JP3164697B2 - A/dコンバータ - Google Patents

A/dコンバータ

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JP3164697B2
JP3164697B2 JP15233793A JP15233793A JP3164697B2 JP 3164697 B2 JP3164697 B2 JP 3164697B2 JP 15233793 A JP15233793 A JP 15233793A JP 15233793 A JP15233793 A JP 15233793A JP 3164697 B2 JP3164697 B2 JP 3164697B2
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雅之 植野
寛 小笠原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アナログ/ディジタ
ル変換器(以下、A/Dコンバータという)に関し、特
に、クランプ機能を有するA/Dコンバータの構成に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、クランプ機能を実現するA/Dコ
ンバータとしては、例えば特開平1−318431号公
報等にバイアス回路付きのA/Dコンバータが紹介され
ているが、一般的には図10(a)に示すように電圧源
1で発生させたアナログ入力電圧AINを容量2(以下、
クランプ用コンデンサという)を介してA/Dコンバー
タの入力として供給する入力部分において、このクラン
プ用コンデンサ2とA/Dコンバータの入力部との間に
クランプ回路3を接続して構成される。
【0003】このような構成により、例えば上記回路入
力として供給されるアナログ入力電圧AINの最低電圧
(基準電圧)をクランプする場合、クランプ回路3でこ
のアナログ入力電圧AINが基準電圧を下回った状態を検
出すると、クランプ電圧VCLAMP で上記クランプ用コン
デンサ2を充電することにより、図10(b)に示すよ
うに、アナログ入力電圧AINの最低電位をクランプして
いる。
【0004】さらに、このクランプ回路3の具体的な構
成としては、図11(a)に示すように、ダイオード3
bとクランプ電圧源3a(クランプ電圧VCLAMP )で構
成したものがある(第1の従来例)。なお、この第1の
従来例によると実際にクランプされる電位は VCLAMP +VT であり、ダイオードのしきい値電圧VT 分だけ差が生じ
ている。
【0005】また、第2の従来例は図11(b)に示す
ように、クランプ電圧源3a(クランプ電圧
CLAMP )、ダイオード3b及びコンパレータ3cで構
成したものがある。
【0006】この第2の従来例ではアナログ入力電圧A
INの電位V1に対して、クランプ電圧VCLAMP が大きく
なるとコンパレータ3cの出力が上がり、ダイオード3
bがオン状態になる。これにより、アナログ入力電圧A
INの電位V1が上がり、この電位V1はクランプ電圧V
CLAMP と等しくなる。一方、アナログ入力電圧AINの電
位V1がクランプ電圧VCLAMP を上回っている状態では
コンパレータ3cの出力はなく、ダイオード3bはオフ
状態となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のA/Dコンバー
タにクランプ機能を持たせるためには、その構成要素と
して差動増幅器(以下、コンパレータという)とダイオ
ードを必要とするため、その消費電力及びチップサイズ
が大きくなってしまうという課題があった。
【0008】特に、前述した従来例によると、クランプ
電位の設定範囲はコンパレータの出力動作範囲とダイオ
ードのしきい値電圧VT に制約されてしまうとともに
(VTは動作点により異なった値となる)、このVT
バラツキが高精度化を困難にする要因となっていた。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、A/Dコンバータとは別個にコン
パレータ、ダイオード等を利用してクランプ回路を構成
するのではなく、従来のA/Dコンバータで使用されて
いる機能を利用して容易にクランプ機能を実現するとと
もに、コンパレータ、ダイオード等を利用しないこと
で、クランプ電圧の電位設定の自由度が大きいA/Dコ
ンバータを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るA/Dコ
ンバータは、直列に接続された複数の基準抵抗からな
り、各基準抵抗の接続点のそれぞれから値の異なる基準
電圧を発生させる基準電圧発生回路と、これら各基準電
圧のそれぞれについて、容量(クランプ用コンデンサ)
を介して供給されるアナログ入力電圧と比較する複数の
コンパレータ部と、前記複数のコンパレータ部の出力情
報から前記アナログ入力電圧レベルに相当するディジタ
ル出力を得る手段を備えた従来のA/Dコンバータにお
いて、従来の構成を変更することなくアナログ入力電圧
の下端あるいは上端クランプを行うクランプ機能を実現
したことを特徴としている。
【0011】具体的には、アナログ入力電圧の下端クラ
ンプを行う場合、上記基準電圧発生回路の任意の位置に
クランプ電圧源とクランプ用コンデンサとを接続するス
イッチを設け、クランプ基準となる基準電圧と上記アナ
ログ入力電圧とを比較しているコンパレータ部の出力情
報から、アナログ入力電圧がクランプ電圧源の電位を下
回ったことを検出し、上記スイッチでクランプ電圧源と
クランプ用コンデンサとを接続してクランプ用コンデン
サを任意の電位(クランプ電圧源の電位)に充電させる
ことにより下端クランプを行うクランプ手段を備えたこ
とを特徴としている。
【0012】また、上記クランプ電圧源は、上記基準電
圧のうち任意の基準電圧から得てもよく(スイッチを設
ける位置を変更することにより任意にクランプ電圧源と
することができる)、またクランプ基準となる基準電圧
とは別個に任意の電位を設定できる電圧源を設けてもよ
い。特に、このクランプ電圧源の電位(クランプ用コン
デンサに充電する電位)はクランプ基準となる電位(ア
ナログ入力電圧と比較する基準電圧の電位)とは必ずし
も一致している必要はない。
【0013】一方、アナログ入力電圧の上端クランプを
行う場合、上記基準電圧発生回路の任意の位置にクラン
プ電圧源とクランプ用コンデンサとを接続するスイッチ
を設け、クランプ基準となる基準電圧(スイッチを設け
る位置を変更することにより任意にクランプ電圧源とす
ることができる)と上記アナログ入力電圧とを比較して
いるコンパレータ部の出力情報から、アナログ入力電圧
がクランプ電圧源の電位を上回ったことを検出し、上記
スイッチでクランプ電圧源とクランプ用コンデンサとを
接続してクランプ用コンデンサを任意の電位(クランプ
電圧源の電位)に充電させることにより上端クランプを
行うクランプ手段を備えたことを特徴としている。
【0014】また、上記クランプ電圧源は、上記基準電
圧のうち任意の基準電圧から得てもよく(スイッチを設
ける位置を変更することにより任意にクランプ電圧源と
することができる)、またクランプ基準となる基準電圧
とは別個に任意の電位を設定できる電圧源を設けてもよ
い。特に、このクランプ電圧源の電位(クランプ用コン
デンサに充電する電位)はクランプ基準となる電位(ア
ナログ入力電圧と比較する基準電圧の電位)とは必ずし
も一致している必要はない。
【0015】なお、以上のようにクランプ電圧源とクラ
ンプ用コンデンサをスイッチを介して接続し、このクラ
ンプ用コンデンサにクランプ電位を充電する動作は、上
記コンパレータ部でアナログ入力をホールドしている間
に行う。
【0016】
【作用】この発明におけるA/Dコンバータは、上記基
準電圧発生回路の任意の位置にクランプ電圧源とクラン
プ用コンデンサとを接続するスイッチを設け、このスイ
ッチをオン状態(接続状態)にすることでクランプ用コ
ンデンサをクランプ電位で充電するように構成している
ので、従来のA/Dコンバータの構成を変更することな
く、容易にクランプ機能を実現することができる。
【0017】また、クランプ電圧源とクランプ基準とな
る基準電圧とは必ずしも一致する必要はなく、任意のク
ランプ電圧に設定したクランプ電圧源を設けることによ
り、クランプ電圧設定の自由度を大きくする。
【0018】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1乃至図9を
用いて説明する。なお、図中同一部分には同一符号を付
して説明を省略する。
【0019】図1は、この発明に係るA/Dコンバータ
の第1の実施例による構成を示した回路図であり、特
に、回路(図示せず)に供給されるアナログ入力電圧A
IN(この時の電位をV1とする)の最低電位をクランプ
(アナログ入力電圧の下端クランプ)する4ビットA/
Dコンバータの構成例である。
【0020】従来のA/Dコンバータは、高電位側基準
電圧4(図中、VRTで示す)と低電位側基準電圧5(図
中、VRBで示す)、及び各基準抵抗により予め決定され
た基準電圧を発生させる基準電圧発生回路6を有し、こ
の基準電圧発生回路6から出力させる各基準電圧ごとに
アナログ入力電圧AINとを比較するために複数のコンパ
レータ回路8が用意されている。
【0021】そして、これらコンパレータ回路8では、
基準電圧とアナログ入力電圧AINとを比較し、例えばこ
の基準電圧の方がアナログ入力電圧AINよりも大きいと
信号レベル”1”を出力し、逆の場合には信号レベル”
0”を出力するように構成されており、これら各コンパ
レータ回路8の出力は不一致検出回路10にそれぞれ入
力される。
【0022】この不一致検出回路10では、基準電圧と
アナログ入力電圧AINの大小関係が逆転している基準電
圧区間(隣り合うコンパレータ部8の出力が異なる箇所
を検出する回路であり、例えば図中ではピン番号C1
3)を示す信号(信号レベル”1”で示す)を検出して
おり、この検出信号を図2に示すようなエンコーダ11
により回路(図示せず)に4ビットデータに変換したデ
ィジタルデータを出力している。なお、図2中φe はエ
ンコーダ11を動作させるためのタイミングクロックで
ある。
【0023】この発明では、クランプ用コンデンサ2と
クランプ電圧源(この実施例ではクランプ電圧源を基準
電圧の最低電圧VRBと共有している)とを接続するスイ
ッチ7と、最低電圧とアナログ入力電圧AINとを比較し
ているコンパレータ回路8の出力情報からクランプすべ
き状態を検出する論理ゲート9(この論理ゲート9が上
記スイッチ7を動作させるための指示手段となってい
る)からクランプ手段を構成している。なお、上記スイ
ッチ7の構成は例えば図5に示すような構成であり、図
中φCBはクランプ動作を行うためのタイミングクロック
であり、φCLAMPは上記スイッチ7に対して接続指示
(オン状態)をするためのクランプ信号(パルス)であ
る。
【0024】次に、この実施例によるアナログ入力電圧
INの下端クランプの動作を説明するが、特に図1の部
分Aを拡大して図3に示し、この図3及びコンパレータ
回路8の各部におけるタイミングチャートを示す図4を
用いて説明する。
【0025】まず、コンパレータ回路8の構成は、例え
ば「アナログASIC設計ハンドブック」(サイエンス
フォーラム、pp.93−94)、あるいは「日経エレ
クトロニクス」(日経BP社、1990.6.25、N
o.503、pp.127−129)に示されているよ
うに、2段のスイッチングコンパレータ8a、インバー
タ8b及びラッチ回路8cから構成されている。
【0026】通常、スイッチングコンパレータを多段接
続するのは、単一のスイッチングコンパレータでは入力
部分からホールドコンデンサ間の電圧利得が−5〜−1
0dB、インダータ部分の電圧利得が20〜30dBで
あるので、1段当たりの電圧利得は10〜25dBとな
る。このため、十分な電圧利得を得るためには多段接続
で構成するのが有効だからである。
【0027】また、インバータ8bを介してラッチ回路
8cを設けているのは、このコンパレータ回路8に入力
されるアナログ入力電圧AINと基準電圧との電位差が微
小である場合、インバータ8bの出力電圧が電源とGN
D間の中間電位に止まるため(この時、消費電力が
大)、この実施例のようにラッチ回路8cを設けて出力
電圧を電源側か、あるいはGND側に振り分けるためで
ある(このラッチ回路8cによりリミッタ回路の機能を
実現し、出力される信号レベルが”0”か”1”をはっ
きりさせる)。
【0028】なお、図中のスイッチ部分の記号φS 、φ
R 、及びφLAは各スイッチの開閉を指示するためのクロ
ック信号である。
【0029】したがって、図4に示すようなタイミング
で、まずクロック信号φS により対応するスイッチがオ
ンされると、コンパレータ回路8へアナログ入力電圧A
INが入力し、スイッチングコンパレータ8aにおけるホ
ールドコンデンサC1 の入力側(図面左側)にその電位
V1を与え、インバータ出力を正帰還させることでアナ
ログ入力電圧AINをインバータのしきい値電圧として上
記ホールドコンデンサC1 の出力側(図面右側)に与え
る。
【0030】続いてクロック信号φR により対応するス
イッチがオンされると(この時クロック信号φS に対応
するスイッチはオフされ、コンデンサC1 はホールド状
態になる)、すでに2段のスイッチングコンパレータ8
aに保持されている電位と基準電圧(Vref とする)の
電位とが比較されるとともに、インバータ8bを介して
ラッチ回路8cにその比較された後の信号レベル(反転
情報)がロードされラッチされる。
【0031】もし、V1>Vref の状態をコンパレート
する場合は、スイッチングコンパレータ8aの出力レベ
ルはL(ロウレベル)となって、H(ハイレベル)がラ
ッチされることになり、安定して不一致検出回路11に
は比較した状態(V1>Vref )を示す信号が出力され
る。
【0032】一方、V1<Vref の状態をコンパレート
する場合は、スイッチングコンパレータ8aの出力レベ
ルはH(ハイレベル)となって、L(ロウレベル)がラ
ッチされることになり、安定して不一致検出回路11に
比較した状態(V1>Vref)を示す信号が出力され
る。
【0033】この第1の実施例では、アナログ入力電圧
INの最低電圧を下端クランプするので(図3における
下段のコンパレータ回路の出力情報に基づいて判断され
る)、V1<VBRであれば、この状態を示す最下段のコ
ンパレータ回路8の出力信号レベルはHとなり、クロッ
ク信号φCBに同期して出力レベルHのクロック信号φ
CLAMP が出力される。
【0034】そして、このクロック信号φCLAMP (信号
レベルH)がスイッチ7に入力されると、スイッチ7に
よりクランプ電圧源5とクランプ用コンデンサ2とが接
続され、このクランプ用コンデンサ2がクランプ電圧V
CLAMP (この実施例では、最低電圧VBRに等しい)に充
電されることにより、図7(a)に示すようにアナログ
入力電圧AINの下端クランプを実現することができる。
また、クロック信号φCLAMP の信号レベルがLの場合
は、スイッチ7はオフ状態(非接続状態)となる。
【0035】なお、アナログ入力電圧AINの電位V1は
クロック信号φCLAMP が信号レベルHの時にVRBとなる
が、このタイミングはクロック信号φS が信号レベルL
(対応するスイッチはオフの状態、すなわちホールド状
態)であるので、コンパレータ回路8に入力されるアナ
ログ入力電圧AINには影響を与えない。
【0036】また、この第1の実施例ではクランプ電圧
源の電位とクランプ基準となる基準電圧の電位とが一致
している場合について説明したが、特に、一致している
必要はない(すなわち、各コンパレータ8のいずれの出
力信号をクランプ信号φCLAMP として利用してもよ
い)。
【0037】次に、この発明の第2の実施例を図6を用
いて説明する。上述した第1の実施例は、アナログ入力
電圧AINの下端をクランプする場合、クランプ電圧V
CLAMPを基準電圧発生回路6における低電位側基準電圧
5(VRB)と一致(共有)させたが、特にこのクランプ
電圧VCLAMP は各基準電圧のいずれかに一致させなけれ
ばならないものではない。
【0038】すなわち、任意の電位を有するダミー電位
12をクランプ電圧源として設けるように構成しても同
様の効果を奏し、この場合、図7(b)に示すようにク
ランプ電圧VCLAMP を任意に設定することができる(最
低電圧VRB以下に設定することも可能)。
【0039】また、以上の実施例(第1及び第2の実施
例)ではアナログ入力電圧AINの下端クランプを行う場
合の構成について説明したが、図8に、このアナログ入
力電圧AINの上端クランプを行う場合(第3の実施例)
の構成を示す。
【0040】この第3の実施例ではクランプ電圧源であ
る高電位側基準電圧4(図中、VRTで示し、このVRT
クランプ電圧となる)とクランプ用コンデンサ2との間
に図7に示すようなスイッチ7を設け、基準電圧のうち
最高電圧とアナログ入力電圧AINとを比較するコンパレ
ータ回路8の出力情報からアナログ入力電圧AINが最高
電圧を上回ったことを検出し、スイッチ7を介してクラ
ンプ電圧源とクランプ用コンデンサ2とを接続して上端
クランプするよう構成されている。
【0041】この第3の実施例の場合も上述した第1の
実施例と同様に、クランプ電圧源と高電位側基準電圧と
を一致(共有)し、かつクランプ電圧源の電位とクラン
プ基準となる基準電圧の電位とが一致している場合につ
いて説明したが、必ずしも一致している必要はない。
【0042】さらに、第4の実施例では、アナログ入力
電圧AINの上端をクランプする場合(上述した第3の実
施例では、クランプ電圧VCLAMP を基準電圧発生回路6
における高電位側基準電圧4(VRT)と一致させたが、
特にこのクランプ電圧VCLAMP は各基準電圧のいずれか
に一致させなければならないものではない)、任意の電
位を有するダミー電位12をクランプ電圧源として設け
るように構成したものであり、同様の効果を奏する(最
高電圧VRB以上に設定することも可能)。
【0043】なお、上記各実施例(第1〜第4の実施
例)では、すべてクランプ電圧源を別個に設けた構成を
示したが、各基準電圧のいずれかから得てもよく、この
場合はスイッチ7をクランプ用コンデンサ2と基準電圧
とを接続できる位置に設けることで実現することができ
る(なお、この場合もクランプ電圧源の電位とクランプ
基準となる基準電圧の電位とは必ずしも一致している必
要はない)。
【0044】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、基準電
圧発生回路の任意の位置にクランプ電圧源とクランプ用
コンデンサとを接続するスイッチを設け、このスイッチ
をオン状態(接続状態)にすることでクランプ用コンデ
ンサをクランプ電位で充電するように構成することによ
り、従来のA/Dコンバータの構成を変更することな
く、容易にクランプ機能を実現できるという効果があ
る。
【0045】また、クランプ電圧源とクランプ基準とな
る基準電圧とを一致させることなく任意のクランプ電圧
に設定したクランプ電圧源を設けるように構成したの
で、クランプ電圧設定の自由度を大きくすることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るA/Dコンバータの第1の実施
例による構成を示す回路図である。
【図2】この発明に係るA/Dコンバータにおけるエン
コーダの構成を示す論理回路図である。
【図3】この発明に係るA/Dコンバータにおけるコン
パレータ部の構成を示す回路図である。
【図4】この発明に係るA/Dコンバータにおけるコン
パレータ部の動作を説明するためのタイミングチャート
である。
【図5】この発明に係るA/Dコンバータにおけるスイ
ッチの構成を示す回路図である。
【図6】この発明に係るA/Dコンバータの第2の実施
例による構成を示す回路図である。
【図7】この発明に係るA/Dコンバータの第2の実施
例によるクランプ動作を説明するための図である。
【図8】この発明に係るA/Dコンバータの第3の実施
例による構成を示す回路図である。
【図9】この発明に係るA/Dコンバータの第4の実施
例による構成を示す回路図である。
【図10】従来の一般的なクランプ回路を含む回路入力
部の構成を示す回路図である。
【図11】従来のクランプ回路(第1及び第2の従来
例)の構成を示す図である。
【符号の説明】
2…クランプ用コンデンサ、4…高電位側基準電位、5
…低電位側基準電位、6…基準電圧発生回路、7…スイ
ッチ、8…コンパレータ回路、8a…2段のスイッチン
グコンパレータ、8b…インバータ、8c…ラッチ回
路、9…スイッチ切替信号発生手段、10…不一致検出
回路、11…エンコーダ、12…ダミー電位。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−23553(JP,A) 特開 昭64−34018(JP,A) 特開 昭64−12723(JP,A) 特開 昭52−25556(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 1/00 - 1/88

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列に接続された複数の基準抵抗からな
    り、各基準抵抗の接続点のそれぞれから値の異なる基準
    電圧を発生させる基準電圧発生回路と、前記各基準電圧
    のそれぞれについて、容量を介して供給されるアナログ
    入力電圧と比較する複数のコンパレータ部と、前記複数
    のコンパレータ部の出力情報から前記アナログ入力電圧
    レベルに相当するディジタル出力を得る手段を備えたA
    /Dコンバータにおいて、 前記アナログ入力電圧が前記基準電圧のうち所定電位を
    下回った状態を前記コンパレータ部の出力情報から検出
    し、スイッチを介して前記容量とクランプ電圧源とを接
    続して該容量を該クランプ電圧源の電位に充電すること
    により、前記アナログ入力電圧の下端クランプを行うク
    ランプ手段を備えたことを特徴とするA/Dコンバー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記クランプ電圧源は、前記基準電圧の
    うち任意の基準電圧から得るか、あるいは別途任意のク
    ランプ電圧に設定した電圧源とすることを特徴とする請
    求項1記載のA/Dコンバータ。
  3. 【請求項3】 クランプ基準となる前記基準電圧のうち
    最低電位を前記クランプ電圧源の電位とすることを特徴
    とする請求項2記載のA/Dコンバータ。
  4. 【請求項4】 直列に接続された複数の基準抵抗からな
    り、各基準抵抗の接続点のそれぞれから値の異なる基準
    電圧を発生させる基準電圧発生回路と、前記各基準電圧
    のそれぞれについて、容量を介して供給されるアナログ
    入力電圧と比較する複数のコンパレータ部と、前記複数
    のコンパレータ部の出力情報から前記アナログ入力電圧
    レベルに相当するディジタル出力を得る手段を備えたA
    /Dコンバータにおいて、 前記アナログ入力電圧が前記基準電圧のうち所定電位を
    上回った状態を前記コンパレータ部の出力情報から検出
    し、スイッチを介して前記容量とクランプ電圧源とを接
    続して該容量を該クランプ電圧源の電位に充電させるこ
    とにより、前記アナログ入力電圧の上端クランプを行う
    クランプ手段を備えたことを特徴とするA/Dコンバー
    タ。
  5. 【請求項5】 前記クランプ電圧源は、前記基準電圧の
    うち任意の基準電圧から得るか、あるいは別途任意のク
    ランプ電圧に設定した電圧源とすることを特徴とする請
    求項4記載のA/Dコンバータ。
  6. 【請求項6】 クランプ基準となる前記基準電圧のうち
    最高電位を前記クランプ電圧源の電位とすることを特徴
    とする請求項5記載のA/Dコンバータ。
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Cited By (2)

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