JPH10224818A - 再生装置、再生方法及びデータ記録媒体 - Google Patents
再生装置、再生方法及びデータ記録媒体Info
- Publication number
- JPH10224818A JPH10224818A JP9027066A JP2706697A JPH10224818A JP H10224818 A JPH10224818 A JP H10224818A JP 9027066 A JP9027066 A JP 9027066A JP 2706697 A JP2706697 A JP 2706697A JP H10224818 A JPH10224818 A JP H10224818A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- color difference
- copy protection
- pulse
- reproducing
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- Television Signal Processing For Recording (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンポネント信号すなわち輝度信号及び色差
信号をコンポジット信号に変換してもコピープロテクト
機能を維持することのできる再生装置、再生方法及びデ
ータ記録媒体を提供する。 【解決手段】 妨害信号発生回路29は、クロマ信号C
r,Cbに重畳させる妨害信号として、搬送周波数3.
58MHzの約2倍の周波数である7.18MHz+α
の正弦波を発生する。この妨害信号の情報は、例えばデ
ータストリーム中の上述した妨害信号波形データにあ
る。妨害信号発生回路29で発生された妨害信号は、映
像信号エンコーダ6内の妨害信号付加回路15,16で
クロマ信号Cr,Cbに重畳されて出力される。
信号をコンポジット信号に変換してもコピープロテクト
機能を維持することのできる再生装置、再生方法及びデ
ータ記録媒体を提供する。 【解決手段】 妨害信号発生回路29は、クロマ信号C
r,Cbに重畳させる妨害信号として、搬送周波数3.
58MHzの約2倍の周波数である7.18MHz+α
の正弦波を発生する。この妨害信号の情報は、例えばデ
ータストリーム中の上述した妨害信号波形データにあ
る。妨害信号発生回路29で発生された妨害信号は、映
像信号エンコーダ6内の妨害信号付加回路15,16で
クロマ信号Cr,Cbに重畳されて出力される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ記録媒体に
記録された映像信号を再生してコピープロテクトを施す
再生装置等に関する。
記録された映像信号を再生してコピープロテクトを施す
再生装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、DVD(Digital Video Disc/Di
gital Versatile Disc)ディスクから再生される映像信
号は、マクロビジョン信号というコピープロテクト信号
が付加されている。この結果、ビデオテープレコーダ
(VTR)内のビデオカセットテープには、上記映像信
号が正常な状態で録画されないようになっている。
gital Versatile Disc)ディスクから再生される映像信
号は、マクロビジョン信号というコピープロテクト信号
が付加されている。この結果、ビデオテープレコーダ
(VTR)内のビデオカセットテープには、上記映像信
号が正常な状態で録画されないようになっている。
【0003】ここで、マクロビジョン信号は、疑似水平
同期パルスとカラーストライプと呼ばれる2種類の方式
があり、これら2種類が併用されて使われるのが一般的
である。
同期パルスとカラーストライプと呼ばれる2種類の方式
があり、これら2種類が併用されて使われるのが一般的
である。
【0004】疑似水平同期パルス方式は、図9に示すよ
うに、ビデオ信号の垂直ブランキング期間中に疑似水平
同期パルスを挿入することによって、VTRの自動利得
制御(AGC:Automatic Gain Control)回路を誤動作
させ、画質を実用に堪えないレベルに劣化させることに
より、録画禁止機能を実現するものである。また、カラ
ーストライプ方式は、図10に示すように、約20ライ
ン毎に2〜4ライン分カラーバースト信号の位相を反転
させてVTR再生時に色反転をおこさせ、画質を実用に
堪えないレベルに劣化させることにより、録画禁止機能
を実現するものである。
うに、ビデオ信号の垂直ブランキング期間中に疑似水平
同期パルスを挿入することによって、VTRの自動利得
制御(AGC:Automatic Gain Control)回路を誤動作
させ、画質を実用に堪えないレベルに劣化させることに
より、録画禁止機能を実現するものである。また、カラ
ーストライプ方式は、図10に示すように、約20ライ
ン毎に2〜4ライン分カラーバースト信号の位相を反転
させてVTR再生時に色反転をおこさせ、画質を実用に
堪えないレベルに劣化させることにより、録画禁止機能
を実現するものである。
【0005】これに対して、テレビジョン受像装置は、
このようなAGC回路を設けていないため、疑似水平同
期パルスによって映像が乱れることがない。また、テレ
ビジョン受像装置は、カラーバースト信号と発振器の位
相差を検出して常にカラーバースト信号に同期した基準
副搬送波を得ることができる自動位相制御(APC:Au
tomatic Phase Control)回路を設けているが、このA
PC回路の時定数は比較的長いのでカラーストライプ方
式の影響を受けることがない。
このようなAGC回路を設けていないため、疑似水平同
期パルスによって映像が乱れることがない。また、テレ
ビジョン受像装置は、カラーバースト信号と発振器の位
相差を検出して常にカラーバースト信号に同期した基準
副搬送波を得ることができる自動位相制御(APC:Au
tomatic Phase Control)回路を設けているが、このA
PC回路の時定数は比較的長いのでカラーストライプ方
式の影響を受けることがない。
【0006】したがって、テレビジョン受像装置及びア
ナログ方式のVTRにDVD再生装置からの映像信号が
供給される場合、VTRにはマクロビジョン信号によっ
て画質の劣化した映像信号が図示しないビデオテープに
記録される一方、テレビジョン受像装置には画質が劣化
することなく映像が表示されることになる。すなわち、
マクロビジョン信号は、テレビジョン受像装置に全く影
響を与えることなく、VTRにおいて正常な映像信号が
記録されるのを防止することができる。
ナログ方式のVTRにDVD再生装置からの映像信号が
供給される場合、VTRにはマクロビジョン信号によっ
て画質の劣化した映像信号が図示しないビデオテープに
記録される一方、テレビジョン受像装置には画質が劣化
することなく映像が表示されることになる。すなわち、
マクロビジョン信号は、テレビジョン受像装置に全く影
響を与えることなく、VTRにおいて正常な映像信号が
記録されるのを防止することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、DVD再生
装置には、コンポジット信号出力端子,S端子,コンポ
ネント信号(Y/Cr/Cb)出力端子の3つの端子が
設けられているものがある。ユーザは、これらの何れか
の端子とテレビジョン受像装置の入力端子とを接続し
て、DVD再生装置からの映像信号による映像を見るこ
とができる。
装置には、コンポジット信号出力端子,S端子,コンポ
ネント信号(Y/Cr/Cb)出力端子の3つの端子が
設けられているものがある。ユーザは、これらの何れか
の端子とテレビジョン受像装置の入力端子とを接続し
て、DVD再生装置からの映像信号による映像を見るこ
とができる。
【0008】ここで、コンポジット信号には疑似水平同
期パルス及びカラーストライプ信号が重畳されており、
S端子の出力信号では輝度信号Yに疑似水平同期パル
ス,クロマ信号Cにカラーストライプ信号が重畳されて
いる。従って、例えば図11に示すように、DVD再生
装置100からのコンポジット信号及びS端子の出力信
号は、テレビジョン受像装置200に正常に供給される
ものの、VTR300内のビデオカセットテープには正
常に記録されず、コピープロテクトされている。
期パルス及びカラーストライプ信号が重畳されており、
S端子の出力信号では輝度信号Yに疑似水平同期パル
ス,クロマ信号Cにカラーストライプ信号が重畳されて
いる。従って、例えば図11に示すように、DVD再生
装置100からのコンポジット信号及びS端子の出力信
号は、テレビジョン受像装置200に正常に供給される
ものの、VTR300内のビデオカセットテープには正
常に記録されず、コピープロテクトされている。
【0009】Y/Cr/Cb信号では、輝度信号Yのみ
に疑似水平同期パルスが重畳されているが、Cr/Cb
にはカラーストライプ信号が付加されていない。Y/C
r/Cb信号がテレビジョン受像装置400に供給され
る場合、テレビジョン受像装置400には、疑似水平同
期パルスの影響を受けることなく正常な映像が表示され
る。
に疑似水平同期パルスが重畳されているが、Cr/Cb
にはカラーストライプ信号が付加されていない。Y/C
r/Cb信号がテレビジョン受像装置400に供給され
る場合、テレビジョン受像装置400には、疑似水平同
期パルスの影響を受けることなく正常な映像が表示され
る。
【0010】しかし、Cr/Cb信号にカラーストライ
プ信号が重畳されていないため、Cr/Cb信号を変換
器500でNTSC(National Television System Com
mittee)方式の信号に変換すると、コピープロテクトが
できなくなる問題が生じた。すなわち、コピープロテク
トの不十分なY/Cr/Cb信号をNTSC方式の信号
に変換すると、VTR600内のビデオカセットテープ
にコピープロテクトのかかっていない正常な映像信号が
記録されてしまい、かかる映像の著作権者の意に反して
複製が行われる問題が生じてしまう。
プ信号が重畳されていないため、Cr/Cb信号を変換
器500でNTSC(National Television System Com
mittee)方式の信号に変換すると、コピープロテクトが
できなくなる問題が生じた。すなわち、コピープロテク
トの不十分なY/Cr/Cb信号をNTSC方式の信号
に変換すると、VTR600内のビデオカセットテープ
にコピープロテクトのかかっていない正常な映像信号が
記録されてしまい、かかる映像の著作権者の意に反して
複製が行われる問題が生じてしまう。
【0011】本発明は、このような実情を鑑みてなされ
たものであり、コンポネント信号すなわち輝度信号及び
色差信号をコンポジット信号に変換してもコピープロテ
クト機能を維持することのできる再生装置、再生方法及
びデータ記録媒体を提供することを目的とする。
たものであり、コンポネント信号すなわち輝度信号及び
色差信号をコンポジット信号に変換してもコピープロテ
クト機能を維持することのできる再生装置、再生方法及
びデータ記録媒体を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る再生装置は、データ記録媒体より少
なくとも色差信号及び付加情報を再生する信号再生手段
と、上記付加情報に基づいてコピープロテクト信号を発
生するコピープロテクト信号発生手段と、上記色差信号
と上コピープロテクト信号とを合成して出力する合成手
段とを備える。
めに、本発明に係る再生装置は、データ記録媒体より少
なくとも色差信号及び付加情報を再生する信号再生手段
と、上記付加情報に基づいてコピープロテクト信号を発
生するコピープロテクト信号発生手段と、上記色差信号
と上コピープロテクト信号とを合成して出力する合成手
段とを備える。
【0013】したがって、上記再生装置は、上記映像信
号に基づいた色差信号にコピープロテクト信号を重畳し
て出力することにより、上記色差信号をコンポジット信
号に変換した際にも録画禁止機能を維持することができ
る。
号に基づいた色差信号にコピープロテクト信号を重畳し
て出力することにより、上記色差信号をコンポジット信
号に変換した際にも録画禁止機能を維持することができ
る。
【0014】本発明に係る再生方法は、データ記録媒体
より少なくとも色差信号及び付加情報を再生し、上記付
加情報に基づいてコピープロテクト信号を発生し、上記
色差信号と上コピープロテクト信号とを合成して出力す
ることを特徴とする。
より少なくとも色差信号及び付加情報を再生し、上記付
加情報に基づいてコピープロテクト信号を発生し、上記
色差信号と上コピープロテクト信号とを合成して出力す
ることを特徴とする。
【0015】したがって、上記再生装置は、上記映像信
号に基づいた色差信号にコピープロテクト信号を重畳し
て出力することにより、上記色差信号をコンポジット信
号に変換した際にも録画禁止機能を維持することができ
る。
号に基づいた色差信号にコピープロテクト信号を重畳し
て出力することにより、上記色差信号をコンポジット信
号に変換した際にも録画禁止機能を維持することができ
る。
【0016】本発明に係るデータ記録媒体は、色差信号
のブランキング期間に発生させるコピープロテクト信号
の情報が記憶されていることを特徴とする。
のブランキング期間に発生させるコピープロテクト信号
の情報が記憶されていることを特徴とする。
【0017】したがって、上記データ記録媒体に記録さ
れている映像信号を再生すると、上記映像信号に上記情
報に基づくコピープロテクト信号が重畳される。
れている映像信号を再生すると、上記映像信号に上記情
報に基づくコピープロテクト信号が重畳される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。本発明は、DVD
(Digital Video Disc/Digital Versatile Disc)ディ
スクの再生装置に用いて好適なものである。
て、図面を参照しながら説明する。本発明は、DVD
(Digital Video Disc/Digital Versatile Disc)ディ
スクの再生装置に用いて好適なものである。
【0019】本発明に係る再生装置は、図1に示すよう
に、光ディスク50に記録された信号を読み取る光ピッ
クアップ1と、光ピックアップ1からの信号に所定の信
号処理を施す信号処理回路2と、信号処理回路2からの
データストリームのスクランブル解除を行うディクリプ
ション回路3と、ディクリプション回路3からのデータ
ストリームをMPEG(Moving Picture Experts Grou
p)デコードするMPEGデコーダ4と、デコードされ
た映像信号をNTSC(National Television System C
ommittee)方式に変換して出力する映像信号エンコーダ
6と、コピープロテクト信号を発生するコピープロテク
ト信号発生回路5と、コピープロテクト信号発生回路5
等を制御する制御部7とを備える。
に、光ディスク50に記録された信号を読み取る光ピッ
クアップ1と、光ピックアップ1からの信号に所定の信
号処理を施す信号処理回路2と、信号処理回路2からの
データストリームのスクランブル解除を行うディクリプ
ション回路3と、ディクリプション回路3からのデータ
ストリームをMPEG(Moving Picture Experts Grou
p)デコードするMPEGデコーダ4と、デコードされ
た映像信号をNTSC(National Television System C
ommittee)方式に変換して出力する映像信号エンコーダ
6と、コピープロテクト信号を発生するコピープロテク
ト信号発生回路5と、コピープロテクト信号発生回路5
等を制御する制御部7とを備える。
【0020】信号処理回路2は、光ピックアップ1から
読み出されるデータストリームにエラー訂正や復号化処
理を施すとともに、データストリームの中から付加情報
データを抽出する。
読み出されるデータストリームにエラー訂正や復号化処
理を施すとともに、データストリームの中から付加情報
データを抽出する。
【0021】ここで、光ディスク50から読み出された
データストリームは、図2に示すように、映像データ,
音声データ,付加情報データ等で構成される。この付加
情報データは、CGMSデータ,APSデータ,妨害信
号トリガデータを有する。CGMS及びAPSは、著作
権者が予め設定するものである。CGMSは、2ビット
のデータであって、例えば「00」はコピーフリー,
「10」は1回限りコピー可,「01」は未使用,「1
1」はコピー不可を示すものである。APSは、2ビッ
トのデータであって、「00」はAGC疑似シンクパル
ス及びカラーストライプ信号をオフ,「01」は,AG
C疑似シンクパルスがオンでカラーストライプ信号がオ
フ、「10」はAGC疑似シンクパルスがオンであって
17ライン毎にカラーストライプ信号を2ライン挿入,
「11」はAGC疑似シンクパルスがオンでカラースト
ライプ信号を21ライン毎に4ライン挿入することを示
すものである。従って、後述のAGCトリガパルス情
報,カラーストライプ情報,バーストゲートパルス情報
等は、APSの値によって決定される。妨害信号トリガ
データは、水平ブランキング期間におけるカラーバース
トの位置に所定の妨害信号を発生させるタイミングを示
すデータである。
データストリームは、図2に示すように、映像データ,
音声データ,付加情報データ等で構成される。この付加
情報データは、CGMSデータ,APSデータ,妨害信
号トリガデータを有する。CGMS及びAPSは、著作
権者が予め設定するものである。CGMSは、2ビット
のデータであって、例えば「00」はコピーフリー,
「10」は1回限りコピー可,「01」は未使用,「1
1」はコピー不可を示すものである。APSは、2ビッ
トのデータであって、「00」はAGC疑似シンクパル
ス及びカラーストライプ信号をオフ,「01」は,AG
C疑似シンクパルスがオンでカラーストライプ信号がオ
フ、「10」はAGC疑似シンクパルスがオンであって
17ライン毎にカラーストライプ信号を2ライン挿入,
「11」はAGC疑似シンクパルスがオンでカラースト
ライプ信号を21ライン毎に4ライン挿入することを示
すものである。従って、後述のAGCトリガパルス情
報,カラーストライプ情報,バーストゲートパルス情報
等は、APSの値によって決定される。妨害信号トリガ
データは、水平ブランキング期間におけるカラーバース
トの位置に所定の妨害信号を発生させるタイミングを示
すデータである。
【0022】また、光ディスク50から読み出されるデ
ータストリームとして、図3に示すように、映像データ
がMPEG画像データと妨害信号波形データで構成され
るものもある。この妨害信号波形データは、例えば妨害
信号発生回路29で発生する妨害信号のデータを示すも
のである。
ータストリームとして、図3に示すように、映像データ
がMPEG画像データと妨害信号波形データで構成され
るものもある。この妨害信号波形データは、例えば妨害
信号発生回路29で発生する妨害信号のデータを示すも
のである。
【0023】信号処理回路2は、抽出した付加情報デー
タ等を制御部7に供給すると共に、データストリーム
を、ディクリプション回路3に供給する。ディクリプシ
ョン回路3は、制御部7を介して供給されるディクリプ
ション用のキー情報に基づいて、上記データストリーム
をディクリプトしてMPEGデコーダ4に供給する。M
PEGデコーダ4は、データストリームをMPEG復号
化して映像信号(輝度信号Y及びクロマ信号Cb,C
r)と音声信号とを得て、映像信号を映像信号エンコー
ダ6に供給すると共に、音声信号を外部に出力する。
タ等を制御部7に供給すると共に、データストリーム
を、ディクリプション回路3に供給する。ディクリプシ
ョン回路3は、制御部7を介して供給されるディクリプ
ション用のキー情報に基づいて、上記データストリーム
をディクリプトしてMPEGデコーダ4に供給する。M
PEGデコーダ4は、データストリームをMPEG復号
化して映像信号(輝度信号Y及びクロマ信号Cb,C
r)と音声信号とを得て、映像信号を映像信号エンコー
ダ6に供給すると共に、音声信号を外部に出力する。
【0024】ここで、コピープロテクト信号発生回路5
は、図4に示すように、AGCシンクパルス発生回路2
1と、AGC疑似シンクパルス発生回路22と、AGC
シンクパルスとAGC疑似シンクパルスとを加算する加
算器23と、AGCシンクパルス又は加算合成されたA
GC疑似シンクパルスを切換出力する切換回路24と、
カラーバースト発生回路25と、反転カラーバースト発
生回路26と、カラーバースト又は反転カラーバースト
を切換出力する切換回路27と、スイッチ28と、クロ
マ信号Cr,Cbに妨害を与えるための妨害信号発生回
路29とを備える。
は、図4に示すように、AGCシンクパルス発生回路2
1と、AGC疑似シンクパルス発生回路22と、AGC
シンクパルスとAGC疑似シンクパルスとを加算する加
算器23と、AGCシンクパルス又は加算合成されたA
GC疑似シンクパルスを切換出力する切換回路24と、
カラーバースト発生回路25と、反転カラーバースト発
生回路26と、カラーバースト又は反転カラーバースト
を切換出力する切換回路27と、スイッチ28と、クロ
マ信号Cr,Cbに妨害を与えるための妨害信号発生回
路29とを備える。
【0025】AGCシンクパルス発生回路21は、AG
Cシンクパルスを発生し、これを加算器23及び切換回
路24の端子aに供給する。AGC疑似シンクパルス発
生回路22は、AGC疑似シンクパルスを発生し、これ
を加算器23に供給する。加算器23は、AGCシンク
パルス及びAGC疑似シンクパルスを加算して、加算信
号を切換回路24の端子bに供給する。切換回路24
は、AGCパルストリガ情報に基づいて、端子a又は端
子bの切換設定を行う。AGCパルストリガ情報は、例
えばコピープロテクト信号のパラメータである2ビット
のAPSに依存するものである。例えば、切換回路24
は、APSが「00」のときは端子aに設定され、AP
Sが「00」でないときは端子bに設定されるようにな
っている。切換回路24が端子aに設定されるとAGC
疑似シンクパルスはオフになり、端子bに設定されると
AGC疑似シンクパルスはオンになる。切換回路24
は、こうしてAGCシンクパルス又はAGC疑似シンク
パルスを映像信号エンコーダ6内の加算器11に供給す
る。
Cシンクパルスを発生し、これを加算器23及び切換回
路24の端子aに供給する。AGC疑似シンクパルス発
生回路22は、AGC疑似シンクパルスを発生し、これ
を加算器23に供給する。加算器23は、AGCシンク
パルス及びAGC疑似シンクパルスを加算して、加算信
号を切換回路24の端子bに供給する。切換回路24
は、AGCパルストリガ情報に基づいて、端子a又は端
子bの切換設定を行う。AGCパルストリガ情報は、例
えばコピープロテクト信号のパラメータである2ビット
のAPSに依存するものである。例えば、切換回路24
は、APSが「00」のときは端子aに設定され、AP
Sが「00」でないときは端子bに設定されるようにな
っている。切換回路24が端子aに設定されるとAGC
疑似シンクパルスはオフになり、端子bに設定されると
AGC疑似シンクパルスはオンになる。切換回路24
は、こうしてAGCシンクパルス又はAGC疑似シンク
パルスを映像信号エンコーダ6内の加算器11に供給す
る。
【0026】カラーバースト発生回路25は、色副搬送
波周波数の8〜9サイクルのカラーバースト信号を発生
して、この信号を切換回路27の端子aに供給する。反
転カラーバースト発生回路26は、上記カラーバースト
信号の極性を反転した反転カラーバースト信号を発生
し、この信号を切換回路27の端子bに供給する。切換
回路27は、カラーストライプトリガ情報に基づいて、
端子a又は端子bの切換設定を行う。カラーストライプ
トリガ情報は、APSに依存するものである。例えば、
APSが「00」及び「01」のときは切換回路27は
端子aに設定される。APSが「10」のときは例えば
17ラインのうち2ラインのカラーバーストの位相を反
転させるように切換回路27は端子a又は端子bに切換
設定され、APSが「11」のときは例えば21ライン
のうち4ラインのカラーバーストの位相を反転させるよ
うに切換回路27は端子a又は端子bに切換設定され
る。スイッチ28は、水平ブランキング期間のいわゆる
バックポーチにカラーバースト信号を入れるためのもの
であり、バーストゲートパルスに基づいてオン/オフす
るようになっている。
波周波数の8〜9サイクルのカラーバースト信号を発生
して、この信号を切換回路27の端子aに供給する。反
転カラーバースト発生回路26は、上記カラーバースト
信号の極性を反転した反転カラーバースト信号を発生
し、この信号を切換回路27の端子bに供給する。切換
回路27は、カラーストライプトリガ情報に基づいて、
端子a又は端子bの切換設定を行う。カラーストライプ
トリガ情報は、APSに依存するものである。例えば、
APSが「00」及び「01」のときは切換回路27は
端子aに設定される。APSが「10」のときは例えば
17ラインのうち2ラインのカラーバーストの位相を反
転させるように切換回路27は端子a又は端子bに切換
設定され、APSが「11」のときは例えば21ライン
のうち4ラインのカラーバーストの位相を反転させるよ
うに切換回路27は端子a又は端子bに切換設定され
る。スイッチ28は、水平ブランキング期間のいわゆる
バックポーチにカラーバースト信号を入れるためのもの
であり、バーストゲートパルスに基づいてオン/オフす
るようになっている。
【0027】妨害信号発生回路29は、妨害信号付加情
報(妨害信号トリガデータ、妨害信号波形データ)に基
づいて、例えば3.58MHzの2倍の周波数を有する
正弦波や所定レベルのパルス等の妨害信号を発生する。
発生された妨害信号は、妨害信号付加回路15,16に
供給される。妨害信号付加回路15,16は、クロマ信
号Cr,Cbに上記妨害信号を付加して外部に出力す
る。
報(妨害信号トリガデータ、妨害信号波形データ)に基
づいて、例えば3.58MHzの2倍の周波数を有する
正弦波や所定レベルのパルス等の妨害信号を発生する。
発生された妨害信号は、妨害信号付加回路15,16に
供給される。妨害信号付加回路15,16は、クロマ信
号Cr,Cbに上記妨害信号を付加して外部に出力す
る。
【0028】映像信号エンコーダ6は、図4に示すよう
に、輝度信号YとAGCシンクパルスを加算する加算器
11と、クロマ信号Cb,CrをエンコードするNTS
Cクロマエンコーダ12と、エンコードされたクロマ信
号Cとカラーバースト信号とを加算する加算器13と、
加算器11の出力信号と加算器13の出力信号とを加算
する加算器14と、クロマ信号Cbに妨害信号を付加す
る妨害信号付加回路15と、クロマ信号Crに妨害信号
を付加する妨害信号付加回路16とを備える。
に、輝度信号YとAGCシンクパルスを加算する加算器
11と、クロマ信号Cb,CrをエンコードするNTS
Cクロマエンコーダ12と、エンコードされたクロマ信
号Cとカラーバースト信号とを加算する加算器13と、
加算器11の出力信号と加算器13の出力信号とを加算
する加算器14と、クロマ信号Cbに妨害信号を付加す
る妨害信号付加回路15と、クロマ信号Crに妨害信号
を付加する妨害信号付加回路16とを備える。
【0029】加算器11は、MPEGデコーダ4から供
給される輝度信号Yにコピープロテクト信号発生回路5
から供給されるAGCシンクパルス又はAGC疑似シン
クパルスを加算して、この輝度信号Yを外部に出力する
と共に加算器14に供給する。
給される輝度信号Yにコピープロテクト信号発生回路5
から供給されるAGCシンクパルス又はAGC疑似シン
クパルスを加算して、この輝度信号Yを外部に出力する
と共に加算器14に供給する。
【0030】NTSCクロマエンコーダ12は、MPE
Gデコーダ4からのクロマ信号Cr,CbをNTSC方
式の信号にエンコードする。具体的には図5に示すよう
に、NTSCクロマエンコーダ12では、クロマ信号C
bは発振器31で発生された3.58MHzの搬送波に
乗算器33で変調され、クロマ信号Crは位相ずらし回
路32で位相が90度シフトされた搬送波に乗算器34
で変調される。これらの信号は、加算器35で加算され
てクロマ信号Cとして出力される。
Gデコーダ4からのクロマ信号Cr,CbをNTSC方
式の信号にエンコードする。具体的には図5に示すよう
に、NTSCクロマエンコーダ12では、クロマ信号C
bは発振器31で発生された3.58MHzの搬送波に
乗算器33で変調され、クロマ信号Crは位相ずらし回
路32で位相が90度シフトされた搬送波に乗算器34
で変調される。これらの信号は、加算器35で加算され
てクロマ信号Cとして出力される。
【0031】加算器13は、NTSCクロマエンコーダ
12からのクロマ信号Cにコピープロテクト信号発生回
路5からのカラーバースト信号又は反転カラーバースト
信号を加算して、このクロマ信号Cを外部に出力すると
共に加算器14に供給する。加算器14は、加算器11
からの輝度信号Yと加算器13からのクロマ信号Cとを
加算合成して、NTSC方式の標準テレビジョン信号で
あるコンポジット信号Vを出力する。
12からのクロマ信号Cにコピープロテクト信号発生回
路5からのカラーバースト信号又は反転カラーバースト
信号を加算して、このクロマ信号Cを外部に出力すると
共に加算器14に供給する。加算器14は、加算器11
からの輝度信号Yと加算器13からのクロマ信号Cとを
加算合成して、NTSC方式の標準テレビジョン信号で
あるコンポジット信号Vを出力する。
【0032】また、妨害信号付加回路15は、MPEG
デコーダ4からのクロマ信号Cbにコピープロテクト信
号発生回路5からの妨害信号を付加して出力する。妨害
信号付加回路16は、MPEGデコーダ4からのクロマ
信号Crにコピープロテクト信号発生回路5からの妨害
信号を付加して出力する。
デコーダ4からのクロマ信号Cbにコピープロテクト信
号発生回路5からの妨害信号を付加して出力する。妨害
信号付加回路16は、MPEGデコーダ4からのクロマ
信号Crにコピープロテクト信号発生回路5からの妨害
信号を付加して出力する。
【0033】かかる構成の再生装置において、映像信号
エンコーダ6の出力端子には、コンポジット信号出力端
子,S端子,コンポネント信号(Y/Cr/Cb)出力
端子が設けられている。コンポジット信号及びS端子の
出力信号には、AGC疑似シンクパルスや反転カラーバ
ースト信号が重畳されているので、コピープロテクトが
十分に施されている。一方、コンポネント信号をNTS
C方式のコンポジット信号に変換すると、従来はコピー
プロテクトが不十分になり正常な映像をVTRで録画す
ることができたが、本発明では、以下のようにして正常
な映像の録画を防止することができる。
エンコーダ6の出力端子には、コンポジット信号出力端
子,S端子,コンポネント信号(Y/Cr/Cb)出力
端子が設けられている。コンポジット信号及びS端子の
出力信号には、AGC疑似シンクパルスや反転カラーバ
ースト信号が重畳されているので、コピープロテクトが
十分に施されている。一方、コンポネント信号をNTS
C方式のコンポジット信号に変換すると、従来はコピー
プロテクトが不十分になり正常な映像をVTRで録画す
ることができたが、本発明では、以下のようにして正常
な映像の録画を防止することができる。
【0034】ここで、クロマ信号Cr,Cbに重畳させ
る妨害信号として、搬送周波数3.58MHzの約2倍
の周波数である7.18MHz+αの正弦波を用いる。
この妨害信号の情報は、例えばデータストリーム中の上
述した妨害信号波形データにある。制御部7は、このよ
うなデータに基づいて上記妨害信号を発生するように妨
害信号発生回路29を制御する。妨害信号発生回路29
で発生された妨害信号は、映像信号エンコーダ6内の妨
害信号付加回路15,16でクロマ信号Cr,Cbに重
畳されて出力される。
る妨害信号として、搬送周波数3.58MHzの約2倍
の周波数である7.18MHz+αの正弦波を用いる。
この妨害信号の情報は、例えばデータストリーム中の上
述した妨害信号波形データにある。制御部7は、このよ
うなデータに基づいて上記妨害信号を発生するように妨
害信号発生回路29を制御する。妨害信号発生回路29
で発生された妨害信号は、映像信号エンコーダ6内の妨
害信号付加回路15,16でクロマ信号Cr,Cbに重
畳されて出力される。
【0035】例えば図11に示すように、上記映像信号
エンコーダ6から出力されたクロマ信号Cr,Cbは、
NTSC方式用の信号に変換するための変換器500に
供給される。この変換器500は、NTSCクロマエン
コーダ12と同様の構成となっている。クロマ信号C
r,Cbは、図6に示すように、7.16MHz+αの
正弦波が重畳されており、変換器500内で発生する
3.58MHzの信号と乗算されると、3.58MHz
同士の信号が干渉して年輪状のゼロビートが生じる。こ
の結果、VTR600には正常な映像信号を録画するこ
とができなくなる。なお、妨害信号として、3.58M
Hzの2倍の周波数の正弦波としたが、この周波数に限
定されるものではなく、妨害できるものであれば他の周
波数でもよい。また、クロマ信号Cr,Cbに加える信
号として、例えば異なる周波数の信号を加えたり、それ
ぞれ異なる位相の妨害信号を加えてもよい。さらに、妨
害信号は、正弦波に限定されるものではなく、例えば帯
域外のノイズであってもよい。
エンコーダ6から出力されたクロマ信号Cr,Cbは、
NTSC方式用の信号に変換するための変換器500に
供給される。この変換器500は、NTSCクロマエン
コーダ12と同様の構成となっている。クロマ信号C
r,Cbは、図6に示すように、7.16MHz+αの
正弦波が重畳されており、変換器500内で発生する
3.58MHzの信号と乗算されると、3.58MHz
同士の信号が干渉して年輪状のゼロビートが生じる。こ
の結果、VTR600には正常な映像信号を録画するこ
とができなくなる。なお、妨害信号として、3.58M
Hzの2倍の周波数の正弦波としたが、この周波数に限
定されるものではなく、妨害できるものであれば他の周
波数でもよい。また、クロマ信号Cr,Cbに加える信
号として、例えば異なる周波数の信号を加えたり、それ
ぞれ異なる位相の妨害信号を加えてもよい。さらに、妨
害信号は、正弦波に限定されるものではなく、例えば帯
域外のノイズであってもよい。
【0036】つぎに、クロマ信号Cr,Cbのブランキ
ング期間に所定レベルのパルスを重畳させる場合につい
て説明する。
ング期間に所定レベルのパルスを重畳させる場合につい
て説明する。
【0037】妨害信号発生回路29は、例えば妨害信号
トリガデータに基づいて、所定レベルのパルスを発生す
るようになっている。妨害信号発生回路29は、図7に
示すように、クロマ信号Cr,Cbの水平ブランキング
期間のバックポーチのカラーバーストのある位置の近傍
に、妨害信号付加回路15,16を介して上記パルスを
重畳する。かかるパルスが重畳されたクロマ信号Cr,
Cbは、図11に示す変換器500に供給される。変換
器500では、図5に示すように、上記クロマ信号C
r、Cbは、水平ブランキング期間を掃除しないまま
3.58MHzの乗算器33,34に入力される。この
とき、バーストの位置も変調され、バースト信号が生成
される。従って、クロマ信号Cr,CbをNTSC方式
の信号に変換すると、変換されたクロマ信号Cにバース
ト信号が付加されることになる。さらに、パルスの極性
を約20ラインに4ラインずつ反転しておけば、結果と
してカラーストライプのバースト信号となる。これによ
り、VTR内のビデオカセットテープに正常な映像信号
が記録再生されるのを防止することができる。また、パ
ルスの幅をバースト信号よりも大きくしておけば、後か
らカラーバースト信号が加えられた場合でも妨害を与え
ることができる。
トリガデータに基づいて、所定レベルのパルスを発生す
るようになっている。妨害信号発生回路29は、図7に
示すように、クロマ信号Cr,Cbの水平ブランキング
期間のバックポーチのカラーバーストのある位置の近傍
に、妨害信号付加回路15,16を介して上記パルスを
重畳する。かかるパルスが重畳されたクロマ信号Cr,
Cbは、図11に示す変換器500に供給される。変換
器500では、図5に示すように、上記クロマ信号C
r、Cbは、水平ブランキング期間を掃除しないまま
3.58MHzの乗算器33,34に入力される。この
とき、バーストの位置も変調され、バースト信号が生成
される。従って、クロマ信号Cr,CbをNTSC方式
の信号に変換すると、変換されたクロマ信号Cにバース
ト信号が付加されることになる。さらに、パルスの極性
を約20ラインに4ラインずつ反転しておけば、結果と
してカラーストライプのバースト信号となる。これによ
り、VTR内のビデオカセットテープに正常な映像信号
が記録再生されるのを防止することができる。また、パ
ルスの幅をバースト信号よりも大きくしておけば、後か
らカラーバースト信号が加えられた場合でも妨害を与え
ることができる。
【0038】また、クロマ信号Cr,Cbのブランキン
グ期間に上記所定レベルのパルスの代わり、図8に示す
ように、正弦波やノイズ信号を重畳させてもよい。これ
は、例えば妨害信号波形データや妨害信号トリガデータ
に基づいて、妨害信号発生回路29から上記正弦波信号
やノイズ信号を発生するようにすれば実現することがで
きる。
グ期間に上記所定レベルのパルスの代わり、図8に示す
ように、正弦波やノイズ信号を重畳させてもよい。これ
は、例えば妨害信号波形データや妨害信号トリガデータ
に基づいて、妨害信号発生回路29から上記正弦波信号
やノイズ信号を発生するようにすれば実現することがで
きる。
【0039】妨害信号発生回路29は、クロマ信号C
r,Cbの水平ブランキング期間のバックポーチのカラ
ーバーストのある位置の近傍に、妨害信号付加回路1
5,16を介して、上記正弦波信号やノイズ信号を重畳
する。かかるクロマ信号Cr,CbがNTSC方式の信
号に変換されても、変換されたクロマ信号Cは、上述の
場合と同様にバースト信号が生成されるため、コピープ
ロテクトの機能を維持することができる。また、妨害信
号付加回路15又は妨害信号付加回路16に妨害信号の
位相をシフトする手段を設けることによってクロマ信号
Cr,Cbに位相の異なる妨害信号を重畳させたり、妨
害信号付加回路15,16にそれぞれ周波数の異なる妨
害信号発生回路を設けてもよい。
r,Cbの水平ブランキング期間のバックポーチのカラ
ーバーストのある位置の近傍に、妨害信号付加回路1
5,16を介して、上記正弦波信号やノイズ信号を重畳
する。かかるクロマ信号Cr,CbがNTSC方式の信
号に変換されても、変換されたクロマ信号Cは、上述の
場合と同様にバースト信号が生成されるため、コピープ
ロテクトの機能を維持することができる。また、妨害信
号付加回路15又は妨害信号付加回路16に妨害信号の
位相をシフトする手段を設けることによってクロマ信号
Cr,Cbに位相の異なる妨害信号を重畳させたり、妨
害信号付加回路15,16にそれぞれ周波数の異なる妨
害信号発生回路を設けてもよい。
【0040】以上のように、本発明は、クロマ信号C
r,Cbすなわち色差信号に妨害信号を重畳することに
より、NTSC方式のコンポジット信号に変換されても
コピープロテクトの機能を維持して、著作権者の意に反
して複製が行われるのを防止することができる。換言す
ると、上述の色差信号に重畳されているコピープロテク
ト信号は、上記色差信号をコンポジット信号に変換して
も録画禁止機能を有するものである。
r,Cbすなわち色差信号に妨害信号を重畳することに
より、NTSC方式のコンポジット信号に変換されても
コピープロテクトの機能を維持して、著作権者の意に反
して複製が行われるのを防止することができる。換言す
ると、上述の色差信号に重畳されているコピープロテク
ト信号は、上記色差信号をコンポジット信号に変換して
も録画禁止機能を有するものである。
【0041】なお、本発明は、上述の実施の形態に限定
されるものではなく、例えばクロマ信号Cr,Cbの代
わりに原色信号R、Bを用いて、これらの信号に妨害信
号を重畳させてもよいのは勿論である。
されるものではなく、例えばクロマ信号Cr,Cbの代
わりに原色信号R、Bを用いて、これらの信号に妨害信
号を重畳させてもよいのは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る再生装置によれば、付加情報に基づいて発生されたコ
ピープロテクト信号を色差信号に合成して出力すること
により、この色差信号をコンポジット信号に変換しても
コピープロテクトの機能を維持することができる。
る再生装置によれば、付加情報に基づいて発生されたコ
ピープロテクト信号を色差信号に合成して出力すること
により、この色差信号をコンポジット信号に変換しても
コピープロテクトの機能を維持することができる。
【0043】本発明に係る再生方法によれば、付加情報
に基づいて発生されたコピープロテクト信号を色差信号
に合成して出力することにより、この色差信号をコンポ
ジット信号に変換してもコピープロテクトの機能を維持
することができる。
に基づいて発生されたコピープロテクト信号を色差信号
に合成して出力することにより、この色差信号をコンポ
ジット信号に変換してもコピープロテクトの機能を維持
することができる。
【0044】本発明に係るデータ記録媒体によれば、色
差信号のブランキング期間に発生させるコピープロテク
ト信号の情報が記憶されていることで、上記データ記録
媒体に記憶されているデータを再生したときに、上記情
報に基づいてコピープロテクト信号を発生させることが
できる。すなわち、生産者の希望に応じたコピープロテ
クト信号を発生させることができる。
差信号のブランキング期間に発生させるコピープロテク
ト信号の情報が記憶されていることで、上記データ記録
媒体に記憶されているデータを再生したときに、上記情
報に基づいてコピープロテクト信号を発生させることが
できる。すなわち、生産者の希望に応じたコピープロテ
クト信号を発生させることができる。
【図1】本発明に係る再生装置の概略的な構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】光ディスクから読み出されたデータストリーム
の構成図である。
の構成図である。
【図3】光ディスクから読み出されたデータストリーム
の構成図である。
の構成図である。
【図4】映像信号エンコーダ及びコピープロテクト信号
発生回路の具体的な構成を示すブロック図である。
発生回路の具体的な構成を示すブロック図である。
【図5】NTSCクロマエンコーダの具体的な構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図6】クロマ信号と妨害信号の帯域を示す図である。
【図7】水平ブランキング期間のカラーバーストの位置
にパルスを挿入したときの説明図である。
にパルスを挿入したときの説明図である。
【図8】水平ブランキング期間のカラーバーストの位置
にノイズを挿入したときの説明図である。
にノイズを挿入したときの説明図である。
【図9】疑似水平同期パルス方式の説明図である。
【図10】カラーストライプ方式の説明図である。
【図11】コピープロテクトされている場合とコピープ
ロテクトされていない場合を説明する概念図である。
ロテクトされていない場合を説明する概念図である。
2 信号処理回路、5 コピープロテクト信号発生回
路、6 映像信号エンコーダ
路、6 映像信号エンコーダ
Claims (16)
- 【請求項1】 データ記録媒体より少なくとも映像信号
及び付加情報を再生する信号再生手段と、 上記付加情報に基づいてコピープロテクト信号を発生す
るコピープロテクト信号発生手段と、 上記映像信号に基づく色差信号と上記コピープロテクト
信号とを合成して出力する合成手段とを備える再生装
置。 - 【請求項2】 上記コピープロテクト信号発生手段は、
上記コピープロテクト信号として、高周波信号を発生
し、 上記合成手段は、上記色差信号と上記高周波信号とを合
成して出力することを特徴とする請求項1記載の再生装
置。 - 【請求項3】 上記信号再生手段は、第1及び第2の色
差信号を再生し、 上記コピープロテクト信号発生手段は、第1及び第2の
高周波信号を発生し、 上記合成手段は、上記第1の色差信号と上記第1の高周
波信号とを合成し及び/又は上記第2の色差信号と上記
第2の高周波信号とを合成して出力することを特徴とす
る請求項2記載の再生装置。 - 【請求項4】 上記高周波信号の位相をシフトする位相
シフト手段を備え、 上記信号再生手段は、第1及び第2の色差信号を再生
し、 上記合成手段は、上記第1の色差信号と上記高周波信号
とを合成し及び/又は上記第2の色差信号と上記位相の
シフトされた高周波信号とを合成して出力することを特
徴とする請求項2記載の再生装置。 - 【請求項5】 上記コピープロテクト信号発生手段は、
上記コピープロテクト信号として、所定レベルのパルス
を生成し、 上記合成手段は、上記色差信号のブランキング期間内の
カラーバーストの位置又はその近傍に上記パルスを合成
して出力することを特徴とする請求項1記載の再生装
置。 - 【請求項6】 上記信号再生手段は、第1及び第2の色
差信号を再生し、 上記コピープロテクト信号発生手段は、第1及び第2の
パルスを発生し、 上記合成手段は、上記第1の色差信号と上記第1のパル
スとを合成し及び/又は上記第2の色差信号と上記第2
のパルスとを合成して出力することを特徴とする請求項
5記載の再生装置。 - 【請求項7】 データ記録媒体に記録された少なくとも
映像信号及び付加情報を再生し、 上記付加情報に基づいてコピープロテクト信号を発生
し、 上記映像信号に基づく色差信号と上記コピープロテクト
信号とを合成して出力することを特徴とする再生方法。 - 【請求項8】 上記コピープロテクト信号として、高周
波信号を発生し、 上記色差信号と上記高周波信号とを合成して出力するこ
とを特徴とする請求項7記載の再生方法。 - 【請求項9】 上記データ記録媒体より第1及び第2の
色差信号を再生し、 上記コピープロテクト信号として、第1及び第2の高周
波信号を発生し、 上記第1の色差信号と上記第1の高周波信号とを合成し
及び/又は上記第2の色差信号と上記第2の高周波信号
とを合成して出力することを特徴とする請求項8記載の
再生方法。 - 【請求項10】 上記データ記録媒体より第1及び第2
の色差信号を再生し、 上記高周波信号の位相をシフトし、 上記第1の色差信号と上記高周波信号とを合成し及び/
又は上記第2の色差信号と上記位相のシフトされた高周
波信号とを合成して出力することを特徴とする請求項8
記載の再生方法。 - 【請求項11】 上記コピープロテクト信号として、所
定レベルのパルスを生成し、 上記色差信号のブランキング期間内のカラーバーストの
位置又はその近傍に上記パルスを合成して出力すること
を特徴とする請求項7記載の再生方法。 - 【請求項12】 上記データ記録媒体より第1及び第2
の色差信号を再生し、 上記コピープロテクト信号として、第1及び第2のパル
スを発生し、 上記第1の色差信号と上記第1のパルスとを合成し及び
/又は上記第2の色差信号と上記第2のパルスとを合成
して出力することを特徴とする請求項11記載の再生方
法。 - 【請求項13】 色差信号のブランキング期間に発生さ
せるコピープロテクト信号の情報が記憶されていること
を特徴とするデータ記録媒体。 - 【請求項14】 上記コピープロテクト信号の波形デー
タが記憶されていることを特徴とする請求項13記載の
データ記録媒体。 - 【請求項15】 上記コピープロテクト信号の発生タイ
ミングのデータが記憶されていることを特徴とする請求
項13記載のデータ記録媒体。 - 【請求項16】 上記コピープロテクト信号として、所
定レベルのパルスを所定期間毎に極性を反転させて発生
させるデータが記憶されていることを特徴とする請求項
13記載のデータ記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9027066A JPH10224818A (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 再生装置、再生方法及びデータ記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9027066A JPH10224818A (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 再生装置、再生方法及びデータ記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10224818A true JPH10224818A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=12210707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9027066A Withdrawn JPH10224818A (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 再生装置、再生方法及びデータ記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10224818A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001074067A1 (fr) * | 2000-03-30 | 2001-10-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Procede de protection anti-copie et appareil de reception de radiodiffusion numerique |
-
1997
- 1997-02-10 JP JP9027066A patent/JPH10224818A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001074067A1 (fr) * | 2000-03-30 | 2001-10-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Procede de protection anti-copie et appareil de reception de radiodiffusion numerique |
US7228060B2 (en) | 2000-03-30 | 2007-06-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Copy guard method and digital broadcast receiving apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |