JPH09246140A - 投影露光装置 - Google Patents

投影露光装置

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JPH09246140A
JPH09246140A JP8045796A JP4579696A JPH09246140A JP H09246140 A JPH09246140 A JP H09246140A JP 8045796 A JP8045796 A JP 8045796A JP 4579696 A JP4579696 A JP 4579696A JP H09246140 A JPH09246140 A JP H09246140A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光時には露光用の照明光の吸収が少ないと
共に、メンテナンス時等における作業者の安全を確保で
きる投影露光装置を提供する。 【解決手段】 投影露光装置を照明系ユニット111、
レチクルステージ系ユニット112、投影光学系ユニッ
ト113、及びウエハステージ系ユニット114に分け
る。第1空調装置116からはオゾンを除去した空気
を、第2空調装置117からは窒素ガスをそれぞれ気体
切り換え器120Aに供給し、気体切り換え器120A
では露光時には窒素ガスを、メンテナンス時にはオゾン
除去後の空気をそれぞれ選択して照明系ユニット11
1、レチクルステージ系ユニット112、及びウエハス
テージ系ユニット114に供給する。投影光学系ユニッ
ト113には常時第2空調装置117より窒素ガスを供
給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体素
子、撮像素子(CCD等)、液晶表示素子、又は薄膜磁
気ヘッド等を製造するためのフォトリソグラフィ工程中
で、マスクパターンを感光基板上に転写するために使用
される投影露光装置に関し、特にエキシマレーザ光のよ
うな紫外線を露光用の照明光として用いて、マスク及び
感光基板を投影光学系に対して同期走査することによっ
て露光を行うステップ・アンド・スキャン方式等の走査
型の投影露光装置に適用して卓効あるものである。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体素子を製造する際に、マス
クとしてのレチクルのパターンをフォトレジストが塗布
されたウエハの各ショット領域に転写するための投影露
光装置として、従来はステップ・アンド・リピート方式
(一括露光方式)の縮小投影型露光装置(ステッパー)
が多用されていた。これに対して最近、投影光学系に対
する負担をあまり大きくすることなく、転写対象パター
ンを大面積化するという要請に応えるために、レチクル
上のパターンの一部を投影光学系を介してウエハ上に縮
小投影した状態で、レチクルとウエハとを投影光学系に
対して同期走査することにより、レチクル上のパターン
の縮小像を逐次ウエハ上の各ショット領域に転写する所
謂ステップ・アンド・スキャン方式の投影露光装置が注
目されている。このステップ・アンド・スキャン方式
は、1回の走査露光でレチクルの全面のパターンを等倍
でウエハの全面に転写するアライナーの転写方式(スリ
ットスキャン方式)の長所と、ステッパーの転写方式の
長所とを組み合わせて発展させたものである。
【0003】また、一般に投影露光装置ではより解像度
を高めることが求められているが、解像度を高めるため
の1つの方法が、露光用の照明光としてより短波長の光
束を使用することである。そこで、最近は露光用の照明
光として、KrFエキシマレーザ光(波長248n
m)、若しくはArFエキシマレーザ光(波長193n
m)等の紫外域、更には遠紫外域のエキシマレーザ光が
使用されつつある。また、金属蒸気レーザ光やYAGレ
ーザ光の高調波等の使用も検討されている。
【0004】例えば、露光用の照明光としてエキシマレ
ーザ光を使用する場合、エキシマレーザ光源では通常、
広帯化レーザ光源と狭帯化レーザ光源とがあり、狭帯化
レーザ光源とはレーザ光のスペクトルの半値幅が2〜3
pm以下のものを指し、広帯化レーザ光源とはレーザ光
のスペクトルの半値幅が100pm以上のものを指して
いる。このように露光用の照明光として、エキシマレー
ザ光のような紫外域以下の短波長の照明光を使用する場
合、投影光学系用の屈折レンズの硝材として使用できる
ものは、石英、及び蛍石等に限られている。そのため、
そのような短波長の照明光を使用する程、投影光学系の
色消しを行うのが困難になる。従って、投影光学系の色
消しを容易に行う観点からは、狭帯化レーザ光源が望ま
しいことになる。
【0005】ところが、エキシマレーザ光の帯域は本来
は広帯域であるため、狭帯化レーザ光源では、インジェ
クション・ロッキング等を行って発振スペクトルを狭帯
化している。そのため、狭帯化レーザ光源では、レーザ
出力が広帯化レーザ光源に比べて低下し、且つ寿命、及
び製造コストの点でも広帯化レーザ光源に比べて悪化し
ている。従って、レーザ出力、寿命、及び製造コストに
関しては、広帯化レーザ光源の方が有利である。そこで
最近は、投影光学系の構造を色消しが容易な構造にし
て、広帯化レーザ光源を使用することが試みられてい
る。
【0006】さて、ステップ・アンド・スキャン方式の
ような走査露光型の投影露光装置(走査型投影露光装
置)に使用される投影光学系としては、特開平6−13
2191号公報に開示されているように、凹面鏡を使用
する反射屈折光学系、又は屈折レンズのみを組み合わせ
た屈折光学系がある。前者のように反射屈折光学系を使
用する場合、凹面鏡では色収差が無いため、屈折レンズ
群中に凹面鏡を配置することによって色消しが容易にな
り、結果としてレーザ出力や寿命等の点で有利な広帯化
レーザ光源の使用が可能になる。
【0007】また、後者の屈折光学系を使用する場合で
も、全体の屈折レンズの内で蛍石の割合を多くすること
によって色消しの幅を広くできるため、広帯化レーザ光
源の使用が可能になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来の技術
において、エキシマレーザ光のような紫外光を露光用の
照明光として使用する場合、紫外光はオゾンにより吸収
されると共に、フォトレジストの特性をも考慮して、投
影露光装置の内部に窒素(N2)ガス、又はオゾンを除去
した気体(空気等)を循環させる必要性が指摘されてい
た。しかしながら、例えば単に投影露光装置が設置され
ているチャンバの内部の気体の全部を窒素ガス等に置き
換えるのでは、メンテナンス時等における作業者の安全
上で問題がある。
【0009】また、投影露光装置では、使用するフォト
レジストの感度等に応じてウエハに対する露光量を制御
する必要がある。しかしながら、エキシマレーザ光のよ
うなパルス的に発光される紫外光の光量を例えばNDフ
ィルタ板を介して減光する方式では、そのNDフィルタ
板が強いパルス光によって損傷を受ける恐れがある。ま
た、その紫外光の光量を連続的に正確に制御できること
が望ましいが、NDフィルタのような減光板を用いて制
御する方式では、その減光板の位置決め精度によって、
必ずしも正確に光量を連続的に設定できないという不都
合があった。
【0010】更に、ステップ・アンド・スキャン方式の
投影露光装置では、従来はウエハを保持するステージ
(ウエハステージ)が固定されている定盤上に植設され
たコラムに、投影光学系及びレチクル側のステージも固
定されていた。そのため、露光時にレチクル及びウエハ
が同期して走査されると、その振動の影響が本来静止し
ているべき投影光学系に及んで、結像特性が悪化する恐
れがあるという不都合もあった。
【0011】本発明は斯かる点に鑑み、露光時には露光
用の照明光の吸収が少ないと共に、メンテナンス時等に
おける作業者の安全を確保できる投影露光装置を提供す
ることを第1の目的とする。更に本発明は、露光用の照
明光として紫外光を使用する場合に、その紫外光の光量
を常に正確に制御できる投影露光装置を提供することを
第2の目的とする。
【0012】更に本発明は、レチクル及びウエハの同期
走査の振動に影響されることなく、良好な結像特性が得
られる投影露光装置を提供することを第3の目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の投影
露光装置は、露光用の照明光を発生する露光光源を備
え、その照明光で転写用パターンの形成されたマスク
(R)を照明する照明光学系(2〜5,10,11,1
4)と、その照明光のもとでマスク(R)のパターンの
像を感光基板(W)上に投影する投影光学系(PL)
と、感光基板(W)を移動する基板ステージ(22)
と、を有する投影露光装置において、その露光光源とし
て紫外域以下の波長で発振するレーザ光源(2)を使用
し、その照明光学系、投影光学系(PL)、及び基板ス
テージ(22)を複数個の独立のケーシング(111,
113,114)内に収納し、これら複数個のケーシン
グの内の少なくとも1つのケーシング(111,11
4)内に複数種類の気体を切り換えて供給する気体供給
手段(116,117,120A)を設けたものであ
る。
【0014】斯かる本発明によれば、選択されたケーシ
ング内に通常の露光時には露光用の照明光に対する吸収
率の低い気体が供給され、メンテナンス時に試験的に露
光を行うようなときには、作業者にとって安全な空気等
の気体が供給される。この場合、複数種類の気体とし
て、窒素、空気、及びオゾンを除去した空気よりなる気
体群から選択された複数種類の気体を用いることが望ま
しい。このとき、紫外域以下の照明光に対する吸収率の
低い気体としては、窒素及びオゾンを除去した空気があ
り、作業者にとって安全な気体としては空気及びオゾン
を除去した空気がある。そこで、それら3種類の内のど
の2種類の気体を使用した場合でも、通常の露光時には
照明光に対する吸収率の低い気体が供給でき、メンテナ
ンス時等には、作業者にとって安全な気体が供給でき
る。
【0015】但し、オゾンは紫外線に対する吸収率が高
いため、作業者にとって安全で且つ照明光に対する吸収
率の最も低い気体はオゾンを除去した空気であり、最も
照明光に対する吸収率の低い気体は窒素である。そこ
で、窒素及びオゾンを除去した空気を組み合わせること
が最も望ましい。また、窒素の代わりにヘリウム等の不
活性ガス等を使用してもよい。
【0016】また、その気体供給手段に、供給対象のケ
ーシング内の気体の種類を切り換える際に、このケーシ
ング内で気体が実質的に完全に置き換えられたことを確
認するための確認手段(137A〜137C)を設ける
ことが望ましい。これによって安全性が高まる。その確
認手段としては、所定の気体の濃度計測センサの他に、
タイマのような計時手段も使用できる。
【0017】また、本発明による第2の投影露光装置
は、露光用の照明光を発生する露光光源を備え、その照
明光で転写用パターンの形成されたマスク(R)を照明
する照明光学系(2〜5,10,11,14)と、その
照明光のもとでマスク(R)のパターンの像を感光基板
(W)上に投影する投影光学系(PL)と、を有する投
影露光装置において、その露光光源として紫外域以下の
波長で発振するレーザ光源(2)を使用し、露光光源
(2)から感光基板(W)までのその照明光の光路上に
配置された光透過性の窓部を有するケーシング(14
1)と、このケーシング内に単位体積当たりのオゾン量
が可変の気体を供給する気体制御手段(142;14
3)とを備え、この気体制御手段からケーシング(14
1)内に供給する気体中のオゾン量を変化させることに
よって、露光光源(2)から発生して感光基板(W)に
照射される照明光のその感光基板上での照度を制御する
ものである。
【0018】斯かる本発明によれば、オゾンは紫外線に
対する吸収率が高いため、そのケーシング(141)内
の単位体積当たりのオゾンの量を制御する(例えば圧
力、濃度等を制御する)ことによって、その照明光に対
する吸収率が変化して、連続的に、且つ光学部材の損傷
の恐れなくその照明光の光量が制御される。次に、本発
明による第3の投影露光装置は、マスク(R)上の転写
用パターンの一部の像を感光基板(W)上に投影する投
影光学系(PL)と、マスク(R)を投影光学系(P
L)に対して走査するマスク側ステージ(17)と、こ
のマスク側ステージに同期して感光基板(W)を投影光
学系(PL)に対して走査する基板側ステージ(21,
22)とを有し、マスク(R)及び感光基板(W)を同
期して投影光学系(PL)に対して相対的に走査するこ
とによって、マスク(R)上の転写用パターンを逐次感
光基板(W)上に転写する走査型の投影露光装置におい
て、走査露光に同期して動く可動部(17,21,2
2)と、走査露光に同期することなく静止している静止
部(2〜5,8〜10,14,PL)とを互いに異なる
防振台(33A,33B,23,34;35A〜35
C,25)上に固定するものである。
【0019】斯かる本発明によれば、走査露光時に投影
光学系(PL)は移動するステージ系とは別の防振台上
に固定されるため、投影光学系(PL)が常に安定に支
持されて良好な結像特性が得られる。この場合、マスク
側ステージ(17)、又は基板側ステージ(21,2
2)に取り付けられた移動鏡(24mY)と、その静止
部が固定されている防振台(35A〜35C,25)に
取り付けられた参照鏡(151)と、光ビームを用いて
移動鏡(24mY)と参照鏡(151)との相対変位を
検出する干渉計本体部(24Y1)と、を有する干渉計
を設け、この干渉計によってそのマスク側ステージ、又
はその基板側ステージの位置を計測することが望まし
い。これによって、その参照鏡(151)はステージ系
の振動に影響されない防振台上に支持されるため、高い
計測精度が得られ、結果としてステージ系の同期制御精
度が向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明による投影露光装置
の実施の形態の一例につき図面を参照して説明する。本
例は、露光光源としてエキシマレーザ光源を使用し、投
影光学系として反射屈折系を使用するステップ・アンド
・スキャン方式の投影露光装置に本発明を適用したもの
である。
【0021】図1は本例の投影露光装置の概略構成を示
し、この図1において、露光制御装置1により発光状態
が制御されたエキシマレーザ光源2から射出されたパル
スレーザ光よりなる照明光ILは、偏向ミラー3で偏向
されて第1照明系4に達する。エキシマレーザ光源2と
して本例では、発振スペクトルの半値幅が100pm以
上にされたKrFエキシマレーザ(波長248nm)の
広帯化レーザ光源が使用される。但し、露光用の光源と
しては、ArFエキシマレーザ(波長193nm)の広
帯化レーザ光源を使用してもよく、金属蒸気レーザ光
源、YAGレーザの高調波発生装置、又は水銀ランプ等
の輝線ランプ等を使用してもよい。
【0022】第1照明系4には、ビームエキスパンダ、
光量可変機構、照明光学系のコヒーレンスファクタ(所
謂σ値)を変更した場合に照明光の光量を切り換えるた
めの照明切り換え機構、及びフライアイレンズ等が含ま
れている。そして、第1照明系4の射出面に照明光IL
の面状に分布する2次光源が形成され、この2次光源の
形成面に照明条件を種々に切り換えるための照明系開口
絞り用の切り換えレボルバ5が配置されている。切り換
えレボルバ5の側面には、通常の円形の開口絞り、光軸
から偏心した複数の開口よりなる所謂変形照明用の開口
絞り、輪帯状の開口絞り、及び小さい円形開口よりなる
小さいσ値用の開口絞り等が形成され、切り換え装置6
を介して切り換え用レボルバ5を回転することによっ
て、所望の照明系開口絞り(σ絞り)をその第1照明系
4の射出面に配置できるようになっている。また、その
ように照明系開口絞りを切り換えた場合には、切り換え
装置6によって同期して、最も光量が大きくなるように
第1照明系4内の照明切り換え機構が切り換えられる。
【0023】切り換え装置6の動作は、露光制御装置1
によって制御され、露光制御装置1の動作は、装置全体
の動作を統轄制御する主制御装置7によって制御されて
いる。切り換え用レボルバ5で設定された照明系開口絞
りを透過した照明光ILは、透過率が大きく反射率の小
さいビームスプリッタ8に入射し、ビームスプリッタ8
で反射された照明光は、フォトダイオード等の光電検出
器よりなるインテグレータセンサ9で受光される。この
インテグレータセンサ9で照明光を光電変換して得られ
る検出信号が露光制御装置1に供給される。その検出信
号とウエハ上での露光量との関係は予め計測して記憶さ
れており、露光制御装置1では、その検出信号よりウエ
ハ上での積算露光量をモニタする。また、その検出信号
は、露光用の照明光ILを使用する各種センサ系の出力
信号を規格化するのにも利用される。
【0024】ビームスプリッタ8を透過した照明光IL
は、第2照明系10を介して照明視野絞り系(レチクル
ブラインド系)11を照明する。この照明視野絞り系1
1の配置面は、第1照明系4中のフライアイレンズの入
射面と共役であり、フライアイレンズの各レンズエレメ
ントの断面形状とほぼ相似の照明領域でその照明視野絞
り系11が照明される。照明視野絞り系11は、可動ブ
ラインドと固定ブラインドとに分かれており、固定ブラ
インドは固定された矩形の開口を有する視野絞りであ
り、可動ブラインドはレチクルの走査方向及び非走査方
向に独立に動く開閉自在の2対の可動ブレードである。
固定ブラインドでレチクル上の照明領域の形状の決定が
行われ、可動ブラインドで走査露光の開始時及び終了時
にその固定ブラインドの開口の覆いをそれぞれ徐々に開
く動作、及び閉める動作が行われる。これによって、ウ
エハ上で本来の露光対象のショット領域以外の領域に照
明光が照射されるのが防止される。
【0025】この照明視野絞り系11中の可動ブライン
ドの動作は、駆動装置12によって制御されており、ス
テージ制御装置13によって後述のようにレチクルとウ
エハとの同期走査を行う際に、ステージ制御装置13
は、駆動装置12を介してその可動ブラインドを同期し
て駆動する。照明視野絞り系11を通過した照明光IL
は、第3照明系14を経てレチクルRのパターン面(下
面)の矩形の照明領域15を均一な照度分布で照明す
る。照明視野絞り系11の固定ブラインドの配置面は、
レチクルRのパターン面と共役であり、照明領域15の
形状はその固定ブラインドの開口によって規定されてい
る。
【0026】以下では、レチクルRのパターン面に平行
な面内で図1の紙面に垂直にX軸を、図1の紙面に平行
にY軸を取り、レチクルRのパターン面に垂直にZ軸を
取って説明する。このとき、レチクルR上の照明領域1
5は、X方向に長い矩形領域であり、走査露光時には、
照明領域15に対してレチクルRが+Y方向、又は−Y
方向に走査される。即ち、走査方向はY方向に設定され
ている。
【0027】レチクルR上の照明領域15内のパターン
は、両側(又はウエハ側に片側)テレセントリックな投
影光学系PLを介して投影倍率β(βは例えば1/4,
1/5等)で縮小されて、フォトレジストが塗布された
ウエハW上の露光領域16に結像投影される。レチクル
Rは、レチクルステージ17上に保持され、レチクルス
テージ17はレチクル支持台18上のY方向に伸びたガ
イド上にエアベアリングを介して載置されている。レチ
クルステージ17はリニアモータによってレチクル支持
台18上をY方向に一定速度で走査できると共に、X方
向、Y方向、及び回転方向(θ方向)にレチクルRの位
置を調整できる調整機構を備えている。レチクルステー
ジ17の端部に固定された移動鏡19m、及び不図示の
コラムに固定されたレーザ干渉計19によって、レチク
ルステージ17(レチクルR)のX方向、Y方向の位置
が常時0.001μm(1nm)程度の分解能で計測さ
れると共に、レチクルステージ17の回転角も計測さ
れ、計測値がステージ制御装置13に供給され、ステー
ジ制御装置13は供給された計測値に応じてレチクル支
持台18上のリニアモータ等の動作を制御する。
【0028】一方、ウエハWはウエハホルダ20を介し
て試料台21上に保持され、試料台21はウエハステー
ジ22上に載置され、ウエハステージ22は、定盤23
上のガイド上にエアベアリングを介して載置されてい
る。そして、ウエハステージ22は、定盤23上でリニ
アモータによってY方向に一定速度での走査、及びステ
ッピング移動ができると共に、X方向へのステッピング
移動ができるように構成されている。また、ウエハステ
ージ22内には、試料台21をZ方向に所定範囲で移動
するZステージ機構、及び試料台21の傾斜角を調整す
るチルト機構(レベリング機構)が組み込まれている。
【0029】試料台21の側面部に固定された移動鏡2
4m、及び不図示のコラムに固定されたレーザ干渉計2
4によって、試料台21(ウエハW)のX方向、Y方向
の位置が常時0.001μm程度の分解能で計測される
と共に、試料台21の回転角及びチルト角も計測され、
計測値がステージ制御装置13に供給され、ステージ制
御装置13は供給された計測値に応じてウエハステージ
22の駆動用のリニアモータ等の動作を制御する。
【0030】走査露光時には、主制御装置7からステー
ジ制御装置13に露光開始のコマンドが送出され、これ
に応じてステージ制御装置13では、レチクルステージ
17を介してレチクルRをY方向に速度VR で走査する
のと同期して、ウエハステージ22を介してウエハWを
Y方向に速度VW で走査する。レチクルRからウエハW
への投影倍率βを用いて、ウエハWの走査速度VW はβ
・VR に設定される。
【0031】また、投影光学系PLは外部のベース部材
上に植設されたコラム25(図5参照)の中板上に保持
されている。そして、投影光学系PLのX方向の側面部
に、ウエハWの表面の複数の計測点に斜めにスリット像
等を投影して、それら複数の計測点でのZ方向の位置
(フォーカス位置)に対応する複数のフォーカス信号を
出力する、斜入射方式の多点のオートフォーカスセンサ
(以下、「AFセンサ」という)26が配置されてい
る。多点のAFセンサ26からの複数のフォーカス信号
は、フォーカス・チルト制御装置27に供給され、フォ
ーカス・チルト制御装置27では、それら複数のフォー
カス信号よりウエハWの表面のフォーカス位置及び傾斜
角を求め、求めた結果をステージ制御装置13に供給す
る。
【0032】ステージ制御装置13では、供給されたフ
ォーカス位置及び傾斜角が、それぞれ予め求められてい
る投影光学系PLの結像面のフォーカス位置及び傾斜角
に合致するように、ウエハステージ22内のZステージ
機構、及びチルト機構をサーボ方式で駆動する。これに
よって、走査露光中においても、ウエハWの露光領域1
6内の表面はオートフォーカス方式、及びオートレベリ
ング方式で投影光学系PLの結像面に合致するように制
御される。
【0033】更に、投影光学系PLの+Y方向の側面に
オフ・アクシス方式のアライメントセンサ28が固定さ
れており、アライメント時にはアライメントセンサ28
によってウエハWの各ショット領域に付設されたアライ
メント用のウエハマークの位置検出が行われ、検出信号
がアライメント信号処理装置29に供給されている。ア
ライメント信号処理装置29にはレーザ干渉計24の計
測値も供給され、アライメント信号処理装置29では、
その検出信号及びレーザ干渉計24の計測値より検出対
象のウエハマークのステージ座標系(X,Y)での座標
を算出して、主制御装置7に供給する。ステージ座標系
(X,Y)とは、レーザ干渉計24によって計測される
試料台21のX座標及びY座標に基づいて定められる座
標系を言う。主制御装置7では、供給されたウエハマー
クの座標より、ウエハW上の各ショット領域のステージ
座標系(X,Y)での配列座標を求めてステージ制御装
置13に供給し、ステージ制御装置13では供給された
配列座標に基づいて各ショット領域に走査露光を行う際
のウエハステージ22の位置を制御する。
【0034】また、試料台21上には基準マーク部材F
Mが固定され、基準マーク部材FMの表面にはアライメ
ントセンサの位置基準となる種々の基準マーク、及びウ
エハWの反射率の基準となる基準反射面等が形成されて
いる。そして、投影光学系PLの上端部に、ウエハW側
から投影光学系PLを介して反射される光束等を検出す
る反射光検出系30が取り付けられ、反射光検出系30
の検出信号が自己計測装置31に供給されている。主制
御装置7の管理のもとで後述のように、自己計測装置3
1ではウエハWの反射量(反射率)のモニタ、照度むら
の計測、及び空間像の計測等を行う。
【0035】次に、図2を参照して図1内の本例の投影
光学系PLの構成について詳細に説明する。図2は、投
影光学系PLを示す断面図であり、この図2において、
投影光学系PLは機構的には、第1対物部41、光軸折
り返し部43、光軸偏向部46、及び第2対物部52の
4つの部分より構成されている。そして、光軸折り返し
部43内に凹面鏡45が配置されている。
【0036】本例のように照明光ILとして広帯化され
たレーザ光を用いた場合、同じ電源電力でも光量を増や
すことができスループットを高められると共に、コヒー
レンシィが低下して干渉による悪影響が軽減されるとい
う利点がある。但し、本例のようにKrFエキシマレー
ザ光又はArFエキシマレーザ光のような紫外域の照明
光を使用する場合、投影光学系PL内の屈折レンズとし
て使用できる硝材が石英や蛍石等に限られてしまい、屈
折光学系のみではその設計が困難である。そのため本例
では、凹面鏡のような色収差が発生しない反射光学系と
屈折光学系とを併用することで広帯色消しを行うことと
している。但し、反射光学系は一般には1対1(等倍)
の光学系であり、本例のように1/4倍、又は1/5倍
のような縮小投影を行う場合には、以下のようにその構
成には特殊な工夫が必要である。
【0037】即ち、先ず、レチクルRの直下に第1対物
部41が配置され、第1対物部41は鏡筒42内にレチ
クルR側から順にレンズ枠を介してレンズL1,L2,
L3,L4を固定して構成されている。そして、鏡筒4
2の下に、光軸偏向部46の鏡筒47を介して、光軸折
り返し部43の鏡筒44が配置され、鏡筒44内にレチ
クルR側から順にレンズ枠を介して、レンズL11,L
12,…,L20,L21、及び凹面鏡45が固定され
ている。第1対物部41と光軸折り返し部43とは同軸
であり、その光軸を光軸AX1とする。光軸AX1はレ
チクルRのパターン面に垂直である。
【0038】このとき、鏡筒42と鏡筒44との間の光
軸偏向部46の鏡筒47内で、光軸AX1から+Y方向
に偏心した位置に、光軸AX1に対して+Y方向にほぼ
45°で傾斜した反射面を有する小型ミラー48が配置
されている。また、鏡筒47内に小型ミラー48から+
Y方向に順に、レンズL31,L32、補正光学系4
9、及びビームスプリッタ50が配置されている。光軸
偏向部46の光軸AX2は光軸AX1に直交しており、
ビームスプリッタ50の反射面は小型ミラー48の反射
面に直交するように光軸AX2にほぼ45°で傾斜して
いる。ビームスプリッタ50は、透過率が5%で反射率
が95%程度の高反射率のビームスプリッタであり、ウ
エハ側から反射されてビームスプリッタ50を透過した
光束を受光することによって、ウエハの反射率やレチク
ルのパターンの投影像の状態等をモニタできるようにな
っている。
【0039】そして、補正光学系49は、光軸AX2に
沿った方向に微動できると共に、光軸AX2に垂直な平
面に対する傾斜角が微調整できるレンズ群等より構成さ
れ、補正光学系49の位置及び傾斜角は結像特性補正装
置51によって制御されている。結像特性補正装置51
の動作は図1の主制御装置7によって制御されている。
【0040】また、光軸AX2をビームスプリッタ50
で折り曲げた方向に、鏡筒47に接触するように第2対
物部52の鏡筒53が配置され、ビームスプリッタ50
側から順に鏡筒53内にレンズ枠を介して、レンズL4
1,L42,L43,…,L52が配置され、レンズ5
2の底面はウエハWの表面に対向している。第2対物部
52の光軸AX3は、第1対物部41及び光軸折り返し
部43の光軸AX1に平行であり、且つ光軸偏向部46
の光軸AX2に直交している。
【0041】この場合、照明光ILによるレチクルR上
の矩形の照明領域15は光軸AX1から−Y方向に偏心
した位置に設定され、照明領域15を通過した照明光
(以下、「結像光束」と呼ぶ)は、第1対物部41内の
レンズL1,L2,…,L4を経て、光軸偏向部46の
鏡筒47の内部を通過して光軸折り返し部43に入射す
る。光軸折り返し部43に入射した結像光束は、レンズ
L11,L12,…,L20,L21を経て凹面鏡45
に入射し、凹面鏡45で反射集光された結像光束は、再
びレンズL21,L20,…,L12,L11を経て光
軸偏向部46の鏡筒47内の小型ミラー48で+Y方向
に偏向される。
【0042】その光軸偏向部46において、小型ミラー
48で反射された結像光束は、レンズL31,L32及
び補正光学系49を介してビームスプリッタ50に入射
する。この際に、鏡筒47の内部でビームスプリッタ5
0の近傍に、レチクルR上の照明領域15内のパターン
のほぼ等倍の像(中間像)が形成される。そこで、第1
対物部41及び光軸折り返し部43よりなる合成系を
「等倍光学系」と呼ぶ。ビームスプリッタ50で−Z方
向に偏向された結像光束は、第2対物部52に向かい、
第2対物部52において、その結像光束は、レンズL4
1,L42,…,L51,L50を介してウエハW上の
露光領域16に、レチクルR上の照明領域15内のパタ
ーンの縮小像を形成する。そこで、第2対物部52を
「縮小投影系」とも呼ぶ。
【0043】以上のように、レチクルR上の照明領域1
5をほぼ−Z方向に透過した結像光束は、本例の投影光
学系PL内で第1対物部41、及び光軸折り返し部43
によってほぼ+Z方向に折り返される。その結像光束
は、更に光軸偏向部46によって順次ほぼ+Y方向、及
び−Z方向に折り返される過程でその照明領域15内の
パターンのほぼ等倍の中間像を形成した後、第2対物部
52を介してウエハW上の露光領域16にその照明領域
15の縮小像を形成する。この構成によって、本例の投
影光学系PLでは、全部のレンズL2〜L4,L11〜
L21,L31,L32,L41〜L52を軸対称にで
きると共に、それらのレンズの内のほぼ全部を石英より
形成し、その内の3〜4枚のレンズのみを蛍石より形成
するだけで、広帯化された照明光ILの帯域幅である1
00pm程度の範囲内で色消しを高精度に行うことがで
きる。
【0044】本例の投影光学系PLは、光学的には、以
上のように第1対物部41及び光軸折り返し部43より
なる等倍光学系と、光軸偏向部46と、第2対物部52
よりなる縮小投影系との3つに分けられるが、機械的構
造としては、小型ミラー48が第1対物部41のレンズ
L4と光軸折り返し部43のレンズL11との間に入っ
ている。そのため、仮にレンズL4、小型ミラー48及
びレンズL11を同一の鏡筒に組み込むと、光軸偏向部
46内の小型ミラー48とビームスプリッタ50とを調
整上別々の鏡筒に組み込む必要がある。しかしながら、
小型ミラー48とビームスプリッタ50とを異なる鏡筒
に組み込むと、それら2つの部材の反射面の直交度が変
動する恐れがある。それら2つの反射面の直交度が変動
すると、結像性能の劣化を招くため、本例では、等倍結
像系を、光軸偏向部46の鏡筒47を介して第1対物部
41と光軸折り返し部43とに分割して、小型ミラー4
8及びビームスプリッタ50をその鏡筒47内に固定し
ている。
【0045】また、投影光学系PLを組み立てる際に
は、予め第1対物部41、光軸折り返し部43、光軸偏
向部46、及び第2対物部52を別々に組立調整する。
その後、コラム25の中板の貫通孔に光軸折り返し部4
3の鏡筒44、及び第2対物部52の鏡筒53の下部を
挿通し、鏡筒44のフランジ44a及び鏡筒53のフラ
ンジ53aとコラム25の中板との間に座金を挟み、フ
ランジ44a及び53aをその中板にねじで仮止めす
る。次いで、それら鏡筒44及び53の上端に光軸偏向
部46の鏡筒47を載せて、鏡筒47のフランジ47a
及び鏡筒53の上端のフランジ53bとの間に座金を挟
み、フランジ47aをフランジ53b上にねじで仮止め
する。
【0046】そして、鏡筒44内のレンズL11の上方
から調整用のレーザビームを鏡筒44の内部に照射し
て、そのレーザビームが鏡筒53の最下端のレンズL5
2から射出されて通過する位置(ウエハWの表面に相当
する面上での位置)をモニタし、このモニタされた位置
が目標位置になるように、フランジ44a,53a,4
7aの底部の座金の厚さの調整や、鏡筒42,53,4
7の横移動等を行う。そして、そのレーザビームの位置
が目標位置に達した状態で、フランジ44a,53a,
47aをねじ止めすることによって、光軸折り返し部4
3、第2対物部52、及び光軸偏向部46を固定する。
最後に、鏡筒47の−Y方向の端部上方に第1対物部4
1の鏡筒42を移動し、鏡筒41の不図示のフランジと
鏡筒47の対応する不図示のフランジとの間に座金を挟
んで、鏡筒47上に鏡筒42を載置する。そして、再び
例えば鏡筒42のレンズL1の上方から調整用のレーザ
ビームを照射して、光軸調整を行った後、鏡筒47上に
鏡筒42をねじ止めすることによって、投影光学系PL
の投影露光装置への組み込みが終了する。
【0047】更に、本例では、振動に対する結像特性の
安定性や投影光学系PLのバランスを考慮して、投影光
学系PL内で結像光束の光路外に投影光学系PLの全体
の重心54の位置を設定している。即ち、図2におい
て、投影光学系PLの重心54は、光軸折り返し部43
と第2対物部52との中間付近で、且つ鏡筒44のフラ
ンジ44a及び鏡筒53のフランジ53aより僅かに低
い位置(コラム25の上板の内部)に設定されている。
このように、投影光学系PLの重心54を更にフランジ
44a,53aの近傍に設定することによって、投影光
学系PLはより振動に強く、且つ高剛性の構造となって
いる。
【0048】また、上述のように本例の投影光学系PL
の光軸偏向部46の内部で、且つビームスプリッタ50
の近傍にレチクルRのパターン面と共役な中間像面が存
在し、この中間像面の近傍に補正光学系49が配置され
ている。この補正光学系49としての例えばレンズ群を
光軸AX2方向に微動するか、又はそのレンズ群の光軸
AX2に垂直な面に対する傾斜角を調整することによっ
て、ウエハW上に投影されるレチクルRの縮小像の投影
倍率、及びディストーション等の結像特性を補正でき
る。これに対して、従来はそのような結像特性補正機構
はレチクルRのほぼ直下に設けられていた。本例によれ
ば、レチクルRの直下には結像特性補正機構が無く、機
構上の制約が無いため、図1のレチクル支持台18の剛
性を設計上高くできる利点がある。
【0049】次に、図3を参照して、図2のレチクルR
上の照明領域15とウエハW上の露光領域16との位置
関係につき説明する。図3(a)は、図2のレチクルR
上の照明領域15を示し、この図3(a)において、図
2の投影光学系PLの第1対物部41の円形の有効照明
視野41a内で、光軸AX1に対して僅かに−Y方向に
外れた位置に、X方向に長い矩形の照明領域15が設定
されている。照明領域15の短辺方向(Y方向)がレチ
クルRの走査方向となっている。図2において、第1対
物部41及び光軸折り返し部43よりなる等倍光学系で
は、レチクルR上の照明領域15を通過した結像光束
は、凹面鏡45によって折り返されて小型ミラー48ま
で導かれるため、照明領域15は光軸AX1に対して偏
心させておく必要がある。
【0050】一方、図3(b)は図2のウエハW上の露
光領域16(照明領域15と共役な領域)を示し、この
図3(b)において、図2の投影光学系PLの第2対物
部52(縮小投影系)の円形の有効露光フィールド52
a内で、光軸AX3に対して僅かに+Y方向に外れた位
置に、X方向に長い矩形の露光領域16が設定されてい
る。
【0051】これに対して、図3(c)は、図3(a)
と同じく円形の有効照明視野41a内で、光軸AX1に
対して僅かに−Y方向に外れた位置に設定された矩形の
照明領域15を示している。また、図3(d)は、図2
の第2対物部52を変形させた第2対物部の有効露光フ
ィールド52aAを示し、この有効露光フィールド52
aAの光軸AX3Aを中心として、X方向に長い矩形の
露光領域16A(図3(c)の照明領域15と共役な領
域)が設定されている。即ち、図3(d)に示すよう
に、投影光学系PLの最終段である第2対物部52(縮
小投影系)の構成を変更することによって、ウエハW上
の露光領域16Aは有効露光フィールド52aAの光軸
を中心とする領域に設定できる。図3(b)と図3
(d)とは、投影光学系PLの収差を除去するための設
計の行い易さによって選択されるが、図3(b)は設計
が容易であり、図3(d)は第2対物部(縮小投影系)
のレンズ径を僅かに小さくできるという利点がある。
【0052】次に、図4を参照して、本例の投影露光装
置の空調系につき説明する。本例の投影露光装置は全体
として所定のチャンバ内に設置されているが、更にその
投影露光装置は複数のユニットに分けられ、各ユニット
別に独立に空調が行われている。このような空調システ
ムを、以下では「ユニット別空調システム」と呼ぶ。図
4は本例のユニット別空調システムを示し、この図4に
おいて、図1の投影露光装置が照明系ユニット111、
レチクルステージ系ユニット112、投影光学系ユニッ
ト113、ウエハステージ系ユニット114、及びウエ
ハ搬送系ユニット115に大きく分かれている。具体的
に、照明系ユニット111は、箱状のケーシング内に図
1のエキシマレーザ光源2、偏向ミラー3、第1照明系
4、切り換えレボルバ5、ビームスプリッタ8、インテ
グレータセンサ9、第2照明系10、照明視野絞り系1
1、及び第3照明系14よりなる照明光学系を収納した
ものである。また、レチクルステージ系ユニット112
は、箱状のケーシング内に図1のレチクル支持台18、
レチクルステージ17(移動鏡19mを含む)、レチク
ルR、レチクルRと第3照明系14との間の光路、及び
レチクルRと投影光学系PLとの間の光路を収納したも
のである。
【0053】そして、投影光学系ユニット113は、図
2の投影光学系PLそのものであるが、投影光学系PL
の鏡筒42,44,47,53をケーシングとみなし
て、このケーシング内のレンズ群の間の気体の流れを制
御できるように構成されている。更に、ウエハステージ
系ユニット114は、図1の定盤23上に設置された箱
状のケーシング内にウエハステージ22、試料台21
(移動鏡24m、基準マーク部材FMを含む)、ウエハ
ホルダ20、ウエハW、及び投影光学系PLとウエハW
との間の空間部を収納したものであり、ウエハ搬送系ユ
ニット115は、箱状のケーシング内に図1では省略さ
れているウエハ搬送系を収納したものである。本例で
は、照明系ユニット111、レチクルステージ系ユニッ
ト112、投影光学系ユニット113、ウエハステージ
系ユニット114、及びウエハ搬送系ユニット115の
それぞれに対して、所定の気体の供給及び排気が独立に
行えるようになっている。
【0054】そのための空調装置として、塵除去フィル
タ及びオゾン除去フィルタを内蔵した第1空調装置11
6と、不図示の窒素ガスボンベより供給された窒素(N
2)ガスを循環させる第2空調装置117とが備えられて
いる。そして、第1空調装置116は、チャンバの外部
から取り込んだ空気、及び配管118Bを介して戻され
る空気より塵除去フィルタを介して塵等を除去すると共
に、オゾン除去フィルタを介してオゾンを除去して得ら
れる空気の温度及び流量を調整し、調整後の空気を配管
118Aを介して気体切り換え器120Aに供給する。
一方、第2空調装置117は、配管119B及び133
Bを介して戻される窒素ガスの内で、純度の高い部分の
温度及び流量を調整して配管119A及び133Aを介
して循環させると共に、純度の低い部分を配管136を
介してチャンバが設置されているクリーンルームの外部
の大気中に放出する。更に、第2空調装置117は、不
足した窒素ガスを窒素ガスボンベより補う、即ち不足分
についてパージを行うようにしている。
【0055】次に、気体切り換え器120Aでは供給さ
れた2種類の気体(オゾン除去後の空気、及び窒素ガ
ス)の一方を配管121Aを介して空調風量制御器12
2Aに供給し、空調風量制御器122Aでは配管123
Aを介して照明系ユニット111内部に気体を供給する
と共に、配管124Aを介して空調風量制御器125A
にも気体を供給する。空調風量制御器122A,125
A(その他も同様)では、それぞれ供給された気体の温
度及び流量(風量)の調整を行って吹き出す機能を有す
る。そして、空調風量制御器125Aでは配管126A
及び127Aを介して、それぞれレチクルステージ系ユ
ニット112内部及び空調風量制御器128Aに気体を
供給する。更に、空調風量制御器128Aでは配管12
9Aを介してウエハ搬送系ユニット115内部に気体を
供給すると共に、配管130A、空調風量制御器131
A、及び配管132Aを介してウエハステージ系ユニッ
ト114内部にも気体を供給する。
【0056】また、ウエハ搬送系ユニット115内部を
循環した気体は配管129Bを介して空調風量制御器1
28Bに排気され、ウエハステージ系ユニット114内
部を循環した気体は配管132B、空調風量制御器13
1B、及び配管130Bを介して空調風量制御器128
Bに排気され、空調風量制御器128Bから排気される
気体、及びレチクルステージ系ユニット112内部を循
環した気体は、それぞれ配管127B及び126Bを介
して空調風量制御器125Bに排気される。同様に、空
調風量制御器125Bから排気される気体、及び照明系
ユニット111内部を循環した気体はそれぞれ配管12
4B及び123Bを介して空調風量制御器122Bに排
気され、空調風量制御器122Bから排気される気体は
配管121Bを介して気体切り換え器120Bに供給さ
れ、気体切り換え器120Bでは供給された気体が空気
であるときには配管118Bを介して第1空調装置11
6に戻すと共に、供給された気体が窒素ガスであるとき
には配管119Bを介して第2空調装置117に戻すよ
うに構成されている。従って、照明系ユニット111、
レチクルステージ系ユニット112、ウエハステージ系
ユニット114、及びウエハ搬送系ユニット115には
共通に、オゾンを除去した空気か又は窒素ガスの何れか
が選択的に供給できるようになっている。
【0057】また、第2空調装置117では、配管13
3A、空調風量制御器134A及び配管135Aを介し
て、投影光学系ユニット113に対して温度及び流量が
制御された窒素ガスを供給し、投影光学系ユニット11
3内を循環した窒素ガスが配管135B、空調風量制御
器134B、及び配管133Bを介して第2空調装置1
17に戻されるように構成されている。従って、投影光
学系ユニット113には、他のユニットとは異なり、常
時窒素ガスのみが供給されるようになっている。これ
は、投影光学系PLは特にメンテナンスを行う必要がな
いためである。即ち、投影光学系ユニット113は外部
に対して高い気密性を保つように構成され、常時窒素ガ
スが供給されるようになっている。
【0058】また、空調風量制御器134A及び134
B中にはそれぞれ温度センサ、及び窒素ガスの純度を計
測する純度センサが設置されており、計測される純度が
所定の許容値以下となったときには、第2空調装置11
7において純度の低い窒素ガスが配管136を介して外
部に排出されて、不足分が窒素ガスボンベより補給され
る。
【0059】本例では、図1において、露光光源として
KrFエキシマレーザ、又はArFエキシマレーザ等の
エキシマレーザ光源2が使用されている。例えば、Ar
Fエキシマレーザ光は、通常の空気の成分中では、オゾ
ン(O3)による吸収率が最も高く、次いで酸素(O2)が
オゾンに変化する際の吸収率が高くなっており、窒素ガ
スの吸収率は殆ど無視できる程度である。そのため、露
光用の照明光ILの光路上には、気体を流すとすれば窒
素ガスを流すことによって、最も効率的に(高い透過率
で)ウエハWへの露光を行うことができる。
【0060】そこで、通常の露光シーケンスでは、図4
の気体切り換え器120Aでは、第2空調装置117か
らの窒素ガスを配管121Aに供給する。これによっ
て、照明系ユニット111、レチクルステージ系ユニッ
ト112、ウエハステージ系ユニット114、及びウエ
ハ搬送系ユニット115には共通に窒素ガスが供給され
て、ウエハには高い照明効率で転写露光が行われる。
【0061】一方、メンテナンス時又は試験的に露光を
行うような場合には、投影光学系ユニット113以外の
ユニットは作業者によってケーシングが開かれる可能性
があるため、安全上の見地より窒素ガスを供給すること
はできない。そのため、メンテナンス時等には、図4の
気体切り換え器120Aでは、第1空調装置116から
のオゾン除去後の空気を配管121Aに供給する。これ
によって、照明系ユニット111、レチクルステージ系
ユニット112、ウエハステージ系ユニット114、及
びウエハ搬送系ユニット115には共通にその空気が供
給されて、作業者は安全に作業を行うことができる。し
かも、投影光学系ユニット113以外のユニットに供給
されている気体はオゾン除去後の空気であり、露光用の
照明光ILに対する吸収率は低いため、照明効率の低下
も僅かである。
【0062】また、図4において、照明系ユニット11
1、レチクルステージ系ユニット112、ウエハステー
ジ系ユニット114、及びウエハ搬送系ユニット115
の内部の排気口の近傍にそれぞれ窒素ガス用の濃度セン
サ137A〜137Dが設置され、濃度センサ137A
〜137Dの検出結果が図1の主制御装置7に供給され
ている。主制御装置7では、メンテナンス時等にそれら
のユニットに供給する気体をオゾン除去後の空気に切り
換えた際には、濃度センサ137A〜137Dで検出さ
れる窒素濃度が通常の空気の濃度程度になるまで、作業
開始可の表示を行わないか、又はチャンバのカバーを閉
じた状態でロックしておく。これによって安全に作業が
行われる。
【0063】なお、それ以外に、主制御装置7にタイマ
を接続しておき、主制御装置7では、メンテナンス時等
にそれらのユニットに供給する気体をオゾン除去後の空
気に切り換えた際には、そのタイマを用いて所定の時間
経過後に作業開始可の表示等を行うようにしてもよい。
また、露光用の照明光の光路上の気体の種類によって吸
収率が異なるので、主制御装置7には、それぞれの気体
に対するウエハの表面上での照度がパラメータとして記
憶され、気体の種類の切り換え時にパラメータの変換が
行われるようになっている。
【0064】更に、図4の例では例えば照明系ユニット
111、レチクルステージ系ユニット112、ウエハス
テージ系ユニット114、及びウエハ搬送系ユニット1
15に対して並列に気体が供給されているが、それらの
ユニットの全部、又は一部を配管で直列に接続し、接続
されたユニットに直列に選択された気体を供給するよう
にしてもよい。これによって、配管の配列が簡略化され
る。
【0065】また、オゾン除去後の空気は取り込まれた
空気(外気)をオゾン除去フィルタにかけるのみで得ら
れるが、窒素ガスは連続的に使用する際には窒素ガスボ
ンベの交換を行う必要があり、且つ露光時とメンテンナ
ンス時等とで部分的に空気との入れ換えを行う必要があ
る。そこで、ウエハ上に塗布されるフォトレジストの必
要露光量が大きい(感度が低い)場合には、スループッ
トを高めるために照明系ユニット111〜ウエハ搬送系
ユニット115に対して窒素ガスを流して照明光の吸収
率を低くする一方、フォトレジストの必要露光量が小さ
い(感度が高い)場合には、吸収による光量低下があっ
ても殆どスループットに影響しないため、オゾン除去後
の空気を流すようにしてもよい。このように感光条件に
よって使用する気体の使い分けを行うことによって、ス
ループット及び運転コストを全体として最適化できる。
【0066】また、後者のようにフォトレジストの必要
露光量が小さい場合には、オゾン除去後の空気の代わり
に、外部から取り込まれた空気(大気)そのものを使用
してもよい。更に、窒素ガスの代わりに、KrFエキシ
マレーザ光、又はArFエキシマレーザ光に対する吸収
率の低い他の気体(例えばヘリウムのような不活性ガス
等)を使用してもよい。
【0067】更に、上述の気体による照明光の吸収を利
用して本例では照明光の光量を制御している。以下で
は、図5を参照してその光量制御方式につき説明する。
図5(a)は、図1のエキシマレーザ光源2及び第1照
明系4の一部を示し(偏向ミラー3は省略されてい
る)、この図5(a)において、エキシマレーザ光源2
からの照明光ILは、両側面に光透過性の窓が設けら
れ、内部に所定の気体が供給されている容器141の内
部を透過している。本例では容器141の内部にはオゾ
ン(O3)を所定の濃度で含んだ気体(例えば空気)が不
図示の配管を介して供給されている。また、容器141
にはベローズ機構142が接続され、図1の露光制御装
置1が切り換え装置6を介してベローズ機構142の伸
縮量を制御することによって、容器141内の気体の圧
力、即ち照明光ILに対する吸収率が所定範囲で連続的
に調整できるように構成されている。具体的に、照明光
ILの光量を低下させたいときには、容器141内の気
体の圧力を上げてその気体による吸収率を高くし、光量
を上げたいときにはその内部の気体の圧力を下げて真空
に近い状態にまで制御すれば、透過率が上がり、高いパ
ワーが得られる。この方式によって、光量可変が連続的
に行えると共に、NDフィルタを使用する場合とは異な
って制御機構の損傷等が少ないという利点がある。
【0068】なお、オゾンによる照明光の吸収が飽和す
る恐れもあるため、容器141及びベローズ機構142
内の気体を所定の割合ずつ入れ換えるようにしてもよ
い。次に、図5(b)は気体中のオゾンの濃度を変える
例を示し、この図5(b)において、エキシマレーザ光
源2から射出される照明光ILが容器141の内部を透
過している。そして、本例では容器141の内部に濃度
可変機構143を介してオゾンの濃度が0〜100%の
範囲内で制御された気体(例えば空気)が供給されてい
る。照明光ILの光量を上げるときには、オゾンの濃度
を0%に向けて低くし、照明光ILの光量を下げるとき
には、そのオゾンの濃度を100%に向けて高くするこ
とによって、照明光ILの光量を連続的に制御できる。
このシステムを用いる場合、照明光の吸収により発熱す
るので容器141の冷却を行う必要があるが、図5
(a)の場合と同様に、光量可変が連続的に行える利点
と、NDフィルタを使用する場合とは異なって制御機構
の損傷等が少ないという利点とがある。
【0069】なお、図5(a)及び(b)において、オ
ゾンの代わりに例えば酸素(O2)等のエキシマレーザ光
を吸収する気体を使用してもよい。次に、図6及び図7
を参照して本例の投影露光装置の各部の支持機構、及び
ステージの座標計測用のレーザ干渉計の構造につき説明
する。図6は本例の投影露光装置の機構部の概略構成を
示し、この図6において、矩形の大きな定盤32上に4
個の防振機構33A〜33D(図6では33A,33
B,33Cのみが図示されている)を介して、ウエハス
テージ用の定盤23が載置され、定盤23上に4脚の第
1のコラム34が植設されている。
【0070】そして、定盤23上にウエハステージ22
及び試料台21等(図1参照)が載置され、第1のコラ
ム34の上板34a上にレチクル支持台18を介してレ
チクルステージ17及びレチクルRが載置されている。
また、コラム34の上板34aの上に突き出たL字型の
支持部材34bの先端部に図1の照明光学系内の照明視
野絞り系11中の可動ブラインドが固定されている。即
ち、本例では、走査露光時に同期して動く部分が全て防
振機構33A〜33Dで支持された定盤23上に直接的
に、又は間接的にコラム34を介して取り付けられてい
る。
【0071】また、定盤32上に防振機構33A〜33
Dの外側の4個の防振機構35A〜35D(図6では3
5A,35Cのみが図示されている)を介して4脚の第
2のコラム25が植設され、コラム25の中板25cが
コラム34の上板34aと定盤23の上面との間を通過
し、コラム25の上板25dがコラム34の上板34a
の上部に架設されている。防振機構33A〜33D、及
び35A〜35Dはそれぞれエアパッド及び制振用の電
磁ダンパを含むアクティブ型の防振機構である。そし
て、第2のコラム25の中板25c中に投影光学系PL
が固定され(図2参照)、コラム25の上板25d上に
照明光学系のケーシング36が載置され、ケーシング3
6内の上板25d上に図1のエキシマレーザ光源2〜第
3照明系14までの照明光学系が固定されている。但
し、その照明光学系中の照明視野絞り系11の可動ブラ
インドのみは、ケーシング36の窓部36aを介して挿
通された、コラム34の支持部材34bの先端部に固定
されている。即ち、走査露光中に静止している部分が防
振機構35A〜35Dで支持されたコラム25に取り付
けられている。
【0072】本例では、静止している部材を支持する防
振機構35A〜35Dでは、主に床からの振動を減衰す
るための制御が行われ、走査露光時に動く部材を支持す
る防振機構33A〜33Dでは、床からの振動を減衰さ
せると共に、走査露光時のレチクルステージ17及びウ
エハステージ22の反力を吸収するための制御が行われ
ている。即ち、投影光学系PL及びケーシング36内の
照明光学系には、大きな加速度で駆動される重量の大き
い部材がないため、防振機構35A〜35Dとしては、
床からの高周波外乱による振動を除去するためのエアパ
ッドと、それによって発生する低周波振動を除去する電
磁ダンパとが組み合わされている。
【0073】一方、ウエハステージ22及びレチクルス
テージ17を含むステージ系では、大きな加速度で駆動
される重量の大きい部材を含むため、防振機構33A〜
33Dには、そのときの反力を防ぐために十分なパワー
を持つ電磁ダンパが取り付けられている。ウエハステー
ジ22及びレチクルステージ17はそれぞれ定盤23に
対して直接的、又は間接的にエアガイドで支持されてお
り、且つリニアモータで駆動されるので、床からの高周
波外乱による振動に対して定盤23自体は振動するもの
の、それらのステージ自身にはその高周波外乱は伝わり
にくい。従って、防振機構33A〜33D内のエアパッ
ドはそれ程高精度である必要はない。このように本例に
よれば、走査露光に同期して動く部分と静止している部
分とが異なる防振機構によって支持されているため、用
途に応じて防振機構を最適化でき、レチクルのパターン
を高い重ね合わせ精度でウエハ上に転写できる。
【0074】次に、図1において、ウエハ側のレーザ干
渉計24は実際にはX方向、及びY方向用の複数軸のレ
ーザ干渉計を表し、同様にレチクル側のレーザ干渉計1
9もX方向、及びY方向用の複数軸のレーザ干渉計を表
している。同様に、移動鏡19m及び24mもそれぞれ
X軸用及びY軸用の移動鏡を表している。図6では、レ
チクル側のレーザ干渉計19の内のY軸用(走査方向
用)の2軸のレーザ干渉計19Y1及び19Y2、並び
にウエハ側のレーザ干渉計24の内のY軸用の1軸のレ
ーザ干渉計24Y1を示し、レチクル側のY軸の移動鏡
19mYも示している。
【0075】図6において、ウエハ側のY軸用のレーザ
干渉計24Y1はコラム25の1つの脚部に固定され、
レチクル側のY軸用のレーザ干渉計19Y1,19Y2
もそれぞれコラム25の上板25dと脚部との間に固定
されている。同様に他のY軸用のレーザ干渉計もコラム
25に固定され、本例の走査方向であるY軸用のレーザ
干渉計は全て静止部材を支持するコラム25に取り付け
られている。また、X軸用のレーザ干渉計については、
図6ではコラム25に取り付けにくいように表わされて
いるが、コラム25の側面に設けた不図示のフレーム等
に取り付けるようにしてもよい。
【0076】図7は、図6を−X方向に見た一部を断面
とした図であり、この図7において、コラム25の脚部
内にウエハ側のレーザ干渉計24Y1が固定されてい
る。そして、外部のレーザ光源145からの周波数が異
なり偏光方向が直交する成分を含むレーザビームは、ミ
ラー146及び147を経てレーザ干渉計24Y1内の
偏光ビームスプリッタ(以下、「PBS」と呼ぶ)14
8に入射する。このとき、P偏光成分のレーザビームL
B1は、PBS148を透過して1/4波長板149を
経て試料台21の側面のY軸用の移動鏡24mYに向か
い、移動鏡24mYで反射されたレーザビームLB1は
1/4波長板149を経てS偏光としてPBS148で
反射される。
【0077】一方、PBS148に入射したレーザビー
ムの内で、S偏光成分のレーザビームLB2は、1/4
波長板150を経てプリズム型のミラー151の反射面
151aで反射された後、1/4波長板150を経てP
偏光としてPBS148を透過する。PBS148で同
軸に合成された周波数の異なるレーザビームLB1,L
B2は、プリズム型のミラー152で反射されて、レー
ザ干渉計24Y1の外部に射出され、射出されたレーザ
ビームLB1,LB2はミラー153及び154を経て
フォトダイオード等のレシーバ155で受光される。こ
の場合、ミラー151が参照鏡として作用する。レシー
バ155からの光電変換信号は所定の周波数のビート信
号であり、試料台21(移動鏡24mY)がY方向に移
動すると、そのビート信号の位相又は周波数が変化する
ことを利用して、参照鏡(ミラー151)を基準として
その試料台21のY座標が計測される。
【0078】同様に、レチクル側のY軸用のレーザ干渉
計19Y1も、コラム25の上板25dと脚部との間に
固定され、レーザ干渉計19Y1は、レーザ干渉計24
Y1と同様にPBS148A、1/4波長板149A,
150A、ミラー151A,152Aより構成され、プ
リズム型の反射面を有するミラー151Aが参照鏡とな
っている。そして、外部のレーザ光源145Aからのレ
ーザビームがミラー147A等を介してレーザ干渉計1
9Y1に導かれ、レーザ干渉計19Y1からのレーザビ
ームがミラー153A等を介してレシーバ155Aで受
光され、レシーバ155Aからのビート信号によってレ
チクルステージ17(移動鏡19mY)の位置が、その
参照鏡を基準として計測される。
【0079】本例のように投影光学系PL等の静止部材
を支持するコラム25側にレーザ干渉計24Y1,19
Y1及び参照鏡としてのミラー151,151Aを取り
付けることによって、床からの振動に影響されない干渉
計モニタシステムが実現できる。これに関して、レーザ
干渉計24Y1,19Y1を動く部分を支持するコラム
34側に設ける方法も考えられるが、この方法では、レ
ーザ干渉計による計測値に基づいてレチクルステージ1
7とウエハステージ22との同期を取ることは容易であ
るが、ステージ系の移動に伴う加速によりコラム34自
体が歪むので、実際にレチクルRとウエハWとが正確に
位置合わせされているかどうかの信頼性は必ずしも高く
ない。
【0080】それに対して、本例のようにステージ系の
加速によって歪む恐れのあるコラム34とは異なるコラ
ム25にレーザ干渉計24Y1,19Y1、他のレーザ
干渉計、及び投影光学系PLが固定されている場合に
は、レチクルステージ17及びウエハステージ22の位
置がそれぞれ高精度に計測されるため、結果としてレチ
クルRとウエハWとの位置合わせ精度が向上する。
【0081】なお、上述の実施の形態では、レーザ干渉
計の参照鏡としてのミラー151,151Aはコラム2
5に設けてあるが、温度変化等でコラム25自体が伸縮
する可能性もある。このような場合は、投影光学系PL
の側面に参照鏡としてのミラーを設けてもよい。また、
上述の実施の形態では、独立のコラム25及び34側に
それぞれ投影光学系PL及びステージ系を設けたので、
各部を高精度にそれぞれ調整した後組み合わせることが
可能となり、製造期間が短縮するという利点もある。但
し、この場合は、精度のゆるいステージ側のコラム34
の一部を着脱することで組み立てを行う必要がある。
【0082】なお、上述の実施の形態において、図4に
示すように、投影露光装置を複数のユニットに分けて、
各ユニット毎に独立に気体の入れ換えを行うシステム、
及び図5に示すように、露光用の照明光の強度を気体の
吸収率によって制御するシステム等は、走査型のみなら
ず、ステッパーのような静止露光型(一括露光型)の投
影露光装置においても同様に適用することができる。こ
のように、本発明は上述の実施の形態に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取り得る。
【0083】
【発明の効果】本発明の第1の投影露光装置によれば、
投影露光装置の照明光学系、投影光学系、及び基板ステ
ージを分割して収納した複数個のケーシング内にそれぞ
れ気体を切り換えて供給する気体供給手段が設けられて
いる。そのため、例えば通常の露光時には露光用の照明
光に対する吸収率の低い気体を供給し、メンテナンス時
等で作業者が近くにいる状態で試験的に露光を行うとき
には、例えば投影光学系内には露光用の照明光に対する
吸収率の低い気体を供給し、その他の部分には作業者に
とって安全な気体(空気等)を供給することによって、
露光時には露光用の照明光の吸収が少ないと共に、メン
テナンス時等における作業者の安全を確保できる利点が
ある。
【0084】この場合、複数種類の気体として、窒素、
空気、及びオゾンを除去した空気よりなる気体群から選
択された複数種類の気体を用いる場合、通常の露光時に
は窒素、又はオゾンを除去した空気を使用することによ
って、特に露光用の照明光が紫外光である場合の照明光
の吸収を少なくできると共に、メンテナンス時等には空
気、又はオゾンを除去した空気を使用することによって
作業者の安全が確保される。
【0085】また、その気体供給手段に、供給対象のケ
ーシング内の気体の種類を切り換える際に、このケーシ
ング内で気体が実質的に完全に置き換えられたことを確
認するための確認手段を設けた場合には、例えばそのケ
ーシング内の気体を照明光の吸収が少ない気体から作業
者にとって安全な気体に切り換えるようなときに、作業
者にとって安全な気体にほぼ完全に置き換えられたかど
うかが確認できる。従って、作業者の安全性が高まる利
点がある。また、確認手段としては、気体の濃度センサ
やタイマ等があるが、例えば濃度センサを使用する場合
には、タイマを使用する場合と比べて、無駄な待ち時間
が無く、且つ安全性も高められる。
【0086】次に、本発明の第2の投影露光装置によれ
ば、所定のケーシング内の気体中の単位面積当たりのオ
ゾンの量を変化させることによって、光学部材の損傷の
恐れなく、且つ連続的に露光用の照明光の照度が制御さ
れる。このとき、オゾンは紫外光に対する吸収性を有す
るため、露光用の照明光として紫外光を使用する場合
に、その紫外光の光量を常に正確に制御できる利点があ
る。
【0087】また、本発明の第3の投影露光装置によれ
ば、走査露光に同期して動く可動部と、走査露光に同期
することなく静止している静止部とを互いに異なる防振
台上に固定しているため、投影光学系がマスク(レチク
ル)及び感光基板(ウエハ)の同期走査の振動に影響さ
れることがなく、良好な結像特性が得られる利点があ
る。
【0088】この場合、マスク側ステージ、又は基板側
ステージに取り付けられた移動鏡と、その静止部が固定
されている防振台に取り付けられた参照鏡と、光ビーム
を用いてその移動鏡とその参照鏡との相対変位を検出す
る干渉計本体部と、を有する干渉計を設け、この干渉計
によってそのマスク側ステージ、又はその基板側ステー
ジの位置を計測する場合には、その参照鏡がステージ系
の振動の影響を受けないため、走査露光時のステージ系
の位置及び速度制御の制御性(制御精度等)が高まる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による投影露光装置の実施の形態の一例
を示す概略構成図である。
【図2】図1中の投影光学系PLの構成を示す縦断面図
である。
【図3】図2の投影光学系PLの照明領域と露光領域と
の関係、及びその露光領域の変形例を示す説明図であ
る。
【図4】その実施の形態の一例のユニット別空調システ
ムを示す構成図である。
【図5】(a)はその実施の形態の一例における照明光
の光量制御システムの要部を示す構成図、(b)はその
変形例を示す構成図である。
【図6】図1の投影露光装置の機構部の支持構造を示す
斜視図である。
【図7】図6を−X方向に見た一部を断面とした側面図
である。
【符号の説明】
1 露光制御装置 2 エキシマレーザ光源 5 照明系開口絞り用の切り換えレボルバ 7 主制御装置 11 照明視野絞り系 R レチクル PL 投影光学系 W ウエハ 13 ステージ制御装置 17 レチクルステージ 19Y1,19Y2 レチクル側のレーザ干渉計 21 試料台 22 ウエハステージ 23 定盤 24Y1 ウエハ側のレーザ干渉計 25 第2のコラム 32 定盤 34 第1のコラム 111 照明系ユニット 112 レチクルステージ系ユニット 113 投影光学系ユニット 114 ウエハステージ系ユニット 115 ウエハ搬送系ユニット 116 第1空調装置 117 第2空調装置 120A,120B 気体切り換え器 122A,122B 空調風量制御器 151,151A ミラー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光用の照明光を発生する露光光源を備
    え、前記照明光で転写用パターンの形成されたマスクを
    照明する照明光学系と、前記照明光のもとで前記マスク
    のパターンの像を感光基板上に投影する投影光学系と、
    前記感光基板を移動する基板ステージと、を有する投影
    露光装置において、 前記露光光源として紫外域以下の波長で発振するレーザ
    光源を使用し、 前記照明光学系、前記投影光学系、及び前記基板ステー
    ジを複数個の独立のケーシング内に収納し、 該複数個のケーシングの内の少なくとも1つのケーシン
    グ内に複数種類の気体を切り換えて供給する気体供給手
    段を設けたことを特徴とする投影露光装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の投影露光装置であって、 前記複数種類の気体として、窒素、空気、及びオゾンを
    除去した空気よりなる気体群から選択された複数種類の
    気体を用いることを特徴とする投影露光装置。
  3. 【請求項3】 請求項1、又は2記載の投影露光装置で
    あって、 前記気体供給手段に、供給対象のケーシング内の気体の
    種類を切り換える際に、該ケーシング内で気体が実質的
    に完全に置き換えられたことを確認するための確認手段
    を設けたことを特徴とする投影露光装置。
  4. 【請求項4】 露光用の照明光を発生する露光光源を備
    え、前記照明光で転写用パターンの形成されたマスクを
    照明する照明光学系と、前記照明光のもとで前記マスク
    のパターンの像を感光基板上に投影する投影光学系と、
    を有する投影露光装置において、 前記露光光源として紫外域以下の波長で発振するレーザ
    光源を使用し、 前記露光光源から前記感光基板までの間の前記照明光の
    光路上に配置された光透過性の窓部を有するケーシング
    と、 該ケーシング内に単位体積当たりのオゾン量が可変の気
    体を供給する気体制御手段と、を備え、 該気体制御手段から前記ケーシング内に供給する気体の
    オゾン量を変化させることによって、前記レーザ光源か
    ら発生して前記感光基板に照射される照明光の照度を制
    御することを特徴とする投影露光装置。
  5. 【請求項5】 マスク上の転写用パターンの一部の像を
    感光基板上に投影する投影光学系と、前記マスクを前記
    投影光学系に対して走査するマスク側ステージと、該マ
    スク側ステージに同期して前記感光基板を前記投影光学
    系に対して走査する基板側ステージとを有し、前記マス
    ク及び前記感光基板を同期して前記投影光学系に対して
    相対的に走査することによって、前記マスク上の転写用
    パターンを逐次前記感光基板上に転写する走査型の投影
    露光装置において、 走査露光に同期して動く可動部と、走査露光に同期する
    ことなく静止している静止部とを互いに異なる防振台上
    に固定することを特徴とする投影露光装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の投影露光装置であって、 前記マスク側ステージ、又は前記基板側ステージに取り
    付けられた移動鏡と、 前記静止部が固定されている防振台に取り付けられた参
    照鏡と、 光ビームを用いて前記移動鏡と前記参照鏡との相対変位
    を検出する干渉計本体部と、を有する干渉計を設け、該
    干渉計によって前記マスク側ステージ、又は前記基板側
    ステージの位置を計測することを特徴とする投影露光装
    置。
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