JPH09246584A - 太陽電池モジュールの枠体構造および固定方法 - Google Patents

太陽電池モジュールの枠体構造および固定方法

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JPH09246584A
JPH09246584A JP8048920A JP4892096A JPH09246584A JP H09246584 A JPH09246584 A JP H09246584A JP 8048920 A JP8048920 A JP 8048920A JP 4892096 A JP4892096 A JP 4892096A JP H09246584 A JPH09246584 A JP H09246584A
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side frame
cell module
fixing
frame
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Masao Tanaka
正雄 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家屋の屋根、壁面等の配置面に太陽電池モジ
ュールを部品数を少なくして容易かつ確実に取り付ける
ことのできる太陽電池モジュールの取付構造および固定
方法を得る。 【解決手段】 矩形板状に形成された太陽電池組立体5
の一つの辺に沿って配置される第1の側枠60と該第1
の側枠が位置する辺に対向した辺に沿って配置される第
2の側枠70に、同じ枠体構造を持つ太陽電池モジュー
ルを隣接配置したとき実質的に全長に亘り相互に重なり
合うことのできる部分(第1の側枠60の固定用リブ6
4と、第2の側枠の上平面74又は固定用リブ74a)
を、それぞれの側枠の上方部に形成し、その重ね合わせ
部に木ネジ20を締め込んで屋根等の配置面に固定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池モジュー
ルの取付構造および固定方法に関し、特に、家屋の屋
根、壁面等の配置面に太陽電池モジュールを容易かつ確
実に取り付けることのできる太陽電池モジュールの取付
構造および固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽光発電システムを構成する太陽電池
モジュールの多くはスーパーストレート方式と呼ばれる
組付け構造が採用されており、図8はその外観構成を示
し、図9はその部分断面構成を示す。
【0003】従来のスーパーストレート方式による太陽
電池モジュールMは、多数個の太陽電池セルをインター
コネクタ等により直列または並列に配線接続してなる太
陽電池セル列1を、透明樹脂からなる充填材2を介し
て、受光面を形成する白板強化ガラス板3と、裏面の耐
候性フィルム4とで挟んで矩形板状の太陽電池組立体5
を形成し、この太陽電池組立体5の四周辺を、アルミニ
ウム等の押し出し成形品である長辺用側枠6および短辺
用側枠7の上部内側に形成した嵌入用凹溝10内に、緩
衝および防水用の弾性パッキン材10aを介して嵌め込
み支持した後、各長辺用側枠6と短辺用側枠7とをネジ
連結した構造となっている。そして、相対向する2辺に
取り付けられた2つの長辺用側枠6の下端部に、配置面
である架台への固定用リブ6aが外側に延出した形で全
長にわたって連設され、このリブ6aに架台への固定用
のネジ挿通孔11が設けられていた。
【0004】また、太陽電池モジュールMの裏面には端
子ボックス40が取り付けられ、この端子ボックス40
から出力ケーブル41が導出されていた。上記構造の太
陽電池モジュールMを一般住宅に設置した系統連係型の
住宅用太陽光発電システムが普及しつつあり、その一例
が図10に示されている。このシステムは、屋根に据え
付けられた架台42と、複数の太陽電池モジュールMを
直並列に接続して並べてなる太陽電池アレイAと、この
太陽電池アレイAで発生した直流電力がケーブルを介し
て導かれる接続箱43と、該接続箱43から導かれた直
流電力を交流電力に変換するインバータ44と、インバ
ータ44から導かれて商用の電力系統に接続される屋内
分電盤45とから構成され、各太陽電池モジュールMか
らの発生電力は、家庭内の電気機器に屋内分電盤45か
ら供給されるとともに、余った電力は商用電力に送るこ
とができ、2台の電力量計を備えた計測部46において
商用電力系から入る電力と商用電力系に送られる電力と
をそれぞれ計測するようになっている。
【0005】従来、太陽電池アレイAの構築のために太
陽電池モジュールMを屋根に取り付ける一般的な構造と
しては、図11に示すように、瓦、スレート、金属板、
等で葺かれた屋根材47の上に鋼材、アルミ材等の金属
材からなる架台42を据え付け、この架台42の上に複
数の太陽電池モジュールMを固定する方法が採用されて
いる。架台42上への太陽電池モジュールMの固定に際
しては、2つの長辺用側枠6の下端部に外側に延出した
形で連設されている固定用リブ6aの部分をそのネジ挿
通孔11を介して上方からネジ止めしながら、個々に架
台42上に固定するようにしており、隣接する太陽電池
モジュールMの列間には、対向する2つの固定用リブ6
a、6aの間に上方に開放したスペースが形成され、そ
のスペースを埋めるために、モジュール間カバー53が
挿入、係止される。
【0006】また、一般に、前記架台42は、金具48
によって野地板49の上に置かれ、垂木50または母屋
51にネジで固定される。さらに、太陽電池モジュール
Mの冷却のために、架台42は5〜10cm程度の通風空
間52をもって屋根と平行に取り付けられるのが一般的
となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の太陽電
池モジュールおよびその取り付け構造には次のような不
具合がある。
【0008】 上記構造の太陽電池モジュールを屋根
に設置する場合、相隣接する太陽電池モジュールの外側
に延出する固定用リブを対向した状態で配置して、架台
にネジ止めするために、その間に、前記のような上方に
開放したスペースが生じることとなり、該スペースに
雪、雨水、落葉等の溜まりを防ぐために、該スペースを
覆う特別のカバー材を必要とする。
【0009】 上記構造の太陽電池モジュールを屋根
に設置する場合、各モジュールごとに個々に架台に対し
て上方からネジ止めする必要があり、ネジ止めのために
多くの労力を必要とする。
【0010】 カバー材および太陽電池モジュールを
個々にネジ止めするために固定箇所が多くなり、直接屋
根に固定しようとすると、野地板、垂木等が割れる恐れ
がある。そのために、どうしても先ず架台を屋根に固定
し、前記架台に太陽電池モジュールを取り付けることが
必要とされる。
【0011】本発明は、このような実情に着目してなさ
れたものであって、太陽電池モジュールを、例えば家屋
の屋根や側壁等のような配置面に設置する場合、表面か
ら止め部材により固定する構造でありながら従来必要と
していたカバー材を必要とせず、また、各モジュールご
とに止め部材により固定する必要をなくして止め箇所を
少なくし、それにより、架台を介さずに直接屋根等に設
置できるような構造を有する太陽電池モジュールの枠体
構造および固定方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、基本的に、矩形板状に形成された太陽電
池組立体の周辺に沿って配置される太陽電池モジュール
の枠体構造であって、少なくとも一つの辺に沿って位置
する第1の側枠と該第1の側枠が位置する辺に対向した
辺に沿って位置する第2の側枠には、同じ枠体構造を持
つ太陽電池モジュールを隣接配置したときに、第1の側
枠の一部と第2の側枠の一部とが実質的に全長に亘り重
なり合うことのできる部分が側枠の上方部にそれぞれ形
成されていることを特徴とする太陽電池モジュールの枠
体構造、および、該枠体構造を持つ太陽電池の配置面へ
の固定方法を開示する。
【0013】本発明によれば、太陽電池モジュールを配
置面に固定するに際して、相隣接する太陽電池モジュー
ル同志を、その第1の側枠の上方部と第2の側枠の上方
部とを相互に重ね合わせた状態で配置面上に配置するこ
とが可能となり、従来の太陽電池モジュールの枠体構造
におけるように、隣接する太陽電池モジュールの側枠と
側枠との間に上方に開放したスペースが形成されること
はない。そのために、前記した「カバー材」が不要とな
る。
【0014】また、配置面への固定に際して、前記重ね
合わせ部に止め部材を通して固定することにより、相隣
接する2個の太陽電池モジュールを同時に固定すること
が可能となり、従来のものと比較して、止め部材による
固定箇所が減少する。本発明の太陽電池モジュールの枠
体構造における好ましい態様において、前記重なり合う
ことのできる部分は、第1の側枠の上部に形成された外
側に向けて延出する好ましくは平板状の第1のリブと、
前記平板状の第1のリブが重なり合うことのできるやは
り外側に向けて延出する第2の側枠の上部に形成された
第2のリブとされる。
【0015】この場合には、太陽電池モジュールを配置
面に固定するに際して、相隣接する太陽電池モジュール
同志は第1のリブ部分と第2のリブ部分とを重ね合わせ
た状態で配置され、該重なりあったリブ部分に止め部材
を通して固定される。この態様においては、重なりあっ
たリブ部分と配置面との間にスペースが生じるので、好
ましくは、該スペース内に充当可能な別部材を用意し、
固定に際して、該止め部材をスペース内に挿入した状態
で配置面に固定する。
【0016】他の好ましい態様においては、前記重なり
合うことのできる部分は、第1の側枠の上部に形成され
た外側に向けて延出する好ましくは平板状のリブと、同
じ枠体構造を持つ太陽電池モジュールを隣接配置したと
きに前記平板状のリブが載置される第2の側枠の上平面
部分とされる。この場合には、太陽電池モジュールを配
置面に固定するに際して、相隣接する太陽電池モジュー
ル同志を、その前記第1の側枠の外側面と第2の側枠の
外側面とを直接密着させた状態で配置面上に配置するこ
とが可能となり、重ね合わせ部と配置面との間にスペー
スが生じない。そのために、先の態様におけ別部材は不
要となり、より少ない部品点数での固定が可能となる。
【0017】本発明において、前記第1の側枠および第
2の側枠は、好ましくは、矩形板状に形成された太陽電
池組立体の長辺に沿って配置される側枠とされるが、短
辺に沿って配置される側枠であってもよい。また、4個
の側枠は個々に分離したものであってもよく、長辺に沿
う側枠と短辺に沿う側枠とが連続したL字状のものであ
ってもよい。4個の側枠を連続したものとして成形し、
太陽電池組立体の四周辺に巻き付けていくような形式で
あってもよい。
【0018】軽量化のために、好ましくは、第1の側枠
および第2の側枠の本体部分および前記したスペースに
充当される別部材は中空とされるが、例えば、樹脂材料
のような軽量な材料を用いて枠体を成形する場合には、
中実体であっても差し支えない。いずれの場合であって
も、側枠の重ね合わせ部には止め部材が通過するための
開孔が、成形時にあるいは施工時に形成される。
【0019】上記の枠体構造を持つ太陽電池モジュール
を配置面に固定する際に、その第1列および最終列に位
置することとなる側枠には、重なり合いの対象となる太
陽電池モジュールが配置されない。そのために、該側枠
が上部に形成された外側に向けて延出するリブを持つ形
態のものである場合には、該重なり合うことのできる部
分(すなわち、リブ部分)と配置面との間にスペースが
生じる。スペースを残したままで止め部材をリブ部分に
通して配置面に固定することもできるが、好ましくは、
該スペースに別部材を充当した状態とし、止め部材を別
部材をも通過させて配置面に固定するようにする。それ
により、太陽電池モジュールは一層安定して固定され
る。
【0020】本発明において、太陽電池モジュールを固
定する配置面に制限はないが、家屋の屋根上に固定する
場合に、本発明の固定方法は特に有効に作用する。その
理由は、本発明によれば、前記のように相隣接する2枚
の太陽電池モジュールを同時に共通の止め部材で固定す
ることが可能となり、さらに、太陽電池モジュール間の
カバー材が不要となることから、配置面への固定箇所が
少なくなる。そのために、野地板、垂木等の屋根部材に
直接止め部材を係止させても、割れを生じさせることな
く、架台を介さずに太陽電池モジュールを直接屋根に設
置できる。つまり、架台が不要となる。屋根への好まし
い固定態様では、屋根面に一定間隔で複数本の瓦棒を固
定し、太陽電池モジュールの前記第1と第2の側枠の方
向を該瓦棒に直交する方向として、太陽電池モジュール
を瓦棒上に配置し、その重なり合う部分と瓦棒とを止め
部材により固定するようにされる。
【0021】本発明において、用いる止め部材は任意で
あり、ネジ、ボルトナット、差し込みピン、クギ、等で
あってよい。作業の容易性を考慮すれば、ネジによる固
定が好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明による太陽電池モジ
ュールの枠体構造および固定方法の好ましい実施の形態
を図面に基づいて詳細に説明する。図1には、本発明に
係る太陽電池モジュールの一実施例の分解状態の斜視図
が、また、図2、図3には、組上げられた太陽電池モジ
ュールの平面図および側面図がそれぞれ示されている。
【0023】図1によく示すように、この太陽電池モジ
ュールMは、多数個の太陽電池セル1aを直列または並
列に配線接続してなる太陽電池セル列1を、透明樹脂か
らなる表裏の充填材2を介して表面側の白板強化ガラス
板3と裏面側の耐候性フィルム4とで挟み込んで矩形板
状の太陽電池組立体5を形成するとともに、この太陽電
池組立体5の四周辺をアルミニウム等の押し出し成形し
てなる長辺用側枠6および短辺用側枠7で保持して、各
長辺用側枠6と短辺用側枠7とをネジ連結した構造とな
っている。なお、この太陽電池モジュールMにおいて、
太陽電池組立体5の構成は従来のものと同じである。
【0024】図3によく示すように、本発明において、
長辺用側枠6は、高さhは等しいが構成の異なる第1の
側枠60と第2の側枠70とから構成される。第1の側
枠60は、太陽電池組立体5を緩衝および防水用の弾性
パッキン材10(図9に図示)を介して嵌め込むための
内側に向けて開放した凹溝61と該凹溝61の下方に形
成される中空部62とからなる本体部と、該本体部の外
側面63の上端に実質的に全長に渡って形成される外方
に向けて突出する幅wの平板状の固定用リブ64とから
なり、アルミ押し出し成形法等により一体成形される。
成形後、前記リブ64には所定の間隔(配置面における
固定用部材(例えば、瓦棒)の間隔)でネジ挿通孔65
が穿設される。
【0025】第2の側枠70は、第1の側枠60の凹部
61に対向する位置に形成される凹部71と、該凹部7
1の下方に形成される中空部72とからなる。第2の側
枠70において、該中空部72は前記凹部71の下方位
置よりもさらに外方に、ほぼ幅w程度膨出しており、ま
た、膨出部をなす上平面74の位置は、上端面76から
前記第1の側枠60に一体成形した固定用リブ64の厚
みd分だけ下方に下がった位置とされている。そして、
該上平面74および対向する底面部分であって、第1の
側枠60の前記リブ64に穿設したネジ挿通孔65に対
応する位置にも同じくネジ挿通孔75が穿設される。な
お、ネジ挿通孔65、75を当初から設けることはせ
ず、固定現場で、瓦棒等の固定部材の間隔に合わせて穿
設するようにしてもよい。
【0026】短辺用側枠7は2つとも同じ形状であり、
図4に示すように、第1および第2の側辺60、70と
同じ高さを有し、その上部には第1および第2の側辺6
0、70に形成したと同様な凹溝9が形成され、また、
その下方には中空部7aが形成されている。短辺用側枠
7には穴7bが穿設され、図示しないネジを該穴7bを
通して長辺用の第1及び第2の側枠60、70に形成し
た係止体68、78にねじ込むことにより、両者は一体
に組付けられる。短辺用側枠7もアルミ押し出し成形法
等により一体成形される。
【0027】第1の側枠60および第2の側枠70は、
矩形板状の太陽電池組立体5の対向する長辺部分に配置
され、2つの短辺用側枠7は同様に対向する短辺部分に
配置された後、従来の枠体の場合と同様にしてネジ止め
され一体化されることにより、太陽電池モジュールMは
組み立てられる。
【0028】次に、上記した枠体構造を持つ太陽電池モ
ジュールMを配置面の一例として傾斜屋根に取り付ける
場合を例にとり説明する。図5は、配置面の一例を示す
傾斜屋根Rの部分断面図であり、この傾斜屋根Rは、垂
木13の上に野地板14が張られ、その上に防水紙等の
下地材15が張られ、下地材15の上に軒先部から棟部
に亙って瓦棒16が配設され、これらの上に屋根材17
が被服されて構成されている。図6を用いて、この構成
の傾斜屋根Rの上に、前記した枠体構造を持つ太陽電池
モジュールMを、その太陽電池組立体の長辺に沿って配
置された側枠60、70を瓦棒16に直交する方向で固
定する方法について説明する。
【0029】(1)先ず、固定すべき太陽電池モジュー
ルMの軒側1列目となる位置を固定対象となる全ての瓦
棒16上に線引きし、この線に合わせて防振とネジ止め
部の防水の為のゴムシート21を瓦棒16上に貼りつけ
る。ゴムシート21の長さは少なくとも後記する角パイ
プ80の幅と第1の側枠60の幅を合わせた長さとす
る。
【0030】(2)別途、第2の側枠70の前記中空部
72の高さと同じ高さを有するアルミ押し出し成形材か
らなる角パイプ80を別部材として用意し、該角パイプ
80を前記した線に沿って瓦棒16に直交する方向に配
置し、瓦棒16にドリルで下孔19を空け、木ネジ20
を垂木13まで締め込んで角パイプ80を固定する。木
ねじ20の固定は瓦棒16までであってもよい。また、
木ねじ20でなくクギ、ピン等の打ち込みによってもよ
い。
【0031】(3)一列目の太陽電池モジュールM1
を、前記した第1の側枠60の固定用リブ64が前記角
パイプ80上に乗るようにして配置し、ネジ挿通孔65
からネジ23を締め込んで、固定用リブ64を角パイプ
80上に固定する。 (4)図示のように、一列目の太陽電池モジュールM1
の第2の側枠70が位置することとなる各瓦棒16上
に、少なくとも第2の側枠70と次に配置する二列目の
太陽電池モジュールM2の第1の側枠60を合わせた長
さのゴムシート21を貼りつけ、その上に、一列目の太
陽電池モジュールM1の第2の側枠70を置き、該第2
の側枠70に形成した前記膨出部をなす上平面74の上
に、二列目の太陽電池モジュールM2の第1の側枠60
に形成される固定用リブ64を重ね合わせる。
【0032】(5)固定用リブ64に穿設されたネジ挿
通孔65および第2の側枠70の前記膨出部に形成され
たネジ挿通孔75を通して木ねじ20を瓦棒16を通過
して垂木13まで締め込んで、一列目と二列目の太陽電
池モジュールM1、M2とを同時に固定する。以下
(4)と(5)の工程を必要とされる列数分繰り返す。
【0033】(6)最終列の太陽電池モジュールMnに
おける第2の側枠70nを同様にして木ねじ20により
瓦棒16を通過して垂木13まで締め込んで固定し、作
業は終了する。
【0034】上記の説明からわかるように、この固定方
法において、相隣接する太陽電池モジュールM1、M2
は第1の側枠60の上方部分と第2の側枠70の上方部
分とを重ね合わせ、その部分に木ねじ20を挿通して屋
根Rに固定する方法であり、従来の方法による場合のよ
うに連設部に上方に開放したスペースは形成されず、ま
た、屋根への固定箇所も従来の方法のほぼ半分で済ます
ことができる。なお、この実施例において、前記別部材
80は必ずしも必須ではなく、一列目の第1の側枠60
に形成した固定用リブ64のネジ挿通孔65に直接木ね
じ20を挿通し、屋根に固定するようにしてもよい。
【0035】図7は、本発明による太陽電池モジュール
の枠体構造および固定方法の他の実施例を示している。
この例において、第1の側枠60は図6に示した実施例
と同じものが用いられるが、第2の側枠70aの形状が
前記の第2の側枠70とは異なっている。すなわち、第
2の側枠70aは、第1の側枠60とほぼ同じ形状であ
るが、第1の側枠60に形成される固定用リブ64の厚
みd分だけ天面側から下がった位置に平板状のリブ74
aが形成されている。
【0036】この太陽電池モジュールMaの屋根への固
定は、前記(1)〜(3)の工程は第1の実施例の場合
と同様にして行われ、次に、 (4)一列目の太陽電池モジュールMa1の第2の側枠
70aが位置することとなる各瓦棒16上に、少なくと
も第2の側枠70aと次に配置する二列目の太陽電池モ
ジュールMa2の第1の側枠60を合わせた長さのゴム
シート21を貼りつけ、その上に、一列目の太陽電池モ
ジュールMa1の第2の側枠70aを置き、その平板状
のリブ74aの上に、二列目の太陽電池モジュールMa
2の第1の側枠60に形成される固定用リブ64を重ね
合わせ、該重ね合わせ部の下方に形成されるスペース
に、予め用意した該スペースを充当する寸法を持つ第2
の角パイプ80aを挿入する。
【0037】(5)固定用リブ64に穿設されたネジ挿
通孔65および第2の側枠70aの固定用リブ74aに
形成されたネジ挿通孔75a(不図示)を通し、さら
に、前記第2の角パイプ80aをも通過させて、木ねじ
20を垂木13まで締め込み、一列目と二列目の太陽電
池モジュールMa1、Ma2とを同時に固定する。以下
(4)と(5)の工程を必要とされる列数分繰り返す。 (6)最終列の太陽電池モジュールManにおける第2
の側枠70anの平板状リブ74aの下部スペースに第
2の角パイプ80aを挿入し、同様にして木ねじ20に
より固定して、作業は終了する。
【0038】上記の説明からわかるように、この実施例
においても、相隣接する太陽電池モジュールMa1、M
a2は第1の側枠60の上方部分と第2の側枠70aの
上方部分とを重ね合わせ、その部分に木ねじ20を挿通
して屋根Rに固定する方法であり、連設部に上方に開放
したスペースは形成されず、また、屋根への固定箇所も
従来の方法のほぼ半分で済ますことができる。
【0039】また、この実施例の場合も、別部材である
前記第1の角パイプ80は必ずしも必須ではなく、一列
目の第1の側枠60に形成した固定用リブ64のネジ挿
通孔65に直接木ねじ20を挿通し、屋根に固定するよ
うにしてもよい。また、第2の角パイプ80aも同様に
必須でなく、重ね合わせ部をスペースのままとして木ね
じにより固定してもよい。
【0040】なお、第1実施例および第2の実施例のい
ずれにおいても、第1および第2の角パイプ80、80
aを用いることは、固定作業時および固定作業後におい
て太陽電池アレイAの組付け状態を補強し、不必要な破
損を招かないようにするために、推奨される。
【0041】
【発明の効果】本発明による太陽電池モジュールの枠体
構造および固定方法によれば、太陽電池モジュールを配
置面に固定するに際して、相隣接する太陽電池モジュー
ル同志を、その第1の側枠の上方部と第2の側枠の上方
部とを相互に重ね合わせた状態で被配置面上に固定する
ようにしたので、従来の太陽電池モジュールの枠体構造
におけるように、隣接する太陽電池モジュールの側枠と
側枠との間に上方に開放したスペースが形成されること
はない。そのために、前記した「カバー材」を用いるこ
となく、雪、雨、落ち葉等の滞留による不都合は回避さ
れる。
【0042】また、配置面への固定に際して、前記重ね
合わせ部に止め部材を通して固定することにより、相隣
接する2個の太陽電池モジュールを同時に固定すること
が可能となり、従来のものと比較して、止め部材による
固定箇所が減少する。それにより、特別の取り付け用架
台を用いずに、直接屋根に取り付けることができ、太陽
電池モジュールの固定作業は大幅に簡素化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】太陽電池モジュールの分解斜視図。
【図2】太陽電池モジュールの平面図。
【図3】太陽電池モジュールの側面図。
【図4】長辺用側枠と短辺用側枠の接続端部を示す分解
斜視図。
【図5】傾斜屋根の側断面図。
【図6】傾斜屋根への太陽電池モジュール取り付け形態
の第1例を示す縦断側面図。
【図7】傾斜屋根への太陽電池モジュール取り付け形態
の第2例を示す縦断側面図。
【図8】従来の太陽電池モジュールを示す外観斜視図。
【図9】従来の太陽電池モジュールの縦断側面図。
【図10】太陽光発電システムの構成図。
【図11】従来の一般的な太陽電池モジュールの取り付
け構造を示す概略側面図。
【符号の説明】
A…太陽電池アレイ、M…太陽電池モジュール、5…太
陽電池組立体、20…木ねじ(止め部材)、60…第1
の側枠、70、70a…第2の側枠、61、71…凹
溝、62、72…中空部、64…第1の側枠の固定用リ
ブ、74…第2の側枠の上平面、74a…第2の側枠の
固定用リブ、65、75…ネジ挿通孔、80…第1の角
パイプ、80a…第2の角パイプ、R…屋根、13…垂
木、14…野地板、15…下地材、16…瓦棒、17…
屋根材。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形板状に形成された太陽電池組立体の
    周辺に沿って配置される太陽電池モジュールの枠体構造
    であって、少なくとも一つの辺に沿って位置する第1の
    側枠と該第1の側枠が位置する辺に対向した辺に沿って
    位置する第2の側枠には、同じ枠体構造を持つ太陽電池
    モジュールを隣接配置したときに、実質的に全長に亘り
    相互に重なり合うことのできる部分が、それぞれの側枠
    の上方部に形成されていることを特徴とする太陽電池モ
    ジユールの枠体構造。
  2. 【請求項2】 前記重なり合うことのできる部分が、第
    1の側枠の上部に形成された外側に向けて延出する第1
    のリブと、前記第1のリブが重なり合うことのできる第
    2の側枠の上部に形成された外側に向けて延出する第2
    のリブであることを特徴とする請求項1記載の太陽電池
    モジュールの枠体構造。
  3. 【請求項3】 前記重なり合うことのできる部分が、第
    1の側枠の上部に形成された外側に向けて延出するリブ
    と、前記リブが載置される第2の側枠の上平面部分であ
    ることを特徴とする請求項1記載の太陽電池モジユール
    の枠体構造。
  4. 【請求項4】 第1の側枠および第2の側枠は矩形板状
    に形成された太陽電池組立体の長辺に沿って配置される
    側枠であることを特徴とする請求項1記載の太陽電池モ
    ジュールの枠材構造。
  5. 【請求項5】 第1の側枠および第2の側枠の本体部分
    は中空とされていることを特徴とする請求項1記載の太
    陽電池モジュールの枠材構造。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5いずれか記載の枠材構
    造を持つ複数個の太陽電池モジュールを前記第1の側枠
    と第2の側枠の重なり合うことのできる部分を重ね合わ
    せ、少なくとも該重ね合わせた部分を止め部材により配
    置面上に固定することにより太陽電池モジュールを配置
    面に固定していくことを特徴とする太陽電池モジュール
    の固定方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の側枠と第2の側枠の重なり合
    うこのとできる部分を重ね合わせたときに、該重ね合わ
    せ部と配置面との間にスペースが生じる場合には、該ス
    ペースに別部材を充当した後、止め部材により固定する
    工程をさらに有することを特徴とする請求項6記載の太
    陽電池モジュールの固定方法。
  8. 【請求項8】 隣接する太陽電池モジュールが存在しな
    い側枠における前記重なり合うことのできる部分と配置
    面との間にスペースが生じる場合に、該スペースに別部
    材を充当した後、止め部材により配置面に固定する工程
    をさらに有することを特徴とする請求項6または7記載
    の太陽電池モジュールの固定方法。
  9. 【請求項9】 前記別部材は中空とされた部材であるこ
    とを特徴とする請求項7または8記載の太陽電池モジュ
    ールの固定方法。
JP8048920A 1996-03-06 1996-03-06 太陽電池モジュールの枠体構造および固定方法 Pending JPH09246584A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013129994A (ja) * 2011-12-21 2013-07-04 A & A Material Corp 太陽光発電外装構造及びその施工方法

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