JPH09247546A - 固体撮像装置とその駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置とその駆動方法

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JPH09247546A
JPH09247546A JP8053221A JP5322196A JPH09247546A JP H09247546 A JPH09247546 A JP H09247546A JP 8053221 A JP8053221 A JP 8053221A JP 5322196 A JP5322196 A JP 5322196A JP H09247546 A JPH09247546 A JP H09247546A
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JP
Japan
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signal line
transistor
horizontal
vertical
noise
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Pending
Application number
JP8053221A
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English (en)
Inventor
Shinji Osawa
慎治 大澤
Ryohei Miyagawa
良平 宮川
Nobuo Nakamura
信男 中村
Masayuki Matsunaga
誠之 松長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号線のリセットやクランプ動作に起因する
固定パターン雑音の発生を抑制する。 【解決手段】 フォトダイオードを含む単位セル5を行
列2次元状に配置した撮像領域6と、撮像領域6の読み
出し行を選択する垂直シフトレジスタと、選択された行
に相当するフォトダイオードの検出信号を読み出す列方
向に配置された複数の垂直信号線9と、垂直信号線9か
ら水平信号線3に検出信号を順次読み出す水平選択トラ
ンジスタとを備え、垂直信号線9と水平選択トランジス
タの間に、垂直信号線9に現れる雑音を抑圧する雑音除
去回路7を設けた固体撮像装置の駆動方法において、雑
音除去回路7の信号線のリセット動作を行うに際し、雑
音除去回路7の信号線に電気的に接続された電荷注入ト
ランジスタを介して該信号線に電荷を注入し、注入され
た電荷を水平選択トランジスタを介して排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号電荷をセル内
で増幅する増幅型MOSセンサを用いた固体撮像装置に
係わり、特に固定パターン雑音を除去するための固体撮
像装置の駆動方法に関する。また本発明は、固定パター
ン雑音を除去するための雑音除去回路の改良をはかった
固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、固体撮像装置の一つとして、増幅
型MOSセンサを用いた固体撮像装置が提案されてい
る。この固体撮像装置は、各セル毎にフォトダイオード
で検出された信号をトランジスタで増幅するものであ
り、高感度という特徴を持つ。
【0003】このMOS型固体撮像装置の例を、CDS
型ノイズキャンセル回路を搭載した従来文献(Jaroslav
Hynecek,"BCMD-An Improved Photosite Structure for
High-Density Image Sensors" IEEE TRANSACTIONS ON
ELECTRON DEVICES,VOL.38,NO.5,MAY,1991)、及び(Jaro
slav Hynecek,Taxas Instruments,United States Paten
t No.4,819,070, Apr.4,1989)をもとに説明する。
【0004】図25に従来のMOS型固体撮像装置の構
成を示し、図26にその駆動タイミングを示す。単位セ
ルは、フォトダイオード1,増幅トランジスタ2,選択
トランジスタ3,リセットトランジスタ4から構成され
ている。
【0005】各セルに配置されたフォトダイオード1
(1−1−1,1−1−2,…)に蓄積された信号は、
増幅トランジスタ2(2−1−1,2−1−2,…)に
よって電圧として、検出ノードである垂直信号線8(8
−1,8−2,…)に読み出される。このとき、増幅ト
ランジスタ2(2−1−1,2−1−2,…)と負荷ト
ランジスタ9(9−1,9−2,…)によりソースフォ
ロア回路が構成されているので、フォトダイオードの信
号に対応した電圧が垂直信号線8(8−1,8−2,
…)に読み出される。
【0006】このような構成のMOS型固体撮像装置で
は、増幅トランジスタ2のしきい値ばらつきに対応した
固定パターン雑音が発生するという問題がある。固定パ
ターン雑音はS/Nを低下させるので、画質の劣化をも
たらす。この固定パターン雑音は、フォトダイオード1
のリセット電圧が全画素同じ電圧でもしきい値が全画素
同じにならないので、発生するものである。この垂直信
号線8の固定パターン雑音を取り去るために、ノイズキ
ャンセル回路が提案されて使用されている。
【0007】ノイズキャンセル回路の構成と動作は、以
下のようである。
【0008】選択信号線6−1にパルス101を印加す
ることによって、増幅トランジスタ2−1−1,2−1
−2,…の行を活性化させる。このとき、フォトダイオ
ード1−1−1,1−1−2,…に蓄積された信号電荷
に対応した、出力信号電圧が垂直信号線8(8−1,8
−2,…)に読み出される。セルを活性化しているパル
スが“H”レベル(パルス101)の間に、クランプト
ランジスタ11(11−1,11−2,…)のゲートに
“H”電圧(パルス102)を印加し、垂直信号線15
(15−1,15−2,…)を、クランプ電圧24にク
ランプする。
【0009】その後、リセット信号線7(7−1,7−
2,…)に“H”の電圧(パルス104)を印加するこ
とで、フォトダイオード1(1−1−1,1−1−2,
…)の電圧をリセットする。このリセット時の電圧は、
垂直信号線8(8−1,8−2,…)に現れるので、こ
の電圧をクランプ容量10(10−1,10−2,…)
で、垂直信号線15(15−1,15−2,…)に伝達
する。
【0010】次いで、サンプル・ホールドトランジスタ
12(12−1,12−2,…)をONすることによ
り、垂直信号線16(16−1,16−2,…)に信号
を伝達する。そして、水平シフトレジスタ19からの選
択パルス105,106,…が、水平選択トランジスタ
14(14−1,14−2,…)に順次選択されること
で、選択行の信号が読み出される。
【0011】つまり、ノイズキャンセル回路を持ってい
ると、信号がフォトダイオード1に存在するときは、行
のラインは全てクランプ電圧24に設定され、フォトダ
イオード1をリセットした後の垂直信号線8の電圧変化
のみを、垂直信号線16に取り出せるので、増幅トラン
ジスタ2のしきい値ばらつきの影響を抑圧することがで
きる。
【0012】しかし、上記のようなノイズキャンセル回
路を用いても、固定パターン雑音を発生させる箇所がま
だ存在する。このノイズキャンセル回路で重要なこと
は、各々の垂直信号線に1組のノイズキャンセル回路が
接続されているために、ノイズキャンセル回路自身のば
らつきが出てしまうことである。
【0013】例えば、クランプトランジスタ11のゲー
トとソース・ドレイン領域のカップリングノイズが異な
れば、垂直信号線15の電圧がばらついてしまう。その
ばらつきの大きさは、垂直信号線15の蓄積容量90
(90−1,90−2,…):Csd1が約0.5p
F、クランプトランジスタ11のゲート・ソース間のカ
ップリングノイズのばらつきdCgslが約0.2fF
(トランジスタのゲート容量は約1fF、その20%が
ばらつくものと仮定する)とすると、 dCgsl/Ccdl=0.2fF/0.5pF=1/
2500 の割合で、リセット振幅電圧が1Vであれば、1V×
(1/2500)=0.4mVの大きさのばらつきが存
在することになる。
【0014】また同様に、水平選択トランジスタ14
(14−1,14−2,…)のゲートとソース間の容量
Cgs2もまたばらつくことになる。このばらつきは、
各垂直信号線に、各一つのスイッチトランジスタが接続
されているものには、必ず存在してしまう。
【0015】一方、従来のノイズキャンセル回路におい
ては、信号線のリセットやクランプ動作があるが、例え
ばクランプトランジスタのON−OFFにおいて、クラ
ンプトランジスタのゲート下の電荷がソース・ドレイン
の両方に分配され、一部が分配雑音となり信号線側に乗
ってしまう。そして、この分配雑音は各ライン毎に異な
るので、これが固定パターン雑音となって現れてしま
う。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、CD
S型ノイズキャンセル回路を有するMOS型の固体撮像
装置においては、ノイズキャンセル回路自身が持ってい
るばらつきが最後の雑音源となっていた。また、信号線
のリセットやクランプ動作に起因して分配雑音が発生
し、これが固定パターン雑音となって現れてしまうとい
う問題があった。
【0017】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
もので、その目的とするところは、ノイズキャンセル回
路自身が持っているカップリングノイズやトランジスタ
のチャネルで発生する分割ノイズを抑圧することのでき
る固体撮像装置を提供することにある。
【0018】また、本発明の他の目的は、信号線のリセ
ットやクランプ動作に起因する固定パターン雑音の発生
を抑制することができる固体撮像装置の駆動方法を提供
することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
(構成)上記課題を解決するために本発明は、次のよう
な構成を採用している。
【0020】即ち、本発明(請求項1)は、半導体基板
上にフォトダイオードを含む単位セルを行列2次元状に
配置してなる撮像領域と、この撮像領域の読み出し行を
選択する垂直選択手段と、選択された行に相当するフォ
トダイオードの検出信号を読み出す列方向に配置された
複数の垂直信号線と、これらの垂直信号線から行方向に
配置された水平信号線に検出信号を順次読み出す水平選
択トランジスタを備え、前記垂直信号線と前記水平選択
トランジスタとの間に、前記垂直信号線に現れる雑音を
抑圧する雑音除去回路を設けた固体撮像装置の駆動方法
において、前記雑音除去回路信号線のリセット動作又は
クランプ動作を行うに際し、前記雑音除去回路の信号線
に電気的に接続された電荷注入トランジスタを介して該
信号線に電荷を注入し、注入された電荷を前記水平選択
トランジスタを介して排出することを特徴とする。
【0021】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は次のものがあげられる。
【0022】(1) 雑音除去回路の信号線上の信号電荷を
読み出すときに電荷注入トランジスタのゲートに印加す
る電圧が、リセット動作又はクランプ動作時に電荷注入
トランジスタのゲートに印加する電圧と同じか又はそれ
より大きいこと。
【0023】(2) 雑音除去回路の信号線上の信号電荷を
読み出す動作を、雑音除去回路信号線に電気的に接続さ
れたコンデンサに電気パルスを印加することで、水平選
択トランジスタを介して水平信号線に電荷を転送するこ
とにより行うこと。
【0024】また、本発明(請求項4)は、半導体基板
上にフォトダイオードと少なくとも1つの読み出しトラ
ンジスタからなる単位セルを行列2次元状に配列した撮
像領域と、この撮像領域の行を選択する垂直選択シフト
レジスタと、前記トランジスタのソース又はドレインに
接続され列方向に配された複数の垂直信号線と、これら
の垂直信号線の端側に設けられた複数の水平選択トラン
ジスタと、これらの水平選択トランジスタのゲートに順
次選択パルス信号を与える水平選択シフトレジスタと、
前記水平選択トランジスタを介して前記垂直信号線から
信号を読み出す水平信号線とを備えた固体撮像装置にお
いて、前記水平信号線にソース又はドレインが接続され
たリセットトランジスタが配置されており、このリセッ
トトランジスタを用いて前記垂直信号線の電圧を制御す
ることを特徴とする。
【0025】ここで、水平選択トランジスタを先にオフ
状態にしてから、その後にリセットトランジスタをオフ
状態にする駆動方法を持つのが望ましい。
【0026】また、本発明(請求項5)は、半導体基板
上にフォトダイオードと少なくとも1つの読み出しトラ
ンジスタからなる単位セルを行列2次元状に配列した撮
像領域と、この撮像領域の行を選択する垂直選択手段
と、前記読み出しトランジスタのソース又はドレインに
接続され列方向に配された複数の垂直信号線と、これら
の垂直信号線の端側に設けられた複数の水平選択トラン
ジスタと、これらの水平選択トランジスタのゲートに順
次選択パルス信号を与える水平選択シフトレジスタと、
前記水平選択トランジスタを介して前記垂直信号線から
信号電流を読み出す水平信号線と、前記垂直信号線と水
平信号線との間にそれぞれ設けられ、前記垂直信号線の
出力ばらつきを補償するノイズキャンセル回路とを備え
た固体撮像装置において、前記水平信号線にドレイン又
はソースが接続されたリセットトランジスタが配置され
ていることを特徴とする。
【0027】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は次のものがあげられる。
【0028】(1) リセットトランジスタと複数の水平選
択トランジスタをオン状態にし、リセットトランジスタ
の基準電圧により、ノイズキャンセル回路にある複数の
第2の垂直信号線と水平信号線を、同時に基準電圧に設
定すること。
【0029】(2) 垂直信号線の他端側にスライストラン
ジスタのゲートが接続され、スライストランジスタのソ
ース端には他端から電圧パルスを印加できるスライス容
量と電圧源に接続されたスライスリセットトランジスタ
が並列に接続され、ドレイン端にはスライス転送容量と
他端をドレインリセット電源に接続したドレインリセッ
トトランジスタが並列に接続され、スライストランジス
タのドレイン端より水平選択トランジスタを介して水平
信号線より信号電流を読み出す構造からなる雑音除去回
路を有すること。
【0030】(3) 垂直信号線の他端側にクランプ容量が
接続され、このクランプ容量の他方に第2の垂直信号線
と、第2の垂直信号線の電圧をクランプするクランプト
ランジスタと、サンプルホールドトランジスタと、第2
の垂直信号線に信号を溜めるためのサンプルホールド容
量と、水平選択トランジスタとが接続されている雑音除
去回路を有すること。
【0031】(4) ノイズキャンセル回路において、クラ
ンプ動作を行うトランジスタとサンプル・ホールド動作
を行うトランジスタが同一のトランジスタであること。
【0032】(5) 第2の垂直信号線へクランプトランジ
スタを介して電荷を注入し、水平選択トランジスタでリ
セットすること。
【0033】(6) 複数の水平選択トランジスタの出力を
1本の共通垂直信号線に接続し、この共通垂直信号線と
水平信号線の間に分割トランジスタを直列に配置したこ
と。
【0034】また、本発明(請求項6)は、半導体基板
上にフォトダイオードと少なくとも1つの読み出しトラ
ンジスタからなる単位セルを行列2次元状に配列した撮
像領域と、この撮像領域の行を選択する垂直選択シフト
レジスタと、前記読み出しトランジスタのソース又はド
レインに接続され列方向に配された複数の垂直信号線
と、これらの垂直信号線の端側に設けられた複数の水平
選択トランジスタと、これらの水平選択トランジスタの
ゲートに順次選択パルス信号を与える水平選択シフトレ
ジスタと、前記水平選択トランジスタを介して前記垂直
信号線から信号を読み出す水平信号線と、この水平信号
線の信号を出力する出力検出器とを備えた固体撮像装置
において、前記水平信号線と出力検出器の間に、分割ト
ランジスタを直列に配置したことを特徴とする。
【0035】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は次のものがあげられる。
【0036】(1) 分割トランジスタの一方には水平信号
線が、他方には信号蓄積キャパシタが接続されているこ
と。
【0037】(2) リセットトランジスタのW/L(Wは
トランジスタのゲート幅でLはトランジスタのゲート
長)の比は、水平選択トランジスタのW/Lの比よりも
大きいこと。
【0038】(3) リセットトランジスタの基準電位は、
固体撮像装置の電源電圧Vよりも低く、固体撮像装置の
グラウンド電圧よりも高いこと。
【0039】また、本発明(請求項7)は、半導体基板
上にフォトダイオードと少なくとも1つのトランジスタ
からなる単位セルを行方向或いは列方向に配列した撮像
領域と、この撮像領域の行或いは列を選択する選択シフ
トレジスタと、前記撮像領域の各垂直信号線を選択する
複数の選択トランジスタと、これらの選択トランジスタ
を介してセルの信号を読み出すセルに共通の信号線と、
この信号線の信号を出力する出力検出器とを備えた固体
撮像装置において、前記共通の信号線と前記出力検出器
との間に、分割トランジスタを直列に配置したことを特
徴とする。
【0040】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は次のものがあげられる。
【0041】(1) 各セルの固定パターン雑音やランダム
雑音を補償する、ノイズキャンセル回路を持っているこ
と。
【0042】(2) 共通信号線にリセットトランジスタが
配置されており、このリセットトランジスタから前記共
通信号線を介して各セルに電荷を注入し、リセットトラ
ンジスタのドレイン或いはソースの電圧により各セルの
電圧を制御すること。
【0043】(作用)本発明(請求項1〜3)によれ
ば、雑音除去回路の信号線のリセット動作又はクランプ
動作を、電荷注入トランジスタを介して雑音除去回路の
信号線に電荷を注入し、注入された電荷を水平選択トラ
ンジスタを介して排出することにより行うため、トラン
ジスタのゲート下の電荷は常に一方向に流れることにな
る。従って、トランジスタのON・OFFに起因して分
配雑音が発生することはなく、これにより固定パターン
雑音が生じるのを未然に防止することができる。
【0044】また、本発明(請求項4〜7)によれば、
垂直信号線への電荷の注入を水平信号線側から行うこと
により、垂直信号線のクランプ動作及び垂直信号線のサ
ンプル・ホールド動作を、垂直信号線に直列に接続され
たトランジスタで行うことができる。従って、ノイズキ
ャンセル回路の回路自身が持っているカップリング容量
のばらつき及び水平選択トランジスタの分割ノイズを抑
制することが可能となる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示の実施
形態によって説明する。
【0046】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係わる増幅型MOSセンサを用いた固体撮
像装置の概略構成を示す平面図である。半導体基板上の
セル領域(撮像領域)1−6内にユニットセル1−5が
2次元状に配置されており、各ライン毎にロードトラン
ジスタ1−4が接続されている。ロードトランジスタに
はGNDライン1−1がソースに接続され、ゲート電極
1−2で制御されている。垂直信号線1−9上の電荷は
雑音除去回路1−7を通して信号出力線(水平信号線)
1−3に読み出される。なお、雑音除去回路1−7内に
は水平選択トランジスタがあり、このトランジスタは水
平シフトレジスタ1−8からの駆動パルスにより駆動さ
れるものとなっている。また、図には示さないが、セル
領域1−6の読み出し行を選択するために垂直シフトレ
ジスタ等が設けられている。
【0047】ユニットセルの具体的な回路構成を、図2
に示す。ロードトランジスタ1−4とドライブトランジ
スタ2−4からソースフォロワ回路が構成され、セルを
選択するトランジスタ2−3及びその駆動ライン2−
1、フォトダイオード2−5、リセットトランジスタ2
−6及びその駆動ライン2−2、電源ライン2−7より
構成されている。
【0048】雑音除去回路の具体的な回路構成を、図3
及び図4に示す。なお、以下の構成は本発明者らが既に
提案(特願平7−206143号)したものであり、従
来構成(図25)に比べて固定パターン雑音の抑制に要
する時間を短くできるものである。
【0049】スライス型雑音除去回路の具体的な回路
を、図3に示す。スライストランジスタ3−1のゲート
には垂直信号線が接続され、ソースにはスライス容量3
−8、スライスリセットトランジスタ3−9が、ドレイ
ンには雑音除去回路信号線3−14、蓄積容量3−1
0、ドレインリセットトランジスタ3−11、水平選択
トランジスタ3−12が接続されている。各部品は、電
源線及び駆動ライン(スライス容量駆動ライン3−2、
スライスリセットトランジスタ駆動ライン3−3、スラ
イスリセットトランジスタソースライン3−4、リセッ
トドレイン電源ライン3−5、ドレインリセットトラン
ジスタ駆動ライン3−6、蓄積容量電源ライン3−1
5)により駆動される。そして、検出信号は、水平選択
トランジスタ3−12をONすることにより信号出力線
3−7に出力される。水平選択トランジスタ3−12
は、水平シフトレジスタ3−13により駆動される。
【0050】サンプルホールド型の雑音除去回路の具体
例を、図4に示す。垂直信号線の信号はスイッチトラン
ジスタ4−6をONすることにより、雑音除去回路信号
線4−11に印加される。雑音除去回路信号線4−11
にはクランプ用の容量(直列容量4−7、蓄積容量4−
8)、クランプトランジスタ4−9が接続され、各素子
は電源ライン及び駆動ライン(スイッチトランジスタ駆
動ライン4−2、クランプトランジスタ電源ライン4−
3、クランプトランジスタ駆動ライン4−4、蓄積容量
電源ライン4−14)により駆動される。そして、検出
信号は、水平選択トランジスタ4−10をONすること
により信号出力線4−5に出力される。水平選択トラン
ジスタ4−10は、水平シフトレジスタ4−13により
駆動される。
【0051】図5に、スライス型雑音除去回路の各端子
における駆動パルスを示す。なお、この駆動方法は既に
本発明者らが提唱したものである。
【0052】テレビ信号における水平ブランキング期間
中にまず、スライスリセットトランジスタ3−9をON
することでスライス容量3−8に電荷を注入する
(c)。その後、信号線3−14のリセットをドレイン
リセットトランジスタ3−11をONすることで行い
(e)、スライス容量3−8にパルスを印加することで
注入した電荷のリセットを行う(g)。信号線3−14
をもう一度ドレインリセットトランジスタ3−11をO
Nすることでリセットし(i)、信号がスライストラン
ジスタ3−1に印加されてから、スライス容量3−8に
パルスを印加して信号電荷を信号線3−14に読み出す
(l)。その後、有効期間中に水平シフトレジスタ3−
13より、水平選択トランジスタ3−12にパルスを印
加することで、信号電荷を信号出力線3−7に読み出
す。
【0053】図6に、サンプルホールド型雑音除去回路
の各端子における駆動パルスを示す。なお、この駆動方
法も既に本発明者らが提唱したものである。
【0054】まず、スイッチトランジスタ4−6をON
することで信号線4−11に暗時レベルの電圧を印加し
(c)、クランプトランジスタ4−9をONすることで
信号線をクランプする。その後、垂直信号線に信号レベ
ルが印加された後、スイッチトランジスタをOFFする
ことで信号レベルを信号線4−11にホールドする
(k)。その後、有効期間中に水平シフトレジスタ4−
13より、水平選択トランジスタ4−10にパルスを印
加することで、信号電荷を信号出力線4−5に読み出
す。
【0055】以上述べてきたような雑音除去回路の駆動
方法において、信号線のリセットやクランプ動作がある
が、例えば図7に示すように、スライス型雑音除去回路
のリセットトランジスタ3−11のON−OFFにおい
て、ONして電源線3−5の電圧を信号線3−14に伝
えている状態(1)からOFFしている状態(2)にな
ったとき、リセットトランジスタ3−11のゲート下の
電荷7−1が両側に分配され、分配雑音7−2となり信
号線3−14側に乗ってしまう。この分配雑音7−2は
各ライン毎に異なるので、これが固定パターン雑音とな
って現れてしまう。また、サンプルホールド型の場合
も、クランプトランジスタ4−9においてやはり分配雑
音7−2が発生してしまう。この場合は、3−5が4−
3、3−11が4−9、3−14が4−11に対応して
いる。
【0056】そこで本実施形態では、雑音除去回路の信
号線のリセット動作又はクランプ動作を、雑音除去回路
の信号線に電気的に接続された電荷注入トランジスタを
介して該信号線に電荷を注入し、注入された電荷を水平
選択トランジスタを介して排出する。
【0057】図8に、本実施形態に係わるスライス型雑
音除去回路の各端子における駆動パルスを示す。スライ
スリセットトランジスタ3−9をONすることでスライ
ス容量3−8に電荷を注入する(b)。その後、信号線
3−14のリセットを、水平選択トランジスタ3−12
をONした状態でドレインリセットトランジスタ3−1
1をONしその後OFFすることで行い(d−f)、ス
ライス容量3−8にパルスを印加することで注入した電
荷のリセットを行う(h)。
【0058】信号線3−14のリセットをもう一度、水
平選択トランジスタ3−12をONした状態でドレイン
リセットトランジスタ3−11をONしその後OFFす
ることで行う(k−m)。そして、信号がスライストラ
ンジスタ3−1に印加されてから、スライス容量3−8
にパルスを印加して信号電荷を信号線3−14に読み出
す(o)。その後、有効期間中に水平シフトレジスタ3
−13より、水平選択トランジスタ3−12にパルスを
印加することで、信号電荷を信号出力線3−7に読み出
す。
【0059】図9に、本実施形態に係わるサンプルホー
ルド型雑音除去回路の各端子における駆動パルスを示
す。まず、スイッチトランジスタ4−6をONすること
で直列容量4−7を通して蓄積容量4−8と電気的に接
続している信号線4−11に暗時レベルの電圧を印加し
(c)、水平選択トランジスタ4−10をONした状態
でクランプトランジスタ4−9をONし、その後OFF
することで信号線をクランプする(d−f)。次いで、
垂直信号線に信号レベルが印加された後、スイッチトラ
ンジスタをOFFすることで信号レベルを信号線4−1
1にホールドする(k)。その後、有効期間中に水平シ
フトレジスタ4−13より、水平選択トランジスタ4−
10にパルスを印加することで、信号電荷を信号出力線
4−5に読み出す。
【0060】図10に、本実施形態に係わるリセット動
作及びクランプ動作の電位分布図を示す。(1)はスラ
イス型雑音除去回路において、水平選択トランジスタ3
−12をONした状態でリセットトランジスタ3−11
をONし、電源ライン3−5より電荷を注入して信号線
3−14をリセットしている状態である。その後、リセ
ットトランジスタ3−11をOFFすることで、信号線
3−14の電位を水平選択トランジスタ3−12を介し
てスライスする(2)。そして、水平選択トランジスタ
3−12をOFFすることによって、信号線3−14に
信号電荷を転送することが可能な状態にする(3)。こ
のような動作をすることで、リセットトランジスタ3−
11をONからOFFにする時に発生する分配雑音をな
くすことができる。
【0061】なおこの動作は、サンプルホールド型の雑
音除去回路の駆動において、3−5を4−3に、3−1
1を4−9に、3−14を4−11に、3−12を4−
10に、3−7を4−5にすることで、同じ効果を得る
ことができる。
【0062】また、雑音除去回路の信号線のリセット、
クランプ、信号読み出しの動作を行うのに水平選択トラ
ンジスタをONして行う代わりに、信号線に電気的に接
続されている容量(3−10、4−8)にパルスを印加
することで行っても、同じ効果が得られる駆動を行うこ
とができる。
【0063】(第2の実施形態)図11は、本発明の第
2の実施形態に係わる固体撮像装置の回路構成を示す図
である。
【0064】本実施形態では、簡単化のために3行3列
の配置になっているが、図面上の制約であり、通常はも
っと多くの回路構成となる。さらに、この図面では単位
セルが2次元状に配置されたエリアセンサ構成となって
いるが、赤外線センサや、紫外線センサ、ラインセンサ
などにも応用が可能である。
【0065】単位セルは、フォトダイオード1(1−1
−1,1−1−2,…)、増幅トランジスタ2(2−1
−1,2−1−2,…)、選択トランジスタ3(3−1
−1,3−1−2,…)、リセットトランジスタ4(4
−1−1、4−1−2、…)からなる。
【0066】フォトダイオード1−1−1に蓄積された
信号は、フォトダイオード1−1−1が増幅トランジス
タ2−1−1のゲートに接続されているので、増幅トラ
ンジスタのしきい値+dV(dVは負荷トランジスタ9
−1で流れる電流に対応する、増幅トランジスタ2−1
−1のゲート・ソース間電圧)だけ低下した電圧とし
て、垂直信号線8−1に読み出される。
【0067】ノイズキャンセル回路の基本構成は従来
(図25)と実質的に同様であるが、本実施形態では、
クランプトランジスタ11が省略され、リセットトラン
ジスタ27が新たに設けられている。以下に、ノイズキ
ャンセル回路の動作を説明するが、複数本の垂直信号線
が同じように駆動されるので、ここでは垂直信号線の1
本に着目して説明する。
【0068】フォトダイオード1−1−1に蓄積された
信号電荷に対応する電圧が、垂直信号線8−1に読み出
されている期間に、水平信号線17(と26)に接続さ
れているリセットトランジスタ27と、水平選択トラン
ジスタ14−1とサンプル・ホールドトランジスタ12
−1を共にON状態にすることによって、クランプ容量
10−1の他方に接続されている第2の垂直信号線16
−1を水平信号線17からクランプする。
【0069】その後、サンプル・ホールドトランジスタ
12−1をOFFし、水平選択トランジスタ14−1を
OFFする。リセットトランジスタ4−1−1をONし
てOFFすることにより、フォトダイオード1−1−1
の信号電荷をリセットする。選択トランジスタ3−1−
1はONのままなので、フォトダイオード1−1−1の
リセット電圧に対応した出力電圧が、垂直信号線8−1
に出力され、垂直信号線の電圧を押し上げる。この押し
上げられた電圧は、クランプ容量10−1に伝達され、
サンプル・ホールドトランジスタ12−1をONするこ
とで、第2の垂直信号線16−1の電圧を押し上げる。
それから、垂直選択トランジスタ14−1をONするこ
とにより、水平信号線17へフォトダイオード1−1−
1の信号電荷量のみに対応した電荷が読み出される。
【0070】このように少なくとも増幅トランジスタ2
−1−1を単位セル内部に含む、増幅型固体撮像装置に
おいては、(1)増幅トランジスタ2−1−1のしきい
値のばらつき、(2)増幅トランジスタ2−1−1のg
m(相互コンダクタンス)のばらつき、(3)サンプル
・ホールドトランジスタ12−1のカップリング容量の
ばらつき、同じく(4)水平選択トランジスタ14−1
のカップリング容量のばらつき、が存在する。このよう
なばらつきは、各画素に固有のものであるので、画像上
では固定パターン雑音になっていた。
【0071】これに対し本実施形態のように、リセット
トランジスタ27から水平信号線17を介して、各第2
の垂直信号線16−1の電圧を制御する(第2の垂直信
号線16−1の電圧をクランプする)方法により、上記
ばらつきのなかで、(3)と(4)のばらつきをなくす
ことができる。何故ならば、第2の垂直信号線16−1
のクランプと信号読み出しのトランジスタが同一の水平
選択トランジスタ14−1のため、水平選択トランジス
タ14−1のON・OFFにより発生する、第2の垂直
信号線16−1のカップリング雑音が、同量であるため
である。
【0072】また、上記(1)のばらつきも、前記に述
べたように、リセットトランジスタ4−1−1を一度O
Nして、またOFFしたときの電圧を検出することによ
り、前記と同様な理由により、補償することが可能であ
る。
【0073】このように本実施形態によれば、従来必要
であった、各画素毎のクランプトランジスタが不要にな
るばかりでなく、ノイズキャンセル回路自身が持ってい
る雑音も補償することができるようになる。
【0074】(第3の実施形態)図12は、本発明の第
3の実施形態に係わる固体撮像装置の回路構成を示す図
である。本実施形態では、図11に記載されているサン
プル・ホールドトランジスタ12(12−1,12−
2,12−3,…)が不要となっている。これは、ノイ
ズキャンセル回路の動作を簡略化したもので、サンプル
・ホールドトランジスタがないため、回路の動作上の制
約を受けにくくなっている。このような構成であって
も、先の第2の実施形態と同様の効果が得られる。
【0075】また、上記の図11、図12に示されてい
るようにこれらの実施形態により、第2の垂直信号線1
6(16−1,16−2,16−3,…)に発生するカ
ップリング雑音の大幅な低下を実現できると共に、各垂
直信号線に対応する第2の垂直信号線16に各々必要な
クランプトランジスタを不要にできる。
【0076】(第4の実施形態)図13は、本発明の第
4の実施形態に係わる固体撮像装置の回路構成を示す図
である。本実施形態は、第1の実施形態で説明したよう
なスライス型雑音除去回路を用いた例である。図3とは
異なり、垂直信号線用のリセットトランジスタが省略さ
れ、新たにリセットトランジスタ27が設けられてい
る。
【0077】この例では図11、図12と同じく、リセ
ットトランジスタ27により、水平信号線17(及び2
6)と各第2の垂直信号線39(39−1,38−2,
38−3,…)を同一電位に制御する。この方法によ
り、各水平選択トランジスタ14(14−1,14−
2,14−3,…)の各々のトランジスタに対応したカ
ップリング雑音の大幅な低下を実現できると共に、従来
必要であった第2の垂直信号線39のリセットトランジ
スタを不要にできる。
【0078】(第5の実施形態)図14は、本発明の第
5の実施形態に係わる固体撮像装置の回路構成を示す図
である。
【0079】フォトダイオード1(1−1−1,1−1
−2,〜,1−3−3)の検出信号を増幅する増幅トラ
ンジスタ2(2−1−1,2−1−2,〜,2−3−
3)、信号を読み出すラインを選択する垂直選択トラン
ジスタ3(3−1−1,3−1−2,〜,3−3−
3)、信号電荷をリセットするリセットトランジスタ4
(4−1−1,4−1−2,〜,4−3−3)からなる
単位セルが行列2次元状に配列されている。なお、図で
は3×3個のセルが配列されているが、実際にはこれよ
り多くの単位セルが配列されている。
【0080】垂直シフトレジスタ5から水平方向に配線
されている水平アドレス線6(6−1,6−2,6−
3)は垂直選択トランジスタ3のゲートに接続され、信
号を読み出すラインを決めている。同様に、垂直シフト
レジスタ5から水平方向に配線されているリセット線7
(7−1,7−2,7−3)は、リセットトランジスタ
4のゲートに接続されている。増幅トランジスタ2のソ
ースは列方向に配置された垂直信号線8(8−1,8−
2,8−3)に接続され、その一端には負荷トランジス
タ9(9−1,9−2,9−3)が設けられている。
【0081】垂直信号線8の他端には、クランプ容量1
0(10−1,10−2,10−3)、クランプトラン
ジスタ11(11−1,11−2,11−3)、サンプ
ルホールドトランジスタ12(12−1,12−2,1
2−3)、サンプルホールド容量13(13−1,13
−2,13−3)からなる雑音除去回路が接続されてい
る。そして、この雑音除去回路は、水平シフトレジスタ
19から供給される選択パルスにより駆動される水平選
択トランジスタ14(14−1,14−2,14−3)
を介して水平信号線17に接続されている。
【0082】ここまでの構成は、前記図25に示した従
来装置と同様であるが、本実施形態ではこれに加えて、
水平信号線17に接続してリセットトランジスタ27が
設けられている。
【0083】次に、本実施形態の動作を図15のタイミ
ングを参照して説明する。垂直信号線8に読み出された
信号電圧は、クランプ容量10に伝達される。即ち、垂
直選択線6を“H”にすることによってセルを活性化さ
せ、このとき出力される信号電圧をクランプ容量10に
伝達する。このとき、垂直信号線15をある所定の基準
電圧に設定する必要があるが、それを注入トランジスタ
27と水平選択トランジスタ14、サンプル・ホールド
トランジスタ12のゲートを、共に“H”(パルス10
2,202,302,…)にすることによって行う。こ
れは、タイミング図の111,112,113,11
4,…に対応する。
【0084】その後、サンプル・ホールドトランジスタ
12(12−1,12−2,12−3,…)をOFFす
ることによって、ホールド動作を終了する。その後、サ
ンプル・ホールドトランジスタ12(12−1,12−
2,12−3,…)をONすることにより、信号電荷を
サンプル・ホールド容量13(13−1,13−2,1
3−3,…)に伝達し、水平シフトレジスタ19によ
り、水平選択トランジスタ14(14−1,14−2,
14−3,…)を、順次選択して読み出す。
【0085】上記のように水平信号線17から垂直信号
線をクランプすることによって、クランプ動作時に発生
するクランプトランジスタ11(11−1,11−2,
11−3、…)のゲート・ソース間容量のばらつきをな
くすことができる。サンプル・ホールドトランジスタ1
2(12−1,12−2,12−3,…)の、ゲート・
ソース間容量のばらつきは存在するが、クランプ動作と
サンプル・ホールド動作を同一のトランジスタで行うた
め、固定パターン雑音は発生しない。
【0086】さらに、クランプ動作時の水平信号線17
の電位は、水平信号線17のリセットトランジスタ27
によって行うので、全てのセル信号の読み出しにおい
て、カップリングノイズは同一である。
【0087】なお、図14において、垂直信号線15に
付加されている容量90(90−1,90−2,90−
3,…)は、省略することも可能である。
【0088】(第6の実施形態)図16と図17に、他
のノイズキャンセル回路を持った固体撮像装置の回路構
成図とタイミング図を示す。このノイズキャンセル回路
においては、セルの信号量に対応する増幅した信号電荷
を信号線95(95−1,95−2,95−3,…)に
蓄積する。
【0089】この信号線95のリセット動作を行うトラ
ンジスタ40(40−1,40−2,40−3,…)
と、信号線95の読み出し動作を行う水平選択トランジ
スタ14(14−1,14−2,14−3,…)が異な
るため、カップリングの大きさが、リセットトランジス
タ40と水平選択トランジスタ14で異なるために、固
定パターン雑音が発生する。
【0090】図17に示されているように、注入トラン
ジスタ27と水平選択トランジスタ14(14−1,1
4−2,14−3,…)をON(図17の102,11
1,112,113,…に対応)することによって、垂
直信号線95(95−1,95−2,95−3,…)の
電位がリセットされる。
【0091】(第7の実施形態)図18は、本発明の第
7の実施形態に係わる固体撮像装置の要部構成を示す図
である。撮像領域及びノイズキャンセル回路は先の実施
形態と同様であり、本実施形態では、水平信号線17と
出力検出器20の間に、直列に分割トランジスタ45が
注入されている。この分割トランジスタ45は、次の2
つの役割を持っている。
【0092】第1は、この分割トランジスタによって、
垂直信号線42(42−1,42−2,42−3,…)
の信号のサンプリングを制御することができる。つま
り、この分割トランジスタ45によって、必要な信号期
間だけを蓄積容量46に蓄積することが可能となる。
【0093】第2は、分割トランジスタ45を用いるこ
とによって、水平信号線17の大きな容量を、第1の水
平信号線容量47と第2の水平信号線容量46に分割す
ることができる。これによって、水平信号線26の容量
を非常に小さくすることができ、リセット時の水平信号
線26のランダム雑音である、リセットノイズを非常に
小さくすることも可能となる。
【0094】図19に、本実施形態における駆動タイミ
ング図を示す。垂直信号線16及び95(図18には示
されていない。図14及び図16参照)のリセット動作
は、リセットトランジスタ27、選択トランジスタ4
5、水平選択トランジスタ14(14−1,14−2,
14−3,…)をONにすることによって行われる(図
19の102,111,112,113,114,…に
相当)。信号の読み出しは、分割トランジスタ45をO
N状態にする115ことによって行われ、出力信号10
8,109,110、…として外部に出力される。
【0095】図18において、水平信号線17のリセッ
トトランジスタ27は、水平信号線26側に存在する
が、水平信号線17側にあってもよい。また、この図の
ノイズキャンセル回路は、図14及び図16に示されて
いる、ノイズキャンセル回路にも応用できるし、その他
のノイズキャンセル回路にも応用できる。
【0096】(第8の実施形態)図20は、本発明の第
8の実施形態に係わる固体撮像装置の要部構成を示す図
である。本実施形態では、第7の実施形態の構成に加
え、単一の信号49によって、垂直信号線96(96−
1,96−2,96−3,…)を同時に、ON状態から
OFF状態に切り替えることのできる、トランジスタ4
8(48−1,48−2,48−3,…)が設けられて
いる。
【0097】図21に、本実施形態における駆動タイミ
ング図を示す。水平信号線17から垂直信号線16及び
95をリセット(或いはクランプ)するために、リセッ
トトランジスタ27、分割トランジスタ45、トランジ
スタ48(48−1,48−2,48−3,…)、水平
選択トランジスタ14(14−1,14−2,14−
3,…)を、同時にON状態にする。その後、水平選択
トランジスタ14、トランジスタ48、分割トランジス
タ45、リセットトランジスタ27の順で、順次OFF
していく。このクランプ動作及びリセット動作が終了し
たら、水平選択トランジスタ14を順次ONすること
で、信号108,109,110,…を出力していく。
【0098】図22と図23に、CDS回路(図14)
自身が持っている固定パターン雑音の、雑音源を説明す
る図面を示す。クランプトランジスタ11、サンプル・
ホールドトランジスタ12、及び水平選択トランジスタ
14には、ゲート・ソース間の容量であるCgs11,
Cgs12,Cgs14が存在する。また、クランプ容
量10及びサンプル・ホールド容量13(C13とす
る)が存在する。
【0099】雑音源になるものの第1は、クランプトラ
ンジスタ11、サンプル・ホールドトランジスタ12、
及び水平選択トランジスタ14のゲート・ソース間容量
Cgs11,Cgs12,Cgs14のばらつきであ
る。Cgs11,Cgs12,及びCgs14は、各垂
直信号線毎に存在するので、この容量の垂直信号線間の
ばらつきは、縦筋などの固体撮像装置の画質劣化をもた
らす。
【0100】第2の雑音源は、トランジスタ11,1
2,14のチャネルで発生する分割ノイズである。この
ノイズは、リセットの終期でチャネル内部に残された残
留電荷が、A側に集められるのか或いはB側に集められ
るのかの、電荷分割時に発生するものである。この分割
比が、各垂直信号線毎のトランジスタで異なれば、同様
に縦筋などの固定パターン雑音を生じる。
【0101】第3の雑音源は、クランプ容量10とサン
プル・ホールド容量13のばらつきである。しかし、こ
のばらつきは、かなりプロセス工程で抑えることが可能
であるので、前記2つの雑音源よりも問題にはならな
い。
【0102】図23に、トランジスタ11,12,14
の分割ノイズの説明図を示す。トランジスタの構造は図
23(a)のように、ソース96及びドレイン97領域
の上部に、ゲートが形成されている。図23(b)のよ
うに、トランジスタ11,12,14がON状態の時に
は、雑音は発生しない。しかし、図23(c)のよう
に、チャネルがOFFになろうとする状態では、チャネ
ルに残された残留電荷がA側かB側に分割しようとす
る。このように分割比のばらつきが存在する。
【0103】(第9の実施形態)図24は、本発明の第
9の実施形態に係わる固体撮像装置の回路構成を示す図
である。本実施形態では、垂直信号線98(98−1,
98−2,98−3,…)を共通垂直信号線99に接続
し、垂直信号線99と水平信号線17に直列に分割トラ
ンジスタ93を接続した構造を持っている。この構造
は、前記図18に示した第7の実施形態と同様な効果を
与えるものである。
【0104】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種
々変形して実施することができる。
【0105】
【発明の効果】以上詳述したように本発明(請求項1〜
3)によれば、雑音除去回路の信号線のリセット動作又
はクランプ動作を、電荷注入トランジスタを介して雑音
除去回路の信号線に電荷を注入し、注入された電荷を水
平選択トランジスタを介して排出することにより行うこ
とにより、トランジスタのON・OFFにより分配雑音
が発生することはなく、従って信号線のリセットやクラ
ンプ動作に起因する固定パターン雑音の発生を抑制する
ことができる。
【0106】また、本発明(請求項4〜7)によれば、
垂直信号線への電荷の注入を水平信号線側から行うこと
により、垂直信号線のクランプ動作やサンプル・ホール
ド動作を垂直信号線に直列に接続されたトランジスタで
行うことができ、従ってノイズキャンセル回路自身が持
っているカップリングノイズやトランジスタのチャネル
で発生する分割ノイズを抑圧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わる固体撮像装置の概略構
成を示す平面図。
【図2】ユニットセルの具体的な回路構成を示す図。
【図3】スライス型雑音除去回路の具体的な回路構成を
示す図。
【図4】サンプルホールド型雑音除去回路の具体的な回
路構成を示す図。
【図5】スライス型雑音除去回路の駆動(比較例)を説
明するためのタイミング図。
【図6】サンプルホールド型雑音除去回路の駆動(比較
例)を説明するためのタイミング図。
【図7】固定パターン雑音が発生する理由を説明するた
めの図。
【図8】第1の実施形態におけるスライス型雑音除去回
路の駆動方法を説明するためのタイミング図。
【図9】第1の実施形態におけるサンプルホールド型雑
音除去回路の駆動方法を説明するためのタイミング図。
【図10】第1の実施形態におけるリセット及びクラン
プ動作時の電位分布を示す図。
【図11】第2の実施形態に係わる固体撮像装置の回路
構成を示す図。
【図12】第3の実施形態に係わる固体撮像装置の回路
構成を示す図。
【図13】第4の実施形態に係わる固体撮像装置の回路
構成を示す図。
【図14】第5の実施形態に係わる固体撮像装置の回路
構成を示す図。
【図15】第5の実施形態における駆動方法を説明する
ためのタイミング図。
【図16】第6の実施形態に係わる固体撮像装置の回路
構成を示す図。
【図17】第6の実施形態における駆動方法を説明する
ためのタイミング図。
【図18】第7の実施形態に係わる固体撮像装置の要部
構成を示す図。
【図19】第7の実施形態における駆動方法を説明する
ためのタイミング図。
【図20】第8の実施形態に係わる固体撮像装置の要部
構成を示す図。
【図21】第8の実施形態における駆動方法を説明する
ためのタイミング図。
【図22】ノイズキャンセル回路における雑音源を説明
するための図。
【図23】ノイズキャンセル回路における分割ノイズを
説明するための図。
【図24】第9の実施形態に係わる固体撮像装置の回路
構成を示す図。
【図25】従来の増幅型固体撮像装置の回路構成を示す
図。
【図26】従来装置の動作を説明するためのタイミング
図。
【符号の説明】
1−1…GNDライン 1−2…ゲート電極 1−3…水平信号線 1−4…ロードトランジスタ 1−5…ユニットセル 1−6…セル領域(撮像領域) 1−7…雑音除去回路 1−8…水平シフトレジスタ 1−9…垂直信号線 2−1…選択トランジスタ駆動ライン 2−2…リセットトランジスタ駆動ライン 2−3…選択トランジスタ 2−4…ドライブトランジスタ 2−5…フォトダイオード 2−6…リセットトランジスタ 2−7…電源ライン 3−1…スライストランジスタ 3−2,3−3,3−6…駆動ライン 3−4,3−5…電源ライン 3−7…信号出力線 3−8…スライス容量 3−9…スライスリセットトランジスタ 3−10…蓄積容量 3−11…ドレインリセットトランジスタ 3−12…水平選択トランジスタ 3−13…水平シフトレジスタ 3−14…雑音除去回路信号線 3−15…蓄積容量電源ライン 4−2,4−4…駆動ライン 4−3,4−14…電源ライン 4−5…信号出力線 4−6…スイッチトランジスタ 4−7,4−8…クランプ用の容量 4−9…クランプトランジスタ 4−10…水平選択トランジスタ 4−11…雑音除去回路信号線 4−13…水平シフトレジスタ
フロントページの続き (72)発明者 松長 誠之 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上にフォトダイオードを含む単
    位セルを行列2次元状に配置してなる撮像領域と、この
    撮像領域の読み出し行を選択する垂直選択手段と、選択
    された行に相当するフォトダイオードの検出信号を読み
    出す列方向に配置された複数の垂直信号線と、これらの
    垂直信号線から行方向に配置された水平信号線に検出信
    号を順次読み出す水平選択トランジスタとを備え、前記
    垂直信号線と前記水平選択トランジスタとの間に、前記
    垂直信号線に現れる雑音を抑圧する雑音除去回路を設け
    た固体撮像装置において、 前記雑音除去回路の信号線のリセット動作又はクランプ
    動作を行うに際し、前記雑音除去回路の信号線に電気的
    に接続された電荷注入トランジスタを介して該信号線に
    電荷を注入し、注入された電荷を前記水平選択トランジ
    スタを介して排出することを特徴とする固体撮像装置の
    駆動方法。
  2. 【請求項2】前記雑音除去回路の信号線上の信号電荷を
    読み出すときに前記水平選択トランジスタのゲートに印
    加する電圧が、リセット動作又はクランプ動作時に前記
    水平選択トランジスタのゲートに印加する電圧と同じか
    又はそれより大きいことを特徴とする請求項1記載の固
    体撮像装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】前記雑音除去回路の信号線上の信号電荷を
    読み出す動作を、前記雑音除去回路の信号線に電気的に
    接続されたコンデンサに電気パルスを印加することで、
    前記水平選択トランジスタを介して前記水平信号線に電
    荷を転送することにより行うことを特徴とする請求項1
    記載の固体撮像装置の駆動方法。
  4. 【請求項4】半導体基板上にフォトダイオードと少なく
    とも1つのトランジスタからなる単位セルを行列2次元
    状に配列した撮像領域と、この撮像領域の行を選択する
    垂直選択手段と、前記トランジスタのソース又はドレイ
    ンに接続され列方向に配された複数の垂直信号線と、こ
    れらの垂直信号線の端側に設けられた複数の水平選択ト
    ランジスタと、これらの水平選択トランジスタのゲート
    に順次選択パルス信号を与える水平選択手段と、前記水
    平選択トランジスタを介して前記垂直信号線から信号を
    読み出す水平信号線とを備えた固体撮像装置であって、 前記水平信号線にソース又はドレインが接続されたリセ
    ットトランジスタが配置されており、このリセットトラ
    ンジスタを用いて前記垂直信号線の電圧を制御すること
    を特徴とする固体撮像装置。
  5. 【請求項5】半導体基板上にフォトダイオードと少なく
    とも1つの読み出しトランジスタからなる単位セルを行
    列2次元状に配列した撮像領域と、この撮像領域の行を
    選択する垂直選択手段と、前記読み出しトランジスタの
    ソース又はドレインに接続され列方向に配された複数の
    垂直信号線と、これらの垂直信号線の端側に設けられた
    複数の水平選択トランジスタと、これらの水平選択トラ
    ンジスタのゲートに順次選択パルス信号を与える水平選
    択手段と、前記水平選択トランジスタを介して前記垂直
    信号線から信号電流を読み出す水平信号線と、前記垂直
    信号線と水平信号線との間にそれぞれ設けられ、前記垂
    直信号線の出力ばらつきを補償するノイズキャンセル回
    路とを備えた固体撮像装置であって、 前記水平信号線にドレイン又はソースが接続されたリセ
    ットトランジスタが配置されていることを特徴とする固
    体撮像装置。
  6. 【請求項6】半導体基板上にフォトダイオードと少なく
    とも1つの読み出しトランジスタからなる単位セルを行
    列2次元状に配列した撮像領域と、この撮像領域の行を
    選択する垂直選択手段と、前記読み出しトランジスタの
    ソース又はドレインに接続され列方向に配された複数の
    垂直信号線と、これらの垂直信号線の端側に設けられた
    複数の水平選択トランジスタと、これらの水平選択トラ
    ンジスタのゲートに順次選択パルス信号を与える水平選
    択手段と、前記水平選択トランジスタを介して前記垂直
    信号線から信号を読み出す水平信号線と、この水平信号
    線の信号を出力する出力検出器とを備えた固体撮像装置
    であって、 前記水平信号線と出力検出器の間に、分割トランジスタ
    を直列に配置したことを特徴とする固体撮像装置。
  7. 【請求項7】半導体基板上にフォトダイオードと少なく
    とも1つのトランジスタからなる単位セルを行方向或い
    は列方向に配列した撮像領域と、この撮像領域の行或い
    は列を選択する選択手段と、前記撮像領域の各垂直信号
    線を選択する複数の選択トランジスタと、これらの選択
    トランジスタを介してセルの信号を読み出すセルに共通
    の信号線と、この信号線の信号を出力する出力検出器と
    を備えた固体撮像装置であって、 前記共通の信号線と前記出力検出器との間に、分割トラ
    ンジスタを直列に配置したことを特徴とする固体撮像装
    置。
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