JPH09246383A - 半導体素子および半導体素子の製造方法 - Google Patents

半導体素子および半導体素子の製造方法

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JPH09246383A
JPH09246383A JP8050406A JP5040696A JPH09246383A JP H09246383 A JPH09246383 A JP H09246383A JP 8050406 A JP8050406 A JP 8050406A JP 5040696 A JP5040696 A JP 5040696A JP H09246383 A JPH09246383 A JP H09246383A
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film
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電荷保持特性のよい半導体素子およびその製
造方法を提供する。 【解決手段】 プログラム用のトランジスタTR1の近
傍のONO膜18のみを取り除く。ポリシリコン膜16
をエッチングすることにより、トランジスタTR1のフ
ローティングゲートFG1を形成する。つぎに、酸化工
程により、トランジスタTR1の層間膜SM1を形成す
る。層間膜SM1は、フローティングゲートFG1を覆
い込むように形成される。フローティングゲートFG1
および層間膜SM1をマスクとして、基板12にAsイ
オンを注入する。層間膜SM1は、シリコン酸化膜によ
り構成された比較的厚い膜であるため、Asイオンが打
込まれても、Asイオンは膜の表面に留まり、膜を貫通
することはない。このため、Asイオンの注入により層
間膜SM1の電荷保持特性が悪くなることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体素子に関
し、特に、静電容量が並列接続された2つの素子を備え
た半導体素子およびその製造方法に関する。
【0002】
【関連技術】ユーザーが手元で論理機能を書込むことが
できるLSIとして、PLD(Programmable Logic Dev
ice)が知られている。PLDは、あらかじめチップ上
に多くの論理回路等を配置するとともに、論理回路等相
互を、プログラム可能なスイッチを介して接続するよう
構成したものである。PLDのスイッチ等として、図6
Aに示すスイッチング素子SWが考えられる。
【0003】スイッチング素子SWは、プログラム用の
トランジスタTR1およびスイッチ用のトランジスタT
R2を図6Aのように接続することにより構成する。プ
ログラム用のトランジスタTR1は、スプリットゲート
型のEPROM(Erectrically Programmable Read Onl
y Memory)である。また、トランジスタTR1およびT
R2の、フローティングゲートFG相互、コントロール
ゲートCG相互は、ともに、連続的に形成されている。
【0004】端子ES、ED、コントロールゲートC
G、基板SBに適当な電圧を印加することによりトラン
ジスタTR1にON/OFF情報を書込み、トランジス
タTR1に書込まれた情報にしたがい、トランジスタT
R2が、配線L1と配線L2とを継断する。
【0005】図6B、Cに、それぞれ、プログラム用の
トランジスタTR1、スイッチ用のトランジスタTR2
の断面構成を示す。トランジスタTR1に、OFF情報
を書込むには、例えば図6Bに示すトランジスタTR1
の基板SBとフローティングゲートFGとの間に、フロ
ーティングゲートFGが高電位となるような電位差を与
え、電子をフローティングゲートFGに取込むことによ
り行なう。したがって、基板SBに対し、フローティン
グゲートFGの電位が高いほど、書込みが容易となる。
【0006】スイッチング素子SWをコンデンサの結合
と見た場合の等価回路を図7に示す。コントロールゲー
トCGとフローティングゲートFGとの間に形成される
容量をC1U、C2Uとし、フローティングゲートFGと基
板SBとの間に形成される容量をC1L、C2Lとすれば、
コントロールゲートCGと基板SB間に印加される電圧
をVとした場合、フローティングゲートFGと基板SB
との間に発生する電圧VLは、図7に示す式で表わされ
る。
【0007】すなわち、電圧VLを大きくするために
は、コントロールゲートCGとフローティングゲートF
Gとの間に形成される容量C1U、C2Uを大きくすればよ
い。このためには、図6B、Cに示すように、コントロ
ールゲートCGとフローティングゲートFGとの間に配
置される層間膜SMを、薄くて電荷保持特性の良いON
O膜(シリコン酸化膜−シリコン窒化膜−シリコン酸化
膜の3層構造を持つ)により構成すればよい。
【0008】また、図7に示す電圧VLのバラ付きを低
減するため、トランジスタTR1のコントロールゲート
CGとフローティングゲートFGとの間に形成される容
量をC1Uを一定にする必要がある。このため、図6Bに
示すように、層間膜SMおよびフローティングゲートF
Gを覆い込むようにコントロールゲートCGを形成して
いる。このように構成すれば、層間膜SMおよびフロー
ティングゲートFGに対するコントロールゲートCGの
位置ずれが生じても、容量C1Uに影響を与えることはな
い。
【0009】一方、電子がフローティングゲートFGに
取込まれるのは、ソースS、ドレインD間の電位差によ
り電子が十分に加速されるドレインD近傍である。した
がって、ドレインDはフローティングゲートFGの直近
に配置されなければならない。
【0010】これらの条件を満たすべく、図8に示すよ
うに、フローティングゲートFG、および、ONO膜に
より構成された層間膜SMを形成した後、層間膜SMと
フローティングゲートFGとをマスクとして、セルフア
ラインで基板2にAs(ヒ素)イオンを打込み(図8A
参照)、ドレインDを形成する(図8B参照)。その
後、層間膜SMおよびフローティングゲートFGを覆い
込むように、コントロールゲートCGを形成する(図8
B、C参照)。このようにして、スイッチング素子SW
を形成する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
スイッチング素子SWの製造方法には、次のような問題
点がある。図8Aに示すように、層間膜SMとフローテ
ィングゲートFGとをマスクとして、セルフアラインで
基板2にAsイオンを打込む際、Asイオンにより、層間
膜SMの上部を構成しているONO膜がダメージを受け
る。ONO膜は膜厚が薄いため、ダメージを受けること
により電荷保持特性が悪くなる。このため、トランジス
タTR1のコントロールゲートCGとフローティングゲ
ートFGとの間の絶縁不良が生ずるおそれがある。
【0012】この発明は、このようなスイッチング素子
SWなど半導体素子において生ずる問題点を解決し、電
荷保持特性のよい半導体素子およびその製造方法を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の半導体素子
は、導電体により構成された下部導電体層と、絶縁体に
より構成された層間膜と、導電体により構成された上部
導電体層とを、この順に積み上げた構成を有する第1の
素子、導電体により構成され、第1の素子の下部導電体
層と接続された下部導電体層と、絶縁体により構成され
た層間膜と、導電体により構成され、第1の素子の上部
導電体層と接続された上部導電体層とを、この順に積み
上げた構成を有する第2の素子、を備えた半導体素子で
あって、第1の素子の層間膜の厚さを第2の素子の層間
膜の厚さより厚くしたこと、を特徴とする。
【0014】請求項2の半導体素子は、請求項1の半導
体素子において、第2の素子の層間膜の面積を第1の素
子の層間膜の面積より大きくしたこと、を特徴とする。
【0015】請求項3の半導体素子は、請求項1または
請求項2の半導体素子において、第1の素子が、基板に
設けられた不純物導入領域に隣接した不純物非導入領域
の上に、前記下部導電体層を配置するとともに、下部導
電体層を覆い込むように、前記層間膜と前記上部導電体
層とを、この順に重ねて配置することにより形成し、該
層間膜の厚さを、該不純物導入領域に対する不純物の導
入に際し不純物が突き抜けない厚さに設定したこと、を
特徴とする。
【0016】請求項4の半導体素子は、請求項1から請
求項3のいずれかの請求項に記載の半導体素子におい
て、第1の素子の層間膜をシリコン酸化膜により構成
し、第2の素子の層間膜をONO膜により構成したこ
と、を特徴とする。
【0017】請求項5の半導体素子の製造方法は、基板
に設けられた不純物導入領域に隣接した不純物非導入領
域の上に、導電体により構成された下部導電体層を配置
するとともに、下部導電体層を覆い込むように、絶縁体
により構成された層間膜と導電体により構成された上部
導電体層とを、この順に重ねて配置する構成を有する第
1の素子、導電体により構成され、第1の素子の下部導
電体層と接続された下部導電体層と、絶縁体により構成
された層間膜と、導電体により構成され、第1の素子の
上部導電体層と接続された上部導電体層とを、この順に
積み上げた構成を有する第2の素子、を備えた半導体素
子の製造方法であって、第1の素子の下部導電体層と第
1の素子の層間膜とをマスクとして、第1の素子の不純
物導入領域に対する不純物導入を行なうとともに、第1
の素子の層間膜を、第2の素子の層間膜に比べ厚く、か
つ、不純物の導入に際し不純物が突き抜けない厚さに形
成すること、を特徴とする。
【0018】請求項6の半導体素子の製造方法は、請求
項5の半導体素子の製造方法において、第1の素子の不
純物導入領域に対する不純物導入を行なった後、酸化を
行なうよう構成したこと、を特徴とする。
【0019】
【発明の効果】請求項1の半導体素子は、第1の素子と
第2の素子との下部導電体層相互および上部導電体相互
を、ともに接続するとともに、第1の素子の層間膜の厚
さを第2の素子の層間膜の厚さより厚くしたことを特徴
とする。
【0020】したがって、第1の素子の層間膜が厚いに
もかかわらず、薄い層間膜を有する第1の素子の影響に
より、上部導電対層と下部導電対層の間に形成される静
電容量が大きく減少することはない。このため、静電容
量をある程度維持しつつ、第1の素子の層間膜の厚さを
厚くすることができる。
【0021】この結果、第1の素子の層間膜をマスクと
して、不純物導入を行なう場合、第1の素子の層間膜の
下部にまでダメージがおよぶ可能性が低い。すなわち、
上部導電対層と下部導電対層の間に形成される静電容量
をある程度維持しつつ、上部導電対層と下部導電対層の
間の電荷保持特性の劣化を防止することができる。
【0022】請求項2の半導体素子は、請求項1の半導
体素子において、第2の素子の層間膜の面積を第1の素
子の層間膜の面積より大きくしたことを特徴とする。
【0023】したがって、相対的に面積の小さい第1の
素子の層間膜の厚さを厚くすることによる影響は、さら
に小さい。すなわち、上部導電対層と下部導電対層の間
に形成される静電容量を、さらに高レベルで維持しつ
つ、上部導電対層と下部導電対層の間の電荷保持特性の
劣化を防止することができる。
【0024】請求項3の半導体素子および請求項5の半
導体素子の製造方法は、さらに、第1の素子が、不純物
導入領域に隣接した不純物非導入領域の上に下部導電体
層を配置するとともに、下部導電体層を覆い込むよう
に、層間膜と上部導電体層とを、この順に重ねて配置す
ることにより形成し、該層間膜の厚さを不純物が突き抜
けない厚さに設定したことを特徴とする。
【0025】したがって、層間膜および下部導電体層を
マスクとしてセルフアラインで不純物導入領域を形成せ
ざるを得ない場合においても、不純物が層間膜を突き抜
けることはない。すなわち、より電荷保持特性のよい半
導体素子を実現することができる。
【0026】請求項4の半導体素子は、請求項1から請
求項3のいずれかの請求項に記載の半導体素子におい
て、第1の素子の層間膜をシリコン酸化膜により構成
し、第2の素子の層間膜をONO膜により構成したこと
を特徴とする。
【0027】したがって、薄いONO膜により、静電容
量を確保するとともに、厚いシリコン酸化膜により、不
純物導入に対するダメージを軽減する。すなわち、静電
容量の減少をさらに抑えつつ、電荷保持特性を確保する
ことができる。
【0028】請求項6の半導体素子の製造方法は、請求
項5の半導体素子の製造方法において、第1の素子の不
純物導入領域に対する不純物導入を行なった後、酸化を
行なうよう構成したことを特徴とする。
【0029】したがって、不純物導入の際マスクとなっ
た第1の素子の層間膜のダメージをを、酸化工程におい
て回復させることができる。すなわち、電荷保持特性を
さらに向上させることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】図1および図2に、この発明の一
実施形態による半導体素子の製造方法である、スイッチ
ング素子SWの製造工程の一部を示す。図3は、半導体
素子であるスイッチング素子SWの実体的配置を示す平
面図である。なお、スイッチング素子SWの回路は図6
Aに示すものと同様の構成である。すなわち、スイッチ
ング素子SWは、第1の素子であるプログラム用のトラ
ンジスタTR1、および第2の素子であるスイッチ用の
トランジスタTR2を用いたスイッチング素子であり、
PLDの一種であるFPGA(Field Programmable Gat
e Array)のスイッチとして使用される。
【0031】スイッチング素子SWを製造するには、図
1Aに示すように、まず、基板12の上に、酸化膜1
4、ポリシリコン膜16、ONO膜18を形成したもの
を用意する。レジスト(図示せず)をマスクとしてエッ
チングを行なうことにより、プログラム用のトランジス
タTR1の近傍のONO膜18のみを取り除き、露出し
たポリシリコン層16の上にレジスト20をのせ、パタ
ニングする。
【0032】つぎに、レジスト20をマスクとして、ポ
リシリコン膜16および酸化膜14をエッチングするこ
とにより、図1Bに示すように、第1の素子の下部導電
体層であるフローティングゲートFG1、およびゲート
酸化膜GM1を形成する。つぎに、上面を酸化すること
により酸化膜28を形成する。ポリシリコンに接してい
る部分の酸化膜28は厚く成長する。このポリシリコン
に接した酸化膜28が、第1の素子の層間膜SM1であ
る。したがって、層間膜SM1は、フローティングゲー
トFG1を覆い込むように形成される。さらに、レジス
ト22をパタニングし、レジスト22と、フローティン
グゲートFG1および層間膜SM1をマスクとして、基
板12にAsイオンを注入する。
【0033】層間膜SM1は、シリコン酸化膜により構
成された比較的厚い膜であるため、Asイオンが打込ま
れても、Asイオンは膜の表面に留まり、膜を貫通する
ことはない。このため、Asイオンの注入により層間膜
SM1の電荷保持特性が悪くなることはない。
【0034】つぎに、レジスト22を取り除いた後、図
1Cに示すように、CVD法等により、全体をポリシリ
コン膜24により覆う。この工程で、基板12に打込ま
れたAsイオンが拡散し、不純物導入領域である第1ド
レインD11が形成される。なお、第1ドレインD11
に隣接し、かつ、ゲート酸化膜GM1を介してフローテ
ィングゲートFG1の直下に位置する領域が、不純物非
導入領域であるチャネル領域CH1となる。
【0035】つぎに、レジスト(図示せず)をマスクと
して、ポリシリコン膜24をエッチングすることによ
り、図2Aに示すように、第1の素子の上部導電体層で
あるコントロールゲートCG1を形成する。コントロー
ルゲートCG1は、層間膜SM1を覆い込むように形成
される。なお、コントロールゲートCG1の一部は、ス
プリットゲートSGを構成している。
【0036】一方、スイッチ用のトランジスタTR2を
形成すべき部分においては、同様に、ポリシリコン膜2
4(図1C参照)をエッチングすることにより、第2の
素子の上部導電体層であるコントロールゲートCG2を
形成し、同一のマスクを用いて、さらにエッチングを進
めることにより、第2の素子の層間膜SM2、第2の素
子の下部導電体層であるフローティングゲートFG2、
ゲート酸化膜GM2を形成する。
【0037】つぎに、コントロールゲートCG1、CG
2をマスクとして、低濃度のN型不純物をイオン注入す
ることによりLDD(Lightly Doped Drain-source)を
形成する。
【0038】つぎに、図2Bに示すように、CVD法な
どにより、全体をシリコン酸化膜(図示せず)で覆い、
異方性エッチングを行なうことにより、サイドウォール
26を形成する。コントロールゲートCG1、CG2、
およびサイドウォール26をマスクとして、高濃度のN
型不純物をイオン注入することにより、トランジスタT
R1のソースS1、第2ドレインD12、トランジスタ
TR2のソースS2、ドレインD2が形成される。なお
トランジスタTR1の第1ドレインD11と第2ドレイ
ンD12とにより、ドレインD1を構成している。
【0039】このようにして形成したスイッチング素子
SWは、図3に示すように、トランジスタTR2のコン
トロールゲートCG2とフローティングゲートFG2と
の間に挟まれた層間膜SM2(図2A参照)の面積が、
トランジスタTR1のコントロールゲートCG1とフロ
ーティングゲートFG1との間に挟まれた層間膜SM1
(図2A参照)の面積に比べ、かなり大きくなるよう設
定されている。
【0040】したがって、相対的にかなり面積の小さい
トランジスタTR1の層間膜SM1の厚さを厚くするこ
とによる影響は、ほとんどない。
【0041】つぎに、図4および図5に、この発明の他
の実施形態によるスイッチング素子SWの製造工程の一
部を示す。図4および図5には、図3に示す断面P1−
P1のみを示す。断面P2−P2は、前述の図1および
図2に示す実施形態の場合と同様である。
【0042】図4および図5に示すこの実施形態による
スイッチング素子SWの製造方法は、前述の図1および
図2に示すスイッチング素子SWの製造方法と、略同様
である。前述の実施形態における図1A、B、C、図2
A、Bは、この実施形態における図4A、B、図5A、
B、Cにそれぞれ対応する。つまり、この実施形態は、
前述の実施形態において、図1Bと図1Cとの間に、図
4Cの工程を挿入したものである。
【0043】すなわち、この実施形態においては、図4
Bに示すように、レジスト22をパタニングし、レジス
ト22と、フローティングゲートFG1および層間膜S
M1をマスクとして、基板12にAsイオンを注入し、
その後、図4Cに示すように、上面を酸化する。Asイ
オン注入の際ダメージを受けた層間膜SM1の膜質は、
酸化工程において印加された熱により回復する。このた
め、電荷の保持特性がいっそう向上する。
【0044】この工程で、基板12に打込まれたAsイ
オンが拡散し、不純物導入領域である第1ドレインD1
1が形成される。なお、この酸化工程において、酸化膜
28が成長するが、不純物イオン濃度の高い第1ドレイ
ンD11に接する酸化膜28は、より厚く成長する。
【0045】なお、上述の各実施形態においては、PL
Dの一種のFPGAのスイッチである、スイッチング素
子SWにこの発明を適用した場合を例に説明したが、こ
の発明はこれに限定されるものではない。PLDの他の
一種であるPLA(Programmable Logic Array)の他、
PLD以外のスイッチング素子や、スイッチング素子以
外の半導体素子一般にも適用することができる。
【0046】また、上述の各実施形態においては、第1
の素子の層間膜としてシリコン酸化膜を用い、第2の素
子の層間膜としてONO膜を用いるよう構成したが、第
1の素子の層間膜および第2の素子の層間膜として、こ
れら以外のものを用いることもできる。また、第1の素
子の層間膜と第2の素子の層間膜とを、異なる膜厚を有
する同一材料により構成することもできる。
【0047】また、第2の素子の層間膜の面積が、第1
の素子の層間膜の面積より大きくなるよう設定したが、
第2の素子の層間膜の面積は、必ずしも第1の素子の層
間膜の面積より大きくなるよう設定する必要はない。
【0048】また、第1の素子が、基板に設けられた不
純物導入領域に隣接した不純物非導入領域の上に下部導
電体層を配置するとともに、下部導電体層を覆い込むよ
うに、層間膜と上部導電体層とを、この順に重ねて配置
することにより形成される構成を有する場合を例に説明
したが、この発明は、第1の素子が、下部導電体層、層
間膜、上部導電体層を、単にこの順に重ねて配置するこ
とにより形成される構成を有する場合等にも適用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による半導体素子の製造
方法である、スイッチング素子の製造工程の一部を示す
図面である。
【図2】この発明の一実施形態によるスイッチング素子
の製造工程の一部を示す図面である。
【図3】この発明の一実施形態によるスイッチング素子
の実体的配置を示す平面図である。
【図4】この発明の他の実施形態による半導体素子の製
造方法である、スイッチング素子の製造工程の一部を示
す図面である。
【図5】この発明の他の実施形態によるスイッチング素
子の製造工程の一部を示す図面である。
【図6】スイッチング素子の回路図、ならびに、この発
明による改良前におけるプログラム用のトランジスタお
よびスイッチ用のトランジスタの断面構成を示す図面で
ある。
【図7】スイッチング素子を静電容量の結合と見た場合
の等価回路、静電容量に印加される分圧値を求める数式
を示す図面である。
【図8】この発明による改良前における、スイッチング
素子の製造工程の一部を示す図面である。
【符号の説明】
12・・・・・・・・基板 16・・・・・・・・ポリシリコン膜 18・・・・・・・・ONO膜 TR1・・・・・・・プログラム用のトランジスタ FG1・・・・・・・トランジスタTR1のフローティ
ングゲート SM1・・・・・・・トランジスタTR1の層間膜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電体により構成された下部導電体層と、
    絶縁体により構成された層間膜と、導電体により構成さ
    れた上部導電体層とを、この順に積み上げた構成を有す
    る第1の素子、 導電体により構成され、第1の素子の下部導電体層と接
    続された下部導電体層と、絶縁体により構成された層間
    膜と、導電体により構成され、第1の素子の上部導電体
    層と接続された上部導電体層とを、この順に積み上げた
    構成を有する第2の素子、 を備えた半導体素子であって、 第1の素子の層間膜の厚さを第2の素子の層間膜の厚さ
    より厚くしたこと、 を特徴とする半導体素子。
  2. 【請求項2】請求項1の半導体素子において、 第2の素子の層間膜の面積を第1の素子の層間膜の面積
    より大きくしたこと、を特徴とするもの。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2の半導体素子にお
    いて、 第1の素子が、 基板に設けられた不純物導入領域に隣接した不純物非導
    入領域の上に、前記下部導電体層を配置するとともに、
    下部導電体層を覆い込むように、前記層間膜と前記上部
    導電体層とを、この順に重ねて配置することにより形成
    し、 該層間膜の厚さを、該不純物導入領域に対する不純物の
    導入に際し不純物が突き抜けない厚さに設定したこと、 を特徴とするもの。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3のいずれかの請求項
    に記載の半導体素子において、 第1の素子の層間膜をシリコン酸化膜により構成し、 第2の素子の層間膜をONO膜により構成したこと、 を特徴とするもの。
  5. 【請求項5】基板に設けられた不純物導入領域に隣接し
    た不純物非導入領域の上に、導電体により構成された下
    部導電体層を配置するとともに、下部導電体層を覆い込
    むように、絶縁体により構成された層間膜と導電体によ
    り構成された上部導電体層とを、この順に重ねて配置す
    る構成を有する第1の素子、 導電体により構成され、第1の素子の下部導電体層と接
    続された下部導電体層と、絶縁体により構成された層間
    膜と、導電体により構成され、第1の素子の上部導電体
    層と接続された上部導電体層とを、この順に積み上げた
    構成を有する第2の素子、 を備えた半導体素子の製造方法であって、 第1の素子の下部導電体層と第1の素子の層間膜とをマ
    スクとして、第1の素子の不純物導入領域に対する不純
    物導入を行なうとともに、 第1の素子の層間膜を、第2の素子の層間膜に比べ厚
    く、かつ、不純物の導入に際し不純物が突き抜けない厚
    さに形成すること、 を特徴とする半導体素子の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項5の半導体素子の製造方法におい
    て、 第1の素子の不純物導入領域に対する不純物導入を行な
    った後、酸化を行なうよう構成したこと、 を特徴とする半導体素子の製造方法。
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