JPH0924549A - 止水板の接合方法及びそれに用いる装置 - Google Patents
止水板の接合方法及びそれに用いる装置Info
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- JPH0924549A JPH0924549A JP7198168A JP19816895A JPH0924549A JP H0924549 A JPH0924549 A JP H0924549A JP 7198168 A JP7198168 A JP 7198168A JP 19816895 A JP19816895 A JP 19816895A JP H0924549 A JPH0924549 A JP H0924549A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/70—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
- B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined
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- Building Environments (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 止水板を容易に高精度且つ高強度で接合する
ことができる止水板の接合方法及びそれに用いる装置を
提供する。 【解決手段】 金型30を構成する下型32と上型34
によって、接合する止水板1をその接合端面1Cを対向
させると共にその間に接合部型空間36Aを形成して保
持し、該接合部型空間36A内に注入装置によって未加
硫の未加硫ゴム3を圧入充填し、熱盤35A,35Bよ
って金型30を加熱して未加硫ゴム3を加硫して接合部
型空間36A形状のゴムによって止水板1を接合する。
ことができる止水板の接合方法及びそれに用いる装置を
提供する。 【解決手段】 金型30を構成する下型32と上型34
によって、接合する止水板1をその接合端面1Cを対向
させると共にその間に接合部型空間36Aを形成して保
持し、該接合部型空間36A内に注入装置によって未加
硫の未加硫ゴム3を圧入充填し、熱盤35A,35Bよ
って金型30を加熱して未加硫ゴム3を加硫して接合部
型空間36A形状のゴムによって止水板1を接合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート構造
物等の継目部分に予め埋入設置して水の侵入を防止する
止水板の接合方法及びそれに用いる装置に関する。
物等の継目部分に予め埋入設置して水の侵入を防止する
止水板の接合方法及びそれに用いる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴム止水板の接合方法としては、
ヒーター金型を使用する焼付接合法が広く用いられてい
る。
ヒーター金型を使用する焼付接合法が広く用いられてい
る。
【0003】焼付接合法は、まず、図14に示すように
止水板1′の接合端部を厚さ方向に真っ直ぐ又は斜めに
切断し、各接合端面1C′にバフ掛又はグラインダ掛け
等の表面処理を施した後、接合端面1C′にゴム糊を塗
布して5〜10分間乾燥させ、次いで、未加硫ゴムのシ
ート4を接合端面に介在させて、図示しないヒーター金
型で上下に挟んで加圧しつつ加熱して未加硫ゴムシート
4を加硫することによって接合するものである。
止水板1′の接合端部を厚さ方向に真っ直ぐ又は斜めに
切断し、各接合端面1C′にバフ掛又はグラインダ掛け
等の表面処理を施した後、接合端面1C′にゴム糊を塗
布して5〜10分間乾燥させ、次いで、未加硫ゴムのシ
ート4を接合端面に介在させて、図示しないヒーター金
型で上下に挟んで加圧しつつ加熱して未加硫ゴムシート
4を加硫することによって接合するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の接合方法では、バフ掛け等の表面処理工程、接合端
面へのゴム糊塗布工程、未加硫ゴムシートの貼付工程及
びヒーター金型によるプレス工程と多くの工程を要する
と共に厚さに対する切断形状の重ね代の調整が難しく調
節作業が必要であって作業が面倒であり、接合部に図1
5に示すような種々の不具合を生ずるという問題があっ
た。即ち、(A)は余剰ゴムが接合部に盛り上がったも
の、(B)は接合部に段付きが生じたもの、(C)は接
合ゴムが不足したもの、(D)は角度ズレを生じたもの
である。
来の接合方法では、バフ掛け等の表面処理工程、接合端
面へのゴム糊塗布工程、未加硫ゴムシートの貼付工程及
びヒーター金型によるプレス工程と多くの工程を要する
と共に厚さに対する切断形状の重ね代の調整が難しく調
節作業が必要であって作業が面倒であり、接合部に図1
5に示すような種々の不具合を生ずるという問題があっ
た。即ち、(A)は余剰ゴムが接合部に盛り上がったも
の、(B)は接合部に段付きが生じたもの、(C)は接
合ゴムが不足したもの、(D)は角度ズレを生じたもの
である。
【0005】また、ゴム糊の塗布工程ではその乾燥時間
に対して室温等外的条件の影響が大きいために時間管理
が困難で作業性が悪く、更に、接合面の強度は止水板母
材に対して弱いという問題もある。
に対して室温等外的条件の影響が大きいために時間管理
が困難で作業性が悪く、更に、接合面の強度は止水板母
材に対して弱いという問題もある。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であって、止水板を容易に高精度且つ高強度で接合する
ことができる止水板の接合方法及びそれに用いる装置を
提供することを目的とする。
であって、止水板を容易に高精度且つ高強度で接合する
ことができる止水板の接合方法及びそれに用いる装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の止水板の接合方法は、分割された型部材をその分割
方向に圧接することによって、接合面を対向させると共
にその接合面間に接合部型空間を形成しつつ止水板を保
持し、前記接合部型空間内に未加硫のゴム素材を充填し
た後、前記型部材を加熱して前記接合部型空間内の前記
ゴム素材を加硫して前記両接合面を接合することを特徴
とする。
明の止水板の接合方法は、分割された型部材をその分割
方向に圧接することによって、接合面を対向させると共
にその接合面間に接合部型空間を形成しつつ止水板を保
持し、前記接合部型空間内に未加硫のゴム素材を充填し
た後、前記型部材を加熱して前記接合部型空間内の前記
ゴム素材を加硫して前記両接合面を接合することを特徴
とする。
【0008】また、上記接合方法を用いる装置として、
上記止水板の接合部形状と対応する接合部型空間と前記
止水板をその接合面を前記接合部型空間に臨ませて保持
する保持部と前記接合部型空間に外部から連通する注入
口を備えた分割された型部材と、前記型部材をその分割
方向に圧接する加圧手段と、前記型部材を加熱する加熱
手段と、前記注入口から前記接合部型空間内に未加硫の
ゴム素材を充填する充填手段と、を備えて構成されてい
ることを特徴とする。
上記止水板の接合部形状と対応する接合部型空間と前記
止水板をその接合面を前記接合部型空間に臨ませて保持
する保持部と前記接合部型空間に外部から連通する注入
口を備えた分割された型部材と、前記型部材をその分割
方向に圧接する加圧手段と、前記型部材を加熱する加熱
手段と、前記注入口から前記接合部型空間内に未加硫の
ゴム素材を充填する充填手段と、を備えて構成されてい
ることを特徴とする。
【0009】上記止水板の接合方法によれば、止水板の
対向接合面間に形成された接合部型空間内に充填された
未加硫のゴム素材が型部材の加熱によって加硫され、加
硫後の接合部型空間形状のゴムによって止水板の接合面
間が接合される。
対向接合面間に形成された接合部型空間内に充填された
未加硫のゴム素材が型部材の加熱によって加硫され、加
硫後の接合部型空間形状のゴムによって止水板の接合面
間が接合される。
【0010】また、上記接合方法を用いる装置は、型部
材の保持部によって止水板をその接合面を接合部型空間
に臨ませて保持すると共に、加圧手段によって型部材を
その分割方向に加圧し、注入手段によって注入口から接
合部型空間内に未加硫のゴム素材を充填した後、加熱手
段によって型部材を加熱して接合部型空間内の未加硫ゴ
ム素材を加硫し、加硫後の接合部型空間形状のゴムによ
って止水板の接合面を接合する。
材の保持部によって止水板をその接合面を接合部型空間
に臨ませて保持すると共に、加圧手段によって型部材を
その分割方向に加圧し、注入手段によって注入口から接
合部型空間内に未加硫のゴム素材を充填した後、加熱手
段によって型部材を加熱して接合部型空間内の未加硫ゴ
ム素材を加硫し、加硫後の接合部型空間形状のゴムによ
って止水板の接合面を接合する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
実施の形態について説明する。図1は本発明に係る止水
板の接合方法を用いる止水板接合装置の全体概略構成を
示す側面図である。尚、本構成は、図3及び図8に示す
ように平板の両側縁部と中心部に円形の凸部1A,1B
を有する断面形状の止水板1を、その厚さ方向に所定角
度(略直交状態)で接合するものである。
実施の形態について説明する。図1は本発明に係る止水
板の接合方法を用いる止水板接合装置の全体概略構成を
示す側面図である。尚、本構成は、図3及び図8に示す
ように平板の両側縁部と中心部に円形の凸部1A,1B
を有する断面形状の止水板1を、その厚さ方向に所定角
度(略直交状態)で接合するものである。
【0012】図示止水板接合装置10は、加圧手段とし
てのプレス装置20と、当該プレス装置20に設けられ
た型部材としての金型30に未加硫のゴム素材(生ゴ
ム)を圧入充填する充填手段としての注入装置40とに
より構成されている。
てのプレス装置20と、当該プレス装置20に設けられ
た型部材としての金型30に未加硫のゴム素材(生ゴ
ム)を圧入充填する充填手段としての注入装置40とに
より構成されている。
【0013】プレス装置20は、水平な固定盤21の上
側に、可動盤22が油圧によって固定盤21と平行に離
接移動可能にコラム23に支持されて設けられ、可動盤
22が固定盤21上の被加圧部材(金型30)を所定の
圧力で加圧し得るように構成されているものである。
側に、可動盤22が油圧によって固定盤21と平行に離
接移動可能にコラム23に支持されて設けられ、可動盤
22が固定盤21上の被加圧部材(金型30)を所定の
圧力で加圧し得るように構成されているものである。
【0014】固定盤21には左右方向縦断面図である図
2に示すように、熱板35A及び金型ベース31を介し
て下型32が固定され、可動盤22には熱板35B及び
金型ベース33を介して上型34が固定され、これらに
よって金型30が構成されている。
2に示すように、熱板35A及び金型ベース31を介し
て下型32が固定され、可動盤22には熱板35B及び
金型ベース33を介して上型34が固定され、これらに
よって金型30が構成されている。
【0015】金型30の下型32と上型34には、その
分割面32A,34Aを合致させることによって止水板
1と同一の断面形状で両側方外部に連通し内部中央で所
定角度で屈曲する空間36を形成する凹条32B,34
Bがそれぞれ形成されており、分割面32A,34Aは
当該空間36の厚さ方向中心に設定されている。凹条3
2B,34Bはプレス装置20の左右方向に延設され、
本実施例は前述のごとく止水板1を所定の角度で接合す
るものであるために分割面32A,34Aは正面から見
ると中央で屈曲するV字状となっている。尚、止水板を
直線状に接合するものであれば分割面は水平となるもの
である。
分割面32A,34Aを合致させることによって止水板
1と同一の断面形状で両側方外部に連通し内部中央で所
定角度で屈曲する空間36を形成する凹条32B,34
Bがそれぞれ形成されており、分割面32A,34Aは
当該空間36の厚さ方向中心に設定されている。凹条3
2B,34Bはプレス装置20の左右方向に延設され、
本実施例は前述のごとく止水板1を所定の角度で接合す
るものであるために分割面32A,34Aは正面から見
ると中央で屈曲するV字状となっている。尚、止水板を
直線状に接合するものであれば分割面は水平となるもの
である。
【0016】金型30内に形成される空間36は、止水
板1の接合角度に設定された(分割面32A,34Aに
沿った)中央で屈曲するV字状であり、その屈曲部は未
加硫ゴムが充填される接合部型空間36Aとなり、この
接合部型空間36Aと連続する両側の空間は止水板1を
保持する保持部36Bとなっている。
板1の接合角度に設定された(分割面32A,34Aに
沿った)中央で屈曲するV字状であり、その屈曲部は未
加硫ゴムが充填される接合部型空間36Aとなり、この
接合部型空間36Aと連続する両側の空間は止水板1を
保持する保持部36Bとなっている。
【0017】接合部型空間36Aには、接合する止水板
1の延設方向(プレス装置20の左右方向)と直交する
一方側(プレス装置20の正面側)に注入口37(下・
上型32,34の前後方向縦断面図である図9に示す)
が、他方側に排気口38がそれぞれ下型32と上型34
の分割面32A,34A部位に外部に連通するように形
成されている。
1の延設方向(プレス装置20の左右方向)と直交する
一方側(プレス装置20の正面側)に注入口37(下・
上型32,34の前後方向縦断面図である図9に示す)
が、他方側に排気口38がそれぞれ下型32と上型34
の分割面32A,34A部位に外部に連通するように形
成されている。
【0018】熱板35A,35Bは、所定厚さの板状で
あって、電熱ヒーター又は内部に配設された管路に高温
蒸気が供給される等して所定温度に加熱され、下型32
及び上型34(金型30)を所定温度に加熱するもので
ある。
あって、電熱ヒーター又は内部に配設された管路に高温
蒸気が供給される等して所定温度に加熱され、下型32
及び上型34(金型30)を所定温度に加熱するもので
ある。
【0019】注入装置40は、その側面図である図6及
び平面図である図7に示すように、固定ベース41上に
昇降機構42を介して設けられた昇降ベース43の上面
に射出シリンダ44とゴム装填部45と油圧シリンダ4
6が直列に配設され、油圧シリンダ46の後部(正面
側)の固定ベース41上に油圧シリンダ46に油圧を供
給する油圧ポンプ47が設けられて構成されている。
び平面図である図7に示すように、固定ベース41上に
昇降機構42を介して設けられた昇降ベース43の上面
に射出シリンダ44とゴム装填部45と油圧シリンダ4
6が直列に配設され、油圧シリンダ46の後部(正面
側)の固定ベース41上に油圧シリンダ46に油圧を供
給する油圧ポンプ47が設けられて構成されている。
【0020】昇降機構42は、中央で揺動可能に枢着さ
れたリンクアーム42A,42Bによって昇降ベース4
3を固定ベース41に支持すると共に、その前後両端部
の固定ベース41との間にそれぞれスプリング42Cが
介装されて構成されている。
れたリンクアーム42A,42Bによって昇降ベース4
3を固定ベース41に支持すると共に、その前後両端部
の固定ベース41との間にそれぞれスプリング42Cが
介装されて構成されている。
【0021】リンクアーム42A,42Bはその一端が
それぞれ固定ベース41又は昇降ベース43に枢支され
ると共に他端は昇降ベース43又は固定ベース41に水
平方向に摺動移動可能に支持されており、また、スプリ
ング42Cの付勢力は昇降ベース43及びその支持する
部材(射出シリンダ44,ゴム装填部45及び油圧シリ
ンダ46)の重量と釣り合うように設定されている。
それぞれ固定ベース41又は昇降ベース43に枢支され
ると共に他端は昇降ベース43又は固定ベース41に水
平方向に摺動移動可能に支持されており、また、スプリ
ング42Cの付勢力は昇降ベース43及びその支持する
部材(射出シリンダ44,ゴム装填部45及び油圧シリ
ンダ46)の重量と釣り合うように設定されている。
【0022】これにより、昇降ベース43はリンクアー
ム42A,42Bの揺動によって固定ベース41に対し
て水平に昇降可能であり、スプリング42Cはその付勢
力で昇降を補助すると共に任意の位置(高さ)に保持す
るように機能する。
ム42A,42Bの揺動によって固定ベース41に対し
て水平に昇降可能であり、スプリング42Cはその付勢
力で昇降を補助すると共に任意の位置(高さ)に保持す
るように機能する。
【0023】射出シリンダ44は、その先端に金型30
との結合口金44Aが設けられると共に、収容される未
加硫ゴム3(図9に示す)を所定温度に維持する温度調
節機能を備えている。
との結合口金44Aが設けられると共に、収容される未
加硫ゴム3(図9に示す)を所定温度に維持する温度調
節機能を備えている。
【0024】ゴム装填部45は、射出シリンダ44と同
一内径の円筒状であって射出シリンダ44の後部に連結
され、上側に当該円筒状内部に未加硫ゴムを装填する装
填口45Aが開口形成されている。
一内径の円筒状であって射出シリンダ44の後部に連結
され、上側に当該円筒状内部に未加硫ゴムを装填する装
填口45Aが開口形成されている。
【0025】油圧シリンダ46は、そのシリンダロッド
の先端にピストン46Aが固定されてこのピストン46
Aがゴム装填部45及び射出シリンダ44の内周に嵌合
しており、油圧ポンプ47から供給される油圧による油
圧シリンダ46の駆動によってピストン46Aがゴム装
填部45と射出シリンダ44の間を移動するようになっ
ている。
の先端にピストン46Aが固定されてこのピストン46
Aがゴム装填部45及び射出シリンダ44の内周に嵌合
しており、油圧ポンプ47から供給される油圧による油
圧シリンダ46の駆動によってピストン46Aがゴム装
填部45と射出シリンダ44の間を移動するようになっ
ている。
【0026】而して、上記構成の止水板接合装置10
は、下記のごとく作用して止水板1を接合する。
は、下記のごとく作用して止水板1を接合する。
【0027】まず、プレス装置20の可動盤22を上方
に位置させて図3に示すように金型30を開いた状態
(上型34と下型32の分割面34A,32Aを離間さ
せた状態)とし、止水板1の接合端面1Cを溶剤拭きし
た後、端部を金型30の保持部36B内にセットする。
即ち、保持部36Bを形成する下型32の左右の凹部3
2Bに止水板1の端部をそれぞれはめ込み、プレス装置
20の可動盤22を下降させて図4に示すように上下型
34,32の分割面34A,32Aを所定の圧力で圧接
する。この状態では、金型30によって形成される空間
36のうちの保持部36Bを止水板1が占有(換言すれ
ば保持部36Bが止水板1を保持)すると共に止水板1
の両接合端面1C同士が対向する接合型空間36Aは中
空状態である。
に位置させて図3に示すように金型30を開いた状態
(上型34と下型32の分割面34A,32Aを離間さ
せた状態)とし、止水板1の接合端面1Cを溶剤拭きし
た後、端部を金型30の保持部36B内にセットする。
即ち、保持部36Bを形成する下型32の左右の凹部3
2Bに止水板1の端部をそれぞれはめ込み、プレス装置
20の可動盤22を下降させて図4に示すように上下型
34,32の分割面34A,32Aを所定の圧力で圧接
する。この状態では、金型30によって形成される空間
36のうちの保持部36Bを止水板1が占有(換言すれ
ば保持部36Bが止水板1を保持)すると共に止水板1
の両接合端面1C同士が対向する接合型空間36Aは中
空状態である。
【0028】その後、注入装置40の結合口金44Aの
位置(高さ)を昇降機構42を作用させて金型30の注
入口37の位置に合わせ、結合口金44Aを注入口37
に結合する。そして、油圧ポンプ47からの油圧によっ
て油圧シリンダ46を駆動してピストン46Aを最も後
方(正面側)に位置させてゴム装填部45内に装填口4
5Aから未加硫ゴム3を装填し、油圧シリンダ46によ
ってピストン46Aを前方側(金型側)に移動させて、
未加硫ゴムをゴム装填部45から射出シリンダ44内に
圧送し更に射出シリンダ44から結合口金44A及び注
入口37を介して図9に示すように金型30の接合型空
間36A内に圧入(未加硫ゴム3)し、図5に示すよう
に接合型空間36A内全体(即ち止水板1の接合端面1
Cの間)に充満するまで充填する。その後、熱板35
A,35Bによって金型30を所定温度で所定時間加熱
して接合型空間36A内の未加硫ゴム3を加硫して弾性
を有するゴムとする。これにより、止水板1は図8に示
すように接合型空間36A形状の加硫ゴム2によって接
合されることとなるものである。
位置(高さ)を昇降機構42を作用させて金型30の注
入口37の位置に合わせ、結合口金44Aを注入口37
に結合する。そして、油圧ポンプ47からの油圧によっ
て油圧シリンダ46を駆動してピストン46Aを最も後
方(正面側)に位置させてゴム装填部45内に装填口4
5Aから未加硫ゴム3を装填し、油圧シリンダ46によ
ってピストン46Aを前方側(金型側)に移動させて、
未加硫ゴムをゴム装填部45から射出シリンダ44内に
圧送し更に射出シリンダ44から結合口金44A及び注
入口37を介して図9に示すように金型30の接合型空
間36A内に圧入(未加硫ゴム3)し、図5に示すよう
に接合型空間36A内全体(即ち止水板1の接合端面1
Cの間)に充満するまで充填する。その後、熱板35
A,35Bによって金型30を所定温度で所定時間加熱
して接合型空間36A内の未加硫ゴム3を加硫して弾性
を有するゴムとする。これにより、止水板1は図8に示
すように接合型空間36A形状の加硫ゴム2によって接
合されることとなるものである。
【0029】本構成では、止水板1の接合端部を上下型
34,32の間に挟み、金型30(上下型34,32)
と止水板1の端面1Cとの間に形成される接合型空間3
6Aに未加硫ゴム3を充填して加硫するものであるた
め、接合部は止水板1の接合端面形状にかかわらず金型
30によって規定される所定の接合形状が得られ、止水
板1の接合端面形状の手直しや、従来のような面倒な工
程も不要となって接合作業が極めて容易且つ高精度に行
えると共に、接合強度も止水板1の他の部位と同様の強
度が得られるものである。
34,32の間に挟み、金型30(上下型34,32)
と止水板1の端面1Cとの間に形成される接合型空間3
6Aに未加硫ゴム3を充填して加硫するものであるた
め、接合部は止水板1の接合端面形状にかかわらず金型
30によって規定される所定の接合形状が得られ、止水
板1の接合端面形状の手直しや、従来のような面倒な工
程も不要となって接合作業が極めて容易且つ高精度に行
えると共に、接合強度も止水板1の他の部位と同様の強
度が得られるものである。
【0030】尚、上記実施例は、止水板1を所定の角度
で接合するものであるが、これに限らず、図10に示す
ように直線状の接合や、図11に示すように垂直T字
形,図12に平面図を示す水平T字形,図13に平面図
を示す水平十字型の接合にも利用可能なものである。
で接合するものであるが、これに限らず、図10に示す
ように直線状の接合や、図11に示すように垂直T字
形,図12に平面図を示す水平T字形,図13に平面図
を示す水平十字型の接合にも利用可能なものである。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る止水板
の接合方法及びそれを用いる装置によれば、止水板を分
割された型部材によって保持し、その対向面間に形成さ
れた接合部型空間に未加硫ゴムを圧入充填して加硫する
ことにより止水板を接合するものであるため、止水板の
接合端面形状にかかわらず所定の接合形状で高精度に接
合することができ、止水板の接合端面形状の手直しや従
来のような面倒な工程も要することなく接合作業が極め
て簡単に行えると共に接合強度も止水板の他の部位と同
様の強度が得られるものである。
の接合方法及びそれを用いる装置によれば、止水板を分
割された型部材によって保持し、その対向面間に形成さ
れた接合部型空間に未加硫ゴムを圧入充填して加硫する
ことにより止水板を接合するものであるため、止水板の
接合端面形状にかかわらず所定の接合形状で高精度に接
合することができ、止水板の接合端面形状の手直しや従
来のような面倒な工程も要することなく接合作業が極め
て簡単に行えると共に接合強度も止水板の他の部位と同
様の強度が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る止水板の接合方法を用いる止水板
接合装置の全体概略構成を示す側面図である。
接合装置の全体概略構成を示す側面図である。
【図2】金型の左右方向縦断面図である。
【図3】止水板保持作用状態を示す金型の左右方向縦断
面図である。
面図である。
【図4】止水板保持状態を示す金型の左右方向縦断面図
である。
である。
【図5】接合部型空間に未加硫ゴム素材を充填した状態
を示す金型の左右方向縦断面図である。
を示す金型の左右方向縦断面図である。
【図6】注入装置の側面図である。
【図7】注入装置の平面図である。
【図8】接合された止水板を示す斜視図である。
【図9】金型の前後方向縦断面図である。
【図10】止水板の異なる接合形状を示す斜視図であ
る。
る。
【図11】止水板の異なる接合形状を示す斜視図であ
る。
る。
【図12】止水板の異なる接合形状を示す平面図であ
る。
る。
【図13】止水板の異なる接合形状を示す平面図であ
る。
る。
【図14】従来の止水板の接合方法を説明する図であ
る。
る。
【図15】従来の問題点を説明する図である。
1 止水板 1C 接合面 2 加硫ゴム 3 未加硫ゴム(未加硫のゴム素材) 10 止水板接合装置 20 プレス装置(加圧手段) 30 金型(型部材) 32 下型(型部材) 34 上型(型部材) 35A 熱板(加熱手段) 35B 熱板(加熱手段) 36A 接合部型空間 36B 保持部 37 注入口 40 注入装置(充填手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 固定盤21には左右方向縦断面図である
図2に示すように、熱盤35A及び金型ベース31を介
して下型32が固定され、可動盤22には熱盤5B及び
金型ベース33を介して上型34が固定され、これらに
よって金型30が構成されている。
図2に示すように、熱盤35A及び金型ベース31を介
して下型32が固定され、可動盤22には熱盤5B及び
金型ベース33を介して上型34が固定され、これらに
よって金型30が構成されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】 その後、注入装置40の結合口金44A
の位置(高さ)を昇降機構42を作用させて金型30の
注入口37の位置に合わせ、結合口金44Aを注入口3
7に結合する。そして、油圧ポンプ47からの油圧によ
って油圧シリンダ46を駆動してピストン46Aを最も
後方(正面側)に位置させてゴム装填部45内に装填口
45Aから未加硫ゴム3を装填し、油圧シリンダ46に
よってピストン46Aを前方側(金型側)に移動させ
て、未加硫ゴムをゴム装填部45から射出シリンダ44
内に圧送し更に射出シリンダ44から結合口金44A及
び注入口37を介して図9に示すように金型30の接合
型空間36A内に圧入(未加硫ゴム3)し、図5に示す
ように接合型空間36A内全体(即ち止水板1の接合端
面1Cの間)に充満するまで充填する。その後、熱盤3
5A,35Bによって金型30を所定温度で所定時間加
熱して接合型空間36A内の未加硫ゴム3を加硫して弾
性を有するゴムとする。これにより、止水板1は図8に
示すように接合型空間36A形状の加硫ゴム2によって
接合されることとなるものである。
の位置(高さ)を昇降機構42を作用させて金型30の
注入口37の位置に合わせ、結合口金44Aを注入口3
7に結合する。そして、油圧ポンプ47からの油圧によ
って油圧シリンダ46を駆動してピストン46Aを最も
後方(正面側)に位置させてゴム装填部45内に装填口
45Aから未加硫ゴム3を装填し、油圧シリンダ46に
よってピストン46Aを前方側(金型側)に移動させ
て、未加硫ゴムをゴム装填部45から射出シリンダ44
内に圧送し更に射出シリンダ44から結合口金44A及
び注入口37を介して図9に示すように金型30の接合
型空間36A内に圧入(未加硫ゴム3)し、図5に示す
ように接合型空間36A内全体(即ち止水板1の接合端
面1Cの間)に充満するまで充填する。その後、熱盤3
5A,35Bによって金型30を所定温度で所定時間加
熱して接合型空間36A内の未加硫ゴム3を加硫して弾
性を有するゴムとする。これにより、止水板1は図8に
示すように接合型空間36A形状の加硫ゴム2によって
接合されることとなるものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 止水板 1C 接合面 2 加硫ゴム 3 未加硫ゴム(未加硫のゴム素材) 10 止水板接合装置 20 プレス装置(加圧手段) 30 金型(型部材) 32 下型(型部材) 34 上型(型部材) 35A 熱盤(加熱手段) 35B 熱盤(加熱手段) 36A 接合部型空間 36B 保持部 37 注入口 40 注入装置(充填手段)
Claims (2)
- 【請求項1】分割された型部材をその分割方向に圧接す
ることによって、接合面を対向させると共にその接合面
間に接合部型空間を形成しつつ止水板を保持し、前記接
合部型空間内に未加硫のゴム素材を充填した後、前記型
部材を加熱して前記接合部型空間内の前記ゴム素材を加
硫して前記両接合面を接合することを特徴とする止水板
の接合方法。 - 【請求項2】上記止水板の接合部形状と対応する接合部
型空間と前記止水板をその接合面を前記接合部型空間に
臨ませて保持する保持部と前記接合部型空間に外部から
連通する注入口を備えた分割された型部材と、 前記型部材をその分割方向に圧接する加圧手段と、 前記型部材を加熱する加熱手段と、 前記注入口から前記接合部型空間内に未加硫のゴム素材
を充填する充填手段と、を備えて構成されていることを
特徴とする請求項1に記載の止水板の接合方法に用いる
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7198168A JPH0924549A (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 止水板の接合方法及びそれに用いる装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7198168A JPH0924549A (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 止水板の接合方法及びそれに用いる装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0924549A true JPH0924549A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=16386604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7198168A Pending JPH0924549A (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 止水板の接合方法及びそれに用いる装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0924549A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002276045A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-25 | Nishimatsu Constr Co Ltd | 継手構造体および該継手構造体を用いる連結方法 |
JP2008063789A (ja) * | 2006-09-06 | 2008-03-21 | Nippon Zenith Pipe Co Ltd | コンクリート製管体の接合方法及びその接合に用いる加熱装置 |
JP2011084034A (ja) * | 2009-10-19 | 2011-04-28 | Uchiyama Manufacturing Corp | ゴム成型体の接合方法及びこれを用いた環状ゴムガスケットの製造方法 |
CN103085277A (zh) * | 2011-11-02 | 2013-05-08 | 贵州贵航汽车零部件股份有限公司 | 一种密封条的转角接头方法及模具 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59202928A (ja) * | 1983-04-28 | 1984-11-16 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | ウエザ−ストリツプ及びその製造方法 |
JPS61246020A (ja) * | 1985-09-11 | 1986-11-01 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用ウエザストリツプの型成形部接続方法 |
JPH06305030A (ja) * | 1993-04-22 | 1994-11-01 | Shinei Rubber Kogyo Kk | ゴム素材の結合方法 |
-
1995
- 1995-07-11 JP JP7198168A patent/JPH0924549A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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CN103085277A (zh) * | 2011-11-02 | 2013-05-08 | 贵州贵航汽车零部件股份有限公司 | 一种密封条的转角接头方法及模具 |
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