JPH09245901A - 感震遮断装置付きコンセント - Google Patents

感震遮断装置付きコンセント

Info

Publication number
JPH09245901A
JPH09245901A JP4495596A JP4495596A JPH09245901A JP H09245901 A JPH09245901 A JP H09245901A JP 4495596 A JP4495596 A JP 4495596A JP 4495596 A JP4495596 A JP 4495596A JP H09245901 A JPH09245901 A JP H09245901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
outlet
lock arm
support member
weight body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4495596A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kihara
孝 木原
Akinori Hayasaka
昭徳 早坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP4495596A priority Critical patent/JPH09245901A/ja
Publication of JPH09245901A publication Critical patent/JPH09245901A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ある程度の揺れになると揺動する錘体によっ
て確実に遮断動作を行える感震遮断装置付きコンセント
を提供する。 【解決手段】 支持部材13の一端に回動自在に支持さ
れたロックアーム14と、このロックアーム14の一端
側に位置し揺動することによりロックアーム14の一端
側を支持部材13から離れる方向に揺動させる錘体26
と、ロックアーム14の他端側と離接可能で、外方に突
出するように弾性付勢された押釦11を備え、ロックア
ーム14の他端側と係合して押釦11が内方に押し込ま
れた時オンし、ロックアーム14の他端側との係合が解
かれて外方に突出した時オフとなるプッシュスイッチ8
と、ロックアーム部材の一端側を支持部材14の方向に
弾性付勢するロックバネ16と、錘体26の下面側に配
設されたコイルバネ34と、一端が支持部材13に固定
され、他端はコイルバネ34に固定されたケーブル37
とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震等により所定
以上の振動が発生した場合にはコンセント電源の電路を
遮断する感震遮断装置付きコンセントに関する。
【0002】
【従来の技術】地震等により家屋が揺れた場合、電気ス
トーブや石油またはガスファンヒータあるいはアイロン
等のような発熱性を有する電気器具が転倒することによ
り、また、冷蔵庫においてはオンオフ動作時の火花によ
り漏れたガスが印加する等により、火災となる可能性が
あるので、強い振動が生じた時はこれら電気器具に対す
る電源の供給を直ちに遮断する必要がある。そこで、例
えば実開昭58−35260号公報に見られるように、
地震発生時にはコンセント用電源のみを遮断する感震遮
断装置が提案されている。この感震遮断装置は、壁や柱
に据え付けられたコンセントボックス内に漏電ブレーカ
における遮断機構及び感震時に接点が閉じる感震スイッ
チとを設けたものである。感震スイッチは円形の穴を有
する金属円板と、この金属円板と接触することにより導
通する金属球と、この金属球を金属円板に対して僅かな
間隙を隔てて支持する弾性を有する金属支柱とから構成
されている。この感震スイッチは、漏電ブレーカの漏電
検出動作確認用のテストスイッチに並列に接続されてお
り、地震の揺れにより金属球が慣性の影響により揺動し
て金属円板と接触してその間が導通すると、直ちに漏電
検知機構が動作してコンセント端子を電源端子から遮断
するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例におい
て、重りとなる金属球の揺れは、金属支柱の上端部に取
り付けて金属球を上方で支持する場合と、金属支柱の下
端部に取り付けて金属球を垂れ下げた状態で支持する場
合とでは、揺れの大きさすなわち感震感度が大きく異な
ってしまい、したがって、所望の揺れを感知させるに
は、金属球を上方に支持するか、垂れ下げるかを予め決
めておく必要がある。そのため、設置時には決められた
方向に金属球を支持することが必須になり、金属球の設
置方向に自由度がない。また、設定感度に達していなく
ても金属球は振動するので、取扱いが面倒である。
【0004】本発明の第1の課題は、錘体を支持部材の
下方に位置させた場合には、錘体は支持部材にケーブル
で釣り下げられた形となり、ロックアームに錘体の自重
が加わることはなく、所定の揺れを感知した時に確実に
ロックアーム支持部材の係合を解き、コンセントの電路
を遮断することができる感震遮断装置付きコンセントを
提供することである。
【0005】本発明の第2の課題は、第2のバネのバネ
力は錘体のみにしかかからなくして、天地いずれの方向
でセットしても、感震感度が変わることはなく、安定し
た動作を得られる感震遮断装置付きコンセントを提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の第1の課題を達成
するため、プラグと、コンセントと、支持部材と、この
支持部材に対して離接自在に支持されたロックアーム
と、このロックアームと前記支持部材間に挾み込まれる
つば部と、このつば部に接続された錘部を有する錘体
と、前記ロックアームを前記支持部材に接触する方向に
付勢して前記錘体のつば部を前記ロックアームと前記支
持部材間で挾み込ませて保持する第1のバネと、一端を
前記支持部材に固定し、他端を第2のバネを介して前記
錘体の錘部に固定されたケーブルと、前記プラグと前記
コンセント間に接続され、前記錘体の揺動によって前記
つば部により前記ロックアームが移動されると連動して
前記プラグと前記コンセント間の接続のオンオフの切換
動作を行うスイッチとを備えた第1の手段により達成さ
れる。
【0007】上記の第2の課題を達成するため、第1の
手段において、前記ケーブルには前記つば部に係合する
ストッパを設け、前記錘体が揺動していないときには、
前記第2のバネのバネ力を前記錘体のみで受けるように
した第2の手段により達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態をコン
セントプラグに適用した場合を例にとって図面について
説明する。なお、各実施の形態において、実質的に同じ
構成要素には同一参照番号を付して、重複する詳細な説
明は省略する。まず、図1から図7に示す第1の実施の
形態について説明する。図1は第1の実施の形態の正面
図、図2は第1の実施の形態のセット時の状態を一部断
面で示す側面図、図3は第1の実施の形態の非セット時
の状態を一部断面で示す側面図、図4は錘体の動作状態
を説明するための説明図、図5はリセット動作途中を示
す説明図、図6は錘体を示す縦断面図、図7は図3とは
天地逆に設置した場合のセット時の状態を一部を断面で
示す側面図である。
【0009】これらの図において、1は感震遮断装置付
きコンセントで、感震遮断装置付きコンセント1は、上
ケース2aと下ケース2bとで構成された筐体2を有し
ている。上ケース2aの正面の上部には電気器具のプラ
グ(図示しない)が挿入されるプラグ穴4,4が形成さ
れ、上ケース2aの正面中央の膨出された部分には後述
するリセット釦部22のリセット釦部22を突出させる
開口9が形成されている。そして下ケース2bの背面か
らは壁や柱5等に据え付けられたコンセント(図示せ
ず)に差込まれるプラグ(AC(in))6が突出されてい
る。筐体2のプラグ穴4,4に対向する位置には、電気
器具のプラグが差込まれるコンセント端子(AC(ou
t))7が配設され、このコンセント端子7とプラグ6と
はプッシュスイッチ8を介して電気的に接続されてい
る。
【0010】プッシュスイッチ8は、上ケース2aの正
面部方向(図2の左右方向)に摺動可能な押釦11を有
し、この押釦11を押し込むことによりオンとなってコ
ンセント端子7とプラグ6とを電気的に接続し、押釦1
1を突出させることによりこの両者間の電気的な接続を
遮断してオフとするものである。このプッシュスイッチ
8の押釦11は、押し込んでもロックされず、コイルス
プリング12により常時外方に突出するよう弾性的に付
勢されているノンロックタイプのものである。なお、プ
ッシュスイッチ8は、従来より周知の形式のものである
ので、その内部構造については詳細な説明及び図示は省
略する。このプッシュスイッチ8は筐体2内に固定され
た支持部材13上に取り付けられており、プッシュスイ
ッチ8の押釦11は、リセット釦部22を有するリセッ
ト部材21の嵌合凹部52に嵌合されている。
【0011】支持部材13は筐体2の下ケース2bに固
定され、支持部材13の下面には後述する錘部50のつ
ば部29が配置される受け凹部31が設けられている。
この受け凹部31の中心部には支持部材13の上下面に
貫通する貫通孔33が穿設されている。支持部材13の
下面にはロックアーム14が配設されている。
【0012】このロックアーム14は、支持部材13の
下面に支持された支軸15により回動自在に支持されて
いる。この支軸15には捩じりコイルバネ等のロックバ
ネ16のコイル部が遊嵌され、さらにロックバネ16の
一端部が支持部材13に、そして他端部がロックアーム
14に係止されており、ロックバネ16のバネ力により
ロックアーム14は支軸15を中心にして図3で反時計
回り方向に付勢されている。これにより、ロックアーム
14の一端部14aが支持部材13の下面に対して圧接
するようにされてある。また、ロックアーム14の他端
部14bには、リセット部材21の係合突起24と係合
する係止突起17が下方に突設され、また、ロックアー
ム14の一端部14aと支軸15との中程には、リセッ
ト動作時にリセット部材21の係合部23と当接する押
圧突起18が下方に突設されている。また、ロックアー
ム14の一端部14aにはその下面側を略円錐形状とし
更に上面側を貫通させた錘体揺動用孔19が穿設されて
いる。
【0013】リセット部材21には、リセット操作でき
るように筐体2の上ケース2aの開口9から突出されて
いるリセット釦部22と、リセット釦部22の内側に形
成され、プッシュスイッチ8の押釦11を嵌合する嵌合
凹部52と、ロックアーム14の一端部14aの下面の
押圧突起18と当接する係合部23と、ロックアーム1
4の係止突起17と係合する係合突起24と、ロックア
ーム14の他端部14bが嵌入する開口25が設けられ
ている。
【0014】26は錘体で、錘体26は、図6に示すよ
うに、略円柱形をした錘部50と、錘部50の下面中央
部に形成された凹部27と、錘部50の上面中央から突
設された支柱部28と、支柱部28の先端に形成され、
支持部材13の下面とロックアーム14の一端部14a
の上面で挾み込まれる円板状のつば部29と、つば部2
9の中央から支柱部28を経て錘部50の凹部27まで
貫通した貫通孔32から構成されている。錘体26の支
柱部28部分が、ロックアーム14の錘体揺動用孔19
を貫通して支柱部28の先端のつば部29が支持部材1
3の下面とロックアーム14の一端部14aの上面で挾
み込まれているとともに、つば部29はロックアーム1
4の錘体揺動用孔19より径が大きいので錘体26は抜
けおちないでかつ錘体26は揺動可能となっている。こ
の錘体26は、図6に示すように、貫通孔32にケーブ
ル37を挿通し、更に錘部50の凹部27内に配設した
コイルバネ34を貫通させ、突出したケーブル37の下
端にストッパ35を取り付けて抜け止めしてある。ま
た、ケーブル37の上端は貫通孔32から更に支持部材
13の貫通孔33を貫通して上面側でストッパ36を取
り付けて抜け止めしてある。したがって、錘体26は支
持部材13の貫通孔33にケーブル37で吊られ、かつ
ケーブル37にはコイルバネ34のバネ力がかかってい
ることになる。このコイルバネ34を配置したことによ
り、錘体26が揺動する際、つば部29と支持部材との
間に隙間が生じるのでケーブル37は伸びる必要がある
がケーブル37は伸縮しないためコイルバネ34の伸縮
によって錘体26が揺動できるようになっている。
【0015】なお、錘部50のつば部29は、支持部材
13に接触する上面の周縁部に面取り部53が形成され
ている。この面取り部53により、設定震度以上になっ
て錘体26が揺動したとき、スムーズに何れの方向にも
揺動できるようにしてある。
【0016】以上のように構成された感震遮断装置付き
コンセント1を、そのプラグ6を壁や柱5等に据え付け
られたコンセント(図示せず)に差込んで使用する。こ
の時、感震遮断装置付きコンセント1の天地の関係は、
図1ないし図3に示すようにしても、天地を逆にして図
7に示すようにしてもどちらでもよい。
【0017】次に、図1ないし図3に示すように感震遮
断装置付きコンセント1をコンセント(図示せず)に差
込み、そのコンセント端子7に電気器具のプラグ(図示
しない)を差込んだ場合の感震遮断装置付きコンセント
1の動作を説明する。
【0018】図2はセットされた状態で、この図2の状
態では、リセット釦部22が押し込まれてプッシュスイ
ッチ8の押釦11も押し込まれてプッシュスイッチ8は
オン状態となっている。さらに、押し込まれているリセ
ット部材21の係合突起24がロックアーム14の係止
突起17と係合されてリセット部材21は押し込み位置
でロックされているので、プッシュスイッチ8の押釦1
1もコイルスプリング12に抗して押し込み位置で保持
されている。したがって、図2の状態では、プッシュス
イッチ8のオン状態は維持されている。なお、ロックア
ーム14はロックバネ16のバネ力によって錘体26の
つば部を所定の圧力で支持部材13との間に挾み込んで
いる。
【0019】地震等により揺れが発生すると、錘部50
の慣性力によって錘体26に揺れる力が作用する。設定
値以下の揺れに対して、つまり、ロックバネ16のバネ
力によるロックアーム14の一端部14aによって錘体
26のつば部29を支持部材13の下面に押し付けてい
る力の方が、前記慣性力より大きい場合は錘体26は揺
動しない。設定値以上の揺れになると、錘部50の慣性
力によって錘体26に揺れる力により、つば部29がロ
ックバネ16のバネ力に抗してロックバネ16の一端部
14aを図2の下方に押し下げられ、ロックアーム14
を支軸15を中心にして時計回り方向に回動させられ
る。そして、このようなロックアーム14の回動によっ
て遂には図2の状態で係合していたロックアーム14の
係止突起17が、図4に示すように、リセット部材21
の係合突起24から外れる。すると、リセット部材21
によって押し込み位置でロックされていたプッシュスイ
ッチ8の押釦11がコイルスプリング12により外方に
突出されて図3の状態となり、プッシュスイッチ8はオ
フ状態となってのコンセント端子7とプラグ6とを電気
的接続を遮断する。これにより、電気器具に対するコン
セント電源の供給は停止する。
【0020】なお、錘体26の揺動においては、前述し
たようにコイルバネ34が圧縮されることにより、ケー
ブル37が伸縮しなくても錘体26は自由に揺動するこ
とができる。また、錘体26は支持部材13に上端を固
定されたケーブル37に吊られた形になっているので、
ロックアーム14には錘体26の自重がかからない。し
たがって、感震遮断装置付きコンセント1の天地を逆に
して使用してもロックアーム14による錘体26のつば
部29の支持部材下面への押し付け力に大きな変動はな
いので、どのような形態で使用しても感震感度に大きな
バラツキは生じない。
【0021】次に、図3の状態から感震遮断動作が行え
る図2の状態に復帰させる動作について以下説明する。
図3の状態は、感震遮断動作が行われた後、錘体26は
ロックバネ16のバネ力によるロックアーム14の反時
計回り方向の回動により、錘体26のつば部29が支持
部材13の受け凹部31に押し付けられて非傾倒状態に
復帰されている。なお、第1の実施の形態の場合、コイ
ルバネ34によるバネ力も復帰動作に作用している。こ
のような図3の状態から、リセット釦部22を筐体2の
内部に押し込むと、リセット部材21は図3の右方向に
押し込まれ、リセット釦部22の係合突起24がロック
アーム14の係止突起17の背面の傾斜部に突き当たっ
て、ロックアーム14を僅かに時計回り方向に回動させ
て係止突起17を乗り越え、図2に示すように、リセッ
ト釦部22の係合突起24がロックアーム14の係止突
起17に係合してロックする。同時に、リセット釦部2
2の押し込みに伴って押釦11も押し込まれて、プッシ
ュスイッチ8は再びオン状態に保たれ、電気器具にコン
セント電源を供給することができる。
【0022】次に、上述の感震遮断動作によって錘体2
6が図3の状態のように非傾倒状態に戻らずに図4のよ
うに傾倒されたままとなった状態からのリセット動作に
ついて説明する。なお、図4の状態は図1ないし図3と
は天地を逆にして使用した場合(図7の使用形態)に起
こりやすい。図4の状態から、上述のようにならずに、
リセット釦部22を筐体2内部に押し込むと、リセット
部材21は図4の右方向に押し込まれ、リセット部材2
1の係合部23がロックアーム14の押圧突起18を押
し、ロックアーム14を支軸15を中心にして反時計回
り方向に回動させ、図5の状態となる。これにより、図
4のように傾倒したままつば部29がひっ掛ていたり、
図4の使用形態で錘部50の自重によって倒れたままと
なっている錘体26を起こして図2の状態に復帰させる
ことができる。図5の状態からリセット釦部22の押し
込みをやめると、リセット部材21はコイルスプリング
12により図5の左方向に押し戻され、リセット部材2
1の係合突起24がロックアーム14の係止突起17に
係合されて押し込み位置でロックされる。このようにし
てロックアーム14はリセット釦部22の押し込み力を
解除しても、プッシュスイッチ8はオン状態に保たれ、
電気器具にはコンセント電源が供給される。
【0023】なお、前記図3とは天地を逆にして、感震
遮断装置付きコンセント1を図7に示すようにコンセン
ト(図示せず)に差込んだ場合、すなわち、錘体26が
上に位置するように感震遮断装置付きコンセント1を差
込んでも、設定値以上の揺れが発生した場合には、前記
図1ないし図5の場合と同様に錘体26が揺れて、係止
突起17と係合突起24との係合は解かれ、プッシュス
イッチ8はオフとなる。また、リセット動作も前記図1
ないし図5の場合と同様であるので詳細な説明を省略す
る。
【0024】ところで、前記第1の実施の形態において
は、図7のように錘体26が上方に位置するように感震
遮断装置付きコンセント1を差込んだ場合には、コイル
バネ34のバネ力が錘体26を支持部材の下面に押し付
けるように作用している。したがって、感震感度が図3
の場合より多少変化する可能性がある。そこで、図8に
示す第2の実施の形態においては、感震遮断装置付きコ
ンセント1を天地逆に差込んでも、コイルバネ34のバ
ネ力が感震感度に全く影響することがないように構成し
ている。図8は第2の実施の形態における錘体を示す縦
断面図である。なお、前記第1の実施の形態と同一部分
には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0025】すなわち、この第2の実施の形態において
は、つば部29の支持部材13と相対する面の中央部に
中間ストッパ41を収納する凹部42を形成し、ケーブ
ル37を中間ストッパ41で区切り、コイルバネ34の
バネ力がコイルバネ34の一端のストッパ35からケー
ブル37にかかり、ケーブル37の他端側では中間スト
ッパ41を介してつば部29の上面側で受けている。し
たがって、コイルバネ34のバネ力は錘体26の上下面
にかかっているもので、コイルバネ34のバネ力はスト
ッパ36にかかっていないので、錘体26を支持部材1
3に押し付けない。なお、錘体26が上述のように揺動
するときには、前記第1の実施例と同様にコイルバネ3
4が圧縮されて錘体26の傾倒は支障なく行える。な
お、特に説明していない構成は前記第1の実施例と同様
である。
【0026】この第2の実施の形態においては、図7に
示すように、錘体26が上方に位置するようにして感震
遮断装置付きコンセント1をコンセント(図示せず)に
差込んでも、コイルバネ34のバネ力は非傾倒状態の錘
体26の上下で引っ張りあうだけで他には作用しないの
で、天地いずれの方向にセットしても、感震感度が変わ
ることはない。したがって、コンセント(図示せず)の
周りの環境等により天地いずれか都合のよい方向にセッ
トすることができる。
【0027】このような前記各実施の形態にあっては、
プラグ6と、コンセント端子7と、支持部材13と、こ
の支持部材13に対して離接自在に支持されたロックア
ーム14と、このロックアーム14と支持部材13間に
挾み込まれるつば部29と、このつば部29に接続され
た錘部50を有する錘体26と、ロックアーム14を支
持部材13に接触する方向に付勢して錘体26のつば部
29をロックアーム14と支持部材13間で挾み込ませ
て保持するロックバネ16と、一端を支持部材13に固
定し、他端をコイルバネ34を介して錘体26の錘部5
0に固定されたケーブル37と、プラグ6とコンセント
端子7間に接続され、錘体26の揺動によってつば部2
9によりロックアーム14が移動されると連動してプラ
グ6とコンセント端子7間の接続のオンオフの切換動作
を行うスイッチ8とを備えたため、錘体26はコイルバ
ネ34とケーブル37とにより支持部材13に支持され
た形になるので、ロックアーム14にある程度非傾倒位
置を保持するように錘体26は支持部材13にケーブル
37で釣り下げられた形となり、所定の揺れを感知した
時に確実にコンセント内の電路を遮断することができ
る。
【0028】また、前記各実施の形態にあっては、スイ
ッチ8は、押釦11の突出に連動して突出するリセット
部材21のリセット釦部22を押し込むことにより、リ
セット部材21の係合突起24がロックアーム14の係
止突起17と係合してリセット部材21を押し込み位置
でロックするようにしたため、遮断動作した感震遮断装
置を簡単にリセットすることができる。
【0029】また、前記第2の実施の形態にあっては、
ケーブル37にはつば部29の上面に係合する中間スト
ッパ41を設け、錘体26が揺動していないときには、
コイルバネ34のバネ力を錘体26のみで受けるように
したので、コイルバネ34のバネ力は錘体26のみにし
かかからないので、天地いずれの方向でセットしても、
感震感度が変わることはなく、安定した動作を得られ
る。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、錘体はバ
ネとケーブルとにより支持部材に支持された形になるの
で、錘体を支持部材の下方に位置させた場合には、錘体
は支持部材にケーブルで釣り下げられた形となり、ロッ
クアームに錘体の自重が加わることはなく、所定の揺れ
を感知した時に確実にロックアーム支持部材の係合を解
き、コンセント内の電路を遮断することができる。
【0031】請求項2記載の発明によれば、第2のバネ
のバネ力は錘体のみにしかかからないので、天地いずれ
の方向でセットしても、感震感度が変わることはなく、
安定した動作を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のセット時の状態を
一部を断面で示す側面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における非セット時
の状態を一部を断面で示す側面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における錘体の動作
状態を説明するための説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるリセット動
作途中を示す説明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における錘体を示す
縦断面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態を図3とは天地逆に
設置した場合のセット時の状態を一部を断面で示す側面
図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態における錘体を示す
縦断面図である。
【符号の説明】
1 感震遮断装置付きコンセント 8 プッシュスイッチ 11 押釦 13 支持部材 14 ロックアーム 16 ロックバネ 17 係止突起 18 押圧突起 21 リセット部材 22 リセット釦部 23 係合部 24 係合突起 26 錘体 28 支柱部 29 つば部 34 コイルバネ 35,36 ストッパ 37 ケーブル 41 中間ストッパ 50 錘部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラグと、 コンセントと、 支持部材と、 この支持部材に対して離接自在に支持されたロックアー
    ムと、 このロックアームと前記支持部材間に挾み込まれるつば
    部と、このつば部に接続された錘部を有する錘体と、 前記ロックアームを前記支持部材に接触する方向に付勢
    して前記錘体のつば部を前記ロックアームと前記支持部
    材間で挾み込ませて保持する第1のバネと、 一端を前記支持部材に固定し、他端を第2のバネを介し
    て前記錘体の錘部に固定されたケーブルと、 前記プラグと前記コンセント間に接続され、前記錘体の
    揺動によって前記つば部により前記ロックアームが移動
    されると連動して前記プラグと前記コンセント間の接続
    のオンオフの切換動作を行うスイッチとを備えたことを
    特徴とする感震遮断装置付きコンセント。
  2. 【請求項2】 前記ケーブルには前記つば部に係合する
    ストッパを設け、 前記錘体が揺動していないときには、前記第2のバネの
    バネ力を前記錘体のみで受けるようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の感震遮断装置付きコンセント。
JP4495596A 1996-03-01 1996-03-01 感震遮断装置付きコンセント Withdrawn JPH09245901A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4495596A JPH09245901A (ja) 1996-03-01 1996-03-01 感震遮断装置付きコンセント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4495596A JPH09245901A (ja) 1996-03-01 1996-03-01 感震遮断装置付きコンセント

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09245901A true JPH09245901A (ja) 1997-09-19

Family

ID=12705918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4495596A Withdrawn JPH09245901A (ja) 1996-03-01 1996-03-01 感震遮断装置付きコンセント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09245901A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007097307A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Kawamura Electric Inc 住宅用分電盤

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007097307A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Kawamura Electric Inc 住宅用分電盤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4390922A (en) Vibration sensor and electrical power shut off device
US6433700B1 (en) Multiuse on/off switch for hazard detector
JPH09245901A (ja) 感震遮断装置付きコンセント
JPH11126658A (ja) 加速度感知形電気接栓
KR200489674Y1 (ko) 가정용 가스밸브자동차단기
JPH0789423B2 (ja) 記録部材の挿入方向検出装置
JPH09259706A (ja) 十字型キースイッチ
JPH10144409A (ja) 感震遮断装置および感震遮断コンセント
JP3688936B2 (ja) 多方向入力装置
JPH1167045A (ja) 地震の揺れを利用した電源遮断装置
JP2812155B2 (ja) 自動小燃焼機構付石油燃焼器
JPS6133454B2 (ja)
JP4329222B2 (ja) 傾斜検出装置
JPH08242530A (ja) 地震用漏電防止装置
JPS6330067Y2 (ja)
JP3204257U (ja) 耐震安全装置
JPS6141475Y2 (ja)
JPH0254463A (ja) ディスク収納装置
JP2001262914A (ja) 開閉体の施錠装置
JPH09259707A (ja) 十字型キースイッチ
JPS6020336Y2 (ja) 熱応動装置
JPH0222854B2 (ja)
JPH0141027Y2 (ja)
KR950003730Y1 (ko) 라이터의 점화 안전장치
JPH1074434A (ja) 感震自動電源回路遮断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030506