JPH09245181A - アンチエイリアシング処理方法 - Google Patents
アンチエイリアシング処理方法Info
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- JPH09245181A JPH09245181A JP8048811A JP4881196A JPH09245181A JP H09245181 A JPH09245181 A JP H09245181A JP 8048811 A JP8048811 A JP 8048811A JP 4881196 A JP4881196 A JP 4881196A JP H09245181 A JPH09245181 A JP H09245181A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像境界線が画素境界における直交する2つ
の線と交差する場合にもアンチエイリアシング処理とし
て塗り潰すべき面積率を適切に算出する。 【解決手段】 1画素の大きさを1×1として、画像境
界線1の傾きθが45°≦0<135°の場合には、画
素の上下中央線と画像境界線の交点のX座標値X0が0
≦X0≦1のときに面積率をX0とし、X0<0のとき
に面積率を0とし、X0>1のときに面積率を1とする
一方、画像境界線1の傾きθが0°≦0<45°あるい
は135°≦θ<180°の場合には、画素の左右中央
線と画像境界線の交点のY座標値Y0が0≦X0≦1の
ときに面積率をY0とし、Y0<0のときに面積率を0
とし、Y0>1のときに面積率を1とする。
の線と交差する場合にもアンチエイリアシング処理とし
て塗り潰すべき面積率を適切に算出する。 【解決手段】 1画素の大きさを1×1として、画像境
界線1の傾きθが45°≦0<135°の場合には、画
素の上下中央線と画像境界線の交点のX座標値X0が0
≦X0≦1のときに面積率をX0とし、X0<0のとき
に面積率を0とし、X0>1のときに面積率を1とする
一方、画像境界線1の傾きθが0°≦0<45°あるい
は135°≦θ<180°の場合には、画素の左右中央
線と画像境界線の交点のY座標値Y0が0≦X0≦1の
ときに面積率をY0とし、Y0<0のときに面積率を0
とし、Y0>1のときに面積率を1とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラフィックス処
理装置等における出力画像エッジ部のギザギザを除去す
るアンチエイリアシング処理方法に関する。
理装置等における出力画像エッジ部のギザギザを除去す
るアンチエイリアシング処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばコンピュータグラフィックスの分
野では、その出力媒体であるCRTに画像を表示する際
に、その表示画像をより美しくするためにアンチエイリ
アシング処理方法が用いられる。この処理は、図6
(a)に示すような階段状のギザギザ部分(エイリア
ス)に輝度変調をかけて、視覚的に表示画像を図6
(b)に示すように滑らかにするものである。
野では、その出力媒体であるCRTに画像を表示する際
に、その表示画像をより美しくするためにアンチエイリ
アシング処理方法が用いられる。この処理は、図6
(a)に示すような階段状のギザギザ部分(エイリア
ス)に輝度変調をかけて、視覚的に表示画像を図6
(b)に示すように滑らかにするものである。
【0003】従来、この種のアンチエイリアシング処理
方法としては、特開平4−157980号公報に記載さ
れたものが知られている。
方法としては、特開平4−157980号公報に記載さ
れたものが知られている。
【0004】図5にその原理を示している。図5(a)
は画像境界線1の傾きが45°≦θ<135°の場合で
あり、図5(b)は画像境界線1の傾きが0°≦θ<4
5°あるいは135°≦θ<180°の場合である。図
5(a)において、1は画像境界線であり、画像部は画
像境界線1の左側に存在するものとする。aは座標
(0,0)の点、bは座標(1,0)の点、cは座標
(1,1)の点、dは座標(0,1)の点、eは座標
(X2,1)の点、fは座標(X1,0)の点、gは座
標(X0,1)の点、hは座標(X0,0)の点であ
る。正方形abcdは1画素の境界である。また、eと
fは画像境界線1と画素境界との交点である。ここでX
0を、 X0=(X1+X2)/2 とすると、台形afedの面積は長方形ahgdの面積
と等しくなり、アンチエイリアシング処理として塗り潰
すべき面積率がX0と求められる。
は画像境界線1の傾きが45°≦θ<135°の場合で
あり、図5(b)は画像境界線1の傾きが0°≦θ<4
5°あるいは135°≦θ<180°の場合である。図
5(a)において、1は画像境界線であり、画像部は画
像境界線1の左側に存在するものとする。aは座標
(0,0)の点、bは座標(1,0)の点、cは座標
(1,1)の点、dは座標(0,1)の点、eは座標
(X2,1)の点、fは座標(X1,0)の点、gは座
標(X0,1)の点、hは座標(X0,0)の点であ
る。正方形abcdは1画素の境界である。また、eと
fは画像境界線1と画素境界との交点である。ここでX
0を、 X0=(X1+X2)/2 とすると、台形afedの面積は長方形ahgdの面積
と等しくなり、アンチエイリアシング処理として塗り潰
すべき面積率がX0と求められる。
【0005】図5(b)において、1は画像境界線であ
り、画像部は画像境界線1の下側に存在するものとす
る。aは座標(0,0)の点、bは座標(1,0)の
点、cは座標(1,1)の点、dは座標(0,1)の
点、eは座標(1,Y2)の点、fは座標(0,Y1)
の点、gは座標(1,Y0)の点、hは座標(0、Y
0)の点である。正方形abcdは1画素の境界であ
る。なお、eとfは画像境界線1と画素境界との交点で
ある。ここでY0を、 Y0=(Y1+Y2)/2 とすると、台形abefの面積は長方形abghの面積
と等しくなり、塗り潰すべき面積率がY0と求められ
る。
り、画像部は画像境界線1の下側に存在するものとす
る。aは座標(0,0)の点、bは座標(1,0)の
点、cは座標(1,1)の点、dは座標(0,1)の
点、eは座標(1,Y2)の点、fは座標(0,Y1)
の点、gは座標(1,Y0)の点、hは座標(0、Y
0)の点である。正方形abcdは1画素の境界であ
る。なお、eとfは画像境界線1と画素境界との交点で
ある。ここでY0を、 Y0=(Y1+Y2)/2 とすると、台形abefの面積は長方形abghの面積
と等しくなり、塗り潰すべき面積率がY0と求められ
る。
【0006】このように、画像境界線の傾きに応じて塗
り潰すべき面積率を算出することができる。
り潰すべき面積率を算出することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アンチエイリアシング処理方法では画像境界線が画素境
界における上下あるいは左右の平行する2線と交差する
場合は適用可能であるが、画素境界における直交する2
直線と交差する場合は適用できない。
アンチエイリアシング処理方法では画像境界線が画素境
界における上下あるいは左右の平行する2線と交差する
場合は適用可能であるが、画素境界における直交する2
直線と交差する場合は適用できない。
【0008】本発明は、画像境界線が画素境界における
直交する2直線と交差する場合にもアンチエイリアシン
グ処理として塗り潰すべき面積率の算出が可能な方法を
提供することを目的とする。
直交する2直線と交差する場合にもアンチエイリアシン
グ処理として塗り潰すべき面積率の算出が可能な方法を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明に係るアンチエイリアシング処理方法は、画像
境界線が画素境界における直交する2直線と交差する場
合には、隣接する画素を含めて塗り潰すべき面積率を算
出するようにしたものである。
に本発明に係るアンチエイリアシング処理方法は、画像
境界線が画素境界における直交する2直線と交差する場
合には、隣接する画素を含めて塗り潰すべき面積率を算
出するようにしたものである。
【0010】これにより、画像境界線が画素境界におけ
る直交する2直線と交差している場合であっても、塗り
潰すべき面積率の算出が可能となる。
る直交する2直線と交差している場合であっても、塗り
潰すべき面積率の算出が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る請求項1のアンチエ
イリアシング処理方法は、塗り潰すべき面積率に基づい
て画像境界線が横切る画素の出力を調整して出力画像の
境界部のギザギザを滑らかに表現するアンチエイリアシ
ング処理方法において、前記画像境界線の傾きθが0°
≦θ<45°あるいは135°≦θ<180°の場合と
45°≦θ<135°の場合とに分け、かつそれぞれの
場合において前記画像境界線が画素を横切る位置に応じ
て塗り潰すべき面積率を算出することを特徴としてい
る。これにより、画像境界線が画素境界の直交する2直
線と交差している場合であっても、塗り潰すべき面積率
の算出が可能となるという作用を有する。
イリアシング処理方法は、塗り潰すべき面積率に基づい
て画像境界線が横切る画素の出力を調整して出力画像の
境界部のギザギザを滑らかに表現するアンチエイリアシ
ング処理方法において、前記画像境界線の傾きθが0°
≦θ<45°あるいは135°≦θ<180°の場合と
45°≦θ<135°の場合とに分け、かつそれぞれの
場合において前記画像境界線が画素を横切る位置に応じ
て塗り潰すべき面積率を算出することを特徴としてい
る。これにより、画像境界線が画素境界の直交する2直
線と交差している場合であっても、塗り潰すべき面積率
の算出が可能となるという作用を有する。
【0012】本発明に係る請求項2のアンチエイリアシ
ング処理方法は、上記請求項1において、1画素の大き
さを1×1として、画像境界線の傾きθが45°≦0<
135°の場合には、画素の上下中央線と画像境界線の
交点のX座標値X0が0≦X0≦1のときに面積率をX
0とし、X0<0のときに面積率を0とし、X0>1の
ときに面積率を1とする一方、画像境界線の傾きθが0
°≦0<45°あるいは135°≦θ<180°の場合
には、画素の左右中央線と画像境界線の交点のY座標値
Y0が0≦X0≦1のときに面積率をY0とし、Y0<
0のときに面積率を0とし、Y0>1のときに面積率を
1とすることを特徴としている。画像境界線が画素境界
における直交する2直線と交差する場合にはその画像境
界線は隣接する画素をも分断することになるが、本請求
項によれば、その隣接する画素も含めて塗り潰すべき面
積率をきわめて高精度に算出できるという作用を有す
る。
ング処理方法は、上記請求項1において、1画素の大き
さを1×1として、画像境界線の傾きθが45°≦0<
135°の場合には、画素の上下中央線と画像境界線の
交点のX座標値X0が0≦X0≦1のときに面積率をX
0とし、X0<0のときに面積率を0とし、X0>1の
ときに面積率を1とする一方、画像境界線の傾きθが0
°≦0<45°あるいは135°≦θ<180°の場合
には、画素の左右中央線と画像境界線の交点のY座標値
Y0が0≦X0≦1のときに面積率をY0とし、Y0<
0のときに面積率を0とし、Y0>1のときに面積率を
1とすることを特徴としている。画像境界線が画素境界
における直交する2直線と交差する場合にはその画像境
界線は隣接する画素をも分断することになるが、本請求
項によれば、その隣接する画素も含めて塗り潰すべき面
積率をきわめて高精度に算出できるという作用を有す
る。
【0013】以下、本発明の実施の形態に係るアンチエ
イリアシング処理方法について、図面を用いて説明す
る。
イリアシング処理方法について、図面を用いて説明す
る。
【0014】図1および図2はアンチエイリアシング処
理として塗り潰すべき面積率の算出の原理を示してい
る。図1(a),(b),(c),(d),(e)およ
び図2(a),(b),(c),(d),(e)におい
て、1は画像境界線であり、aは座標(0,0)の点、
bは座標(1,0)の点、cは座標(1,1)の点、d
は座標(0,1)の点であり、正方形abcdは1画素
の境界であり、eとfは画像境界線1と画素境界との交
点である。また、図1(a),(b),(c),
(d),(e)は画像境界線1の傾きθが45°≦θ<
135°の場合であり、gは座標(X0,1)の点、h
は座標(X0,0)の点、iは座標(X0,0.5)の
点である。なお、iはX軸をY方向に0.5移動した線
と画像境界線1との交点であり、画像部は画像境界線1
の左側に存在するものとする。
理として塗り潰すべき面積率の算出の原理を示してい
る。図1(a),(b),(c),(d),(e)およ
び図2(a),(b),(c),(d),(e)におい
て、1は画像境界線であり、aは座標(0,0)の点、
bは座標(1,0)の点、cは座標(1,1)の点、d
は座標(0,1)の点であり、正方形abcdは1画素
の境界であり、eとfは画像境界線1と画素境界との交
点である。また、図1(a),(b),(c),
(d),(e)は画像境界線1の傾きθが45°≦θ<
135°の場合であり、gは座標(X0,1)の点、h
は座標(X0,0)の点、iは座標(X0,0.5)の
点である。なお、iはX軸をY方向に0.5移動した線
と画像境界線1との交点であり、画像部は画像境界線1
の左側に存在するものとする。
【0015】図2(a),(b),(c),(d),
(e)は画像境界線1の傾きθが0°≦0<45°ある
いは135°≦θ<180°の場合であり、gは座標
(1,Y0)の点、hは座標(0,Y0)の点、iは座
標(0.5,Y0)の点である。
(e)は画像境界線1の傾きθが0°≦0<45°ある
いは135°≦θ<180°の場合であり、gは座標
(1,Y0)の点、hは座標(0,Y0)の点、iは座
標(0.5,Y0)の点である。
【0016】なお、iはY軸をX方向に0.5移動した
線と画像境界線1との交点であり、画像部は画像境界線
1の下側に存在するものとする。
線と画像境界線1との交点であり、画像部は画像境界線
1の下側に存在するものとする。
【0017】図1(a)においては、従来例と同様に画
像境界線1が画素境界における平行する2線と交差して
いるから、台形afedの面積は長方形ahgdの面積
と等しくなり、アンチエイリアシング処理として塗り潰
すべき面積率がX0と求められる。
像境界線1が画素境界における平行する2線と交差して
いるから、台形afedの面積は長方形ahgdの面積
と等しくなり、アンチエイリアシング処理として塗り潰
すべき面積率がX0と求められる。
【0018】図1(b)においては画像境界線1が画素
境界における平行する2線と交差せず直交する2線と交
差しているが、このとき、0≦X0≦1であるため塗り
潰すべき面積率をX0とする。ただし五角形afecd
の面積は長方形ahgdの面積と異なるため、実際の面
積率ではない。
境界における平行する2線と交差せず直交する2線と交
差しているが、このとき、0≦X0≦1であるため塗り
潰すべき面積率をX0とする。ただし五角形afecd
の面積は長方形ahgdの面積と異なるため、実際の面
積率ではない。
【0019】図1(c)においては画像境界線1が画素
境界における平行する2線と交差せず直交する2線と交
差している。このとき、X0<0であるため塗り潰すべ
き面積率を0とする。ただし三角形fedの面積は0で
ないため、実際の面積率ではない。
境界における平行する2線と交差せず直交する2線と交
差している。このとき、X0<0であるため塗り潰すべ
き面積率を0とする。ただし三角形fedの面積は0で
ないため、実際の面積率ではない。
【0020】図1(d)においては画像境界線1が画素
境界における平行する2線と交差せず直交する2線と交
差している。このとき、1<X0であるため塗り潰すべ
き面積率を1とする。ただし五角形afecdの面積は
1でないため、実際の面積率ではない。
境界における平行する2線と交差せず直交する2線と交
差している。このとき、1<X0であるため塗り潰すべ
き面積率を1とする。ただし五角形afecdの面積は
1でないため、実際の面積率ではない。
【0021】図1(e)においては画像境界線1が画素
境界における平行する2線と交差せず直交する2線と交
差している。このとき、0≦X0≦1であるため塗り潰
すべき面積率をX0とする。ただし三角形fedの面積
は長方形ahgdの面積と異なるため、実際の面積率で
はない。
境界における平行する2線と交差せず直交する2線と交
差している。このとき、0≦X0≦1であるため塗り潰
すべき面積率をX0とする。ただし三角形fedの面積
は長方形ahgdの面積と異なるため、実際の面積率で
はない。
【0022】また、図2(a)においては、従来例と同
様に画像境界線1が画素境界における平行する2線と交
差しているから、台形abefの面積は長方形abgh
の面積と等しくなり、塗り潰すべき面積率がY0と求め
られる。
様に画像境界線1が画素境界における平行する2線と交
差しているから、台形abefの面積は長方形abgh
の面積と等しくなり、塗り潰すべき面積率がY0と求め
られる。
【0023】図2(b)においては画像境界線1が画素
境界における平行する2線と交差せず直交する2線と交
差している。このとき、0≦Y0≦1であるため塗り潰
すべき面積率をY0とする。ただし五角形abcefの
面積は長方形abghの面積と異なるため、実際の面積
率ではない。
境界における平行する2線と交差せず直交する2線と交
差している。このとき、0≦Y0≦1であるため塗り潰
すべき面積率をY0とする。ただし五角形abcefの
面積は長方形abghの面積と異なるため、実際の面積
率ではない。
【0024】図2(c)においては画像境界線1が画素
境界における平行する2線と交差せず直交する2線と交
差している。このとき、Y0<0であるため塗り潰すべ
き面積率を0とする。ただし三角形befの面積は0で
ないため、実際の面積率ではない。
境界における平行する2線と交差せず直交する2線と交
差している。このとき、Y0<0であるため塗り潰すべ
き面積率を0とする。ただし三角形befの面積は0で
ないため、実際の面積率ではない。
【0025】図2(d)においては画像境界線1が画素
境界における平行する2線と交差せず直交する2線と交
差している。このとき、1<Y0であるため塗り潰すべ
き面積率を1とする。ただし五角形abcefの面積は
1でないため、実際の面積率ではない。
境界における平行する2線と交差せず直交する2線と交
差している。このとき、1<Y0であるため塗り潰すべ
き面積率を1とする。ただし五角形abcefの面積は
1でないため、実際の面積率ではない。
【0026】図2(e)においては画像境界線1が画素
境界における平行する2線と交差せず直交する2線と交
差している。このとき、0≦Y0≦1であるため塗り潰
すべき面積率をY0とする。ただし三角形befの面積
は長方形abghの面積と異なるため、実際の面積率で
はない。
境界における平行する2線と交差せず直交する2線と交
差している。このとき、0≦Y0≦1であるため塗り潰
すべき面積率をY0とする。ただし三角形befの面積
は長方形abghの面積と異なるため、実際の面積率で
はない。
【0027】図3は傾きθが45°≦0<135°の画
像境界線1が画素境界における平行する2線と交差せず
直交する2線と交差している場合で、隣接した2画素を
総合して考えると、図1で求めた塗り潰すべき面積率が
合理的な算出結果であるということを示している。図3
(a),(b)において1は画像境界線である。図3
(a),(b)は画像境界線1の傾きθが45°≦0<
135°の場合であり、aは座標(0,0)の点、bは
座標(1,0)の点、cは座標(1,1)の点、dは座
標(0,1)の点、gは座標(X0,1)の点、hは座
標(X0,0)の点、iは座標(X0、0.5)の点、
jは座標(2,0)の点、kは座標(2,1)の点であ
る。そして正方形abcdは1画素の境界であり、正方
形cbjkは前記画素の右に隣接する画素の境界であ
り、iはX軸をY方向に0.5だけ平行移動した線と画
像境界線1との交点である。なお、画像部は画像境界線
1の左側に存在するものとする。
像境界線1が画素境界における平行する2線と交差せず
直交する2線と交差している場合で、隣接した2画素を
総合して考えると、図1で求めた塗り潰すべき面積率が
合理的な算出結果であるということを示している。図3
(a),(b)において1は画像境界線である。図3
(a),(b)は画像境界線1の傾きθが45°≦0<
135°の場合であり、aは座標(0,0)の点、bは
座標(1,0)の点、cは座標(1,1)の点、dは座
標(0,1)の点、gは座標(X0,1)の点、hは座
標(X0,0)の点、iは座標(X0、0.5)の点、
jは座標(2,0)の点、kは座標(2,1)の点であ
る。そして正方形abcdは1画素の境界であり、正方
形cbjkは前記画素の右に隣接する画素の境界であ
り、iはX軸をY方向に0.5だけ平行移動した線と画
像境界線1との交点である。なお、画像部は画像境界線
1の左側に存在するものとする。
【0028】図4(a),(b)は画像境界線1の傾き
θが0°≦0<45°あるいは135°≦θ<180°
の場合であり、aは座標(0,0)の点、bは座標
(1,0)の点、cは座標(1,1)の点、dは座標
(0,1)の点、gは座標(1,Y0)の点、hは座標
(0,Y0)の点、iは座標(0.5、Y0)の点、j
は座標(1,2)の点、kは座標(0,2)の点であ
る。そして正方形abcdは1画素の境界であり、正方
形dcjkは前記画素の上に隣接する画素の境界であ
り、iはY軸をX方向に0.5だけ平行移動した線と画
像境界線1との交点である。なお、画像部は画像境界線
1の下側に存在するものとする。
θが0°≦0<45°あるいは135°≦θ<180°
の場合であり、aは座標(0,0)の点、bは座標
(1,0)の点、cは座標(1,1)の点、dは座標
(0,1)の点、gは座標(1,Y0)の点、hは座標
(0,Y0)の点、iは座標(0.5、Y0)の点、j
は座標(1,2)の点、kは座標(0,2)の点であ
る。そして正方形abcdは1画素の境界であり、正方
形dcjkは前記画素の上に隣接する画素の境界であ
り、iはY軸をX方向に0.5だけ平行移動した線と画
像境界線1との交点である。なお、画像部は画像境界線
1の下側に存在するものとする。
【0029】図3(a)は図1(b)及び(c)のケー
スの画素が左右に隣接した場合である。この場合、台形
afedの面積は長方形ahgdの面積と等しくなる。
そこで台形afedの代わりに長方形ahgdの面積率
を求めると、これはX0となる。台形afedにおいて
は、左側画素の面積率が図1(b)で求めたX0、右側
画素の面積率が図1(c)で求めた0となり、これらの
面積率X0と0とを加算すると、台形afedの面積率
は長方形ahgdの面積率X0に一致する。
スの画素が左右に隣接した場合である。この場合、台形
afedの面積は長方形ahgdの面積と等しくなる。
そこで台形afedの代わりに長方形ahgdの面積率
を求めると、これはX0となる。台形afedにおいて
は、左側画素の面積率が図1(b)で求めたX0、右側
画素の面積率が図1(c)で求めた0となり、これらの
面積率X0と0とを加算すると、台形afedの面積率
は長方形ahgdの面積率X0に一致する。
【0030】図3(b)は図1(d)及び(e)のケー
スの画素が左右に隣接した場合である。この場合、台形
afedの面積は長方形ahgdの面積と等しくなる。
そこで台形afedの代わりに長方形ahgdの面積率
を求めると、これもX0となる。台形afedにおいて
は、左側画素の面積率が図1(d)で求めた1、右側画
素の面積率が図1(e)で求めたX0−1(点hのX座
標値X0から点bのX座標値1を減算している)とな
り、これらの面積率1とX0−1とを加算すると、台形
afedの面積率は長方形ahgdの面積率X0に一致
する。
スの画素が左右に隣接した場合である。この場合、台形
afedの面積は長方形ahgdの面積と等しくなる。
そこで台形afedの代わりに長方形ahgdの面積率
を求めると、これもX0となる。台形afedにおいて
は、左側画素の面積率が図1(d)で求めた1、右側画
素の面積率が図1(e)で求めたX0−1(点hのX座
標値X0から点bのX座標値1を減算している)とな
り、これらの面積率1とX0−1とを加算すると、台形
afedの面積率は長方形ahgdの面積率X0に一致
する。
【0031】図4(a)は図2(b)及び(c)のケー
スの画素が上下に隣接した場合である。この場合、台形
abefの面積は長方形abghの面積と等しくなる。
そこで台形abefの代わりに長方形abghの面積率
を求めると、これはY0となる。台形abefにおいて
は、下側画素の面積率が図2(b)で求めたY0、上側
画素の面積率が図2(c)で求めた0となり、これらの
面積率Y0と0とを加算すると、台形abefの面積率
は長方形abghの面積率Y0に一致する。
スの画素が上下に隣接した場合である。この場合、台形
abefの面積は長方形abghの面積と等しくなる。
そこで台形abefの代わりに長方形abghの面積率
を求めると、これはY0となる。台形abefにおいて
は、下側画素の面積率が図2(b)で求めたY0、上側
画素の面積率が図2(c)で求めた0となり、これらの
面積率Y0と0とを加算すると、台形abefの面積率
は長方形abghの面積率Y0に一致する。
【0032】図4(b)は図2(d)及び(e)のケー
スの画素が上下に隣接した場合である。この場合、台形
abefの面積は長方形abghの面積と等しくなる。
そこで台形abefの代わりに長方形abghの面積率
を求めると、これはY0となる。台形abefにおいて
は、下側画素の面積率が図2(d)で求めた1、上側画
素の面積率が図2(e)で求めたY0−1(点hのY座
標値Y0から点dのY座標値1を減算している)とな
り、これらの面積率1とY0−1とを加算すると、台形
abefの面積率は長方形abghの面積率Y0に一致
する。
スの画素が上下に隣接した場合である。この場合、台形
abefの面積は長方形abghの面積と等しくなる。
そこで台形abefの代わりに長方形abghの面積率
を求めると、これはY0となる。台形abefにおいて
は、下側画素の面積率が図2(d)で求めた1、上側画
素の面積率が図2(e)で求めたY0−1(点hのY座
標値Y0から点dのY座標値1を減算している)とな
り、これらの面積率1とY0−1とを加算すると、台形
abefの面積率は長方形abghの面積率Y0に一致
する。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画像境界
線が画素境界の直交する2直線と交差している場合であ
っても、塗り潰すべき面積率を算出することができると
いう効果が得られる。
線が画素境界の直交する2直線と交差している場合であ
っても、塗り潰すべき面積率を算出することができると
いう効果が得られる。
【図1】本発明の実施の形態に係るアンチエイリアシン
グ処理方法において画像境界線の傾きθが45°≦0<
135°の場合の塗り潰すべき面積率の算出原理図であ
る。
グ処理方法において画像境界線の傾きθが45°≦0<
135°の場合の塗り潰すべき面積率の算出原理図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態に係るアンチエイリアシン
グ処理方法において画像境界線の傾きθが0°≦0<4
5°あるいは135°≦θ<180°の場合の塗り潰す
べき面積率の算出原理図である。
グ処理方法において画像境界線の傾きθが0°≦0<4
5°あるいは135°≦θ<180°の場合の塗り潰す
べき面積率の算出原理図である。
【図3】実施の形態において画像境界線の傾きθが45
°≦0<135°の場合に左右に隣接する2画素を総合
した塗り潰すべき面積率の算出原理図である。
°≦0<135°の場合に左右に隣接する2画素を総合
した塗り潰すべき面積率の算出原理図である。
【図4】実施の形態において画像境界線の傾きθが0°
≦0<45°あるいは135°≦θ<180°の場合に
上下に隣接する2画素を総合した塗り潰すべき面積率の
算出原理図である。
≦0<45°あるいは135°≦θ<180°の場合に
上下に隣接する2画素を総合した塗り潰すべき面積率の
算出原理図である。
【図5】従来のアンチエイリアシング処理方法における
塗り潰すべき面積率の算出原理図である。
塗り潰すべき面積率の算出原理図である。
【図6】従来の一般的なアンチエイリアシング処理の方
法の説明図である。
法の説明図である。
1……画像境界線
Claims (2)
- 【請求項1】 塗り潰すべき面積率に基づいて画像境界
線が横切る画素の出力を調整して出力画像の境界部のギ
ザギザを滑らかに表現するアンチエイリアシング処理方
法において、前記画像境界線の傾きθが0°≦θ<45
°あるいは135°≦θ<180°の場合と45°≦θ
<135°の場合とに分け、かつそれぞれの場合におい
て前記画像境界線が画素を横切る位置に応じて塗り潰す
べき面積率を算出することを特徴とするアンチエイリア
シング処理方法。 - 【請求項2】 1画素の大きさを1×1として、画像境
界線の傾きθが45°≦0<135°の場合には、画素
の上下中央線と画像境界線の交点のX座標値X0が0≦
X0≦1のときに面積率をX0とし、X0<0のときに
面積率を0とし、X0>1のときに面積率を1とする一
方、画像境界線の傾きθが0°≦0<45°あるいは1
35°≦θ<180°の場合には、画素の左右中央線と
画像境界線の交点のY座標値Y0が0≦X0≦1のとき
に面積率をY0とし、Y0<0のときに面積率を0と
し、Y0>1のときに面積率を1とすることを特徴とす
る請求項1に記載のアンチエイリアシング処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8048811A JPH09245181A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | アンチエイリアシング処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8048811A JPH09245181A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | アンチエイリアシング処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09245181A true JPH09245181A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=12813600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8048811A Pending JPH09245181A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | アンチエイリアシング処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09245181A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005071659A1 (ja) | 2004-01-27 | 2005-08-04 | Fujitsu Limited | 表示装置,表示制御装置,表示方法,表示制御プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 |
JP2007003801A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Morisawa:Kk | アウトラインフォント出力装置、アウトラインフォント出力方法及びコンピュータプログラム |
WO2023206442A1 (zh) * | 2022-04-29 | 2023-11-02 | 京东方科技集团股份有限公司 | 显示面板及显示装置 |
-
1996
- 1996-03-06 JP JP8048811A patent/JPH09245181A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005071659A1 (ja) | 2004-01-27 | 2005-08-04 | Fujitsu Limited | 表示装置,表示制御装置,表示方法,表示制御プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 |
JPWO2005071659A1 (ja) * | 2004-01-27 | 2007-08-23 | 富士通株式会社 | 表示装置,表示制御装置,表示方法,表示制御プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 |
US7518610B2 (en) | 2004-01-27 | 2009-04-14 | Fujitsu Limited | Display apparatus, display control apparatus, display method, and computer-readable recording medium recording display control program |
JP2007003801A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Morisawa:Kk | アウトラインフォント出力装置、アウトラインフォント出力方法及びコンピュータプログラム |
JP4594809B2 (ja) * | 2005-06-23 | 2010-12-08 | 株式会社モリサワ | アウトラインフォント出力装置、アウトラインフォント出力方法及びコンピュータプログラム |
WO2023206442A1 (zh) * | 2022-04-29 | 2023-11-02 | 京东方科技集团股份有限公司 | 显示面板及显示装置 |
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