JPH09244816A - データ制御装置 - Google Patents

データ制御装置

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Publication number
JPH09244816A
JPH09244816A JP8055663A JP5566396A JPH09244816A JP H09244816 A JPH09244816 A JP H09244816A JP 8055663 A JP8055663 A JP 8055663A JP 5566396 A JP5566396 A JP 5566396A JP H09244816 A JPH09244816 A JP H09244816A
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JP8055663A
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Yasubumi Nakamura
泰文 中村
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はデータ制御装置に関し、大量のデータ
を効率的に、かつ取りこぼしなくファイルへ書き込んで
保存し、保存用ファイルから読み出したデータの再構築
を確実、かつ効率的に行えるようにする。 【解決手段】複数のファイルを有する保存データ用ファ
イル部15に対し、各ファイルの最大書き込みサイズを
越えるデータを連続的に書き込んで保存する際、記憶媒
体情報格納部16の情報を基に入力データを各ファイル
へ振り分け、各ファイルの最大書き込みサイズ以内で書
き込み、分割して格納する制御を行う書き込みデータ振
り分け部19を備えた。また、書き込みデータ振り分け
部19は、書き込み時に、分割ファイル情報格納部17
に情報を書き込み、読み出しデータ再構築部20は、前
記分割ファイル情報を利用して保存データ用ファイル部
15から読み出したデータの再構築を行うように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ中の各部分
だけでは意味を持たず、一連のデータストリームとして
処理されて意味をなすデータを連続的に入力すると共
に、前記データを保存するための複数のファイルを備
え、前記ファイルに対し、各ファイルの最大書き込みサ
イズを越える前記データを連続的に格納して保存データ
を作成したり、或いは作成済みの保存データを読み出し
て、端末装置への送信、他のファイルへの複写、複数端
末装置への分配送信等の各種制御を行うデータ制御装置
に関する。なお、映画等の画像データは、データ中の各
部分だけでは意味を持たず、一連のデータストリームと
して処理されて意味をなすデータであり、本願発明の処
理対象のデータである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来例について説明する。図13
は従来の装置構成図である。このシステムは、1か所に
設置された送信側装置と、前記送信側装置に通信回線を
介して接続された複数の受信側装置からなり、受信側装
置からの要求に応じて送信側装置から任意の画像データ
を送信するシステム(例えば、ビデオ・オン・デマンド
・システム)の例である。
【0003】前記システムの送信側装置は、ビデオ再生
装置1、画像圧縮装置2、画像データ自動送出装置3等
で構成され、前記受信側装置は、複数のビデオ端末装置
10で構成されている。そして、前記画像データ自動送
出装置3には、装置内の各種制御を行うCPU5、各種
データを格納するためのメモリ6、コマンドや画像デー
タ等を受信するための受信部8、画像データの送信制御
を行うための送信部7等が設けてあり、前記ビデオ端末
装置10には、受信した画像データの伸長処理を行う画
像伸長装置12、伸長された画像データを画像として表
示するディスプレイ装置11等が設けてある。
【0004】このシステムでは、画像データ自動送出装
置3がビデオ端末装置10側のユーザの要求に応じて任
意の画像データ(ビデオ信号)を自動的に送出する。前
記ビデオ端末装置10からの要求により画像データを送
出する場合の動作は次の通りである。先ず、ビデオ再生
装置1では、例えば、映画の録画されたビデオテープを
再生し、再生された画像データ(音声データ等も含む)
を出力する。
【0005】その後、ビデオ再生装置1から出力された
画像データ(画像信号)は、画像圧縮装置2により圧縮
され、圧縮された画像データが画像データ自動送出装置
3へ転送される。画像データ自動送出装置3では、前記
画像データを受信部8が受信し、CPU5の制御により
送信部7を介して画像データ(圧縮した画像データ)
を、要求のあったビデオ端末装置10へ送信する。
【0006】ビデオ端末装置10では、前記画像データ
自動送出装置3から送信された画像データを受信する
と、画像伸長装置12により前記受信した画像データの
伸長処理を行い、元の画像データを復元する。そして、
前記復元された画像データをディスプレイ装置11へ転
送し表示画面に画像を表示する。
【0007】前記のように、このシステムでは、ビデオ
端末装置10側ユーザーからの要求に応じて画像データ
の送信処理を行うが、画像データの送信時には、その都
度ビデオ再生装置1を起動してビデオ信号の再生を行
い、画像圧縮装置2で画像圧縮処理を行う必要があっ
た。従って、送信側における画像データの処理時間も長
くなり処理の効率が悪かった。
【0008】そこで、一度再生され、圧縮された画像デ
ータを保存データ用ファイル部15の各ファイルに保存
しておき、この保存データ用ファイル部15に保存され
ている画像データを利用してビデオ端末装置10側へ画
像データの送信を行うことで、効率的な画像データの送
信制御を行うことが考えられていた。この場合、予め、
保存データ用ファイル部15への保存データの書き込み
を行う必要があり、その処理は次のようにして行うこと
が考えられていた。
【0009】前記のように画像データを保存するため、
画像データ自動送出装置3にはファイル制御部21を設
けると共に、前記ファイル制御部21には複数のファイ
ル(ファイル1、ファイル2、・・・ファイルn)を備
えた保存データ用ファイル部15を接続する。なお、前
記各ファイルは、例えば、磁気ディスク装置で構成する
が、1台の磁気ディスク装置を1つのファイルとした例
である。
【0010】そして、ビデオ再生装置1では、例えば、
映画のように画像データ中の各部分だけでは意味を持た
ず、一連のデータストリームとして処理されて初めて意
味のある処理が行える画像データを連続的に出力し、こ
の画像データを画像圧縮装置2で圧縮処理し、圧縮され
た画像データを画像データ自動送出装置3へ連続的に転
送(途中で停止することなく転送)する。
【0011】その後、受信部8で受信した画像データを
CPU5の指示によりファイル制御部21が保存データ
用ファイル部15へ転送し、各ファイルに順次画像デー
タを書き込む。この場合、前記ファイルに対し、各ファ
イルの最大書き込みサイズを越える前記画像データを連
続的に書き込んで保存する場合には、1つのファイルに
最大書き込みサイズまで画像データを書き込むと、その
ファイルへの書き込み処理は停止する。
【0012】そこで、例えば、オペレータ等が指示(例
えば、ディスプレイ装置の画面上から指示)を出し、書
き込みファイルの切り換えを行い、新たなファイルへの
書き込みを続行する。すなわち、各ファイル毎に最大書
き込みサイズまで画像データを書き込み、オペレータ等
の指示によりファイルを切り換えながら保存用画像デー
タの書き込みを行う。
【0013】この間、画像圧縮装置2からは連続的に画
像データが転送され続ける。このため、ファイルの切り
換え時には画像データが入力し続けているにも関わら
ず、ファイルへの書き込みは停止した状態が存在するこ
とになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) :1つのファイルの最大書き込みサイズを越える大
量のデータを複数のファイルに跨がって書き込む場合、
例えば、データベースのように、意味をなす所定の纏ま
りのあるデータ群毎に分割することができれば、予め1
つのファイル毎にデータを分割し、分割後の各データ毎
に1ファイルずつ別々に書き込むことは簡単にできる。
【0015】しかし、例えば、映画のように画像データ
中の各部分だけでは意味を持たず、一連のデータストリ
ームとして処理されて意味をなす画像データは、ファイ
ルの書き込みサイズに合わせて分割することは困難であ
り、データの取りこぼしなく複数のファイルに跨がって
書き込むことはできなかった。
【0016】(2) :例えば、映画のように画像データ中
の各部分だけでは意味を持たず、一連のデータストリー
ムとして処理されて意味をなす画像データが、或る一定
の速度で連続的に転送されてくる場合、この画像データ
が1つのファイルの最大書き込みサイズを越える大量の
データであれば、複数のファイルへ分割して書き込むこ
とが必要になる。
【0017】しかし、画像データが停止することなく連
続的に転送された場合、ファイルの切り換えをオペレー
タの指示等により行うと、前記切り換えに要する時間が
多くなり、ファイルの切り換え時に転送された画像デー
タはファイルへ書き込むことはできず、画像データの消
失(取りこぼし)が発生する。
【0018】(3) :画像圧縮装置で圧縮した画像データ
を保存データ用ファイル部のファイルへ分割して書き込
んだとしても、データの書き込み時の情報がないので、
保存された画像の順番等が分からず、保存データから元
の纏まりのある画像データを自動的に再現することは困
難である。
【0019】(4) :大量の画像データを保存した場合、
各分割保存されたファイルは、例えば、データベース等
のように、各分割データの処理の順序は問題とされなか
った。しかし、映画のように、一連のデータストリーム
として処理されて初めて意味のあるデータを分割保存し
た場合、各データの順番が必要になり、処理する段階で
元の生データを再構築するための順序情報が存在しない
場合に、元データを再構築することができなくなる場合
がある。
【0020】(5) :或る一連のデータストリームを保存
し、かつ保存されたデータを読み出して処理(複写、送
信等)しようとした場合、従来の技術ではデータストリ
ームの書き込みが完了するまで待ち、その後書き込み完
了したデータを処理する、という方法が考えられてい
た。
【0021】しかし、この方法では、画像データの保存
処理が完了するまで他のデータ処理(複写、送信等)に
取りかかることができず、長時間にわたってデータの保
存を行う場合には、データ処理にかかるまで非常に長い
時間がかかる。
【0022】本発明は、このような従来の課題を解決
し、データ中の各部分だけでは意味を持たず、一連のデ
ータストリームとして処理されて意味をなすデータを、
複数のファイルに跨がり連続的に分割して書き込むこと
で保存データを作成する場合、データを取りこぼすこと
なく、効率的に書き込み処理が行えるようにすると共
に、保存データから読み出したデータの再構築が確実
に、かつ効率的に行えるようにすることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明は前記の目的を達成するため、次のよ
うに構成した。 (1) :圧縮データ生成装置28から出力されるデータ
(圧縮データ)、すなわち、データ中の各部分だけでは
意味を持たず、一連のデータストリームとして処理され
て意味をなすデータを入力し、前記データの制御を行う
データ制御装置に、主制御部5Aと、記憶媒体情報格納
部16と、分割ファイル情報格納部17と、送信部7
と、受信部8と、書き込みデータ振り分け部19と、読
み出しデータ再構築部20と、ファイル制御部21と、
複数のファイル(ファイル1、ファイル2、・・・ファ
イルn)を有する保存データ用ファイル部15を設け
た。
【0024】(2) :データ中の各部分だけでは意味を持
たず、一連のデータストリームとして処理されて意味を
なすデータを連続的に入力すると共に、前記データを保
存するための複数のファイル(ファイル1、ファイル
2、・・・ファイルn)を備え、前記ファイルに対し、
各ファイルの最大書き込みサイズを越える前記データを
連続的に格納して保存するデータ制御装置であって、前
記各ファイルのファイル名、及び最大書き込みサイズを
含む記憶媒体情報を予め格納した記憶媒体情報格納部1
6と、前記記憶媒体情報格納部16の記憶媒体情報を基
に、前記入力データを前記各ファイルへ振り分け、各フ
ァイルの最大書き込みサイズ以内で書き込み、分割して
格納する制御を行う書き込みデータ振り分け部19を備
えている。
【0025】(3) :前記(2) のデータ制御装置におい
て、前記書き込みデータ振り分け部19は、前記データ
を各ファイルに振り分け、分割して格納する際、各ファ
イルのファイル名、実際の書き込みサイズ、及び書き込
み順序を含む分割ファイル情報を分割ファイル情報格納
部(メモリ)17に格納する分割ファイル情報格納手段
を備えている。
【0026】(4) :前記(3) のデータ制御装置におい
て、前記分割ファイル情報格納手段が格納した分割ファ
イル情報格納部17の分割ファイル情報を基に、前記各
ファイルに格納されている分割データを読み出し、元の
データを再構築する制御を行う読み出しデータ再構築部
20を備えている。
【0027】(5) :前記(4) のデータ制御装置におい
て、前記読み出しデータ再構築部20が再構築したデー
タを、指示され端末装置へ送信する送信部7を備えてい
る。 (6) :前記(4) のデータ制御装置において、前記読み出
しデータ再構築部20が再構築したデータを、他の装置
のファイルへ転送して複写する制御を行う複写制御部を
備えている。
【0028】(7) :前記(4) のデータ制御装置におい
て、前記読み出しデータ再構築部20が再構築したデー
タを、指示され複数の端末装置へ分配しながら送信する
データ分配送信部を備えている。
【0029】(作用)前記構成に基づく本発明の作用
を、図1に基づいて説明する。 :前記(1) の作用 圧縮データ生成装置28では、データ中の各部分だけで
は意味を持たず、一連のデータストリームとして処理さ
れて意味をなすデータを圧縮処理し、そのデータをデー
タ制御装置へ転送する。そして、データ制御装置では、
次のようにして前記圧縮されたデータの制御を行う。
【0030】a)保存データ用ファイル部15への書き
込み制御 データ制御装置は、圧縮データ生成装置28から転送さ
れたデータを受信部8が受信した後、主制御部5Aの制
御により保存データ用ファイル部15へのデータ(圧縮
データ)の書き込みを行う。この時、書き込みデータ振
り分け部19は、主制御部5Aの指示に基づいて記憶媒
体情報格納部16に格納されている記憶媒体情報を読み
出し、その記憶媒体情報から最初のファイル(例えば、
ファイル1)を選択し、そのファイルをオープンする。
【0031】その後、書き込みデータ振り分け部19は
受信部8で受信したデータが有るか否かを判断し、受信
したデータがなければ処理を終了するが、受信したデー
タが有れば、受信したデータを該当するファイルへ振り
分け、ファイル制御部21を介して保存データ用ファイ
ル部15へ転送する。そして、保存データ用ファイル部
15では該当するファイルに前記データを書き込む。
【0032】この時、書き込みデータ振り分け部19
は、前記書き込んだデータのサイズを加算し(最初は
0)、その加算データを内部のメモリに格納する。そし
て、書き込みデータ振り分け部19は、記憶媒体情報を
基に、前記メモリに格納したデータサイズが、前記デー
タを書き込んだファイルの最大書き込みサイズまで書き
込んだか否かを判断する。
【0033】このようにして、1つのファイルの最大書
き込みサイズ以内で可能な限りデータを書き込んだら、
書き込みデータ振り分け部19は分割ファイル情報格納
部17に、ファイル名、実際の書き込みサイズ、及び書
き込み順序を含む分割ファイル情報を格納し、そのファ
イルをクローズする。
【0034】次に、書き込みデータ振り分け部19は、
全ファイルへの書き込みが終了したか否か(保存データ
用ファイル全てにデータが書き込まれたか否か)を判断
し、全ファイルへの書き込みが終了していれば処理を終
了するが、全ファイルへの書き込みが終了していなけれ
ば、ファイルを更新し、前記の書き込み処理を繰り返し
て行う。
【0035】b)保存データ用ファイル部15からのデ
ータの読み出し制御 先ず、主制御部5Aの指示で保存データ用ファイルから
のデータの読み出し制御が開始されると、読み出しデー
タ再構築部20は、分割ファイル情報格納部17から分
割ファイル情報を読み出し、前記分割ファイル情報を基
に最初のファイルを選択し、該ファイルをオープンす
る。
【0036】そして、保存データ用ファイル部15の該
当するファイルからデータを読み出し、そのデータをフ
ァイル制御部21を介して読み出しデータ再構築部20
へ転送する。次に、読み出しデータ再構築部20は前記
分割ファイル情報を基に、ファイルから読み出したデー
タを再構築(復元)する。このようにして再構築された
データは、例えば、送信部7へ転送し、送信部7から要
求のあったビデオ端末装置へ送信する。
【0037】一方、読み出しデータ再構築部20では、
前記のようにしてデータの再構築が完了すると、読み出
しデータサイズを加算し(最初は0)、その加算値を内
部のメモリに格納する。そして、読み出しデータ再構築
部20は、前記分割ファイル情報を基に、実際の書き込
みサイズまでデータを読み出したか否かを判断する。そ
の結果、実際のサイズまで読み出していない場合は、再
び前記の処理を繰り返して行う。すなわち、該当するフ
ァイルから実際の書き込みサイズまで連続的にデータの
読み出しを行う。
【0038】このようにして、実際の書き込みサイズま
でデータを読み出したら、読み出しデータ再構築部20
は、そのファイルを読み出し終了としてクローズする。
そして、全てのファイルからデータを読み出したか否か
を判断し、全てのファイルからの読み出しが終了してい
ない場合は、ファイルを更新し、該ファイルをオープン
して前記の処理を繰り返して行う。
【0039】以上の処理により、データ中の各部分だけ
では意味を持たず、一連のデータストリームとして処理
されて意味をなすデータを、複数のファイルに跨がり連
続的に分割して書き込むことで保存データを作成する
際、データが連続的に入力しても、データを取りこぼす
ことなく、効率的に書き込み処理が行える。また、保存
データから読み出したデータの再構築が確実に、かつ効
率的に行える。
【0040】:前記(2) の作用 書き込みデータ振り分け部19は、記憶媒体情報格納部
16に格納されている記憶媒体情報を読み出し、その記
憶媒体情報を基に、前記入力データを前記各ファイルへ
自動的に振り分け、各ファイルの最大書き込みサイズ以
内で書き込み、分割して格納する制御を連続的に行う。
【0041】このようにすれば、データ中の各部分だけ
では意味を持たず、一連のデータストリームとして処理
されて意味をなす大量のデータを、取りこぼすことな
く、効率的に保存データ用ファイル部15へ書き込むこ
とが可能になる。
【0042】:前記(3) の作用 前記分割ファイル情報格納手段は、データを各ファイル
に振り分け、分割して格納する際、各ファイルのファイ
ル名、実際の書き込みサイズ、及び書き込み順序を含む
分割ファイル情報を分割ファイル情報格納部17に格納
する。そして、この分割ファイル情報を、読み出し時の
データ再構築用として利用する。このようにすれば、前
記分割ファイル情報を利用することで、保存データ用フ
ァイル部15から読み出した際、データの再構築(復
元)が確実に、かつ効率的に行える。
【0043】:前記(4) の作用 主制御部5Aの指示により保存データ用ファイル部15
から分割されたデータを読み出す際、前記読み出しデー
タ再構築部20は、分割ファイル情報格納部17の分割
ファイル情報を基に前記各ファイルに格納されている分
割データを読み出し、元のデータを再構築(復元)する
制御を行う。
【0044】このようにすれば、前記分割ファイル情報
には、データの書き込み順序等が含まれているのでこの
情報を利用すれば、保存データ用ファイル部15から読
み出したデータの再構築が確実に、かつ効率的に行え
る。また、保存用ファイル部15への書き込み途中であ
っても、書き込み完了した任意のファイルからデータを
読み出して再構築することが可能になる。
【0045】:前記(5) の作用 主制御部5Aの指示により保存データ用ファイル部15
から分割されたデータを読み出し、指示された端末装置
へ送信する際、送信部7は、読み出しデータ再構築部2
0が再構築したデータを、指示されたビデオ端末装置1
0へ送信する。このようにすれば、保存データ用ファイ
ル部15に保存されている分割データを利用して、要求
のあったビデオ端末装置10へ効率的にデータを送信す
ることができる。
【0046】:前記(6) の作用 主制御部5Aの指示により保存データ用ファイル部15
から分割されたデータを読み出し、指示された他のファ
イルへ複写する際、複写制御部は読み出しデータ再構築
部20が再構築したデータを、指示され複写用のファイ
ルへ転送して複写する制御を行う。
【0047】このようにすれば、保存データ用ファイル
部15に保存されている分割データを読み出して再構築
しながら、別のファイルへ確実に、かつ効率良くデータ
を複写することができる。
【0048】:前記(7) の作用 主制御部5Aの指示により保存データ用ファイル部15
から分割されたデータを読み出し、指示された複数の端
末装置へ分配して送信する際、データ分配送信部は読み
出しデータ再構築部20が再構築したデータを、指示さ
れた複数の端末装置へ分配しながら送信する制御を行
う。
【0049】このようにすれば、保存データ用ファイル
部15に保存されている分割データを利用して効率的に
複数のビデオ端末装置10へデータを分配しながら送信
することができる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する例は、
前記本願発明のデータ制御装置を画像データ自動送出装
置に適用した例である。
【0051】(実施の形態1の説明) §1:システムと、画像データ自動送出装置の説明・・
・図2、図3参照 図2はシステム構成図1である。また、図3はメモリ情
報説明図であり、A図はファイル構成図、B図は記憶媒
体情報、C図は分割ファイル情報を示す。
【0052】このシステムは、ビデオ端末装置側ユーザ
からの要求に応じて任意の画像信号(例えば、映画等の
音声データを含む動画像データ)を自動的に送出するシ
ステム(前記従来例のシステムと同じ)である。このシ
ステムでは、画像データの送信側に、ビデオ再生装置1
と画像圧縮装置2と、画像データ自動送出装置3が設け
てあり、受信側にビデオ端末装置10(複数台)が設け
てある。そして、送信側装置と受信側装置は通信回線に
より接続されている。
【0053】また、前記画像データ自動送出装置3に
は、CPU5、記憶媒体情報格納部16、分割ファイル
情報格納部17、送信部7、受信部8、書き込みデータ
振り分け部19、読み出しデータ再構築部20、ファイ
ル制御部21等が設けてあり、前記ファイル制御部21
には保存データ用ファイル部15が接続されている。ま
た、前記ビデオ端末装置10には、画像伸長装置12、
ディスプレイ装置11等が設けてある。
【0054】前記各部の機能等は次の通りである。 (1) :ビデオ再生装置1は、ビデオテープレコーダ、ビ
デオディスク等のビデオ信号記録媒体の再生動作を行う
ことにより、画像データ(例えば、音声信号等を含む動
画像データ)を出力するものである。なお、前記画像デ
ータの例としては映画等の再生動画像データである。
【0055】(2) :画像圧縮装置2は、ビデオ再生装置
1から出力される画像データを圧縮して圧縮画像データ
(以下、単に「画像データ」とも記す)を生成する装置
である。この画像圧縮装置2で圧縮された画像データは
画像データ自動送出装置3へ転送される。
【0056】(3) :画像データ自動送出装置3は、前記
画像圧縮装置2から転送された画像データを入力して、
ビデオ端末装置10への送信処理を行うものである。ま
た、この画像データ自動送出装置3では保存データ用フ
ァイル部15への保存データの書き込みや、前記保存デ
ータを利用した他のファイルへの複写等の処理を行うも
のである。なお、画像データ自動送出装置3内では全て
圧縮画像データを対象として処理を行う。
【0057】(4) :ビデオ端末装置10は、ユーザ側に
設置された装置であり、画像データ自動送出装置3から
送信された画像データを受信して画像データの再生処理
を行うものである。また、このビデオ端末装置10は、
画像データ自動送出装置3に対して画像データの送信要
求が出せるようになっている。
【0058】(5) :CPU5は、画像データ自動送出装
置3内の各種制御(画像データの書き込み、読み出し制
御等)を行うものである。 (6) :記憶媒体情報格納部16は、予め記憶媒体情報を
格納しておくメモリである。この記憶媒体情報格納部1
6に格納する情報は、図3のB図に示した情報であり、
例えば、ファイル名(F1、F2、・・・)、最大書き
込みサイズ(MAX1、MAX2、・・・)、対応MD
情報(MD1、MD2、・・・)(MD:磁気ディスク
装置)等である。
【0059】(7) :分割ファイル情報格納部17は、保
存データの書き込み処理を行う際に書き込みデータ振り
分け部19が分割ファイル情報を書き込むためのメモリ
である。この分割ファイル情報は例えば、図3のC図の
ように、ファイル名(F1、F2、・・・)、実際の書
き込みサイズ(WS1、WS2、・・・)、書き込み順
序(1、2、・・・)等の項目からなっている。
【0060】(8) :送信部7は、CPU5の指示により
ビデオ端末装置10に対する画像データの送信制御を行
うものである。 (9) :受信部8は、画像圧縮装置2から転送された画像
データ(圧縮された画像データ)を受信するものであ
る。
【0061】(10):書き込みデータ振り分け部19は、
保存データ用ファイル部15に保存用の画像データを書
き込む際に、各ファイル毎に画像データを振り分け、分
割して書き込む制御を行うものである。また、この書き
込みデータ振り分け部19は、保存データの書き込みを
行う際、前記分割ファイル情報格納部17へ分割ファイ
ル情報を格納する。
【0062】(11):読み出しデータ再構築部20は、保
存データ用ファイル部15に保存されている分割データ
を読み出す際に、分割ファィル情報格納部17に格納さ
れている分割ファィル情報を基に、画像データの再構築
(元の順序に繋ぎ合わせて復元する処理)を行うもので
ある。
【0063】(12):ファイル制御部21は、保存データ
用ファイル部15に対する各種制御(書き込み/読み出
し制御等)を行うものである。 (13):保存データ用ファイル部15は、複数の磁気ディ
スク装置MD1、MD2、・・・MDnで構成され、各
磁気ディスク装置の磁気ディスク(記憶媒体)に保存デ
ータを分割して格納するものである。なお、この例で
は、各磁気ディスク装置の記憶媒体をそれぞれ1つのフ
ァイルとして扱う。
【0064】(14):画像伸長装置12は、受信した画像
データ(圧縮した画像データ)の伸長処理を行うことで
元の画像データに復元する処理を行うものである。 (15):ディスプレイ装置11は、画像伸長装置12で伸
長した画像データを画面上に画像として表示するもので
ある。
【0065】§2:処理概要の説明 (1) :画像データのリアルタイム送信時の処理概要 前記ビデオ端末装置10からの要求により画像データを
送出する場合の動作は次の通りである。先ず、ビデオ再
生装置1では、例えば、映画の録画されたビデオテー
プ、或いはビデオディスクを再生し、再生された画像デ
ータを出力する。その後、ビデオ再生装置1から出力さ
れた画像信号は、画像圧縮装置2により圧縮され、画像
圧縮装置2から画像データ自動送出装置3へ画像データ
(圧縮された画像データ)を連続的に転送する。
【0066】画像データ自動送出装置3では、受信部8
が画像圧縮装置2からの画像データを受け取ると、CP
U5の制御により送信部7を介して受信した画像データ
(圧縮した画像データ)を送信する。ビデオ端末装置1
0では、前記画像データ自動送出装置3から送信された
画像データを受信すると、画像伸長装置12により前記
受信した画像データの伸長処理を行い、元の画像データ
を復元する。そして、前記復元された画像データをディ
スプレイ装置11へ送り画面に画像を表示する。
【0067】(2) :保存データ用ファイル部15への書
き込み制御の概要 画像データ自動送出装置3は、画像圧縮装置2から転送
された画像データを受信部8が受信した後、CPU5の
制御により保存データ用ファイル部15への画像データ
の書き込みを行う。この時、書き込みデータ振り分け部
19は、CPU5の指示に基づいて記憶媒体情報格納部
16に格納されている記憶媒体情報を読み出し、その記
憶媒体情報から最初のファイル(例えば、ファイル1)
を選択し、そのファイルをオープンする。
【0068】その後、書き込みデータ振り分け部19は
受信部8で受信した画像データが有るか否かを判断し、
受信した画像データがなければ処理を終了するが、受信
した画像データが有れば、受信した画像データを該当す
るファイルへ振り分け、ファイル制御部21を介して保
存データ用ファイル部15へ転送する。そして、保存デ
ータ用ファイル部15では該当するファイルに前記画像
データを書き込む。
【0069】この時、書き込みデータ振り分け部19
は、前記書き込んだ画像データのサイズを加算し(最初
は0)、その加算データを内部のメモリに格納する。そ
して、書き込みデータ振り分け部19は、記憶媒体情報
を基に、前記メモリに格納したデータサイズが、前記画
像データを書き込んだファイルの最大書き込みサイズま
で書き込んだか否かを判断する。
【0070】このようにして、1つのファイルの最大書
き込みサイズ以内で可能な限り画像データを書き込んだ
ら、書き込みデータ振り分け部19は分割ファイル情報
格納部17に、ファイル名、実際の書き込みサイズ、及
び書き込み順序を含む分割ファイル情報を格納し、その
ファイルをクローズする。
【0071】次に、書き込みデータ振り分け部19は、
全ファイルへの書き込みが終了したか否か(保存データ
用ファイル全てにデータが書き込まれたか否か)を判断
し、全ファイルへの書き込みが終了していれば処理を終
了するが、全ファイルへの書き込みが終了していなけれ
ば、ファイルを更新し、前記の書き込み処理を繰り返し
て行う。
【0072】(3) :保存データ用ファイル部15からの
画像データの読み出し制御の概要 先ず、CPU5の指示で保存データ用ファイル部15か
らの画像データの読み出し制御が開始されると、読み出
しデータ再構築部20は、分割ファイル情報格納部17
から分割ファイル情報を読み出し、前記分割ファイル情
報を基に最初のファイルを選択し、該ファイルをオープ
ンする。
【0073】そして、保存データ用ファイル部15の該
当するファイルから画像データを読み出し、その画像デ
ータをファイル制御部21を介して読み出しデータ再構
築部20へ転送する。次に、読み出しデータ再構築部2
0は前記分割ファイル情報を基に、ファイルから読み出
した画像データを再構築(元の順序に復元)する。この
ようにして再構築された画像データは、例えば、送信部
7へ転送し、送信部7から要求のあったビデオ端末装置
へ送信する。
【0074】一方、読み出しデータ再構築部20では、
前記のようにして画像データの再構築が完了すると、読
み出しデータサイズを加算し(最初は0)、その加算値
を内部のメモリに格納する。そして、読み出しデータ再
構築部20は、前記分割ファイル情報を基に、実際の書
き込みサイズまでデータを読み出したか否かを判断す
る。その結果、実際のサイズまで読み出していない場合
は、再び前記の処理を繰り返して行う。すなわち、該当
するファイルから実際の書き込みサイズまで連続的にデ
ータの読み出しを行う。
【0075】このようにして、実際の書き込みサイズま
で画像データを読み出したら、読み出しデータ再構築部
20は、そのファイルを読み出し終了としてクローズす
る。そして、全てのファイルからデータを読み出したか
否かを判断し、全てのファイルからの読み出しが終了し
ていない場合は、ファイルを更新し、該ファイルをオー
プンして前記の処理を繰り返して行う。
【0076】以上の処理により、データ中の各部分だけ
では意味を持たず、一連のデータストリームとして処理
されて意味のある処理が行えるようなデータを、複数の
ファイルに跨がり連続的に分割して書き込むことで保存
データを作成する際、画像データが連続的に入力して
も、データを取りこぼすことなく、効率的に書き込み処
理が行える。また、保存データから読み出したデータの
再構築が確実に、かつ効率的に行える。
【0077】§3:保存用データ分割書き込み処理の説
明・・・図4参照 図4は保存データ書き込み処理フローチャートである。
以下、図4に基づいて保存データ書き込み処理を説明す
る。なお、S11〜S19は各処理ステップを示す。こ
の処理は、ビデオ再生装置1で再生した画像データを画
像圧縮装置2により圧縮処理し、連続的に画像データ自
動送出装置3へ転送する場合の処理である。
【0078】この場合、画像データ自動送出装置3で
は、受信部8が前記圧縮画像データを受信した後、順次
保存データ用ファイル部15への書き込み処理を行う。
先ず、CPU5の指示に基づいて書き込みデータ振り分
け部19は、記憶媒体情報格納部16に格納されている
記憶媒体情報を読み出す(S11)。そして、書き込み
データ振り分け部19は前記記憶媒体情報から最初のフ
ァイル(例えば、ファイル1)を選択し、そのファイル
をオープンする(S12)。
【0079】その後、書き込みデータ振り分け部19は
受信部8が受信した画像データが有るか否かを判断し
(S13)、受信した画像データがなければ処理を終了
するが、受信した画像データが有れば、受信した画像デ
ータを該当するファイル(最初はファイル1)へ振り分
け、ファイル制御部21を介して保存データ用ファイル
部15へ転送する。そして、保存データ用ファイル部1
5では、該当するファイルに前記画像データを書き込む
(S14)。
【0080】この時、書き込みデータ振り分け部19
は、前記書き込んだ画像データのサイズ(データ長)を
加算し(最初は0)、その加算データ(画像データのデ
ータサイズ)を内部のメモリに格納する(S15)。そ
して、書き込みデータ振り分け部19は、記憶媒体情報
を基に、前記メモリに格納したデータサイズが、前記画
像データを書き込んだファイルの最大書き込みサイズま
で書き込んだか否かを判断する(S16)。
【0081】その結果、ファイルの最大書き込みサイズ
まで書き込んでいない場合には、再び、前記S13の処
理から繰り返して行う。このようにして、1つのファイ
ル(最初はファイル1)の最大書き込みサイズまで画像
データを書き込んだら、書き込みデータ振り分け部19
は分割ファイル情報格納部17に、分割ファイル情報を
格納し、そのファイルをクローズする(S17)。
【0082】この場合の分割ファイル情報は、ファイル
名、実際の書き込みサイズ、書き込み順序等である。ま
た、書き込みデータ振り分け部19は1つのファイルへ
の書き込みが終了すると、CPU5へ書き込み終了通知
を送る。
【0083】次に、書き込みデータ振り分け部19は、
全ファイルへの書き込みが終了したか否か(保存データ
用ファイル部全てにデータが書き込まれたか否か)を判
断し(S18)、全ファイルへの書き込みが終了してい
れば処理を終了するが、全ファイルへの書き込みが終了
していなければ、ファイルを更新し(別のファイル名に
し)(S19)、前記S13の処理から繰り返して行
う。
【0084】§4:保存データ読み出し/送信処理(保
存データ書き込み終了後)の説明・・・図5参照 図5は保存データ読み出し/送信処理フローチャート1
(保存データ書き込み終了後)である。以下、図5に基
づいて保存データ読み出し/送信処理(保存データ書き
込み終了後)を説明する。なお、S21〜S28は各処
理ステップを示す。保存データ用ファイル部15への画
像データ書き込み処理終了後、保存データ用ファイル部
15から分割データを読み出し、ビデオ端末装置10へ
送信する処理は次の通りである。
【0085】先ず、CPU5の指示により保存データ用
ファイル部15からの分割データの読み出し処理が開始
されると、読み出しデータ再構築部20は、分割ファイ
ル情報格納部17から分割ファイル情報を読み出す(S
21)。そして、読み出しデータ再構築部20は前記分
割ファイル情報を基に、最初のファイルを選択し、該フ
ァイルをオープンする(S22)。
【0086】そして、保存データ用ファイル部15の該
当するファイルから読み出した画像データは、ファイル
制御部21を介して読み出しデータ再構築部20へ転送
される。読み出しデータ再構築部20は前記分割ファイ
ル情報を基に、ファイルから読み出したデータを再構築
(分割された圧縮画像データを元の順序に復元する)
し、送信部7へ転送する。送信部7は前記データを受け
取ると、そのデータ(圧縮画像データ)を要求のあった
ビデオ端末装置10へ送信する(S23)。
【0087】ビデオ端末装置10では、画像データ自動
送出装置3から送信された画像データを受信すると、画
像伸長装置12により伸長し、元の画像データを復元す
る。その後、復元された画像データはディスプレイ装置
11へ転送され、画面に画像が表示される。
【0088】一方、読み出しデータ再構築部20では、
前記のようにして送信部7へ画像を転送した後、読み出
しデータサイズを加算し(最初は0)、その加算値を内
部のメモリに格納する(S24)。そして、読み出しデ
ータ再構築部20は、前記分割ファイル情報を基に、実
際の書き込みサイズまでデータを読み出したか否かを判
断する(S25)。その結果、実際のサイズまで読み出
していない場合は、再び前記S23の処理から繰り返し
て行う。すなわち、該当するファイルから実際の書き込
みサイズまで連続的にデータの読み出しを行う。
【0089】このようにして、実際の書き込みサイズま
で画像データを読み出したら、読み出しデータ再構築部
20は、そのファイルを読み出し終了としてクローズす
る(S26)。そして、全てのファイルからデータを読
み出したか否かを判断し(S27)、全てのファイルか
らの読み出しが終了していない場合は、ファイルを更新
し(別のファイルに切り換えて)、該ファイルをオープ
ンし(S28)、前記S23の処理から繰り返して行
う。
【0090】§5:保存データ読み出し/送信処理フロ
ーチャート2(保存データ書き込み中)の説明・・・図
6参照 図6は保存データ読み出し/送信処理フローチャート2
(保存データ書き込み中)である。以下、図6に基づい
て、保存データ読み出し/送信処理(保存データ書き込
み中)を説明する。なお、S31〜S37は各処理ステ
ップを示す。この処理は、保存データ用ファイル部15
への書き込み処理中に、書き込み終了したファイルから
順次画像データを読み出し、ビテオ端末装置10へ送信
する場合の処理例である。
【0091】前記のようにして、画像圧縮装置2から圧
縮された画像データが連続的に出力され、その画像デー
タを保存データ用ファイル部15に順次書き込みを行っ
ている途中の任意のタイミングで、書き込み終了したフ
ァイルから順次画像データを読み出し、ビデオ端末装置
10へデータ送信する。
【0092】この場合、読み出しデータ再構築部20
は、CPU5の指示により分割データの読み出し処理が
開始されると、書き込みデータ振り分け部19からのデ
ータ書き込み終了通知があったか否かを判断する(S3
1)。この場合、データ書き込み終了通知は書き込みデ
ータ振り分け部19からCPU5へ送られるので、読み
出しデータ再構築部20は、CPU5からの情報により
データ書き込み終了通知があったか否かを判断する。
【0093】その結果、データ書き込み終了通知がなけ
ればそのまま待機し、データ書き込み終了通知がある
と、そのファイルからのデータの読み出しを開始する。
この時、先ず、読み出しデータ再構築部20は分割ファ
イル情報格納部17から分割ファイル情報を読み出し、
該当するファイルをオープンする(S32)。
【0094】そして、保存データ用ファイル部15の該
当するファイルから読み出した画像データは、ファイル
制御部21を介して読み出しデータ再構築部20へ転送
される(S33)。読み出しデータ再構築部20は前記
分割ファイル情報を基に、ファイルから読み出したデー
タを再構築(分割された圧縮画像データを元の順序に復
元)し、送信部7へ転送する。送信部7は前記データを
受け取ると、そのデータ(圧縮画像データ)をビデオ端
末装置10へ送信する(S34)。
【0095】ビデオ端末装置10では、画像データ自動
送出装置3から送信された画像データを受信すると、画
像伸長装置12により伸長し、元の画像データを復元す
る。その後、復元された画像データはディスプレイ装置
11へ転送され、画面に画像が表示される。
【0096】一方、読み出しデータ再構築部20では、
前記のようにして送信部7へ画像を転送した後、読み出
しデータサイズを加算し(最初は0)、その加算値を内
部のメモリに格納する(S35)。そして、読み出しデ
ータ再構築部20は、前記分割ファイル情報を基に、実
際の書き込みサイズまでデータを読み出したか否かを判
断する(S36)。その結果、実際のサイズまで読み出
していない場合は、再び前記S33の処理から繰り返し
て行う。すなわち、該当するファイルから実際の書き込
みサイズまで連続的にデータの読み出しを行う。
【0097】このようにして、実際の書き込みサイズま
で画像データを読み出したら、読み出しデータ再構築部
20は、そのファイルを読み出し終了としてクローズす
る(S37)。そして、再び前記S31の処理から繰り
返して行う。
【0098】(実施の形態2の説明) §1:システム構成の説明・・・図7参照 図7はシステム構成図2である。この例は、前記画像デ
ータ自動送出装置3にパーソナルコンピュータ(以下
「パソコン」と記す)25を接続し、前記パソコン
(P.C)25により、ファイルA、B・・・Mに画像
データを複写(コピー)する例である。なお、前記ファ
イルA、B・・・Mは、パソコン25に接続され、該パ
ソコン25により書き込み/読み出しできるもの(磁気
ディスク装置)である。
【0099】この場合、画像データ自動送出装置3に
は、CPU5、記憶媒体情報格納部16、分割ファイル
情報格納部17、複写制御部26、受信部8、書き込み
データ振り分け部19、読み出しデータ再構築部20、
ファイル制御部21等が設けてあり、前記ファイル制御
部21には保存データ用ファイル部15が接続されてい
る。また、前記複写制御部26にはパソコン(P.C)
25が接続され、前記パソコン25にはファイルA、B
・・・Mが設けてある。
【0100】前記複写制御部26はCPU5の指示によ
りパソコン25へ複写データを送出(送信)する制御を
行うものである。また、パソコン25は、複写制御部2
6から転送された画像データを受信し、前記受信データ
を該パソコン25に設けたファイルA〜Mに格納(書き
込み)する処理を行うものである。なお、他の構成は図
2に示した装置と同じである。
【0101】§2:保存データ複写処理(保存データ書
き込み終了後)の説明・・・図8参照 図8は保存データ複写処理フローチャート1(保存デー
タ書き込み終了後)である。以下、図8に基づいて保存
データ複写処理(保存データ書き込み終了後)を説明す
る。なお、S41〜S48は各処理ステップを示す。
【0102】先ず、CPU5の指示により分割データの
読み出し処理が開始されると、読み出しデータ再構築部
20は、分割ファイル情報格納部17から分割ファイル
情報を読み出す(S41)。そして、読み出しデータ再
構築部20は前記分割ファイル情報を基に、最初のファ
イルを選択し、該ファイルをオープンする(S42)。
【0103】そして、保存データ用ファイル部15の該
当するファイルから読み出した画像データは、ファイル
制御部21を介して読み出しデータ再構築部20へ転送
される。読み出しデータ再構築部20は前記分割ファイ
ル情報を基に、ファイルから読み出したデータを再構築
(元の順番に復元)し、複写制御部26へ転送する。複
写制御部26は前記画像データを受け取ると、その画像
データ(圧縮画像データ)をパソコン25へ転送(送
信)する(S43)。
【0104】パソコン25では、画像データ自動送出装
置3から転送された画像データを受信すると、その画像
データを複写データ用ファイルへ複写する。一方、読み
出しデータ再構築部20では、前記のようにして複写制
御部26へ画像データを転送した後、読み出しデータサ
イズを加算し(最初は0)、その加算値を内部のメモリ
に格納する(S44)。
【0105】そして、読み出しデータ再構築部20は、
前記分割ファイル情報を基に、実際の書き込みサイズま
でデータを読み出したか否かを判断する(S45)。そ
の結果、実際のサイズまで読み出していない場合は、再
び前記S43の処理から繰り返して行う。すなわち、該
当するファイルから実際の書き込みサイズまで連続的に
データの読み出しを行う。
【0106】このようにして、実際の書き込みサイズま
で画像データを読み出したら、読み出しデータ再構築部
20は、そのファイルを読み出し終了としてクローズす
る(S46)。そして、全てのファイルからデータを読
み出したか否かを判断し(S47)、全てのファイルか
らの読み出しが終了していない場合は、ファイルを更新
し(別のファイルに切り換えて)、該ファイルをオープ
ンし(S48)、前記S23の処理から繰り返して行
う。
【0107】§3:保存データ複写処理(保存データ書
き込み中)の説明・・・図9参照 図9は保存データ複写処理フローチャート2(保存デー
タ書き込み中)である。以下、図9に基づいて保存デー
タ複写処理(保存データ書き込み中)を説明する。な
お、S51〜S57は各処理ステップを示す。
【0108】この処理は画像圧縮装置2から出力される
画像データを連続的に保存データ用ファイル部15への
書き込む途中で、書き込み終了したファイルから別のフ
ァイルへ保存データを複写する処理である。この場合、
保存データ用ファイル部15への画像データの書き込み
処理は前記と同様にして行う。
【0109】先ず、読み出しデータ再構築部20は、C
PU5からの情報によりデータ書き込み終了通知がある
か否かを判断し(S51)、前記通知がなければそのま
ま待機する。そして、データ書き込み通知があると、読
み出しデータ再構築部20は、分割ファイル情報格納部
17から分割ファイル情報を読み出し、書き込み終了し
たファイルをオープンする(S52)。
【0110】次に、ファイル制御部21は、CPU5の
指示により保存データ用ファイル部15の書き込み終了
したファイルから画像データを読み出し、読み出しデー
タ再構築部20へ転送する(S53)。読み出しデータ
再構築部20は、前記分割ファイル情報を基に、読み出
した画像データを再構築し、複写制御部26へ転送す
る。複写制御部26は前記画像データを受け取ると、そ
の画像データをパソコン25へ転送する。
【0111】パソコン25は、複写制御部26から転送
された画像データを受け取ると、その画像データを複写
データ用ファイルに複写する(S54)。一方、読み出
しデータ再構築部20は、前記読み出しデータ再構処理
終了後、読み出しデータサイズを加算し(最初は0)、
その加算値を内部のメモリに格納する(S55)。
【0112】そして読み出しデータ再構築部20は、前
記分割ファイル情報を基に、実際の書き込みサイズまで
画像データを読み出したか否かを判断し(S56)、実
際の書き込みサイズまで画像データを読み出していなけ
れば、前記S53の処理から繰り返して行う。
【0113】以上のようにして実際の書き込みサイズま
で画像データを読み出したら、読み出しデータ再構築部
20は読み出し終了したファイルをクローズし(S5
7)、前記S51の処理から繰り返して行う。
【0114】(実施の形態3の説明) §1:システム構成の説明・・・図10参照 図10はシステム構成図3である。このシステムは、ビ
デオ再生装置1と、画像圧縮装置2と、画像データ自動
送出装置3と、前記画像データ自動送出装置3に対して
通信回線を介して接続された複数のビデオ端末装置10
−1、10−2、・・・10−nで構成されたシステム
である。
【0115】そして、前記画像データ自動送出装置3に
は、CPU5、記憶媒体情報格納部16、分割ファイル
情報格納部17、データ分配送信部27、受信部8、書
き込みデータ振り分け部19、読み出しデータ再構築部
20、ファイル制御部21等が設けてあり、前記ファイ
ル制御部21には保存データ用ファイル部15が接続さ
れている。
【0116】前記データ分配送信部27は、各ビデオ端
末装置10−1、10−2、・・・10−nへの出力デ
ータ(圧縮画像データ)の分配制御を行うものである。
また、前記ビデオ端末装置10−1、10−2、・・・
10−nはそれぞれ図2に示したビデオ端末装置10と
同じものであり、それぞれデータ伸長装置12、ディス
プレイ装置11等が設けてある。なお、他の構成は図2
のシステムと同じである。
【0117】§2:保存データ読み出し/分配送信処理
(保存データ書き込み終了後)の説明・・・図11参照 図11は保存データ読み出し/分配送信処理フローチャ
ート1(保存データ書き込み終了後)である。以下、図
11に基づいて保存データ読み出し/分配送信処理(保
存データ書き込み終了後)を説明する。なお、S61〜
S68は各処理ステップを示す。
【0118】先ず、CPU5の指示により分割データの
読み出し処理が開始されると、読み出しデータ再構築部
20は、分割ファイル情報格納部17から分割ファイル
情報を読み出す(S61)。そして、読み出しデータ再
構築部20は前記分割ファイル情報を基に、最初のファ
イルを選択し、該ファイルをオープンする(S62)。
【0119】そして、保存データ用ファイル部15の該
当するファイルから読み出した画像データは、ファイル
制御部21を介して読み出しデータ再構築部20へ転送
される。読み出しデータ再構築部20は前記分割ファイ
ル情報を基に、ファイルから読み出したデータを再構築
し、データ分配送信部27へ転送する。データ分配送信
部27は前記データを受け取ると、その画像データ(圧
縮画像データ)を要求のあったビデオ端末装置へ送信す
る(S63)。
【0120】この場合、例えば、ビデオ端末装置10−
1と10−2から要求があれば、データ分配送信部27
は、前記2つのビデオ端末装置10−1と10−2へ画
像データを分配送信する。画像データ自動送出装置3か
ら送信された画像データを受信したビデオ端末装置で
は、その画像データをデータ伸長装置12により伸長
し、ディスプレイ装置11の画面に画像を表示する。
【0121】一方、読み出しデータ再構築部20では、
前記のようにして送信部7へ画像を転送した後、読み出
しデータサイズを加算し(最初は0)、その加算値を内
部のメモリに格納する(S64)。そして、読み出しデ
ータ再構築部20は、前記分割ファイル情報を基に、実
際の書き込みサイズまでデータを読み出したか否かを判
断する(S65)。
【0122】その結果、実際のサイズまで読み出してい
ない場合は、再び前記S63の処理から繰り返して行
う。すなわち、該当するファイルから実際の書き込みサ
イズまで連続的にデータの読み出しを行う。このように
して、実際の書き込みサイズまで画像データを読み出し
たら、読み出しデータ再構築部20は、そのファイルを
読み出し終了としてクローズする(S66)。
【0123】そして、全てのファイルからデータを読み
出したか否かを判断し(S67)、全てのファイルから
の読み出しが終了していない場合は、ファイルを更新し
(別のファイルに切り換えて)、該ファイルをオープン
し(S68)、前記S63の処理から繰り返して行う。
【0124】§3:保存データ読み出し/分配送信処理
(保存データ書き込み中)の説明・・・図12参照 図12は保存データ読み出し/分配送信処理フローチャ
ート2(保存データ書き込み中)である。以下、図12
に基づいて保存データ読み出し/分配送信処理(保存デ
ータ書き込み中)を説明する。なお、S71〜S77は
各処理ステップを示す。
【0125】この処理は画像圧縮装置2から転送された
画像データを連続的に保存データ用ファイル部15へ書
き込むと共に、前記書き込み途中において、書き込み終
了したファイルから保存データを読み出し、そのデータ
を複数のビデオ端末装置へ分配する例である。この場
合、保存データ用ファイル部15への画像データの書き
込み処理は前記と同様にして行う。
【0126】先ず、読み出しデータ再構築部20は、C
PU5からの情報によりデータ書き込み終了通知がある
か否かを判断し(S71)、前記通知がなければそのま
ま待機する。そして、データ書き込み通知があると、読
み出しデータ再構築部20は、分割ファイル情報格納部
17から分割ファイル情報を読み出し、書き込み終了し
たファイルをオープンする(S72)。
【0127】次に、ファイル制御部21は、CPU5の
指示により保存データ用ファイル部15の書き込み終了
したファイルから画像データを読み出し、読み出しデー
タ再構築部20へ転送する(S73)。読み出しデータ
再構築部20は、前記分割ファイル情報を基に、読み出
した画像データを再構築し、データ分配送信部27へ転
送する。データ分配送信部27は前記画像データを受け
取ると、その画像データを要求のあったビデオ端末装置
へ分配送信する。
【0128】前記画像データ自動送出装置3から送信さ
れた画像データを受信したビデオ端末装置では、データ
伸長装置12により受信した画像データを伸長し、その
画像データをディスプレイ装置11の画面に画像として
表示する(S74)。一方、読み出しデータ再構築部2
0は、前記読み出しデータ再構築処理終了後、読み出し
データサイズを加算し(最初は0)、その加算値を内部
のメモリに格納する(S75)。
【0129】そして読み出しデータ再構築部20は、前
記分割ファイル情報を基に、実際の書き込みサイズまで
画像データを読み出したか否かを判断し(S76)、実
際の書き込みサイズまで画像データを読み出していなけ
れば、前記S73の処理から繰り返して行う。
【0130】以上のようにして実際の書き込みサイズま
で画像データを読み出したら、読み出しデータ再構築部
20は読み出し終了したファイルをクローズし(S7
7)、前記S71の処理から繰り返して行う。
【0131】(他の実施の形態)以上実施の形態につい
て説明したが、本発明は次のようにしても実施可能であ
る。
【0132】(1) :画像データ自動送出装置に限らず、
他の同様な画像データ制御装置に適用可能である。 (2) :保存データ用ファイル部は、磁気ディスク装置に
限らず、他の同様な装置、例えば、光磁気ディスク装置
等にも適用可能である。
【0133】(3) :保存データ用ファイル部の全てのフ
ァイル(全てのディスク)に圧縮画像データを書き込ん
だ後、一番最初の書き込んだ領域に上書きすることも可
能である。このようにして前記の処理を行えば、画像デ
ータの圧縮→ファイルへの分割書き込み→分割画像デー
タの読み出し→画像データの伸長→画像データの各種処
理(表示等)、からなる一連の処理を長時間にわたり連
続的に行うことが可能になる。
【0134】(4) :前記実施の形態で説明した画像デー
タに限らず、データ中の各部分だけでは意味を持たず、
一連のデータストリームとして処理されて意味をなす他
の同様なデータ、例えば、音声データ、文字データ等に
も同様に適用可能である。
【0135】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) :データ中の各部分だけでは意味を持たず、一連の
データストリームとして処理されて意味をなすデータが
連続して入力した場合、予め格納された記憶媒体情報を
基に、前記入力データを複数のファイルに振り分けなが
ら分割して書き込むことにより、データを取りこぼすこ
となく、かつ効率的に保存用データの書き込み処理が行
える。
【0136】(2) :保存用のデータをファイルに書き込
む際、分割ファイル情報をメモリに格納しておくことに
より、前記分割ファイル情報を利用して、保存データ用
ファイル部から読み出したデータの再構築(データを元
の順番に繋いで復元する処理)を確実、かつ効率的に行
うことができる。
【0137】(3) :記憶媒体情報を基に、連続的に生成
されるデータをリアルタイムで保存データ用ファイル部
へ書き込むことができる。従って、動データ等の大きな
サイズのデータの書き込み処理が低コストで、かつデー
タの取りこぼしもなく自動的に行うことができる。
【0138】(4) :データの書き込み時に分割ファイル
情報をメモリに格納しておくので、この分割ファイル情
報を利用すれば、長大なデータストリームの管理が容易
に行える。
【0139】(5) :保存用のデータをファイルに書き込
んている途中であっても、書き込み終了したファイルか
らのデータの読み出しが可能であり、データの書き込み
と読み出しを平行して行うことで、効率の良いデータの
制御を行うことが可能になる。
【0140】前記効果の外、各請求項に対応して次のよ
うな効果がある。 (6) :請求項1では、書き込みデータ振り分け部は、記
憶媒体情報格納部に格納されている記憶媒体情報を読み
出し、その記憶媒体情報を基に、前記入力データを前記
各ファイルへ自動的に振り分け、各ファイルの最大書き
込みサイズ以内で書き込み、分割して格納する制御を連
続的に行うことができる。
【0141】このようにすれば、データ中の各部分だけ
では意味を持たず、一連のデータストリームとして処理
されて意味をなす大量のデータを、取りこぼすことな
く、効率的に保存データ用ファイル部へ書き込むことが
可能になる。
【0142】(7) :請求項2では、分割ファイル情報格
納手段は、データを各ファイルに振り分け、分割して格
納する際、各ファイルのファイル名、実際の書き込みサ
イズ、及び書き込み順序を含む分割ファイル情報を分割
ファイル情報格納部に格納する。そして、この分割ファ
イル情報を、読み出し時のデータ再構築用として利用す
ることができる。
【0143】このようにすれば、前記分割ファイル情報
を利用することで、保存データ用ファイル部から読み出
した際、データの再構築(元の順序に復元)が確実に、
かつ効率的に行える。
【0144】(8) :請求項3では、主制御部の指示によ
り保存データ用ファイル部から分割されたデータを読み
出す際、前記読み出しデータ再構築部は、分割ファイル
情報格納部の分割ファイル情報を基に、前記各ファイル
に格納されている分割データを読み出し、元のデータを
再構築する制御を行うことができる。
【0145】このようにすれば、前記分割ファイル情報
には、データの書き込み順序等が含まれているのでこの
情報を利用すれば、保存データ用ファイル部から読み出
したデータの再構築が確実に、かつ効率的に行える。ま
た、保存用のデータをファイルに書き込んでいる途中で
あっても、書き込み終了したファイルからのデータの読
み出しが可能であり、データの書き込みと読み出しを平
行して行うことで、効率の良いデータの制御を行うこと
が可能になる。
【0146】(9) :請求項4では、主制御部の指示によ
り保存データ用ファイル部から分割されたデータを読み
出し、指示された端末装置へ送信する際、送信部は、読
み出しデータ再構築部が再構築したデータを、指示され
た端末装置へ送信する。
【0147】このようにすれば、保存データ用ファイル
部に保存されている分割データを利用して、要求のあっ
た端末装置へ効率的にデータを送信することができる。 (10):請求項5では、主制御部の指示により保存データ
用ファイル部から分割されたデータを読み出し、指示さ
れた他のファイルへ複写する際、複写制御部は読み出し
データ再構築部が再構築したデータを、指示された複写
用のファイルへ転送して複写する制御を行う。
【0148】このようにすれば、保存データ用ファイル
部に保存されている分割データを読み出して再構築しな
がら、別のファイルへ確実に、かつ効率良くデータを複
写することができる。
【0149】(11):請求項6では、主制御部の指示によ
り保存データ用ファイル部から分割されたデータを読み
出し、指示された複数の端末装置へ分配して送信する
際、データ分配送信部は読み出しデータ再構築部が再構
築したデータを、指示され複数の端末装置へ分配しなが
ら送信する制御を行う。
【0150】このようにすれば、保存データ用ファイル
部に保存されている分割データを利用して効率的に複数
の端末装置へデータを分配しながら送信することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施の形態におけるシステム構成図1である。
【図3】実施の形態におけるメモリ情報説明図である。
【図4】実施の形態における保存データ書き込み処理フ
ローチャートである。
【図5】実施の形態における保存データ読み出し/送信
処理フローチャート1(保存データ書き込み終了後)で
ある。
【図6】実施の形態における保存データ読み出し/送信
処理フローチャート2(保存データ書き込み中)であ
る。
【図7】実施の形態におけるシステム構成図2である。
【図8】実施の形態における保存データ複写処理フロー
チャート1(保存データ書き込み終了後)である。
【図9】実施の形態における保存データ複写処理フロー
チャート2(保存データ書き込み中)である。
【図10】実施の形態におけるシステム構成図3であ
る。
【図11】実施の形態における保存データ読み出し/分
配送信処理フローチャート1(保存データ書き込み終了
後)である。
【図12】実施の形態における保存データ読み出し/分
配送信処理フローチャート2(保存データ書き込み中)
である。
【図13】従来の装置構成図である。
【符号の説明】
1 ビデオ再生装置 2 画像圧縮装置 3 画像データ自動送出装置 5 CPU(中央演算処理装置) 5A 主制御部 7 送信部 8 受信部 10 ビデオ端末装置 11 ディスプレイ装置 12 画像伸長装置 15 保存データ用ファイル部 16 記憶媒体情報格納部 17 分割ファイル情報格納部 19 書き込みデータ振り分け部 20 読み出しデータ再構築部 21 ファイル制御部 26 複写制御部 27 データ分配送信部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ中の各部分だけでは意味を持たず、
    一連のデータストリームとして処理されて意味をなすデ
    ータを連続的に入力すると共に、前記データを保存する
    ための複数のファイルを備え、前記ファイルに対し、各
    ファイルの最大書き込みサイズを越える前記データを連
    続的に格納して保存するデータ制御装置であって、 前記各ファイルのファイル名、及び最大書き込みサイズ
    を含む記憶媒体情報を予め格納した記憶媒体情報格納部
    と、前記記憶媒体情報格納部の記憶媒体情報を基に、前
    記入力データを前記各ファイルへ振り分け、各ファイル
    の最大書き込みサイズ以内で書き込み、分割して格納す
    る制御を行う書き込みデータ振り分け部を備えているこ
    とを特徴としたデータ制御装置。
  2. 【請求項2】前記書き込みデータ振り分け部は、前記デ
    ータを各ファイルに振り分け、分割して格納する際、各
    ファイルのファイル名、実際の書き込みサイズ、及び書
    き込み順序を含む分割ファイル情報をメモリに格納する
    分割ファイル情報格納手段を備えていることを特徴とし
    た請求項1記載のデータ制御装置。
  3. 【請求項3】前記分割ファイル情報格納手段が格納した
    分割ファイル情報を基に、前記各ファイルに格納されて
    いる分割データを読み出し、元のデータを再構築する制
    御を行う読み出しデータ再構築部を備えていることを特
    徴とした請求項2記載のデータ制御装置。
  4. 【請求項4】前記読み出しデータ再構築部が再構築した
    データを、指示され端末装置へ送信する送信部を備えて
    いることを特徴とした請求項3記載のデータ制御装置。
  5. 【請求項5】前記読み出しデータ再構築部が再構築した
    データを、他の装置のファイルへ転送して複写する制御
    を行う複写制御部を備えていることを特徴とした請求項
    3記載のデータ制御装置。
  6. 【請求項6】前記読み出しデータ再構築部が再構築した
    データを、指示され複数の端末装置へ分配しながら送信
    するデータ分配送信部を備えていることを特徴とした請
    求項3記載のデータ制御装置。
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