JPH09247497A - クランプ回路 - Google Patents
クランプ回路Info
- Publication number
- JPH09247497A JPH09247497A JP8073037A JP7303796A JPH09247497A JP H09247497 A JPH09247497 A JP H09247497A JP 8073037 A JP8073037 A JP 8073037A JP 7303796 A JP7303796 A JP 7303796A JP H09247497 A JPH09247497 A JP H09247497A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- digital
- circuit
- clamp
- signal
- data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Picture Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 A/Dコンバータに入力されるアナログ信号
を所望のクランプレベルでクランプする。 【解決手段】 デジタル演算処理回路(10)でA/D
コンバータ(1)から出力されるデジタル信号を所定の
タイミング周期でラッチ回路(11)でラッチすると共
に、演算回路(13)でラッチされたデジタルデータと
基準クランプデータの差分を演算する。その演算結果で
ある差分データに基づいて、電流出力型D/Aコンバー
タ(20)からA/Dコンバータ(1)に入力されるア
ナログ信号に電流を帰還して、アナログ信号を所望のク
ランプレベルでクランプする。
を所望のクランプレベルでクランプする。 【解決手段】 デジタル演算処理回路(10)でA/D
コンバータ(1)から出力されるデジタル信号を所定の
タイミング周期でラッチ回路(11)でラッチすると共
に、演算回路(13)でラッチされたデジタルデータと
基準クランプデータの差分を演算する。その演算結果で
ある差分データに基づいて、電流出力型D/Aコンバー
タ(20)からA/Dコンバータ(1)に入力されるア
ナログ信号に電流を帰還して、アナログ信号を所望のク
ランプレベルでクランプする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクランプ回路に関わ
り、特にアナログ/デジタルコンバータに適用して好適
なものである。
り、特にアナログ/デジタルコンバータに適用して好適
なものである。
【0002】
【従来の技術】従来からテレビジョン受像機等におい
て、例えばアナログ映像信号をデジタル映像信号に変換
する場合、安定したデジタル映像信号を取り出すため、
アナログ/デジタルコンバータ(以下、「A/Dコンバ
ータ」という)に入力するアナログ映像信号をクランプ
するクランプ回路が設けられている。
て、例えばアナログ映像信号をデジタル映像信号に変換
する場合、安定したデジタル映像信号を取り出すため、
アナログ/デジタルコンバータ(以下、「A/Dコンバ
ータ」という)に入力するアナログ映像信号をクランプ
するクランプ回路が設けられている。
【0003】ここで、図5にテレビジョン受像機等にお
いてアナログ映像信号をクランプする従来のクランプ回
路のブロック図の一例を示す。この図において、一点鎖
線で示すアナログクランプ回路100は、コンデンサー
C1 ,C2 、コンパレータ101、スイッチ回路10
2、電流制御回路103で構成されている。
いてアナログ映像信号をクランプする従来のクランプ回
路のブロック図の一例を示す。この図において、一点鎖
線で示すアナログクランプ回路100は、コンデンサー
C1 ,C2 、コンパレータ101、スイッチ回路10
2、電流制御回路103で構成されている。
【0004】コンデンサーC1 は入力されるアナログの
入力信号S1 から直流成分を除去するカップリングコン
デンサー、コンパレータ101はコンデンサーC1 で直
流成分がカットされたアナログ信号S2 と基準電圧V
ref が入力されており、基準電圧Vref とアナログ信号
S2 を比較して比較信号A1 を出力する。なお、基準電
圧Vref はアナログ信号S2 を所定のレベルでクランプ
するための電圧が設定されている。
入力信号S1 から直流成分を除去するカップリングコン
デンサー、コンパレータ101はコンデンサーC1 で直
流成分がカットされたアナログ信号S2 と基準電圧V
ref が入力されており、基準電圧Vref とアナログ信号
S2 を比較して比較信号A1 を出力する。なお、基準電
圧Vref はアナログ信号S2 を所定のレベルでクランプ
するための電圧が設定されている。
【0005】破線で囲ったスイッチ回路102はクラン
プパルス信号が入力され、このクランプパルス信号のタ
イミング周期でスイッチSWのオン/オフが制御されて
おり、このスイッチSWがオンとなる期間にコンパレー
タ101の比較信号A1 がコンデンサーC2 に出力され
る。なお、このクランプパルス信号の周期は、入力信号
のレベルが一定とされる例えばペデスタルレベルを示す
タイミングに合わせて設定されている。コンデンサーC
2 は、スイッチ回路102を介して入力される比較信号
A1 のレベルを保持して、電圧V1 を出力するホールド
コンデンサーである。
プパルス信号が入力され、このクランプパルス信号のタ
イミング周期でスイッチSWのオン/オフが制御されて
おり、このスイッチSWがオンとなる期間にコンパレー
タ101の比較信号A1 がコンデンサーC2 に出力され
る。なお、このクランプパルス信号の周期は、入力信号
のレベルが一定とされる例えばペデスタルレベルを示す
タイミングに合わせて設定されている。コンデンサーC
2 は、スイッチ回路102を介して入力される比較信号
A1 のレベルを保持して、電圧V1 を出力するホールド
コンデンサーである。
【0006】破線で示した電流制御回路103は、例え
ばCMOS形のP型トランジスタTP と、N型トランジスタ
TN によって構成されており、P型トランジスタTP の
ドレイン端子は電源と、N型トランジスタTN のドレイ
ン端子はアースとそれぞれ接続されている。また、それ
ぞれのゲート端子にはコンデンサーC2 で保持された電
圧V1 が入力されており、P型トランジスタTP では電
圧V1 に応じた電流でコンデンサーC1 を充電すると共
に、N型トランジスタTN では電圧V1 に応じた電流で
コンデンサーC1 の電荷を放出するようになされてい
る。A/Dコンバータ1は、アナログクランプ回路10
0から入力されるアナログ信号S2 を所定のデジタル出
力信号DにA/D変換して出力するようになされてい
る。
ばCMOS形のP型トランジスタTP と、N型トランジスタ
TN によって構成されており、P型トランジスタTP の
ドレイン端子は電源と、N型トランジスタTN のドレイ
ン端子はアースとそれぞれ接続されている。また、それ
ぞれのゲート端子にはコンデンサーC2 で保持された電
圧V1 が入力されており、P型トランジスタTP では電
圧V1 に応じた電流でコンデンサーC1 を充電すると共
に、N型トランジスタTN では電圧V1 に応じた電流で
コンデンサーC1 の電荷を放出するようになされてい
る。A/Dコンバータ1は、アナログクランプ回路10
0から入力されるアナログ信号S2 を所定のデジタル出
力信号DにA/D変換して出力するようになされてい
る。
【0007】すなわち、このように構成されるアナログ
クランプ回路100においては、例えばアナログ信号S
2 のクランプ点の電圧が基準電圧Vref より低い場合
は、ホールドコンデンサーC2 の電位が低下し、P型ト
ランジスタTP を介して供給される電流によりカップリ
ングコンデンサーC1 の端子電圧が上昇すると共に、ア
ナログ信号S2 のクランプ点の電圧が基準電圧Vref よ
り高い場合は、ホールドコンデンサーC2 の電位が上昇
し、N型トランジスタTN を介して放出される電流によ
りカップリングコンデンサーC1 の端子電圧が降下し
て、アナログ信号S2 に所定のクランプ電圧が印加され
ることになる。よって、このようなクランプ回路でクラ
ンプされたアナログ信号S2 をA/Dコンバータ1でA
/D変換すれば、そのダイナミックレンジを有効に利用
して安定したデジタル出力信号Dを得ることができる。
クランプ回路100においては、例えばアナログ信号S
2 のクランプ点の電圧が基準電圧Vref より低い場合
は、ホールドコンデンサーC2 の電位が低下し、P型ト
ランジスタTP を介して供給される電流によりカップリ
ングコンデンサーC1 の端子電圧が上昇すると共に、ア
ナログ信号S2 のクランプ点の電圧が基準電圧Vref よ
り高い場合は、ホールドコンデンサーC2 の電位が上昇
し、N型トランジスタTN を介して放出される電流によ
りカップリングコンデンサーC1 の端子電圧が降下し
て、アナログ信号S2 に所定のクランプ電圧が印加され
ることになる。よって、このようなクランプ回路でクラ
ンプされたアナログ信号S2 をA/Dコンバータ1でA
/D変換すれば、そのダイナミックレンジを有効に利用
して安定したデジタル出力信号Dを得ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うなアナログクランプ回路100においては、コンパレ
ータ101にオフセット電圧が存在するため、アナログ
信号S2 をクランプするクランプ電圧が、このコンパレ
ータ101のオフセット電圧を含んだレベルになる。こ
のため、このようなクランプ電圧によってクランプされ
たアナログ信号S2がA/Dコンバーター1でA/D変
換されると、出力されるデジタル出力信号Dのクランプ
レベルがオフセット電圧によって所望のレベルと異なっ
てしまうという欠点があった。
うなアナログクランプ回路100においては、コンパレ
ータ101にオフセット電圧が存在するため、アナログ
信号S2 をクランプするクランプ電圧が、このコンパレ
ータ101のオフセット電圧を含んだレベルになる。こ
のため、このようなクランプ電圧によってクランプされ
たアナログ信号S2がA/Dコンバーター1でA/D変
換されると、出力されるデジタル出力信号Dのクランプ
レベルがオフセット電圧によって所望のレベルと異なっ
てしまうという欠点があった。
【0009】また、このようなオフセット電圧を含んだ
デジタル出力信号Dのクランプレベルと、設定したクラ
ンプレベルとのレベル差が問題となるようなシステムに
おいては、出力されるデジタル信号のクランプレベルが
所望のクランプレベルとなるように基準電圧Vref を調
整することになるが、オフセット電圧はコンパレータ1
01のバラツキによって異なるため、個々のクランプ回
路毎に各デジタル出力信号Dのクランプレベルを調整す
る作業が必要になるという問題点があった。
デジタル出力信号Dのクランプレベルと、設定したクラ
ンプレベルとのレベル差が問題となるようなシステムに
おいては、出力されるデジタル信号のクランプレベルが
所望のクランプレベルとなるように基準電圧Vref を調
整することになるが、オフセット電圧はコンパレータ1
01のバラツキによって異なるため、個々のクランプ回
路毎に各デジタル出力信号Dのクランプレベルを調整す
る作業が必要になるという問題点があった。
【0010】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、A/Dコンバータに入力されるアナ
ログ信号を常に所望のレベルでクランプすることができ
るクランプ回路を提供することを目的としている。
になされたもので、A/Dコンバータに入力されるアナ
ログ信号を常に所望のレベルでクランプすることができ
るクランプ回路を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、入力されるアナログ信号の直流成分を除去するコン
デンサーと、コンデンサーを介して供給されたアナログ
信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタルコン
バータと、デジタル信号を所定のタイミングの周期でラ
ッチしたデジタルデータと所定の基準クランプデータの
差分を演算し、その演算結果である差分データに基づい
て、nビットのコントロール信号を出力するデジタル演
算処理手段と、このnビットのコントロール信号に応じ
た電流をアナログ信号に帰還する電流出力型デジタル/
アナログコンバータとを備えて構成する。
め、入力されるアナログ信号の直流成分を除去するコン
デンサーと、コンデンサーを介して供給されたアナログ
信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタルコン
バータと、デジタル信号を所定のタイミングの周期でラ
ッチしたデジタルデータと所定の基準クランプデータの
差分を演算し、その演算結果である差分データに基づい
て、nビットのコントロール信号を出力するデジタル演
算処理手段と、このnビットのコントロール信号に応じ
た電流をアナログ信号に帰還する電流出力型デジタル/
アナログコンバータとを備えて構成する。
【0012】また、デジタル演算処理手段は、デジタル
信号からクランプパルス信号のタイミングの周期でデジ
タルデータをラッチするラッチ回路と、デジタルデータ
と基準クランプデータの差分を演算し、その演算結果で
ある差分データを出力する演算回路と、差分データを電
流出力型デジタル/アナログコンバータに入力形態に対
応したnビットのコントロール信号に変換して出力する
入力エンコーダー回路とを備えて構成することとした。
信号からクランプパルス信号のタイミングの周期でデジ
タルデータをラッチするラッチ回路と、デジタルデータ
と基準クランプデータの差分を演算し、その演算結果で
ある差分データを出力する演算回路と、差分データを電
流出力型デジタル/アナログコンバータに入力形態に対
応したnビットのコントロール信号に変換して出力する
入力エンコーダー回路とを備えて構成することとした。
【0013】本発明によれば、デジタル演算処理手段で
デジタル信号を所定のタイミングの周期でラッチしたデ
ジタルデータと基準クランプデータの差分を演算し、そ
の演算結果である差分データに基づいて、電流出力型D
/Aコンバータからアナログ信号に帰還する電流を制御
しているため、アナログ信号を所望のクランプ電圧でク
ランプすることができる。
デジタル信号を所定のタイミングの周期でラッチしたデ
ジタルデータと基準クランプデータの差分を演算し、そ
の演算結果である差分データに基づいて、電流出力型D
/Aコンバータからアナログ信号に帰還する電流を制御
しているため、アナログ信号を所望のクランプ電圧でク
ランプすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明の実施の形態であるデジタル
クランプ回路のブロック図の一例を示したものである。
この図において、コンデンサーC1 は入力されるアナロ
グ信号S1 から直流成分を除去するコンデンサーであ
る。A/Dコンバータ1はコンデンサーC1 で直流成分
が除去されたアナログ信号S2 を所定のデジタル出力信
号DにA/D変換して出力するようになされている。
て説明する。図1は本発明の実施の形態であるデジタル
クランプ回路のブロック図の一例を示したものである。
この図において、コンデンサーC1 は入力されるアナロ
グ信号S1 から直流成分を除去するコンデンサーであ
る。A/Dコンバータ1はコンデンサーC1 で直流成分
が除去されたアナログ信号S2 を所定のデジタル出力信
号DにA/D変換して出力するようになされている。
【0015】デジタル演算処理回路10は、ラッチ回路
11、ノイズシェイピング回路12、演算回路13、及
び入力エンコーダ回路14で構成されている。ラッチ回
路11は、所定のタイミング周期でクランプパルス信号
が入力されており、デジタル出力信号Dからクランプパ
ルス信号が入力されるタイミング周期でデジタルデータ
をラッチするようになされている。
11、ノイズシェイピング回路12、演算回路13、及
び入力エンコーダ回路14で構成されている。ラッチ回
路11は、所定のタイミング周期でクランプパルス信号
が入力されており、デジタル出力信号Dからクランプパ
ルス信号が入力されるタイミング周期でデジタルデータ
をラッチするようになされている。
【0016】ノイズシェイピング回路12はノイズによ
る影響を除去するため、ラッチ回路11でラッチされた
デジタルデータのノイズシェイピング処理を行ってお
り、この部分に存在する色副搬送波信号の平均化を行う
と共に、量子化雑音を高域側に押しやってデジタルデー
タのノイズを低減している。演算回路13は基準クラン
プデータが入力されており、ノイズシェイピング回路1
2でノイズが除去されたデジタルデータと基準クランプ
データの差分を演算し、その演算結果である差分データ
を出力する。
る影響を除去するため、ラッチ回路11でラッチされた
デジタルデータのノイズシェイピング処理を行ってお
り、この部分に存在する色副搬送波信号の平均化を行う
と共に、量子化雑音を高域側に押しやってデジタルデー
タのノイズを低減している。演算回路13は基準クラン
プデータが入力されており、ノイズシェイピング回路1
2でノイズが除去されたデジタルデータと基準クランプ
データの差分を演算し、その演算結果である差分データ
を出力する。
【0017】入力エンコーダ回路14は、入力された差
分データを電流出力型デジタル/アナログコンバータ
(以下、「電流出力型D/Aコンバータ」という)20
の入力形態に対応したコントロール信号(P0 〜PN ,
N0 〜NN )に変換して出力する。電流出力型D/Aコ
ンバータ20は、入力エンコーダ14回路からのコント
ロール信号(P0 〜PN ,N0 〜NN )に応じた電流I
OUT でコンデンサーC1に充放電電流を供給し、所望の
クランプ電圧が印加されるように構成されている。
分データを電流出力型デジタル/アナログコンバータ
(以下、「電流出力型D/Aコンバータ」という)20
の入力形態に対応したコントロール信号(P0 〜PN ,
N0 〜NN )に変換して出力する。電流出力型D/Aコ
ンバータ20は、入力エンコーダ14回路からのコント
ロール信号(P0 〜PN ,N0 〜NN )に応じた電流I
OUT でコンデンサーC1に充放電電流を供給し、所望の
クランプ電圧が印加されるように構成されている。
【0018】ここで、アナログ入力信号S1 として、例
えばアナログ映像信号が入力された時の動作を図2を参
照して説明する。先ず、図2(a)に示すようなアナロ
グ映像信号がアナログ信号S1 として入力されると、コ
ンデンサーC1 で直流成分が除去される。この直流成分
が除去されたアナログ映像信号S2 はA/Dコンバータ
1に入力され、ここでA/D変換されてデジタル映像信
号Dとして出力される。
えばアナログ映像信号が入力された時の動作を図2を参
照して説明する。先ず、図2(a)に示すようなアナロ
グ映像信号がアナログ信号S1 として入力されると、コ
ンデンサーC1 で直流成分が除去される。この直流成分
が除去されたアナログ映像信号S2 はA/Dコンバータ
1に入力され、ここでA/D変換されてデジタル映像信
号Dとして出力される。
【0019】このデジタル映像信号Dは、図示していな
いが後段のブロックに供給されると共に、デジタル演算
処理回路10のラッチ回路11に供給される。ラッチ回
路11では、デジタル映像信号Dからクランプパルス信
号がオンとなる期間のデジタルデータをラッチするよう
になされている。この時、ラッチ回路11に入力されて
いるクランプパルス信号は、図2(b)に示すような映
像信号のペデスタルレベルに対応した周期tCLとされて
おり、例えば4fSCの周期でデジタル信号をラッチする
と共に、ラッチ回路11でラッチされた例えば8サンプ
ル分のデータがペデスタルレベルとなるようにしてい
る。なお、クランプパルス信号がオンとなる期間に数
回、ペデスタルレベルのデジタルデータを取り込んでラ
ッチするようにしてもよい。
いが後段のブロックに供給されると共に、デジタル演算
処理回路10のラッチ回路11に供給される。ラッチ回
路11では、デジタル映像信号Dからクランプパルス信
号がオンとなる期間のデジタルデータをラッチするよう
になされている。この時、ラッチ回路11に入力されて
いるクランプパルス信号は、図2(b)に示すような映
像信号のペデスタルレベルに対応した周期tCLとされて
おり、例えば4fSCの周期でデジタル信号をラッチする
と共に、ラッチ回路11でラッチされた例えば8サンプ
ル分のデータがペデスタルレベルとなるようにしてい
る。なお、クランプパルス信号がオンとなる期間に数
回、ペデスタルレベルのデジタルデータを取り込んでラ
ッチするようにしてもよい。
【0020】ラッチ回路11でラッチされたデジタルデ
ータはノイズシェイピング回路12に入力され、例えば
ラッチ回路11でデジタルデータが数回ラッチされてい
れば、そのデジタルデータが平均化された後、ノイズ成
分を除去するためのノイズシェイピング処理が行われて
演算回路13に出力される。
ータはノイズシェイピング回路12に入力され、例えば
ラッチ回路11でデジタルデータが数回ラッチされてい
れば、そのデジタルデータが平均化された後、ノイズ成
分を除去するためのノイズシェイピング処理が行われて
演算回路13に出力される。
【0021】演算回路13には基準クランプデータとし
て映像信号のペデスタルレベルを所望のレベルでクラン
プするためのペデスタルクランプデータが入力されてお
り、ノイズシェイピング回路12から出力されるデジタ
ルデータとペデスタルクランプレベルデータの差分が演
算されて、その差分データが入力エンコーダ回路14に
出力される。
て映像信号のペデスタルレベルを所望のレベルでクラン
プするためのペデスタルクランプデータが入力されてお
り、ノイズシェイピング回路12から出力されるデジタ
ルデータとペデスタルクランプレベルデータの差分が演
算されて、その差分データが入力エンコーダ回路14に
出力される。
【0022】入力エンコーダ回路14においては、この
差分データを電流出力型デジアナコンバータ回路20の
入力形態に対応した所定のコントロール信号(P0 〜P
n ,N0 〜Nn )に変換する。例えば演算回路13から
出力される差分データが正の値となる時は、アナログ映
像信号S2 のペデスタルレベルを差分データだけ下げる
ためのコントロール信号(P0 〜Pn ,N0 〜Nn )を
電流出力型D/Aコンバータ20に出力するようになさ
れている。
差分データを電流出力型デジアナコンバータ回路20の
入力形態に対応した所定のコントロール信号(P0 〜P
n ,N0 〜Nn )に変換する。例えば演算回路13から
出力される差分データが正の値となる時は、アナログ映
像信号S2 のペデスタルレベルを差分データだけ下げる
ためのコントロール信号(P0 〜Pn ,N0 〜Nn )を
電流出力型D/Aコンバータ20に出力するようになさ
れている。
【0023】また逆に、差分データが負の値となる時
は、アナログ映像信号S2 のペデスタルレベルを差分デ
ータだけ上げるためのコントロール信号(P0 〜Pn ,
N0 〜Nn )を電流出力型D/Aコンバータ20に出力
する。
は、アナログ映像信号S2 のペデスタルレベルを差分デ
ータだけ上げるためのコントロール信号(P0 〜Pn ,
N0 〜Nn )を電流出力型D/Aコンバータ20に出力
する。
【0024】このコントロール信号(P0 〜Pn ,N0
〜Nn )に基づいて、電流出力型D/Aコンバータ20
からアナログ映像信号S2 のラインに供給する電流IOU
T が制御されると共に、この電流IOUT がコンデンサー
C1 で電圧に変換されることで、アナログ映像信号S2
は基準クランプデータに対応した所望のクランプ電圧で
クランプされることになる。
〜Nn )に基づいて、電流出力型D/Aコンバータ20
からアナログ映像信号S2 のラインに供給する電流IOU
T が制御されると共に、この電流IOUT がコンデンサー
C1 で電圧に変換されることで、アナログ映像信号S2
は基準クランプデータに対応した所望のクランプ電圧で
クランプされることになる。
【0025】つまり、このように構成される本実施の形
態であるデジタルクランプ回路においては、デジタル演
算処理回路10でA/Dコンバータ1から出力されるデ
ジタル映像信号Dのペデスタルレベルとされるデジタル
データと基準クランプデータの差分を演算し、その演算
結果である差分データに基づいて電流出力型D/Aコン
バータ20からアナログ映像信号S2 のラインに供給す
る電流IOUT を制御している。
態であるデジタルクランプ回路においては、デジタル演
算処理回路10でA/Dコンバータ1から出力されるデ
ジタル映像信号Dのペデスタルレベルとされるデジタル
データと基準クランプデータの差分を演算し、その演算
結果である差分データに基づいて電流出力型D/Aコン
バータ20からアナログ映像信号S2 のラインに供給す
る電流IOUT を制御している。
【0026】よって、デジタル演算処理回路10の演算
回路13に入力される基準クランプデータを映像信号の
ペデスタルクランプレベルに設定することで、所望のク
ランプレベルでクランプされたデジタル映像信号Dを得
ることができる。
回路13に入力される基準クランプデータを映像信号の
ペデスタルクランプレベルに設定することで、所望のク
ランプレベルでクランプされたデジタル映像信号Dを得
ることができる。
【0027】次に、図3に電流出力型D/Aコンバータ
20の一例として4ビットの電流出力型D/Aコンバー
タ回路の一例を示す。この図に示す4ビット電流出力型
D/Aコンバータ20は、破線で囲った第1の電流発生
回路21、第2の電流発生回路22、第3の電流発生回
路23、第4の電流発生回路24、及びバイアス制御回
路25から構成されている。この場合、図1に示したデ
ジタル演算処理回路10の入力エンコーダ回路14から
のコントロール信号は、この4ビット電流出力型D/A
コンバータ20に対応したコントロール信号(P0 〜P
3 ,N0 〜N3 )が入力されることになる。
20の一例として4ビットの電流出力型D/Aコンバー
タ回路の一例を示す。この図に示す4ビット電流出力型
D/Aコンバータ20は、破線で囲った第1の電流発生
回路21、第2の電流発生回路22、第3の電流発生回
路23、第4の電流発生回路24、及びバイアス制御回
路25から構成されている。この場合、図1に示したデ
ジタル演算処理回路10の入力エンコーダ回路14から
のコントロール信号は、この4ビット電流出力型D/A
コンバータ20に対応したコントロール信号(P0 〜P
3 ,N0 〜N3 )が入力されることになる。
【0028】第1の電流発生回路21は、P型トランジ
スタTP1,TP2、N型トランジスタTN1,TN2によって
構成されており、P型トランジスタTP1のドレイン端子
には電源電圧(VDD)、ゲート端子はバイアス電圧がそ
れぞれ印加されていると共に、ソース端子はP型トラン
ジスタTP2のドレイン端子と接続されている。P型トラ
ンジスタTP2のゲート端子には、入力エンコーダ回路1
4から差分データの第1ビットに対応したコントロール
信号P0 が入力されている。
スタTP1,TP2、N型トランジスタTN1,TN2によって
構成されており、P型トランジスタTP1のドレイン端子
には電源電圧(VDD)、ゲート端子はバイアス電圧がそ
れぞれ印加されていると共に、ソース端子はP型トラン
ジスタTP2のドレイン端子と接続されている。P型トラ
ンジスタTP2のゲート端子には、入力エンコーダ回路1
4から差分データの第1ビットに対応したコントロール
信号P0 が入力されている。
【0029】一方、N型トランジスタTN1のドレイン端
子はアース(VSS)に接続されていると共に、ゲート端
子にはバイアス電圧が印加されている。また、ソース端
子はN型トランジスタTN2のドレイン端子と接続されて
いる。また、N型トランジスタTN2のゲート端子には、
入力エンコーダ回路14から差分データの第1ビットに
対応したコントロール信号N0 が入力されている。
子はアース(VSS)に接続されていると共に、ゲート端
子にはバイアス電圧が印加されている。また、ソース端
子はN型トランジスタTN2のドレイン端子と接続されて
いる。また、N型トランジスタTN2のゲート端子には、
入力エンコーダ回路14から差分データの第1ビットに
対応したコントロール信号N0 が入力されている。
【0030】第2の電流発生回路22は、上記した第1
の電流発生回路21が2個、並列に接続された構成とさ
れており、各P型トランジスタTP2のゲート端子には、
入力エンコーダ回路14から差分データの第2ビットに
対応したコントロール信号P1 が入力されていると共
に、各N型トランジスタTN2のゲート端子には差分デー
タの第2ビットに対応したコントロール信号N1 が入力
されている。
の電流発生回路21が2個、並列に接続された構成とさ
れており、各P型トランジスタTP2のゲート端子には、
入力エンコーダ回路14から差分データの第2ビットに
対応したコントロール信号P1 が入力されていると共
に、各N型トランジスタTN2のゲート端子には差分デー
タの第2ビットに対応したコントロール信号N1 が入力
されている。
【0031】第3の電流発生回路23は、上記した第1
の電流発生回路21が4個、並列に接続された構成とさ
れており、各P型トランジスタTP2のゲート端子には差
分データの第3ビットに対応したコントロール信号P2
が、各N型トランジスタTN2のゲート端子には差分デー
タの第3ビットに対応したコントロール信号N2 がそれ
ぞれ入力されている。
の電流発生回路21が4個、並列に接続された構成とさ
れており、各P型トランジスタTP2のゲート端子には差
分データの第3ビットに対応したコントロール信号P2
が、各N型トランジスタTN2のゲート端子には差分デー
タの第3ビットに対応したコントロール信号N2 がそれ
ぞれ入力されている。
【0032】第4の電流発生回路24は、上記した第1
の電流発生回路21が8個、並列に接続された構成であ
り、上記同様、各P型トランジスタTP2のゲート端子に
は差分データの第4ビットに対応したコントロール信号
P3 が、N型トランジスタTN2のゲート端子には差分デ
ータの第4ビットに対応したコントロール信号N3 がそ
れぞれ入力されている。つまり、各電流発生回路21〜
24は、4ビットバイナリコードによおて重み付けされ
た正負の電流を出力するように構成されていることにな
る。
の電流発生回路21が8個、並列に接続された構成であ
り、上記同様、各P型トランジスタTP2のゲート端子に
は差分データの第4ビットに対応したコントロール信号
P3 が、N型トランジスタTN2のゲート端子には差分デ
ータの第4ビットに対応したコントロール信号N3 がそ
れぞれ入力されている。つまり、各電流発生回路21〜
24は、4ビットバイナリコードによおて重み付けされ
た正負の電流を出力するように構成されていることにな
る。
【0033】バイアス制御部25は、各P型トランジス
タTP1のゲート、及び各N型トランジスタTN1のゲート
端子にバイアス電圧を印加するようになされており、1
個のP型トランジスタTP1を流れる電流IP と、1個の
N型トランジスタTN1に流れる電流IN の電流量が等し
くなるようにバイアス電圧が設定されている。
タTP1のゲート、及び各N型トランジスタTN1のゲート
端子にバイアス電圧を印加するようになされており、1
個のP型トランジスタTP1を流れる電流IP と、1個の
N型トランジスタTN1に流れる電流IN の電流量が等し
くなるようにバイアス電圧が設定されている。
【0034】よって、例えばP型トランジスタTP2のゲ
ートに『Low 』レベルのコントロール信号P0 〜P4 が
入力されると、P型トランジスタTP2がオンになり、ト
ランジスタTP1によって電流IOUT が供給されることに
なる。なお、この時、N型トランジスタTN2のゲートに
入力されるコントロール信号N0 〜N4 は、『Low 』レ
ベルとなり、N型トランジスタTN2はオフとなる。
ートに『Low 』レベルのコントロール信号P0 〜P4 が
入力されると、P型トランジスタTP2がオンになり、ト
ランジスタTP1によって電流IOUT が供給されることに
なる。なお、この時、N型トランジスタTN2のゲートに
入力されるコントロール信号N0 〜N4 は、『Low 』レ
ベルとなり、N型トランジスタTN2はオフとなる。
【0035】また、N型トランジスタTN2のゲートに
『High』レベルのコントロール信号N0 〜N4 が入力さ
れると、N型トランジスタTN2がオンになり、トランジ
スタTN1によって電流IOUT が抽出されることになる。
なお、この時、P型トランジスタTP2のゲートに入力さ
れるコントロール信号P0 〜P4 は『High』レベルとな
り、P型トランジスタTP2はオフとなる。
『High』レベルのコントロール信号N0 〜N4 が入力さ
れると、N型トランジスタTN2がオンになり、トランジ
スタTN1によって電流IOUT が抽出されることになる。
なお、この時、P型トランジスタTP2のゲートに入力さ
れるコントロール信号P0 〜P4 は『High』レベルとな
り、P型トランジスタTP2はオフとなる。
【0036】すなわち、このように構成されている電流
出力型D/Aコンバータ20においては、P型トランジ
スタTP2がコントロール信号P0 〜P3 、N型トランジ
スタTN2がコントロール信号N0 〜N3 によってそれぞ
れ制御されるスイッチとして機能すると共に、P型トラ
ンジスタTP1、及びN型トランジスタTN1の数によって
重み付けを行い、コントロール信号に応じた電流IOUT
をコントロールするようになされている。
出力型D/Aコンバータ20においては、P型トランジ
スタTP2がコントロール信号P0 〜P3 、N型トランジ
スタTN2がコントロール信号N0 〜N3 によってそれぞ
れ制御されるスイッチとして機能すると共に、P型トラ
ンジスタTP1、及びN型トランジスタTN1の数によって
重み付けを行い、コントロール信号に応じた電流IOUT
をコントロールするようになされている。
【0037】また、例えば電流出力型D/Aコンバータ
20のトランジスタTP2またはN型トランジスタTN2が
1つだけオンになり、アナログ映像信号S1 が電流I
(I=IP =IN )だけ変動した場合、A/Dコンバー
タ1の入力インピーダンスを無限大、コンデンサーC1
の容量をC1、クランプパルス信号の周期をtCLとする
と、アナログ映像信号S2 のクランプ電圧の変動量ΔV
INは、 ΔVIN=ItCL/C1 (ただし、I=IP =IN ) と示すことができる。
20のトランジスタTP2またはN型トランジスタTN2が
1つだけオンになり、アナログ映像信号S1 が電流I
(I=IP =IN )だけ変動した場合、A/Dコンバー
タ1の入力インピーダンスを無限大、コンデンサーC1
の容量をC1、クランプパルス信号の周期をtCLとする
と、アナログ映像信号S2 のクランプ電圧の変動量ΔV
INは、 ΔVIN=ItCL/C1 (ただし、I=IP =IN ) と示すことができる。
【0038】よって、P型トランジスタTP1、TN1の1
個当りの電流量IP ,IN は、アナログ映像信号S2 の
クランプ電圧が所定の値となるように電流出力型D/A
コンバータ20の分解能を考慮してを決定すればよい。
個当りの電流量IP ,IN は、アナログ映像信号S2 の
クランプ電圧が所定の値となるように電流出力型D/A
コンバータ20の分解能を考慮してを決定すればよい。
【0039】なお、本発明の実施の形態においては、電
流出力型D/Aコンバータ20の一例として4ビットの
電流出力型D/Aコンバータを適用した場合について説
明したが、これに限定されることなく8ビットの電流出
力型D/Aコンバータ等を用いることも当然可能であ
る。また、各電流発生回路を構成するトランジスタは異
なる電流量となるトランジスタで構成することもでき
る。
流出力型D/Aコンバータ20の一例として4ビットの
電流出力型D/Aコンバータを適用した場合について説
明したが、これに限定されることなく8ビットの電流出
力型D/Aコンバータ等を用いることも当然可能であ
る。また、各電流発生回路を構成するトランジスタは異
なる電流量となるトランジスタで構成することもでき
る。
【0040】ところで、上記したようなA/Dコンバー
タ1に入力インピーダンスが存在すする場合は、A/D
コンバータ1に一定の電流が流れ込むため、この一定の
電流によってアナログ映像信号S2 をクランプするクラ
ンプ電圧に定常レベル誤差が生じてしまうことがある。
タ1に入力インピーダンスが存在すする場合は、A/D
コンバータ1に一定の電流が流れ込むため、この一定の
電流によってアナログ映像信号S2 をクランプするクラ
ンプ電圧に定常レベル誤差が生じてしまうことがある。
【0041】そこで、このような定常レベル誤差を防止
する一例を図4に示す。なお、図1と同一部品には同一
番号を付し、説明は省略する。この場合、デジタル演算
処理回路10には、演算回路13で演算された差分デー
タを積分する積分回路15が設けられており、この積分
回路15で演算回路13からの差分データを積分した
後、入力エンコーダ回路14に出力するようになされて
いる。このようにデジタル演算処理回路10に積分回路
15を設け、演算回路13からの差分データを積分する
と、常にA/Dコンバータ1に流れ込む電流に相当する
デジタルデータが積分回路15から出力される差分デー
タに含まれることになり、定常レベル誤差を加味したデ
ジタル演算処理回路10とすることができる。
する一例を図4に示す。なお、図1と同一部品には同一
番号を付し、説明は省略する。この場合、デジタル演算
処理回路10には、演算回路13で演算された差分デー
タを積分する積分回路15が設けられており、この積分
回路15で演算回路13からの差分データを積分した
後、入力エンコーダ回路14に出力するようになされて
いる。このようにデジタル演算処理回路10に積分回路
15を設け、演算回路13からの差分データを積分する
と、常にA/Dコンバータ1に流れ込む電流に相当する
デジタルデータが積分回路15から出力される差分デー
タに含まれることになり、定常レベル誤差を加味したデ
ジタル演算処理回路10とすることができる。
【0042】なお、このように積分回路15を設けるこ
となく、例えば電流出力型D/Aコンバータ20の単位
電流をA/Dコンバータ1に流れ込む電流より大きくす
ると共に、コンデンサーC1 の容量を同じ比率で大きく
することで定常レベル誤差を防止することができるが、
この場合、電流出力型D/Aコンバータ20の消費電流
が大きくなると共に、コストが高くなるという欠点があ
る。
となく、例えば電流出力型D/Aコンバータ20の単位
電流をA/Dコンバータ1に流れ込む電流より大きくす
ると共に、コンデンサーC1 の容量を同じ比率で大きく
することで定常レベル誤差を防止することができるが、
この場合、電流出力型D/Aコンバータ20の消費電流
が大きくなると共に、コストが高くなるという欠点があ
る。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のクランプ
回路によれば、デジタル演算処理手段でデジタル信号の
デジタルデータから基準クランプデータの差分を演算
し、その演算結果である差分データに基づいて電流出力
型D/Aコンバータからアナログ信号に帰還する電流を
制御しているため、アナログ信号をアナログ特性のバラ
ツキ等と無関係に一定のレベルでクランプすることがで
きるようになる。また、デジタル演算処理手段に積分回
路を設け、その出力データによってクランプレベルをコ
ントロールすれば、定常偏差のないクランプ作用を持た
せることができる。
回路によれば、デジタル演算処理手段でデジタル信号の
デジタルデータから基準クランプデータの差分を演算
し、その演算結果である差分データに基づいて電流出力
型D/Aコンバータからアナログ信号に帰還する電流を
制御しているため、アナログ信号をアナログ特性のバラ
ツキ等と無関係に一定のレベルでクランプすることがで
きるようになる。また、デジタル演算処理手段に積分回
路を設け、その出力データによってクランプレベルをコ
ントロールすれば、定常偏差のないクランプ作用を持た
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるクランプ回路のブロ
ック図を示した図である。
ック図を示した図である。
【図2】本実施の形態であるクランプ回路に入力される
信号の波形を示した図である。
信号の波形を示した図である。
【図3】電流出力型D/Aコンバータの一例を示した図
である。
である。
【図4】本発明の第2の実施の形態であるクランプ回路
のブロック図を示した図である。
のブロック図を示した図である。
【図5】従来のアナログクランプ回路の一例を示した図
である。
である。
1 A/Dコンバータ、10 デジタル演算処理回路、
11 ラッチ回路、12 ノイズシェイピング回路、1
3 演算回路、14 入力エンコーダ回路、15 積分
回路、20 電流出力型D/Aコンバータ、21〜24
電流発生回路、25 バイアス制御回路
11 ラッチ回路、12 ノイズシェイピング回路、1
3 演算回路、14 入力エンコーダ回路、15 積分
回路、20 電流出力型D/Aコンバータ、21〜24
電流発生回路、25 バイアス制御回路
Claims (5)
- 【請求項1】 入力されるアナログ入力信号の直流成分
を除去するコンデンサーと、 該コンデンサーを介して供給されたアナログ信号をデジ
タル信号に変換するアナログ/デジタルコンバータと、 前記デジタル信号を所定のタイミングの周期でラッチし
たデジタルデータと所定の基準クランプデータの差分を
演算し、その演算結果である差分データに基づいて、n
ビットのコントロール信号を出力するデジタル演算処理
手段と、 前記nビットのコントロール信号に応じて電流をアナロ
グ信号に帰還する電流出力型デジタル/アナログコンバ
ータと、 を備えて構成されることを特徴とするクランプ回路。 - 【請求項2】 前記デジタル演算処理手段は、デジタル
信号からクランプパルス信号のタイミングの周期でデジ
タルデータをラッチするラッチ回路と、 前記デジタルデータから基準クランプデータの差分を演
算し、その演算結果である差分データを出力する演算回
路と、 前記差分データを前記電流出力型デジタル/アナログコ
ンバータの入力形態に対応したnビットのコントロール
信号に変換して出力する入力エンコーダー回路と、 を備えて構成されていることを特徴とする請求項1に記
載のクランプ回路。 - 【請求項3】 前記デジタル演算処理手段は、前記差分
データを積分する積分回路を備えていることを特徴とす
る請求項2に記載のクランプ回路。 - 【請求項4】 前記デジタル演算処理手段は、前記デジ
タルデータのノイズ成分を除去するノイズシェイピング
回路を備えていることを特徴とする請求項2に記載のク
ランプ回路。 - 【請求項5】 前記電流出力型デジタル/アナログコン
バータは、n個の電流発生手段を有し、 各電流発生手段から入力される前記nビットのコントロ
ール信号の各ビットにそれぞれ対応した異なる電流を発
生するように構成されていることを特徴とする請求項1
に記載のクランプ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8073037A JPH09247497A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | クランプ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8073037A JPH09247497A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | クランプ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09247497A true JPH09247497A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=13506769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8073037A Pending JPH09247497A (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | クランプ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09247497A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000057556A1 (fr) * | 1999-03-24 | 2000-09-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Appareil de calage de signaux |
US9131177B2 (en) | 2011-12-09 | 2015-09-08 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Solid-state imaging device and image capturing apparatus including the same |
-
1996
- 1996-03-05 JP JP8073037A patent/JPH09247497A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000057556A1 (fr) * | 1999-03-24 | 2000-09-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Appareil de calage de signaux |
US6492921B1 (en) | 1999-03-24 | 2002-12-10 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Device for clamping multiple signals |
US9131177B2 (en) | 2011-12-09 | 2015-09-08 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Solid-state imaging device and image capturing apparatus including the same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6587144B1 (en) | Analog signal processing apparatus for digital camera | |
US7646412B2 (en) | DC level control method, clamp circuit, and imaging apparatus | |
JP3282510B2 (ja) | D/aコンバータ回路 | |
JPH0583594A (ja) | アナログ−デジタル変換装置 | |
US6515602B2 (en) | Clamp circuit and method for increasing dynamic range of input image signal and minimizing line noise | |
EP3829058A1 (en) | Switched-capacitor amplifier and pipelined analog-to-digital converter comprising the same | |
US6239733B1 (en) | Current interpolation circuit for use in an A/D converter | |
US5966088A (en) | Analog/digital converter and voltage comparator capable of fast producing of output offset voltage | |
JPH09247497A (ja) | クランプ回路 | |
US5629702A (en) | Analog to digital converter | |
JP3760503B2 (ja) | クランプ回路 | |
JP2852282B2 (ja) | クロックジェネレータ | |
JP3760502B2 (ja) | クランプ回路 | |
US20100045350A1 (en) | Semiconductor Device and Amplification Device Generating Triangular Wave Synchronized with Clock Signal | |
JPH10276088A (ja) | A/d変換装置 | |
JP3161481B2 (ja) | インターリーブ方式のa/dコンバータのオフセット補償回路 | |
JP3113527B2 (ja) | A/d変換器 | |
US6919835B2 (en) | Infinite electronic integrator | |
US6542097B1 (en) | Adaptive delta modulation with step size variation responsive to sensed overload | |
EP0346988A2 (fr) | Circuit semiconducteur intégré comprenant un circuit comparateur synchronisé | |
JP2001339303A (ja) | A/d変換回路 | |
US8525721B2 (en) | Low power cycle data converter | |
US4864304A (en) | Analog voltage signal comparator circuit | |
JP3164697B2 (ja) | A/dコンバータ | |
JP3081387B2 (ja) | 逐次比較型adコンバータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020924 |