式やカラーストライプ
方式が知られている。AGCパルス方式は、コピー禁止
の場合では、ビデオ信号におけるAGC基準レベル検出
区間に、通常のAGC基準レベルより大きなレベルのパ
ルスを挿入し制限を行うものである。すなわち、ビデオ
信号のV(垂直)ブランキング期間の一部に疑似SYN
Cパルスが挿入される。これは例えば、図13Aに示さ
れるように、ビデオ信号のVブランキング期間の一部に
疑似同期パルスが挿入される。図13Bは、この疑似同
期パルスが挿入された部分を拡大して示す。この疑似同
期パルスは、水平同期パルスにレベルpを加えたレベル
で例えば5波挿入される。また、このレベルpは、変化
させられ挿入される。
【0004】アナログVCR(家庭用アナログVCR)
では、図13Cに示す、Vブランキング期間における1
Hの水平同期パルスを利用してAGCをかけるようにさ
れた機種が多数存在する。そのため、このように、水平
同期パルスよりも振幅の大きい疑似同期パルスが1Hに
挿入されると、AGC回路がこの疑似同期パルスの振幅
を基準レベルと判断してAGCがかけられる。その結
果、AGCレベルがこの疑似同期パルスのレベルとして
検出されるため、同期信号を振幅分離によって検出する
ことができず、正常な再生が行えなくなる。一方、テレ
ビジョンモニタは、AGC方式が異なるので、正常に再
生画像を表示することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このAGC
パルス方式では、一部のビデオカセットレコーダに対し
て効果が無いという問題点があった。例えば、β方式の
VCRや8mmVCR、およびVHS方式でも、AGC
時定数が長いものなどには効果がなかった。
【0006】そこで、他のコピー制限の方法として、以
下に説明するカラーストライプ方式が提案されている。
このカラーストライプ方式とは、再生ビデオ信号に対し
て、例えば21ライン毎に4ライン分、バースト信号全
体の位相を反転させる方法である。このようにバースト
信号の位相を反転させられた再生ビデオ信号を別の家庭
用アナログVCRで録画すると、アナログVCRのAP
C(自動位相制御回路)がこの位相の反転したバースト
信号を本来のバースト信号として使用してしまうため、
そのラインの色が反転され記録/再生されてしまう。し
たがって、この録画されたビデオ信号を再生すると、図
14に示すように、色の反転した帯が21ライン毎に画
面に映出される。
【0007】一方、一般的なテレビジョン受像機におい
ては、色信号復調のための搬送波を形成するPLL(A
PC)の時定数が長いため、高々4ラインにおいて連続
してバースト信号が反転されても影響が出ない。しかし
ながら、機種によっては時定数の短いPLLを用いてい
る場合もあり、この場合には、色の反転した帯が画面に
生じるという問題点があった。
【0008】さらに、本願出願人は、有効画面中の全ラ
インのカラーバースト信号において、その一部の期間の
位相を反転させるようにしたコピー制限方法を提案して
いる。この方法は、上述したカラーストライプ方式にお
いて、表示画像の画質が劣化するようなテレビジョンモ
ニタに対しても、そのような問題を生じない利点があ
る。
【0009】アナログ方式の家庭用VCRにおいては、
3.58MHzの周波数(NTSC方式の場合)を有す
る色副搬送波が低域変換され600〜700KHzの中
の所定の中心周波数を有する低域変換色信号とされる。
そして、この低域変換色信号と輝度信号とが周波数多重
され磁気テープ上に記録される。このように、家庭用ア
ナログVCRにおいて色信号は、テレビジョン受像機な
どに比べ非常に狭く帯域制限され、磁気テープ上に記録
される。
【0010】そのため、記録されたビデオ信号に含まれ
るカラーバースト信号は、再生されると、帯域制限のた
めに、記録前の原信号に比較して時間軸上でその前後に
拡張される性質を有する。図15は、原信号とVCRに
よる再生後の信号におけるカラーバースト信号を示す。
図15Aに示す、水平同期信号hの後に配されるカラー
バースト信号の原信号aが磁気テープに記録され再生さ
れると、図15Bに示すように、時間軸上においてカラ
ーバースト信号aが前後に拡張される。
【0011】この性質を利用して、コピー防止を図るの
がバースト信号の一部の位相を反転させる方式である。
図16は、この方式の適用例を示す。通常のラインにお
いては、水平同期信号hの後ろに例えば10波のカラー
バースト信号が配される(図16A)。それに対して、
コピー防止のための画像妨害を生じさせるために、位相
が反転された6波のバースト信号と7波の通常位相のバ
ースト信号との計13波の、反転バースト信号を含むバ
ースト信号がコピー防止用信号として配されたラインが
設けられる(図16B)。これらのラインは、画面上に
おいて、例えば17ラインの通常ラインおよび4ライン
の反転バースト信号を含むラインとが都合21ライン周
期で繰り返される(図16C)。
【0012】このように、反転バースト信号を含むライ
ンが配されたビデオ信号は、例えばVCRで再生された
場合、VCRの色同期回路においてPLLが追従できな
くなり、画像の劣化を引き起こし、これによりコピーを
防止することができる。勿論、このビデオ信号を別のV
CRにより記録/再生した場合にも正常な画像が得られ
ない。また、この反転バースト信号を含むビデオ信号
は、テレビジョンモニタにおいては略正規のカラーバー
スト信号として検出され使用される。そのため、このビ
デオ信号は、テレビジョンモニタにおいては、略正常な
画面として映出される。
【0013】しかしながら、この方式は、VCRの色信
号の周波数帯域が狭いことを利用しているので、色信号
の帯域が広い、例えばS−VHSといったアナログVC
Rに対してはコピー防止効果が不十分であるといった問
題点があった。
【0014】この対策として、コピー防止効果を増大さ
せるために、反転バースト信号の波数を増大させる方法
が考えられる。例えば図17に示されるように、10波
の反転バースト信号と3波の通常位相バースト信号との
計13波でコピー防止用信号を形成することが考えられ
る。この方法では、色信号の帯域の広いVCRでもコピ
ー防止効果を生じさせることができるが、一部のテレビ
ジョンモニタに対して、著しい画像妨害を与えてしまう
という問題点があった。例えば、色の反転は生じない
が、水平ライン方向において縞状に濃度の異なる妨害
や、画面全体の色の濃さが変化するといった画像妨害が
現れることがあった。
【0015】従って、この発明の目的は、テレビジョン
モニタによる表示に対して妨害が少なく、且つコピー防
止効果を確実とすることが可能なビデオ信号処理装置、
ビデオ信号処理方法、ビデオ信号記録/再生装置、並び
に記録媒体を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、再生ビデオ信号に対して、カラー
バースト信号の位相を一部反転させたラインを、1また
は複数ラインおきに配置する手段を有し、それによっ
て、テレビジョンモニタが出力アナログビデオ信号を正
常に再生でき、一方、ビデオ信号記録/再生装置が出力
アナログビデオ信号を正常に記録/再生できないように
したことを特徴とするビデオ信号処理装置である。
【0017】また、この発明は、上述した課題を解決す
るために、再生ビデオ信号に対して、カラーバースト信
号の位相を一部反転させたラインを、1または複数ライ
ンおきに配置するステップを有し、それによって、テレ
ビジョンモニタが出力アナログビデオ信号を正常に再生
でき、一方、ビデオ信号記録/再生装置が出力アナログ
ビデオ信号を正常に記録/再生できないようにしたこと
を特徴とするビデオ信号処理方法である。
【0018】また、この発明は、上述した課題を解決す
るために、ディジタルビデオ信号と、ディジタルビデオ
信号を再生装置が再生し、アナログビデオ信号として出
力する場合に、記録制限のために、アナログビデオ信号
中のカラーバースト信号の位相を一部反転させ、カラー
バースト信号の位相を一部反転されたラインを、1また
は複数ラインおきに配置することを指示する情報とが予
め記録されたことを特徴とする記録媒体である。
【0019】上述したように、この発明は、再生ビデオ
信号に対して、カラーバースト信号の位相を一部反転さ
せたラインが1または複数ラインおきに配置されてい
る。この位相が一部反転されたカラーバースト信号によ
って画像妨害を引き起しコピー防止とすることができ
る。また、この信号は、1または複数ラインおきに配置
されているために、テレビジョンモニタでは画像妨害を
生じず、ビデオテープに記録された信号を再生した際に
のみ画像妨害を生じさせることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて説明する。この発明の理解を容易とするために、
コピー制限の適用例について図1を参照して説明する。
図1は、ディジタルVCR2で再生されたアナログビデ
オ信号をアナログVCR1により録画する例である。デ
ィジタルVCR2により再生されるカセットテープが例
えばプリレコーディッドテープであって、テープ中に記
録されているコピー世代の制限に関する制御情報(CG
MS(Copy Generation Management System) と称する)
がコピー禁止を指示する場合では、アナログVCR1に
よる録画を禁止する必要がある。
【0021】図1Bは、DVDプレーヤ3からの再生ア
ナログビデオ信号をアナログVCR1により録画する例
である。この場合でも、DVDに記録されているCGM
Sによりコピー禁止が指示される場合では、アナログV
CR1による録画が禁止される必要がある。さらに、図
1Cは、ディジタル放送を受信するためのIRD(Integ
rated Receiver Decoder) (あるいはセットトップボッ
クス)4により受信したプログラムをディジタルVCR
5により録画し、この記録した内容をアナログVCR1
により録画する例である。一般的に、ディジタル放送の
プログラムをディジタル信号あるいはアナログ信号とし
てディジタルVCR5が1回は記録することが許容され
ることが多い。しかしながら、その記録した内容をアナ
ログVCR1によりコピーすることが制限される。勿
論、IRD4からアナログVCR1へのビデオ信号のコ
ピーを禁止する場合もある。
【0022】この発明は、図1に例示したような場合
に、アナログVCR1によるコピーを禁止し、且つディ
ジタルVCR2、DVDプレーヤ3、ディジタルVCR
5からのアナログビデオ信号をモニタ装置により支障な
く表示することを可能とするものである。図1Bの例の
ように、DVDプレーヤ3により再生されたアナログビ
デオ信号を出力する場合に対して適用したこの発明の一
実施例を図2に示す。
【0023】MPEG等により圧縮符号化されたディジ
タル信号がDVD6から光ピックアップ7により読み取
られる。光ピックアップ7の再生信号がプリアンプ、波
形整形、復号回路8を介してエラー処理回路9に供給さ
れる。エラー処理回路9では、エラー訂正符号の復号が
なされ、エラーが訂正される。エラー処理回路9の出力
がディマルチプレクサ10に供給される。ディマルチプ
レクサ10は、再生信号からビデオデータ、オーディオ
データ、制御用のディジタルデータをそれぞれ分離す
る。
【0024】ビデオデータは、ビデオデコーダ11に供
給される。ビデオデコーダ11は、圧縮符号化のデコー
ド、アナログビデオ信号への変換等の処理を行い、アナ
ログビデオ信号を出力部14に供給する。この出力部1
4は、この発明が適用されたもので、その詳細について
は、後述する。出力端子16には、出力部14からコピ
ー防止用信号が選択的に付加されたアナログビデオ信号
が出力される。オーディオデータは、オーディオデコー
ダ12において、圧縮符号化のデコード、アナログオー
ディオ信号への変換等の処理を受け、出力端子17にア
ナログオーディオ信号が得られる。ディジタルデータデ
コーダ13は、DVD6に記録されている制御用ディジ
タルデータを分離し、復号する。この制御用ディジタル
データの中にCGMSが含まれており、このCGMSに
基づいて、コピーコントロール信号が形成される。コピ
ーコントロール信号が出力部14に与えられる。この出
力部14は、DVDプレーヤ内部に設けられる。
【0025】出力部14の一例の構成を図3に示す。ビ
デオデコーダ11からの再生ビデオ信号は、例えばアナ
ログコンポーネント信号として出力部14に供給され
る。21、22、23でそれぞれ示す入力端子に対し
て、輝度信号(同期信号を含む)Y、色差信号R−Y、
B−Yがそれぞれ供給される。輝度信号Yが加算器24
を経て出力端子16Yに取り出される。色差信号がカラ
ーエンコーダ25に供給され、カラーエンコーダ25に
より直交2相変調された搬送色信号(カラーバースト信
号を含む)が形成される。カラーエンコーダ25からの
搬送色信号がスイッチャ26の一方の入力端子aに供給
される。スイッチャ26は、カラーバースト信号のすげ
替えのために設けられている。スイッチャ26の出力が
出力端子16Cに取り出される。
【0026】この発明の一実施例では、コピー防止の効
果をより確実とするために、カラーバースト信号の前に
カラーバースト信号に対して位相を反転させた信号を挿
入したカラーバースト信号と、カラーバースト信号の振
幅を通常のものより大きくしたバースト補正信号とをカ
ラーバースト信号に代えて挿入する方式が用いられる。
これらコピー防止用信号およびバースト補正信号は、正
規のカラーバースト信号と同様のタイミングで以て挿入
される。さらに、この発明の一実施例においては、上述
のAGCパルス方式も併用される。
【0027】加算器24では、AGCパルス発生器28
からのAGCパルスが供給され、このAGCパルスが輝
度信号Yに対して付加される。AGCパルスとして、正
規のレベルのものと、コピー禁止のための大レベルのも
のとの一方をAGCパルス発生器28が発生する。その
選択は、データデコーダ13(図2参照)から入力端子
36に供給されるコピーコントロール信号によりなされ
る。
【0028】スイッチャ26の入力端子bに対して供給
されるカラーバースト信号は、スイッチャ27から出力
される。スイッチャ26は、タイミングコントローラ3
5の出力により制御される。すなわち、コピーコントロ
ール信号によってコピーの許可が指示される場合では、
入力端子aが常に選択され、カラーバースト信号のすげ
替えがなされない。一方、コピーコントロール信号によ
ってコピーの禁止が指示される場合では、カラーバース
ト信号の期間よりやや広い期間で入力端子bが選択さ
れ、カラーバースト信号のすげ替えがなされる。従っ
て、出力端子16Y、16Cに取り出されたビデオ信号
をアナログVCRによって録画する場合に、録画を禁止
することができる。このようにコピーの許可/禁止に対
応してスイッチャ26の制御の態様が異なるので、タイ
ミングコントローラ35には、同期分離回路34で分離
された同期信号と入力端子36からのコピーコントロー
ル信号が供給される。
【0029】スイッチャ27の入力端子cには、信号発
生器31で生成された正規のカラーバースト信号SB1
が供給される。スイッチャ27の入力端子dには、信号
発生器32で生成された、反転バースト信号を含むバー
スト信号SB2が供給される。また、スイッチャ27の
入力端子eには、信号発生器33で生成された、バース
ト補正信号SB3が供給される。
【0030】図4は、これら信号SB1,SB2,およ
びSB3の波形の一例を示す。図4Aは、正規のバース
ト信号SB1の例を示す。この例では、信号SB1は、
10波から成る。図4Bに示される反転バースト信号を
含むバースト信号SB2において、信号SB1の10波
に対して、前に3波付け加えられ、付け加えられたこの
3波を含む前半の10波が正規のバースト信号に対して
位相が反転させられている。図4Cに示されるバースト
補正信号は、図4Aに示される信号SB1に対して、振
幅が異ならされている。この例では、振幅が信号SB1
に対して5dB大きくされている。
【0031】なお、図示が省略されているが、信号発生
器31で発生する正規の周波数のカラーバースト信号S
B1は、正規のカラーバースト信号と同様に、カラーエ
ンコーダ25において使用されるカラーサブキャリア信
号と一定の位相関係を有する。そこで、信号発生回路3
1を設けずに、反転バースト信号を含むバースト信号S
B2,バースト補正信号SB3を付加するラインのみで
カラーバースト信号をすげ替えるようにしても良い。ま
た、図3の構成では、輝度信号Yが同期信号を含み、カ
ラーエンコーダ25がカラーバースト信号を発生するも
のとしているが、同期信号およびカラーバースト信号を
発生する回路を設け、発生した同期信号およびカラーバ
ースト信号を輝度信号および搬送色信号に対してそれぞ
れ付加するようにしても良い。
【0032】図5は、この発明における、反転バースト
信号を含むラインおよびバースト補正信号が配されたラ
インの配置の一例を示す。この例においては、ビデオ信
号の水平5ラインを単位として配置が行われ、この5ラ
インをコピー防止用信号のマクロブロック(最小構成単
位)としている。この5ラインのうち、最初のライン
(〔5n+0〕ライン)および〔5n+2〕ラインにバ
ースト補正信号が付加されたラインが配される。〔5n
+1〕ラインおよび〔5n+3〕ラインに反転バースト
信号を含むラインが配される。また、〔5n+4〕ライ
ンに正規のカラーバースト信号が付加されたラインが配
される。
【0033】このように、この実施の一形態において
は、反転バースト信号を含むラインとバースト補正信号
が配されたラインとが交互に配置され、コピー防止用信
号のマクロブロックとされる。また、この例では、複数
の、例えば8マクロブロックによってコピー防止用信号
のブロックが形成される。
【0034】このようなマクロブロックで以て反転バー
スト信号を含むラインとバースト補正信号が配されたラ
インとが配置された場合の、テレビジョンモニタおよび
VCRに対する影響について説明する。図6は、テレビ
ジョンモニタにおいて色復調に用いられるAPC回路の
構成の一例を示す。入力ビデオ信号(ここではクロマ信
号が抽出され入力クロマ信号とされているとする)が色
復調回路30に供給されると共に、バースト抽出回路3
1に供給される。このバースト抽出回路31において入
力クロマ信号から抽出されたバースト信号が位相検波回
路32に供給される。この例では、この位相検波回路3
2は、信号の振幅方向の情報を検出可能な乗算器タイプ
が用いられている。
【0035】この位相検波回路32には、VXO(電圧
制御発振回路)34から基準サブキャリア信号も供給さ
れ、この基準サブキャリア信号とバースト信号とが位相
比較され、バースト信号が位相検波される。位相検波回
路32で検波されたバースト信号がローパスフィルタ3
3を介してVXO34に供給され、このVXO34にお
いて、バースト信号の位相に位相ロックされた基準サブ
キャリア信号が生成される。これら、位相検波回路3
2,ローパスフィルタ33,およびVXO34によっ
て、バースト信号に位相ロックするようなPLLが構成
される。こうしてVXO34によって生成された基準サ
ブキャリア信号が色復調回路30に供給され、クロマ信
号の色復調が行われる。
【0036】このテレビジョンモニタのAPCの周波数
応答特性は、図7の実線に示されるように、ローパスフ
ィルタとしての特性、すなわち、積分特性を示す。VC
RにおけるAPCの特性も同様に積分特性を有するが、
これは同図に破線で示されるように、テレビジョンモニ
タに対して帯域が広い。
【0037】バースト信号は、水平同期信号の周期で間
欠的に到来する。上述のAPC回路においては、この間
欠的に到来するバースト信号だけを抜き取って基準サブ
キャリアを生成する処理が行われる。図8は、この様子
を模式的に示す。バースト信号のみを抜き取ってみたば
あい、反転バースト信号を含むラインと通常のラインと
で繰り返し周波数が形成される。
【0038】先に提案されている参考例において説明し
たような、反転バースト信号を含むラインが4ライン連
続して配置されるような方法では(図8A)、反転バー
スト信号による、ライン単位での繰り返し周波数が例え
ば図7のf1 のように、テレビジョンモニタにおけるA
PCの周波数応答範囲内となってしまう。したがって、
APCが反転バースト信号の位相に引き込まれてしま
い、画像に妨害が生じてしまう。
【0039】そこで、この発明に示されるように、1ラ
イン間隔で間欠的に反転バースト信号を含むラインを配
置することによって、図8Bに示されるように、反転バ
ースト信号によるライン単位での繰り返し周波数を上げ
ることができる。そのため、この繰り返し周波数は、例
えば図7のf2 のように、テレビジョンモニタのAPC
の周波数応答範囲外であって、且つ、VCRのAPCの
周波数応答範囲内に存在させることができる。したがっ
て、この方法によれば、テレビジョンモニタにおいて
は、PLLが反転バースト信号を引き込まないため画像
妨害を生じないが、VCRにおいては、PLLが反転バ
ースト信号に応答して色反転を生じ、反転バースト信号
による画像妨害を生じさせることができる。
【0040】しかしながら、テレビジョンモニタによっ
ては、PLLの周波数応答範囲が上述の想定よりも広
く、1ライン間隔で間欠的に反転バースト信号を配置す
る方法でも画像妨害が生じてしまう場合がある。この場
合には、例えば色反転が生じないまでも、色の濃さなど
が変化してしまうといった妨害となって現れる。
【0041】この画像妨害を補正するために、この実施
の一形態においては、上述のバースト補正信号が配され
たラインがさらに配置される。このバースト補正信号に
よる画像妨害の補正は、この例のように、APCの位相
検波回路32がバースト信号の振幅方向の情報も検出可
能な乗算器タイプである場合に有効とされる。上述した
ように、APCの周波数特性が積分特性を有しているた
めに、位相検波回路32によって振幅方向の情報が検出
されることで、バースト信号の波数と信号レベルとの変
換が可能とされる。
【0042】この実施の一形態においては、コピー防止
用信号のマクロブロックを構成するライン中、正規のバ
ースト信号以外の信号でバースト信号が配されるライン
は、反転バースト信号を含む2ラインおよびバースト補
正信号を含む2ラインの計ラインある。この4ラインに
おいて、本来10〔波〕×4〔ライン〕=40〔波〕の
バースト信号が存在している。それに対して、このマク
ロ構造では、本来のバースト信号の位置に対して7
〔波〕×2〔ライン〕=14〔波〕の反転バースト信号
が存在し、正規の位相を有するバースト信号は、バース
ト補正信号を含め、26波しか存在しないことになる。
【0043】したがって、反転バースト信号の14波分
をキャンセルして、正規の位相を有するバースト信号2
6波のうち反転バースト信号が含まれない2ライン分の
20波を補正して40波分の正規バースト信号の効果を
出す。そのため、この2ラインにおいて、20〔波〕×
x+6〔波〕〜40〔波〕を満たすようなxに基づき正
規バースト信号の振幅を増大させる。この例では、xを
5dB分の増大を表す1.78とすることによって、2
0〔波〕×1.78+6〔波〕≒41〔波〕となり、条
件を満足する。すなわち、この2ラインにおいて正規バ
ースト信号の振幅が+5dBとされ、バースト補正信号
が形成される。
【0044】位相検波回路32に信号の振幅方向の情報
が検出されないものを使用した場合には、元々振幅成分
が使われないためこの補正効果を得ることができない。
しかしながら、このバースト補正信号によって妨害が生
じることもない。すなわち、このバースト補正信号も正
規のバースト信号と同一の位相を有しているため、本来
のバースト信号と同様の役割を果たすことができる。
【0045】なお、上述では、コピー防止用信号のマク
ロブロックは、反転バースト信号を含むラインおよびバ
ースト補正信号が配されたラインとが交互に2ラインず
つ配置され、さらに正規のバースト信号が配されたライ
ンが配置された5ラインの構成とされたが、これはこの
例に限定されるものではない。すなわち、このマクロ構
造は、反転バースト信号を含むラインが1ラインおきに
間欠的に配置されるような構成とされていれば、他の構
成でも良い。
【0046】例えば、バースト補正信号が配された1ラ
インおよび反転バースト信号を含む1ラインとの2ライ
ンから成る1組をマクロ構造としてもよい。また、正規
バースト信号が配された1ラインおよび反転バースト信
号を含む1ラインとの2ラインから成る1組をマクロ構
造としてもよい。さらに、上述の5ラインで構成された
マクロ構造において、バースト補正信号が配されたライ
ンを正規バースト信号が配されたラインと置き換えるよ
うにしてもよい。
【0047】このようなマクロブロック構造を有するコ
ピー防止用信号が画面上に所定の方法で配置されること
によって実際に画面に対して画像妨害を生じさせ、コピ
ー防止効果を得ることができる。
【0048】図9は、このようなマクロブロックによる
コピー防止用信号の配置方法の一例および他の例を示
す。図9Aは、コピー防止用信号のブロックとコピー防
止用ブロックが含まれない正規のバースト信号を有する
ブロックとが交互に配置される例である。この例では、
コピー防止用信号のブロックが8マクロブロック、すな
わち40ライン(図中の斜線で示された部分)から成
り、このコピー防止用ブロックとコピー防止用信号が含
まれない正規のバースト信号を有する40ラインとが交
互に配置される。勿論、この場合の40ラインというラ
イン数は、一例であり、この例に限定されるものではな
い。
【0049】また、図9Bは、画面の主要部分がコピー
防止用ブロックで埋め尽くされた例である。このよう
に、画面の主要部分に対して全体的にコピー防止用信号
を配置することによって、若し、このコピー防止用信号
によってテレビジョンモニタに対して色の濃さの変化な
どの画像妨害が生じる場合でも、この妨害を目立たなく
させることができる。
【0050】また、上述に示した例において、コピー防
止用信号の配置は、連続したフィールドに対してなされ
る。また、これはこの例に限らず、数フィールド置きに
間欠的にコピー防止用信号を配置するようにしてもよ
い。
【0051】上述の図9Aに示される例において、コピ
ー防止用信号のブロックは、フィールド毎に同一位置に
配置すると、フリッカを低減することができる。また、
コピー防止用信号のブロックと正規のバースト信号によ
るブロックとをフィールド毎に交互に配置するようにも
できる。さらに、このコピー防止用信号のブロックを、
フィールド毎に移動させるようにしてもよい。
【0052】DVD6に記録されるディジタルビデオ信
号と付随して、予め記録されているCGMSの一例を図
10Aに示す。この図10Aに示すように、CGMS
は、下記のように定義される。 00:コピー可能 01:未使用 10:コピー1世代可能 11:コピー不可
【0053】このCGMSにおけるコピーがディジタル
コピー制限のみを規定する場合では、アナログコピーの
可否を示すフラグ、すなわち、アナログコピー制限信号
発生を指示するトリガービットを別に規定しても良い。
図10Bは、その一例であって、トリガービットが`00'
であれば、アナログコピー制限信号を発生しないことが
指示され、このビットが`01'であれば、アナログコピー
制限信号のうちAGCパルス方式によるAGC信号のみ
を発生することが指示される。また、このビットが`11'
であれば、AGC信号とこの発明が適用された第1のコ
ピー防止用信号とを発生することが指示される。この第
1のコピー防止用信号は、例えば、上述の図5に示され
るマクロブロックによって成るブロックが上述の図9A
のように配置されたものである。ビット`10'は、未使用
としてもよいが、図10Bに示されるように、AGC信
号と共に、上述の第1のコピー防止用信号と配列の異な
る第2のコピー防止用信号とを発生するように指示する
ことが可能である。この場合では、CGMSおよびトリ
ガービットの合計4ビットによって、アナログコピーの
制限情報が構成される。
【0054】なお、この例では、AGCパルス方式によ
るコピー制限信号の発生と、この発明が適用されたコピ
ー制限信号の発生とが1つのトリガービットによって制
御されるが、これはこの例に限定されるものではない。
すなわち、上述の図1に示されるデータデコーダ13か
らそれぞれ対応するトリガービットを供給することによ
って、AGCパルス方式によるコピー制限信号の発生お
よびこの発明が適用されたコピー制限信号の発生とを、
独立して制御するようにできる。
【0055】このようなコピー制限情報を記録媒体に実
際に記録する形態としては、種々のものが可能である。
ディジタルVCRの場合では、図11および図12に示
すデータ構成が採用されている。図11は、VAUX
(ビデオ補助データ)の構成を示し、(0110000
1)(61h)(hは16進表示を表す)のパックヘッ
ダを持つパックである。
【0056】このパックには、PC1の上位2ビットと
して、CGMSが記録される。このCGMSの定義は、
例えば図10Aに示すものと同一である。また、PC1
中のコピーソースが下記のように規定される。 00:アナログ入力によるコピー 01:ディジタル入力によるコピー 10:予備 11:情報なし
【0057】PC1中のコピー世代の定義を下記に示
す。 00:第1世代 01:第2世代 10:第3世代 11:第4世代
【0058】図12は、ディジタルVCRにおけるオー
ディオ信号に関する補助データ(AAUXデータ)の一
例を示す。このパックのヘッダは、(0101000
1)(51h)である。このパックPC1には、VAU
Xと同様の構成で、コピー世代制限に関する情報が記録
される。なお、入力ビデオ信号に付随するCGMSが1
世代コピー可能とされている場合に、この入力ビデオ信
号を記録した場合には、テープ上のCGMSがコピー禁
止へ書き換えられる。
【0059】この発明の一実施例におけるDVDの場合
は、図示しないが、記録データがセクタ等の区切りを有
し、この区切りの先頭に同期信号およびヘッダが付加さ
れる。このヘッダ中にコピー制限のための情報を記録す
るようになされる。
【0060】なお、図3の構成では、信号発生回路3
1,32,および33を別々のブロックとして示した
が、これはこの例に限定されるものではない。例えば、
1つの信号発生回路に対してアンプおよび位相遅延回路
を接続し、これらアンプおよび位相遅延回路をタイミン
グコントローラ35で制御するようにしてもよい。すな
わち、信号発生回路において正規のバースト信号を発生
させ、反転バースト信号を付加する場合には、位相遅延
回路を制御して所定の期間だけ位相を反転させ、また、
バースト補正信号を配する際には、アンプを制御して正
規のバースト信号を所定の増幅率で以て増幅する。さら
に、この発明は、コンポーネント信号の形式ではなく、
輝度信号と搬送色信号とが重畳されたコンポジット信号
の形式に対して、コピー防止用信号を付加しても良い。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、反転バースト信号を含むラインが間欠的に配置され
るマクロブロックによってコピー防止用信号が形成され
ため、APCの周波数応答範囲が狭いテレビジョンモニ
タにおいては反転バースト信号が引き込まれず、周波数
応答範囲が広いVCRにおいては引き込まれるようにす
ることができる。そのため、VCRに対して画像妨害を
生じさせ、テレビジョンモニタに対しては画像妨害を生
じないようにできる効果がある。
【0062】また、この発明によれば、正規のバースト
信号に対して振幅を大きくされたバースト補正信号を配
されたラインが反転バースト信号を含むラインと共に配
置されるマクロブロックによってコピー防止用信号が形
成されるため、テレビジョンモニタにおける、反転バー
スト信号の影響による、色の濃さなどの変化の補正を行
うことができる効果がある。
【0063】また、この発明によれば、反転バースト信
号を含むラインが画面に対して全面的に配置されるた
め、テレビジョンモニタに対する画像妨害を目立たなく
することができる効果がある。また、これにより、フリ
ッカによる画像妨害を低減することができる効果があ
る。
【0064】また、この発明によれば、複数のマクロブ
ロックによって形成されたコピー防止用信号のブロック
がフィールド毎に同一位置に配置されるため、フリッカ
による画像妨害を低減できる効果がある。
【0065】また、この発明によれば、バースト補正信
号によって、反転バースト信号を挿入したことによって
生じるテレビジョンモニタにおける色の濃さなどの変化
を補正することができるため、反転バースト信号を含む
コピー防止用信号のブロックの配置位置をフィールド毎
に異ならせても、フリッカが生じにくい効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用できるビデオ信号記録システム
の幾つかの例を示すブロック図である。
【図2】DVDプレーヤの再生アナログ信号を記録する
場合に対してこの発明を適用した一実施例のブロック図
である。
【図3】この発明が適用された出力部のブロック図であ
る。
【図4】コピー防止用信号の例を示す波形図である。
【図5】コピー防止用信号のマクロブロックの一例を示
す略線図である。
【図6】APC回路の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図7】APC回路を公営するPLLの周波数応答特性
の例を示す略線図である。
【図8】反転バースト信号による繰り返し周波数を説明
するための略線図である。
【図9】コピー防止用信号のブロックが配置された画面
構成の例を示す略線図である。
【図10】CGMSの一例およびコピー制限用信号の発
生を指示するトリガービットの説明に用いる略線図であ
る。
【図11】ディジタルVCRにおいて採用されているC
GMSの記録方法の一例の説明に用いる略線図である。
【図12】ディジタルVCRにおいて採用されているC
GMSの記録方法の一例の説明に用いる略線図である。
【図13】AGCパルス方式を説明するための波形図で
ある。再生後においてコピー防止用信号の幅が増えたこ
とを示す波形図である。
【図14】カラーストライプ方式を説明するための略線
図である。
【図15】原信号と再生後の信号におけるカラーバース
ト信号をそれぞれ示す波形図である。
【図16】先に提案されているコピー防止用信号の例を
示す波形図である。
【図17】先に提案されているコピー防止用信号の例を
示す波形図である。
【符号の説明】
6・・・DVD、14・・・再生アナログビデオ信号を
出力するための出力部、16、16Y、16C・・・出
力端子、24・・・加算器、26、27・・・スイッチ
ャ、31・・・正規のバースト信号を発生する信号発生
回路、32・・・反転バースト信号を含むバースト信号
を発生する信号発生回路、33・・・バースト補正信号
を発生する信号発生回路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ信号源からのアナログ出力用のビ
    デオ信号の記録を制限するためのビデオ信号処理装置で
    あって、 再生ビデオ信号に対して、カラーバースト信号の位相を
    一部反転させたラインを、1または複数ラインおきに配
    置する手段を有し、 それによって、テレビジョンモニタが上記出力アナログ
    ビデオ信号を正常に再生でき、一方、ビデオ信号記録/
    再生装置が上記出力アナログビデオ信号を正常に記録/
    再生できないようにしたことを特徴とするビデオ信号処
    理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のビデオ信号処理装置に
    おいて、 カラーバースト信号の振幅を正規の振幅とは異なる振幅
    にしたラインを、上記カラーバースト信号の位相を一部
    反転させたライン以外の1または複数ラインにさらに配
    置したことを特徴とするビデオ信号処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のビデオ信号処理装置に
    おいて、 正規のカラーバースト信号を、上記カラーバースト信号
    の位相を一部反転させたライン以外の1または複数ライ
    ンにさらに配置したことを特徴とするビデオ信号処理装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のビデオ信号処理装置に
    おいて、 上記カラーバースト信号の位相を一部反転させたライン
    を連続したフィールドに対して配置したことを特徴とす
    るビデオ信号処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のビデオ信号処理装置に
    おいて、 上記カラーバースト信号の位相を一部反転させたライン
    が数フィールドおきに間欠的に配置したことを特徴とす
    るビデオ信号処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のビデオ信号処理装置に
    おいて、 1または複数のラインおきに配置された上記カラーバー
    スト信号の位相を一部反転させたラインによってコピー
    防止用信号のマクロブロックを構成し、上記マクロブロ
    ックの1または複数個によってコピー防止用信号のブロ
    ックを構成したことを特徴とするビデオ信号処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のビデオ信号処理装置に
    おいて、 上記ブロック以外のラインは、正規のカラーバースト信
    号が含まれるラインであることを特徴とするビデオ信号
    処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のビデオ信号処理装置に
    おいて、 上記ブロックのみを画面の主要部分に対して配置したこ
    とを特徴とするビデオ信号処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載のビデオ信号処理装置に
    おいて、 画面主要部分において、上記ブロックをフィールド間で
    同一位置に配置したことを特徴とするビデオ信号処理装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載のビデオ信号処理装置
    において、 画面主要部分において、上記ブロックをフィールド間で
    互い違いの位置に配置したことを特徴とするビデオ信号
    処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項6に記載のビデオ信号処理装置
    において、 画面主要部分において、上記ブロックをフィールド毎に
    移動させて配置することを特徴とするビデオ信号処理装
    置。
  12. 【請求項12】 ビデオ信号源からのアナログ出力用の
    ビデオ信号の記録を制限するためのビデオ信号処理方法
    であって、 再生ビデオ信号に対して、カラーバースト信号の位相を
    一部反転させたラインを、1または複数ラインおきに配
    置するステップを有し、 それによって、テレビジョンモニタが上記出力アナログ
    ビデオ信号を正常に再生でき、一方、ビデオ信号記録/
    再生装置が上記出力アナログビデオ信号を正常に記録/
    再生できないようにしたことを特徴とするビデオ信号処
    理方法。
  13. 【請求項13】 ディジタルビデオ信号と、上記ディジ
    タルビデオ信号を再生装置が再生し、アナログビデオ信
    号として出力する場合に、記録制限のために、上記アナ
    ログビデオ信号中のカラーバースト信号の位相を一部反
    転させ、上記カラーバースト信号の位相を一部反転され
    たラインを、1または複数ラインおきに配置することを
    指示する情報とが予め記録されたことを特徴とする記録
    媒体。
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