JPH09246973A - データ通信方法及びデータ変調及び復調システム - Google Patents

データ通信方法及びデータ変調及び復調システム

Info

Publication number
JPH09246973A
JPH09246973A JP5283096A JP5283096A JPH09246973A JP H09246973 A JPH09246973 A JP H09246973A JP 5283096 A JP5283096 A JP 5283096A JP 5283096 A JP5283096 A JP 5283096A JP H09246973 A JPH09246973 A JP H09246973A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
modulation
pulse width
modulated
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5283096A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Shimizu
隆雄 清水
Ryuichi Ozawa
隆一 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Corp
Original Assignee
N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Communications Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by N T T DATA TSUSHIN KK, NTT Data Communications Systems Corp filed Critical N T T DATA TSUSHIN KK
Priority to JP5283096A priority Critical patent/JPH09246973A/ja
Publication of JPH09246973A publication Critical patent/JPH09246973A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 PWM変調によるデータ通信の効率を向上し
且つ通信時間を短縮する。 【解決手段】 変換テーブル作成部12は、圧縮符号化
部11で圧縮符号化されたデータの分布を調べ、データ
毎に割り付けるべきPWM変調のパルス幅の変換テーブ
ルを作成する。変換テーブルには、出現頻度の高いデー
タの順に、狭いパルス幅が設定される。PWM変調部1
3は、変換テーブルに基づいて、各データに変調パルス
を割り付けて、圧縮符号化されたデータのPWM変調パ
ルス列を得る。ヘッダ生成部14は、変換テーブルにお
けるデータとパルス幅との対応関係を示す変調データを
含むヘッダをデータブロック毎に生成する。ベースバン
ド変調部16は、キャリア生成部15で生成されたキャ
リアを、PWM変調部13で得られるPWM変調パルス
列およびヘッダ生成部14で生成される変調データを含
むヘッダでベースバンド変調する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル信号
の変調技術に係り、特にデータを圧縮して変調し得るデ
ータ通信方法及びデータ変調及び復調システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル信号の圧縮符号化方式
としては、ハフマン符号化方式およびランレングス符号
化方式などが知られている。ハフマン符号化方式は、出
現頻度の高いデータを検出し、データの出現頻度の高い
順にビットの少ないデータを順次割り当てる方式であ
る。ハフマン符号化の具体的な例を、図12を参照して
説明する。
【0003】図12に示すように、値が“0,0,1,
0,2,0,2,0,1,0,0,3,0,0,1”と
いう15個のデータが与えられた場合を考える。これら
各データは、2ビットの2進数で表現すると、“00,0
0,01,00,10,00,10,00,01,00,00,11,00,0
0,01”となる。これら各データの出現頻度を調べる
と、“00”が出現頻度が最も高く、ついで“01”、“1
0”、“11”の順で低くなる。そこで、出現頻度の高い
順にビット数の少ないデータを割り当ててデータを変換
するため、“00”および“01”が出現頻度が高いので、
これらに最もビット数の少ない1ビットのデータを割り
当て、残った“10”および“11”に2ビットのデータを
割り当てる。したがって、“00”を“0”、“01”を
“1”、“10”を“01”、“11”を“11”で置き換える
ことにより、データ長を圧縮する。
【0004】ランレングス符号化方式は、連続する同じ
データをひとまとめにし、そのデータに連続性を示すデ
ータを付加する方式であり、画像データの圧縮等に広く
用いられている。ランレングス符号化の具体的な例につ
いて、図13を参照して説明する。
【0005】図13に各画素毎の“白”と“黒”2値の
2値画像データの例を示すように、“白,白,白,白,
白,白,白,白,黒,黒,黒,白,白,白,白,白,
黒,黒,黒,白,…”というデータが与えられた場合を
考える。すなわち、与えられたデータは、“白”が8個
連続した後に、“黒”が3個連続し、さらに“白”が5
個連続して、“黒”が3個連続するデータである。した
がって、原データを、“白8”、“黒3”、“白5”そ
して“黒3”に符号化して表現することにより、データ
量が圧縮される。
【0006】また、従来のディジタル信号の変調方式の
1つとして、PWM(Pulse WidthModulation:パルス
幅変調)方式がある。PWM方式は、入力デジタル信号
の“0”、“1”のパターンに対応して、変調波のパル
ス幅を変化させる方式である。PWM方式について、図
14を参照して説明する。なお、「PWM」は、本来
「パルス幅変調」を意味するが、変調と復調との対応関
係を明確にするため、「PWM方式による変調」を「P
WM変調」、「PWM方式による復調」を「PWM復
調」と称する。
【0007】図14に示すように、“0001100
0”という8ビットのデータが与えられた場合、期間T
を標準期間として、ビット値“0”にパルス幅「2T」
を対応させ、ビット値“1”にパルス幅「T」を対応さ
せる。この場合、“L(ローレベル)”期間、すなわち
“L”のパルス幅に変調をかけており、“H(ハイレベ
ル)”期間、すなわち“L”のパルスの休止期間は、一
定期間としている。この場合、休止期間も「T」とする
と、8ビットのデータ全体で22Tの期間を要すること
になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の圧縮符
号化を用いた符号圧縮方式では、伝送される通信データ
自体を圧縮する方式であり、データが圧縮されることに
よる通信データ量の低減以上に通信時間を短縮すること
はできない。
【0009】また、従来のディジタル信号変調方式であ
るPWM方式は、通信分野で用いられ、与えられるデジ
タル値“0”および“1”の任意のパターンに対応し
て、キャリアの非送信または送信期間に対応するパルス
幅を変化させるものである。PWM方式では、与えられ
るデータと変調パルス幅との関係は予め固定されてお
り、変調パルス幅をデータの出現頻度によりダイナミッ
クに対応付けることは行われていない。
【0010】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、通信データをパルス幅変調方式を用いて通信
する際に、圧縮率を高め、通信時間を短縮し得るデータ
通信方法及びデータ変調及び復調システムを提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点に係るデータ通信方法は、入
力ディジタル信号におけるデータの出現頻度を監視し、
出現頻度の高い第1のデータに第1の変調パルス幅を割
り付け、前記第1のデータよりも出現頻度の低い第2の
データに前記第1の変調パルス幅よりも長い第2の変調
パルス幅を割り付けて、前記入力ディジタル信号をパル
ス幅変調し、前記データと前記変調パルス幅との関係を
示す情報および前記パルス幅変調された信号を送信し、
送信された信号を受信して、前記パルス幅変調時の前記
データと前記変調パルス幅との関係を示す情報に基づい
て前記パルス幅変調された信号をパルス幅復調して、デ
ィジタル信号を再生することを特徴とする。
【0012】入力ディジタル信号を圧縮し、圧縮後の信
号について、データの出現頻度を監視してもよい。
【0013】上記目的を達成するため、この発明の第2
の観点に係るデータ変調システムは、入力ディジタル信
号内のデータの出現頻度を監視する頻度監視手段と、前
記頻度監視手段により監視された前記出現頻度に基づ
き、第1のデータに第1の変調パルス幅を割り付け、前
記第1のデータよりも出現頻度の低い第2のデータに第
1の変調パルス幅よりも長い第2の変調パルス幅を割り
付けて、前記入力ディジタル信号をパルス幅変調するパ
ルス幅変調手段と、を具備することを特徴とする。
【0014】入力ディジタル信号を圧縮符号化し、圧縮
符号化後の入力ディジタル信号中のデータの出現頻度を
監視してもよい。
【0015】この発明によれば、通信対象データのデー
タの分布に応じて、パルス幅変調のパルス時間幅を効率
よく利用することにより、通信時間が圧縮される。ま
た、入力ディジタル信号を、符号圧縮方式により圧縮さ
れた通信データとすれば、一層高圧縮のデータ通信を達
成することができる。さらに、データの出現頻度と変調
パルス幅との対応付けによる最適化を動的に制御すれ
ば、秘匿性が高く且つ高圧縮のデータ通信が可能とな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1および図2を参照してこの
発明の第1の実施の形態に係るデータ通信システムの構
成を説明する。図1は、データ通信システムの送信部の
概略構成を示している。図1に示すように、送信部は、
圧縮符号化部11と、変換テーブル作成部12と、PW
M変調部13と、ヘッダ生成部14と、キャリア生成部
15と、ベースバンド変調部16と、電力増幅部17と
を具備している。
【0017】圧縮符号化部11は、入力データ、即ち、
送信しようとする原データを、符号圧縮法等を用いて圧
縮符号化する。変換テーブル作成部12は、所定のデー
タブロック毎に、圧縮符号化部11で圧縮符号化された
データ(データ値)の分布(ヒストグラム)を調べ、圧
縮符号化された後の各データ(データ値)に割り付ける
べきPWM変調の変調パルス幅を設定して、変換テーブ
ルを作成する。すなわち、出現頻度の高いデータに狭い
パルス幅の変調パルスを割り付けるように変換テーブル
が設定される。
【0018】PWM変調部13は、変換テーブル作成部
12で作成された変換テーブルに基づいて、圧縮符号化
された各データに、データブロック毎に設定された変調
パルスを割り付け、圧縮符号化されたデータのPWM変
調パルス列を得る。ヘッダ生成部14は、変換テーブル
作成部12で作成された変換テーブルにおけるデータ
(データ値)とパルス(パルス幅)との対応関係を示す
変調データを含むヘッダをデータブロック毎に生成す
る。
【0019】キャリア生成部15は、所定のベースバン
ド周波数のキャリア信号を生成する。ベースバンド変調
部16は、キャリア生成部15で生成されたキャリア
を、PWM変調部13で得られるPWM変調パルス列お
よびヘッダ生成部14で生成されたヘッダでベースバン
ド変調する。ベースバンド変調部16は、データブロッ
ク毎に、ヘッダによる変調を先に行い、次に、PWM変
調パルス列による変調を行う。
【0020】電力増幅部17は、ベースバンド変調部1
6の変調出力を、伝送に必要な電力に電力増幅して伝送
路に送信する。
【0021】図2は、データ通信システムの受信部の概
略構成を示している。図2に示すように、受信部は、ベ
ースバンド復調部21と、ヘッダ抽出部22と、復調制
御部23と、PWM復調部24と、復号伸長部25とを
具備している。ベースバンド復調部21は、伝送路を介
して受信した信号を、ベースバンド復調する。ヘッダ抽
出部22は、ベースバンド復調部21の復調出力から、
例えばデータブロック毎に、ヘッダ成分を抽出し、その
ヘッダ成分を復調制御部23に供給し、ヘッダ成分を除
いた残部、すなわちPWM変調成分をPWM復調部24
に供給する。
【0022】復調制御部23は、ヘッダ情報に基づき、
対応するデータブロックについての変調データによるP
WM変調のデータとパルス幅との対応関係に従ってPW
M復調部24の復調動作を制御する。PWM復調部24
は、復調制御部23の制御により、PWM変調成分を、
それがPWM変調されたときのデータとパルス幅との対
応関係に従って復調する。
【0023】復号伸長部25は、PWM復調されたデー
タを、その符号圧縮方式に応じて復号伸長して、原デー
タに相当する出力データを得る。
【0024】次に、図1および図2に示したデータ通信
システムにおける動作を、図3〜図5を参照して具体的
に説明する。まず、送信処理について説明する。原デー
タである入力データは、圧縮符号化部11において、所
定の符号圧縮方式に従って圧縮符号化される。圧縮符号
化部11で得られた符号圧縮後のデータが、図3に示す
8ビットの“00011000”であるとする。ここで
は、理解を容易にするため、この8ビットのデータを1
つのデータブロックとして説明する。
【0025】変換テーブル作成部12は、データブロッ
ク内のビットデータの出現頻度を調べ、出現頻度の高い
“0”を狭いパルス幅「T」に対応付け、出現頻度の低
い“1”を広いパルス幅「2T」に対応付けて、図3に
示すようなデータとパルス幅の変換テーブルを作成す
る。したがって、変換テーブルにおける、8ビットのデ
ータ“00011000”に対応するパルス幅データは
“T,T,T,2T,2T,T,T,T”となる。ヘッ
ダ生成部14は、データブロックのデータ長(この場合
8ビット)、およびデータとパルス幅との対応関係、す
なわち“0”=「T」と“1”=「2T」の情報を含む
ヘッダ情報を生成する。
【0026】PWM変調部13は、ヘッダ生成部14に
より生成されたヘッダ情報を、予め定められたプロトコ
ルに従ってPWM変調して出力し、続いて、8ビットの
データを変換テーブルに従ってPWM変調し、図4に示
すような“T,T,T,2T,2T,T,T,T”とい
うパルス幅を有するPWM変調パルス列に変換する。
【0027】予め定めたベースバンドに相当するキャリ
アが、キャリア生成部15で生成される。ベースバンド
変調部16は、ヘッダ生成部14から出力されるヘッダ
成分およびPWM変調部13から出力されるPWM変調
パルスで、キャリア生成部15から出力されるキャリア
を振幅変調し、図5に示すような信号を生成する。
【0028】ベースバンド変調部16でベースバンド変
調された信号は、電力増幅部17で、伝送に必要な電力
に電力増幅されて、電波、光、あるいはケーブル等を用
いた伝送路に送出される。
【0029】上述したように、変換テーブル作成部12
は、データブロック毎に、変調データ(変換テーブル)
を生成している。このため、データ成分のPWM変調が
動的に変化し、ヘッダ成分を含む送信プロトコルを予め
知らなければ、PWM変調成分を適正に復調することが
困難となり、通信データの秘匿性が高くなり、不公正な
傍受等を有効に防止することができる。
【0030】次に、図2に示す受信部の動作について説
明する。伝送路から受信された信号は、ベースバンド復
調部21において、ベースバンド復調され、ヘッダ成分
とデータ成分のPWM変調パルス列とを含む信号に変換
される。この信号は、ヘッダ抽出部22に与えられ、ヘ
ッダ成分が分離抽出される。抽出されたヘッダ成分は、
復調制御部23に供給され、残りのデータ成分はPWM
復調部24に与えられる。
【0031】復調制御部23は、ヘッダ抽出部22から
与えられたヘッダ成分を復調し、予め定められたプロト
コルに従って解析し、データ成分の復調条件、即ち、ブ
ロック長、パルス幅とデータとの関係を判別し、PWM
復調部24に通知する。PWM復調部24は、復調制御
部23から供給されるパルス幅とデータとの対応関係に
従い、与えられたデータ成分のPWM変調パルス列を復
調する。PWM復調部24で復調されたデータ成分は、
復号伸長部25に与えられて、送信側の圧縮符号化部1
1の符号圧縮方式に対応する復号伸長が施され、送信側
に入力された原データに相当する再生データが出力され
る。
【0032】上述したように、図1および図2に示した
データ通信システムでは、通信対象のディジタル信号中
のデータの出現頻度に応じてPWM変調の変調パルス幅
が決定され、PWM変調の最適化が行われる。このた
め、圧縮符号化に加えて、さらに効果的なPWM変調の
最適化による圧縮が施されることになり、高圧縮なデー
タ通信が可能となる。しかも、データブロック毎に、デ
ータ成分のPWM変調の最適化が動的に変化するので、
通信データの秘匿性が高くなり、不公正な傍受等を有効
に防止することができる。
【0033】図1及び図2では、入力データを圧縮符号
化法を用いて圧縮し、圧縮後のデータをPWM変調した
が、他の圧縮手法を用いて圧縮したデータをPWM変調
してもよい。
【0034】例えば、図6に示すように、ハフマン符号
化部31によりハフマン符号化法を用いて圧縮したデー
タをPWM変調部13にてPWM変調して送信してもよ
い。この場合、図7に示すように、PWM復調部24で
復調された圧縮データをハフマン復号部32で復号し
て、原データを復元する。
【0035】また、図8に示すように、ランレングス符
号化部41によりランレングス符号化法を用いて圧縮し
たデータをPWM変調部13にてPWM変調して送信し
てもよい。この場合、図9に示すように、PWM復調部
24で復調された圧縮データをランレングス復号部42
で復号して、原データを復元する。
【0036】また、未圧縮の入力データをPWM変調し
てもよい。この場合の送信部の構造は、図10に示すよ
うに、図1の構成から、圧縮符号化部11を除去し、入
力データを変換テーブル作成部12とPWM変調部13
に直接供給する構成となる。また、図11に示すよう
に、受信部のPWM復調部24の出力信号がそのまま出
力信号となる。
【0037】その他、この発明は、任意に変更及び修正
が可能である。例えば、以上の説明では、データブロッ
ク毎に変調データを作成したが、データ全体について1
つの変調データを生成してもよい。その場合、伝送され
るデータ全体でのPWM変調が最適化され、データ全体
での伝送時間が効果的に圧縮される。また、変調データ
を、データブロック又は全データのうちの一部のデータ
から作成してもよい。例えば、256ビットのデータの
先頭16ビットのデータから変換データを作成してもよ
い。この場合、変換データの生成に要する時間を短縮
し、通信時間を短くすることができる。
【0038】また、以上の説明では、ビットデータを送
信する場合を説明したが、複数ビットに複数のパルス幅
のいずれかを割り付けるようにしてもよい。例えば、圧
縮符号化後の各2ビットデータ、”00”、”0
1”、”10”、”11”の出現頻度に応じてパルス
幅”T”、”1.2・T”、”1.4・T”、”1.6
・T”を割り付ける場合を想定する。例えば、図12の
「2ビット表現」のデータでは、”00”の出現率が最
も高い。従って、”00”にパルス幅”T”を割り付
け、他の2ビットに他のパルス幅を割り付ける。また、
例えば、図12のハフマン符号化により圧縮されたデー
タの”0”にパルス幅”T”を割り付け、”1”にパル
ス幅”1.2・T”を割り付け、”01”にパルス幅”
1.4・T”を割り付け、”11”にパルス幅”1.6
・T”を割り付けてもよい。
【0039】さらに、出現率が最も高いデータに最も短
いパルス幅、出現率が最も低いデータに最も長いパルス
幅を常に割り付ける必要はない。例えば、ディジタル信
号の暗号化のため、あるデータブロックでは、出現率が
最も高いデータに最も短いパルス幅を対応付け、出現率
が最も低いデータに最も長いパルス幅を対応付け、次の
データブロックでは、出現率が2番目に高いデータに最
も短いパルス幅を対応付け、出現率が2番目に低いデー
タに最も長いパルス幅を対応付ける等、システムの構成
・データの秘密性等を考慮して、適宜対応付ければよ
い。ただし、出現頻度が高いほど、短いパルス幅を対応
付けるようにすれば、通信は最適化され、通信時間も最
も短くてすむ。
【0040】また、以上の説明では、変換情報(ヘッダ
情報)をPWM変調されたデータの先頭に付加したが、
データの送信に先だって送信しておいてもよい。また、
通信手法は無線でも有線でもよく、通信媒体は、光、電
波、電気等任意である。また、キャリア信号を用いても
用いなくてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るデ
ータ通信システムにおいては、送信対象のディジタル信
号中のデータの出現頻度を監視し、出現頻度の高いデー
タの変調パルス幅を短く、出現頻度の低いデータの変調
パルス幅を長くとって最適化してPWM変調して、PW
M変調時のデータと変調パルス幅との関係を示す情報お
よびPWM変調された信号を送信する。また、受信側で
は、その送信された信号を受信して、PWM変調時のデ
ータと変調パルス幅との関係を示す情報に基づいてPW
M変調された信号をPWM復調して、ディジタル信号を
再生する。従って、このシステムによれば、通信データ
のデータの分布に応じて最適化が施され、PWM変調の
パルス時間幅を効率よく利用することにより、通信時間
が短縮される。送信対象のディジタル信号を、任意の圧
縮方式により圧縮した信号とすれば、一層高圧縮のデー
タ通信を達成することができる。さらに、データの出現
頻度と変調パルス幅との対応付けによる最適化を動的に
制御すれば、秘匿性が高く且つ高圧縮のデータ通信が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るデータ通信システ
ムの送信部の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のデータ通信システムの受信部の構成を示
すブロック図である。
【図3】図1の変換テーブルの例を示す図である。
【図4】図1および図2のデータ通信システムの動作を
説明するためのPWM変調パルス列の説明図である。
【図5】図1および図2のデータ通信システムの動作を
説明するためのベースバンド変調の説明図である。
【図6】図1に示す送信部の変形例を示すブロック図で
ある。
【図7】図2に示す受信部の変形例を示すブロック図で
ある。
【図8】図1に示す送信部の変形例を示すブロック図で
ある。
【図9】図2に示す受信部の変形例を示すブロック図で
ある。
【図10】図1に示す送信部の変形例を示すブロック図
である。
【図11】図2に示す受信部の変形例を示すブロック図
である。
【図12】ハフマン符号化方式を説明するための図であ
る。
【図13】ランレングス符号化方式を説明するための図
である。
【図14】従来のシステムにおいて用いられている最適
化されていないPWM変調を説明するための模式図であ
る。
【符号の説明】
11 圧縮符号化部 12 変換テーブル作成部 13 PWM変調部 14 ヘッダ生成部 15 キャリア生成部 16 ベースバンド変調部 17 電力増幅部 21 ベースバンド復調部 22 ヘッダ抽出部 23 復調制御部 24 PWM復調部 25 復号伸長部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力ディジタル信号におけるデータの出現
    頻度を監視し、 出現頻度の高い第1のデータに第1の変調パルス幅を割
    り付け、前記第1のデータよりも出現頻度の低い第2の
    データに前記第1の変調パルス幅よりも長い第2の変調
    パルス幅を割り付けて、前記入力ディジタル信号をパル
    ス幅変調し、 前記データと前記変調パルス幅との関係を示す情報およ
    び前記パルス幅変調された信号を送信し、 送信された信号を受信して、 前記パルス幅変調時の前記データと前記変調パルス幅と
    の関係を示す情報に基づいて前記パルス幅変調された信
    号をパルス幅復調して、 ディジタル信号を再生することを特徴とするデータ通信
    方法。
  2. 【請求項2】入力ディジタル信号を圧縮符号化して、 圧縮符号化後のディジタル信号内の各データの出現頻度
    を監視し、 出現頻度の高いデータの変調パルス幅を短く、出現頻度
    の低いデータの変調パルス幅を長くとってパルス幅変調
    して、 前記データと前記変調パルス幅との関係を示す情報およ
    びパルス幅変調された信号を送信し、 送信された信号を受信して、 前記データと前記変調パルス幅との関係を示す情報に基
    づいて前記パルス幅変調された信号をパルス幅復調し、 パルス幅復調により得られたデータに対し、前記圧縮符
    号化に対応する復号伸長を施して、ディジタル信号を再
    生する、 ことを特徴とするデータ通信方法。
  3. 【請求項3】前記データと前記変調パルス幅との関係を
    所望のタイミングで変化させるとともに、その変化時
    に、前記データと前記変調パルス幅との関係を示す情報
    を前記パルス幅変調された信号とともに送信することを
    特徴とする請求項1又は2に記載のデータ通信方法。
  4. 【請求項4】入力ディジタル信号内のデータの出現頻度
    を監視する頻度監視手段と、 前記頻度監視手段により監視された前記出現頻度に基づ
    き、第1のデータに第1の変調パルス幅を割り付け、前
    記第1のデータよりも出現頻度の低い第2のデータに第
    1の変調パルス幅よりも長い第2の変調パルス幅を割り
    付けて、前記入力ディジタル信号をパルス幅変調するパ
    ルス幅変調手段と、 を具備することを特徴とするデータ変調システム。
  5. 【請求項5】入力ディジタル信号を圧縮符号化する圧縮
    符号化手段と、 前記圧縮符号化後の入力ディジタル信号内のデータの出
    現頻度を監視する頻度監視手段と、 前記出現頻度に基づき、出現頻度の高いデータの変調パ
    ルス幅を短く、出現頻度の低いデータの変調パルス幅を
    長くとってパルス幅変調するパルス幅変調手段と、 を具備することを特徴とするデータ変調システム。
  6. 【請求項6】前記パルス幅変調手段におけるパルス幅変
    調時の前記データと前記変調パルス幅との関係を示す変
    調データを前記パルス幅変調された信号に付加する変調
    データ付加手段と、をさらに有することを特徴とする請
    求項4又は5に記載のデータ変調システム。
  7. 【請求項7】前記変調データに基づいて、前記パルス幅
    変調手段によりパルス幅変調された信号を復調する手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載のデー
    タ変調システム。
  8. 【請求項8】前記パルス幅変調手段は、前記パルス幅変
    調時の前記データと前記変調パルス幅との関係を所望の
    タイミングで変化させる手段を含み、 少なくともその変化時に、前記データと前記変調パルス
    幅との関係を示す変調データを、復調のために送信する
    手段を含むことを特徴とする請求項4乃至7のいずれか
    1つに記載のデータ変調システム。
  9. 【請求項9】出現頻度の高いデータの変調パルス幅を短
    く、出現頻度の低いデータの変調パルス幅を長くとっ
    て、パルス幅変調された信号及びパルス幅変調時の前記
    データと前記変調パルス幅との関係を示す変調データを
    含む信号を復調するためのデータ復調方式において、 前記変調データに基づいて、短い変調パルス幅に対応す
    るデータと、長い変調パルス幅に対応するデータを判別
    する判別手段と、 前記判別手段の判別に従って、前記変調データに基づい
    て、前記パルス幅変調された信号の短い変調パルス幅を
    元のディジタル信号におけるデータの出現頻度の高いデ
    ータに対応させ、且つ長い変調パルス幅を出現頻度の低
    いデータに対応させて復調する復調手段と、 を具備することを特徴とするデータ復調システム。
JP5283096A 1996-03-11 1996-03-11 データ通信方法及びデータ変調及び復調システム Pending JPH09246973A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5283096A JPH09246973A (ja) 1996-03-11 1996-03-11 データ通信方法及びデータ変調及び復調システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5283096A JPH09246973A (ja) 1996-03-11 1996-03-11 データ通信方法及びデータ変調及び復調システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09246973A true JPH09246973A (ja) 1997-09-19

Family

ID=12925771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5283096A Pending JPH09246973A (ja) 1996-03-11 1996-03-11 データ通信方法及びデータ変調及び復調システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09246973A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10218513A1 (de) * 2002-04-25 2003-11-13 Infineon Technologies Ag Schaltungsanordnung und Verfahren zur Übertragung digitaler Signale
JP2007306336A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Seiko Epson Corp データ通信システム、データ通信方法及びプログラム
US7421053B1 (en) 2002-04-26 2008-09-02 Yt Networks Capital, Llc Fast clock acquisition enable method using phase stir injection to PLL for burst mode optical receivers
JP2017535103A (ja) * 2014-09-05 2017-11-24 深▲セン▼光啓智能光子技術有限公司Kuang−Chi Intelligent Photonic Technology Ltd. 信号の符号化/復号化方法、装置およびシステム
WO2020050323A1 (ja) * 2018-09-06 2020-03-12 日本精機株式会社 車両用計器

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10218513A1 (de) * 2002-04-25 2003-11-13 Infineon Technologies Ag Schaltungsanordnung und Verfahren zur Übertragung digitaler Signale
US7233618B2 (en) 2002-04-25 2007-06-19 Infineon Technologies Ag Circuit configuration and method for transmitting digital signals
DE10218513B4 (de) * 2002-04-25 2008-08-21 Qimonda Ag Schaltungsanordnung und Verfahren zur Übertragung digitaler Signale
US7421053B1 (en) 2002-04-26 2008-09-02 Yt Networks Capital, Llc Fast clock acquisition enable method using phase stir injection to PLL for burst mode optical receivers
JP2007306336A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Seiko Epson Corp データ通信システム、データ通信方法及びプログラム
JP2017535103A (ja) * 2014-09-05 2017-11-24 深▲セン▼光啓智能光子技術有限公司Kuang−Chi Intelligent Photonic Technology Ltd. 信号の符号化/復号化方法、装置およびシステム
WO2020050323A1 (ja) * 2018-09-06 2020-03-12 日本精機株式会社 車両用計器
JPWO2020050323A1 (ja) * 2018-09-06 2021-09-02 日本精機株式会社 車両用計器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3153084B2 (ja) パルス変調方法
US5515396A (en) Method and apparatus for selecting a spreading code in a spectrum spread communication system
US5204876A (en) Method and apparatus for providing high data rate traffic channels in a spread spectrum communication system
JP2702422B2 (ja) 無線プリンター共有システム
EP1143443A3 (en) Method for transmitting digital data and record medium
RU99126418A (ru) Абонентский блок и способ его использования в беспроводной системе связи
JPH10107696A (ja) マルチキャリア通信方法及び装置
EP1431972A3 (en) Code modulating method and code modulating apparatus, demodulating method and demodulating apparatus, and information recording medium
EP0700612A1 (en) Method and apparatus for time division multiplexing the use of spreading codes in a communication system
JP4024311B2 (ja) 複合キャリア信号の分析方法および装置
JP2601030B2 (ja) 拡散スペクトル通信システムおける通信チャネル数を調整する装置および方法
JPH09246973A (ja) データ通信方法及びデータ変調及び復調システム
US7292645B2 (en) Binary transmitter and method of transmitting data in binary format
GB1537464A (en) Facsimile data compression method
JPS59126342A (ja) デジタル音声信号伝送方式
CN1326333C (zh) 无线系统中的数据发送/接收装置和方法
US3919476A (en) Time dependent two-to-three level alternate encoding
US6853686B1 (en) Frame formatting technique
JPH02119442A (ja) 圧縮伸長技術を用いた信号伝送方法及び装置
WO1999022472A1 (en) Technique to encode multiple digital data streams in limited bandwidth for transmission in a single medium
WO2024018565A1 (ja) 通信システム、送信装置、送信方法、制御回路および記憶媒体
CN112911642B (zh) 一种无线通信基站cpri数据压缩的方法
JP2002517123A (ja) 第1コード化手段および第2コード化手段を有する、トランスポンダとの通信用の書き込み/読み出し装置
JP2001069181A (ja) ディジタルデータ伝送方法およびこの方法を実施する装置
JPS61125243A (ja) スクランブル方法